黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【黒執事考察ブログ】ネタバレ第173話「その執事、療養」/ あの伝説のポーズが久々に登場!アテナ退役軍人療養所は摘発不可能な施設である可能性について

こんにちは、餅月です!
『黒執事』最新話第173話「その執事、療養」Gファンタジ―2021年3月号の考察をしていきたいと思います。

久々のフェニーーーックス!!!
アテナ退役軍人療養所編は今回大きく進展を見せました。

ちなみに今フェニックスと打とうとしたら、私のパソコンが予想変換で「フェニックスポーズ」というワードを提案してきました
パソコンが黒執事に侵されている‥!

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです!
www.under-taker.com



あらすじ:黒執事第173話「その執事、療養」Gファンタジー2021年3月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!(^^)
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:天使と薔薇に囲まれる看護師エイダとレイラ

天使も、いろいろ?

退役軍人療養所に入所したバルド

・バルドは劉への疑心を募らせる。(坊ちゃんをかくまうまでは理解できるものの、マフィアの幹部である劉がなぜこの潜入調査までついてきたのかが理解できないため)
・バルドは大部屋の寝室で他の患者に話しかけられる。
・各々何故ここへ来たか、どこの線上にいたかなどを語り、バルドは自分は北アフリカの戦場に行たと語る。
・精神を病んだ自分に嫁も息子も愛想をつかして出て行ったと語る(※真偽はまだ不明)
・バルドの使うベッドはもともとイーサンという患者が使っており、今は元気になり出て行ったという。お前もきっとよくなると患者は微笑みかける。
・夜中に施設内を調べようとしたバルドは、夜間循回を行っていたエイダに見つかってしまう。
・この女、まさか俺をマークしていたのか?と思うバルド(※ミスリードの可能性あり?)
・何とかごまかしたものの、夜間循回が行われている施設を夜調べることは不可能だった
・朝、ラッパの音で起きた患者たちは庭に集合させられ、健康ハツラツ体操を行うことに
・その体操のポーズはおなじみのフェニックスポーズと酷似していた
体操が終わった後は体を冷やすな、ゆっくり白湯を飲んだあと朝食をとれと言うエイダ。
朝食を残さず食べただろうなとエイダは再度気にし、その後バルド達に施設を案内する。
・リハビリ室では看護婦レイラが患者をブタさんと呼びながら、ドSの表情を浮かべてリハビリを行っていた。
・レイラはぎりぎりまで追い込んでくれるから成果が見えやすいとロナルドは言う。
オペ室を案内された後、案内されたのはなんと採血ルームだった

堂々と血液採取施設を開示したエイダ。
その真意はーー?

第173話終了
前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちら
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枢先生の巻末コメント

最近『ゲーム・オブ・スローンズ』を見始めました。ハイファンタジーっていいですね。

今回の重要な伏線箇所

重要そうな伏線の箇条書きです。
具体的な考察は、根拠とともにこの後詳しく書きます!

・アテナ退役軍人療養所が採血ルームを隠さない理由
・ヒースフィールド男爵邸と退役軍人療養所の共通点
・スフィア・ミュージックホールと退役軍人療養所のオペ室の相違点が表す内容
・夜間巡回とナイチンゲールの関係性
・エイダはまだバルドに疑惑を向けていない可能性
・フェニックスポーズについて
・劉の伏線

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

ここでフェニックスポーズを見ることが出来るとは、、思わず吹き出してしまいましたww
しかもエイダがやるなんてwww
黒執事だと真面目なキャラほど本気でフェニックスポーズをキメる傾向があるように気がしますwww
この「健康ハツラツ体操」については後で改めて詳しく言及していきたいと思います!

それでは考察に移りたいと思います!

アテナ退役軍人療養所が採血ルームを隠さない理由

今回の第173話の中で最も重要な伏線だと感じた点が、このアテナ退役軍人療養所が血液収集機関の存在を隠していないというところです。
これが表すことは一体何なのでしょうか。

結論から申し上げますと、アテナ退役軍人療養所は今までの血液採集施設と違い違法なことを行っておらず、故に咎められる必要のない施設だからである可能性があります。
具体的に説明していきたいと思います。

何故採血ルームを開示したのか。

エイダは何故採血ルームを開示したのでしょうか。
その理由を考えれば簡単で、隠す必要が無い施設だからではないでしょうか。

前回と前々回のネタバレ考察でも考察をさせていた来ましたが、
アテナ退役軍人療養所では殺人が行われていない可能性があります。

つまり、このアテナ退役軍人療養所の採血ルームは
死者蘇生の実験に用いるための血液を集めているわけではなく、純粋にこのアテナ退役軍人療養所内の患者の治療に利用するために使われることを主としたものである可能性が考えられます。

現代の病院に例えてみたら分かりやすいかもしれません。
現代の病院にも大きな病院であれば採血ルームが存在します。また採血を行ったところで摘発されるようなことは勿論ありません。

それは何故でしょうか?
理由は勿論、採血を行うこと自体に違法性が無いからです。

スフィア・ミュージックホールが摘発された理由は秘密裏に一般人から血を抜き、その結果失血死が多発したことが原因でした。
またヒースフィールド男爵邸が摘発された理由は、同じく人間から血液を抜くためにメイドを地下に監禁していたからでした。

このように、上記二つの血液採取施設は人間の尊厳や生死にかかわる「見つかってはいけない理由」が存在しました。

それに対し、アテナ退役軍人療養所は現代の病院と変わらないようにあくまで医療目的で採血を行っている可能性があります。
目立った大きな事故や不審死が起こっておらず、むしろ健康回復の成果を上げれているのだとするならば、採血を効果的な医療行為であると認められることも理解できます。

となりますと、アテナ退役軍人療養所の採血による医療行為は、人間にとってメリットがあるものになることになります。
となると、採血ルームの存在を隠す必要がそもそも無いという可能性に繋がります。

アテナ退役軍人療養所で人が殺されていないと考える理由については、過去の考察記事より引用させて頂きます。

アテナ退役軍人療養所では人は殺されていない可能性

私は、このアテナ退役軍人療養所では今までの様に人が殺されたり囚われている可能性は低いのではないかとも感じています。

先ほど私は死神が現れたことでこの施設には何かがあると言いました。
しかし、その「何か」が不審死であるとは限らないのです。

今回ロナルドが出てきましたが、これはミスリードである可能性も考えられるのではないでしょうか。
具体的に言いますと
死神がいる=不審死が必ず起こっているというわけではないということです。

スフィア・ミュージックホールの時のオセロを思い出してみたいと思います。
オセロは失血死だけに注目せず、本来死ぬはずの人間の寿命が延びていることにも注目していました。
決められた寿命が延びることはめったになく、異常なことであるとオセロは言及しています。

つまり、人が寿命前に死ぬことだけが死神にとって調査対象なわけではなく、本来の寿命を超えて生き続ける人間が多数いてもそれは調査対象となることが分かります。

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寿命が延びたことに注目するオセロ:黒執事25巻第124話「その執事、搬送」より引用

何故ロナルドはここに派遣されたのか。
それは、オセロが言っていたように
このアテナ退役軍人療養所で死者が出ているからという理由ではなく、むしろ本来死ぬ予定だったものの寿命が延長されるというイレギュラーなことが起こっている現場だからという可能性はないでしょうか。

また、退役軍人療養所の説明にはこのような一文がありました。

再起不能とされた兵士たちを数多く社会復帰に導いている

この言葉を素直にとれば、
血をとるターゲットとなるはずの再起不能の退役軍人たちがこの施設を生きて出て、社会復帰を果たしているというのです。

退役軍人療養所は死を待つ場所とバルドは言っていました。
このことからも死者がゼロであるというわけではないと思います。
死ぬ人もいれば、同時に人が死ぬことを自然死に見せやすい場所ともいえるのかもしれません。

当然このような人たちから多めに血を抜いたり、命に影響がない程度に血を抜くことはあると思います。

しかし少なくともここでは不自然な失血死の死者は出ていません。
それはセバスチャン達が調べた退役軍人療養所についての説明文にそのような記載がないことからも明白と言えます。

このことからわかることは、
アテナ退役軍人療養所はターゲットから仮に多少血を抜くことがあったとしても、ヒースフィールド男爵邸やスフィア・ミュージックホールのように命の危険を脅かすような無茶な血の抜き方は恐らくしていないということです。

もっと具体的に言えば、
アテナ退役軍人療養所は今までの施設とは存在理由が違う施設である可能性があります。

スフィアやヒースフィールド男爵邸は、多少無理をしてでも血を集めることに役割を重く置かれた施設でした。

これに対してアテナ退役軍人療養所は
ターゲットをなるべく殺さずに生かし続けることが出来るような方法を研究し、かつ徹底的な衛生管理と統計学に基づき正しい処置を行うヒーリング施設である可能性があります。

今までの様にターゲットが死んでしまえば、一瞬だけ多く血を得られたとしてもすぐにまた血は足りなくなってしまいます。しかも血を抜けるはずの人間は死んでしまっているため、またイチからターゲットを探さなくてはいけなくなります。しかも人が死んでいることから足も付きやすくなります。

それに比べ、もしターゲットを健康な形で生かし続けることが出来ればどんなメリットが兄シエルと葬儀屋側にあるでしょうか。
足もつかずより長期的に血液を収取できることに繋がります。


また更に言えば、スフィア・ミュージックホールが殺人を犯したくないと思っていることもすでに原作の下記部分で明らかにされています。

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失血死は出したくないスフィア・ミュージックホール:黒執事25巻第122話「その執事、待望」より引用

しかしここで勘違いしてはいけないことは、
彼らは優しさから殺人を犯したくないと思っているわけではないということです。
あくまでターゲットに死なれては、血液供給が回らなくなるからという残酷な理由です。

これこそがアテナ退役軍人療養所の血液収集よりも大切な、一番重要な目的である可能性があります。

引用源
www.under-taker.com

採血のみか、輸血も行っているか

では、アテナ退役軍人療養所は実害を出していないからと言って完全に白な施設なのでしょうか?
その可能性は非常に低いのではないかと私は感じています。

まず第一に、採血ルームにある血液採取の機械がスフィアやヒースフィールド男爵邸にあったものと完全に一致するため兄シエル達との関りが確実にあるといって間違いないと感じています。
つまりたとえこの施設自体で失血死が起こっておらず、医療行為が人々の延命に繋がっていたとしても、ここで回復した人間、もしくは著しく人間を回復させることが出来たという研究データは、失血死を避け、より効率的かつ長期間にわたって一人の人間から血を搾取するという葬儀屋の死者蘇生実験に繋がっている可能性があるからです。

また、血液型の発見が歴史的史実よりも早すぎている点も理由の一つとして挙げられます。
血液型の発見や凝固剤が開発され、輸血実験が本格的に成功したのは1900年以降です。

まだこのアテナ退役軍人療養所で輸血が行われているかは確定していませんが、血液採取用の機械に血液型ベガを表す星マークがついていたことから、血液型の概念は既に持っていることが証明できます。

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輸血と血液型の発見について:黒執事24巻第119話「その執事、示教」より引用

アテナ退役軍人療養所で輸血が行われている可能性は十分考えられますが、まだ確定することはできないのでこの点については今後の情報を楽しみに待ちたいと思います。

アテナ退役軍人療養所はつぶせない施設か

以上の事から、アテナ退役軍人療養所の医療施設として非常に優秀であり、また不自然に感じるほどの死者は出していない可能性があります。

アテナ退役軍人療養所側は、見る人が見たらすぐにわかる兄シエル達との関係性に繋がる採血ルームを他の施設の様に厳重に隠すこともしていませんでした。

このことから兄シエルと葬儀屋の余裕と強気さを感じることが出来ます。
何故そんなに強気でいられることが出来るのか。
その理由を一番手っ取り早く簡単に考えてしまえば、この施設には隠すような疾しい理由がないからである可能性があります。

スフィア・ミュージックホールと退役軍人療養所のオペ室の相違点が表す内容

また今回の第173話で気になったポイントの一つがオペ室の描写です。

具体的に言いますと、
スフィア・ミュージックホールのオペ室と、アテナ退役軍人療養所のオペ室の明確な相違点についてです。

この違いはそれぞれの施設が「血液を採取するための人間用」「血液を輸血する死者蘇生用」かを表す非常に重要なポイントである可能性があります。

アテナ退役軍人療養所のオペ室

まずはアテナ退役軍人療養所のオペ室から見てみましょう。

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アテナ退役軍人療養所のオペ室:黒執事第173話「その執事、療養」より引用

今回、アテナ退役軍人療養所のオペ室は最新の技術で患者に手術を行う場所として看護婦エイダの口から紹介されました。
しかし、このエイダの紹介は間違っている可能性が高いです。

アテナ退役軍人療養所の背後に葬儀屋がいる場合、葬儀屋が行う死者蘇生のオペ室の方がはるかに現代的だからです。
それはスフィア・ミュージックホールのオペ室には無影灯があるのに対し、アテナ退役軍人療養所のオペ室にはそれが無いことなどからも一目瞭然です。

スフィア・ミュージックホールのオペ室

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スフィアミュージックホールの輸血施設:黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より引用

この差は何を表しているのでしょうか?
現段階で考えられる可能性としては、私は「生きた人間の治療用」か「死んだ人間の蘇生用」の違いかなと感じています。

この二つを比べた場合、当然死んだ人間を蘇生する方が難しい問題であることが理解できます。
この難易度の違いが、オペ室の差に表れている可能性があります。

となると、アテナ退役軍人療養所が直接死者蘇生の研究に関わっている可能性はいよいよ低く、むしろ死者蘇生に必要な血液の供給源である人間をいかに殺さず健康を維持させるかに目的を特化した施設である可能性が高まるのではないかと感じています。

※又余談ですが、もしエイダがこのオペ室を本当に最新の技術で手術を行う場所と判断していた場合、エイダはスフィア・ミュージックホールの本当の技術力の高さを知らないことになります。まだこのセリフがエイダの本心だったのか定かではないため確定はできないのですが、エイダが兄シエル達に利用されているだけの被害者である可能性も考えられます。

ヒースフィールド男爵邸との共通点

次に、スフィア側の施設であるヒースフィールド男爵邸とアテナ退役軍人療養所の共通点を上げてみたいと思います。
この二つの施設については今までも何度か言及していたので、考察済みの内容に関しては過去記事を引用させて頂きます。

今回の第173話で新たになった共通点は、対象者の良質な眠りを重視するという点です。

メイドから血を抜いていたヒースフィールド男爵邸では、メイド達は22時の消灯が義務づけられていました。
そしてアテナ退役軍人療養所では、今回エイダにより「心身の回復には良質な睡眠が大切」と、眠ることを促す発言がなされました。

どちらの施設でも、対象者の健康状態の維持が非常に重視されていることが分かります。
以下、過去記事の引用です。

ヒースフィールド男爵邸との共通点

スフィア・ミュージックホールとヒースフィールド男爵邸、そしてアテナ退役軍人療養所には共通点が存在すると言及しました。
それは以下の通りです。

・最近作る必要があった施設である
・所有者は金銭的にかなり余裕がある
・一般的な療養所にくらべ、かなり贅沢な外見である

上記三つは、実はスフィア・ミュージックホール、ヒースフィールド男爵邸の在り方と完全に一致します。

・最近作る必要があった
→スフィア・ミュージックホールも最近できたばかりだった。(バースにもさらにもう一つミュージックホールを建設する予定だった)
→ヒースフィールド男爵は、妻子を失ってからメイドを募集し始めた

・所有者は金銭的にかなり余裕がある
→スフィア・ミュージックホールも無料で食べ物をふるまったり純銀製のブレスレットを配ったりした
→ヒースフィールド男爵邸でメイド達は、風呂、専用馬車、消灯時間など、破格の好待遇で迎えられていた。

・一般的な療養所にくらべ、かなり贅沢な外見である
→スフィア・ミュージックホールでも、質が良すぎる贅沢な料理がふるまわれていた

引用源:https://www.under-taker.com/entry/2020/11/18/050242

・衛生面管理の徹底
・軍事経験がある女性の存在

こちらのふたつは少々長くなるため順番に説明させて頂きます。

衛生面管理の徹底

アテナ退役軍人療養所は、やりすぎなぐらい徹底して衛生面管理をすることで入所者を快方に導いています(もちろん建前上の可能性もあります)

バルドと劉もその消毒の洗礼を受けたわけですが、その際二人は裸にされて熱湯を浴びせられどこかわからない毛まで剃られていました。

この工程、何かに似ていると思いませんか?
そう、お風呂です。

そしてお風呂と言えば一つ、ヒースフィールド男爵邸編の中でいまだに未回収の伏線が残っていることを覚えていらっしゃるでしょうか?

好待遇で迎えられていたメイド達。
地下で血を抜かれていたことから何となく食事や規則正しい生活が与えられていた理由は納得が出来ますが、何故二日に一度の入浴を許されていたかは未だに伏線が回収されていません。

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贅沢すぎる条件の中に含まれていた「入浴」:黒執事29巻第152話「その執事、別動」より引用

考えすぎでは?と思われるかもしれませんが、この次のコマでわざわざメイリンが入浴について強調して発言しているため、かなり怪しいと感じています。

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使用人の入浴は週に一度が普通と驚くメイリン:黒執事29巻第152話「その執事、別動」より引用

メイド達が身を清潔に保たされている理由は、
男爵との情事の為、と考えるのが今のところは一番納得がいきそうです。

しかしこれがアテナ退役軍人療養所との共通点が見いだせる以上、理由はこれだけではないような気がしてなりません。

彼らが体を清潔に保つ理由は、退役軍人療養所と共通する、今後に関わる重要な伏線である可能性があります。

引用源:www.under-taker.com

夜間巡回とナイチンゲールの関係性

ヒースフィールド男爵邸のメイリンと同じく、深夜に施設内を調査しようと思ったバルド。
しかしバルドは夜間巡回中のエイダに見つかってしまい、失敗してしまいます。

このエイダが行っていた夜間巡回はフローレンス・ナイチンゲールの歴史的史実に基づく行動です。
クリミア戦争時代、ナイチンゲールは明かりを持ち夜間の患者たちを見回り励まし続けたことから「ランプの貴婦人」という異名がつけられました。

エイダはまだバルドに疑惑を向けていない可能性

夜の調査に失敗したバルド。
エイダに見つかった際バルドは内心このように思いました。

バルド
「この女、まさかオレをマークしていたのか?」
黒執事第173話「その執事、療養」より引用

これに対し私は、エイダはバルドを怪しんでおらず、マークもしていないのではないかと感じています。
このセリフは、エイダに疑惑を向けさせるためのミスリードである可能性があります。

なぜそのように感じるかと言いますと、エイダは今自分が見回りをしている明白な理由を説明できたからです。

エイダ
「夜間の巡回は看護の基本だ。夜は気温が下がり患者の容体が急変しやすい。」
黒執事第173話「その執事、療養」より引用

このように、エイダが夜間巡回をしていた理由はバルド1人ではなく患者全体に向けられていることが分かります。

またヒースフィールド男爵邸でも夜中に屋敷の調査に赴いたメイリンがメイドジェーンと大変似た状況で捕まるシーンがありました。
ジェーンはエイダと違い、前半から明らかにメイリンたちを怪しんでいました。

そんなジェーンはメイリンを捕まえる際、「22時には消灯と言ったわよね?」としか理由を説明しません。
エイダに比べると少々理由が弱く、メイリンをマークしていた可能性が否めないような描写となっています。

このことからも、エイダはバルドの事を患者としか見ていないのではないかと感じます。

「健康ハツラツ体操」の考案者ってもしかして…

今回久しぶりにフェニックスポーズが出てきました!
まじめに考察すればこのポーズが取り入れられているということはバックに熱狂的なカルンスタイン病院の死者蘇生に対する信念が垣間見えますし、不真面目に見ればまるでエイダにリアン・ストーカー医師の亡霊が憑依したかのような有様です。

そして何より突然不自然に連呼される「健康」というワード…

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管理人の頭の中を跳ね回るリアン・ストーカー:黒執事11巻第52話「その執事、運航」より引用

( ^ω^)・・・・・・

絶対!という根拠を持つことはできませんが、この体操はもしかするとリアン・ストーカーが考案、残したものかもしれませんね

彼は葬儀屋の医者道に反し自分で理解できない施術を患者に施したためその身を滅ぼしてしまったので、果たしてどこまで根拠を持ってこの体操を作ったのかは分かりませんが…
ただのフェニックスポーズだけだったらまだリアンが関わっているとここまで強く言えないのですが、なにより「健康ハツラツ体操」という文字列がもう彼らしさに溢れているというか…wwww

絶tttttッ対本編の考察とは関係ない部分だとは思うのですが、ここの真相どうしても気になってたまりません‥!

劉の伏線

最後に劉についての問題提起です。
今回彼に対する重要と思われる伏線が張られました。
それは劉がこの潜入調査までわざわざ同行した動機です。

劉には坊ちゃんの為に動くほかにも、何か別の目的をもって潜入調査に挑んでいる可能性があります。

バルド
「あの中国人マジで信用ならねぇ…。あいつマフィアの幹部なんだろ?坊ちゃんを匿うまではわかる。でもなんでここまでついてきたんだ?
黒執事第173話「その執事、療養」より引用

バルドはこの潜入調査の初期から劉をしきりに経過しています。
まだ詳しいことは一切わかっていませんが、劉がこの調査に同行した本当の理由が今後非常に重要になってくる可能性があります。

劉とレイラ

劉がこの調査に同行した理由の一つとして現段階で気になるポイントとしては看護婦レイラと劉の関係性です。

と言いますのも、ひとつ前のお話である第172話で、レイラの顔をじっと見つめる劉の姿が描かれているからです。これは伏線である可能性があります。

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看護婦レイラの顔を見つめる劉:黒執事第172話「その執事、心療」より引用

劉が知ったかぶることはよくありますが、そのような場合劉は思ったことを意味深に口走り、すぐに指摘されるという構図がいつものパターンのような気がします。
それに比べるとこの劉の反応はいつもとは多少異なるものであり、同時に非常に意味深であると感じます。

もしかすると今回は劉は本当に看護婦レイラの顔に何か思い当たる節があるのかもしれません。
もしいつも通りのカマかけだったとしたらお見事‥!!

看護婦レイラは双子?二重人格?

看護婦レイラの正体、双子説については以前下記記事の中で言及しました。
www.under-taker.com

看護婦レイラの正体について
結論から申し上げてしまいますと、
看護婦レイラの正体はスフィア・ミュージックホールのお星さまベガ様である可能性があります。

そのように考えられる理由としては
この二人に複数の共通点があるからです。

具体的に説明していきたいと思います。

ベガ様(☆☆☆)O型

看護婦レイラとベガ様の共通点を考えるにあたり、
まずはベガ様のおさらいをしていきたいと思います。

星としてのベガ
こと座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つです。特に七夕のおりひめ星(織女星(しょくじょせい))としてよく知られていますが、この女性的な星の印象はベガ様の正体を紐解くうえでの大きな伏線である可能性があるので頭の片隅に入れておいてください。

ベガ(☆☆☆)の部屋

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ベガ様のセリフ
「どうなさるの?
「どうなさるの?
「「この分岐点!」」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目すべき部屋のポイント

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より


- ぬいぐるみとドレッサーが二つずつある

  • 枕の数と身分
  • セリフが不自然に分かれている
2つずつ存在するぬいぐるみとドレッサー

部屋はシャンデリアまでつく大変豪華な造りとなっています。ベットに注目すると、ウサギとクマのぬいぐるみが2つ転がっていることが分かります。また枕も他のお星さまと違い二つ存在します。ドレッサーも全く同じものが仲良く二つ並んでいます。このことからベガ様は幼く、身分の高い家の女の子の姉妹である可能性が高いと感じています。

【プチ余談】枕の数と身分

カノープスとポラリスのベットは質素で庶民的で、枕も一つです。シリウスは一つの枕を複数の枕で支えた贅沢なホテルのような使用であり、ベガ様の枕も同様です。このことからシリウス様とベガ様はカノープス様、ポラリス様に比べて身分が高いことが分かります。

ベガ様は双子の幼い女の子である可能性が高い

先ほどベガ様は女の子の姉妹であると述べましたが、私はその中でも特にベガ様は双子の幼い姉妹である可能性が高いと私は感じています。

引用源:
【総まとめ】お星さまの正体について/お星さまを指す人数は、4人では無く全部で6人の可能性 - 黒執事考察ブログ

看護婦レイラとベガ様の共通点

これらを踏まえ、
看護婦レイラとベガ様の共通点を上げてみたいと思います。

ベガ様

・お金に困っていない(部屋の中が贅沢な内装)
・恐らく幼女で双子の可能性(おそろいのドレッサー、クマのぬいぐるみなどがあることから)
・「どうなさるの?」という丁寧な言葉遣いをする

看護婦レイラ

・「わたくし」という一人称、スカートのすそを持ち挨拶する仕草から、お金に困らない上級育ちの可能性がある
・幼女である
・語尾に「~の?」という特徴的な話し方をする

看護婦レイラのセリフ
「今日から入院される患者様ですの?
「わたくしレイラと申します。よろしくおねがいします
「誠心誠意看護させていただきます
「どうなさったの?わたくしの顔に何かついておりますの?
黒執事172話「その執事、心療」より引用

ベガ様のセリフ
「どうなさるの?
「どうなさるの?
「「この分岐点!」」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

いや圧倒的『の』!!
流石に「よろしくおねがいしますの」はおかしすぎるっていくらちゃんじゃないんだから‥!('ω')

この特徴的な語尾がレイラ=ベガ様ではないかと考える一番大きな理由です。

レイラは高尚な身分か?

ベガ様の部屋の内装と話し方から、ベガ様がお金に困っていない裕福な人物であることは間違いがなさそうです。
ではレイラはどうでしょうか?

先ほど言及した点と被る部分も多いのですが、レイラもまた話し方がとても丁寧です。
また幼いながら一人称が「わたくし」であり、お辞儀の仕方もエリザベスと同じように貴族の娘の様にドレスのすそを持って丁寧に会釈をしています。

このことから、レイラが普通の平民とはなかなか考えにくく、態度だけを見ればエリザベスと同等、もしくはそれ以上の礼儀作法をわきまえている高尚な身分の人物である可能性があります。

このことから、レイラとベガ様がともに裕福な人物であるという点も共通点として挙げることが可能になります。

レイラ双子説

仮にレイラ=ベガ様であった場合、
レイラは双子である可能性が出てきます。

こちらについてはまだ何もヒントがありませんので予想程度しかできません。

しかしもし仮に双子であった場合二人を区別するものがあるとしたら…
妙に気になるのがレイラの額の左側についてる二つの特徴的なリボンの髪留めです。

レイラのリボン(双子説伏線?)

こちらはまだ根拠のない妄想考察なので、あくまで一説としてお考えいただけますと幸いです!
看護婦レイラですが、
額の左上部分に2つ、リボンの髪留めを付けています。

上のリボンが濃い色に白い星柄のもの
下のリボンが白い色に黒のドット柄のものです

仮にレイラが双子であり2人を分けて描くことがあるとしたら、このリボンの上下や左右の付け方に違いを出して描かれるかもしれません。

見て頂けると分かると思うのですが、このレイラのリボンの髪留めはあまりにも個性的です。
これがもし双子を見分けるための伏線だとしたら面白いですね!

レイラとナイチンゲールの共通点

レイラとナイチンゲールの共通点。
それは高尚な身分であるにもかかわらず看護婦という仕事をしているという点です。

ナイチンゲールは貴族の娘でした。
本来は仕事をしなくてもよかった身分であるはずの彼女が当時はアルコール中毒の淫売婦上がりの女が着くような忌み嫌われた職業でる看護婦になったのはとても有名な話です。

この境遇は、レイラとナイチンゲールの共通点として挙げることが出来ます。

ちなみに黒執事の中の時間軸で、ナイチンゲールはまだ存命しています。
レイラはこのナイチンゲールに憧れた上流階級の娘であり、ナイチンゲールに習い看護の道を志し、結果葬儀屋たち何らかの関係で巡り合った可能性があります。

疑問点:何故お星さまになれたのか?

この説の場合、まだ情報不足の為考察不可能な疑問点があります。
それは、レイラが仮にベガ様であった場合、何故他の人達と区別されお星さまとなれたかという点です。

現在わかる範囲で考察しますと、
スフィア・ミュージックホールの本当の目的を知り、協力する人物(具体的には青き星(シエル&坊ちゃん)の死者蘇生とファントムハイヴの幸せ)が、区別化されてお星さまと呼ばれているように感じます。

例えばスフィア・ミュージックホールでカリスマアイドルとして活躍していたS4。
彼らは散々「青き星」についての賛美をうたわされていたにも関わらず、スフィア・ミュージックホールからその「青き星」が指す本当の意味や、スフィア・ミュージックホールの血液供給機関としての一面を一切知らされてはいませんでした。

結局彼らは使い捨てのコマであり、S4より上位層である「お星さま」と呼ばれる地位につくことはありませんでした。

このことから、一番シンプルに考えればベガ様=レイラ(仮)はファントムハイヴ家と何らかの関係性があり、スフィア・ミュージックホールの目的に心から同意しているからお星さまになれたのかもしれません。

またもしくは、これまた完全に妄想ですが、
レイラの家の財力などにメリットを見出し、お星さまという立場を与えているだけである可能性もあります。

レイラの看護婦としての何らかの能力にメリットを見出した可能性もゼロではありませんが、その可能性は非常に低いのではないかと現段階では感じています。といいますのも、今回アテナ退役軍人療養所と暁学会に関りがあるのはあくまで医師であり、看護婦に在籍者はいないからです。

それだけでなくレイラはまだ幼いですし「湯たんぽの交換がおわりましたの!」と言っていることからも今のところ本格的な医療行為をしている様子は見受けられません。
このことからもレイラは一人前の技術を持った看護婦というよりはまだまだ見習いの看護婦である可能性があります。

となると、そんなレイラが仮にお星さまであった場合区別される理由を考えるとすると看護婦としての何らかのスキルに期待されて…というのは現段階ではあまり期待できないかな?と感じます。(隠れ蓑として利用されている可能性はあります。)
ファントムハイヴ家と隠れた関係性がある人物か、もしくは家柄による強力な金銭的バックアップを得られるからが現段階では挙げられるかな?と感じています。

バルドがレイラについて坊ちゃんと同じくらいの子供と言っているので、必然的にレイラはエリザベスとも年齢が近いことになります。
レイラは、言葉遣いなどに多少の世間知らずさは感じるところがありますが、それでもエリザベスよりだいぶ大人っぽい印象を受けます。

エリザベスも侯爵家の娘なので地位は最高レベルに高いのですが、もしかするとレイラも負けず劣らずなのかもしれませんね。

これらの考察を踏まえ、今回の第173話の中ではレイラがリハビリ中の患者の上に座りつけ、患者を「ブタさん」呼ばわりして見下しの笑顔を浮かべるシーンがありました。

このシーンをみて感じたのは、双子説のほかに新たに二重人格説も考えられるのではないかと感じました。

ちなみに当時のイギリスは二重人格のお話「ジキルとハイド」の時代とまあまあ近いです。(少し早いですが…)
もしレイラが二重人格で、このジキルとハイドのオマージュが組み込まれたキャラクターだったとしたら面白いですね!

ですが現段階では、レイラはまだ双子の可能性の方が高いのではないかな?と感じています。
ベガ様のセリフが二人で発言されたもののように聞こえるだけでなく、ベッドやぬいぐるみ、ドレッサーまで同じものが二つ用意されていることが理由です。

レイラについても今後注意深く見ていけたらなと思います!

まとめ

今回も盛り沢山の内容でした!
個人的には、アテナ退役軍人療養所自体は法に触れるような施設ではなく、だからこそ厄介であるという可能性が高くなったのではないかなと感じています。

もしこの考察が正しければアテナ退役軍人療養所は警察には叩けない案件であり、今こそ女王の番犬の力が必要な施設だったのかもしれません。

今回考察を重ねて、1つふと新たに思うことがありました。
それは、兄シエルと葬儀屋たちのやっていることが果たして本当に悪なのかということです。

兄たちが死者蘇生を達成するためには膨大な血液が必要であり、その血液を得るために多数の死傷者が出てしまいました。
この点においては擁護しようがありません。
しかしもし今回の考察が正しければ、兄シエル達は現在進行形で死者蘇生の研究をしつつも、その実験に伴い生じる犠牲である失血死をなるべく起こさないようにするためにデータを集め研究、実行していることになります。

1人の人間からより長く、長期的に血液を採取するためと言うと聞こえは悪いですが、死んだ人を生き返らせるために必要な血を抜く生きた人間の安全も保障するため、と言い換えてみたらどうでしょうか?
だいぶイメージが変わるように感じます。

もしかすると葬儀屋と兄シエルの最終目的はここなのではないでしょうか?(兄シエルはちょっとサイコパスなのでここまで献身的な考え方というよりはもう少し利害的理由から動いているのかもしれませんが…)

葬儀屋も「小生の蘇生技術が追い付かなくて」と言っていることから、将来的にずっと兄シエルの死者蘇生をこの完成度のままで満足し、失血死を起こし続ける状況を望んでいるとはあまり考えにくいです。

現段階では葬儀屋の死者蘇生技術は完成していないため、兄シエルは血液供給に頼らざるを得ません。
しかしもし将来的に葬儀屋の死者蘇生技術が向上し、兄シエルが必要とする輸血の量が徐々に少なくなっていったとしたら…
もし死者蘇生の為に必要な輸血量と、人を殺さない範囲の採血量のバランスが取れた場合、それは現代の献血に支えられる輸血技術と何が違うんでしょう?
またもし死者蘇生の方法として輸血さえ必要なくなったとしたら、もはやその時「死」は「病気」と何が違うのでしょうか?

元々、一度かかったら死を免れない病気は沢山ありました。
しかし人類は、沢山の犠牲と研究を重ね、病気に抗う方法を発見してきました。

それと一緒で、もしかすると葬儀屋たちは失血死による犠牲を最小限にする努力をしつつも現段階では避けきることが出来ない必要なことだと割り切り、行動しているのかもしれません。
そしてもし本当に葬儀屋が完ぺきな死者蘇生に成功した時、それは昔は不治の病と言われた病気をを克服した時と同じように、「死」もまた「克服できる病」となるのではないでしょうか。

あれっ!?!?!?これリアンが言ってたな!?!?

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最大の不健康である「死」:黒執事11巻第52話「その執事、運航」より引用

うわーーーそういうことかあああああああ
今このまとめ文を書いていて初めてこのセリフの意味を理解した気がします。思ったより深いこと言ってたんだ…うわあ…そういうことだったのかあ‥‥

不健康、という言い方が独特すぎて引きずられていたのですが、「我々がどんなに努力しても克服できない病気、それが死」だとしたらすごく納得がいきます‥‥!!

今の私たちにとっては死は克服できない「病」です。
死を迎えることは当然と思われていますが、もしこの「病」を克服し死なずに済むことが出来るようになったとするならば。

葬儀屋と兄シエルが行っている血液収集と死者蘇生の実験は、今まで人類が不治の病と闘ってきた歴史の姿と実はあまり大差がないのかもしれません。

しかし問題はその研究が成功するまで死神派遣協会から逃げ切れるかという点なのですが‥‥

ううんなかなかの悲劇の予感を感じます…。

しかしこのような視点から考えてみると兄シエルと葬儀屋は果たして悪と言えるのでしょうか?

死神派遣協会のお上が管理している魂の定義が根本から崩壊する事の何が悪いのか、いったいどんな不都合が生まれるのでしょうか?

こんな視点でとらえてみたら、葬儀屋がやろうとしていることはお上への反逆であり挑戦であり、もし成功した暁には本当の意味で神に近しい存在になってしまうのかもしれません。

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思ったより大事かもしれない:黒執事29巻第149話「その執事、鳩合」より引用

この可能性に気づいたときの私の気持ちは、まさしくこのグレルチャンが代弁してくれていました。
私はまだまだ、事のおおごとさを理解しきれていなかったのかもしれません。

餅月