黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】ネタバレ第192 話「その執事、懇望」/新章F.O.L児童養護院編始動!!!【考察的中!?】遂にあの『超重要キャラ』が再登場する可能性/ウィル「そろそろ決着をつけなければならない。」

こんにちは!餅月です。
『黒執事』最新話第192話「その執事、懇望」Gファンタジ―2022年10月号の考察をしていきたいと思います。

まず初めに申し上げたいのは…
今回、前回に引き続き神回です。※特に死神に推しがいる人には
突然の供給過多に私は窒息しそうになったので心して読んでください。扉絵からもう最高です。

ちなみに読む前のわたくしがこちら。

この時の私に言いたい。
推しも出るぞ油断するなと

恐ろしいほどの進展を見せた黒執事題192話。
順番に考察を進めていきたいと思います!

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
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あらすじ:黒執事第192話「その執事、懇望」Gファンタジー2022年10月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!(^^)
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:死神の伝達鳩に囲まれるウィリアム・T・スピアーズの後ろ姿
飛び交う伝令 飛び違う魂の理
(魂の定義が揺らいでいることを受け、元の理に戻すために死神同士が連絡を取り合い連携していることを表していると思われます。)

ロナルドの窮地を救ったのは!?

・ロナルドを助けたウィリアム・T・スピアーズ。
・レイラ(アル)は「俺様の邪魔してんじゃ‥‥」と暴れるもののウィルにあっという間にのされてしまう
ウィル「余計な手間をかけさせないで下さい。まったく。」
レイラ(アル)は「お‥‥おぼえとけよ」と言い気絶する。
・ロナルドはウィルに感謝を伝えるものの鳩を飛ばしていないのに何故先輩がここにいるのかと尋ねる
・これに対しウィルは「日報の提出が2日分溜まっていたからだ」と答える。
ウィルはレイラが持っていたハサミ型のデスサイズを回収し、この件については管理課の私から『上』へ報告するという。
・ウィルは動く死体を本部へ連行し科捜科へ引き渡すという(デスサイズの提出については明言していない。お上へ報告の部分にまとめられている可能性も、ミスリードであり提出するつもりが無い可能性もどちらも考えられる。)
・ロナルドには一度本部に戻り、日報と報告書の提出を指示し、別行動をとる。
・ウィルは「動く死体が確認されて以降、『上』は離脱組の追跡に重きを置いている。そろそろ決着を付けなければならない。」という。

・一方ノーフォークについたスネークとフィニアンは児童養護院に向かっていた。
・児童養護院ってどんなところなんだろうというフィニアンに対しろくなところじゃないぜと呟くスネーク
F.O.L児童養護院についたフィニとスネークは2人ともなぜかこの建物に既視感を覚えた。
・スネークは蛇を放ち偵察を開始する。
・作戦通り孤児を装い施設への潜入を試みる2人。
・『家族』が増えるなんて聞いてないけれど‥と戸惑う従業員だが、特別クラスの子が1人里子に出たばかりだから、適性のある子なら家族に迎えてあげられるかもしれない。テストだけでもしてみたらという意見に納得し2人を中へ招き入れる。
・特別クラスの子として兄シエルと思われる子供の足元が描かれている。
・そのころ、スネークの蛇は何者かに捕まっていた。

早くも捕獲された、スネークの捜索部隊。
第192話終了ーー

第192話重要箇所

今回の第192話で特に重要な箇所について箇条書きでまとめます。
過去の考察記事も踏まえ、
こちらの的中箇所を中心に、順番に考察を進めていきたいと思います!

考察的中箇所(※仮)
・ドール(二人目のポラリス様)と思われし人物(影)が登場

新たに原作内で触れられた重要伏線箇所
・ウィルの疑惑
・デスサイズとレイラは本当に派遣協会側に渡るのか
・ウィルは何故、呼ばれていないのにベガ様と戦っているロナルドの元へ来たのか。
・ウィルは「死神派遣協会」と「離脱組」のどちらと決着を付けなくてはいけないといったのか。
・フィニとスネークは何故F.O.L児童養護院に見覚えがあったのか
・児童養護施設の「テスト」と「適性」とは何なのか
・F.O.L児童養護院にはつい先日まで兄シエルがいた

枢先生の巻末コメント

「黒執事」15周年記念の原画展が全国送業を終えました。お越しくださった皆様ありがとうございました!

素晴らしい原画展をありがとうございました!
大変楽しませて頂き、文字通り寿命が死ぬほど伸びました。
20周年も是非…!!何卒…!!!よろしくお願い致します!!

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

読んだ直後の私↓

文字通り叫びました。
勿論キャラ再登場の喜び歓喜の阿鼻叫喚は勿論のことなのですが、
それ以外にも「そろそろ決着を付けなくては」という推しの死亡フラグまっしぐらにも見えかねないセリフには「それは本気でやめてほしい(※頼む勘弁してくれの意)」という悲鳴をあげ、ポラリス様にはジョーカーだけではなくドールも含まれるのではないかという考察が当たったかもしれないという鳥肌からくる悲鳴、黒執事という物語の本筋がいよいよ急速に進み始めてしまった事への恐怖に近い期待からくる悲鳴など、本当に様々な感情が入り乱れた物でした。

最終的にIQが1になってこんな妄想を抱きました


なんでこんな気持ち悪い事を思ったのかは、一応ちょっとした理由はあるので後で軽く説明します

怒涛の展開の黒執事。
一気に物語が進み始めてきて若干恐ろしさを感じるくらいです。
適度にギャグかホンワカシーンを挟んで進んでくれえええええ!たのむーーーー!

それでは考察に移りたいと思います!

蛇を捕まえた人物の正体/サーカス編のドールか

物語の順番とは前後してしまいますが
まず初めに今回のお話の中で最も直接的に伏線が張られた重要箇所について考察をしていきたいと思います。

それは第192話のラストシーンでスネークの蛇を捕まえた人物の正体についてです。

蛇を捕まえる謎の人物/黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

結論から申し上げますと、
この蛇を捕まえた人物の正体はサーカス編でセバスチャンによって殺害されたドール(※ビザールドール。ポラリス様の内の1人)である可能性があります。

この影の人物の正体については、今後の黒執事(※特にスネークと坊ちゃん陣営の信頼関係)を揺るがすほどの大きな大きな伏線となっている可能性があります!

ちなみにポラリス様の内の1人としてドールが再登場する可能性については、一番古い記事で当ブログでは2017年にすでに考察をしていました…!
5年前から考察してきた内容について、それらしき人物がちらついた今回…本当に感無量です。

ポラリス様=ドール(とジョーカー)説については下記記事で詳しく考察していますので、良ければ読んでみて下さい

ポラリス様2人説についてはこちら
(この記事が一番ポラリス様考察総まとめに近い内容となっています!)
www.under-taker.com
主にジョーカーについてのポラリス様考察はこちら
www.under-taker.com
www.under-taker.com
最古の記事はこちら
※当時はまだ明らかにされていない部分も多かったため一部異なる考察となっています
www.under-taker.com

それでは順番に考察していきたいと思います。

影の人物とドールの共通点

まずはこの影の人物とドールの共通点を上げていきたいと思います。
今回の絵を見るだけでも、この影の人物とドールには少なくとも共通点が3つもあることが分かります。

共通点1:シャツのボタン

これが影の人物=ドールと考える一番大きな理由です。
この影の人物とドールは服装が完全に一致していることが分かります。

最も分かりやすいポイントは
シャツのボタンです。

ドールはサーカス編でボタン有りのシャツを着ており、着替えることがありませんでした。
また特徴としてボタンを二つ空けて着るという癖があり、この特徴が全て影の人物と一致していることが分かります。

ドールのシャツのボタンと髪の特徴:黒執事第26話「その執事、同僚」より引用

共通点2:髪型

次は髪型です。
この影の人物はショートヘアに特徴的な外はねの髪型であることが分かりますが、これもまたドールの髪形と完全に一致します。
またドールは、顔の左半分に酷いやけどの跡があることから、それを隠すために前髪を左側に流していることも重要な特徴の内の1つでした。
※サーカス団員としてショーに出る時も、花飾りで顔の左半分を隠していましたね。

そして今回のこの影の人物もまた、影の時点ですでに前髪が左側に流れていることが分かります。
顔を隠すほどの長さがあるかまでは判断できませんが、それでもこの重要なポイントが一致しているということ自体が、この影の人物=ドールであるという重要な伏線である可能性があります。

余談:ジョーカーともに似ている髪型

なお、この影の人物の髪形ですが、
児童養護施設時代のピエロの扮装をしていない時のジョーカーの髪形とも似ていることからジョーカーではないかと思われる方もいるかもしれません。

孤児院でのジョーカー:黒執事第35話「その執事、遂行」より引用

確かにジョーカーは現在表向きでポラリス様として実際に登場している人物である可能性を感じさせる直接的な伏線がだいぶ増えてきたため、そう感じる方もいておかしくないと思います。
ちなみにピエロの扮装をしている時のジョーカーの髪型にも若干似ているように見えるのですが、ピエロジョーカーは右サイドを編み込んでいる為、ちょっと相違点があるかなという印象です。

またジョーカーの服に関しても、当時彼はボタン無しのシャツを着ていたことから服装の共通点もありません。
しかし現段階で原作では、
ポラリス様=ジョーカー1人のみと思わせるようなミスリードが張られている状態であると考えられるため、この影の人物はドールではなく「もしかしてポラリス様のジョーカー!?」と思わせるミスリードの意味合いも含まれている可能性があります。

共通点3:蛇の持ち方

次にこの人物の蛇の持ち方について考察していきます。
こちらはフォロワー様にご意見を頂いたのですが、この影の人物がガッとかなり蛇を強く乱暴に持っていることもまた影の人物=ドールを表すための伏線である可能性があります。

と言いますのも、サーカス編の中でドールが蛇を掴むシーンがあったのですが、そこでドールはかなり乱暴に蛇を掴んでいるからです。

乱暴に蛇を掴むドール:黒執事第28話「その執事、交渉」より引用

このことから、蛇扱い方についても、この影の人物とドールには共通点があることが分かります。

蛇の表情

次に、影の人物を見た時の蛇の表情についても少し考察していきたいと思います。
※ちなみにこの捕まった蛇は多分ワーズワスかな…?と思います。

スネークの蛇たちに関する考察はこちら
www.under-taker.com

スネークの蛇たちは、結構表情豊かです。
※不死鳥ポーズを一緒に頑張ってくれたりもします。

フェニックスを頑張る表情豊かなスネークの蛇ちゃん達:黒執事第55話「その執事、徒労」より引用

この蛇ちゃんたちの表情を考察していく中で最も注目したいのは
牙をむいているか否かです。

スネークの蛇の表情の特徴として強調したい点は、
スネークの蛇が牙を出すときは威嚇している時のみという点です。

ちっちゃくデフォルメ気味に描かれている時でも、
スネークが怒っている時は蛇もきちんと牙が出ていることが分かります。
※ちなみにその観点から行くと上のフェニックスのシーンではみんな口はあけているものの牙は出ていないことから、敵意が無いことが分かりますね。

怒っている時はきちんと牙が出ているスネークの蛇:黒執事第50話「その執事、埋葬」より引用

これを踏まえ今回の蛇を見ていきたいと思います。

スネークの蛇:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

まず蛇は、突然背後から掴まれ、誰に捕まれたか全く分からなかった時点では警戒心から牙が出ていることが分かります。

しかし一方、角度的な問題という可能性もゼロではないのですが相手の顔を見た後の蛇にはその牙が見えないことが分かります。

またこれはあくまで私がこの絵を見て感じた個人的な意見になってしまうのですが、蛇は威嚇したり逃げようとしているようにも見えず、その表情は「意外な人物を見て驚き固まっている顔」のようさえみえます。

この差分がスネークの蛇とこの影の人物が顔見知りである=ドールという伏線である可能性は十分考えられるのではないかと感じています。

ビザールドールの共通点:気配に気づかない

またこれは余談程度ではあるのですが…
ビザールドールの共通点として、背後に立たれてもその気配に気づくことが出来ないという点を挙げることが出来ます。
ビザールドールの共通点について、過去記事を少しご紹介させて頂きます。

ビザールドールの共通点
【考察】レイラの正体について/ベガ様とは、琴座のベガ(ラテン語でレイラ(織姫星))と、鷲座のアルタイル(彦星)からなる可能性について - 黒執事考察ブログより引用

刺されるまで背後にまるで気づけなかった様子のバルド:黒執事第187話「その執事、独行」より引用
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ジェーンの気配をまるで感じなかったというメイリン:黒執事第155話「その執事、欠場」より引用

気配を感じないとはすなわちどのような意味なのでしょうか?
一番簡単に考えてしまえば、人間ではない、もしくは既に死んだ人物であるのかもしれません。

その場合、私達読者が一番しっくりくるのはやはり葬儀屋(アンダーテイカー)によって作られたビザールドールではないでしょうか。
事実、ポラリス様は動くためには血液が必要なビザールドールであることがすでに明らかにされています。
またビザールドールであるポラリス様が悪魔であるセバスチャンとやりあえるほどの身体能力を持っていたことも、ジェーンとレイラの戦闘力と繋がってくるのではないでしょうか。
ちなみにですが、アグニもまた坊ちゃんの双子である兄シエルの存在に気を取られていたとはいえ刺されるまでポラリス様の気配に全く気付けていませんでした。ここもジェーンとレイラに共通できるポイントと言えます。

真横にいたポラリス様の襲撃に、刺されて痛みを感じるまでまるで気づけなかったアグニ:黒執事第127話「その執事、讃称」より引用

使用人たちが気配に気付けないということが伏線であった場合、これはもしかするとお星さまである彼らが全員ビザールドールであることを示しているのかもしれません。

また、アグニに気づかれること無く近づいたお星さまのポラリス様は、輸血を必要とするビザールドールであることがすでに明らかになっています。
と考えると、ポラリス様(※ビザールドール確定)、レイラ(※ビザールドール確定)と同じく、
メイリンに気配を気づかれること無く近づくことが出来たヒースフィールド男爵邸のメイドジェーンもまた、ビザールドールである可能性が高くなったと言えるのかもしれません。

背後の気配に気づけないスネークの蛇:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

ここに蛇(ワーズワス※仮)が加わるとちょっと面白い絵になりますね笑笑

これを蛇に当てはめていいかは正直悩みどころなのですが…wいえ、ですがむしろ警戒している状態の蛇に気付かれないで背後から近づくということは、人間の背後を取るよりもずっと難しい事のような気がします。
この蛇もまた背後から掴まれた際に他の使用人たちと全く同じ表情()をしていることから、背後の気配に完全に気づくことが出来なかったことを共通点として挙げることが出来そうです。

ドールの死については、そもそもセバスチャンは嘘をつくことが出来ないので坊ちゃんにドール殺害を命じられた時点でドールの死亡は決定的であると感じます。
故にもし仮にドールが再登場する場合はドールがビザールドールであることは個人的には疑いようがないと感じています。
しかしそれでもこの「背後から近づいても気づかれない」というビザールドールの共通点が描かれたことは、ドール=ビザールドールのダメ押しの伏線として挙げること出来るのではないでしょうか。


以上が、影の人物=ドール説関する正体考察です。

サーカス編とF.O.L児童養護院編の共通点

また今回のF.O.L児童養護院編でポラリス様としてドールとジョーカーが再登場する可能性について、もう一つ大きな理由が存在します。
それは、区切りである今回の第192話には、サーカス編の区切りで登場したキャラクターと全く同じペアのキャラクターが意味深に登場しているという点です。

そのキャラクターこそ
死神ロナルド・ノックスとウィリアム・T・スピアーズです。

ロナルドとウィルはサーカス編終盤でも登場し、サーカス団員たちの魂を狩りました。
特にロナルド・ノックスに関してはこのシーンが初登場のキャラクターだった為大変印象的かつ重要なシーンとなっています。

ロナルドとウィルだけでペアを組み行動したのはこのサーカス編での魂回収の時のみです。
そのコンビが、このサーカス団員達が大きく関わってくる可能性のあるF.O.L児童養護院編始動話である第192話で再びペアを組み動いたことには、この新たな章がまたサーカス編と繋がりがあることの意味深な伏線であるように見えてなりません。

余談:サーカス編での魂回収

ちなみに、ジョーカーとドールの復活の可能性について、「ジョーカーは死神が魂の回収をしていたから復活が出来ないのではないか」というご質問を頂きました。
これにつきましては原作の中で葬儀屋が説明している内容を紹介させて頂きます。

死神が回収するのは「魂」のみであり、「記憶」と「肉体」は死神の審査が終わった後も現世に放置されます。
葬儀屋の死者蘇生の技術で必要なのは「肉体」と「記憶」の方であることが明らかになっています。

肉体に「偽の記憶」を繋ぐか、もしくはその肉体の持ち主の「未来への願望」を繋ぐことにより、人生が続いていると勘違いした肉体が魂を持たずに動き出すもの。それこそがビザールドールです。

つまりビザールドールの作成には今のところ魂は不要であり、故に死神によって魂が回収されたジョーカーたちの体もまた、肉体が燃え尽きる前に回収さえできていればビザールドールとしての蘇生が可能であることが分かります。

ドールとジョーカー再登場で考えられる最悪の事態

次に、仮にドールとジョーカーが再登場する場合に考えられる最悪の事態について考察をしてきたいと思います。
結論から申し上げますと、今回のF.O.L児童養護院編でスネークは坊ちゃんの嘘に気づき、坊ちゃんと敵対してしまう可能性があります。

今後スネークはどうなるのか?/坊ちゃんの元へ戻らない可能性

実は当ブログでは2019年から、
原作内で再びサーカス編について触れられ、スネークが坊ちゃんの嘘に気付く日が来ると考察をしてきました
当時の記事を紹介させて頂きます。

2019年3月15日記事
【考察】ブラバットとリアン・ストーカーの明確な違い/ブラバットは人間か?死神か?/ブラバットが言う「青き星に惹かれた」の真意とは - 黒執事考察ブログより引用

余談:原作内で再びサーカス編について触れられる日が来ることはほぼ間違いない

ちょっと脱線しますが、
何故ここで敢えてここまでケルヴィンを疑ったかと言うと、サーカス編は再び原作内で言及や何かしらの動きのきっかけを創り出す章である可能性が非常に高いからです。

今回のブラバットとケルヴィンに交流があった説はまだ根拠が無く可能性はあまり高くない話です。
ですが、このタイミングか果たして別のタイミングかはわかりませんがあのサーカス編出の出来事はこのまま終わるものでは無く、今後の原作に大きく影響を及ぼす可能性が高いです。

その理由は、サーカス編は黒執事の中で最も謎に満ちた章であるからです。
考えてみるとあまりにも不可解な要素が沢山あることが分かります。

・管理課のウィルが駆り出されるほどの人手不足だった死神派遣協会。あの夜どこでどの数の魂の回収が行われていたのか

・ドールの遺体は屋敷の外で燃え無い状態であり、かつ近くに葬儀屋が来ていたことから遺体が蘇生可能な状態だったこと

・ドールは坊ちゃんの焼き印を見た唯一のキャラクターであること(生き返り、真シエルの焼き印の位置と違うことから真シエルが坊ちゃんではないと確信するための伏線である可能性:真シエルに仕え、坊ちゃんの嘘をスネークにつけるか?)

・ケルヴィンを含め、先生、サーカス団員など、魂の回収がされたシーンが明記されていないものが複数いる事

・坊ちゃんはサーカス団員を殺した事実をスネークに隠したうえで使えさせていること

ざっとあげればこんな感じです

特にスネークがいまだ坊ちゃんに騙された状態で傍に居続けていることから、この嘘がばれることで坊ちゃんが追い込まれ、その時にサーカス編での出来事が坊ちゃんを追い詰める可能性は非常に高く、ほぼ間違いないと考えています。

今回坊ちゃんたちが捜査しているこの4つの施設は
それぞれをお星さま方が受け持つor象徴した建物である可能性についても以前から言及してきました。

これに伴い、F.O.L児童養護院は必然的に孤児院と縁があるジョーカー(※ポラリス様)の担当の可能性があること、そしてそこにスネークとジョーカーたちが割り振られた以上、彼らが鉢合わせてしまいスネークがサーカス編での坊ちゃんの行動の真実を知ってしまう可能性があるという考察をしてまいりました。

エリザベスの時の悲劇がまた再び起こってしまうという悪夢のような予想考察が、いよいよ遂に現実味を帯びてきています。
こうなってしまった以上、スネークが「自分が坊ちゃんに騙されていた」という残酷な事実を知ってしまうで、残念ながらもうあまり時間が残っていないようにも感じます。

超余談:ポラリスは三連星

上のツイートでケルヴィン蘇生説についてアホっぽい発言をしていますが、一応ちょっとだけ理由があるのでメモ程度に残しておきます笑
Gファン発売直後、クールダウンの意味合いもかねてライブ配信でフォロワー様とお話をさせて頂いていたのですが、その中で恐ろしい話を耳にしました。

ポラリスは三連星だと。
www.sci-museum.kita.osaka.jp

…本当だーーーーー!!!

なぜこんなに衝撃を受けるかというと。星が何連星なのかは、その星の名を持つ人物の人数に関わってくる可能性があるからです。
現にシリウス星も二連星の一等星であり、シリウス様が兄だけでなく坊ちゃんの事も指している伏線である可能性が出てきています。
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もしこれがポラリス様にも適応される場合ですよ…?
ポラリス様はジョーカー、ドールのほかにもう一人存在する可能性が出てきてしまうわけです。

えっwwwwケルヴィン男爵しか思い浮かばないんですがwwww
サーカス編で燃えた屋敷の中には「先生」と呼ばれた人物もいましたが、、、うーーんでもあの中でもう一人選ばれるとすればケルヴィン男爵でしょう。(でないとジョーカーが発狂する)

「えッなんだろう、もしそうなってしまった場合、蘇生してもらうついでに理想の自分の形になるって言ってエセドルイットみたいな美形に整形手術してもらったケルヴィン男爵が出てきたらどうする??wwww」
みたいな感じで深夜テンションで呟いた結果があのツイートになります。
ほぼおふざけですがワンチャンありそうなのが怖い。

実際葬儀屋達の技術をもってすれば傷跡を消せることも明らかになってますし、美容整形手術くらいお手の物そうですよね。(葬儀屋もイケメンだし)
先程ちらっと言及したドールっぽい影の人物についてですが、まだ分からないもののちょっと前髪が短く見えるようにも…見えなくもないんですよね。
もし蘇生してもらうタイミングでドールの顔の傷を治してもらっていて、それが悪用されて美形ケルヴィン爆誕みたいな伏線にならないことを祈るばかりです。(一周回ってちょっと見たくなってきました。)

さて、話を元に戻します。
ではもし仮にこの考察が正しかった場合、
今後スネークはどうなるのでしょうか?

これはまだ根拠の淺い私の予想なのですが、恐らく真実を知ったスネークは坊ちゃんの元へ戻ることはないのではないかと感じます。

そもそもの大前提ですが、スネークは坊ちゃんに騙されて使役されているからです。
はじめスネークは、サーカス団の仲間が消えたのは坊ちゃんのせいに違いないと踏み、坊ちゃんを殺すためにやってきました。
その時のスネークの怒りは相当で、その表情を見た坊ちゃんにドールが死ぬ間際に見せた表情を彷彿とさせるほどのものであったことが原作の中で描かれています。

スネークの表情に死ぬ間際のドールを思い出す坊ちゃん:黒執事第50話「その執事、埋葬」より引用

しかし坊ちゃんは言葉巧みに
サーカス団員たちは失踪したと嘘をつき、一緒にサーカス団員を探そうという名目でスネークを勧誘しました。

スネークが坊ちゃんに騙されていたことに気付いてしまった場合、スネークはこの時の怒りに満ちたスネークの状態に戻ってしまう可能性があります。

もしこの考察が正しかった場合は、
以前エリザベスが坊ちゃんの元を去ってしまったときのような本当に辛い展開が待ち受けているのかもしれません。

帰還までを命じた坊ちゃん/帰還しないメンバーがいる事の伏線か

また、坊ちゃんは今回別々に行動をするにあたり、任務が完了次第、戻ってくることまで命令しました。

以前当ブログでも言及しましたが、
大変つらい考察ではあるのですがこの命令がすなわち戻ってこないメンバーが出てくることの伏線である可能性もあります。
他の章で死者が出ない限り、それがスネークとなる可能性はないでしょうか。

予想考察:スネークとフィニの関係性

ではもし仮にそうなってしまった場合、
スネークは敵対することになるフィニアンを攻撃するでしょうか?

これはまだ根拠のない私の予想なのですが、
スネークとフィニアンは互いに攻撃をしあうことはないのではと現段階では感じています。

この二人は人に対する優しさや思いやりを感じる性格をしています。
まずそもそもフィニアンはドールとジョーカーと会ったことが無い為、仮に顔を合わせたとしても二人とスネークの関係性にはすぐには気が付くことが出来ないはずです。

スネークもまた、きっと複雑な感情に苛まれはするでしょうがそれでも坊ちゃんへの怒りを直接関係が無いフィニアンに向けるのは違うと思ってくれるのではないかと、期待したいです…(自分が仲間を奪われたように坊ちゃんの仲間であるフィニを殺してやるとなったらもう地獄ですが・・・)

私個人的には、スネークには何とかその理性を保ってもらって、
フィニには坊ちゃんへの自分が離脱するという伝達係の意味もかねてせめて坊ちゃんの元へ返してほしいと願ってやみません。
※演出的にも、まったく理由が理解できていないフィニアンのみだけが坊ちゃんの元へ戻り、その旨を報告するなんて描写も非常に黒執事らしくかつ残酷なように感じます。

まだまだこの部分については考察が出来ず、様々な可能性を考えることが出来ます。
和気藹々とした様子で孤児院に向かう道中を歩んだ二人ですが、帰還の路は他のグループとは異なり、このような関係性で共に坊ちゃんの元へ戻ることだけはもう叶わないような気がしてなりません。

F.O.L児童養護院の建物に見覚えがあるというフィニとスネーク

次に、フィニとスネークの新たな共通点として張られた伏線について考察をしていきたいと思います。

F.O.L児童養護院の建物を見て二人は共になぜか見覚えがあると言いました。
これは2人の共通点であり、かつ重要な伏線である可能性があります。

建物に見覚えがあるというフィニアンとスネーク:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

結論から申し上げますと、この共通点が提示されたことにより
2人は離脱組の死神によって得た進みすぎた科学を元にして作られた改造人間である可能性が出てきました。

実はこの件については、2020年の時点で既に当ブログで一度考察をしていましたのでその記事を引用させて頂きます。

「進みすぎた」力を持つことから、人外の力が加わった可能性がある人物

・フィニアン
・スネーク

(略)人外の力が加わった可能性がある人物としてのフィニアンとスネークの存在もとても興味深いです。彼らは今後黒執事で重要になるキャラクターかもしれません。

特異の存在であるスネークとフィニアン

黒執事で登場する人外を並べてみると、
フィニアンとスネークの存在はかなり特殊であることが分かります。

スネークは人外に近いキャラなのか?

スネークが本当に蛇とのハーフの人外であるのか否かはまだ確証が持てません。
ですが、サーカス編で坊ちゃんが一軍のテントに侵入した際、スネークは蛇しか知らなかったはずのその事実を知ることが出来ました。

この理由はやはり蛇から教えてもらったからと考えることが一番自然に感じます(スネークがそのように見せかけるような何かトリックを張るようなタイプにも今のところ見えませんよね)

スネークが蛇たちと会話が出来ることは、一般人が技術として体得できる範囲のレベルを超えたものであることが分かります。

まだ確証は持てないものの、
スネークが人外、もしくは人外に何らかの手を加えられた人間である可能性は十分に考えられると感じています。

まだ根拠のない予想ですが、私はどちらかというと何となく後者であるような気がします。

その理由としては、フィニがその類に入るキャラクターである可能性があるからです。

フィニアンは実験で人外の力を与えられたか?

フィニもまた、スネーク同様一般人が技術として体得できる範囲のレベルを超えた力を持っているキャラクターです。

フィニはその力を得るために何か努力したわけではありません。
過去の描写から見てフィニは何か(恐らく生物兵器?)になるための実験台として、一方的にその力を与えられた可能性があります。

フィニがドイツ語を話せることから、その実験はドイツ語圏で行われていたことが分かります。
緑の魔女編で掘り下げられたドイツですが、まだまだ人外の点でも今後の黒執事に関わるほど重要な点が隠されていそうな予感がします!

フィニたちの実験施設が緑の魔女編でのサリンの研究や戦車の研究(どちらも当時存在しなかった未来のもの)に関わっていたらすごいですね。

このように、本人が必ずしも人外で無かったとしても、黒執事には人外に手を加えられたことによって人外のような力を得た可能性があるキャラクターも存在することが分かります

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過去の自分すげええええええーーーー( ゚Д゚)!!!
この考察をまとめていたことをすっかり忘れていたのでビビり散らかしました
昨日気づいた気満々で「さてどうやってまとめようかな」と過去記事を漁っていた所この文章を見つけ、過去の自分の考察に死ぬほど納得させられるというアハ体験をしました。

当時はまだ人外としか判断が出来ませんでしたが、今回2人が離脱組が関わっているとみられる施設に見覚えがあることから、遂にこの人外=離脱組である可能性が出てきました!
しかし更に具体的に言えば、私は2人は離脱組達により直接的に人体改造をされたわけではなく、離脱組から人外の力を得た研究者の人間によって改造されたと感じています。

つまりこのF.O.L児童養護院は、今までの施設とは全く異なり、
離脱組の進みすぎた力を元に派生して作られた、人間が経営している施設である可能性があると感じています。

具体的に説明していきたいと思います。

F.O.L児童養護院は、離脱組の進みすぎた力を元に派生して作られた人間が経営している施設である可能性

まずはこのように考える理由として、
そもそも離脱組が何故力を人間に売る必要があるのかについて考察していきたいと思います。

死者蘇生研究の資金

まず、以前からブログで言及してる通り
離脱組の死神は自分達の真の目的である死者蘇生の実験を行う為には多額の国家レベルの資金を必要としていることが非常に重要になってきます。

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これは現段階ではまだ予想ですが、
その資金を得る為に、自分たちが持つ人外としての「進みすぎた力」を、人間もしくは国家に「売った」可能性があると感じています。
※ちなみにビザールドールの人間兵器としての使用を目論む存在がいる事自体は葬儀屋が既に豪華客船編内にて言及済みです。

死者蘇生と関係ないフィニとスネークの能力

何故離脱組の死神の直営だと思わないかは、単純です。
フィニとスネークの得た力が、離脱組達が求めている筈の死者蘇生の実験とは全く関係ないからです。

そもそも出発点が全然違うのです。
離脱組の目的は完全な死者蘇生であり、生きた人間の人体改造ではありません。
離脱組の研究はまず「死体」から始まりますが、このフィニたちの研究は「生きた人間」から始まります。「死体」から始まる訳ではなく、また「死体」も必要としないのです。

フィニやスネークは原作で語られる範囲の中では過去に死んだ経験があるという描写は一度もないことから、実はビザールドールだということも考えにくく、基盤は純粋な生きた人間と考えてまず間違いが無いでしょう。
スネークは蛇と人間のハーフを生み出す実験の結果生まれ、フィニアンは人体実験の結果尋常ではない強度の体を手に入れたように考えるのが自然かと思われます。

このことからも、この施設は確かに人間には持ちえない人外の力を使って実験をしていることは間違いはないのですが、それでもその実験の目的は離脱組の死神達のものとかけ離れており、むしろ「動物兵器」という完全に人間側の都合に沿った目的になっていることが分かります。

逃げ出している被検体

さらに言えば、この研究施設の「成果」であるはずの被験体であるフィニやスネークが逃げ出してるという事実もこの施設が人間の管轄下にあるものであると考える理由の一つです。
このツメの甘さも離脱組らしからず、ひどく人間臭いように感じます。

人間側からしてみればこのイレギュラーは時によっては脅威ですが、と同時にこの事実に対し離脱組が動かないこともまた納得が出来ます。
離脱組からしてみれば、自分達が与えた技術を元に人間たちがどんな研究をするかは知ったことではなく、また自分達の死者蘇生の実験に直接関係がないフィニやスネークのようなイレギュラーがいても全く関係ないからこそ、何も対応しないのではないでしょうか。

緑の魔女の村

また、フィニ、スネークの他にサリヴァンがいた緑の魔女の村もまた、同じように人間によって離脱組の死神から得た力を駆使して作られた施設であった可能性があります。
地下にある施設は近代的で進みすぎた物で、フィニアンのいた施設と酷似しています。

「進みすぎている」フィニアンの実験施設:黒執事第92話「その執事、奉公」より引用


しかしこれらはすべて共通し、
目的が兵器開発に向いています。

以上のことから、
フィニ、スネーク、サリヴァンの施設は
離脱組から分け与えられた何らかの進みすぎた技術を元に、国が勝手に利益のために実験や研究を行う「人間」が経営する組織なのかもしれないと考察します。

F.O.L児童養護院は何を目的とした施設?

ではF.O.L児童養護院が離脱組からの何らかの進みすぎた技術を駆使した施設であるとして、いったい何を目的とした施設なのでしょう?
これについてはまずは消去法で考察をしていきたいと思います。

血液収集機関ではない

今までのヒースフィールド男爵邸、アテナ退役軍人療養所と決定的に違う点はここです。
結論から申し上げますと、F.O.L児童養護院は、医療行為が一切行われていない何らかに特化した教育施設である可能性があります。

医療行為が行われていないと考察する理由は、
F.O.L児童養護院にはカルンスタイン病院に勤務する医師や看護師が在籍していないからです。

今までの施設ではメイドに紛れていたり、純粋に医者として混ざっていたりなどどの施設にも必ず医療行為が出来るカルンスタイン病院勤務のものが存在しました。

しかし今回の施設では、セバスチャンの調査によるとそのような人物は存在しません。
今回この施設に白羽の矢が立った理由は、暁学会の会員の貴族から多額の寄付を受けているからでした。

つまり今回の児童養護施設は血液関係の医療行為を目的とした施設ではない可能性があります。
また同時に不審死についても言及がないため、死亡者もでていない施設であると考えられます。

つまりそれ故に、今回の児童養護施設は血液収集の実績がないという意味でははじめてハズレの施設になるかもしれません。
また血液採取の事実がない場合速やかに帰還しろと坊ちゃんは命令します。
このことからも、児童養護施設組は他の組に比べて想像より早く帰還する事になるかもしれません。しかし果たしてそこにスネークはいるのでしょうか‥‥。
「帰ってこないスネークを描く」といことが、もしかすると重要な意味合いを持つ章なのかもしれません。



F.O.L児童養護院は教育機関

以上のことから、 F.O.L児童養護院は医療行為とは関係ない何かしらの教育機関であることが分かります。
また、 F.O.L児童養護院は未成年の子供たち誰でもを受け入れているわけではなく、「適性」をテストにより審査していることも明らかとなりました。

つまり、 F.O.L児童養護院の教育メソッドは、どんな子供たちにも有効なものではなく、適性がある子に受けさせることにより効果を発揮するものである可能性があります。

F.O.L児童養護院にいた兄シエル

また、今回兄シエルがこの施設にいたことが明らかになりました。
これで少なくとも今回の施設は葬儀屋側と直接何かしらの関係性がある施設であることが明らかになりました。

また兄シエルがここにいたことにより、
この施設で受けることが出来る独自の教育メソッドは兄シエルも受ける価値がある内容であることが分かります。

兄シエルらしき人物の足:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

ちなみにこの時の兄シエルの動向ですが、
この施設の女性が「里子に出たばかり」と言っていることから、兄はどうやらファントムハイヴ家本邸へ乗り込んでくる直前まではこの施設にいたようです。

今は何を学んでいるか考察が出来ませんが、ここで何らかの教育を受け、いよいよ準備が整い、里子に出たという体で葬儀屋(アンダーテイカー)に引き取られていった訳ですね!
兄シエルが葬儀屋の里子(仮だけど)…。可愛い!!!
葬儀屋が喜びそうなシチュエーションですね。この時の葬儀屋さんいつか描かれないかなあ…絶対に兄シエルに父(※仮)としてウザがらみして怒られてると思うんだよな…。

勿論直接葬儀屋さんが迎えに来たという確証はありませんが、何となく最重要人物である兄シエルに関してはこういうパシリ系の動きは葬儀屋さん進んでやってくれてるようなイメージです。
アグニ襲撃の時も御者をしていましたしね。

兄シエルを送る葬儀屋と思われる御者(髪が長く帽子を被っている):黒執事第125話「その執事、帰投」より引用

あと幼少期に双子の写真撮影をする時も布持ち係パシリをしていましたよね。だからそういうイメージが強いのかも‥。ちなみにあの時の葬儀屋さんはめちゃくちゃ幸せそうなので大好きな一コマです。さながら孫に囲まれて嬉しくてたまらないおじいちゃん…
正しくこの気分です↓

F.O.L児童養護院の「適性」とは

では F.O.L児童養護院の「適性」とはいったい何なのでしょうか。
まず現段階では参考にできる内容が少ないため、確実なものを述べることが出来ません。

しかし、今回の第192話で分かったことが二つあります。
それがこちらです。

・死者である兄シエルが適性がある
・生者であるスネークとフィニアンもテストを受けることが出来る

つまり、この教育メソッドは死者か生者かは関係ないことがまずわかります。
始め兄シエルがここにいたということは、ビザールドールがより生者に近づくための教育を受ける機関なのかと考えました。

勿論結果的にそこに行きつく可能性はあると思うのですが、とはいえフラッと現れたスネークとフィニもテストの対象になったことから、どうやらビザールドール専門の教育機関という訳ではなさそうです。

F.O.L児童養護院は将来兵器として人体改造をする子供たちの個体選別、教育をする機関か

これは現段階はまだ根拠が浅いため、予想程度で読んでもらえると嬉しいです。
もしかするとこの施設は先程上で言及したような
人体実験を将来施す子供たちの選別、教育を行っている機関かもしれません。

仮に何か人並外れた力を人体実験により子供に施す場合、当然、実験により追加する能力を使う上で向いている子供に施術したほうが効果は増すでしょう。(例:運動が得意な子の足を改造する、など)
このことから、F.O.L児童養護院は子供それぞれの個体能力を調査し、将来人体実験の被検体として向いていると思われる子供を厳選、適性に合わせ教育し、子供の準備が出来次第フィニアンがいた様な施設に送り、生物兵器としての施術を施す施設であるかも、しれません。

F.O.L児童養護院の黒い疑惑/孤児限定

高度な教育を受けさせるというF.O.L児童養護院。
しかしそんなF.O.L児童養護院がアテナ退役軍人療養所の様に生者との共存を目指すための施設ではなく、何やら怪しい施設であると考える理由は、この施設が孤児限定に開かれた施設であることです。

もし仮にこの施設が本当に素晴らしい高度な教育施設だった場合、当然貴族の子供たちなど、身分がしっかりした子供たちも学びに来たいはずだからです。
それにも関わらず、本来そんな高度な教育が必要なく、また学費を払えるお金もない孤児限定に施す理由としては、将来的に消えても誰も探さないからというところ以外にあまり理由を見つけることが出来ません。

特別教室とは

しかしそんなF.O.L児童養護院でも例外が存在します。
それが特別クラスの兄シエルです。

いえ、確かに兄シエルも言えば孤児なのですが、それでも葬儀屋がほぼ保護者みたいなものなので立ち位置が異なります。
この特別クラスが兄専用のものだったのか。それとも寄付金を積んだ貴族の子息などにこっそり開かれた門なのか。どちらを表しているかはまだ分かりません。

あの兄シエルさえ、きちんと孤児として里子に出されたという形でこの施設を後にしていることからかなり徹底されていることが分かります。
暁学会の貴族から多額の寄付があるということは、
もしかすると兄シエルと同じように孤児ではない暁学会の貴族の子息たちが孤児を偽ってこっそり学びに入っているのかもしれません。

しかしその教育に何のメリットがあるかはまだ謎です。
今のところ考えられるのはビザールドールとしての質をより上げることと、先ほど言及した生物兵器となるための個体を鍛える事の二つの意味合いがありそうですが、この点についてはまだ未定です。
特別クラスが、兄シエル専用を指すのか、それともこのようなワイロによる裏口入学的な意味合いがあるのかについても、今後大きく関わってくる可能性があります。

F.O.L児童養護院の職員は何故二人を受け入れたのか

孤児院へ入れてくれと懇願する二人に対し、
職員から意味深な間がありました。

孤児院に入れてくれと懇願するフィニとスネークを見る孤児院職員:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

この間についても、もしかすると意味合いがあるかもしれないため考察をしていきたいと思います。
まずこの職員さん、ちょっとだけジェーンに似ているように見えますよね。
訪ねてきた2人を最初に対応したのは別の女性でした。
この女性が困っていた所後からこちらの女性が現れ、「テストだけでもしてみたら?」と提案したのです。ちょっと何か知ってそうで意味深ですよね。

もし仮にこの女性が何かこの孤児院について深く知る重要人物だった場合。
何故この女性は2人をみて「テストだけでもしてみたら」と言ったのでしょうか。

これはあくまで予想ですが、この女性はスネークの蛇のような肌を見て「適性」を図る価値があると考えたのではないでしょうか。

先程も言及した通り、
この施設は将来人体実験に使う為の被検体となる優れた子供を育てる施設である可能性があります。

そしてその将来里子と称して送る施設がフィニやスネークがいた施設と何らかの関係がある施設の場合、この孤児院が求める子供の完成形こそが正しく蛇のうろこを持ったスネークである可能性があります。
勿論フィニも調べてみればそうなのですが、フィニは見た目では普通の子供と差が無い為、この女性はスネークの容姿を見てテストを受けさせてみようと判断した可能性があります。

F.O.L児童養護院編はフィニの過去編ではなくスネークの過去編になる可能性

また、今回のF.O.L児童養護院編は、どちらかの過去について語られる場合
フィニアンの過去編ではなくスネークの過去編がメインになる可能性があります。

今までのヒースフィールド男爵邸編とアテナ退役軍人療養所編ではメイリンとバルドの過去が明らかになったことから、自然とフィニの過去編が始まると感じる方も多いかと思います。
しかしフィニと坊ちゃんの出会いは、実は緑の魔女編で既に一度簡単にではありますが描かれているのです。

実は初期使用人ズの三人の中で最も過去がはっきりとわかっていたのはフィニアンだったんです。
しかしフィニの過去編でも最も重要な部分はまだ明らかになっていません。
それは女王の番犬である坊ちゃんが、どのような命令を受けてどんな施設を破壊したかについてです。
フィニアンの施設にドイツが関係していたのは間違いありませんが、ドイツ国内の研究施設だったのか、それともイギリス国内にあったものなのかはまだ分かりません。(坊ちゃん曰く事件を追って一度だけ国外に言った事があるというので、それがこの時のことを指している可能性はありますがドイツとはまだ限定されていません。)
もし仮に今回のF.O.L児童養護院編とスネークのいた施設、そして緑の魔女の村が繋がってくる場合、上記こそが最も重要なポイントになる可能性があります。

さて話をスネークに戻します。
スネークはと言いますと、幼馴染で形成されているサーカス団員一軍の中で唯一後入りした新入りメンバーでした。

サーカス団員一軍の中で唯一イレギュラーな存在だったスネーク:黒執事第26話「その執事、同僚」より引用

スネークの過去は、現在はまだ見世物として檻に入っていた所をサーカス団員達に引き取られたのみしか明らかになっておりません。
また一番仲が良かったであろうサーカス団員の一軍メンバーさえ、「お前本当に蛇の言葉がわかるのか?」と、本物の蛇男であることについてはいささか怪しんでいるような様子です。
以上のことからスネークは、他の使用人たちと負けず劣らず過去が謎だらけのキャラクターであることが分かります。

肝心の出生についてはまだ何も明らかになっておらず、ジョーカーたちと幼馴染でないことから救貧院出身でもないことが分かります。

しかしスネークは児童養護院という言葉に嫌悪感を覚えている為、ジョーカーたちに合う以前にどこかで児童養護院を経験した可能性があります。
ちなみにですが、仮にスネークがF.O.L児童養護院のような建物で実験を受けていた場合、記憶があやふやなことから児童養護院を経験するより前の経験である可能性があります。
※スネークの場合は誕生そのものが実験であった可能性がある為直接スネーク自身が実験体になったかはまだ言い切れません。

しかし何はともあれ、今回のF.O.L児童養護院編でのメインはスネークがドールたちの言葉を通じ真実を知ることにあるような気がしてなりません。
このF.O.L児童養護院の根幹を探っていけば、恐らくスネークとフィニの過去それぞれに繋がる何かがあることは恐らく間違いありませんが、どこまでそしてどのように深堀されているかはまだ謎です。

今回の章で、スネークが非常に着目されることはまず間違いが無いと私は感じています。

ウィルの疑惑

さて。ようやくフィニ&スネーク組の考察が終わりました。
続きましてはウィル編です。

ちなみにここまでで当ブログの記事は3万3千字を超えてしまっています。
読み続けてくれている猛者は果たしているのでしょうか‥‥
もしいてくれたらありがとうございますっ。ここまでたどり着いてもらえているかが今一番心配です。
現在ブログを書き始めて2日目に突入午前3時となりました。
明日仕事なので、ここから怒涛のペースで書き上げられるように頑張ります!

改めてウィルについての考察を始めていきたいと思います。
まず大前提として、当ブログでは以前より
ウィルは死神派遣協会の純粋な味方ではなく離脱組の元死神と繋がっている内通者である可能性について考察をしてきました。

考察は下記記事にまとめてあります。
www.under-taker.com
www.under-taker.com

ウィルが本当に内通者なのか、それとも純粋な死神派遣協会の一員なのかはまだどちらとは断言できません。
しかしこの可能性もあるという前提を踏まえて考察を進めていきたいと思います。

今回は、ウィルの疑惑について順番に言及していきたいと思います。

ウィルとレイラの会話

まず引っかかったのがウィルとレイラ(アル)の会話です。
ウィルの妨害をくらった時の二人の発言を見ていきたいと思います。

レイラ(アル)「くそっオレ様の邪魔してんじゃ‥‥‥」
ウィル「余計な手間をかけさせないで下さい。まったく。」
レイラ(アル)「お、覚えとけよ‥‥‥(気絶)」
黒執事第192 話「その執事、懇望」より引用

私はこの台詞に少々疑問を感じました。
特にレイラの最初のセリフです。

もしウィルが純粋に内通者でない純粋な死神であった場合、2人は当然初対面同士になるはずです。
それにも関わらず「だれだてめえ!」的な発言無しに、「邪魔をするな」という発言が出てくるのはほんの少し違和感に感じました。

しかしレイラは死神を認識したことが無いような様子だったため、そう考えると2人が初対面のようにも見えます。
実際はここまで深い意味があるかはまだ分かりません。
只非情ーーーにややこしいところなのですが、この時ウィルと対峙しているのはレイラの別人格のアルなんですよね。
となるとレイラとはあったことはないけれどもアルとはあったことがあった、なんてトリックも通用しそうだったりしなそうだったり。

敵同士のセリフとしては文字通りの意味合いにもとれそうですし、
仮にウィルが内通者だった場合、レイラのセリフを受けてのウィルのセリフは「助けてやるからおとなしくしていろ」の様にも聞こえます。

上記のようにまだ本当に五分五分ではありますが、若干内通者説の方が無理矢理かな‥?とは感じてはいます。
念の為現段階での可能性をどちらも書き残しておこうと思います。

デスサイズとレイラを回収したウィル/その行先は

次に重要な点は、ウィルがデスサイズとレイラの体を回収したという点です。
ウィルが純粋な死神派遣協会側の人物であった場合、これはそれなりに葬儀屋側にとって痛手になる可能性があります。

レイラが葬儀屋達にとってどんな人物なのかが明らかになってない以上、レイラの価値はまだ分かりかねます。
しかし、たとえハサミ型の小さいものだったとはいえ、死神に唯一対抗できるデスサイズが死神派遣協会側に奪われてしまうことは少々厄介のように感じます。

また離脱組の死神達にとってデスサイズは有限数のもののはずです。
手放したい武器ではないでしょう。

しかし重要なのはこのレイラ(ビザールドール)とデスサイズを、両方とも内通者の可能性があるウィルが回収したという点です。

物語的にはここで暗転してしまっていることにより、ウィルが実際にどう動いたかはまだ明らかになっていません。
しかし唯一デスサイズとレイラに希望が持てるとすれば、ウィルが内通者であれば離脱組はどちらのキーアイテムもこの土壇場でしれっと回収していることになります。
もしこうなっていたとしたら恐るべきですよね。

お願い死なないで葬儀屋派としては、是非ともそんな展開を希望してしまいます。(望みは薄いかもしれませんが)

レイラを本部に連れて行くと言っているウィルですが、ロナルドもまたこれから本部に戻るようです。
一緒に戻るのが自然と思うので、レイラはもしかするとウィルがどちらだったにしても本部まで連れていかれてしまうのかも、しれませんね。(偏見ですがデスサイズよりは重要じゃなさそうに見える…。ごめん…。)
しかし同時にこのレイラが持っていたハサミがデスサイズであるという事をいまいち理解できてそうな出来て無さそうな混乱気味のロナルド君。
ワンチャンあのはさみはデスサイズではなかったと言ってもごまかせちゃいそうなほど混乱しています笑

ウィルはデスサイズの提出先については明言していない(「上」に報告、とは言っているが、デスサイズの件かはまだ不明)ことからも、もしかするとこのハサミ型デスサイズをどうするかによってウィルの立ち位置が明確に理解できるようになるのかもしれません。

応援を呼んでいないのにウィルは何故来たのか

又次の疑問として、ロナルドがウィルに問いかけた「何故ここに来たのか」という質問についてです

まず先程紹介した過去記事でも言及した通り、
ウィルが怪しい理由の一つとして、重要なシーンで突然現れることが挙げられます。
また豪華客船編でもまだ報告を聞く前に事件に離脱者(葬儀屋)が関わっていたことを知っていたこともウィルへの疑惑が高まる理由の一つとなっています。

今回も、ロナルドのこの発言により、
ロナルドは死神派遣協会に対して死神の応援要請を出しておらず、それにも関わらずウィルが現れたことが分かりました。
これは正直かなり疑惑です。

この疑問点に関しては2つ可能性があります。

1つはウィルのキャラクター性を描くための演出
もう一つはキャラクター性を描く演出に見せかけたミスリードの可能性です。

ここは非常に描き方がうまく、現段階ではどちらとも取れる書き方となっています。
まだどちらとは断定が出来ませんが、順番に説明していきたいと思います。

ウィルはロナルドのこの疑問に対し、ロナルドの日報の提出が2日分溜まっているからだと答えました。
非常にウィルらしい答えです。説得力もあります。

しかしよくよく考えてみると、キャラクター性を演出するためだけに、ロナルドが応援要請をしてなかったにもかかわらずウィルが来たという下手をすればウィルが非常に怪しくもとれるような情報を公開する必要があるのか?とも感じます。

例えばウィルのキャラクター性を出し、かつウィルを怪しく見せる意味合いを含まない場合は、下記のような状態でも全く問題なく演出可能であると感じるからです。
「なんで応援を呼んだのに回収課じゃなく管理課のスピアーズ先輩が来たんですか?」
「A:日報の提出が遅れていたからです。」

わざわざ「ロナルドが鳩を飛ばさなかった」という説明を付けなくても、十分キャラクター性の演出が出来ると感じます。

ではもしこれがウィルが内通者であることを示唆する伏線だった場合、このロナルドの疑問に対する答えは一つです。
ウィルは内通者故にこの事件について死神派遣協会とは別ルートから知っていた為、デスサイズもしくはビザールドールを回収するために動いた可能性です。

キャラクター性を演出するためだけには、
「応援要請をしなかったにもかかわらずウィルがナイスタイミングで来た」という情報は、現段階ではどうしてもウィル内通者説の伏線の様に感じてしまう気持ちを捨て去ることが出来ませんでした。
果たして真実はどちらなのでしょうか。

疑問点(内通者側の場合):何故ロナルドを見殺しにしなかったのか

個人的にあの規律を重視するウィルが実は内通者だった説は非常に見てみたいな―――!と思っています。
しかし仮にウィルが本当に内通者だった場合、今回のウィルの行動の中に現段階では説明が出来ない疑問点があります。

それはもし仮にウィルが内通者だった場合、何故ロナルドを見殺しにせず助けたかという点です。

この時、優勢なのはレイラの方でした。
もし仮にデスサイズとレイラの回収の為にウィルが現れていた場合、わざわざ優勢であるレイラの邪魔をする理由がなくなってしまいます。

こうして考えてみると、またウィルはやっぱり内通者ではないのではないか、と感じてしまいますよね。
私も分かりません!!

ウィルが回収したデスサイズは半分のみ

またウィルが回収したハサミ型デスサイズは、半分に割った内の一本のみであることが分かります。(もう一本はロナルドのデスサイズにがっつり挟まっています。)
しかもこの無事なほうのデスサイズをレイラから取り上げる際、なんと意味深に3コマも使用されてウィルが取り上げる様子が描かれています。
う…内通者派としてはどうしても意味深に感じます…。

片っぽがロナルドのデスサイズに挟まってしまっている以上、これは死神派遣協会側に渡ってしまうかもしれません。
しかし残りのウィルが回収したもう一つは‥‥まだわかりませんね。
ロナルドは報告も適当ですし、ウィルも自然にハサミを回収している為気にも留めていない様子です。

ただデスサイズは管理が厳しいと聞きますし、片方のデスサイズが分かればもう一本存在することはすぐに派遣協会側に知れてしまいそうです。

うーーーんやっぱり普通の死神なのかな‥!
ごめんなさいここはまだ本当に分かりません!

ウィル「そろそろ決着を付けなければならない。」の真意

これもウィルの立場によっては意味合いが変わる言葉に感じます。
ちなみに私が初見で見た時「やめてえええええええええ!」と叫んだ部分です。

ウィルが死神派遣協会側の死神だった場合は言葉通りの意味となり、離脱組と決着をつけるという意味合いになります。見逃してくれ。

しかし仮にウィルが内通者であった場合は、これは「死神派遣協会のお上」と決着をつけるという意味合いになります。
推しが死なないためにはぜひこっちであってほしいと願いますが望みは薄いのでしょうか‥‥。

ウィルは「お上」ではなく「上」という

そしてこれが、推しに死亡フラグが立ってほしくないばかりに説にウィル内通者説を願う者の最後の樹になるポイントです。
今回、ウィルは死神派遣協会の「お上」の事を「上」と呼び、尊敬語を付けていないことが分かりました。

今のところ、死神派遣協会の「お上」の尊敬語「お」を付けなかったキャラクターは死神の中ではウィルだけということになります。
グレルとロナルドは豪華客船編で発言があったのですが、ふたりともちゃんと「お上」と尊敬語を使っていました。意外~

それにも関わらず、規律を重視するはずのウィルがその「お上」に敢えて尊敬語を付けないのは、
お上の事を良く思っていない=反抗心がある=離脱組に加担しているの伏線
を示唆しているように見えなくもありません。

しかしこれもまた黒執事の非常に演出がうまい部分でして、
ウィルは規律は守りますが仕事の在り方については良く不平不満を漏らすキャラなので、そんな死神派遣協会のいわば上層部にあたる「お上」に対し、忠実な社員でありつつも尊敬はしていないだけ、という可能性も非常にしっくりくるんですよね。

またこのセリフの真意がどちらなのかは分かりませんが、ここまで踏まえ、皆さんはウィルはどちらの立場だと思いますか?
良ければ是非教えて頂けると嬉しいです!

まとめ

おわっ・・・た‥‥っ
いやーーーー久しぶりに今まで描いた考察の中で五本の指に入るくらい書くのが大変な考察記事でした…!
長くなってしまってすみません。
近いうちに小分けして分かりやすくした記事を造ろうと思います。

先月の9月号あたりから黒執事の本筋の物語が急速に動き始め、久しぶりに本格的な黒執事考察の再開となりまるでリハビリ状態ですww
ウィル内通者説など、まだまだ正解がどちらかさっぱりわからない状態の考察についてについても、このような絶妙にどちらにもとれるような描き方が黒執事の伏線の醍醐味であり、かつ一番ハラハラ楽しませてもらえる場所だと感じています。

私の駄文では説明に4万字かかってしまう考察内容も、黒執事本編ではたったの16ページにまとめられた内容です。
こんな限られたページ数で文字も少ない中で、これだけ複数パターン考察を考えられるような内容になっている黒執事の物語展開の面白さには本当に脱帽です。す、すごすぎる…。

いよいよ黒執事の本筋が動き出しています。
兄シエルが現れた時の衝撃や、リジーが坊ちゃんの元を去った時の悲しみ、アグニが倒れた時の胸の痛み。
これらに近いような衝撃的な出来事が、また近づいてきているような気がしてなりません。

しかも物語の本編が本格的に進みだした途端に現れ始めるんですよね。葬儀屋さん。
先月今月と、予想だにしない場所での登場を受けて私は発狂しっぱなしです。

でも葬儀屋さんが出てくるたびに死亡フラグがビンビン立つ…!
でも葬儀屋さんは見たい…!でも追い詰められて欲しくない…!

でも正直…
15周年メインヴィジュアルのこの伏線がある以上葬儀屋の死亡フラグについてはかなりもうヤバいのではないかと感じています

絶望。文字通り絶望です。
うーーーーんこんなの良くて首が飛ぶ大怪我じゃん…!辛い!

ですが、はるかかなたにも言いましたが多分葬儀屋さんはすべてが終わったら死ぬ覚悟を持って行動しているんですよね。
オセロに対し「まだ」解体されるわけにはいかないということは、終わったら解体されたらいいと思っているって意味なんですよね。
元々自殺者ですし、葬儀屋さんからは死への願望を感じてなりません。

勿論推しには死んでほしくないし、あわよくば幸せになってほしいんですが、その推しの願いが「自らの死」だった場合ファンはどんな心づもりで受け止めればいいのでしょうか。
たしか5年位前にもどこかの考察記事のまとめで同じことを考えたような気がします。

当時は皆目見当が尽きませんでしたが、5年がたち、今私の気持ちに一番近い答えを考えるとするならば、
せめて満足して微笑んで死んでほしいです。
推しの願いが達成されて死んでほしい。
絶望の中では死んでほしくありません。
とびきり綺麗に、美しく、儚く死んでほしいです。
そして連載後も公式から数年に一度の単位でいいから同人誌を出してもらって、その中ではシリアス無しのファントムハイヴに囲まれてずっとニコニコしている葬儀屋さんでいてほしいです。

何億円払えばそんな同人誌を作ってもらえますか…同人誌じゃなくて一枚の落書きでも構わない…というか世の中に生み出された葬儀屋さんの絵で落書きなんて一枚も存在しません…全部神です…
私は黒執事しか知らないヲタクなのでもし失礼があったら大変申し訳ないのですが、ファンの中でクラファンをしてもし叶うなら本気でクラウドファンディングしたいくらいです

ああもうとにかく葬儀屋さんに幸せになってほしいです。
先月からの怒涛の展開、最強に楽しいんですが推しを思うと胃に来ます‥!(多分葬儀屋さんも兄シエルもまだまだ全然余裕なんでしょうけど。流石推し)

本当にこの胃のキリキリを緩和させるには美形ケルヴィン男爵かドルイット子爵に出てきてもらうくらいがちょうどいいのかもしれない…。

最近は発売日に度に、黒執事で推しも考察も楽しめて幸せです。
これからの黒執事の展開も、大げさでなく固唾を飲みながら見守りたいと思います。

ひゃー朝五時だ。仮眠します!

餅月