こんにちは、餅月です!
今日は死神派遣協会とファントムハイヴ家襲撃事件の関係についての疑惑考察をまとめていきたいと思います。
シエルたち家族が犠牲となった凄惨な事件であるファントムハイヴ家襲撃事件ですが、その実行犯として死神派遣協会が関わっていた可能性があります。
ファントムハイヴ家襲撃事件と女王の疑惑
襲撃事件に人外が関わっていることはほぼ確実か?
結論から申し上げますと、
ファントムハイヴ家襲撃事件に人外が関わっている可能性自体は、ほぼ確実といっていいほど高いのではないかと感じています。
そう思う理由は、原作の下記シーンに存在します。
重要なのは、この時タナカと坊ちゃんの間の廊下には誰もいなく、また坊ちゃんの後ろにも誰もいないという点です。
それを踏まえて次のコマを見てみましょう。
先程、坊ちゃんの前後には間違いなく誰の姿も無かったはずなのに、次の瞬間には突然坊ちゃんの後ろに謎の人物が現れ、目と口をふさいでしまっています。
この犯人は、一体どこから現れたのでしょうか?
この人物は普通の人間には難しい動きをしていることが分かります。
以上のことから、私はこの坊っちゃんを捕まえたこの犯人は、人外である可能性が高いと考えています。
もしこの犯人が本当に人外だった場合、ファントムハイヴ家襲撃事件はただの暗殺事件ではなく、人外の力も大きく働いていた謎深い事件であるということになります。
黒執事の中の「人外」
以上のことから、今回の記事ではファントムハイヴ家襲撃事件に人外が関わっていたと仮定します。
次に、人外の中でもこの犯人が死神派遣協会であると考える理由を説明したいと思います。
黒執事の原作の中で今のところ登場している人外は死神と悪魔のみです。
アニメ版では天使も出てきていますが、原作の中で天使の存在を匂わせる描写は今のところ見受けられません。
そのため今の時点で可能性が高い人外は死神か悪魔化の二択になるかなと考えています。
(※原作で「天使」は今のところ出てきていないので今は省きます。)
その中で、あえて私が悪魔ではなく死神派遣協会が関わっているのではないかと考える理由は、葬儀屋の原作内での一言が関わってきます。
葬儀屋はファントムハイヴ家襲撃事件の際、何者かに邪魔をされていた
葬儀屋は、ファントムハイヴ家襲撃事件後、売りに出された双子たちを助けようと動いていたようです。
しかし助けに行くことはできませんでした。その理由を葬儀屋は「邪魔が入って苦労したよ」と言っています。
記事を引用させて頂きます。
葬儀屋がファントムハイブ家襲撃事件から一か月間の間、何をしていたかは現在まだ「空白の時間」として謎に包まれています。
葬儀屋はこの間一体どこで何をしていたのでしょうか?
これに対し、葬儀屋が興味深いことを離しています。
第140話で葬儀屋は「自分が双子を助けに行く際、何者かに邪魔されていた」ことを明らかにしました。
双子を助けようとした葬儀屋は何者かに邪魔されていた:黒執事第140話「その執事、主張」より サラッと言っていますが、「葬儀屋を邪魔できるほどの力を持つ人物」は今のところ黒執事には存在しません。
つまりこれは、黒執事の世界の中に葬儀屋を邪魔できるほどの力を持った人物もしくは組織が存在することの証拠であり、同時にその力が、ファントムハイヴ家に関わっていた証拠となる発言である可能性が高いのではと感じています。
この葬儀屋を邪魔をしてきた存在こそが「死神派遣協会」である可能性がありまます。
引用源:【考察】ファントムハイヴ襲撃事件から一か月、葬儀屋(アンダーテイカー)は何をしていたのか?/死神派遣協会に自身のデスサイズを取りに戻っていた可能性 - 黒執事考察ブログ
この可能性を踏まえ、次に疑問となるのが死神派遣協会がファントムハイヴ家襲撃事件に実行犯として関わる動機です。
死神だから魂を狩に来たんじゃないか?という可能性もありますが、人外(仮)である坊ちゃんを捕まえた犯人が、生きている坊ちゃんを捕まえるという生者への干渉というイレギュラーな動きをしていることが気にかかります。
死神としての魂回収以外の動きもしている為、どうも別の理由を感じます。
以上のことから、死神派遣協会がファントムハイヴ家襲撃事件に関与した動機には、死神派遣協会と女王の関係性が関わってくる可能性があげられるのではないかと考えました。
具体的に説明していきたいと思います。
女王と死神派遣協会について
私は黒執事の黒幕(=ファントムハイヴ家襲撃事件の犯人)は、女王と死神派遣協会なのではないかと感じています。
女王と死神派遣協会は、下記の点で接点を持ち、協力関係を結んでいる可能性があります。
・女王は幼いころ病気で死にかけた歴史的史実がある(ここで死神と接触したか)
www.under-taker.com・女王はその際、「世界に有益」とみなされ死神の審査を免れた可能性がある。
もし女王がファントムハイヴ家襲撃事件を指示、決定したいわゆる黒幕であった場合、
人外の協力者として死神の力を借りたことは比較的容易に結びつかせることが出来ます。
もし本当にそうだった場合、
最後のコマで坊ちゃんを後ろから捕まえた犯人の正体は女王の馬蹄ジョン・ブラウンである可能性も高いのではないでしょうか。
また、坊ちゃんとセバスチャンが契約したサバト会場にいた謎のフードの男もジョンブラウンであったと考えればこの説は辻褄があいます。(女王に経過を報告するために見ていた可能性)
更に詳しくはこちらにまとめてあります!
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ジョン・ブラウンについて
ジョン・ブラウンについての考察も簡単にまとめさせていただきます。
更に詳しい考察は下記記事にまとめてあります!
・ジョン・ブラウンは、審査を免れた女王を見守るために死神派遣協会から派遣された目付け役の死神である可能性がある
・ジョン・ブラウンは瞳を見せたことが無い(死神の瞳は黄緑色と決まっているため隠しているか)
・緑の魔女編で普通の人間には不可能な距離を短時間で移動し、そのことをセバスチャンが指摘している
女王とファントムハイヴ家襲撃事件について
女王がファントムハイヴ家襲撃事件に関与していた場合、何故関与したのかの考察です。
更に詳しい考察は下記記事にまとめてあります!
・「密室殺人事件編」は「女王から坊ちゃんへの番犬としてのテストだった」ということが最大の伏線である可能性
・「ファントムハイヴ家襲撃事件」は、女王からヴィンセント(先代)と双子への「番犬としてのテスト」だった可能性がある。
・女王と死神派遣協会に接点がある場合、ファントムハイヴ家襲撃事件に人外の力が加わっていることも納得がいく
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葬儀屋と女王について
仮にファントムハイヴ家襲撃事件が女王からの番犬としてのテストだった場合、何故女王はファントムハイヴ家を試したのか。
その動機には葬儀屋がかかわってくる可能性があります。
更に詳しい考察は下記記事にまとめてあります!
・葬儀屋はクローディア・ファントムハイヴの愛人であった可能性がある
・葬儀屋はヴィンセントの父である可能性がある
・女王はその事実に気づき、ファントムハイヴ家の死神の血を危険視し、「襲撃事件を兼ねたテスト」を行った可能性
・葬儀屋は女王のことを「気に入らない」と原作内で述べている(葬儀屋が誰かを気に入らないというのは非常に稀)
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まとめ:死神派遣協会とファントムハイヴ家の切っても切れない「因縁」
黒執事本誌では、ファントムハイヴ家本邸にやってきたオセロが葬儀屋と対面した際、「死神派遣協会の狙いは葬儀屋(アンダーテイカー)!?」と文字で強調されました。
元々死神派遣協会に所属していた葬儀屋が彼らと縁があることは考察するまでもないのですが、よくよく原作を読み返してみるとこのように死神派遣協会とファントムハイヴもまた、葬儀屋同様に切っても切れない因縁のようなものがあるように見えます。
今回満を持して、死神派遣協会が葬儀屋と接触しました。
死神オセロは、今までの死神とは確実に異なります。
まだまだ謎に包まれている死神派遣協会ですが、オセロを通じ死神派遣協会の真の力の片鱗が明らかにされる日も近いのかもしれません。
そしてもしそのような力が発揮された場合、死神派遣協会は葬儀屋をも凌ぎ、今後黒執事の「真のラスボス」として君臨する可能性があります。
餅月