こんにちは!餅月です。
今日は青の復讐編に登場したF.O.L児童養護院について考察をしていきたいと思います。
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現在このブログを書いている時点で、
黒執事原作は第203話「その執事、盗聴」まで公開されています。
この第203話で、F.O.L児童養護院では『巣立ちの日』を迎えた子供たちに対し明確な殺人が行われていることが明らかになりました。
今までの黒執事では、現在坊ちゃん達が追っている事件の首謀者である葬儀屋(アンダーテイカ―)と兄シエルの目的は死者蘇生を達成するための血液搾取であり、その上で失血死をなるべく起こさないように努めている様子が度々描かれてきました。
その上で、今回彼らが裏で血液搾取のみならず何らかの理由で罪なき子供たちを殺害していたという事実は非常に衝撃的であり、同時に大きな転換期であると感じています。
今回の記事では、その中でも、
F.O.L児童養護院で何故子供が殺されているのかと、その上で関係のある可能性がある看護婦レイラとメイドジェーン、シエルの母レイチェル・ファントムハイヴとの共通点について、具体的に考察をしてきたいと思います。
尚、今回の考察はまだ根拠が少ないため考察よりは一段階低い妄想考察としてまとめさせて頂きます。
F.O.L児童養護院が子供を殺す目的とは
今回の第203話で、F.O.L児童養護院では子供たちに死者が出ていることが明らかになりました。
これは今までの葬儀屋側の施設では見えなかった動きなのでとても驚きました。
理由は、葬儀屋側の死者蘇生のクオリティに直結するものとして現在まで説明がされていた内容が、「対象者の未来への願望」と「輸血」のみであった為です。
実際、今まで葬儀屋側が違法に搾取していたのは血液のみでした。
どうしても血液が足りなくなってしまった場合のみやむを得ず失血死を出してしまった事はありましたが、これはセバスチャンの口から「殺したくなんてないはずなのに」と殺意が否定されています。
事実、ひとつ前の章であるアテナ退役軍人療養所編では血液の収集施設を隠すことすらなく、輸血提供者の健康も配慮し共存を図るいわゆる現代の献血に近いような姿勢さえ見せていました。
それにも関わらず裏で明らかな殺意を持って子供たちを殺していた。
この事実は大変驚きです。
子供たちは殺さなければ寿命を迎えるまで血液を搾取し続けることも出来るはず。
それにも関わらず敢えて殺し、臓器にしているのは一体なぜでしょうか?
単純に考えれば、子供たちを殺し臓器にすることで、子供たちから血液提供を受ける以上に何か大きな成果を上げることが出来るからであると考えられます。
それでは、これほどまでに血液を求めていたはずの葬儀屋達が子供を殺めて得られるメリットとは何でしょう?
そこで新たに考えられるものが「臓器移植」による延命です。
進みすぎた技術「臓器移植」
これはまだ考察と言うには根拠が浅いため妄想考察となりますが、葬儀屋達は死者蘇生の技術向上のために、輸血確保の他にも臓器移植にも着手を開始した可能性があります。
もし仮にそうであった場合、「臓器移植」という技術そのものが黒執事の時系列にそぐわない進みすぎた技術であることが分かります。
仮に葬儀屋側が死者蘇生技術の向上として輸血だけで無く臓器移植も行っていたとしたら、臓器移植という行為そのものが「進みすぎた」医療技術になる。今の黒執事は1889年。調べたらヒトへの心臓移植が初めて行われたのは1967年。早すぎる。オセロが言った「進みすぎた」技術に当てはまる。#黒執事考察
— 餅月:8/27アコスタ松戸 (@mochimochimoon3) August 18, 2023
www.jsht.jp
黒執事の世界には度々時代背景にそぐわない内容が出てきます。
しかしこれらは人外の力によって進みすぎた技術を得ている=背後に人外がいることを示唆する伏線として意図的に描かれている事がとても多いです。
人外と進みすぎた技術については、下記記事に詳しくまとめてあります。
www.under-taker.com
血液型が発見され、輸血が医療として本格的に発展を始めたのは1900年代になってからです。
そして臓器移植については更に難易度が高く、心臓の移植に成功したのは1967年。更に遠い未来の技術という事になります。
3)血液型の発見/輸血の黎明期
1900年、オーストリアのウイーン大学の病理学者のランドシュタイナー(K. Landsteiner)は、ヒトの血清の他人の血球に対する凝集反応の有無により、ヒトには少なくとも三つの血液型(今日のA、B、O型に当る)が存在することを発見し、翌年には、さらにAB型が追加されました。1940年には、もう一つの重要な血液型であるRh式血液型が同じグループにより発見されました。
引用源:輸血の歴史 | 一般社団法人 日本輸血・細胞治療学会
故に、黒執事の世界においても葬儀屋さんがまずは死者蘇生の為に輸血技術の応用を開始し、その後研究を重ねより高度な死者蘇生を行うために臓器移植に着手するというのは医学の進化における歴史的背景から見てもごく自然の流れのように思えます。
また、既に葬儀屋側で臓器移植が実際に行われているという伏線かもしれないと感じる点も既に存在します。
それが看護婦レイラとメイドジェーン、そしてシエルの母であるレイチェル・ファントムハイヴとの外見共通点です。
具体的に説明していきたいと思います。
「ブロンドの髪」と「青い瞳」
ビザールドールである事が既に確定している看護婦レイラ。
同じくビザールドールである可能性が示唆されているヒースフィールド男爵邸にいたメイドジェーン。
まだジェーンはビザールドールとは確定はしていませんが、その可能性は限りなく高いと感じています。
もしこの二人が高等なレベルの死者蘇生技術を受けているビザールドールであった場合。彼女らはより高クオリティな死者蘇生を実現すべく輸血提供のほかに臓器移植を受けている可能性があります。
そしてレイラとジェーンには、実は身体的な共通点があります。
それはブロンドの髪とブルーの瞳です。
そしてこのカラーリングはシエル達双子の母、レイチェル・ファントムハイヴと一致しています。
果たしてこれは偶然なのでしょうか…?それとも臓器移植による意図的なものなのでしょうか。
もし万が一レイチェルを模倣しての異色だとしたらゾッと来るものがありますよね。
しかし「青い瞳」とはファントムハイヴ家の象徴ともいえるほどの大きな特徴…。
「全ては青き星の為に」と、「青」を謳っていた元スフィア・ミュージックホールの彼らの中で、特にお星さまである可能性のあるジェーンとレイラそれぞれがその青い瞳を持っている事が、どうも偶然にしては出来過ぎているような気がしてなりません。
まだまだあくまで可能性、の段階ではありますが、メモとして残しておきたいと思います。
ジェーンとレイラお星さま説については下記記事で詳しく考察をしています。
www.under-taker.com
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レイラとジェーンの共通点であるブロンドの髪と青い瞳も、もしかして誰かから移植されたもので実は本人のものではなかったりして…なーんて、そんなことないよね。は、はは、はハ
— 餅月:8/27アコスタ松戸 (@mochimochimoon3) August 18, 2023
でも今まさかと思って改めて調べてみたら、シエルママのレイチェルが、ブロンドっぽい茶髪にブルーの瞳だけどまさか、ね
ちなみにですが、アニメ黒執事の中では実際に、
アニメオリジナルではありますが、レイチェル・ファントムハイヴの顔を「臓器移植」されたかのようなヴィンセント・ファントムハイヴの姿が既に描かれています。
アニメ黒執事は元来より原作の先取りをしている内容なのではないかとファンの間では囁かれることもありますが、もしかするとこの「臓器移植」という点においても先取りをしていたのかもしれません。
しかも改めてみてみるとこのヴィンセントの顔の傷…
葬儀屋(アンダーテイカー)の顔の傷にそっくりですね。
微妙に位置は異なりますが、それでも切る角度や印象は完全に一致と言っても過言ではないと思います。
まさかこれも葬儀屋とヴィンセント・ファントムハイヴが親子の可能性を示唆する伏線だったりするのでしょうか
だとしたら流石に容赦が無さすぎますね(ガタガタ)
葬儀屋とヴィンセント・ファントムハイヴの関係性についての考察は
下記記事にまとめてあります。
www.under-taker.com
「臓器移植説」の疑問点:冷却
仮に今回の施設で行われていたものが臓器移植だった場合、1つ疑問点が残ります。
それは臓器を移植する場合、冷却が必要ないのかという点です。
今のところ、第203話で見える臓器はジニーの体も含め、全て常温にあるように見えます。
実際、スフィア・ミュージックホールではセバスチャンが潜入した際、輸血用血液は全てナンバリングされた冷蔵庫の中に保管されていました。
ただ今回のF.O.L児童養護院の中に隠されていた施設でも、スフィア・ミュージックホールと同じナンバリングされた鉄扉(恐らく保管用の冷蔵庫)がある為、この中に血液や臓器が保存されている可能性もまだ否定はできません。
ただ、現段階で常温に晒されている膨大な量の臓器たちは、何となく現段階では移植用と言うよりは研究用のホルマリン漬けのように見える気もします。
この辺りも、今後の黒執事の物語が進むことでより明らかになっていくのではないでしょうか。
まとめ
今回は「臓器移植」の可能性について考察をさせて頂きました。
先日発売されたばかりの33巻で明らかになった看護婦レイラのカラー。
青の教団にいたはずの彼女に、文字通り青い瞳が当てがわれていたのを見て、最初に感じたのはそこはかとない違和感でした。
何と言いますか、似合い過ぎているというか、出来過ぎているというか…。元々の身体的特徴で、そこまで一致することあるかな?という何となくの出来過ぎ感がありました。
そんな中で今回の第203話での臓器登場。どうしても勘ぐらずにはいられません。
アングロサクソン人はブロンドの髪と青い瞳が特徴と言われているので、ただただそれだけの可能性も勿論十分考えられます。
ただ、黒執事の中で「青」はきっと特別な色です。
そんな色をあてがわれたレイラはジェーンは、どんな理由があろうとも重要な人物である事だけは、まず間違いはないのではないでしょうか。
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餅月