黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】スネークはビザールドールとして蘇る可能性について/ 「未回収の伏線」を総まとめ!

こんにちは!餅月です。
今日はスネークの今後についてを考察させていきたいと思います。
※こちらの記事は2023年11月18日のGファンタジー考察記事にて言及した内容を個別化したものとなります。
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黒執事第209話死亡したスネーク。
死神によって魂を回収されたことで、彼が亡くなった事が確定となりました。

では、これでもう黒執事内でのスネークの出番は終わりなのでしょうか?
答えはNOだと私は感じています。

結論から申し上げますとスネークは今後、
F.O.L児童養護院施設の力を使うことによりビザールドールとして蘇生され復活を果たす可能性があります。

その理由は、スネークがビザールドールとして復活される可能性があることを示唆する伏線が、本誌の中で既に複数個張られているからです。
もし仮にこの考察が合っていた場合、味方である坊ちゃん陣営から初めてビザールドールが誕生することになります。

今回はこのスネークビザールドール化説を示唆している伏線を総まとめし、順番に考察していきたいと思います。

スネークはビザールドールになるのか?

スネークがドールの攻撃によって重傷を負った際、今後スネークがどうなるかについて下記3パターンを考察しました。

1・出血によりこのまま死亡してしまい、蘇らない。
2・輸血措置を受けて生者として生還(バルドと同じルート)
3・スネークを一度失血死させたのちにビザールドールとして蘇生

この中で、最も可能性が高いと言及していたのがパターン3:スネークを一度失血死させたのちにビザールドールとして蘇生の可能性です。

本誌を読んだ当時の私のツイートはこちら

そして第206話でスネークの魂が死神によって審査・回収された事により、スネークが死亡したことは確定事項となり、この説の可能性はますます高くなってきています。

黒執事の中では死亡=もう登場しないではありません。
その遺体が燃やし尽くされて灰になっていない限り、葬儀屋達の輸血蘇生技術を基にビザールドールとして復活する可能性が残っています。
こちらは葬儀屋本人が、緑の魔女編内で証言しています。

葬儀屋(アンダーテイカー)
「かわいそうに、骨の髄まで焼けてしまって。あんな死に方じゃもう…」
黒執事22巻第105話「その執事、尋訪」より引用

ヴィンセントの遺体が燃え尽きてしまっていたことを明言する葬儀屋:黒執事22巻第105話「その執事、尋訪」より引用

追記事項になりますが、アニメ黒執事寄宿学校編OP内でも遺体が燃えて灰になる意味深な描写が描かれました。

炎から灰になる物体。蘇生不可能の暗喩か:アニメ『黒執事 -寄宿学校編-』オープニング映像より引用

アニメ黒執事寄宿学校編OP考察は下記記事で詳しく言及しています。
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この発言は、例え葬儀屋の技術をもってしても遺体が燃え尽きてしまった場合は蘇生することが出来ない事を表す非常に重要な伏線となっています。

例えばですがアグニの様に自殺ではなく他殺され、かつ遺体が火葬されてしまった場合はそのキャラクターは蘇生不可能になります。
そしてスネークが死亡したのはそんな輸血蘇生技術をもつ敵陣F.O.L児童養護院の真っただ中です。

スネークの死亡自体は確定しましたが、その遺体が燃やされた描写はまだありません。
つまり現段階でスネークの遺体は蘇生可能な状況であることが分かります。

これがスネークが今後ビザールドールとして蘇生する可能性を示唆している伏線の一つである可能性があります。

特別な「お星さま」であるドールの口添え

次に、スネークが蘇生される可能性を高めている伏線として言及できるのはドールの存在です。

現在スネークは敵陣であるF.O.L児童養護施設内で死亡しています。
本来であればわざわざ敵対勢力であるF.O.L児童養護院がスネークを蘇生するメリットはありません。

しかし、その現状を唯一変える力を持つ人物こそドールと言えます。

ドールはお星さまという特別な立場です。
その権力は一般の施設職員に勝っており、例えばスネークとフィニアンが施設から入所を断られた際もドールがごり押した結果、施設職員は「貴方が言うのなら…」といい特例で2人を受け入れる結果になりました。

ドールとスネークは同じサーカス団に所属した言わずと知れた旧知の仲。
スネークは「家族」と思うほどドールを慕っていました。
それはドールも同じです。しかし今回ドールはそんなスネークを誤って殺害していました。

ドールはこの事実に混乱し心を痛め、スネークに対し並々ならぬ執着をみせています。

スネークに執着する「カノープス様」であるドール:黒執事第207話「その執事、刃傷」より引用

この背景を見れば、スネークが人間として生還できるか否かはドールがお星さまという立場からどれだけ施設側と交渉できるかにかかっているような気がしてます。

ただいくらお星さまと言われる彼らも、所詮は兄シエルや葬儀屋に使役する身であり立場の差は歴然です。
果たしてどこまで主張が通るでしょうか。

仮にドールの要望に応える形でF.O.L児童養護院がスネークの蘇生に応じた場合、物語的にもF.O.L側的にもいくつかメリットが生じることも分かります。
それは以下の通りです。

・ビザールドール化することでスネークの「生殺与奪の権」を握る事が出来る
・ドールの家族を蘇生することで、お星さまであるドールをより施設に縛り付けることが出来る
・「坊ちゃんの使用人からビザールドールが誕生してしまう」という今までにない物語展開が可能になる
・ドールとスネークが兄シエル側につくことで、今後ジョーカーが再登場する伏線となる

順番に説明していきたいと思います。

メリット1:ビザールドール化することで「生殺与奪の権を握る」

スネークを蘇生することでF.O.L児童養護院編に生まれるメリット。
それは重要キャラの生殺与奪の権を握ることで強制的に味方につけることが出来るという事です。

スネークは今やファントムハイヴ家にも一種の恩を感じています。
その為、ファントムハイヴ家への復讐に走るドールのことを一概には認めないまま命を落としました。

仮にスネークが生者のままF.O.L側に引き込んだ場合、スネークが坊ちゃん側に戻ってしまったり、ドールに何か物申すことで施設側の足を引っ張ってくる可能性さえある状態です。
しかし、スネークをビザールドールにして引き込んでしまえば話は別です。

絶えず輸血を受けなければ死んでしまう身になってしまえば、施設を離れることも逆らうことも意見を言う事も難しくなります。
もし仮にスネークが施設側に不都合が出るような動きをした場合はただただ蘇生措置を止めればいいだけなので、こうなった場合F.O.L児童養護院はスネークの意志に関係なく彼を強制的に仲間にすることが可能になります。
またスネークは蛇と会話が出来たり蛇を操れる能力を持っている為、この能力も施設側にとってはメリットになる可能性があります。

メリット2:お星さまであるドールを、より施設に縛り付けることが出来る

仮にスネークの蘇生が現実となった場合、施設に縛られてしまうのはスネークだけではありません。
大切な家族の生殺与奪の権を握られる事で、ドールもまた、今よりも更に強く兄シエル側に縛られることになります。

ドールに恩を売れるだけではなく、「大切なスネークが死なないためには自分が兄シエルを裏切るわけにはいかない」と、より深く施設に縛り付けることが可能になります。

サーカス団員であるドールにとって、現在使役しているシリウス様である兄シエルはケルヴィン男爵とノアの方舟サーカス団一軍メンバーの仇の家族です。
いくら亡きケルヴィン男爵の意志とはいえ、そのファントムハイヴ家の下で使役し続けなくてはいけないという状況にドールは常に大きく苦しい矛盾を抱えている筈です。

そしてこの施設に縛られてしまう苦しみは、リジー(エリザベス)が兄シエルの蘇生の為にスフィア側につかなくてはいけなかった苦しみと、ジョーカー(ポラリス様※仮)が、恐らくドールの蘇生の為に施設に縛られている事とも共通点として挙げることが出来ます。

兄シエルの蘇生の為に帰れなかったエリザベス:黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より引用
苦しみながら使役されるポラリス様:黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

まさか自分たちが蘇生されるとは思っていなかったであろうドールやジョーカー(※仮)自身にもまたこれらが当てはまってしまう可能性があることが何とも皮肉です。

ポラリス様ジョーカー説については下記記事で詳しく言及しています。
※記事内ではポラリス様2人説としてジョーカーとドールが共にお星さまである可能性について言及しています。最近の黒執事でドールの正体がお星さまの中でもカノープス様であったことが判明した為、ポラリス様(ジョーカー)とカノープス様(ドール)が共にベッドで添い寝をしていた可能性があります。
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上記を見てもわかる通り、ドールもジョーカー(※仮)も、ビザールドールとして蘇生されたことで苦しんでいます。
ドールは自分の事を「化け物になってしまった」と言っていることからも、その苦しさや歪さを一番理解しているはビザールドールであるドール本人のはずです。

もしドールの良心が勝つのであれば、スネークをこのまま人間として看取ってやることになるでしょう。
しかしもし罪悪感や復讐心、エゴが勝ってしまった場合は、苦しいことと分かりつつもスネークの蘇生を求めてしまうはずです。

自分のことを「化け物」というドール:黒執事第205話「その執事、恐慌」より引用

スネークが人としての尊厳を保ったまま亡くなることが出来るのか、
それともビザールドールとして蘇生されてしまうのかは、ドールがどこまで人間だったころの良心を保てるかにかかっていると言っても過言ではないのかもしれません。

メリット3:「坊ちゃんの使用人からビザールドールが誕生してしまう」という今までにない物語展開が可能になる

こちらは黒執事の物語展開として生じるメリットです。
もし仮にスネークがビザールドールとして蘇生された場合、これは今までの黒執事の中で前例がない物語展開となります。

今までも兄シエルと対峙した際坊ちゃんサイドの使用人や仲間たちは様々な窮地に陥りました。
まず、青の教団編が始まった際はポラリス様の襲撃によりアグニが死亡しました。
アグニは火葬され蘇生不可能な状態となった為、坊ちゃん側から初めて死者が出たパターンとなります。

次に、青の復讐編内のアテナ退役軍人療養所では、レイラ(ベガ様)の攻撃によりあわや失血死しかけたバルドが輸血技術を用い生者のまま生還を果たしました。
これは坊ちゃんサイドが敵陣営の技術に救われた回となっています。

逆に言えば、これらの使用人たちが死亡、もしくは生還のパターンは既にアグニとバルドを通じて既に本誌の中で描かれてしまっているともいえます。
共通項として描くという可能性も否定はできません。
ただ、もし今回のスネークのパターンが今まで前例がない形に進もうとしている場合、残っている新たなパターンはビザールドールとして蘇生説である気がしてなりません。

メリット4:ドールとスネークが兄シエル側につくことで、今後ジョーカーが再登場する伏線となる

また先ほどから言及している通り、ポラリス様の正体がジョーカーである可能性が非常に高くなっています。
ドールのみならずスネークが合流することにより、今後いよいよジョーカーも再登場を果たすことへの伏線的意味合いが込められている可能性があります。

事実、ドールはスネークと再会を果たした直後、スネークにジョーカーの行方を聞かれた時に動揺を見せ「何も知らない」と明らかな嘘をつきました。
これは、ドールが実際はジョーカーの行方を知っている事、そしてそのことについても今後スネークに伝える可能性を示唆する伏線である可能性があります。

スネークは輸血提供を受けられるのか?

さて、ここまでは主にドールの面からスネークビザールドール説を考察してきました。
では次に、このF.O.L児童養護院では現在スネークへの輸血蘇生が可能である事を示唆していると思われる具体的な伏線箇所について言及していきたいと思います。

スネークの血液型はカノープスの可能性

F.O.L児童養護院に蘇生技術があること自体は間違いありませんが、蘇生が可能かどうかは輸血の在庫があるかどうかで変わってきます。
実際、蘇生技術があっても輸血出来る血液が無ければ最重要人物シリウス様である兄シエルであっても弱ってしまうことが既に青の教団編内で明らかにされています。

血液不足により弱った兄シエルに対し、きらめき(輸血提供)を分けてくれないかと打診されるバイオレット:黒執事24巻第115話「その執事、拝聴」より引用

つまり、スネークが蘇生を受けられるかはスネークの血液型と同じ血液の在庫があるか否かが重要になってくることが分かります。

結論から申し上げますと、本誌内では既にスネークの血液型がカノープスである事と、その血液の在庫が潤沢にあることが伏線として張られている可能性があります。
もしこの考察が正しかった場合、カノープスのお星さまはドールであり、これらの繋がりは非常に重要な伏線になる可能性があります。
順番に考察させて頂きます。

スネークの血液型と適正テスト

スネークの血液型に関する伏線は、F.O.L児童養護院編の第193話に存在します。

スネークとフィニアンはF.O.L児童養護院の入所テストを受けた際、2人は適正テストの結果を待たず血液型の適性だけではじかれてしまいました。
F.O.L児童養護院のクラスは、各々のクラスが対象となるお星さま個人に最適な輸血提供をする子供たちを育てるためにあてがわれていたことが明らかになっています。
これがどういう意味かといいますと、各クラスがお星さま個人に対し、血液型の他に性別もお星さまと一致している事を表しています。

そして男の子であるだけで適性が無いと判断されるクラスは、お星さまの性別が女の子であるドールが対象のカノープス型(コーギークラス)のみでした。
※レイラは女の子では?と思われる方がいるかもしれませんが、ベガ様であるレイラのクラスを見ると女装した男の子で固められている為、レイラの正体は身体的性別(主人格)は男の子(アル)である可能性があります。
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以上の可能性から、血液型だけではじかれてしまったスネークとフィニアンの血液型は唯一男の子が入所出来ない血液型であるカノープス型である可能性が非常に高いのではないかと考察しています。

カノープスの血液はジニーのおかげで潤沢にある

次に、スネークの輸血に必要なカノープス型の血液が施設にあるかという疑問点です。
実は第204話にてF.O.L児童養護院の血液保持状況が明らかになっています。
シリウスだけは明かされていませんが、直前にカノープス型のジニーの犠牲があったこともあり、現時点で見る限りは一時的にカノープス型の在庫が沢山あることが分かります。

最も在庫があるカノープスの血液:第204話「その執事、逸走」より引用

これらは本来ドールの処置の為に用意されたものですが、これだけ在庫があればいくらかをスネークに回すことは可能に感じます。

スネークに残された未回収の伏線

さて、最後にスネークの蘇生を示唆するものとして、スネークには伏線が残されていることについて言及したいと思います。
今回のF.O.L児童養護院編では満を持してスネークの過去が語られましたが、敢えて言えば重要な部分は一切語られていない過去編となっていると私は感じています。
黒執事では重要な点を敢えて隠すという手法がとられることが多々あります。
勿論これは意図的なはずで、この語られていない部分にこそ今後の黒執事に関わってくる重要な「何か」が隠されている可能性があります。

スネークの過去編は重要な部分を意図的に隠されたものであり、彼がこのまま退場するにしてはまだまだ未回収の伏線が多すぎるキャラクターであると私は感じます。
これがスネークが今後も黒執事に登場する事を示唆する伏線である可能性があると感じています。

スネークの未回収の伏線については、具体的には以下の通りです。

・スネークの出生が明らかにされていない
・スネークの蛇使いの能力の有無について明らかにされていない
・スネークの発言の矛盾
・言葉が話せるくらい大きく、知性もあるのに見世物小屋に入る前を何も知らない

順番に説明していきます。

スネークの出生と蛇の能力について

スネークの過去編に入るにあたり私が最も気になっていた内容はスネークの出生でした。
スネークは「蛇と人間とのハーフ」を謳っていますが、それが本当かどうかは実は今まで本誌の中で明かされてきませんでした。
実際サーカス団のピーターも「ってかお前本当に蛇と喋れんの?」と怪しんでいる様子さえありました。

黒執事の中でスネークは蛇と会話が出来ていなければ知り得ない情報を何度も知っていた描写があることから、私はスネークは本当に蛇の言葉が分かるという特殊能力を持ったキャラクターであると感じています。

しかし今回のスネークの過去編では出生について明かされることはありませんでした。
「気づいた時には檻の中にいた」「外の世界は何も知らない」からはじまり、スネークの出生については完全に飛ばされた形となります。

これが、意図的に残された未回収の伏線である可能性があります。

スネークの発言の矛盾

また、スネークの「気づいた時には檻の中にいた」という発言にも矛盾が残ります。
気付いた時には檻の中にいて外の世界を知らないと言いますが、それでも見世物小屋の主人が語る自分の出生を否定し、かつ「自分も蛇もどこか遠いところから連れてこられた」という説明は明らかに矛盾しています。

この矛盾も、彼の過去にはまだ掘り下げる内容があることを指している伏線である可能性があります。

スネークの語彙力

更に気になる点はスネークの語彙力です。
スネークは一切の教育を受けていないように見えますが、それでも救助後サーカス団員達を相手に英語を話すことが出来ました。気づいた時には檻の中にいたのならばいつその能力を得たのかは疑問が残ります。

これらの矛盾や疑問点を総じて考えると、
スネークの出生にはまだ何か隠された内容があるのではないかと感じます。

黒執事では重要な内容は意図的に隠されることがあります。
その為、仮にスネークの特殊体質に関わるであろう出生が意図的に隠されたと考えた場合、スネークの出生に関わる秘密は黒執事の根幹に関わる重要なポイントである可能性があります。
ではそれは一体なんでしょうか?

私はスネークの出生には人外の存在が関わっているのではないかと感じています。

スネークは人外の力を用い作られた人間兵器である可能性

こちらは2020年に考察した記事がある為そちらを引用させて頂きます。
またスネークのみならず、フィニもまた同様に人外の力を用いて実験で製造された人間兵器である可能性があります。

「進みすぎた」力を持つことから、人外の力が加わった可能性がある人物

・フィニアン
・スネーク

(略)
人外の力が加わった可能性がある人物としてのフィニアンとスネークの存在もとても興味深いです。彼らは今後黒執事で重要になるキャラクターかもしれません。

特異の存在であるスネークとフィニアン

黒執事で登場する人外を並べてみると、
フィニアンとスネークの存在はかなり特殊であることが分かります。

スネークは人外に近いキャラなのか?

スネークが本当に蛇とのハーフの人外であるのか否かはまだ確証が持てません。
ですが、サーカス編で坊ちゃんが一軍のテントに侵入した際、スネークは蛇しか知らなかったはずのその事実を知ることが出来ました。

この理由はやはり蛇から教えてもらったからと考えることが一番自然に感じます(スネークがそのように見せかけるような何かトリックを張るようなタイプにも今のところ見えませんよね)

スネークが蛇たちと会話が出来ることは、一般人が技術として体得できる範囲のレベルを超えたものであることが分かります。

まだ確証は持てないものの、
スネークが人外、もしくは人外に何らかの手を加えられた人間である可能性は十分に考えられると感じています。

まだ根拠のない予想ですが、私はどちらかというと何となく後者であるような気がします。

その理由としては、フィニがその類に入るキャラクターである可能性があるからです。

フィニアンは実験で人外の力を与えられたか?

フィニもまた、スネーク同様一般人が技術として体得できる範囲のレベルを超えた力を持っているキャラクターです。

フィニはその力を得るために何か努力したわけではありません。
過去の描写から見てフィニは何か(恐らく生物兵器?)になるための実験台として、一方的にその力を与えられた可能性があります。

フィニがドイツ語を話せることから、その実験はドイツ語圏で行われていたことが分かります。
緑の魔女編で掘り下げられたドイツですが、まだまだ人外の点でも今後の黒執事に関わるほど重要な点が隠されていそうな予感がします!

フィニたちの実験施設が緑の魔女編でのサリンの研究や戦車の研究(どちらも当時存在しなかった未来のもの)に関わっていたらすごいですね。

このように、本人が必ずしも人外で無かったとしても、黒執事には人外に手を加えられたことによって人外のような力を得た可能性があるキャラクターも存在することが分かります

引用:www.under-taker.com

黒執事を読み解く上では、時代にそぐわない「進みすぎた技術」の傍に人外の力が及んでいる事が非常に多いです。
また、元死神である葬儀屋の力が加わった死者蘇生の技術によって完成した肉人形(ビザールドール)は、葬儀屋の口からも「生物兵器」と語られており、その技術が生物兵器に使われることがあることもすでに明らかにされています。
明らかに異質な力を持つスネークとフィニ。

今回そんなスネークの出生が意図的に隠されたことから、ビザールドール同様彼らもまた人外の力に依存した何らかの実験により生み出された生物兵器である可能性は以前より高まったのではないかと感じています。

妄想考察:何故スネークは出生を「知らない」のか

スネークの発言の矛盾は、出生や外の世界を知らないと言っているにもかかわらず、見世物小屋の男が主張したスネークの生い立ちを否定したことにあります。
何故このような矛盾が生じてしまっているのでしょうか?

これはまだ確証は持てませんが、現段階で考えれらる可能性は走馬灯劇場の編集です。
豪華客船編の中で、葬儀屋により走馬灯劇場は編集が可能である事、偽の記憶を繋ぐことが出来ることが明かされています。
となれば、重要な箇所に関わる記憶を編集で消し、繋ぐことも可能である可能性が非常に高いのではないでしょうか。

もし仮に、先ほど言及したようにスネークの出生に何らかの人外が関わっていた場合、スネークはもしかすると情報漏洩防止の為に走馬灯劇場を一部切り取り編集され記憶を失っているという可能性もあるのかも、しれません。


スネークの母:サラ・ケンブル

またスネークの走馬灯劇場が回収された際、スネークの母親が女優サラ・ケンブルである事が明らかになりました。
調べてみたところ、このサラ・ケンブルという女優は歴史的史実として実在していた人物であることが分かりました。

サラ・シドンズ(英: Sarah Siddons, 本名:サラ・ケンブル(Sarah Kemble)、1755年7月5日 - 1831年6月8日)は、イギリスの俳優。18世紀を代表する悲劇俳優として有名である。ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『マクベス』に登場するマクベス夫人のキャラクターを自ら考案したことで知られる。
(略)
ウェールズ・ブレックノックシャーのブレコンで、家族中心の旅回り演劇一座のマネージャー、ロジャー・ケンブル、サラ・ウォード夫妻の長女として誕生した。
初め、サラはレディー・グレートヘッドのメイドとして働いていたが、1773年に18歳で俳優のウィリアム・シドンズと結婚した。彼女の家庭生活は恵まれていたとはいいがたい。7子をもうけ、成人したのは5人だった。夫ウィリアムとの結婚は次第に不自然なものとなって、離婚はしないものの別居を最後まで通した。
(略)
サラ・シドンズは1831年、ロンドンで死去した。パディントン・グリーンにあるセント・メアリー墓地に埋葬された。

引用:
サラ・シドンズ - Wikipedia

18世紀を代表する悲劇俳優と言われたサラ・ケンブル。
彼女が蛇とのハーフを産む…。現段階ではここに繋がりが見出せません。
ただ黒執事では「名前」は非常に重要であり、かつ孤児であったジョーカーの母がただの娼婦であったことなどを踏まえると、同じような境遇であってもおかしくないはずのスネークの親として敢えて歴史的人物がの名前が出てくる事には伏線的意味合いを感じずにはいられません。
サラ・ケンブルが実在する人物の名前である以上、彼女は今後何らかの形で黒執事の世界で関わってくる可能性があります。

サラ・ケンブルについては下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

まとめ

以上がスネークが今後ビザールドールとして蘇生される可能性を示唆する伏線です。
いかがでしたでしょうか。未回収の伏線も、復活を示唆する伏線も、想像以上に多い!と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これらの伏線が回収されるためにも、スネークが死ぬにはまだまだ早すぎるように感じてなりません。
とはいえスネークが蘇生されてしまうことは、彼が死んでしまう事と同じかむしろそれ以上に地獄の展開であることは間違いありません。

どんな結末になろうとも受け止める覚悟だけはしておきたいと思います。

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