こんにちは!餅月です。
今日は葬儀屋(アンダーテイカー)に人外の協力者がいる可能性について考察していきたいと思います
葬儀屋は現在黒執事で多方面の活躍をしています。
それは大きく言うなれば死者蘇生。
葬儀屋は自身の研究を追い求めていくうちに死者蘇生が自らの手で出来てしまうほどの成果を手にしました。
しかしこの研究をする上で、
葬儀屋には他にも人外の協力者がいる可能性があります。
その可能性を感じさせるきっかけはオセロのこのセリフです。
葬儀屋に協力者がいることを感じさせるオセロのセリフ
オセロはもともと
この青の教団編での多量の失血死の原因を作った人物を「アイツ」と呼び、誰か思い当たる人物がいるようでした。
当ブログでは
オセロと葬儀屋は事前に顔見知りであり、さらにいうなれば二人は同期の死神である可能性が高いことを考察してきました。
そのことから、
オセロはこの事件の首謀者を離脱した葬儀屋なのではないかと考えている可能性があると予想していました。
今回本誌の方でオセロと葬儀屋がファントムハイヴ家本邸で顔を合わせるに至り、
オセロと葬儀屋が同期の死神化はまだ具体的には明かされなかったものの
葬儀屋が名乗っていないオセロに対し「オセロ!」と名前で呼んだことから二人が顔見知りであったことは的中確定となりました。
その後の二人の会話も、
上下関係というよりは気さくに話すような雰囲気でしたので、同期の可能性もまだあるかなと私は考えています。
その考察につきましては下記記事に詳しくまとめてあります↓
※特に葬儀屋がキャラクターを名前で呼ばないことについての考察は個人的にとても好きで特に面白いなと感じる考察なのでぜひ読んでみてください!
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さて、そのことから
このオセロのセリフの「アイツ=葬儀屋(アンダーテイカー)」であったことは確定しました。
となると
このセリフから読み取れることは二つあります。
オセロのセリフの真意
- オセロが知る頃の、死神現役時代の葬儀屋(アンダーテイカー)は医療技術に詳しくなかった
- 医療技術に詳しくない葬儀屋が輸血技術という進みすぎた技術を完成させていることから、他に誰か医療知識にたけた協力者がいる可能性がある
これが私が葬儀屋に他にも協力者がいる可能性があると感じた理由です。
人間の協力者と、人外の協力者
では具体的な協力者とは誰なのでしょうか?
実は人数としてはかなり多いのではと私は考察しています。
この協力者ですが、
大きく分けて二種類に分類できると考えています。
葬儀屋の協力者
- 人間の協力者
- 人外の協力者
人間の協力者
葬儀屋に人間の協力者がいる可能性についてはかなり前に考察を書きました。
- 緑の魔女編の様に、葬儀屋の研究を国家レベルでバックアップしているパトロンがいる可能性
- 豪華客船編で沈没した船カンパニア号の造船会社ブルースターライン社
ブルースターライン社
ブルースターライン社による葬儀屋のバックアップはほぼ間違いなく確実だと感じています。
その理由は二つあります
- 処女航海で豪華客船に乗客と同数の死体を乗せることを了承した異常性
- 密室殺人事件編でスネークの蛇に咬まれて命を落としたブルースターライン社の御曹司フェルペスの存在
豪華客船に乗客と同数の死体という異常性
よく考えてみるとおかしな話です。
乗客と同数の死体を一気に運ぶなんて。
しかも豪華客船。
しかも処女航海です。
どこをとってみても、
縁起的な意味から見ても、船側からしてみてはいくら積み荷とはいえふつう断る要素が満載です。
それにもかかわらず
ブルースターライン社がこの依頼を受けたということは
この積み荷を運ぶことに、何か会社としての大きな理由や利益があったからと考えることが妥当です。
ではその理由とは何か。
それが二つ目の大きなポイントです。
密室殺人事件編の際亡くなったブルースターライン社の御曹司パトリック・フェルペス
ブルースターライン社は、
跡継ぎであるパトリック・フェルペスを密室殺人事件編で亡くしています。
パトリック・フェルペスを何とか蘇生しようとして暁学会(アウローラ学会)の葬儀屋にたどり着いた可能性があります。
寄宿学校編のP4も、デリック・アーデンたちを復活させるために暁学会にたどり着きました。
もし本当にそうだったらそれに少し似ているなと感じます。
となると
ブルースターライン社は葬儀屋の実験に協力するために自らの会社の船を実験の場として差し出した可能性があります。
どこまで実験の内容を知っていたかは定かではありませんが、
それでもフェルペスを蘇らせるために、葬儀屋の実験を全面的にバックアップした可能性は高いと感じています。
これがまず一つ目の
人間としての葬儀屋の協力者の可能性です。
ブルースターライン社の上層部は、下記の協力をした可能性があります。
- 実験としての場所の提供(カンパニア号:豪華客船編)
- 多額の資金援助
ブルースターライン社が葬儀屋に援助をしている可能性については下記記事で以前考察しておりました。
国家レベルのパトロン
もし国家レベルのパトロンが
存在する場合はイギリス以外の外国である可能性が高いかな?と私は感じています。
イギリスのヴィクトリア女王は少なくとも葬儀屋の死者蘇生の実験についてを知りません。
緑の魔女編では
ドイツが化学兵器と戦車の研究を、密かに国家で進めていたという内容でした。
これが伏線である可能性があります。
葬儀屋は葬儀屋業ではお金を稼がない
葬儀屋は女王のコインにはこれっぽっちも興味がないといい、検死や埋葬の仕事でお金を取ろうとしません。
葬儀屋が女王を嫌う理由は、
葬儀屋とファントムハイヴ家との関りに大きく関係する伏線である可能性が高いのですが、それについては今言及すると脱線しすぎてしまうので興味がある方は下記記事を読んでみてください。
ちなみにこのブログを開設しようと思ったきっかけである、個人的にとても思い入れの深い考察記事です↓
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葬儀屋のセリフの中で重要なのは
女王のコインと限定している点です。
葬儀屋が嫌いなお金は『女王』のコインだけ
葬儀屋は女王との個人的因縁から
イギリスのお金に限定した意味で、使うことを嫌がっている可能性があります。
単刀直入に言うと、
女王は死神の審査を免れた世界に有益とされた人物であり、その審査に葬儀屋が何らかの形でかかわっていた可能性があります。
また、女王が生き永らえたことでクローディアをはじめ葬儀屋にとって大切だった人間が複数人命を落とした可能性があり、そのことから葬儀屋は女王のことを「気に入らない」と発言した可能性があります。
何故葬儀屋が女王を嫌うかはこちらに記載してあります
これが一つ目の伏線である可能性があるものです。
そしてもう一つ目の伏線が
先ほどちらりと言及した緑の魔女編でのドイツの在り方です。
緑の魔女編ではこのような発言が存在します。
この発言が伏線である可能性があります。
国家レベルの資金
実験をするには資金が必要。
黒執事の中で、
このドイツでの化学兵器と戦車以外に大きな実験を大々的に行っているのは、葬儀屋の死者蘇生と輸血の研究だけです。
つまり、葬儀屋がいくらそれを実現する力を持っていたとしても、
現実のものにするには研究の資金は必須であるということを暗示している可能性があります。
現に、サリヴァンも元はドイツ国家の支援を得て研究をしていましたが、
現在はヴィクトリア女王直々のサポートを受けて研究をしていますね。
しかもご丁寧に、
葬儀屋は葬儀屋業でお金を稼がないことが明記されています
つまり、緑の魔女編の流れを汲むと、
葬儀屋にもサリヴァンと同じような、国家的なパトロン、バックアップが付いている可能性が高いです。
ちなみに金銭的パトロンがいかに大事かは、
サーカス編でケルヴィン男爵についてを語る先生の発言の中でも言及されましたね
黒執事の中で、
実験にかかる金銭問題というのは非常にリアルを意識して描かれている可能性が高いです。
もしかすると、このケルヴィン男爵のパトロンについても伏線なのかもしれません。
さて、葬儀屋の国家レベルのパトロンについて話を戻します。
イギリスからの援助が無いとなると残りで考えられるのは
諸外国による金銭的なバックアップです。
葬儀屋をバックアップしている可能性がある国
- 第一候補:フランス
- 第二候補:アメリカ
- 第三候補:ドイツ
ちなみに余談ですが、
上記の候補は黒執事を読んでいた知識の中で自然と出てきた候補です。(これから順に説明していきますね)
しかし実は上記の3カ国は、
何と19世紀西洋医学の歴史の中で名前が上がりやすい三カ国のようです
西洋医学の歴史について調べていたところ、この三カ国がばっちり名前が挙がっていてちょっとぞっとしました
19世紀西洋医学での三カ国の在り方
- フランス・・・医学の方向性を左右する先駆者としての特徴を持っていた
- ドイツ・・・・基礎医学における多大な貢献
- アメリカ・・・ドイツ医学は基礎医学という理論に固執しすぎて、実践的な臨床医学を軽視したため、やがてアメリカ医学にとって代わられる
引用源:19世紀の、ドイツ医学とフランス医学の特徴ってなんでしょうか。 - 1... - Yahoo!知恵袋
以上を踏まえたうえで
考察していきたいと思います。
フランス(第一候補)
最も可能性の高い国かな?と考えています。
フランスは現在唯一宙ぶらりんの伏線が残る国です。
葬儀屋は豪華客船編後フランスを訪れたようですが、その理由はまだ明記されていません。
豪華客船編後なので、
フランス国家がパトロンだった場合、その結果を報告しに行ったと考えると一番しっくり来るかな?と感じました
また他にも
ドイツ語を話せないにもかかわらずフランス語を話せる坊ちゃんや、坊ちゃんの名前はフランス語であるなど、フランスは何かと伏線が多い国です。
友人に聞いたのですが、
フランス語は言語の中でも日本語に匹敵するほど特に難しい言語だそうです。
英語が話せるならドイツ語は何とかなるが、フランス語は別次元だとか…
そんなフランス語が話せる坊ちゃん…
フランスについては黒執事原作でもいつか触れられる可能性が高いのではないかなと感じています。
アニメではパリ万国博覧会が取り上げられていましたよね。
この「フランス」のくだりの伏線が、葬儀屋のパトロンを通じて回収されていく可能性もあるかな?と感じました。
ドイツ(第二候補)
ドイツは緑の魔女編で大きく触れたので、再度大きくスポットを浴びる可能性はどちらかというと低いかな?と感じています。
しかしドイツとイギリスは何かとライバル関係にある国。
兵器開発だけでなく、今回の死者蘇生の技術をめぐって争うという可能性も捨てきれない気もします。
医学史的にみると、
実直な基礎医学に集中しすぎて後に後れをとってしまうドイツ。
ディーデリヒの性格は本当にドイツ人なんだなあと実感してしまいます。
アメリカ(第三候補)
アメリカは比較的可能性は低いと感じています。
黒執事でアメリカが出てきたのは二か所です。
・豪華客船カンパニア号の旅の目的地はアメリカニューヨーク
・暁学会に肉人形を依頼したアメリカの製薬会社オシリス
ちなみにこの「オシリス」というワードは
葬儀屋を示唆する言葉である可能性が非常に高いです。
詳しくは下記記事に考察してあります。
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人外の協力者
今までは葬儀屋にいる可能性のある人間の協力者の話をしてきました。
また人間の協力者は金銭面での協力の可能性が高そうです。
その枠で考えてみると、ブラバットはレアな立場の人間としての協力者なのかもしれませんね
さて、次は人外の協力者の可能性について考えていきます。
これこそが、
初めに画像で上げたオセロが言う「他に誰か…」の部分の考察です。
この人外の協力者が存在する場合、
これは既出のキャラクターである可能性も、
新しいキャラクターである可能性も両方あるかなと感じています。
現在の段階で一番可能性を高く感じているのは、
既出のキャラクターと新キャラクターの、合わせて最低二人の協力者がいることです。
既出キャラクターの葬儀屋の協力者は?
いるとしたら、
私はウィリアム・T・スピアーズではないかなと感じています。
ウィルは葬儀屋の協力者?
ウィルはもしかすると葬儀屋の内通者、スパイであるかもしれません。
そう考える理由は、葬儀屋とウィルは過去に師弟関係であった可能性があるという考察を踏まえてです。
以前までは、葬儀屋とウィルのこの関係は完全に過去のものだと思い込んでいました。
そう考える理由は、
ウィルが規律を重視する死神だからです。
ですが、
もしこのウィルの規律を重視する姿勢こそがミスリードだったとしたらどうでしょうか…?
そう考えるのにも一応理由があります。
私は先ほど挙げた上記の記事で、
二人が同じ「淡々と、坦々と」というセリフで死神の仕事を説明したことにあります。
ウィルは規律に厳しいキャラクターなので、
離脱という道を選んだ過去の師匠(葬儀屋)に対し、幻滅しているのではと、私ははじめ思っていました。
ですが冷静に考えてみると、
幻滅した相手から受けた教えを今も反復するか?という疑問が残ります。
もし仮にウィルが葬儀屋と師弟関係であったとして、現在の葬儀屋をウィルがどう思っているか。
これはもしかすると
実は非常に重要なポイントなのではないかなと最近感じるようになりました。
もし葬儀屋に対するウィルの気持ちが師弟のころから変わっていなかったとしたら、
ウィルは規律を守る姿勢を取りながら、
葬儀屋のために内通者として動いている可能性があります。
緑の魔女編でも葬儀屋の情報収集をしていました。
これは死神派遣協会として離脱組である葬儀屋を追っているふりをしながら、
死神派遣協会が葬儀屋についてどこまで知っているのか、それを探っている可能性もあるなと感じています
また真シエルとともにアグニを襲撃した、
アグニと対等な力を持つ謎のナイフ使いの正体もいまだに明らかにされていません。
アグニはセバスチャンと同等の力を持った人間でした。
原作の中で
セバスチャンと同等にやりあえるキャラクターは今のところ葬儀屋とグレル?くらいしかいません。
となるとナイフ使いは人外である可能性が非常に高いです。
以前まで当ブログでは
ナイフ使いの正体はサーカス編のドールなのではないかと考察してきましたが、この説は身長が合わないという問題を含んでいました。
となると、別の人外である可能性が出てきます。
話し言葉、アグニを圧倒できる力、手袋、そして身長。
そのすべてがウィルと一致します
※2021年12月追記:このナイフ使いの正体はウィルではなくサーカス編のジョーカーの可能性がほぼ確となりました!
もしウィルと葬儀屋の師弟関係がまだ切れていなかったとして、
死神派遣協会への内通者がまさかのウィルだったとしたらとっても面白いですよね…!
葬儀屋の傷
また、葬儀屋のウィル以外の人外の協力者を感じさせる点は他にもあります。
それは葬儀屋の顔や体に残る傷跡です
原作で死神現役時代の葬儀屋が描かれたことはありませんが、
アニメ版の現役時代の葬儀屋は顔に傷がありません
初めは葬儀屋の傷は、
人間時代に自殺した際に出来たものなのではないかと考察していました。
しかし他の死神たちにそのような傷がついているキャラクターが一人もいません。
分かりやすく言えば、オーソドックスな首吊り跡のようなものさえついているキャラが一人もいないことには違和感が残ります。
アニメ版の現役葬儀屋に傷がついてなく、むしろ傷がある死神は離脱した葬儀屋しか見て取れません。
このことから、
あの体中の傷は死神になってからついたものである可能性が高いのではないかと現在は考えています。
となると、なぜあんな傷がついたかが疑問になります。
葬儀屋は強力な死神です。
しかし、葬儀屋が唯一「面倒な奴ら」というのが死神派遣協会のことです。
デスサイズを奪還するときも「持ち出すのに苦労した」と言っています。
死神派遣協会にとって離脱がどのようなことを指すのか、
そして葬儀屋がいつデスサイズを持ち出したのかが定かになってない今完璧な考察は難しいですが、
恐らくこの中のタイミングのどこかで、
葬儀屋は死神派遣協会からの制裁として、あの傷をつけられ身体をバラバラにされた可能性があります。
葬儀屋の傷と死神派遣協会の関係性については、
具体的には下記記事にまとめてあります。
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…となると、です。
誰がバラバラになった葬儀屋をつなぎ合わせたのでしょうか?
切り裂きジャック編で
自らのデスサイズでセバスチャンに切られることを恐れているグレルを見ると、死神はデスサイズで切られると死んでしまうようです
このことから、
葬儀屋は生きたままデスサイズ以外の刃物で切られた可能性があります。
死神にとって死とは「許しの日」であるということ。
恐らく死を与えることは褒美のようなものなので、
葬儀屋は死ぬことさえ許されなかった可能性があります。
それを改めて死神派遣協会が繋ぎ直して、永遠に許しの日が来ない(死ねない)ままぽいっと外に放った可能性もあります。
しかし、オセロが言及した葬儀屋の協力者は
医学的な知識を持つ協力者でした。
もしこの進みすぎた医学知識を持つ人外の協力者が葬儀屋にいた場合、バラバラにした葬儀屋をつなぎ留め復活させ、かつ今回の死者蘇生の実験についても協力している可能性があります。
もしこのようなキャラクターが実在した場合は、おそらく初登場の新キャラになるのではないでしょうか?
まとめ
ヒー簡単にまとめるだけのつもりが
とんでもなく長い記事になってしまいました。
今回の記事はわかりやすく、一つ一つの見出しを題名に持ってきた細かい記事としておいおい小分けして読みやすくしますのでお許しください↓
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黒執事は読めば読むほど、考えれば考えるほど、芋づる式にずるずると考察が出てきます。
考察記事を一つ書き上げると、普段使わない頭がパンクしてアイキューが一気に下がりますww
ひー、これからも楽しく頑張って考察していきます_(:3」∠)_
ちょっと脳みそをクールダウンクールダウン~
餅月