黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【考察】葬儀屋(アンダーテイカー)と、死神派遣協会の追いかけっこの歴史/章を重ねるごとに追い詰められていく葬儀屋

こんにちは!餅月です。
今日は葬儀屋(アンダーテイカー)と死神派遣協会の関係性について考察をしてきたいと思います。

葬儀屋と死神派遣協会の追いかけっこ

葬儀屋は離脱組として、死神派遣協会から長年追われていました。

死神派遣協会がどの程度葬儀屋を捕まえることに本腰を入れてきたかはまだ定かではありません。青の教団編でオセロが「俺を派遣したということはやっとお上も本腰を挙げる気になったのかな」と言っているので、それまでは死神派遣協会も案外葬儀屋を捕まえることにそこまで必死になっていなかったのかもしれません。

ですがそうはいっても、
近くにいた悪魔のセバスチャンが葬儀屋が死神であったことを見抜けなかったほどなので葬儀屋は抜かりなく死神派遣協会の追っても意識して隠れ続けていたようです。

今回はそんな中で、
黒執事の章を追うごとに徐々に描かれてきていた葬儀屋と死神派遣協会の追いかけっこの歴史(伏線回収)を考察していきたいと思います。

徐々に追い詰められている葬儀屋

黒執事は後から読み返してみると様々な事実が章ごとに少しづつ進んでいることがとても丁寧に描かれていることがよく分かります。
最も分かりやすいのがビザールドールの進化の歴史です。

www.under-taker.com

↑上記の記事の様に、
章ごとによくよく比べて見てみると、葬儀屋のビザールドールの製造技術の進歩が分かりやすく伏線として張られています。

実はこのビザールドールの進化の歴史と全く同じように、黒執事の中では死神派遣協会と葬儀屋の追いかけっこの攻防戦もじわりじわりと伏線が張られ続けています。

今回はそれを順に説明していきたいと思います。

先ほども述べたように、
黒執事の序盤の世界(切り裂きジャック編やサーカス編など)では、葬儀屋が大きく動いていなかったため、死神派遣協会がどこまで本気で葬儀屋を追っていたかがまだ考察できません。

死神派遣協会が本格的に葬儀屋に当たりをつけ、動き出したのは恐らく豪華客船編からであると考えられます。

今回は豪華客船編からそれぞれの章が、葬儀屋と死神派遣協会の追っかけっこにとってどのような意味をもつ章だったのかを順に考察していきたいと思います。

【葬儀屋と死神派遣協会の攻防戦の歴史】
豪華客船編
・葬儀屋が、死神派遣協会に見つかり、「死者蘇生」の技術の研究をしていることがバレた回

寄宿学校編
・葬儀屋が、厄介な死神派遣協会に「嗅ぎつけられる」ことを恐れて逃げた回

青の教団編
・葬儀屋が、死神派遣協会に「嗅ぎつけられた」回

新章
・嗅ぎつけられた結果葬儀屋は・・・

豪華客船編:葬儀屋が、死神派遣協会に見つかり、「死者蘇生」の技術の研究をしていることがバレた回

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デスサイズ奪還時を語る葬儀屋:黒執事13巻第61話「その執事、誕生」より

豪華客船編で葬儀屋は、
自らが死神であることを死神派遣協会とセバスチャンたちに明らかにしました。

セバスチャン曰く、今まで「上手に気配を隠していた」葬儀屋ですが、ここで「離脱した冥籍番号136649がここイギリスにいる」という形で死神派遣協会に完全にばれてしまったことになります。

葬儀屋の態度としては
バレてもかまわないという余裕を感じさせましたが、本格的な死神派遣協会との追っかけっこの歴史はここから始まったように感じます。

豪華客船編は葬儀屋にとって死神派遣協会への挑発、宣戦布告の意味もあったのかもしれません。

寄宿学校編:葬儀屋が、死神派遣協会に嗅ぎつけられることを恐れた回

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自分にとって「厄介な連中」が存在することを示唆する葬儀屋:黒執事18巻第84話「その執事、想像」より


ここで葬儀屋は
「厄介な連中(死神派遣協会)に嗅ぎつけられることを恐れている」ことを明らかにします。

豪華客船編でグレルとロナルドが死神派遣協会に

・動く死体と死者蘇生の技術の研究が行われていたこと
・首謀者である葬儀屋(アンダーテイカー)の存在とデスサイズの特徴

を既に報告したことは葬儀屋自身も分かっているはずです。

その結果、前回の豪華客船の事件が離脱者である自分の仕業であることをすでに派遣協会の上層部は特定していると判断したため、このように手短に身を引いたと考えられます。

あれほど強力な力を持つ葬儀屋でも直接対決を面倒だと感じさせるほどの相手。
それが「死神派遣協会」であると考えさせられる章です。

青の教団編:葬儀屋が死神派遣協会に嗅ぎつけられた回

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双子を助けようとした葬儀屋は何者かに邪魔されていた:黒執事第140話「その執事、主張」より

この回想によって、
葬儀屋がファントムハイブ家襲撃事件を通じ何者かに邪魔されていたことが明らかになりました。

また同時に、ファントムハイヴ家襲撃事件に人外が関わっていることはほぼ確定しています。

葬儀屋を邪魔できるほどの存在は、現在は死神派遣協会しか描かれていない為、このファントムハイヴ家襲撃事件にかかわった人外は死神派遣協会なのではないかと私は感じています。

これについての詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
www.under-taker.com

オセロとの出会い

今までの章と異なる点は、葬儀屋と接触した死神にオセロが追加されたという点です。

オセロは葬儀屋と同期の死神であり、グレルやロナルド達とは明らかに異なる立場にいる死神です。

わざわざ死神派遣協会のお上から配属されてきたとのことで、グレル達を「回収の一般的死神」とすれば、オセロはいわば「この事件に関するお上直属の代理人」と言ったところでしょうか。

お上の代理人であるオセロが直接葬儀屋と出会ったということは、死神派遣協会側からしてみればあと一歩のところまで葬儀屋に迫っているということになります。

今回のオセロとの出会いが、葬儀屋にとって後々面倒なことになるのはほぼ間違いがありません。

オセロについての考察は下記記事をご覧ください!
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まとめ

今まで葬儀屋は黒執事の中で最強キャラクターでしたが、その葬儀屋が今回何らかの形で死神派遣協会によって苦戦を強いられる可能性があります。

青の教団編は葬儀屋目線から考えると、
寄宿学校編の際に言っていた「厄介な連中」に「嗅ぎつけられた回」といえるでしょう。

...となると新章は「嗅ぎつけられた結果...」が描かれるはずです。

うわあああああ!!いやだあああ!!

実際、今オセロは鳩を使って死神たちを招集しました。
葬儀屋をとらえ折檻するために………

うわあああああ!!いやだあああ!!

死ぬ未来しか見えないいいいい
でも強大な力を持ちすぎで死神派遣協会から見ても葬儀屋を生かし続けておくメリットが無いいいい

でも葬儀屋が死んじゃったら一気に不利になるのは真シエルです。
意外と現在の黒執事は坊っちゃんにとって有利な方向に進んでいるのかもしれません。

ですがこれらの可能性も真シエルや葬儀屋はもちろんわかっているはずです。

それにもかかわらず堂々とファントムハイヴ家本邸に居座る姿‥‥

まだきっと何か余裕ぶっこける理由の策があるのでしょう。

・・・・・・・・・あってくれ!頼む!!!

餅月