黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【考察】アグニを殺したナイフ使いの正体について考察/ポラリス様の「執事」発言はミスリードである可能性!!

こんにちは!餅月です。
今日は青の教団編で、アグニを殺したナイフ使いの正体について考察をしていきたいと思います。

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アグニを殺したナイフ使い:黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より引用

アグニを殺した人物が誰なのか。
当ブログでは何度か考察を重ねてきました。

しかし今回いよいよアグニを殺したナイフ使いの正体はやはりこの人なのではないかという候補が私の中で絞り込めましたので、改めて記事にさせて頂きたいと思います!

根拠として挙げられそうな箇所をいくつか見つけました。
このナイフ使いの正体についての伏線は本当に奥深く張り巡らされ、またその正体は黒執事の今後の展開に大きく影響を及ぼすものとなる可能性があります!

ナイフ使いの正体

結論から申し上げますと、
私はナイフ使いの正体は

スフィア・ミュージックホールのポラリス様=アグニを殺したナイフ使い=サーカス編のジョーカー

なのではないかと考えています。

考察を始める前に、まず前提の内容をまとめていきたいと思います。

蘇生が可能な状態だったジョーカー

大前提として、
ジョーカーはサーカス編の中で命を落とし、死神によってその魂を回収されました。

このことから、ジョーカーはこの晩に命を落としたことがまず確定しています。

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出血死という死因で魂を回収されたジョーカー:黒執事8巻第35話「その執事、遂行」より引用

この時、注意しておきたい重要なポイントがあります。
それは、ジョーカーが死んだとき近くに葬儀屋と兄シエルがいたという点です。

2人は坊ちゃんの仕事っぷりとサーカス団員たちの末路を側で見守っていました。

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サーカス編のラストを見守っていた葬儀屋と兄シエル: 黒執事8巻第35話「その執事、遂行」より引用

このことから、葬儀屋がジョーカーそしてドールたちの遺体を回収することは十分可能であったことが分かります。

ジョーカーは燃えているケルヴィン邸の中で倒れていましたが、死因が焼死ではなく失血死であるという点も非常に重要です。

死因からからジョーカーは体が燃える前に炎とは関係ない形で息絶えたことが分かります。
遺体が燃えてしまうと蘇生が出来ない葬儀屋ですが、葬儀屋はこの日ジョーカーの体が燃える前に遺体を回収することが可能であったことが分かります。

当時兄シエルは目は開けられるものの自分で話すことは出来ない程度に不完全でした。
その為、技術を向上させるために葬儀屋はより多くの遺体に蘇生実験を施す必要があったことが分かります。

復讐心ゆえに優秀なエピソードを持つであろうジョーカーの身体をビザールドールの蘇生実験に利用する為に、葬儀屋が彼の遺体を拾う可能性は十分にあったと考えられます。

アグニとやりあえる戦闘力

ナイフ使いは、セバスチャンと互角に戦えるアグニを殺すことが出来ました。
その時点でただの人間ではないことが分かります。
もし仮にナイフ使いがジョーカーであった場合。もともとサーカス団員またひとさらいとして優秀だったジョーカーがビザールドールの動物兵器としての人外の力を得たと考えれば、アグニとナイフ使いとの実力の張り合いも納得がいきます。

もしかすると一対一ではナイフ使いはアグニに勝てなかったかもしれません。
しかしアグニは当時ソーマを守りながらナイフ使いと戦っていたため、その点にハンデがありました。

これらを踏まえれば、ナイフ使いがアグニに勝てたことも納得がいくような気がします。

余談:ドールは背が小さい

ちなみに余談ですが、
今まで私はこのナイフ使いの正体候補にはサーカス団員のドールも考えられるのではないかと思っていました。

しかし仮にドールであった場合ひとつ疑問点が残ってしまうこととなります。
それはナイフ使いはアグニと比較した時ほぼ同じ身長であったという点です。

このことからナイフ使いは成人男性と同じくらい大きな身長であり、仮にドールであった場合身長差に矛盾が生じてしまうこととなります。
この為、今回はドールは候補から外しました。

これは完全に脱線なのですが、ドールは屋敷の外で死んだため、ジョーカー以上に身体が燃える心配がありませんでした。
またナイフ使いが残した「キャンディ」というワードですが、キャンディはドールと坊ちゃんの友好の象徴でもあったものです。

以上のことからも、ドールの復活を匂わせる伏線も十分張られているように感じました。

またその他にもサーカス編は非常に謎深い章であることが分かります。
というのも、更に言えばドールとケルヴィン男爵は魂の審査をされたシーンが描かれていないからです。これは非常に意味深です。

団員たちを坊ちゃんに殺されたと知らないスネークという存在が原作の中で残っている以上、ジョーカーだけでなく彼らも何らかの形で再登場する可能性はゼロではないのではないでしょうか…!

ナイフ使いとジョーカーは両利き

さて、話を戻したいと思います。
ナイフ使いとジョーカーには他にも共通点があります。

それが手が両利きであるという点です。

これは非常に大きな特徴です。
2人ともが、それぞれ時と場合により右手左手で剣を持って戦うシーンが描かれています。果たしてこれは偶然でしょうか…?

また、メインの武器が短剣(ナイフ)であることも共通しています。

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ナイフを持つ手から両利きであることがわかるナイフ使い:黒執事26巻大事127話「その執事、讃称」より引用

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義手に仕込んだ短剣で坊っちゃんに迫るジョーカー:黒執事7巻第32話「その執事、嘲笑」より引用

ジョーカーは、はじめはケルヴィンを坊ちゃんから守るために右手でロングソードを構えていました。
しかし最終的に、ジョーカーはここぞという時には義手を外し、その下に仕込まれていたナイフを使い左手でセバスチャンに襲い掛かりました。

このことからジョーカーは、両方の手で剣を扱うことが出来ることが分かります。

丁寧な言葉遣い/一人称は「私」

ポラリス様は部屋の荒れように対し、まるで別人のような丁寧で優しい言葉遣いが印象的でした。

ポラリス様のセリフ
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

また、ナイフ使いが兄シエルに対して言った「あとは私が」というセリフからも丁寧さを感じます。

上記の二人は、一人称が私であり、また言葉遣いが丁寧な点で共通しています。

これに対し、ジョーカーは普段常に京都弁で、一人称も「ウチ」であるため、一見異なっているように見えます。

しかし、実はジョーカーはあるタイミングでのみ標準語で丁寧な言葉遣いを見せることがあります。

それはケルヴィン男爵の元で執事をしている時です。

この時のみ、ジョーカーは一人称が変化し、丁寧な標準語を話すことが分かります。

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"執事"を務める際は敬語を使用するジョーカー:黒執事7巻第31話「その執事、観望」より引用

疑問点:ジョーカーの一人称は「俺」

ただし、この部分には小さな疑問点が残ります。

ジョーカーは普段一人称が「ウチ」ですが、ケルヴィンを前にする際の一人称は「私」に変わるわけではなく「俺」に変わるという点です。

子の一人称の違いが何か伏線を意味するのかはまだ考察が出来ないのですが、念のため相違点として記しておきたいと思います。

またケルヴィンのことも「お父様」と呼んでいる事から、ジョーカーが自分の事をどれだけ「執事」として意識していたかも疑問点として残ります。

ポラリス様=ナイフ使い=ジョーカー

以上を踏まえたうえで、考察を更に深めていきたいと思います!

まずはじめに
ポラリス様=ナイフ使い=ジョーカーと考える根拠を紐解いていきたいと思います。

こちら少々複雑なため、まずは

・ポラリス様について
・アグニを殺したナイフ使いについて
・上記の人物とジョーカーの共通点

この順番で考察を深めていきたいと思います!

ポラリス様について

スフィア・ミュージックホールのお星さまのうちの一人として存在するポラリス様。

彼はお星さま方の中でも最もミステリアスな人物です。
まだ登場していないにもかかわらず、彼はそのセリフ、そして部屋の様子一つをとってもかなり特徴が強く、お星さまの中でも特に重要なキャラクターである可能性が垣間見えています。

ポラリス様については以前別記事で纏めましたので、そちらを再度掲載させて頂きます。

ポラリス様(☆☆☆☆)A型

ポラリス(☆☆☆☆)の部屋

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ポラリス様のセリフ
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目するべき部屋のポイント

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

部屋とその他の謎

・床と机に刺さった複数本のナイフ
「執事」というセリフ
・荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

床と机に刺さった複数本のナイフ

ポラリス様の部屋にはたくさんのナイフがあり、部屋の壁や床、物はすべてナイフで刻まれており精神的にかなり不安定なことが示唆されています。

荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

ポラリス様の部屋は異常なほど荒れています。
それにも関わらずその口調はとても上品で丁寧な物腰です。ここがこのキャラクターの大変大きな矛盾点であると言えます。

「執事」というセリフ

※重要:ここがミスリードである可能性があります!下記内容は、枢先生のミスリードにものの見事にはまった形の解釈です。引用なので今はそのまま貼り付けますが、のちに詳しく言及します!
ポラリス様だけが唯一、お星さまの中で「青き星」について確実に言及したお星さまであると言えます。
それ以外のお星さまは、「青き星」について言及している可能性は高いですが主語が無いためまだ確定は出来ない状態となっています。このことからポラリス様は確実に真シエルとファントムハイヴ家に大きな執着を持っていると言えます。またポラリス様はシリウス様の執事を名乗りました。真シエルの執事とすれば、素直に受け取ればタナカとなります。
そして田中は実は真シエルが現れるまで、青の教団編において一度も登場していません。登場していなかった理由がスフィア。ミュージックホールで治療を受けていたからと考えればこの点はつじつまが合います。緑の魔女編においても、タナカの老いを強調している場面がありました。しかしこちらはまだあくまでまだ可能性の一つであると私は感じています。理由としましてはやはり部屋の荒れ具合をあげることが出来ます。田中があそこまで暴力的にものに当たる姿勢は、どうもキャラクター増から大きく離れている気がします。ではここで言う真シエルの執事を名乗るものは、田中以外だとしたら何者なのでしょうか・・?

ナイフ使いとポラリス様が同一人物であると感じる理由

・ナイフを使っている。
・壁だけでなく家具にも傷を入れるなど手口が酷似している
・「執事」というポラリス様のセリフと真シエルをサポートしたナイフ使いの行動が繋がっている。

引用源:
【総まとめ】お星さまの正体について/お星さまを指す人数は、4人では無く全部で6人の可能性 - 黒執事考察ブログ

以上が、現在わかっているポラリス様の全てです。

この中で特に重要な点を箇条書きであげさせて頂きます。

・「執事」というセリフ→ミスリードの可能性大!
・部屋の荒れ具合と、セリフの丁寧さのギャップ→超重要

引用記事の中でも赤文字で追記させて頂きましたが、
特にこのポラリス様の唯一のセリフ「執事」という発言こそが、ナイフ使いとポラリス様の正体を惑わせる非常に巧妙なミスリードとして働いている可能性があります!

現に、私も過去記事ではすっかり騙されていました!

このからくりを紐解くために、
まずはポラリス様のセリフの真意に迫ってみたいと思います。

ポラリス様は「誰の」執事?

まずはポラリス様の唯一のセリフを振り返ってみます。

このセリフはミスリードとして非常に重要な意味合いを持つものである可能性があります。

このセリフの真意に気づくために重要なポイントは、
ポラリス様は誰の執事なのか?という点です。

ポラリス様のセリフ
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

このセリフを素直に読めば、一見ポラリス様は蒼き星(兄シエル)の執事であるかのように聞こえます。

しかし実はこのセリフ、よくよく読んでみると、
執事として~の前に、「誰の執事」を指すかという主語が抜けていることにお気づき頂けるのではないかと思います。

ポラリス様のセリフは、

・このままでは蒼き星が堕ちてしまう。
・そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。

この二つの文章で成り立っています。
そのうち、蒼き星という主語が成り立つのは文法的に見れば前半の部分のみです。そして後半の文章には「誰の執事なのか」をしめす主語が存在していないことが分かります。

上記に気づかない状態で読むと、私たち読者は
自然とこの後半の文章の「執事」が「誰の執事なのか」という点を前半の文章の主語である蒼き星(兄シエル)にかかっているのではないかと錯覚し、そのように文章を読み進めてしまいやすい構成となっています。

試しに上記の様な形でこのセリフを読んでみます。
そうしてみるとこの文章の意味はポラリス様は青き星(兄シエル=シリウス様)の執事ということになってしまい事がお分かりいただけるかと思います。

そうなると、兄シエルの執事がポラリス様?つまりポラリス様はタナカさん?あれ?と、混乱してしまいます。

これこそが私がミスリードなのではないかと感じる所以です。

この点については、さらに伏線らしき根拠の箇所があります。

根拠1:蒼き星兄シエルに現在執事は「いない」

これはもうほぼ答えと言っても過言ではないのですが、
原作の中で兄シエルは現在自分に執事がいないことをすでに明らかにしています。

むしろ兄シエルは今自分の執事を探しており使用人の募集をかけようとさえしています。
その際葬儀屋に執事が出来ないか聞いてみたりしてフられたりなど…笑
なかなかに切望しているようです。

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葬儀屋に対し執事になれないかと聞く兄シエル:黒執事29巻第151話「その執事、無精」より引用

根拠2:ポラリスに執事が出来ないかと聞く兄シエル

上記で葬儀屋に執事の役割を断られた兄シエル。
次に兄シエルは「じゃあポラリスやベガたちは?(彼らに執事は出来ないか?)」と葬儀屋に対し聞きます。

ここに実はサラリと登場しているんです。ポラリス様のお名前が。

ポラリスやベガたちに自分の執事が出来ないかと聞いていることから、ポラリス様が蒼き星(兄シエル)の執事でないことはほぼほぼ確定に近いといっていいほど濃厚なものであるように私は感じます。



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ポラリスに執事が出来ないかと聞く兄シエル:黒執事29巻第151話「その執事、無精」より引用
また上記がほぼ確定となる場合、
先ほどのポラリス様のセリフの2つ目の文章には、やはり隠された自分が執事として仕える主君が主語として抜けていたこともかなり濃厚となります。

余談:タナカさんもポラリス様ではないことが確定

これは余談ですが、兄シエルの「ポラリスやベガたちは?」というセリフはそれだけの短い発言であるにもかかわらず、実は他にも大変重要な伏線を2つ含んでいる可能性があります。

それは、タナカさんがポラリス様ではないということ。そしてベガ様は一人ではなく二人存在することを表しています。

実はこのセリフが発せられたとき、目の前にタナカさんがいました。
この兄シエルの質問に対し葬儀屋が「彼らは君のご飯を調達しに出張中だよ」と答えている為、ポラリス様とベガ様は少なくとも今この場にはいないことが確定となります。

以上のことから、ポラリス様はタナカさんではないことが確定となります。

ベガ様についての考察は今回の記事とはまた別の大きな議題となるため今ここでは説明は省略します。
兄シエルのこのベガ様についての言及は、実はお星さまが本当は4人ではなく6人存在する事の伏線である可能性があります!

気になる方は下記記事に詳しくまとめてありますのでこちらをご覧ください!
www.under-taker.com

ポラリス様はケルヴィンの執事

ここまで考察し、ポラリス様が兄シエルの執事では無い可能性についてはだいぶ考察を進めることが出来ました。

しかしこうなると疑問になるのが
ではポラリス様は一体誰の執事なのか?という点です。


結論から申し上げますと、
私はポラリス様はケルヴィン男爵に仕える執事なのではないかと考えています。

つまりその正体はサーカス編で登場した道化師、ジョーカーである可能性があります。

もし本当にそうであった場合辻褄が合う点も多数存在しています。
順番に説明していきたいと思います!

ポラリス様のセリフの真意

まず、先ほどのポラリス様のセリフの真意を紐解いてみたいと思います。

二つ目の文章に、ポラリス様が本来言いたかった正しい主語を入れてみて、セリフの真意に迫ります。

仮にポラリス様=ジョーカーであった場合、あのセリフの真意はこのような内容であった可能性があります。

ポラリス様のセリフ(ミスリード解釈版)
「このままでは蒼き星(シエル)が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は(シエルの)執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

本来の意味
「このままでは(私の主であるケルヴィン男爵が愛した)蒼き星(=兄シエル)が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は(ケルヴィン男爵の)執事として死んでも死にきれません。」

以上が私が考えているこのセリフの本来の意味合い考察です。

もしこのセリフが本当にこのような意味合いであった場合、
何故ポラリス様の部屋があんなに荒れているのかの説明がつくための手掛かりとなる可能性があります。

ポラリス様の葛藤

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ポラリス様の部屋:黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ポラリス様の部屋はズタズタに荒れ果てています。
またナイフで部屋中が引き裂かれている様子からは発散させることが出来ず物に当たり散らすことしか出来ない憎悪ともどかしさ、そして殺意のようなものさえ感じるように見えます。

またこの部屋中に付けられた傷はアグニが殺された際、ナイフ使いが坊ちゃんの部屋に残したメッセージとも似ておりナイフ使いとポラリス様の共通点としても挙げることが出来ます。

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黒執事26巻第128話「その執事、見証」より

ミスリード注意!メッセージに含まれる「殺意」は誰の物?

上記に画像を挙げたナイフ使いが書き残したズタズタのメッセージ。

「おなかの中のキャンディ盗ったのだあれ?」という言葉は非常に不気味ですし、何よりわざわざ坊ちゃんの寝室にこのような形で描き残すという姿勢からは坊っちゃんへ対する悪意や殺意のようなものを感じます。

実は、これが兄シエルのキャラクター性を誤解させるためのミスリードである可能性があります。
具体的に説明していきたいと思います。

メッセージの殺意は「ナイフ使い」のもの

結論から申し上げますと、
上記のメッセージに込められた殺意はナイフ使い方坊ちゃんに対するものであり、兄シエル葬儀屋にはそのような意思はない可能性が高いという点です。

現在皆様は兄シエルをどのようなキャラクターとして見ているでしょうか?

兄シエルには様々な黒い疑惑があります。
坊ちゃんに濡れ衣を着せ、爵位と当主の座を奪おうとする姿勢は、一見このナイフで切り刻まれた宣戦布告と共通する姿勢のように感じます。

しかしこれは間違いである可能性があります。

確かに兄シエルと葬儀屋のやり方は確実に間違っているのですが、それでも彼らは坊っちゃんを傷つけるつもりは一切ないのではないかと私は感じているからです。

これについては長くなりますので、詳しくは過去にまとめた記事をご確認下さい!

www.under-taker.com
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しかし何故それにも関わらず兄シエルにはこれだけ不気味な印象がついてしまったのか。
それはアグニを殺したことは勿論ですが、この謎解きゲームめいた悪趣味なナイフの落書きのインパクトも非常に大きかったのではないでしょうか。

しかし、私は過去の兄シエルの考察を踏まえ、兄シエルがわざわざこのように坊ちゃんに対し殺意や攻撃性を見せることはないのではないかと感じました。

ここからはあくまで根拠のない予想ではありますが、
兄シエルが行ったことは、「坊ちゃんに自分の復活をゲーム感覚でサプライズしようと、双子の間でしか通用しない言葉である「おなかの中のキャンディ盗ったのだあれ?」という謎かけを使おうと思った」という部分までなのではないかと感じています。

そして兄シエルは坊ちゃんを必要以上にいじめたいわけではないので、そのメモを残すようにナイフ使いに指示をしただけであり、それを壁に憎しみと殺意を込めて刻むことを選んだのは坊っちゃんへの怒りが収まらないナイフ使い(ジョーカー)の判断だった可能性があるのではないか?と思いました。

結果としてジョーカーの殺意や敵対心は兄シエルからのものと誤解されかねない形になってしまい、兄シエルと葬儀屋が本来は坊ちゃんの事を思う見方であるという事実がうまく隠されてしまうミスリードとして働いているのではないかと思いました。

ケルヴィンへの忠誠から、敵に仕えるポラリス様

仮にポラリス様が本当にジョーカーであったとします。
では何故ジョーカーはこれだけの殺意を持ち、部屋をぐちゃぐちゃにしながらも兄シエルたちの側でお星さまとしてい続けているのでしょうか?

ジョーカーは精神的な板挟み状態で苦しめられている可能性があります。

兄シエルはジョーカーにとってサーカス団員の仲間を皆殺しにした憎い坊ちゃんの家族です。
当然ジョーカーには並々ならぬ殺意が芽生えるはずです。

しかし、ジョーカーは兄シエルを襲うことはしません。
それは何故でしょうか?

それは偏に、坊ちゃんと兄シエルが、自分の主であるケルヴィンが愛した存在であるからです。

この相反する事実こそが、ジョーカーを最も苦しめているものである可能性があります。

ケルヴィンが愛したファントムハイヴ

ケルヴィン男爵は狂信的にファントムハイヴを愛し、その狂気はサーカス団員の人生をも巻き込みました。

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狂気的なまでにファントムハイヴ家に惹かれたケルヴィン男爵:黒執事7巻第32話「その執事、嘲笑」より引用

そんなどうしようもない主人とわかっていながらも、ジョーカーはみなしごだった自分を助けてくれたケルヴィン男爵への恩と忠義を捨てることが出来ませんでした。

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そんな人でも俺らの恩人なんだと懇願するジョーカー:黒執事7巻第32話「その執事、嘲笑」より引用

自分が殺されても、仲間が殺されてもなおケルヴィン男爵の執事でいることを辞めることが無かったジョーカー。
その忠義心はかなりのもののように見えます。

殺されたアグニに対しセバスチャンはその忠義心をたたえ、自分と比較し「執事の鏡ですね」というねぎらいの言葉をかけました。
今思えば、これはアグニとセバスチャンを比較したダブルミーニングという意味だけでなく、無き恩人の愛したものを守るため、自分の仇の下でその日アグニを殺したナイフ使い(ジョーカー)にもつながるトリプルミーニングの意味をひめていたのかも、しれませんね。

しかしどんなにジョーカーが忠義を持とうともケルヴィン男爵が愛したファントムハイヴは自分の大切なサーカス団員を皆殺しにした仇である事実は変わりません。

ケルヴィン男爵への忠義を貫くことは、すなわち仇の家族である兄シエル対し有益な存在とならざるを得ないという非常に苦しい結果につながる可能性があります。
この行き場のない怒りこそが、ポラリス様の部屋の荒れようとして表れている可能性があると私は考えました。

もし本当にそうだとしたら、ジョーカーの心境は想像を絶します…。
またその心境を知っていながらもそんなジョーカーを駒として平然と使う兄シエルと葬儀屋はナイスヴィランズとしか言いようがありません…愛する坊ちゃんのためとはいえなんて鬼畜なんでしょう‥

しかしこのような精神的葛藤と、ポラリス様が実は兄シエルの執事では無く、むしろ仇であると考えれば、執事としてのあの穏やかな口調と部屋の荒れ模様が同時に説明できるように私は感じました。

ナイフの本数がサーカス団員の数と一致

最後に小さなポイントをまとめておきたいと思います。

アグニは謎のナイフ使いによって背中にナイフをめった刺しにされて死亡しました。
このアグニの背中に刺さっているナイフのが伏線である可能性があります。

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黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より

ここでアグニの背中に刺さっているナイフは全部で7本です。
これはサーカス編の主要な犠牲者の数と一致しています。

・ビースト
・ジャンボ
・ピーター
・ウェンディ
・ダガー
・ドール
・ケルヴィン男爵

先生が入ったら8人になってしまうのでこの考察が正しいかの自信は正直五分五分なのですが、念のため記しておこうと思います。
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まとめ

今日はナイフ使いの正体について考察をしてみました!
先程も本文の中で少し触れましたが、原作の中にスネークという伏線が宙ぶらりんになっている以上、サーカス編の出来事はこれから坊ちゃんにとってとても大きな出来事を引き起こす可能性があります。

坊ちゃんはスネークに嘘を付き、自分の下で利用しています。

もし本当にポラリス様の正体がジョーカーであった場合、ジョーカーと同様にスネークもまた、自分のサーカス団員の仇である坊ちゃんの下で仇に忠義をしめさせられているという点でも共通します。

坊ちゃんがスネークにサーカス編の真実を隠している以上、その嘘はいつか必ず暴かれるのではないでしょうか…

となると、坊ちゃんの真実を暴けそうなのはやはりジョーカーとドールが一番考えやすいのではないでしょうか。

先程、ジョーカーを使役する兄シエルと葬儀屋に対し私は思わず鬼畜…と言いましたが、よくよく考えたら全く同じことを坊ちゃんもスネークに対しやっているじゃあないですか…!鬼畜…!

実際のナイフ使いの正体がジョーカーなのかはまだ明らかにされてはいませんが、その可能性は十分考えられるくらい伏線らしきものは見つかったと感じました。

個人的にはナイフ使いの正体ウィル説も大変滾るので大好きだったのですが、このジョーカーの共通点の山を見るとすこーし根拠にかけるかな…?とも思います。

いつも通りなのですが、やっぱり思ったよりもはるかに長い記事となってしまいました!
もう朝四時か…今日も仕事だ…

ちょっと複雑な内容だったので仕事が仕事が終わったら近いうちにまたこの記事を手直ししようと思います!うーーんもっと分かりやすく出来そうなんだよなーーー
分かりにくかったら本当にごめんなさい…!(;O;)

時間的にいよいよ限界なので今日はここまで!
最後に今回の考察記事の元になったTwitterのつぶやきを貼っておきます(#^^#)

餅月