黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】第222話「その執事、敬聴」|「黒(死)」を否定し、「白(天使)」を望むヴィクトリア女王

こんにちは!餅月です。
本日は『黒執事』最新話第222話「その執事、敬聴」Gファンタジ―2026年2月号の考察をしていきたいと思います。
考察の都合上、本誌最新話までのネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

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前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
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第222話初見読みライブ配信

初見読みライブ配信はこちらです。
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第222話:重要伏線箇所

今回の第222話で特に重要な箇所について箇条書きでまとめます。
過去の考察記事も踏まえ、こちらの重要箇所を中心に順番に考察を進めていきたいと思います!

晩餐後(アフター・ディナー)は紳士の戯れ
女王が誘われたのは深刻な物語…。

・一向に描かれないアルバート公の「顔」

・「彼は私の天使なの」

・天使にふさわしいのドレス

「神」と聞いた途端変わるモドリの反応

漆黒のドレスは女王にとって「死」の象徴

「黒い(死)」を否定し「白(天使)」を望む女王

・アルバート公をまだ諦めきれないと言った女王

・「女王」と「暁学会依頼者」との共通点

・「アルバート公と女王は必ず再開するだろう」と涙を流し拍手するモドリ

態度を一変させたモドリに戸惑う主従。
黒執事第222話終了ー

枢先生の巻末コメント

25年のベストバイはMIRAI PLUSのトランポリン。飛ぶの楽しすぎる。

枢先生が!?トランポリンを!!?

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

いやはや、どこから語っていいのやら…。

今回も物凄い回でした。

黒執事は「色」の物語なんですね。
それを改めて思い知らされた回でした。

赤執事の主従に会えるとは思っておらず、胸が熱くなりました。

遂にヴィクトリア女王の過去にもメスが入り、いよいよ物語がクライマックスへ向かっている事をひしひしと感じさせられたような気がしました。

ヴィクトリア女王の発言には気になる点がいくつもありましたね。

ここにきて急に言及が始まった悪魔と死神以外の人外、「神」そして「天使」

黒執事は今後一体どんな展開を迎えるのでしょうか?

思わず「ヤバい」を連呼した、そんな222話でした。

考察

今回も沢山の伏線が張られました。
それでは順番に考察していきましょう!

ヴィクトリア女王とアルバート公

ヴィクトリア女王の口から、アルバート公とのなりそめと死別が語られました。

ヴィクトリア女王が一目惚れした事やプロポーズした事など、ここで語られた内容は歴史的史実と一致しています。

ja.wikipedia.org

ヴィクトリアはすっかり彼に一目ぼれした。引見の翌日に彼女はメルバーン子爵に対して「結婚に対する意見を変えた」と述べ、さらに翌々日には「アルバートと結婚する意志を固めた」と述べた。

後日再びアルバートを召し、君主である彼女の方からプロポーズを行なった。「貴方が私の(結婚の)望みを叶えてくれたらどんなに幸せでしょう」と言ってプロポーズしたという

引用源:
ヴィクトリア (イギリス女王) - Wikipedia


葉巻の煙と共に語られたヴィクトリア女王の回想はとても美しく、そして可愛らしい内容でした。

一向に描かれないアルバート公の「顔」

語られたヴィクトリア女王の過去。
若き日のあどけない女王は描かれましたが、アルバート公の顔が明らかにされることは最後までありませんでした。

ヴィクトリア女王
「ドイツからやってきた彼は夢の中の王子様そのものだった!大きな青い瞳、美しい鼻、甘い口元。一目で恋に落ちたの。」
黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

ちなみにこちら↑も、実際にヴィクトリア女王の日記に書かれた内容のようです。

ヴィクトリアは1836年にアルバートと会ったことがあり、その時の日記の中でアルバートを「髪は私と同じ褐色、目は綺麗な碧眼、美しい鼻と口。顔の表情は魅力的だ。同時に善良さと甘美さと知的さを持っている」と絶賛していた。

引用源:
ヴィクトリア (イギリス女王) - Wikipedia


今まで黒執事の中ではデフォルメパペット姿でのみ登場のアルバート公。

顔を明らかにするには絶好の機会だったにも関わらず、そのご尊顔が描かれることは遂にありませんでした。

一体なぜアルバート公の顔はこれほどまでに明らかにされないのでしょうか?

当初顔を伏せられていたヴィンセント・ファントムハイヴと似た空気を感じます。

アルバート公の顔が伏せられているのは明らかに意図的と言わざるを得ません。

もしかするとアルバート公は、今後もっと衝撃的な形で顔が明らかにされる機会があるのかも、しれませんね。

「天使」

過去を語るヴィクトリア女王から非常に意味深な言葉が発せられました。

ヴィクトリア女王
「彼は私の天使なの」
黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

天使。
このワードにぴくっと来たのは恐らく私だけではない筈です。

アニメ黒執事では実際に天使と関係があったヴィクトリア女王。

果たしてこれは比喩なのでしょうか?それとも…。

「天使」と「ジョン・ブラウン」

またこのシーンで言及したい点がもう一つあります。
それはヴィクトリア女王が「天使」と発言した際、アルバート公のパペットの他にジョン・ブラウンも描かれている点です。

言葉だけをとらえれば、ヴィクトリア女王が指しているのは最愛の夫アルバート公です。

しかしこの時ヴィクトリア女王はわざわざ後ろを振り向き、アルバート公パペットを持つジョン・ブラウンに語り掛けているように見えるのです。
アルバート公だけを指すのならパペットのみを描けばよかったはず。しかしここではパペットを持つジョン・ブラウンもカットされずに描かれました。

果たしてこれは偶然でしょうか…?

「天使」と「ジョン・ブラウン」:黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

当ブログでは以前から、
ジョン・ブラウンが人外である可能性について言及してきました。

www.under-taker.com

目を隠している事&今までは天使や神の存在が原作内では描かれなかったことから、死神の可能性が現時点では一番高いと考察してきました。

しかしアニメで天使が出てきた黒執事。
原作でも出てくる可能性も否定できませんでした。

今回のヴィクトリア女王の発言で、
ジョン・ブラウン天使説も十分考えられると強く感じました。

のウェディングドレス

ヴィクトリア女王の白のウェディングドレス。
現代では一般的ですが、「白」のウェディングドレスを広めたのはヴィクトリア女王その人でした。

当時はウェディングドレスで「白」が選ばれるのは極めて稀だったそうです。


「白」のウェディングドレス:黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

ヴィクトリア女王は、当時はウェディングドレスとしては使用されることが稀であった白をドレスの色に選んだ。(略)ヴィクトリア女王が白いウェディングドレスを着用したことが花嫁衣装に白を使う伝統の始まりとされているが、王族の中で初めて白いウェディングドレスを着たのがヴィクトリア女王という訳ではない。

引用源:ヴィクトリア女王のウェディングドレス - Wikipedia

「白」と言えば黒執事好きの方はピンと来るはず汚物で有名アッシュさん。

ヴィクトリア女王の執事は純白の服を着た執事です。

「白」はヴィクトリア女王にとって天使を象徴する清楚な色である事が分かります。

漆黒のドレスは女王にとって「死」の象徴

ヴィクトリア女王と言えば喪服をイメージする方も多いでしょう。
最愛の夫アルバートが亡くなって以降、ヴィクトリア女王が生涯喪に服したことはあまりにも有名です。

十八歳で即位し、最愛の夫アルバートとの間に四男五女の子宝に恵まれたヴィクトリアは幸せの絶頂にあった。転機が訪れたのは一八六一年暮れのこと。同い年の夫が、突然この世を去ったのである。四十二歳という若さであった。以後およそ四十年間にわたって生きながらえた女王は、終生、黒い喪服を身につけた。この絵は、女王が八十歳の長寿を迎えた最晩年のものであるが、世界最強の帝国を治める君主はやはり喪服を着ている。

引用源:<英国王室の舞台裏>(3)ヴィクトリア女王 夫死後40年喪服 欧州王室の母:東京新聞デジタル

ヴィクトリア女王は、

・「白」のウェディングドレス
・「黒」の喪服

それぞれを広めた人物でもあるのです。

今回の余興の中でも喪服について触れられました。

ヴィクトリア女王にとって「黒」は、死の象徴である事が分かります。

「黒(死)」を否定し「白(天使)」を望む女王

今回の第222話内でも特に重要な箇所です。
ここはかなり衝撃的でした。

喪服に身を包んだ女王。
しかし話はここで終わりませんでした。

ヴィクトリア女王は生涯自分が「黒」で生き続けるのか疑問を投げかけたのです。

「黒」で生き続けることに疑問を感じる女王:黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

アルバート公を「まだ諦めきれない」と言った女王

ヴィクトリア女王は続けます。

ヴィクトリア女王
私はまだ諦めきれないの。面影でもいい。ただ愛しい人に会いたい…。
黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

遂に言っちゃったよ!!

個人的には葬儀屋の「これ以上ファントムハイヴを失うのは」に次ぐくらいの感覚でした。

緑の魔女編で、「動く死体が仲間になるならそっちの方が素敵」と言い放ったヴィクトリア女王。

もしやと思っていたけれど、やっぱりそっち派だったか!!

まだ諦めきれないというヴィクトリア女王。
これはヴィクトリア女王は蘇生をしてでもアルバート公と会いたいと思っているまぎれもない証拠ではないでしょうか。

これは蘇生を研究している葬儀屋&兄シエル側からすれば朗報であり、組織を潰そうとしている坊ちゃん側からすれば悲報と言えるのかもしれません。
(ヴィクトリア女王を気に入らない葬儀屋がこれを良しとするかはまた別問題ですが…。)

前回のブログでも言及しましたが、ヴィクトリア女王は愛する人を失っているという点で暁学会の依頼者たちとの共通点があります

今回、ヴィクトリア女王は死者蘇生の力が存在することを知った上で、今も尚アルバート公に会いたい、諦めきれないと明言されたことから、ここの関係性がグッと近くなったように感じます。

元暁学会会員:バーナバスフェアチャイルド3世

少し話はそれまして…。
そもそも今坊ちゃん達がいるザ・ネクタルスプリングスホテルに調査の白羽の矢が立った理由は、支配人のバーナバスフェアチャイルド3世(通称:ペロおじ)元暁学会の会員だったからでした。

今回、バーナバスフェアチャイルド3世はこのヴィクトリア女王の話を聞いていました。

蘇生の研究を知るバーナバスフェアチャイルド3世は、これを聞いてどう思うのでしょうか?
この利害の一致を果たしてスルーするでしょうか…?
ヴィクトリア女王を勧誘したりしないか、不安でなりません。

モドリ・ヴラディス

さて、最後にモドリ・ヴラディスについて考察したいと思います。

ヴィクトリア女王と席を共にしているモドリ・ヴラディス。

モドリ・ヴラディスはビザールドールである事がほぼほぼ確定しているので、現在黒執事本誌ではビザールドールと女王が同じ席に座っているという物凄い状況になっている事が分かります。

しかしモドリ・ヴラディスは女王を恐れる様子はありません。

むしろ女王の話が長いとイラつきを見せるほど、その態度は横暴です。
(モドリ・ヴラディスの失礼な文句を制止するセバスチャンが面白いので、是非本誌でチェックしてみて下さい笑)

かなりイライラした様子のモドリ・ヴラディス。
しかしある瞬間から態度が変わります。

「神」と聞いた途端変わるモドリの反応

ヴィクトリア女王
「神様は彼を早く自分の手元に置きたくなってしまったのね」
黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

「神」というワードにモドリ・ヴラディスは敏感に反応しました。

モドリ・ヴラディスはかなり深い信仰心を持っている事がすでに明らかとなっています。
過去記事から、モドリ・ヴラディスの祈りを引用させて頂きます。

モドリ・ヴラディスの「祈り」

次に、モドリの祈りについて考察していきます。
ここにも重要なヒントが隠されている可能性があります。

父なるよ。

この穢れた身と魂を憐れんでくださるなら、どうかこの手に再び裁きの剣をお与えください。

悪魔を討つことこそが、再び主の御許へ向かうための最後の奉仕

奉仕こそ希望
奉仕こそ進行
奉仕こそ贖罪

私は死んでも執事ですから

黒執事第218話「その執事、換装」より引用

「主」

遂に黒執事の中で死神、悪魔以外に「神」の存在が示唆されました。

アニメでは天使も登場した黒執事。
クライマックスに向けて、さらに新たな「人外」が登場するのでしょうか。

モドリ・ヴラディスは司祭の様な見た目、十字架型の点滴台を持っている事からも神と非常に関係深いキャラの可能性がみえてきました。

この新たな人外の登場は今後の黒執事に一石を投じるのかもしれません。

「穢れた身と魂」

モドリの口から「穢れた身と魂」という発言がありました。

また同時に祈りの中で「再び主の御許へ向かうため」という発言がある事から、モドリは一度死亡しており、ビザールドールになってしまった事を示していると思われます。

となると、モドリが持っている点滴台はやはり輸血用のものなのかもしれませんね。

モドリは悪魔の敵?

主に対し「再び裁きの剣をお与えください。」と祈るモドリ。

悪魔を討つ事に執念を燃やしている事が分かります。

また、再び裁きの剣をと言っている事から、モドリはもしかすると過去にエクソシストとしてセバスチャンと対峙し、負けてしまったのかもしれません。

今までセバスチャンを人間として殺そうとした人物は数知れませんが、セバスチャンを悪魔だと認識した上で「討つ」ことを目標としているのはモドリがではないでしょうか。

これは坊ちゃんとセバスチャンを引きはがしたい葬儀屋の目論見と一致します。

葬儀屋の悲願は大きく分けて2つあるように感じます。

  • 兄シエルの蘇生(蘇生技術の完成)
  • セバスチャンと坊っちゃんの契約の抹消、坊ちゃんの解放(悪魔の滅殺)

もしかするとモドリ・ヴラディスは、
葬儀屋が用意したセバスチャンを抹殺するためのキーパーソンなのかもしれません。

シーフード食べてる場合じゃないぞセバスチャン。

引用源:【黒執事考察ブログ】第218話「その執事、換装」|モドリ・ヴラディス=ポラリス様確定!“悪魔の敵”が登場?神の存在も示唆された衝撃回を徹底考察 - 黒執事考察ブログ

散々な態度だったモドリ・ヴラディス。
しかしヴィクトリア女王が「神」の名を語った途端、態度が一変しました。

モドリ・ヴラディス
「清く深い愛を主がお見捨てになるはずがない。必ずや再会の夢は叶うだろう!」
黒執事第222話「その執事、敬聴」より引用

モドリ・ヴラディスにとって「神」とは何なのでしょうか。
人間が持つ「信仰」という力はカレー編で深堀がなされた内容です。

セバスチャン曰く「私たちが持ち得ない力」であるという「信仰」。

その力は時にセバスチャンとも拮抗する力を人間に授けていました。
モドリ・ヴラディスと信仰。今回は一体どれほど悪魔であるセバスチャンに近づくことが出来るのでしょうか。

そしてやはり気になるのは「必ずや再会の夢は叶うだろう!」という発言です。

死者蘇生の詳細を知っている筈のモドリ・ヴラディス
彼はその背景を持ってしてこの発言をしたのでしょうか。

まとめ

「遂にきちゃったよ」が連続するような怒涛の第222話でした。

ヴィクトリアを通じて感じた「白」と「黒」…。

・白=天使
・黒=悪魔・死

この構図を感じずにはいられませんでした。

「白執事」を従えつつも、私はヴィクトリア女王は喪服のイメージも強かったので少なからず「黒」のイメージも持っていました。

しかしまさかヴィクトリア女王の口から「黒」として生き続ける事への疑問を聞く日が来ようとは…。

今のヴィクトリア女王はアルバート公の蘇生を良しとしそうな気がしてなりません。

ライブ配信中にリスナーさんから、「ヴィクトリア女王は「黒」を否定し、「白」で居続けたいと願い、「黒」い部分は坊ちゃんに押し付けている」というコメントを頂きハッとしました。

切り裂きジャック編で正しく葬儀屋が坊ちゃんに言った内容です。
だからこそ葬儀屋はヴィクトリア女王の事が「気に入らない」のかもしれませんね。

来月はいよいよモドリ・ヴラディスの話が描かれるのでしょうか‥。

一体どの枠に止まるのでしょうか?
もし変な枠に止まってセバスチャンとの因縁を語る事が出来なかったとしたらそれはそれで面白いですよね笑
「キス」とかに止まったりして。(もしセバスチャンとの過去に肉体関係があったとしたら語れるかもしれませんが…笑)

ヴィクトリア女王の過去が語られ、いよいよ黒執事の終わりの入り口を感じた回でした。

確実に終わりに向かっている黒執事。
しかし未回収の伏線の他、今も尚新たな伏線が張られ続けています。

これら全てを展開&回収するにはまだまだ数年単位で時間がかかるはず…!!

リアルタイムで読めることを感謝しつつ、1話1話大切に楽しませて頂こうと思います。

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月