こんにちは!餅月です。
『黒執事』最新話第204話「その執事、逸走」Gファンタジ―2023年10月号の考察をしていきたいと思います。
「逸走」意味:本来の道筋からそれて走ること。
祝黒執事17周年!
今月で黒執事は17周年を迎えました!
本当におめでとうございますーーー!🎉🎉これからも黒執事の物語の行く末をビビり散らかしながらも全力で楽しみにしています。
#黒執事 今月で17周年を迎えました!
— 枢やな_Staff (@toboso_official) September 15, 2023
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これからも黒執事を末長く楽しんでいただけるよう、健康第一でお仕事頑張ります【枢】
前回のお話では殺されているジニーとおびただしい量の臓器を見つけたF.O.L児童養護院の子供達とフィニアン一行。
第204話ではF.O.L児童養護院施設の詳細が遂に言葉で明らかになりました!
新たに分かったことや回収された伏線、新たな疑問点の浮上など本当に濃縮された物語でした。
全部ひっくり返ったし、この限られたページ数の中でこれだけ体力で細かい伏線と疑問点を張り巡らせられる黒執事は本当に凄い…来月は更に胃がキリキリする展開待った無しだーーーうわぁぁぁ
— 餅月 (@mochimochimoon3) September 14, 2023
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さあ、それでは今回も順番に考察を進めていきたいと思います。
前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
www.under-taker.com
第203話:初見読みライブ配信
第203話の初見読みライブ配信はこちらです。
毎月18日のGファンタジー発売日に、
YouTubeLiveにて初見読み&考察のリアルタイムライブ配信を行っています。
※18日が土日の場合は発売日が今回の様に金曜日に前倒しになります。
よろしければ高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります!(^^)!
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- あらすじ:黒執事第204話「その執事、逸走」Gファンタジー2023年10月号
- 第204話:回収された重要伏線箇所
- 第204話:新たに張られた重要伏線箇所
- 枢先生の巻末コメント
- 葬儀屋ヲタの叫び(感想)
- 考察
- F.O.L児童養護院施設は、お星さま方へ適性な「きらめき」を捧げるために作られた施設
- レイラは女の子ではなく男の子であり、主人格がアルの方である可能性が浮上
- 適性を完全に一致させる方法はまだ確立されていない
- 心身がお星さまに近づけば、きらめきもより適性なものとなる
- ドール:カノープス様説/ジニーはドールの蘇生の為に殺されていた
- フィニ&スネーク組が、ドールの蘇生現場を目撃
- 4つのクラスに添えられた花の意味
- ポラリス様の正体は誰?
- 離脱組の死神orジョーカー登場間近か!?
- まとめ
あらすじ:黒執事第204話「その執事、逸走」Gファンタジー2023年10月号
※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。
扉絵:ハロウィン仕様のフィニとスネーク
SPOOKY!&CREEPY!
自分が殺されると知ったテオ…。
・次に巣立つのはポメラニアンクラスのテオだという女性職員。
・職員は最近入ってきた候補生は皆適性が低いと嘆く
・子供たちの食べ物や衣類を全て適合させる理由は、お星さま方へ適正なきらめきを捧げるためだと言及する。
・「いくらあの方達が我々より高度な技術を持つと言っても、まだ適性を完全に一致させる方法は確立されていない。だからこそこの施設では全てをよりお星さまに近づけられるよう徹底している。心身がお星さまに近づけばきらめきもより適正なものとなる。」
・施設には数種類の血液のストックがあり、カノープスも在庫があった
・施設職員は「今回は長引いてますね。」という。それに対し別の職員は「でもこのきらめきで持ち直すでしょう。そのために急いでジニーに巣立ちの日を迎えさせたんだから」という。
・何とかしなくてはと焦る子供達。テオは棚の臓器を取って新聞社に持ち込むことを提案する。
・地下通路なら外に通じる逃げ道があるかもとフィニは言い、スネークが「安心する匂いがする」と言った方へ向かう子供達
・その先には輸血を受けているドールがいた
扉の先に待っていたのは希望ではなく‥‥‥。
第204話終了ーー
前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
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第204話:回収された重要伏線箇所
・F.O.L児童養護院施設は、お星さま方へ適性な「きらめき」を捧げるために作られた施設
・適性を完全に一致させる方法はまだ確立されていない
・心身がお星さまに近づけば、きらめきもより適性なものとなる→考察的中◎!
・ドールはカノープス様の可能性が浮上
・ジニーはドールの蘇生の為に殺されていた→考察的中◎!
・スネークたちは、ドールがジニーを使い蘇生を受ける瞬間と鉢合わせになる可能性がある→考察的中◎!
第204話:新たに張られた重要伏線箇所
・レイラは女の子ではなく男の子であり、主人格がアルの方である可能性が浮上
・4つのクラスに添えられた花の意味
枢先生の巻末コメント
イベント「ツイステFes.」でキャラクターの3Dライブを見て号泣。すごい技術でした‥‥‥。」
葬儀屋ヲタの叫び(感想)
文字通り胃がキリキリ展開‥!
遂に施設の正体が明らかになりました。
やはり黒執事の伏線はとんでもないと改めて思わされるそんなすごい回でした。
綺麗にミスリードにハマったり、逆に新たなトンデモ伏線が張られたり、本当に盛り沢山の回でした。
それでは順番に考察を進めていきたいと思います。
考察
重要な考察内容については別途個別記事を製作し記事をリンク付けをさせて頂く形でブログを書かせて頂きます!
F.O.L児童養護院施設は、お星さま方へ適性な「きらめき」を捧げるために作られた施設
当ブログでは、F.O.L児童養護院は兄シエルの為の輸血供給施設ではないかと考察してきました。
しかし実際はこれより幅広く、兄シエルのみならずスフィア・ミュージックホールのお星さま方の為により適性に特化した血液を製造するための施設であったことが明らかになりました。
F.O.L児童養護院がシリウス専用の施設であると考えていたのには理由がありました。
それはフィニ・スネークたちがこの施設への潜入を試みた際、血液に適性が無かったという理由から門前払いをくらいかけたからです。このことから当ブログでは血液型を絞った施設である可能性があると考察を進めてきました。
しかし、実際はよりシンプルで、
4つのクラス=血液型での分別でした。
シリウス=ポメラニアンクラス=兄シエル(と坊っちゃん)
カノープス=コーギークラス=ドール(※仮)
ベガ=コリークラス=レイラ(主人格アルの可能性有)
ポラリス=マスティフクラス=ジョーカー(※仮)(ジョーカー・ドール・ケルヴィンで三連星の可能性有)
では何故、フィニとスネークたちは血液検査で適性が無いと判断されたのでしょうか?
それは、クラス毎に血液型と性別が適合している必要があったからだと考えられます。
この考察の詳細は、下記記事にまとめてあります!↓
またこの記事ではフィニアンとスネークの血液型についても考察してるので、是非読んでみてください!
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レイラは女の子ではなく男の子であり、主人格がアルの方である可能性が浮上
F.O.L児童養護院での血液型と性別の関係性に繋がってくるのですが、
この新たに張られた伏線を紐解いてみると、どうやらレイラにも大きな秘密が隠されていそうな予感です。
二重人格であることが判明した。レイラ。
自分の中野別人格を呼んだように見えたレイラですが、果たして主人格はどちらなのでしょうか??もしかしてレイラの性別って…
看護婦レイラちゃん、○○○○○説浮上。
— 餅月 (@mochimochimoon3) September 14, 2023
○○○○○と○○○は、「レイラ」ではなく「アル」の方である可能性について…!だとしたらすっごいことになるぞぉぉぉ!?
※最新話の内容に触れています!未読の方注意!#黒執事考察 https://t.co/9pmyYqjvGf
この考察の詳細は、下記記事にまとめてあります!↓
www.under-taker.com
適性を完全に一致させる方法はまだ確立されていない
こちら考察が的中◎しました!
人間はおろか、悪魔や死神派遣協会さえ出し抜けるような蘇生クオリティに成長しつつある葬儀屋サイド。
しかし彼らのビザールドールはまだ輸血が絶たれれば死者に戻ってしまう一時的な存在でしかありません。
逆に言えば、葬儀屋達がこの技術を本当に完成させてしまえば、世界の定理をひっくり返すことになります。
それは人間界のみならず、死神派遣協会にとっても脅威です。
なので黒執事は、今後葬儀屋達VS坊ちゃん、死神派遣協会で下記内容の開発速度スピード勝負になると思われます。
・死者蘇生技術を完成させる前に坊ちゃん達&死神派遣協会が葬儀屋達の阻止に成功する
・葬儀屋達が逃げ切り、死者蘇生の技術を完成させる
伝わるかわかりませんが、
ソ連とアメリカの宇宙開発競争みたいになるような気がします。
ja.wikipedia.org
以前Twitterで言及させて頂いたのですが、兄シエル達は将来的に死者蘇生の技術を医療行為の様な形でビジネスとして確立するつもりである可能性があります。
兄シエル自身が自分が死者であることを公表し、堂々とそれをビジネスにする…。
「その時」こそが、葬儀屋達が適性の一致に成功し、完全な死者蘇生技術を大成する時であると考えられます。
兄シエルと葬儀屋が原作内であまりにも堂々と帰還した理由。もしかしたら彼らは「将来、輸血と死者蘇生技術の融合により『死』を克服できる病」であると定義した上で兄の正体を明かし、自分達が持つ死者蘇生をビジネスとして大成することで生者と死者が共存出来る世界を作ろうとしてるのかもしれないな
— 餅月 (@mochimochimoon3) June 26, 2023
詳しくは下記記事で言及しています。↓
Coming soon....
心身がお星さまに近づけば、きらめきもより適性なものとなる
こちら的中◎しました!
これは分かりやすい伏線を張ってもらえていたのでとても分かりやすく描いてもらっていたように感じます。
※兄シエルの模倣、という形で大変丁寧に伏線を書いてもらっていた為、F.O.L児童養護院編の第1話の時点で考察が可能でした。
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つまり、このクラス毎の差や、プログラムとして何を重視しているかなどを見ればお星さまの人格構成に関わった環境や性質が多少わかる可能性があります。
それを鑑みると、やっぱり男の子で構成されているベガ様って‥‥
ドール:カノープス様説/ジニーはドールの蘇生の為に殺されていた
恐ろしくて目を背けていた説だったのですが、
ジニーの急な巣立ちとドールの体調悪化はやはり関係性がありました‥‥。
当時私はドールはお星さまではあるとは思ってはいたものの、ジョーカー(ポラリス様仮)との関係性からポラリス様と思っていたり、諸々過去の考察はずれている部分があります。
しかし、たしかにカノープス様がドールだとすればしっくりきますね‥!
表向きはスフィア・ミュージックホールとは関係が無いはずの施設F.O.L児童養護院とドール。
それなのに、地下深くで再会を果たしたドールはシリウス様である兄シエル同様、スフィア・ミュージックホールの神話の様な衣装を身にまとっていました。
そして兄シエルの時には手のみしか描かれていなかった、ビザールドール化した際の血管が浮き出た様子も鮮明に描かれました。
スフィア・ミュージックホールでヴァイオレットに兄シエルが手を差し伸べた時もそっくりの手でした。
きっとあの時、兄シエルもまたこんな状態だったのでしょうね。
ただ仮にドールが本当にカノープス様であった場合、まだ解くことが出来ない疑問点もいくつか残ります。
疑問点1:カノープス候補だったジェーンは?
しかしドールがカノープス様だった場合、新たな疑問点が残ります。
それはヒースフィールド男爵邸にいたメイドジェーンです。
彼女は明らかに意味深な行動をしていますし、ただのモブにはとても思えません。
何より黒執事の表紙を飾っています。(グレルチャンでさえまだなのに)
またジェーンには他のビザールドールやお星さま同様「背後に居ても気配に気づかれない」という特徴を描かれています。
ビザールドールの共通点:気配に気づかない
ビザールドールの共通点として、背後に立たれてもその気配に気づくことが出来ないという点を挙げることが出来ます。
ビザールドールの共通点について、過去記事を少しご紹介させて頂きます。ビザールドールの共通点
<>
【考察】レイラの正体について/ベガ様とは、琴座のベガ(ラテン語でレイラ(織姫星))と、鷲座のアルタイル(彦星)からなる可能性について - 黒執事考察ブログより引用気配を感じないとはすなわちどのような意味なのでしょうか?
一番簡単に考えてしまえば、人間ではない、もしくは既に死んだ人物であるのかもしれません。その場合、私達読者が一番しっくりくるのはやはり葬儀屋(アンダーテイカー)によって作られたビザールドールではないでしょうか。
事実、ポラリス様は動くためには血液が必要なビザールドールであることがすでに明らかにされています。
またビザールドールであるポラリス様が悪魔であるセバスチャンとやりあえるほどの身体能力を持っていたことも、ジェーンとレイラの戦闘力と繋がってくるのではないでしょうか。
ちなみにですが、アグニもまた坊ちゃんの双子である兄シエルの存在に気を取られていたとはいえ刺されるまでポラリス様の気配に全く気付けていませんでした。ここもジェーンとレイラに共通できるポイントと言えます。使用人たちが気配に気付けないということが伏線であった場合、これはもしかするとお星さまである彼らが全員ビザールドールであることを示しているのかもしれません。
また、アグニに気づかれること無く近づいたお星さまのポラリス様は、輸血を必要とするビザールドールであることがすでに明らかになっています。
と考えると、ポラリス様(※ビザールドール確定)、レイラ(※ビザールドール確定)と同じく、
メイリンに気配を気づかれること無く近づくことが出来たヒースフィールド男爵邸のメイドジェーンもまた、ビザールドールである可能性が高くなったと言えるのかもしれません。
ここに蛇(ワーズワス※仮)が加わるとちょっと面白い絵になりますね笑笑
これを蛇に当てはめていいかは正直悩みどころなのですが…wいえ、ですがむしろ警戒している状態の蛇に気付かれないで背後から近づくということは、人間の背後を取るよりもずっと難しい事のような気がします。
この蛇もまた背後から掴まれた際に他の使用人たちと全く同じ表情()をしていることから、背後の気配に完全に気づくことが出来なかったことを共通点として挙げることが出来そうです。
ドールの死については、そもそもセバスチャンは嘘をつくことが出来ないので坊ちゃんにドール殺害を命じられた時点でドールの死亡は決定的であると感じます。
故にもし仮にドールが再登場する場合はドールがビザールドールであることは個人的には疑いようがないと感じています。
しかしそれでもこの「背後から近づいても気づかれない」というビザールドールの共通点が描かれたことは、ドール=ビザールドールのダメ押しの伏線として挙げること出来るのではないでしょうか。
これらは全てジェーンが登場するヒースフィールド男爵邸編が終わったにもかかわらず未だに未回収の伏線のままです。
このことから私は消去法としてジェーンがカノープス様説、ドールがポラリス様と同室説を考えていました。しかしドールがカノープス様だった場合、ジェーンは一体どのようなポジションになるのかがとても気になります。
ジェーンとビザールドールの考察については下記過去記事に詳しくまとめてあります。
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フィニ&スネーク組が、ドールの蘇生現場を目撃
ドールがジニーから輸血提供を元に死者蘇生の技術を受けている瞬間とフィニ&スネークたちが鉢合わせになる可能性がある、という考察も恐ろしいことに的中してしまいました。
しかもその現場には職員がいて、さらに言えばフィニたちの存在はバレていて、フィニたちは手元に臓器を持っていて、おまけにこの施設には職員の他に離脱組の死神がすぐ近くにいる可能性があります。
想像をはるかに超える最悪の状態です。
一体これはどうなってしまうのでしょうか‥‥。こちらは本当に全く予想が出来ません!
胃が、痛すぎるっ…!
過去考察した蘇生中のドールとフィニたちが鉢合わせる可能性について書いた記事は以下の通りです。
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4つのクラスに添えられた花の意味
次に子供たちのクラスに添えられた花について考察をしていきたいと思います。
黒執事では度々絵に花が添えられることがありますが、この花言葉や花そのものに考察的意味合いを含まれることが多々あります。
今回のお花にも何やら意味深なにおいがするため、ここに考察を残しておきたいと思います。
シリウス「白百合」:高貴、自尊心
シリウスであるポメラニアンクラスに添えられた花は白百合です。
白百合の花言葉は高貴、自尊心、威厳など。
またその他には1本の白百合には「死者に捧げる花」という意味合いもあります。
更に黒執事においては白百合は葬儀屋(アンダーテイカー)を象徴する花と言っても過言ではありません。
そんな白百合がまとわりつく様子は、ファントムハイヴ家への葬儀屋の執着を表しているようにさえ見えてしまいます。
ベガ「カンパニュラ」:別名命の花、葬儀屋の象徴花
ベガであるコリークラスに添えられた花はカンパニュラです。
カンパニュラの花言葉は感謝、誠実な愛、共感などがあります。
しかし今回重要と思われるのはこれらではなく、ギリシャ神話に基づく別名「命の花」に意味合いがあると思われます。
カンパニュラ
カンパニュラは別名、「命の花」といわれますが、それはギリシャ神話に出てくる逸話に基づいています。美しい精霊、カンパニュールは、オリンポスの果樹園の番人をしていました。ある日、神々に背いた兵士が果樹園に侵入し、カンパニュールは銀の鈴を鳴らして助けを呼びます。
でも、カンパニュールは兵士に命を奪われてしまいました。その死を悲しんだ花の女神フローラは、彼女を鐘の形をしたカンパニュラの花に変えたといわれます。
そんな悲しい神話があるので、守ってやれなかった命の花、カンパニュラと呼ばれるようになったのですね。
守れなかった命の花‥‥。
レイラの過去を示唆しているのでしょうか。また、守れなかったことに対する「後悔」の意味もあるそうです。
ただそれだけではなく、「恋人の不変の愛」の意味もあり、ベガとアル(アルタイル?)を内に秘めるレイラにはピッタリのように感じます。
ついでに、アルペンブルーのカンパニュラには「うるさい」という意味合いもあるとか…。
普段レイラをうるさく感じているアルと一致するように感じます。
悲しい印象のつよい花言葉ですが、それでも花言葉の本質は「仲直り」であるそうです。
レイラを疎ましく思いながらもいざという時はきちんと「痛いの全部ひきうけてやる」と言う、アルとレイラの関係性にぴったりのように感じました。
カノープス「白薔薇」:純潔を失い、死を望む。ドールの象徴花
白薔薇には様々な花言葉があります。
純粋、私は貴方にふさわしい、約束を守る、無邪気、等、優しい花言葉も存在します。
今回の絵には当てはまらないかもしれないのですが、折れた白薔薇には「純潔を失い、死を望む」といういかにもドールを体現しているような花言葉も存在します。
しかし最も強調して申し上げたいのは、
白薔薇はドールがサーカス団で綱渡りをしていた際に顔のやけどの跡を隠すためにつけていた飾り花であるという事です。
正しくドールを体現している花と言えるのではないでしょうか。
ポラリス「水仙」:うぬぼれ、自己愛、私の元へ帰って、報われぬ愛
ポラリスであるマスティフクラスに添えられた花は水仙です。
水仙の花言葉はうぬぼれ、自己愛、愛にこたえて、私の元へ帰って、報われぬ愛など。
これを見た時が一番ぞっとしたかもしれません。
花言葉を見れば見るほど、ケルヴィン男爵とジョーカーだと思いませんか?
うぬぼれ、自己愛は正しくファントムハイヴに陶酔したケルヴィン男爵を彷彿とさせます。
このナルシストな意味合いはナルキッソスの神話に基づくものであり、自分の美しさに見とれたナルキッソスが女神ネメシスにより変えられてしまった姿こそこの水仙と言われています。
ファントムハイヴに酔いしれ、「彼にふさわしい僕に」なりたかったケルヴィン男爵を正しく彷彿とさせるように感じます。
また、「私の元へ帰って」という花言葉はケルヴィン男爵の死を悔やむジョーカーを彷彿とさせます。
この花言葉もギリシャ神話が由来で、冥王ハデスに嫁いだペルセポネを思い、母デメテルの気持ちから付けられたとされています。
報われぬ愛、と言う花言葉は、ジョーカーからケルヴィン男爵に対して、ケルヴィン男爵からはファントムハイヴに対して、どちらに対しても共通しているように感じます。
ポラリス様の正体は誰?
次にポラリス様の正体についてです。
上記の考察では一番可能性が高いジョーカーとして仮定してお話をさせて頂きました。
※ポラリスは三連星の為、実際はケルヴィン&ジョーカー&ドールの三人を暗喩している可能性もあります。詳細は是非過去記事を見てみて下さい
ポラリス組がマスティフクラスであったことが今回明らかになりましたが、仮にクラスの生活が故人の生前の習慣に則られて構成していた場合。
上級使用人として読み書きやスキルを身に着けている姿勢は少々違和感が残るかもしれません。
と言いますのも、皆様どうしてもマスティフクラスの子供たちの姿からはどちらかと言うとセバスチャンや田中さんを思い描いてしまうのではないでしょうか。
私もそう感じる節はあります。
しかし、それらを含めても私はやはり、ポラリス様はジョーカーだと思ってしまいます。
まずセバスチャンは坊ちゃんとの契約がある為絶対に裏切れません。
更に一番怪しいタナカさんについては、もし田中さんがファントムハイヴ家襲撃事件の際に命を落としていて、そこから葬儀屋達の蘇生技術を頼ったと考えれば一見つじつまは合いそうに見えます。しかし、現在の葬儀屋達ならまだしも、過去の葬儀屋達には生者と見違えるほどのビザールドールを製作する技術はまだありませんでした。
この事から、私は田中さんは自らの力で生き延びた(or何かしらの人外)である可能性の方が現段階では高いのではと感じています。
タナカさん人外説については是非過去記事をご確認ください!
何より、仮に葬儀屋さんと対面したポラリス様がタナカさんであった場合、葬儀屋さんの態度や表情に少々違和感を感じます。
ポラリス様はソファーでくつろぐ葬儀屋(とベッドにいる兄シエル)に対し、床に這いつくばりながら「もしまた主人を失ったら、死んでも死に切れません」と涙ながらに言いました。
それを受けた葬儀屋さんの表情がこれです。
もし仮にポラリス様がタナカさんであった場合、この台詞は恐らくファントムハイヴを意味することになります。
それに対して葬儀屋さんはこんな表情をするでしょうか…?
タナカさんと葬儀屋さんはお互い先々代(クローディア・ファントムハイヴ)からファントムハイヴ家と関係を持つ人物です。
恐らく積もる話もあり、言葉には出さないもののどこかたがいに分かり合える部分がある同士なのだと私は感じています。
※実際過去には「女王の番犬の責務」を語る兄シエルに対し、互いにどこか遠くを見ながら似た表情を浮かべる2人が描かれたこともあります。(恐らく番犬としての重荷をよく思っていないのではないでしょうか)
そんな田中さんがもしここでこんな事を言っていたら、恐らく葬儀屋さんは多少同調の表情がもっとあったのではないかと思うのです。
ではこの時の葬儀屋さんの表情が表している物はなにか。
一言で言えばポラリスに対する「警戒」「侮蔑」であるように私は感じました。
仮にこのポラリス様がジョーカーだった場合。
この「主人」はケルヴィン男爵を指すことになります。
ケルヴィン男爵はファントムハイヴ家に付きまとうストーカーの様な変質者であり、双子たちを慰み者にした悪魔召喚儀式メンバーの最後の生き残りでした。
ファントムハイヴ家の人間の様に美しくなろうとして自らに整形手術を施し、両足を切り落としていたことにより儀式に参加できず奇しくも生き残ってしまった人間。それがケルヴィン男爵です。
つまりあの儀式に参加出来ていた暁には、きっとケルヴィン男爵もまた他の大人と変わらず、双子たちを慰み者にしたはずです。
また目の前にいる兄シエルはそんなケルヴィン男爵の仇とそっくりの顔の兄でありながらも、ケルヴィン男爵の最愛の人ともいえます。
ジョーカーにとっては最愛の主人の仇であるにもかかわらず、その仇討ちをケルヴィン男爵本人が許さないのです。
ジョーカーはそんなファントムハイヴ家への殺意を押し殺しながらケルヴィン亡きあとも主の為に主が愛したファントムハイヴを守ることに力を貸しているのではないでしょうか。
葬儀屋のこの視線の意味は、未だにそんなケルヴィン男爵を主人と呼び忠誠を誓うポラリスへの侮蔑、そしてファントムハイヴ家への隠しきれない殺意に対する敵意と警戒である、そう考えた方がなんだかしっくりくるような気がしてしまいます。
しかしそんな危険因子であるドールやジョーカーを、何故お星さまとして特別に重宝するのかは未だに疑問が残ります。
恐らく葬儀屋と兄シエルは彼らの危険性を理解しつつも手綱を握り続ける自信があるのかもしれません。(そしてそれは否定しません。)
現段階では、仮にポラリス様とカノープス様がジョーカーとドールだった場合、危険性<未来への願望(素材としての優秀さ)を取ったのかなあぐらいしか予想が出来ないのですが…実際はどうなんでしょうね。
実際葬儀屋達は将来的に死者蘇生技術をビジネスとして大成させたいと考えた場合、全血液型で公平にバランスよく蘇生が出来るようにする必要がありそうなので、そのためにテストをして研究をしている、とも取れそうな気がします。
離脱組の死神orジョーカー登場間近か!?
まだまだ続きます。
以前から当ブログでは離脱組の死神(新キャラ)がもうすぐ出てくる可能性について考察をしてきました。
もしかするとそれがいよいよ秒読みかもしれません。
今回、ドールの蘇生の際施設職員は「長引いてますね」と話をしていました。
この口調は、自分たちが蘇生を行っているわけではなく、何者かが作業しているような口ぶりに感じます。
また施設職員の女性たちも、簡単な処置は出来る者の「あの方達」と、複数形の誰かにはまだ技術が追い付いていないという話をしていました。
このことから、もう今の黒執事では、ほぼ目の前と言っても過言ではないくらい、すぐ近くに離脱組の死神(もしくはジョーカー)など、超重要人物がいる可能性が非常に高いと感じています。
今回のお話で施設職員&ドールと鉢合わせてしまったフィニたち。
ドールはビザールドールですが、現在は立ち上がれない程衰弱している為戦力にはなりません。
女性職員達も恐らく二人ではフィニに勝つことは困難でしょう。
となると‥‥もうすぐ出てくる気がするんですよね。新しい戦力が。
果たしてそれは葬儀屋と旧知の中である離脱組の死神なのでしょうか。それともジョーカーなのでしょうか。はたまた両方なのでしょうか。
下手をすれば、来月出てきても全くおかしくないくらい、事態は切迫していると感じます。
疑問点:ジニーの臓器と血液
最後に疑問点です。
今回施設職員は血液の事をきらめき、と言いました。
ジニーが殺された理由は、血液の為だけだったのでしょうか?それとも臓器も移植に必要だったのでしょうか?
ここはまだ分かりません。
少なくとも、ジニーが殺害された後の貯蔵庫にはカノープスの血液が豊富に残っていました。
これが全てジニーからの提供だとした場合、ジニーは血液の為に急遽殺害されたことになります。
しかし、もしこのストックがもともと存在していた場合、ジニーは血液以外の臓器提供の為に殺害された可能性があります。
実際、一度は血液にきらめき、とルビが振られていましたが、「このきらめき(ジニーの事)で持ち直すでしょう。」と職員が言った際は、きらめきには血液とは特に書いてありませんでした。
この時のきらめきがはたして血液の事なのか臓器の事なのか…。
これだけで今後の黒執事展開が大きく変わりそうです。
まとめ
安定の文字数になってしまいました…!
これほどの分量になってしまう伏線が張られるのが本当に凄くてずっと口が開きっぱなしでした。
あと数カ月はずっと胃が痛い状態が続きそうです。
仮に今後離脱組の死神が現れたとしても、それがレイラにデスサイズを渡した死神である場合、戦闘能力はそこまで高くない可能性があります。
葬儀屋さんがいたらジ・エンドですが…。推しはめったに出てこないので、何となく今回も出てこないような気がします。
葬儀屋側の凄いところは、施設が破壊されてもその余裕が今のところ一切崩れないところです。
それどころかとかげのしっぽ切りと言わんばかりに、簡単に施設を手放していきます。
今回もそうなるのか、果たして‥‥。
今月はいい意味でページをめくるのがとても怖かったです。
来月の黒執事、胃に穴が開かないように気をつけながら楽しみに待ちたいと思います。
あと、葬儀屋さんの何らかの新規供給が来ないかなあ…(干からびそうです)
二重の意味で、死なないように待ちたいと思います。
よければクリック↓で引き続き応援お願いします🦴!
餅月