黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【総まとめ】お星さまの正体について/お星さまを指す人数は、4人では無く全部で6人の可能性

こんにちは、餅月です。
今日は黒執事青の教団編での大きな謎、「お星さまの正体について」を考察していきたいと思います。
まずはお星さまの正体を探るうえで本誌から与えられたヒントを箇条書きに資、そのうえでお星さまである可能性がある人々とそう考える理由をまとめていきたいと思います。



お星さままとめ

シリウス様(☆)AB型

星としてのシリウス

おおいぬ座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。肉眼では1つの恒星に見えるが、実際には、シリウスAとシリウスBとから成る連星である。かつてシリウスは明るい2つの恒星から成る連星系だったが、より質量が大きいシリウスBが先に寿命を迎え、1億2000万年前には赤色巨星になった。
シリウスはまた、おおいぬ座にあることからDog Starとも呼ばれている

引用源:シリウス - Wikipedia


シリウス(☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

シリウス様のセリフ「・・・・・・・。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

お星さまのセリフが登場したのは今のところ第112話のみです。
他のお星さま方のセリフはシリウス様と現状を心配するものであり、シリウス様本人は無言でした。この時シリウス様は言葉が発せられないほど危険な状態だった可能性が高いです。

伯爵を夜這いした葬儀屋

22巻のラストで葬儀屋が「伯爵」を夜這いするシーンがありました。しかしこのシーンは枢先生によるミスリードであり、この時の伯爵は坊っちゃんではない可能性が高いです。
そう感じる理由は背後の窓の数と額縁の違いです。具体的には画像をご覧下さい。

葬儀屋が夜這いした伯爵の部屋

黒執事22巻第108話「その執事、難航」より
坊っちゃんの部屋
黒執事22巻第108話「その執事、難航」より
シリウス様の部屋
黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

このように絵の額縁の数と窓の数が異なります。
また葬儀屋が夜這いした部屋の壁ですが、シリウス様の部屋の部屋と完全に一致します。これらのことから、あの時葬儀屋が夜這いしたのは坊っちゃんではなく真シエルであり、真シエル=シリウス様である事はほぼ間違いないと思います。

シリウス様の手

「シリウス様の光が弱まっている(死にかけている)」というブラバットに連れられ、きらめき(血液)を分けるためシリウス様の元を訪れたバイオレット。その際シリウス様の手が描写されています。血管が浮き出た、普通の人間とは明らかに異なる手です。

黒執事24巻第115話「その執事、拝聴」より
葬儀屋が真シエルの元を訪れた際、真シエルの手や顔にこのような不気味な様子は見られませんでした。つまり真シエルはまだ日によって体調の上下がかなり激しい不完全な状態であると考えられます。

シリウス様まとめ
  • 葬儀屋が夜這いした伯爵の部屋がシリウス様の部屋と一致する
  • シリウス様は死にかけていて、手に血がいっていないような描写がある
  • シリウス様の正体は真シエルである可能性が高い

カノープス様(☆☆)B型

カノープス(☆☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

カノープス様のセリフ
「ブラバット、もう迷ってる場合じゃないんじゃない?」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目すべき部屋のポイント

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より


部屋の謎
  • 点滴を吊るす突起が天井にある
  • ベルトのようなものが多々、箱の中に見える(拘束具か?)
  • 部屋はいたって質素であり、殺風景

カノープスはポラリスに次いで謎多き人物であると感じています。
セリフからも男性か女性か、その判断がつきません。また性別に関係なく、ブラバットへの口の利き方は上からな印象を受ける話し方です。

「もう迷ってる場合じゃないんじゃない?」

カノープス様によるとブラバットは「何か」を悩んでいるようです。それが「何」なのかは主語が省かれているため現段階では分かりません。物語的に素直に受け取ればファントムファイヴへの観客の流出によりシリウスの血が減り、シリウス様の命が危なくなったため観客の命の危険のある量の血液採取にもっと着手することといえます。しかし、これはあくまでお星さま全員の目的が青き星(シリウス)の救済であった場合です。この後も述べますが、このセリフの中でシリウスに主語で言及しているのはポラリス様のみです。カノープス様とベガ様は、青き星について何も供述していない為、まだここは確定が出来ない状態となっています。

点滴を吊るす突起の存在

ベットサイドに、点滴を吊るすための突起があります。これは他のお星さまの部屋にはなく、カノープス様の部屋にしか存在しません。
カノープス様はどうやら病弱なようです。これはあくまで根拠のない推測ですが、カノープス様も真シエル(シリウス様)と同じく死後復活された人間である可能性があります。シリウス様ほど弱っていない理由は、シリウスよりもカノープスは輸血できる血液が豊富であるからかと感じました。

複数のベルト

ベッドサイドに複数のベルトがあります。複数本存在すること、長さがそれなりに長いこと。これは体を縛る為の拘束ベルトかな?と感じました。
拘束ベルトといえば拘束ブーツをはいた葬儀屋を思い出しますが、話し方からみてそれは無いと思っています。(葬儀屋だったら「占い師君、もう迷ってる場合じゃないんじゃないかあーい?」というかなと笑。ブラバットを名前で呼ぶ可能性も無いと感じています。)

  • 綺麗な部屋であること
  • 部屋の乱れにに使わない拘束具

これらが違和感として残っています。

また殺風景な部屋としては、セバスチャンの執事部屋に似ていることも違和感として残ります。

黒執事10巻第44話「その執事、哀号」より
セバスチャンの部屋と似ていることは偶然かもしれませんが念のため載せておきます。お星さまの中に「青き星(=真シエル)の執事」を名乗っているものがいることから、何か関係性があるかもしれません。しかしシリウスの執事を名乗っているのはカノープス様ではなくポラリス様(☆☆☆☆)なのでその点混同しやすいのでご注意ください。

カノープス様まとめ
  • 男性か女性か不明
  • 青き星の復活を目指しているのかが現在ではまだ断定できない
  • 点滴用の突起があることから病人、もしくは真シエルと同様死者蘇生された人物である可能性がある。
  • 殺風景でこじんまりとした部屋とは似つかわしくない拘束ベルト存在
  • 部屋の雰囲気がセバスチャンの執事部屋に似ている
カノープス様の正体

まだ根拠は浅いですが、仮に現在進行中の黒執事新章の4つの施設それぞれがお星さまを指していた場合、このカノープス様の正体はメイドジェーンが考えられるかもしれません。

ジェーンからは一度点滴というワードが出ています。
また言葉遣いもカノープス様と一致し違和感は感じません。

ですがジェーン自身が点滴を受ける理由などにまだ根拠を見いだせないため、仮とさせていただきます。

ベガ様(☆☆☆)O型

星としてのベガ

こと座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つです。特に七夕のおりひめ星(織女星(しょくじょせい))としてよく知られていますが、この女性的な星の印象はベガ様の正体を紐解くうえでの大きな伏線である可能性があるので頭の片隅に入れておいてください。

ベガ(☆☆☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ベガ様のセリフ
「どうなさるの?」
「どうなさるの?」
「「この分岐点!」」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目すべき部屋のポイント

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より


- ぬいぐるみとドレッサーが二つずつある

  • 枕の数と身分
  • セリフが不自然に分かれている
2つずつ存在するぬいぐるみとドレッサー

部屋はシャンデリアまでつく大変豪華な造りとなっています。ベットに注目すると、ウサギとクマのぬいぐるみが2つ転がっていることが分かります。また枕も他のお星さまと違い二つ存在します。ドレッサーも全く同じものが仲良く二つ並んでいます。このことからベガ様は幼く、身分の高い家の女の子の姉妹である可能性が高いと感じています。

【プチ余談】枕の数と身分

カノープスとポラリスのベットは質素で庶民的で、枕も一つです。シリウスは一つの枕を複数の枕で支えた贅沢なホテルのような使用であり、ベガ様の枕も同様です。このことからシリウス様とベガ様はカノープス様、ポラリス様に比べて身分が高いことが分かります。

ベガ様は双子の幼い女の子である可能性が高い

先ほどベガ様は女の子の姉妹であると述べましたが、私はその中でも特にベガ様は双子の幼い姉妹である可能性が高いと私は感じています。

ベガ様の正体

ベガ様の正体として、候補は2パターン考えられます。

  • 看護師レイラ
  • ブルーアーの双子の妹

順番に説明していきたいと思います。

ベガ様はレイラである可能性

現在、ベガ様の可能性として最も高いのはアテナ退役軍人療養所にいる看護師レイラではないかと考察してます。
記事より引用させて頂きます。

看護婦レイラとベガ様の共通点

看護婦レイラとベガ様の共通点を上げてみたいと思います。

ベガ様

・お金に困っていない(部屋の中が贅沢な内装)
・恐らく幼女で双子の可能性(おそろいのドレッサー、クマのぬいぐるみなどがあることから)
・「どうなさるの?」という丁寧な言葉遣いをする

看護婦レイラ

・「わたくし」という一人称、スカートのすそを持ち挨拶する仕草から、お金に困らない上級育ちの可能性がある
・幼女である
・語尾に「~の?」という特徴的な話し方をする

看護婦レイラのセリフ
「今日から入院される患者様ですの?
「わたくしレイラと申します。よろしくおねがいします
「誠心誠意看護させていただきます
「どうなさったの?わたくしの顔に何かついておりますの?
黒執事172話「その執事、心療」より引用

ベガ様のセリフ
「どうなさるの?
「どうなさるの?
「「この分岐点!」」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

いや圧倒的『の』!!
流石に「よろしくおねがいしますの」はおかしすぎるっていくらちゃんじゃないんだから‥!('ω')

この特徴的な語尾がレイラ=ベガ様ではないかと考える一番大きな理由です。

レイラは高尚な身分か?

ベガ様の部屋の内装と話し方から、ベガ様がお金に困っていない裕福な人物であることは間違いがなさそうです。
ではレイラはどうでしょうか?

先ほど言及した点と被る部分も多いのですが、レイラもまた話し方がとても丁寧です。
また幼いながら一人称が「わたくし」であり、お辞儀の仕方もエリザベスと同じように貴族の娘の様にドレスのすそを持って丁寧に会釈をしています。

このことから、レイラが普通の平民とはなかなか考えにくく、態度だけを見ればエリザベスと同等、もしくはそれ以上の礼儀作法をわきまえている高尚な身分の人物である可能性があります。

このことから、レイラとベガ様がともに裕福な人物であるという点も共通点として挙げることが可能になります。

レイラ双子説

仮にレイラ=ベガ様であった場合、
レイラは双子である可能性が出てきます。

こちらについてはまだ何もヒントがありませんので予想程度しかできません。

しかしもし仮に双子であった場合二人を区別するものがあるとしたら…
妙に気になるのがレイラの額の左側についてる二つの特徴的なリボンの髪留めです。

レイラのリボン(双子説伏線?)

こちらはまだ根拠のない妄想考察なので、あくまで一説としてお考えいただけますと幸いです!
看護婦レイラですが、
額の左上部分に2つ、リボンの髪留めを付けています。

上のリボンが濃い色に白い星柄のもの
下のリボンが白い色に黒のドット柄のものです

仮にレイラが双子であり2人を分けて描くことがあるとしたら、このリボンの上下や左右の付け方に違いを出して描かれるかもしれません。


見て頂けると分かると思うのですが、このレイラのリボンの髪留めはあまりにも個性的です。
これがもし双子を見分けるための伏線だとしたら面白いですね!

レイラの動機

こちらもまだ妄想考察です。
あくまで一説として楽しんでいただけますと幸いです。

仮にレイラがベガ様であったと仮定します。
何故彼女はスフィア・ミュージックホールのお星さまになっているのでしょうか?

レイラが高貴な身分であるのだとしたらなおさら疑問です。
お金の為でもないことは勿論の事、レイラの態度を見る限りポラリス様たちの様にスフィア側に脅されていたり従うしかない理由があるというわけでもなさそうです。

レイラのスフィア・ミュージックホール側に加担する動機ですが、ここにナイチンゲールの存在が関わっている可能性があります。
結論から申し上げますと、レイラはナイチンゲールに憧れ、彼女のような看護婦を目指しているキャラクターである可能性があります。

理由は、レイラとナイチンゲールにある共通点にあります。

レイラとナイチンゲールの共通点

レイラとナイチンゲールの共通点。
それは高尚な身分であるにもかかわらず看護婦という仕事をしているという点です。

ナイチンゲールは貴族の娘でした。
本来は仕事をしなくてもよかった身分であるはずの彼女が当時はアルコール中毒の淫売婦上がりの女が着くような忌み嫌われた職業でる看護婦になったのはとても有名な話です。

この境遇は、レイラとナイチンゲールの共通点として挙げることが出来ます。

ちなみに黒執事の中の時間軸で、ナイチンゲールはまだ存命しています。
レイラはこのナイチンゲールに憧れた上流階級の娘であり、ナイチンゲールに習い看護の道を志し、結果葬儀屋たち何らかの関係で巡り合った可能性があります。

疑問点:何故お星さまになれたのか?

この説の場合、まだ情報不足の為考察不可能な疑問点があります。
それは、レイラが仮にベガ様であった場合、何故他の人達と区別されお星さまとなれたかという点です。

現在わかる範囲で考察しますと、
スフィア・ミュージックホールの本当の目的を知り、協力する人物(具体的には青き星(シエル&坊ちゃん)の死者蘇生とファントムハイヴの幸せ)が、区別化されてお星さまと呼ばれているように感じます。

例えばスフィア・ミュージックホールでカリスマアイドルとして活躍していたS4。
彼らは散々「青き星」についての賛美をうたわされていたにも関わらず、スフィア・ミュージックホールからその「青き星」が指す本当の意味や、スフィア・ミュージックホールの血液供給機関としての一面を一切知らされてはいませんでした。

結局彼らは使い捨てのコマであり、S4より上位層である「お星さま」と呼ばれる地位につくことはありませんでした。

このことから、一番シンプルに考えればベガ様=レイラ(仮)はファントムハイヴ家と何らかの関係性があり、スフィア・ミュージックホールの目的に心から同意しているからお星さまになれたのかもしれません。

またもしくは、これまた完全に妄想ですが、
レイラの家の財力などにメリットを見出し、お星さまという立場を与えているだけである可能性もあります。

レイラの看護婦としての何らかの能力にメリットを見出した可能性もゼロではありませんが、その可能性は非常に低いのではないかと現段階では感じています。といいますのも、今回アテナ退役軍人療養所と暁学会に関りがあるのはあくまで医師であり、看護婦に在籍者はいないからです。

それだけでなくレイラはまだ幼いですし「湯たんぽの交換がおわりましたの!」と言っていることからも今のところ本格的な医療行為をしている様子は見受けられません。
このことからもレイラは一人前の技術を持った看護婦というよりはまだまだ見習いの看護婦である可能性があります。

となると、そんなレイラが仮にお星さまであった場合区別される理由を考えるとすると看護婦としての何らかのスキルに期待されて…というのは現段階ではあまり期待できないかな?と感じます。(隠れ蓑として利用されている可能性はあります。)
ファントムハイヴ家と隠れた関係性がある人物か、もしくは家柄による強力な金銭的バックアップを得られるからが現段階では挙げられるかな?と感じています。

バルドがレイラについて坊ちゃんと同じくらいの子供と言っているので、必然的にレイラはエリザベスとも年齢が近いことになります。
レイラは、言葉遣いなどに多少の世間知らずさは感じるところがありますが、それでもエリザベスよりだいぶ大人っぽい印象を受けます。

エリザベスも侯爵家の娘なので地位は最高レベルに高いのですが、もしかするとレイラも負けず劣らずなのかもしれませんね。

ベガ様はブルーアーの妹である可能性

黒執事16巻第75話「その執事、談笑」より
黒執事16巻第75話「その執事、談笑」より

そしてベガ様のセリフがこちらです。

黒執事25巻第122話「その執事、待望」より
このように、ベガ様とブルーアーの妹はセリフ描写が大変似ています
また年齢的にもぬいぐるみを好みそうな幼さであり、ブルーアーの妹であれば身分が高い貴族の娘であり部屋の豪華さも納得がいきます。

ベガ様=ブルーアーの双子の妹だった場合の疑問点
  • ブルーアーは自分の妹がお星さまであることを知っているのか

バイオレットを除いたP4メンバーはスフィア・ミュージックホールが裏で人々の血液を集めていることは新聞で暴かれるまで知りませんでした。ブルーアーの様子からしてもお星さまを特段気に掛ける様子はありませんし、ブルーアーは自分の双子の妹がお星さまであることを知らなかったのでは?と感じています。

  • 何故あえてブルーアーの妹がお星さまとなっているのか

これがこの説における最大の謎です。クリケット大会の際に描かれた双子の妹は元気そうでした。もしかすると実は坊ちゃんのように病気がちで、延命治療が必要だった…等の可能性もなくはありませんがそれは想像の域の話であり確証がありません。またこの妹たちはかなり幼く見えます。ブルーアーの家がこの双子をスフィア・ミュージックホールに預け続けることも疑問です。エリザベスのように心配すると思うのですが・・・。
となると一番納得いくのは家族公認であることです。病気を治すためにあえてスフィア・ミュージックホールに預けているのだとしたら納得出来ます。となるとブルーアーは知っていたのか・・・?しかし一体何故敢えてブルーアーの双子の妹がお星さまなのか・・?(以下堂々巡り

ブルーア―の双子の妹である可能性もまだ考えられますが、ファントムハイヴ家との関係性も今のところは見出すことが出来ないため、看護師レイラの方が現段階では可能性が高いのではないかと感じています。

ベガ様の言う「分岐点」とは何を指しているのか

ファントムファイブにより、スフィア・ミュージックホールとS4、ブラバット、そしてお星さま方は全員追い詰められることとなりました。
しかしこの時「何に」追い詰められていたかが実はそれぞれによって異なっていることが分かります。大きく分けて二つに分けることが出来ます。

・観客の動員数とスターとしての地位
・観客不足による血液採取量の減少による危機

お星様を含め彼らがそれぞれどちらに分類されていたかが今後のキーになるかなと感じています。あくまで予想ですが、簡単にまとめておきます。

・観客の動員数とスターとしての地位の危機と感じた人々

  • スフィア・ミュージックホールのスタッフ
  • P4

・観客不足による血液採取量の減少による危機

  • ブラバット
  • シリウス様
  • ポラリス様「このままでは青き星が堕ちてしまう・・・」の人
  • (多分葬儀屋も)

・どちらの立場か不明な人物

  • カノープス様←心配はしているが「何を」心配しているかの主語が不明のため
  • ベガ様←カノープス様と同じ

ポラリス様(☆☆☆☆)A型

ポラリス(☆☆☆☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ポラリス様のセリフ
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目するべき部屋のポイント

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

部屋とその他の謎

・床と机に刺さった複数本のナイフ
・「執事」というセリフ
・荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

床と机に刺さった複数本のナイフ

ポラリス様の部屋にはたくさんのナイフがあり、部屋の壁や床、物はすべてナイフで刻まれており精神的にかなり不安定なことが示唆されています。

荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

ポラリス様の部屋は異常なほど荒れています。それにも関わらずその口調はとても上品で丁寧な物腰です。ここがこのキャラクターの大変大きな矛盾点であると言えます。

「執事」というセリフ

※2020年追記:こちらのタナカ説はミスリードであり間違っている可能性があります!※
ポラリス様だけが唯一、お星さまの中で「青き星」について確実に言及したお星さまであると言えます。それ以外のお星さまは、「青き星」について言及している可能性は高いですが主語が無いためまだ確定は出来ない状態となっています。このことからポラリス様は確実に真シエルとファントムハイヴ家に大きな執着を持っていると言えます。またポラリス様はシリウス様の執事を名乗りました。真シエルの執事とすれば、素直に受け取ればタナカとなります。
そして田中は実は真シエルが現れるまで、青の教団編において一度も登場していません。登場していなかった理由がスフィア。ミュージックホールで治療を受けていたからと考えればこの点はつじつまが合います。緑の魔女編においても、タナカの老いを強調している場面がありました。しかしこちらはまだあくまでまだ可能性の一つであると私は感じています。理由としましてはやはり部屋の荒れ具合をあげることが出来ます。田中があそこまで暴力的にものに当たる姿勢は、どうもキャラクター増から大きく離れている気がします。ではここで言う真シエルの執事を名乗るものは、田中以外だとしたら何者なのでしょうか・・?

アグニを襲ったナイフ使いとポラリス様は同一人物か?

ナイフ、と聞いて思い起こすことはやはりアグニを襲ったナイフ使いの存在です。彼?は真シエルをサポートしアグニを殺しました。この行動は「執事」としてとらえても納得がいくものとなります。ナイフ使い=ポラリス様かは、正直五分五分であると感じています。理由をまとめます。

ナイフ使いとポラリス様が同一人物であると感じる理由

・ナイフを使っている。
・壁だけでなく家具にも傷を入れるなど手口が酷似している
・「執事」というポラリス様のセリフと真シエルをサポートしたナイフ使いの行動が繋がっている。

ナイフ使いとポラリス様が別人であると感じる理由

・ナイフ使いがアグニを刺すのに使ったナイフはすべてが同じ色、形のもので統一されている
・一方ポラリス様の部屋のナイフは種類がばらばらであり、アグニ殺害に使われた同じナイフが一本も見当たらない。※ショッキングなシーンのため画像は差し控えさせていただきます。アグニの最後はぜひ単行本で見届けてあげてください(;_:)
・仮にポラリス様がタナカであった場合、知り合いのアグニを刺すことを本当にするのか疑問が残る

黒執事26巻第128話「その執事、見証」より

ポラリス様の正体/2人いる?

※2020年追記※
ポラリス様の正体について大きく進展がありました為引用の形で追記させて頂きます

結論から申し上げますと、
ポラリス様は2人いる可能性があります。

アグニを殺したナイフ使いがジョーカーであり、ジョーカーはポラリス様でもあるという考察は変わりません。
しかしこれに加え、
ジョーカー以外にももう一人ポラリス様と呼ばれる人が存在する可能性があります!

今回はこの人物について考察をしていきたいと思います!

もう一人のポラリス様の正体

もう一人のポラリス様。
それは一体誰なのか。

私はその正体を
サーカス編のドールではないかと考えています。

ドールは元々
お星さま考察初期の頃はポラリス様第一候補の人物でした。

その時の具体的な考察は下記記事にまとめてあります!※今回の記事でも重要になってきます。
www.under-taker.com

しかし、ポラリス様とイコールの可能性が高いアグニを殺したナイフ使いが、アグニとほぼ同じくらい大きな身長であったことからドールは異なる人物であると判断し、その後ドールをポラリス様候補から外していました。

ここが非常に複雑な伏線とミスリードして組み込まれた箇所である可能性があります。

分かりやすく言えば、
ナイフ使い=ポラリス様
でありながら同時に
他にももう一名、ナイフ使いの人物とは異なるポラリス様が存在する可能性があるからです。

ポラリス様が実は複数だったという点が、ポラリス様とナイフ使いの正体を非常に複雑に隠していた可能性があります。

上記を考察していく上で、
まずはポラリス様が複数人であることを指す伏線のように見える箇所をまとめていきたいと思います!

ポラリス様が複数人と考える理由

傷つけられていないベッド

まずはポラリス様の部屋を見てみましょう。
この部屋はズタズタな荒れようが印象的であるため、一見その荒れ具合が重要であるかのように見えます。

荒れ果てたポラリス様の部屋:黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

勿論この荒れ具合もポラリス様の心境を描いていると思われる為非常に重要なのですが、もう一人の存在に気づくためには別の場所に目を向ける必要があります。

それはこの部屋の中でただ一か所、傷がつけられていない部分があることを見つける事です。
荒れ具合に目が行く中で、まずはこの逆転の発想を向ける必要があります。

この荒れ果てた部屋の中で、
よくよく見ると明らかに傷がつけられていないものがあることにお気づき頂けるでしょうか?

それはベッドと枕です。

無傷なベッドと二つの枕(内、1つだけが無傷):黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

これが何を表すのか。
上記は非常に重要な伏線である可能性があります。

ベッドを傷つけなかった理由

よくよく見てみると、
この部屋にあるベッドはサイドに多少傷はあるものの、横たわる部分はほぼ無傷であることが分かります。

部屋の中でかなりの割合を占める大きな家具であるベッドにここまで傷が無いことは少々不自然であることが分かります。

自分が使うから傷をつけることが出来なかったのでしょうか?
しかしその理論でいくとポラリス様が使う必要なものであろう机と椅子がズタズタにされている為この理由で避けたわけではないように感じます。

ではポラリス様は何故ここまで部屋を荒らしておきながらベッドだけは傷つけなかったのでしょうか?

その答えは、
このベッドは部屋を荒らした人物とは別の誰かが寝ていたからである可能性があります。

部屋を荒らしたポラリス様にとって、このベッドは自分だけのものではなかったため壊さなかったのではなく、壊せなかった可能性があります。
さらに具体的に説明していきたいと思います。

二つの枕

先程の部屋の写真の中で、ベッドの他にもう一つ注意していただきたい箇所があります。
それが2つの枕です。

まずそもそもの大前提として、
この部屋には枕が2つあることが非常に重要です。
と言いますのも、
理由はシリウス様である兄シエルを例外として除いた他のお星さまの部屋の枕の数は、その部屋に居る人物の数と一致する可能性が非常に高いからです。

うち、1つは無傷でベッドの上に。もう1つは傷つけられ綿が飛び出した形でベッドの下に落ちていることが分かります。

一つだけ傷だらけの枕

もう少しポラリス様の部屋の枕を詳しく見ていきたいと思います。

特に重要な点は、
2つの枕のうち1つしか傷がついていないという点です。

もし仮に部屋を荒らした人物が別に存在するとした場合、自分の枕は傷つけることが出来ても、もう一つの枕には手を出すことが出来なかったのではないかと考察をすればこの状況は辻褄が合うように見えます。

ポラリス様たちは添い寝をしている?

もし上記の考察が正しかった場合、
ポラリス様たちは二人で一つのベッドを使い、いわば添い寝をしていることになります。

少し話はズレるのですが、
ポラリス様候補として、ドールたちの他に実はケルヴィン男爵も同じ条件が当てはまっていたことを挙げることが出来ます。

ケルヴィン男爵が死んだ場所はジョーカーたちと同じケルヴィン邸であった為、側に葬儀屋たちが控えていました。
またケルヴィン男爵とドールは死神たちによって魂を回収されるシーンが無かったためその死は非常に謎深きものとなっています。

しかしそれでも、ケルヴィン男爵がポラリス様ではないと考える理由。
その理由は主に二つあり、そのうちの一つとしてこのポラリス様添い寝問題を挙げることが出来ます。

もし仮にポラリス様がジョーカーとケルヴィン男爵であった場合。
ジョーカーとケルヴィンが同じベッドで添い寝をしていることになってしまうんですwwwwwww

個人的にとても見たくないwwwwwww

やはりポラリス様たちが添い寝をしている姿を想像しても、ケルヴィン男爵というよりはドールの方がしっくりくるように感じます。

ドールと添い寝の伏線

ただケルヴィン男爵の添い寝はキモいからwwというかわいそうな個人的好き嫌いの解釈の他にも、ドールがジョーカーと添い寝をするような伏線となるシーンが無いかなーと探してみました。

ありました!

それがこちらです

まず、ドールはサーカス編の中で坊っちゃんと添い寝をしていました。

坊ちゃんと添い寝をするドール:黒執事7巻第28話「その執事、交渉」より引用


ドールはサーカス団の一軍メンバーであったため、本来は相部屋ではなく個室プライベートテントが与えられる立場であったことが明らかになっています。

それにも関わらず、ドールは

「一人部屋は隙じゃない。」
「誰かと一緒の方がよく眠れる」

という理由から、個室ではなく敢えて相部屋を選んでいました。

誰かと一緒の方がよく眠れるからと、個室ではなくわざわざ相部屋を選んでいた一軍のドール:黒執事7巻第28話「その執事、交渉」より引用

これがポラリス様方が添い寝をしている伏線に繋がっている可能性があります!


それでは上記を踏まえたうえで、
お星さまの部屋のベッドと枕の数をそれぞれ比較し、人数を考察していきたいと思います。

例外:シリウス様(二人)

シリウス様である兄シエルの部屋だけ例外である可能性があります。
ぱっと見シリウス様のベッドには枕が3つあるように見えます。

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

しかしだからと言ってシリウス様が3人存在する訳ではありません。

これは、スフィア・ミュージックホールは結局青き星(シリウス様)の為に存在する点からもシリウス様は最上位の特別な存在であり、他のお星さま方に比べても上位の関係にあるからと考えられます。

また兄シエルは元々貴族であるため、このような豪華なベッドで寝ていたという意味が一番大きく、シリウス様の部屋の枕の数だけは、お星さま方の人数の考察とは無関係である可能性があります。

ちなみに、シリウス様は3人存在しないといいましたが、
実はシリウス様も、兄シエルの他に坊ちゃんのことも指しており、結果的に2人存在している可能性があります。

こちらについては下記記事で詳しく考察をしています!
www.under-taker.com

1つの枕のカノープス様(一人)

次にカノープス様の部屋を見ていきたいと思います。

カノープス様は、お星さま方の中では一番情報が少ない人物です。
最も謎深き人物とも言えますし、同時に最も特徴を与えられていないお星さまであるともいえます。

カノープス様に関しては、複数人いると受け取れるような箇所も特に存在しません。
その為、カノープス様は一人である可能性があります。

そんなカノープス様の部屋を見てみると、
シングルベッドに枕は一つであることが分かります。

枕が1つしか与えられていないカノープス様:黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

以上のことから、お星さまであろうと全員に複数枕が用意されるような贅沢な仕様ではなく、1人に対し1つしか与えられないこともあることが分かります。

ちなみに、もし仮に現在の青き教団編以降の現在の章で登場する場面のそれぞれのラスボスがお星さまであった場合、このカノープス様の正体はジェーンである可能性があるかな?と現段階では感じています。(こちらまだ根拠が浅いため、考察が変わる可能性があります。)

2つの枕のベガ様たち(二人)

次にベガ様の部屋を見ていきたいと思います。

枕も家具も2つずつあるベガ様の部屋:黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ベガ様は同じぬいぐるみやドレッサーが置かれていることから小さな女の子二人(双子?)である可能性があります。

部屋の様子からも、ベガ様もまた兄シエル同様身分が高い家柄出身のようです。
枕の数は2つですが、その後ろには棒状のクッションのようなものが見えます。

しかしこちらの部屋でもやはり、メインのクッションは一人一つしか与えられていないことが分かります。

ちなみにベガ様の正体は、
現段階ではP4 ブルーアーの双子の妹たちである可能性があると感じています。

ベガ様についての考察は下記記事にまとめてあります!
www.under-taker.com

兄シエルの台詞

さて、お星さま方の部屋を確認し、
枕の数がその部屋の人数に比例する可能性が高い可能性が出てきました。

しかしそれだけではまだ少々根拠が浅いと感じた私は、もうちょっとポラリス様が複数人であると確証が持てるような箇所はないかと探してみました。

そして、ポラリス様の人数を示唆する伏線なのではないかと感じる箇所を発見しました!

それがこちらの兄シエルの発言です。

「達」はどこにかかっているのか?:黒執事29巻第151話「その執事、無精」より引用

このセリフについては
前回の記事でも、またベガ様が双子説でも触れて考察しました。

しかしここにはさらに深い意味が隠されている可能性があります!

今まで私は、このセリフは
ポラリス(一人)やベガ(一人)達(→足して二人)を意味すると見せかけた、ポラリス(一人)やベガ達(二人)→足して三人を本来は意味しているのではないかと感じていました。

確かにこのセリフがベガ様が双子であることを指していることは恐らく間違いないと思うのですが、このセリフはそれ以外にも影に隠れてポラリス様も複数人いるということを示している可能性があると感じました。

つまり、実際のこのセリフの意味合いは
ポラリス(二人)やベガ(二人)達(→全部足して四人)を指している可能性があります。

もしこれが正しかったとしたら、伏線箇所に気づけた!と思わせといて二重どころか更に三重の意味で伏線を貼られたことになりますよね!?!
す、すさまじすぎます…凄い‥!



緑の魔女編の伏線

更に更に。
ドールがポラリス様説は以前ブログで言及したとはいえ、もう少しジョーカーとドールが二人でポラリス様であるということを表しているような強い伏線箇所が無いかなと思い探してみました。

ありました。

それがこちらの緑の魔女編の中のワンシーンです!

兄シエル側に立つジョーカーとドール:黒執事第95話「その執事、失望」より引用

このシーンは坊っちゃんが自分の中で兄シエルと会話をしているシーンです。
この際、何故か突然兄シエルの後ろにジョーカーとドールが現れました。

また直前の駒で全く同じ構図のシーンが存在します。
そこでジョーカーとドールの場所には白いチェスの駒があります。

この回想の中で、兄シエルの役割は白のキングでした。

兄シエル側の駒がジョーカーとドールに変化した:黒執事第95話「その執事、失望」より引用

つまり、この変化を素直に読み解いてみれば、
ジョーカーとドールは兄シエル側の人間であるということになります。

しかし、これは普通に考えれば違和感が残ります。
というのも、ジョーカー&ドールと兄シエルは直接接点が無かったからです。
それにも関わらず何故ジョーカーたちが兄シエル側にいるのか。

それは恐らく死後に接点を持ったからではないでしょうか。

ジョーカーとドールが死んだ際、その近くには葬儀屋と兄シエルが控えていました。
以前から当ブログで言及してきた通り、葬儀屋はあの日セバスチャンと坊ちゃんが去った後、ジョーカーとドールの遺体を優秀なレコードと実験目当てに回収し、蘇生を施した可能性があります。

サーカス編のラストを見守っていた葬儀屋と兄シエル: 黒執事8巻第35話「その執事、遂行」より引用

そしてその結果生まれた存在。
それこそが二人で一つとなるポラリス様なのではないでしょうか。

一言も話さないドール

こちらは疑問点です。
緑の魔女編で、坊ちゃんの心の葛藤の中で現れたジョーカーとドール。
他にも坊ちゃんサイド(黒い駒)として父親のヴィンセントとマダムレッドも現れました。(この二人があくまで坊ちゃん側として表れてくれたことが個人的にはとても救いでした…(;O;))

そして現れたキャラクターたちは一言ずつ坊ちゃんに声をかけます。

ドールを除いて。

これは非常に意味深です。
サーカス編の中では、坊ちゃんとの接点はジョーカーよりもドールの方が圧倒的に多いものでした。

それにも関わらずジョーカーが声をかけているのにドールから一言が無いことが逆に気になりました。
これにいったいどんな理由が含まれているのでしょう?

このことは、もしかするとドールの現在の状況と関係がある伏線なのかもしれません。

余談:ハブられるレイチェル

ちなみに余談ですが、
この回想シーンの中で、坊ちゃんサイドのヴィンセントの側に、一瞬だけ母親のレイチェルが登場します。

レイチェルも坊ちゃんに声を掛けますが、レイチェルは何とチェス盤の駒にさえ出てきません…。

何かとハブられがちのレイチェル。
葬儀屋(アンダーテイカー)も、ファントムハイヴには随分と執着を見せていますが、レイチェルには一切関心が無いようです。

彼女は嫁いでファントムハイヴになった身なので、ここがその理由なのかもしれません。

レイチェルとに、双子&ヴィンセントとの間にある相違点と言えば、クローディア・ファントムハイヴの血が混ざったファントムハイヴか否かという点です…

クローディア・ファントムハイヴの存在は、
こんな小さな回想の中にもばっちり組み込まれているのかもしれません。

ドールは事実上「人質」か?

こちらはあくまでも根拠が薄い予想です。
先程の回想シーンで無言を貫くドールが何を表すか予想してみたのですが、
もしかするとドールは今もなお身体の具合があまり良くないのかもしれないと感じました。

他の蘇生が成功したビザールドールたちに比べて、もう少し身体が脆いのかもしれません。

その為、あまり話すことが出来ないという現在の状況を反映させられていたりするのかな?と感じました。こちら根拠がない妄想考察なので、あくまで一説として聞いていただけますと幸いですm(__)m!

ビザールドールが今もなお不完全な存在であることは兄シエルの様子からも分かります。
死を完全に克服できていないという点ではジョーカーもドールも同じなはずです。

つまり、もし仮にポラリス様の正体が本当に彼らだった場合、彼らは兄シエルと葬儀屋の元にいない限り生きることが出来ない存在である可能性があります。

ジョーカーはドールの為にポラリス様となった可能性

また、ジョーカーが兄シエルの下で仕えることについて、1つ疑問がありました。

それはジョーカーが自らの仇である兄シエルたちに仕えてまで、ケルヴィン男爵の無念を晴らそうとするか否かという点についてです。

正直この点については今もまだ五分五分です。

ジョーカーは生前も、ケルヴィン男爵への恩を捨てきれず結果犯罪に加担してしまいました。

この時点で、いかにケルヴィン男爵の存在がジョーカーにとって大きかったかがよく分かります。

しかし家族同然だったサーカス団員が結果的に殺されてしまった今、果たしてその恩を貫き通しその仇の下で仕えることが出来たのかは疑問が残ります。

そうなるくらいならまた自ら死ぬ、そういい出してもおかしくない程なのではないかと私は思いました。

しかしもしジョーカーが兄シエルたちの元でお星さまとなり使役すると決めた理由がこれだけでは無かったとしたら。
自殺出来ない理由があったとしたら。

もしかしたらそれはドールの存在が影響していたのかもしれません。

自分だけの問題ではなく、ドールも蘇生されてしまっていたとしたら。
ジョーカーの自殺はジョーカーだけの問題ではなく、ドールの生死にまで関わってきてしまいます。

その為ジョーカーは投げ出すこともできず、仇である葬儀屋と兄シエルに、ドールに蘇生を施し貰い続ける為にポラリス様となり仕える覚悟をもった可能性があるのではないでしょうか。

実際、ジョーカーがサーカス団員として犯罪に加わった理由も、ケルヴィン男爵への恩よりはむしろ孤児院の兄弟たちの安全を守るためでした。

ジョーカーが犯罪に加担した理由:第32話「その執事、嘲笑」より引用

このように、ジョーカーは自分の気持ちよりも他人を優先する自己犠牲の精神が強いことが分かります。

もし仮に今回も、ジョーカーが断ればドールの命まで危ぶまれる立場であったとしたら…

このジョーカーの思想は、ポラリス様となるための決意と一致するように私は感じました。

このように考えると、
恐らくジョーカーの台詞と思われるポラリス様の台詞もとても深い意味合いが込められているのかもしれません。

勿論ケルヴィン男爵への恩からケルヴィンの執事として、という気持ちもあったのだとは思います。
しかしそれよりもドールの命を救いたいという気持ちの方が実際は強かったのではないでしょうか。

しかし実際にポラリス様として兄シエルたちの下で仕えるのは精神的にもとんでもない苦痛を伴ったはずです。

それこそ部屋の中をあそこまで荒らさなくてはとてもやっていけない程だったのではないでしょうか。

そしてそんな精神的などうしようもない兄シエルたちへの拒絶を、反抗できないジョーカーが精いっぱいに示した姿。
それこそがあのポラリス様の唯一の台詞だったのかも、しれません。

あのセリフは必ずしもケルヴィンの執事としての忠誠から出た言葉ではない可能性があります。
自分の主人を気取る仇である兄シエルたちに対し、あくまで自分は亡きケルヴィンの無念を晴らすために兄シエルたちに主従しているだけであり、自分の主はケルヴィン男爵だということを示す、そんな悲痛な抵抗の現れであった可能性があります。

もしそうだとしたら
なんて…なんて切ない…

ナイフ使いに「キャンディ」を教えたのは‥

実は、もしポラリス様がジョーカー単体であった場合、ずっと私の中で疑問点として残っていたのがサーカス編のキャンディの伏線でした。

もし仮にジョーカー一人がポラリス様であった場合、サーカス編でのドールと坊ちゃんの友好の象徴であったキャンディのくだりの伏線が宙ぶらりんになってしまうからです。

「キャンディ」

ナイフ使いが壁に書き残した
「お腹の中のキャンディ取ったのだあれ?」の文字ですが、この中で注目したい点は「キャンディ」という文字です。

このキャンディですが、
兄シエルとナイフ使いそれぞれからの「二つの意味」がかけられている可能性があります。

まず兄シエルからの意図を考えてみたいと思います。

これは自身が飲み込んだ、当主の指輪の暗喩であると考えられます。

(兄シエルが飲み込んだ当主の指輪を、おそらく坊ちゃんがお腹の中から取り出した為)

そしてナイフ使いからですが、
ドールと坊ちゃんの間では「ファントムハイヴ社のキャンディ」が「友情の象徴」として描かれていました。

キャンディは坊っちゃんとドールの友好の象徴だった:黒執事6巻第27話「その執事、興行」より
キャンディ:黒執事8巻第35話「その執事、遂行」より引用

以上の事から、「指輪」を「キャンディ」に例えたのは真シエルの指輪としての意味のほかにナイフ使いからのメッセージでもある可能性があります。

引用源:
www.under-taker.com

ナイフ使いも壁に「キャンディ」というワードを残していました。
これが偶然にはどうしても思えず、ずっとモヤモヤしていました。

ナイフ使いが残した「キャンディ」というワード:黒執事26巻第128話「その執事、見証」より

しかしもし仮に、
アグニを殺し、このメッセージを刻んだ犯人がジョーカーであり、
そしてこの「キャンディ」のくだりの曰くをジョーカーに伝えたのが同じくポラリス様であるドールであったとしたら辻褄が合うように感じます。

このキャンディという伏線も、もしかすると
伏線でありながらも犯人をドールと思わせる、非常に巧妙なミスリード兼ヒントだったのではないでしょうか?
 

坊ちゃんと兄シエルの手口の共通点

もし仮に今回の考察が正しかった場合、
兄シエルサイドはドールを事実上人質のようにしてジョーカーを利用していることになります。

サーカス編のジョーカーの台詞を借りれば、文字通り「その人がいないと生きていけない」からです。

そのように追い詰めた形で仇である自らの下で使役させる…なんて鬼畜!(誉め言葉です)

しかし面白いのが、
この鬼畜な点、実は坊ちゃんもスネークに対して同じことをしているのです。
分かりやすくするとこのような形です。

兄シエルサイド


対象サーカス団員(仮)

・ジョーカー
・ドール

団員の仇である坊ちゃんの家族である自分に主従させその能力を利用する

その代わり彼らの延命を施すが、逆に言えば従わなければ死ぬことを意味している

坊ちゃんサイド



対象サーカス団員

・スネーク

自分が団員の仇である事を隠し、団員たちの捜索を助ける体でスネークを使用人として利用する

決して鬼畜なのは兄シエルたちだけではないことが分かります。
流石双子…

ただし坊ちゃんの方は、身寄りが無くなり、サーカス団員の末路を知り得なかったスネークを救う意味で声をかけたという面も少なからずあるような気がします。これが必ずしも建前では無かったのかなあと…。鬼畜な部分はあるとは思いますが、それでも全部が全部ではないような気がします。そうでなければ、サーカス団員たちの孤児院へ最後向かうことも無かったのではないでしょうか。

それに比べ、兄シエルの方は恐らく坊ちゃん一筋で他の人のことは利用できるか否かでしか見ていなさそうなので、「蘇生してあげる」という善意は100%建前の鬼畜度Maxなのではないかなあと感じたり感じなかったり…笑

兄シエルのキャラクター性にも繋がる点なのかもしれませんね!

引用源
www.under-taker.com

これらの考察を踏まえ、
今回の第169話で新たに分かったことを追記したいと思います。

ポラリス様新事実

まず初めに、ポラリス様について新たに分かったことを箇条書きにしたいと思います。
その後改めてそれぞれについて考察をしていきます

・ポラリス様は一度死んだ人間である
・ポラリス様は兄シエル同様の血液を使った治療を受けて活動している
・ポラリス様は一度主人を失っている
・ポラリス様の頬の涙は、ジョーカーの頬の涙のペイントと一致する
・ポラリス様は「執事」を自称している
・ポラリス様は自分が誰の執事なのかの主語を言っていない

これらをまとめてみると
ポラリス様の境遇は、主人を亡くし、自身も殺された経緯を持つサーカス編のジョーカーに非常によく似ていることが分かります。

それでは一つずつ説明をしていきたいと思います!

ポラリス様は一度死んだ人間

兄シエルがポラリス様に対し興味深い内容を話しました。
それがこちらです。

兄シエル
「顔が青いぞ。新鮮な血液が手に入りやすいお前だってまだそれほど活動時間が長いわけじゃない。今日はもう下がって休め。」
黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

このセリフから分かることは、ポラリス様は一度死んだはずの人間であるということです。
そしてポラリス様もまた、兄シエル同様生きるためには血液を輸血しなくてはならない不完全な存在でした。兄シエルよりは人口が多い血液型であったことから多少「もつ」ようですが、それでもポラリス様は激昂した後に手が震えて息切れがする程には体にガタが来ていました。
ポラリス様は兄シエル同様の血液を使った治療を受けて活動していることが分かります。

これはポラリス様が何者なのかを考察する上での非常に重要なヒントになります。

ジョーカーは、サーカス編の際坊ちゃんたちに殺され、死神ウィルによってその魂を審査、回収をされました。
その為このポラリス様の境遇は、
ジョーカーにも一致することが分かります。

ポラリスは一度主人を失っている

ポラリス様
もしまた主人を失ったら、死んでも死にきれません。」
黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

このことから、ポラリス様は一度主人を過去に失っている人物であることが分かります。

こちらのポラリス様の境遇も、元の主人であるケルヴィン男爵を殺されたジョーカーの境遇ととてもよく似ていることが分かります。

ポラリス様の左目の涙

今回の第169話で最も重要なシーンこそこのポラリス様の涙のシーンではないかと感じています。

このシーンは、
伏線とミスリードそれぞれ二つの意味を持っている可能性があります。

伏線として:ジョーカーとポラリス様の涙の共通点
ミスリードとして:ポラリス様の頬を隠し、ジョーカーか判断できなくさせるため

まずは伏線としての意図について考察をしていきたいと思います。

伏線として:ジョーカーとポラリス様の涙

ポラリス様は両目から涙を流していましたが、光に当たったのは左目のみでした。

このポラリス様が左目から涙を流したという事実こそが、ポラリス様の正体を暗喩している可能性があります。

黒執事の中で、実は左目から涙を流す特徴的なキャラクター既に存在しているのです。
それこそがサーカス編のジョーカです。

ジョーカーは道化師として、常に左目に涙のペイントを施していました。
ポラリス様とジョーカーは、それぞれ左目からの涙が強調されているという点で共通します。

ジョーカーの左目の涙ペイント:黒執事7巻表紙より引用
ポラリス様の左目の涙:黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

ポラリス様もまた、目から直接涙が流れる様子は左目のみしか見ることが出来ません。

ミスリードとして:ポラリス様の頬を隠す涙

また同時にこの涙は、ポラリス様がジョーカーかどうかを判断できないようにする為のミスリードの意味も持っている可能性があります。

それは単純に、ポラリス様の左頬に涙が伝っていることから、この涙の下にジョーカーのペイントがあるのかないのかわからない様になっている点です。

ジョーカーの左頬の涙ペイントは、かなり印象的な特徴です。
ポラリス様の左頬に敢えて光を当て見せておきながら、涙の筋でそのペイント部分を隠してしまうことにより「ポラリス様はジョーカーではない」と思わせる意味のミスリード的要素も含まれているのではないかと感じました。

左頬を涙で隠しつつも、一見ジョーカーの特徴であった涙のペイントがあたかもないかのように見せる点はミスリードと伏線のダブルの意味でかけれている可能性があります。

※なお、ジョーカーの涙のペイントは、刺青ではなくペイントであったことがサーカス編ですでに明らかになっています。
このため、もし仮にポラリス様が本当にジョーカーであった場合も、現在のジョーカーが涙ペイントを施していない可能性は十分に考えられるとも感じています。

ポラリス様は「執事」を自称している

こちらは既出情報ですが、ポラリス様は執事を自称しています。
ジョーカーはケルヴィンの執事であった為、こちらもジョーカーとポラリス様の共通点として挙げることが出来ます。

ポラリス様は自分が誰の執事なのかの修飾語を言っていない

「執事」を自称するポラリス様ですが、これに対して重要な点があります。
それは、当ブログで以前より言及している通り、ポラリス様は自分が誰の執事なのか、その修飾語を明言していないという点です。

一見これは兄シエルを主人として指しているように見えてしまう文章なのですが必ずしもそうとは言い切れないため、こちらはポラリス様が忠誠を誓う主人を兄シエルだと思いこませるためのミスリードである可能性があります。

ポラリス様のセリフの真意

最後に二つ、わかりにくいポラリス様のセリフを考察していきたいと思います。

ポラリス様
「私は死んでも執事ですから。」
黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

このポラリス様のセリフを読み解くうえでも重要なのは、先ほど同様何が修飾語なのかを明白にする点です。

黒執事では、伏線の意味があるセリフが書かれる時意図的に主語や修飾語が引き抜かれていることが良くあります。

そのセリフがだれのことについて言っているものなのか。
ここをきちんと読み解かないと、せっかくの伏線箇所がミスリードになってしまう可能性があります。

今回のこのポラリス様のセリフは、私は
兄シエルを修飾語に見せかけたセリフで、実際のところの真の修飾語は、自分自身と過去の主人の二つの意味を持つ言葉なのではないかと感じました。

見せかけの言葉×(ミスリード)
私は死んでも(シエル様の)執事ですから

本当の意味①
私は死んでも執事ですから(自分自身が死んでも、執事であることに変わりはない)

本当の意味②
私は死んでも(亡くなったた元主人の)執事ですから

このようにとらえてみると、
この言葉は兄シエルへの忠誠に見せかけた、元主人への忠誠を誓う言葉である可能性が見えてきます。

仮に元主人への忠誠から動いていたとして、ポラリス様は何故兄シエルの元にいるのでしょうか。
ポラリス様は更にこのようにも言っています。

ポラリス様
「他に行く先など考えられない。」
黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

つまりポラリス様には、生きていく理由がもう兄シエルの下にしか存在しない可能性が出てきています。
それは何故でしょうか?
それこそ、ポラリス様の元主人の夢こそが、兄シエルの蘇生だったからである可能性があります。

ケルヴィン男爵はファントムハイヴ家に執着をしていました。
ケルヴィン男爵にとって、シエルたち双子はどうしても手に入れたかったものです。

その為、亡き主人への忠誠から、亡き主人に変わって、主人がかなえたかったであろうファントムハイヴに対する夢を、ポラリス様(ジョーカー)はかなえようとしているのかもしれません。

仮に本当にポラリス様=ジョーカーであった場合、兄でなく弟のシエルが自分のサーカス団員たちを殺した張本人であることは当然知っていることになります。
この状態がいかにポラリス様にとって残酷なことか、よくわかるのではないでしょうか。

ポラリス様のセリフの主語は、
一見すべて兄シエルにかかっているように見えます。
そのようにとらえると
ポラリス様は兄シエルに対して忠誠を誓っているように見えます。

しかし、これはミスリードである可能性があります。
具体的に説明していきたいと思います。

ポラリス様
「このままではシリウス様に捧げるきらめきが足りなくなってしまう。あの役たたずども!!どいつもこいつもクソ以下のゴミだ!いっそ皆殺しにして血を搾り取ってやればよかった!!いいや今からでも遅くない。あいつらを全員ミンチにしてやるううう!」
黒執事第169話「その執事、絶叫」より引用

このセリフで重要なのは、
ポラリス様はシリウス様の為を思って血を集めようとしているのか否か、です。

このセリフだけを素直に読み取れば、ポラリス様はシリウス様(兄シエル)への忠誠心から血を集めていると読み取ることが出来ます。
しかし仮にこれがジョーカーのセリフであった場合、このセリフは兄シエルへではなくケルヴィン男爵への忠誠を誓い、その無念を晴らそうとする意味合いが込められているようにも見えます。

ポラリス様は何故泣いているのか

最後になりますが、ポラリス様は何故泣いていたのでしょうか?
ここまで考察をしてきて、単に兄シエルの体を案じてという意味ではなさそうに思えはしなかったでしょうか。

ポラリス様が泣いていた理由は、下記のような意味合いが込められていた可能性があります。

・ケルヴィン男爵を失った悲しさ
・仲間を失った悲しさ
・自分自身が殺された悲しさ
・自分と、自分の仲間の仇の家族を主人とするやるなさ
・死してなお、仇に仕えてまで主人への忠義を晴らそうとする悔しさ

このような残酷な理由からあふれた涙であった可能性があります。

ポラリス様とジョーカー

最後にまとめとして、
先ほど挙げたポラリス様の境遇と、ジョーカーの境遇がどこまで共通しているのかを比べてみたいと思います。

・ポラリス様は一度死んだ人間である
・ポラリス様は兄シエル同様の血液を使った治療を受けて活動している
・ポラリス様は一度主人を失っている
・ポラリス様の頬の涙は、ジョーカーの頬の涙のペイントと一致する
・ポラリス様は「執事」を自称している
・ポラリス様は自分が誰の執事なのかの主語を言っていない

・ジョーカーは一度死んだ人間である
・ジョーカーは兄シエル同様の血液を使った治療を受けて活動している
・ジョーカーは一度主人(ケルヴィン男爵)を失っている
・ポラリス様の頬の涙は、ジョーカーの頬の涙のペイントと一致する
・ジョーカーは「執事」を自称している
・ジョーカーはケルヴィン男爵の執事である

引用源:
www.under-taker.com

予想考察

なぜお星さまは誰とも会わないのか?

ニナによるとお星さまは誰とも会わず、衣装のフィッティングでさえその姿を現しません。私は、彼らは人に会わないのではなく会えな状態なのではないかと考察しました。 一時シリウス様の手はミイラのようになっていました。彼らがもし全員葬儀屋の手によって死者蘇生された人物たちであったとしたら、まだ不完全な姿である彼らは人々の前に姿を現せなかったのかも知れません。
スフィア・ミュージックホールは輸血に必要な血液型という概念を歴史的史実よりはやく見つけていたにもかかわらず、それだけで満足せず血液を大量に集め続けました。これは彼らがその輸血成功のデータをもとに医療行為を実施していたからだと考えられます。しかもこれはシリウスだけでなくすべての星が行っていました。
このことから二つの可能性を見出すことが出来ます。

  • お星さま全員が元ビザールドールの死人であるから。
  • 血液を全種類集め続けていたのは、シリウスのほかに元老院等多額の寄付をしてきた貴族の寿命を延ばすため

元老院たちがスフィア・ミュージックホールで受けていた治療は透析です。金銭的援助をキープするため、シリウス以外の血液も集め続けていた可能性はあります。しかしカノープス様の部屋に点滴用の突起があることなどから、お星さま方自身が病人である可能性も濃厚であると感じます。
となると最大の疑問はお星さまと元老院たちの線引きは何かです。

お星さまと元老院たちの線引きは何か

お星さまの部屋が身分によってランクが分かれているとしたら、お星さまには貴族も平民も混ざっていることになります。
となると、多額の寄付をしているはずの元老院が「お星さま」となれないことに疑問を感じます。
私はやはり「お星さま」と「元老院」を分ける線引きは「ファントムハイヴ家への執着」に大きく関係していることが一番自然なのではないかと感じています。
(となると先ほど述べたようにブルーアーの妹など疑問は残ってしまうのですが・・・。)しあk氏今現在ではこの理由が最も多くの出来事を踏まえ最も納得できるものとなりそうです。彼らお星さまは、ブラバットは、そして葬儀屋はファントムハイヴ家の「何」なのでしょうか?
これは青の教団編だけでなく大きな問題となりそうです。

お星さまの正体予想まとめ

最後にまだゆるゆるではありますが現時点での有力と思えるお星さまの正体予想をあげたいと思います。

  • シリウス様・・・真シエル(ほぼ確定)
  • カノープス様・・全くの謎
  • ベガ様・・・・・ブルーアーの双子の妹
  • ポラリス様・・・タナカorナイフ使い


お星さま考察総まとめは取り急ぎ以上となります。また追記していきますね!
お星さまの正体はシリウス様以外はまだ濃い謎に包まれているといって過言ではありません。今後彼らがどのように動くのか、彼らは深くファントムハイヴ家と関係性を持っている人物なのか(ちなみに私は深い関係を持っているに一票)彼らは死んだ元死体なのかなど。謎は尽きません。


餅月