黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】ウィルは味方か裏切者か?第192話で深まる「内通者説」とデスサイズ回収の真意を徹底考察!

こんにちは!餅月です。
今日はウィルの疑惑について考察していきます。

今回の記事は、下記記事からの抜粋となります。
www.under-taker.com

当ブログでは以前より
ウィルは死神派遣協会の純粋な味方ではなく離脱組の元死神と繋がっている内通者である可能性についてを考察をしてきました。
www.under-taker.com
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第192話で、また新たな伏線と思われる疑惑の箇所があった為、改めて考察をまとめさせて頂きます。

ウィルの疑惑

ウィルが本当に離脱組の内通者なのか、それとも純粋な死神派遣協会の一員なのか、まだどちらとは断言できません。

しかしこの可能性もあるという前提を踏まえて、今回はウィルの疑惑について順番に考察していきたいと思います。

ウィルとレイラの会話

まず引っかかったのがウィルとレイラ(アル)の会話です。

ウィルの妨害をくらった時の二人の発言を見ていきましょう。

レイラ(アル)「くそっオレ様の邪魔してんじゃ‥‥‥」
ウィル「余計な手間をかけさせないで下さい。まったく。」
レイラ(アル)「お、覚えとけよ‥‥‥(気絶)」
黒執事第192 話「その執事、懇望」より引用

私はこの台詞に少々疑問を感じました。
特に感じたのはレイラの最初のセリフです。

もしウィルが純粋に内通者でない純粋な死神であった場合、2人は初対面同士になるはずです。

それにも関わらず「だれだてめえ!」的な発言無しに、「邪魔をするな」という発言が出てくるのはほんの少し違和感を感じました。

しかしレイラはロナルドを見た際、死神を認識したことが無いような様子でした。

死神と初めて会ったような様子のレイラ:黒執事第191話「その執事、怠業」より引用

そう考えるとこの台詞考察は少々考えすぎで、2人はこの時が初対面なのかもしれません。

実際はここまで深い意味があるかはまだ分かりません。

ただ非常ーーーにややこしいところなのですが、この時ウィルと対峙しているのはレイラの別人格のアルなんですよね。

となるとレイラとはあったことはないけれどもアルとはあったことがあった、なんてトリックも通用しそうだったりしなそうだったり。

敵同士のセリフとしては文字通りの意味合いにもとれそうですし、
仮にウィルが内通者だった場合、レイラのセリフを受けてのウィルのセリフは「助けてやるからおとなしくしていろ」の様すら聞こえます。

まだどちらに転ぶかは分かりかねますが、
念の為現段階での可能性をどちらも書き残しておこうと思います。

デスサイズとレイラを回収したウィル/その行先は

次に重要な点は、ウィルがデスサイズとレイラの体を回収したという点です。
ウィルが純粋な死神派遣協会側の人物であった場合、デスサイズを回収されることは葬儀屋側にとってそれなりの痛手になる可能性があります。

死神に唯一対抗できるデスサイズが死神派遣協会側に奪われてしまうことは少々厄介のように感じます。

また離脱組の死神達にとってデスサイズは有限数のもののはずです。
手放したい武器ではないでしょう。

しかし重要なのはこのレイラ(ビザールドール)とデスサイズを、両方とも内通者の可能性があるウィルが回収したという点です。

デスサイズとレイラを回収するウィル:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

物語的にはここで暗転してしまっていることにより、ウィルが実際にどう動いたかはまだ明らかになっていません。

しかし唯一デスサイズとレイラに希望が持てるとすれば、ウィルが内通者であれば離脱組はどちらのキーアイテムもこの土壇場でしれっと回収していることになります。

もしこうなっていたとしたら恐るべきですよね。

お願い死なないで葬儀屋派としては、
是非ともそんな展開を希望してしまいます。(望みは薄いかもしれませんが)

レイラを本部に連れて行くと言っているウィルですが、ロナルドもまたこれから本部に戻るようです。

一緒に戻るのが自然と思うので、レイラはもしかするとウィルがどちらだったにしても本部まで連れていかれてしまうのかも、しれませんね。

しかしレイラが持っていたハサミ型デスサイズであるという事をいまいち理解できてそうな出来て無さそうな混乱気味のロナルド君。
ワンチャンあのはさみはデスサイズではなかったと言ってもごまかせちゃいそうなほど混乱しています。

ウィルはデスサイズの提出先については明言していない(「上」に報告、とは言っているが、デスサイズの件かはまだ主語が不明)ことからも、このハサミ型デスサイズとレイラをどうするかによって、ウィルの立ち位置はいよいよ明確に理解できるかもしれません。

応援を呼んでいないのにウィルは何故来たのか

また次の疑問点は、ロナルドがウィルに問いかけた「何故ここに来たのか」という質問です。

まず先程紹介した過去記事でも言及した通り、
ウィルが怪しい理由の一つとして、重要なシーンで突然現れることが挙げられます。

豪華客船編でもまだ報告を聞く前に事件に離脱者(葬儀屋)が関わっていたことを知っていたこともウィルへの疑惑が高まる理由の一つとなっています。

今回も、ロナルドのこの発言により、
ロナルドは死神派遣協会に対して死神の応援要請を出しておらず、それにも関わらずウィルが現れたことが分かりました。
正直これはかなり怪しいです。

応援を呼んでいないのに現れたウィル:黒執事第192話「その執事、懇望」より引用

この疑問点に関しては、2つ可能性が考えられます。

1つはウィルのキャラクター性を描くための演出。
もう一つはキャラクター性を描く演出に見せかけたミスリードの可能性です。

ここは非常に描き方がうまく、
現段階ではどちらとも取れる書き方となっています。

順番に説明していきましょう。

ウィルのキャラクター性演出説

ウィルはロナルドのこの疑問に対し、ロナルドの日報の提出が2日分溜まっているからだと答えました。
非常にウィルらしい答えです。説得力もあります。

しかしよくよく考えてみると、キャラクター性を演出するためだけに、ロナルドが応援要請をしてなかったにもかかわらずウィルが来たというウィルが非常に怪しくもとれるような情報を公開する必要があるのか?とも感じます。

例えばウィルのキャラクター性を出し、かつウィルを怪しく見せる意味合いを含まない場合は、下記のような状態でも全く問題なく演出可能であると感じるからです。

「なんで応援を呼んだのに回収課じゃなく管理課のスピアーズ先輩が来たんですか?」
「A:日報の提出が遅れていたからです。」

わざわざ「ロナルドが鳩を飛ばさなかった」という説明を付けなくても、十分キャラクター性の演出が出来ると感じます。

ではもしこれがウィルが内通者であることを示唆する伏線だった場合、ウィルは内通者故にこの事件について死神派遣協会とは別ルートから知っていた為、デスサイズもしくはビザールドールを回収するために動いた可能性が出てくるのです。

「応援要請をしなかったにもかかわらずウィルがナイスタイミングで来た」という情報は、現段階ではどうしてもウィル内通者説の伏線に感じてしまう気持ちを捨て去ることが出来ませんでした。
果たして真実はどちらなのでしょうか。

疑問点(内通者側の場合):何故ロナルドを見殺しにしなかったのか

仮にウィルが本当に内通者だった場合、今回のウィルの行動の中に現段階では説明が出来ない疑問点があります。

それはもし仮にウィルが内通者だった場合、何故ロナルドを見殺しにせず助けたかという点です。

この時、優勢なのはレイラの方でした。
もし仮にデスサイズとレイラの回収の為にウィルが現れていた場合、わざわざ優勢であるレイラの邪魔をする理由がなくなってしまいます。

こうして考えてみると、またウィルはやっぱり内通者ではないのではないか、と感じてしまいますよね。
私も分かりません!!

ウィルが回収したデスサイズは半分のみ

またウィルが回収したハサミ型デスサイズは、半分に割った内の一本のみであることが分かります。(もう一本はロナルドのデスサイズにがっつり挟まっています。)

しかもこの無事なほうのデスサイズをレイラから取り上げる際、なんと意味深に3コマも使用されてウィルが取り上げる様子が描かれています。
う…内通者派としてはどうしても意味深に感じます…。

片っぽはロナルドのデスサイズに挟まってしまっている以上、これは確実に死神派遣協会側に渡ってしまうかもしれませんね。

しかし残りのウィルが回収したもう一つは‥‥まだわかりません。

ロナルドはウィルが自然にハサミを回収している事を気にも留めていない様子です。

果たしてどうなる事でしょう。

ウィル「そろそろ決着を付けなければならない。」の真意

これもウィルの立場によっては意味合いが変わる言葉に感じます。
ちなみに私が初見で見た時「やめてえええええええええ!」と叫んだ部分です。

ウィルが死神派遣協会側の死神だった場合は言葉通りの意味となり、離脱組と決着をつけるという意味合いになります。見逃してくれ。

しかし仮にウィルが内通者であった場合は、これは「死神派遣協会のお上」と決着をつけるという意味合いになります。

黒執事では度々、主語がぼかされてミスリードに使用されることがあります。

クマさん曰く、黒執事では「違和感はヒント」。

ウィルが「決着をつけなければならない」のは、果たしてどちらに対してなのでしょうか?

ウィルは「お上」ではなく「上」という

今回、ウィルは死神派遣協会の「お上」の事を「上」と呼び、尊敬語を付けていませんでした。

今のところ、死神派遣協会の「お上」の尊敬語「お」を付けなかったキャラクターは死神の中ではウィルだけです。

グレルとロナルドは豪華客船編で発言があったのですが、ふたりともちゃんと「お上」と尊敬語を使っていました。意外~

それにも関わらず、規律を重視するはずのウィルがその「お上」に敢えて尊敬語を付けないのは、お上の事を良く思っていない=反抗心がある=離脱組に加担しているの伏線を示しているように見えなくもありません。

しかしこれもまた黒執事の非常に演出がうまい部分でして、ウィルは規律は守りますが仕事の在り方についてはよく不平不満を漏らすキャラなので、そんな死神派遣協会のいわば上層部にあたる「お上」に対し、忠実な社員でありつつも尊敬はしていないだけ、という可能性も非常にしっくりくるんですよね。

まとめ

今日はウィルの疑惑について考察を深めてみました。

個人的にあの規律を重視するウィルが実は内通者だった説は非常に見てみたいな―――!と思っています。

もし本当に死神派遣協会を裏切っている現役死神だとしたら、新しいキャラの描き方となりますよね!

ここまで踏まえ、皆さんはウィルはどちらの立場だと思いますか?
是非コメントで教えて頂けると嬉しいです!

個人的には!ウィル!
裏切っててくれーーーーーーーー!!!

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それではまた次の記事でお会いしましょう!
餅月