黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!枢先生の「嘘という名の伏線」に騙されないように頑張ってる人が管理人。葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログです

【ネタバレ考察】『黒執事』第151話「その執事、無精」/垣間見えるのは、葬儀屋とタナカさんに共通する双子と女王に対する価値観

こんにちは、餅月です!

『黒執事』最新話第151話「その執事、無精」Gファンタジ―2019年5月号の考察をしていきたいと思います。

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです。
www.under-taker.com

今回の話はまたしても伏線が多く張られました。
キャラクターたちの会話に挟まる何気ない意味深な「間」が、今後に繋がる伏線であるように感じました。

葬儀屋(アンダーテイカー)と、タナカの内面と、ファントムハイヴ家との関りにも徐々にメスが入り始めたかな?と感じます。

あと葬儀屋ファン殺しの最高の回でした‥‥
幸せすぎて屍になりました‥‥ありがとうございます‥‥



あらすじ:黒執事第151話「その執事、無精」Gファンタジー2019年5月号

※大まかな話の流れ
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。
扉絵:屋敷の図書室で、はしごの上に腰掛けて本に目を通す真シエル。その横で何かの本を面白そうに読む葬儀屋とそれを見つめるタナカの後ろ姿

肉塊から貴族へーーー

・ミッドフォード侯爵夫妻に事の成り行きを説明する真シエル

・大まかは事実通りだが、自分が死んだこととそれを葬儀屋に蘇生された事実は伏せ「重症だった自分を葬儀屋(アンダーテイカー)が救い出した」と説明する

父の代から番犬としてのファントムハイヴ家に力を貸していた人物として葬儀屋を改めて紹介すると、葬儀屋は「久しぶりだねレディ・フランシス・ファントムハイヴ」と名前を呼んで帽子を取り挨拶をした。

・ヴィンセント存命のころからお前は何も変わらないなというフランシスに対し葬儀屋は「君も生まれた頃がさっきのようだよ」と答える

・ミッドフォード夫妻は真シエルが目の前にいることから信じざるを得なかったが、継承権を持つ次男である坊ちゃんが何故敢えてシエルを名乗ったのかという疑問だけはぬぐえなかった

・今度は僕が弟に代わり当主として、そして女王の番犬としての使命も担うという真シエル

「番犬」というワードを受け、タナカと葬儀屋の二人の間のみで無言の間が流れる(二人とも真面目な顔をしている)

・本格的に当主として伯爵の仕事を始める真シエル。アメリカから安い農作物が輸入されたことにより英国内の価格が下落している問題などを受ける

・まずは屋敷を維持するため新しい使用人を30人ほど手配するべきとタナカに諭される真シエル

・葬儀屋に執事が出来ないかと聞くと葬儀屋は「面白い冗談だね。小生が執事役なんかできるとおもってるの?」と、にい~~とわらって答えた

ポラリスやベガたちに執事が出来ないかと葬儀屋に聞くと、葬儀屋は彼らは君のご飯を調達しに出張中だよと答える

・しばらくするとタナカが領主の仕事の他にファントム社の仕事を真シエルに持ってくる。そこにはクリスマス新商品のサンプルのビターラビットで埋め尽くされていた。その説明をする際タナカに初めて笑顔が見える。

・坊ちゃんの会社の経営を聞き「僕の弟は本当に賢い!」と喜ぶ真シエル。ビターラビットに頬擦りをしながら、同時に「僕だったら鉄道化か通信に投資しただろうな」という

・この商品をどうするかタナカに聞かれた真シエルはビターラビットをポンと投げ捨て、綺麗な笑顔で「適当に処分しておいてくれ」という。

・タナカはそれを受け「…かしこまりました」と答えた

純粋ゆえにブレない想いーーー

第151話終了

今回新たに張られた伏線箇所

今回新たに張られた重要そうな伏線の箇条書きです。
具体的な考察は、根拠とともにこの後詳しく書きます!

「ヤバい」しか言えない葬儀屋ヲタの叫び(感想)


ああああああああああ!!
インナー―テイカ――――――ああああああ( ;∀;)ギャアァァ

やばい…緑の魔女編で真シエルを夜這いした時以来でしょうか?

葬儀屋が久しぶりにコートを脱いでくれました嗚呼あああああああ!!!!

ありがとうございます!
ありがとうございます!ヤバいです!

ふだんのゆったりしたコートでは見れなかった腰のラインがたまりませんああああああああ
推しが一枚脱いだらそりゃあ発狂しますよああああああ!

暫く日常では「あああああああ」しか言えないと思います。考察頑張ります。

あと当主の椅子の後ろには人が寝っ転がれるほどのスペースがある出窓があったんですね。
葬儀屋はクローディアがこの椅子で仕事をしていた時も知っているはずです。

もしかしたらあの姿勢は葬儀屋がクローディアと一緒にいたときのスタイルだったのかも…なんて考えたら心が萌えで爆死しました

伯爵の仕事は手伝わないくせに近くでごろごろしている葬儀屋にクローディアも真シエルの様に悪態をついていた過去があったのかもしれませんね(;O;)

インナー姿でくつろぐ葬儀屋がヤバい
・ちゃんと帽子をとって「レディ」と呼び挨拶する葬儀屋が紳士でヤバい
・普段は見えない腰のラインがヤバい。全人類見て
・ゴロゴロしながら本を読んで伯爵の仕事を全く手伝わないのに、「もう二時間も座りっぱなしじゃないか休憩したらどうだい」と体だけは気遣う葬儀屋がヤバい
・出窓のところに寝っ転がっているだけで絵になるのは罪。壁にもたれかかって後頭部の髪の毛の外ハネがつぶれちゃってるのが可愛い
・「にい~~~っ」がピュアすぎてヤバい(色眼鏡の自覚はあるが全人類に見てほしい)

現場からは以上です
考察に続きます!

考察

葬儀屋は真シエルの執事ではない

こちらの考察が的中〇しました!

葬儀屋が真シエルの執事ではないこと、そしてそれこそがタナカが坊ちゃんではなく真シエルの側にいる理由なのではないかということについては以前当ブログで考察していました。

特に葬儀屋が真シエルの執事ではないことが重要になってくる可能性について言及していたのでばっちり原作でここが触れられ強調されたことがちょっとうれしかったです(*´ω`)

以下、2019年1月19日記事より引用

現在、追われている立場とはいえ
坊ちゃんには追いかけてくれる使用人と執事セバスチャンがそばにいます。

それに比べ真シエルのそばには葬儀屋はいますが執事はいません。

葬儀屋に一流の執事をしろといってもそれが出来ないのは明らかです(たしかいつぞやのイベントで葬儀屋は執事をやろうとして墓参りをしてセバスチャンにペケを喰らっていたような気がします…www)

そのことからタナカさんは、双子の優劣という観点ではなく
現在執事を欲しているファントムハイヴは真シエルの方だと判断し、その執事道に従い行動した可能性があります。

引用源:
【考察】タナカさんは、真シエル側についてから一度も笑ったことが無い/坊ちゃんに仕えていた時との表情差から紐解くタナカさんの本心 - 黒執事考察ブログ

現在の黒執事では
伯爵の後位継承問題から双子で長男次男どっちの方が大切かという優劣問題とその劣等感から坊ちゃんの苦しみが非常に強いことが描かれています。

坊ちゃんより真シエルの方が生き残るべきだったという悲しい意見が強く描かれている中、この葬儀屋とタナカだけは双子の価値に優劣は無く、二人とも大切だととらえているキャラクターであるという伏線の可能性があります。

葬儀屋とタナカさんそれぞれの双子の価値観については過去記事を引用させて頂きます。

以下、2018年12月1日記事より引用

タナカさんとクローディアとの出会いの謎/葬儀屋(アンダーテイカー)との共通点

タナカさんは
先々代であるクローディア・ファントムハイヴからファントムハイヴ家に仕えていることが明らかになりました。

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先々代から仕えていたと発言するタナカ:黒執事第145話「その執事、護送」より引用

クローディアからファントムハイヴに深くかかわっている人物。
それが葬儀屋(アンダーテイカー)です

葬儀屋とクローディアについてはこちらの記事をご覧ください。
www.under-taker.com


クローディアの代からファントムハイヴ家に密接にかかわり始めた人物として、
このタナカさんと葬儀屋を共通点として結びつけることが出来ます。

こんな古株な二人をファントムハイヴ家に結び付けた
クローディア・ファントムハイヴ…

彼女はいったい何なのでしょうか?

こんな只者ではない二人をここまで惹きつけるとは、相当な人物であった可能性があります。

何故タナカさんは真シエル側につくのか?

私の考察が正しければですが、
となると何故現在のタナカさんが真シエル側につくのかが大きな謎となります。

真シエルは明らかに黒いと感じる部分があまりにも多いですが、
それを解せずタナカさんが真シエル側につくのは非常に疑問です。

この理由は、今後ヒントが与えられるかもしれませんね。

タナカさんがファントムハイヴ家に仕えるうえで何を大切にしているのかも関わってきそうです。

その根幹にいるのは‥‥やはりクローディアなのでしょうか

タナカさんの言う「ファントムハイヴ家に仕える」の真意とは?

真シエルにつくタナカさんですが、
その理由はもしかするとこのタナカさんが仕えているものに対する定義にあるのかもしれません。

サイドの掲載になりますが、タナカさんが「何」に仕えているのかはまだ非常にあいまいです。

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ファントムハイヴ家に仕えるというタナカさん:黒執事第145話「その執事、護送」より引用

これがあらわすものが何なのかにより、
タナカさんの立ち位置は大きく変化する可能性があります。

現在、坊ちゃんはヤンガーサン(次男)としての立場の残酷さが、周りの人々の反応を基に非常にリアルに描かれています。

リジ―は
「彼がシエルじゃなかったと気づいていたら、私あんなに生還を喜べたかしら?なんでシエルじゃなくて貴方が生き残っていたのって」

と、自らの残酷さに打ちひしがれています。

当時の身分社会の中で、
次男は爵位も領地ももらえず、結婚も不利であったことが黒執事の中では非常にリアルに描かれています。

生き残ったのが何でシエルじゃなくて僕なんだ

これは以前より坊ちゃん自らが自問自答し苦しみ続けていた問題でした。

それが今回真シエルが復活し、
その坊っちゃんの不安は取り越し苦労ではなく周りのそのままの反応だったということが非常に残酷に表されています。

しかし、タナカさんは病院で坊ちゃんと再会した際、

「坊ちゃん…!坊ちゃん!」

と叫び、涙を流して喜んでいます。

あれが嘘ではないと私は思いたいです‥‥。

またもしこのタナカさんの発言が本心からだった場合、
クローディア組のタナカさんと葬儀屋は、双子を長男次男で区別しないという点でも共通といえるのかもしれません

葬儀屋も、

「まあいいや、小生にとってはどっちもファントムハイヴだ」

と双子に対して言っています。

これが坊ちゃんにとってどれだけ救いの言葉か....(;O;)
伝わりますか?
ファン贔屓目でしょうか‥‥

私にはとてもやさしい言葉に感じました。

引用源:
【考察】黒執事のタナカさんの正体/時系列から見る、当時のイギリスに日本人が存在するという矛盾と謎 - 黒執事考察ブログ

www.under-taker.com

現在はまだわかりにくいですが、
真シエルにとっても伯爵の爵位よりも坊ちゃんという存在の方が大切なのは恐らく間違いなさそうなので、
広い意味では葬儀屋とタナカの他にも、真シエルにとってもこの問題はどうでも良いことなのかもしれませんね。

回収された伏線

嘘をついた真シエル

真シエルはミッドフォード侯爵夫妻に、
自分のみに起こった出来事の全てを話すことはやはりしませんでした。

特に

・自分が一度死んだこと

・スフィア・ミュージックホールの主犯は自分であり、自分の体を蘇生するために人々から血を抜いていたこと

これらについてをごまかしました。

しかし誤魔化すにあたり、
フランシスと共通の知り合いである葬儀屋(アンダーテイカー)に自分が助けられたことなどは伝えましたね。

もともと知り合いであるにもかかわらず、
双子の兄が実は生きていたことを葬儀屋が何故敢えて生き残っているファントムハイヴの親戚たちに伝えなかったのか、などちょっと疑問に思えばすぐにボロが出そうな理論にも見えますが、これをどう切り抜けるかに真シエルのゲームの才能が今後垣間見えるかもしれませんね

新たに張られた注意すべき伏線

「女王の番犬」というワードにいい顔を示さない葬儀屋とタナカ

今回のお話の中で
最も重要な伏線のうちの一つと感じたシーンです。

記事の冒頭でもあげた通り、
今回の黒執事の伏線の張り方はキャラクターの沈黙描写にとても色濃く描かれているのではないかと感じています。

具体的に説明していきます。

今回の第151話では、
真シエルが「女王の番犬としての使命をはたす」といった直後に葬儀屋とタナカが黙るという興味深いシーンがありました。

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「女王の番犬」というワードにいい顔をしない葬儀屋とタナカ:黒執事第151話「その執事、無精」より引用

このシーンは非常に重要な伏線である可能性があります。

葬儀屋とタナカに共通しているもの

葬儀屋とタナカには共通しているものがあります。

クローディア・ファントムハイブの代から、共にファントムハイヴ家にかかわりを持ち始めている
・葬儀屋とタナカにとって双子に優劣はなく、平等に大切な存在である可能性が高い
・葬儀屋とタナカがここまでファントムハイヴ家に固執する原因になったのはクローディアである可能性
ファントムハイヴ家襲撃事件の犯人について何らかのめどが立っている

葬儀屋とタナカはファントムハイヴ家襲撃事件の犯人について何らかのめどが立っている可能性

特に重要なのは、
葬儀屋とタナカはファントムハイヴ家襲撃事件の犯人について何らかのめどが立っている可能性が高いという点です。

こちらについては以前考察したものを引用させて頂きます。

葬儀屋とファントムハイヴ家襲撃事件

以下、2018年6月29日記事より引用

青の教団編:葬儀屋が「死神派遣協会に嗅ぎつけられた回」

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双子を助けようとした葬儀屋は何者かに邪魔されていた:黒執事第140話「その執事、主張」より

この回想によって、
葬儀屋がファントムハイブ家襲撃事件を通じ何者かと交戦、そして邪魔されていたことが明らかになりました。

また同時に、ファントムハイヴ家襲撃事件に人外が関わっていることはほぼ確定しています。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
www.under-taker.com

・葬儀屋は何者かに双子救出を邪魔されていた
・ファントムハイヴ毛襲撃事件には人外が関わっていた

黒執事の中で人外といえば「悪魔」か「死神」ですが、
この葬儀屋との力の上下関係から考えても、双方に関わっていた人外は「死神派遣協会」で恐らく間違いないでしょう。

今回の死神派遣協会のお上の代理人であるオセロとの出会いが、葬儀屋にとって面倒なことになるのはほぼ間違いがありません。

引用源:
【考察】葬儀屋(アンダーテイカー)が唯一「苦労させられた」と語る死神派遣協会こそ黒執事の黒幕か? - 黒執事考察ブログ

詳しくは下記記事にまとめてあります!
www.under-taker.com

葬儀屋の力は強力です。
それにもかかわらず、葬儀屋がすぐに双子を助け出すことが出来なかったのには間違いなく人外の力を感じます。

少なくとも葬儀屋は、ファントムハイヴ家襲撃事件がただの人間によるものではなかったことは確実に理解しています。

葬儀屋と女王について

以下、2018年5月7日記事より引用

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女王のコインなんて欲しくないという葬儀屋:黒執事2巻第6話「その執事、始動」より引用

何故葬儀屋が女王のコインを欲しがらないのかは、
切り裂きジャック編のラストで「女王を気に入らない」からと発言しています。

実は葬儀屋が誰かの事を好きだ嫌いだと発言することは非常に珍しく、
特に「気に入らない」といったのは女王に対してのみです。

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女王を気に入らないと発言する葬儀屋:黒執事3巻第13話「その執事、葬送」より引用

葬儀屋が女王を嫌う理由は、
葬儀屋とファントムハイヴ家との関りに大きく関係する伏線である可能性が高いのですが、それについては今言及すると脱線しすぎてしまうので興味がある方は下記記事を読んでみてください。

www.under-taker.com

葬儀屋のセリフの中で重要なのは
女王のコインと限定している点です。

葬儀屋が嫌いなお金は『女王』のコインだけ

葬儀屋は女王との個人的因縁から
イギリスのお金に限定した意味で、使うことを嫌がっている可能性があります。

単刀直入に言うと、
女王は死神の審査を免れた世界に有益とされた人物であり、その審査に葬儀屋が何らかの形でかかわっていた可能性があります。
また、女王が生き永らえたことでクローディアをはじめ葬儀屋にとって大切だった人間が複数人命を落とした可能性があり、そのことから葬儀屋は女王のことを「気に入らない」と発言した可能性があります。

※それについての考察は下記記事にまとめてあります。
www.under-taker.com

葬儀屋とクローディアの関係が襲撃事件のきっかけだった可能性

葬儀屋とクローディアの秘密の関係は、ファントムハイヴ家襲撃事件の原因である可能性があります。

この二人の関係性は女王に見破られた可能性があります。
女王は人外の血が入ったファントムハイヴ家を危険視し、ファントムハイヴ家襲撃事件に及んだ可能性があります。

引用源:
【考察】葬儀屋が嫌いなのは『女王』のコインだけ/フランスは、葬儀屋の死者蘇生の実験を国家レベルで資金援助している可能性 - 黒執事考察ブログ

以上のことから、
葬儀屋が女王を嫌う理由、そして葬儀屋が「女王の番犬」についてよく思わない理由は、
そのファントムハイヴ家襲撃事件の主犯こそ女王であるからなのであり、葬儀屋はそれにだいたい目星がついているのではないかと感じています。

タナカさんとファントムハイヴ家襲撃事件

次にタナカさんが何故このような表情をするのかを考察してきます。

タナカさんも、葬儀屋と同様にファントムハイヴ家襲撃事件に対する黒い真実を知っているからではないかと感じています。

単刀直入に言いますと、

・ファントムハイヴ家襲撃事件中に交戦していたのは真シエルであること
・真シエルに事件を斡旋させるように促したのは女王であることに気づいている可能性

こちらが考えられます。

具体的には以前考察したものを引用させて頂きます。

以下、2018年12月1日記事より引用

タナカさんはどのようにしてファントムハイヴ家襲撃事件を免れたのかという謎

タナカさんの大きな謎です。
これが理由で田中さん人外説、黒幕説なんて言うのもフォロワー様からうかがうことがあります。

ファントムハイヴ家襲撃事件では使用人たちはことごとく虐殺されましたが、その中で唯一生き残ったのがタナカさんです。

ファントムハイブ邸は襲撃後、炎が放たれ、
中に遺体が残っていた使用人やファントムハイヴ夫妻の体は骨の髄まで焼けてしまいました。

当時、田中さんは背中から犯人に刺されています。

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背後から刺されるタナカさん:黒執事第134話「その執事、嘆傷」より

しかし他の使用人が全員殺されたにも関わらず、タナカさんは炎が放たれたはずの屋敷から生還します。

疑問点

・何故タナカさんだけ炎の屋敷から生還できたのか
・タナカさんほどの手練れを犯人が逃すとは考えにくい

また、ファントムハイヴ家襲撃事件には
人外、死神派遣協会が関わっていた可能性が高いことがすでに考察してあります。

人外がその力をもってしてファントムハイヴ家を滅ぼしたのなら、猶更タナカさんの生還は理由が分からなくなります。


ファントムハイヴ家襲撃事件と人外の関係性についての考察は下記記事にまとめてあります!
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襲撃事件中に発した「シエル様は…貴方様には酷すぎ」の真意

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このセリフも非常に謎が深いです。

疑問点

・何故坊ちゃんを坊ちゃんだと即座に判断できたのか
・敵と交戦中のタナカさん

この時タナカさんは坊っちゃんに対しシエル様は…貴方様にはと言い直します。

真シエルか坊ちゃんか分からず言い直した可能性もありますが、これは根拠がありませんが私はもう少し深い意味合いを感じずにはいられません。

坊ちゃんからはタナカが交戦している相手が見えていませんでした。

そしてタナカは
「こちらに来るな、この現実は貴方には残酷すぎる」

と言います。

坊ちゃんはタナカと会うまでに屋敷の中で凄惨な死体の山を見ていました。
タナカもその現状はわかるはずです。

となると、タナカが言いたかったことは、
タナカが対戦している相手を見ることが坊ちゃんにとって残酷すぎる

ということを表していたとしたら一番しっくりくるかなと感じました。

また、この時坊ちゃんは
真シエルと別行動をしており、真シエルがどこにいるかは不明です。

真シエルも実はかなり怪しいキャラクターで、
現在当ブログではファントムハイヴ家襲撃事件にも関わり、黒幕に利用されたキャラクターなのではないかと考察しています。

真シエルが自らの家族を襲撃する可能性についての考察は
下記記事をご覧ください。

真シエルはかなりクレイジーで危険なキャラクターである可能性があります。

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このことから、
タナカが戦っていた相手(襲撃事件の犯人)は真シエルであり、
ファントムハイヴ家を滅ぼす要因の一つとなったのが真シエルである可能性は十分に考えられると思います。

タナカの発言の真意考察

シエル様は…と言いかけたのは、

「シエル様がファントムハイヴ家襲撃事件にかかわっており、今私と戦っています。しかしその事実は貴方様(坊ちゃん)には酷すぎます、だからこちらに来てはいけません」

こう考えると一番しっくりくるかなと感じました。
だとしたらタナカさんとても切ないです…(;O;)

実際戦っている際、田中さんは自ら進んで責めているというよりは敵の攻撃を受けているだけのようにも見えます。

あれだけ剣の手練れであるタナカさんが自ら攻撃もしないうちに敵に剣を弾き飛ばされるのはやはり違和感が残ります。

そして真シエルは、
フランシスによって度々剣の稽古を受けている様子が描かれていました。

これが伏線である可能性があります。

真シエルが敵対し、
自らに対し剣を振るってきたタナカは攻撃することが出来ず受け流すだけしかできなかったのかもしれません。

目の前の敵が真シエルだと分かっていたとすれば、反対側から駆け寄ってきた双子が坊ちゃんであると気づくこともすぐにできますよね

また、タナカさんが刺された際
その位置が少し低いこともこのように考える理由として挙げることが出来ます。

犯人と顔を合わせ戦ったにも関わらず、坊ちゃんに「犯人を見ていない」と嘘を付くのはなぜか

これは今考察したことと少しかぶります。

タナカさんは敵と交戦したことから、
犯人を見ていないというセリフは明らかに嘘であるとこれは断言できます。

これはタナカさんが坊ちゃんを想い、
真シエルが犯人の中に混ざっていたという事実を隠そうとした可能性があります。

タナカが坊ちゃんがシエルではないと気づいたのはこのタイミングか

まだ確証は持てませんが、
タナカが坊ちゃんが真シエルではないと気づいたのはこの病院でのタイミングだった可能性が高いです。

この時すでにタナカさんは坊っちゃんをシエル様と呼んでいません。

またタナカさんに犯人を問う坊ちゃんの姿勢から、
図らずも気付いてしまった可能性があります。

もしかすると真シエルと剣を交えていた最中に、
何か違いが分かるような会話等があったのかもしれませんがそれはまだ考察ではなく予想にすぎません。

意味深な間

タナカさんは、
襲撃事件でヴィンセントを守れなかった事を坊ちゃんに誤った際、「じいやのせいじゃない」と言われた後意味深な間をおいています。
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・ここで真シエルではなく坊ちゃんと確信した
・もっと深い、まだ明かされていない理由がある(真シエル関連か?)

このどちらかだとはおもいますが、この間も伏線である可能性が高いです。

タナカさんはより深く、
このファントムハイヴ家襲撃事件の真相にたどりついているのかもしれません

引用源:
【考察】黒執事のタナカさんの正体/時系列から見る、当時のイギリスに日本人が存在するという矛盾と謎 - 黒執事考察ブログ

以上が、私が葬儀屋とタナカさんが「女王の番犬」というワードを聞き真顔を貫く理由の伏線ではないかと感じている点です。

使役されるお星さまたち

すべては青き星のために

青の教団編ではこのワードが何度も使用されました。

そしてそれはシリウス様、真シエルのことを指していることが明らかとなっています。

しかしシリウスは二連星の一等星です。
遠くからは一つの星に見えますが、近くで見ると二つの星からなる一等星であることが分かります。

つまりこの「青き星のために」は、最終的には真シエルだけでなく坊ちゃんのことも指している可能性が非常に高いと感じています。

そんなシリウス様ですが、
他にも「お星さま」と呼ばれる方が他にも4人(ベガ様が双子の為正確に言えば5人)いました。

しかしこのお星さまたちですが、
シリウス様の下では使役される存在であることが今回新たに明らかとなりました。

真シエル
「ポラリスやベガたちは?」

葬儀屋
「彼らは君のご飯を調達しに出張中さ」

黒執事第151話「その執事、無精」より引用

お星さまと呼ばれる方々もなお、
青き星のために活動している一員に過ぎない点があるようです。

なぜお星さまとして他の人々と区別されているのか、ファントムハイヴ家と彼らがどのような関係があるのか。その点が非常に興味深いです。

お星さま方のなかで話題に上がったポラリスとベガについて復習してみます。

ベガ様(☆☆☆)O型

星としてのベガ

こと座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つです。特に七夕のおりひめ星(織女星(しょくじょせい))としてよく知られていますが、この女性的な星の印象はベガ様の正体を紐解くうえでの大きな伏線である可能性があるので頭の片隅に入れておいてください。

ベガ(☆☆☆)の部屋

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ベガ様のセリフ
「どうなさるの?」
「どうなさるの?」
「「この分岐点!」」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目すべき部屋のポイント

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より


- ぬいぐるみとドレッサーが二つずつある

  • 枕の数と身分
  • セリフが不自然に分かれている
2つずつ存在するぬいぐるみとドレッサー

部屋はシャンデリアまでつく大変豪華な造りとなっています。ベットに注目すると、ウサギとクマのぬいぐるみが2つ転がっていることが分かります。また枕も他のお星さまと違い二つ存在します。ドレッサーも全く同じものが仲良く二つ並んでいます。このことからベガ様は幼く、身分の高い家の女の子の姉妹である可能性が高いと感じています。

【プチ余談】枕の数と身分

カノープスとポラリスのベットは質素で庶民的で、枕も一つです。シリウスは一つの枕を複数の枕で支えた贅沢なホテルのような使用であり、ベガ様の枕も同様です。このことからシリウス様とベガ様はカノープス様、ポラリス様に比べて身分が高いことが分かります。

ベガ様は双子の幼い女の子である可能性が高い

先ほどベガ様は女の子の姉妹であると述べましたが、私はその中でも特にベガ様は双子の幼い姉妹である可能性が高いと私は感じています。さらにいうなれば、その正体はブルーアーの妹である可能性が高いです。具体的に考察していきます。まずブルーアーの妹とベガ様を比べてみてください。

ベガ様はブルーアーの妹である可能性

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黒執事16巻第75話「その執事、談笑」より
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黒執事16巻第75話「その執事、談笑」より

そしてベガ様のセリフがこちらです。

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黒執事25巻第122話「その執事、待望」より
このように、ベガ様とブルーアーの妹はセリフ描写が大変似ています
また年齢的にもぬいぐるみを好みそうな幼さであり、ブルーアーの妹であれば身分が高い貴族の娘であり部屋の豪華さも納得がいきます。
このことから私はベガ様の正体はブルーアーの妹である可能性が高いと感じています。

ベガ様=ブルーアーの双子の妹だった場合の疑問点
  • ブルーアーは自分の妹がお星さまであることを知っているのか

バイオレットを除いたP4メンバーはスフィア・ミュージックホールが裏で人々の血液を集めていることは新聞で暴かれるまで知りませんでした。ブルーアーの様子からしてもお星さまを特段気に掛ける様子はありませんし、ブルーアーは自分の双子の妹がお星さまであることを知らなかったのでは?と感じています。

  • 何故あえてブルーアーの妹がお星さまとなっているのか

これがこの説における最大の謎です。クリケット大会の際に描かれた双子の妹は元気そうでした。もしかすると実は坊ちゃんのように病気がちで、延命治療が必要だった…等の可能性もなくはありませんがそれは想像の域の話であり確証がありません。またこの妹たちはかなり幼く見えます。ブルーアーの家がこの双子をスフィア・ミュージックホールに預け続けることも疑問です。エリザベスのように心配すると思うのですが・・・。
となると一番納得いくのは家族公認であることです。病気を治すためにあえてスフィア・ミュージックホールに預けているのだとしたら納得出来ます。となるとブルーアーは知っていたのか・・・?しかし一体何故敢えてブルーアーの双子の妹がお星さまなのか・・?(以下堂々巡り
こちらは疑問点として提示しておきます。

ポラリス様(☆☆☆☆)A型

ポラリス(☆☆☆☆)の部屋

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ポラリス様のセリフ
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目するべき部屋のポイント

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

部屋とその他の謎

・床と机に刺さった複数本のナイフ
・「執事」というセリフ
・荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

床と机に刺さった複数本のナイフ

ポラリス様の部屋にはたくさんのナイフがあり、部屋の壁や床、物はすべてナイフで刻まれており精神的にかなり不安定なことが示唆されています。

荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

ポラリス様の部屋は異常なほど荒れています。それにも関わらずその口調はとても上品で丁寧な物腰です。ここがこのキャラクターの大変大きな矛盾点であると言えます。

「執事」というセリフ

ポラリス様だけが唯一、お星さまの中で「青き星」について確実に言及したお星さまであると言えます。それ以外のお星さまは、「青き星」について言及している可能性は高いですが主語が無いためまだ確定は出来ない状態となっています。このことからポラリス様は確実に真シエルとファントムハイヴ家に大きな執着を持っていると言えます。またポラリス様はシリウス様の執事を名乗りました。真シエルの執事とすれば、素直に受け取ればタナカとなります。
そして田中は実は真シエルが現れるまで、青の教団編において一度も登場していません。登場していなかった理由がスフィア。ミュージックホールで治療を受けていたからと考えればこの点はつじつまが合います。緑の魔女編においても、タナカの老いを強調している場面がありました。しかしこちらはまだあくまでまだ可能性の一つであると私は感じています。理由としましてはやはり部屋の荒れ具合をあげることが出来ます。田中があそこまで暴力的にものに当たる姿勢は、どうもキャラクター増から大きく離れている気がします。ではここで言う真シエルの執事を名乗るものは、田中以外だとしたら何者なのでしょうか・・?

アグニを襲ったナイフ使いとポラリス様は同一人物か?

ナイフ、と聞いて思い起こすことはやはりアグニを襲ったナイフ使いの存在です。彼?は真シエルをサポートしアグニを殺しました。この行動は「執事」としてとらえても納得がいくものとなります。ナイフ使い=ポラリス様かは、正直五分五分であると感じています。理由をまとめます。

ナイフ使いとポラリス様が同一人物であると感じる理由

・ナイフを使っている。
・壁だけでなく家具にも傷を入れるなど手口が酷似している
・「執事」というポラリス様のセリフと真シエルをサポートしたナイフ使いの行動が繋がっている。

ナイフ使いとポラリス様が別人であると感じる理由

・ナイフ使いがアグニを刺すのに使ったナイフはすべてが同じ色、形のもので統一されている
・一方ポラリス様の部屋のナイフは種類がばらばらであり、アグニ殺害に使われた同じナイフが一本も見当たらない。※ショッキングなシーンのため画像は差し控えさせていただきます。アグニの最後はぜひ単行本で見届けてあげてください(;_:)
・仮にポラリス様がタナカであった場合、知り合いのアグニを刺すことを本当にするのか疑問が残る

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黒執事26巻第128話「その執事、見証」より

予想考察:ポラリス様の正体である可能性の高い人物

・ドール
・ジョーカー

ドールの可能性につきましてはこちらにまとめましたのでよろしければご覧ください。
www.under-taker.com

今のところ、ナイフ使い=ポラリス様であることも五分五分であると感じています。

ジョーカーについてはこの記事を書いていて新たに思い浮かびました。

葬儀屋の出張という言い方はジョーカーがケルヴィン邸に赴いた時を彷彿させます。
またジョーカーの戦い方はナイフでした。そしてナイフ使いは手が手袋の為骸骨かは分かりませんでしたね。

またジョーカーは普段は京都弁ですが、ケルヴィン邸で執事をしていた時だけは執事の綺麗な話言葉でした。

なのでポラリス様が上品な言葉を使うこと。ナイフを使うこと。そしてここで言っている「執事として」が「青き星の執事」ではなく、「ケルヴィン男爵の執事として、青き星が堕ちるのは一度死んだ身としても死んでも死にきれない」という意味があるのかもしれません。

綺麗な言葉遣いにもかかわらず部屋があれている様子も、サーカス団員を皆殺しにされた行き場のない怒りと、それでも無き恩人の想いをかなえるためというはざまに揺れた結果だとしたら納得がいきます

血液を調達する要因としての実力も納得がいきます。
ジョーカーがポラリス様説についてはまた後日詳しく記事にしますね

血液は真シエルにとってのご飯

血液は真シエルにとってのご飯であることが新たに分かりました。

これは本当の意味での食事ではなく、もしかすると葬儀屋独特の言い回し表現の可能性もありますが…

真シエルにとって血液が、食事が必要なのと同じくらいの量とスパンで必要なものであることは間違いがなさそうです。

タナカの笑顔

今回、青の教団編で真シエルに仕えてからタナカさんがはじめて笑うシーンがありました。

それは、坊ちゃんにかかわるファントム社の商品を紹介するシーンでした。

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青の教団編になってからはじめて一瞬だけ笑顔を見せたタナカさん:黒執事第151話「その執事、無精」より引用

そしてそのぬいぐるみの山を「適当に処分しておけ」と言われたタナカさんはまた意味深な間を置きます。

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押し黙るタナカさん:黒執事第151話「その執事、無精」より引用

青の教団編に入ってからタナカさんに笑顔が消えたことが伏線であるのではないかと以前より当ブログでは考察してきましたが、いよいよその可能性が高くなってきました。

以下、2019年1月9日記事より引用

真シエルの執事となってから、笑顔が消えたタナカさん

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真シエルの執事となってから、笑顔が消えたタナカさん:黒執事26巻第130話「その執事、認証」より引用

笑っている坊ちゃんに仕えていた頃のタナカさん

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笑っている坊ちゃんに仕えていた頃のタナカさん:黒執事1巻第3話「その執事、最強」より引用

写真で比べてみると分かる通り、主人が変わる前後でのタナカさんの表情の差は明白です。

笑顔が消えたことの解釈

タナカさんから笑顔が消えたことについては、
いくつかの解釈が可能です。

  • エリザベスの様に、真シエルの復活と坊ちゃんの境遇が重なり安易に喜べない状況であるから
  • タナカさんは、必ずしも真シエルの存在を容認しているわけではないから

タナカさん以外にも笑顔が消えた人物

真シエルが帰還してから笑顔が消えた人物といえば、
タナカさんだけでなくエリザベスのことも挙げることが出来ます。

エリザベスも現在、
真シエルが帰ってきたとはいえ坊ちゃんの境遇と嘘を付かれていたという真実を受け表情はとても暗いです。

タナカさんもエリザベスと同じように、
ただ坊ちゃんの境遇も相まって笑顔になれないだけの可能性もまだ否定は出来ません。

しかし、タナカさんとエリザベスには一つ大きな違いがあります。

それは事前に坊ちゃんが本物のシエルでないと知っていたか否かという点です。

タナカさんは、坊ちゃんが本当はシエルではない事を事前に知っていました。

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真シエルではないと知っていたと言うタナカさん:黒執事26巻第130話「その執事、認証」より引用

エリザベスはこの真実を知りませんでしたが、
タナカさんは知っていました。

これは大きな違いとして挙げられる点です。

つまり、タナカさんは
坊ちゃんが真シエルではないことを知っていながら、それを受け入れ笑顔で給仕していたことになります。

以上のことから、
私はタナカさんのこの表情の違いには
現状を受けてだけではなく、もう少し深い伏線的意味合いがあるのではないかな?と感じています。

タナカさんの本心考察

これらの違いを踏まえ、
タナカさんの現在の心境を考察していきたいと思います。

笑顔のあるなしの他にも、タナカさんの心境を考察できそうなシーンがいくつか本編には存在します。

坊ちゃんの生還を喜んだタナカさん

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坊ちゃんの生還を涙を流して喜ぶタナカさん:黒執事13巻第62話「その執事、成長」より引用

タナカさんは坊ちゃんの生還を涙を流して喜んでいました。

私はどうもこの田中さんの涙が偽物のようには見えませんでした。

タナカさんが、いつ坊ちゃんが真シエルではないと気付いたのかも重要ですが、この病院で会った時点で直ぐに気付いた可能性が高いと私は考えています。

というのも、坊ちゃんがタナカさんに「じいやも犯人を見ていないのか」と言った後に意味深な間を開けているからです。

以前より当ブログで考察している通り、あのファントムハイヴ家襲撃事件当日に、田中さんが交戦していた相手は真シエルである可能性があります。

また犯人と交戦していたにもかかわらず田中さんが「犯人を見ていない」と主張するのは明らかに嘘であり、何かを坊ちゃんに隠している可能性があります。

まだこれは確定は出来ませんが、
タナカさんが犯人を見ていないと嘘をつく理由として、襲撃事件でタナカさんが後ろから刺される直前に発した

「シエル様は…貴方様には酷すぎ…!」

と言うセリフが関わってきていたとすれば納得がいく気がしています。

タナカさんがあの日交戦していたのは真シエルであったと仮定します。

・真シエルが襲撃事件に加担しており、それが要因となりヴィンセントとレイチェルは命を落としたこと

・敵として真シエルがタナカに襲い掛かってきたことを「残酷すぎる事実」ととらえた

・真シエルと対戦中だったからこそ、向こうから走ってきた双子が坊ちゃんだと直ぐに分かった

・真シエルが自分に向かってきている様を坊ちゃんに見せたくなくて「こちらに来てはいけません!」と言った

・シエル様は…と言うと、坊ちゃんに酷な事実を突きつけてしまうことになるため、貴方様には酷すぎと言い直した

・また事件後病院で再開した際、「じいやも犯人を見ていないのか」と言ったことから、タナカさんは生還した坊ちゃんが真シエルではないと確信できた可能性がある

何故タナカさんは真シエル側についたのか?

では何故タナカさんは真シエル側についたのでしょうか?

それはタナカさんが真シエルからの同じ疑問に答えた、この回答に含まれている可能性があります。

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先々代から仕えていたと発言するタナカ:黒執事第145話「その執事、護送」より引用

ここでタナカさんが言う「ファントムハイヴに使える身」という点が、曖昧でありながら非常に重要な可能性があります。

タナカさんは、双子を長男次男で判断しておらず、「ファントムハイヴ」として包括している可能性があります。

これは田中さんと葬儀屋(アンダーテイカー)の共通項と言える点かもしれません。

この二人は、双子を差別しておらず「守るべきファントムハイヴ」と言うものが先祖(クローディア・ファントムハイヴ)の血縁者を意味している可能性が高いです。

クローディアの血縁者は、彼らの中では平等になっているかもしれません。

実際、クローディアの血を引いていない双子の母レイチェルは、葬儀屋の話や、田中さんの話の中で帆丼できません。

「お父さんみたいに焼けてしまったら蘇生できない」「旦那様をお守りできず申し訳ありませんでした」

などなど…


母は?

かなり空気です。

勿論当時の社会的な背景から、当主であったヴィンセントとの差別として描かれているだけの可能性もありますが、葬儀屋とクローディアの関係性などを考えてみると、クローディアの血を守ること=ファントムハイヴ家を守る担っている可能性は少なくないのではと感じています。

もしタナカさんの考えが上記の物だった場合、

今の双子の立場を比べてみて、どちらが執事を欲しているかという観点で付く主を決めた可能性があります。

現在、追われている立場とはいえ坊ちゃんには追いかけてくれる使用人と執事セバスチャンがそばにいます。

それに比べ、真シエルのそばには葬儀屋はいますが執事はいません。

葬儀屋に一流の執事をしろといってもそれが出来ないのは明らかです(たしかいつぞやのイベントで執事をやろうとして墓参りをしてセバスチャンにペケを喰らっていたような気がします…www)

そのことから、
執事を欲しているファントムハイヴは真シエルの方だと判断し、その執事道に従いタナカさんは行動した可能性があります。

タナカさんは長男次男の良し悪しで判断してほしくないなと言う願望も含んでいますが・・・・

疑問点:タナカさんの執事道

先程言及したタナカさんの執事道について補足します。
タナカさんは過去にこのように発言していました。

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執事を語るタナカさん:黒執事19巻第91話「その執事、変更」より引用

タナカさんは坊ちゃんが当主だった際、一度も紅茶を淹れたことがありませんでした。

これは坊ちゃんの執事はあくまでセバスチャンだからと割り切っていた可能性もあります。

しかし、もしかすると真の当主である真シエルの執事としての立ち振る舞いだったとも意地悪な目線で見れば考える事が可能です。

まだまだ本心がどちらなのかは確定が難しいですが、私はこのような暗い理由ではなく、先程言及した「ファントムハイヴの血縁を大事にする」と言う意図であって欲しいと願ってやみません

まとめ

今回はタナカさんについて考察しました。

タナカさんは黒幕説が有ったり、人外説があったり、本当に謎深いキャラクターです。

あの人外が関わったファントムハイヴ家襲撃事件から生還したことを踏まえると、人外である可能性は比較的高いのではないかなとは思いますが「じゃあ具体的にナニ?」と考えるとまだまだ確証には至れない状態です。

青の教団編の時何をしていたのか?
タナカさんも輸血を受けていないのか?
ひょっとしてお星さまの中の一人なのではないか?

まだまだ謎だらけです。

しかし、今回の生地で言及した通り、
真シエルと坊ちゃんとそれぞれに仕えていた際、タナカさんの表情に明確な差があるのは事実です。

このことから、私はタナカさんも葬儀屋同様、双子を長男次男で差別せず、包括的にファントムハイヴとして大切にしてるキャラクタ―なのではないかと願ってやみません。

純粋ゆえにブレない想いの意味

第151話のラストに、
「純粋ゆえにブレない想い」という言葉が添えられました。

これは真シエルを指しています。
ですがこの時の真シエルは坊っちゃんのビターラビットを処分しておけといった直後でした。

恐らくこれは、真シエルがやり方は間違っているものの、目的は弟と一緒にいつまでもいたいという希望から行動していることを表しているのではないかなと感じました。

狂気的ですがその思いは危害を加えようというものではなく愛からくるものであることは間違いありません。

私は葬儀屋が何故自分の息子(かもしれない)ヴィンセントの仇(かもしれない)こんな危険な真シエルを救ったのかがいまいち説明しきれていなかったのですが、やはりこの間違ってはいるものの根っこにある純真さ、そしてなによりクローディアが残した自分への置き土産という理由からどうしても葬儀屋はこの真シエルへの愛を無くすことが出来なかったのかな?と感じました。

疑問の残る伏線

「父の代から」という真シエル

今回フランシスに葬儀屋を紹介するにあたり、真シエルは「父の代から」と説明しました。

これは間違いであることが、葬儀屋が先々代のクローディア・ファントムハイヴの遺髪入れを持っていることから明らかとなります。

これは真シエルが混乱を防ぐため敢えて「父の代から」と言っているのか。それとも本当に葬儀屋は真シエルに「父の代からの付き合いだ」と説明したのか。これが疑問として残ります。

もし葬儀屋が真シエルにもクローディアとの関りを言っていなかったとしたら面白いですね。

ただ、セバスチャンが葬儀屋に「なぜそこまでファントムハイヴ家に拘るのか」と問いかけたとき「お前には関係ない話だ」と葬儀屋ではなく真シエルが答えていることから、真シエルが葬儀屋とクローディアの真実を聞かされている可能性はまだ確証は持てない五分五分の可能性であると感じています。

フランシスの生まれた頃について言及する葬儀屋

今回初めてフランシスと葬儀屋の会話シーンが描かれました。

二人が同じコマの中に描かれたのは、ヴィンセントと葬儀屋が共にいた、ケルヴィン男爵の回想シーン以来です。

二人の年齢はパッと見ると近いようにも感じますが、
「お前は外見が何も変わらないな」というフランシスに対し、葬儀屋は「君もかわらないよ。小生にとっては生まれたころと大差ないさ」と意味深な回答をします。

・・・ここまで匂わせちゃってだいじょうぶか!?

流石に普通の人間の時系列的に考えれば、あの年の葬儀屋が生まれたばかりのフランシスを知っているのは無理があることはわかってしまうような気がします。

それともフランシスは葬儀屋の正体に何となく目星がついているのでしょうか?さっぱりわかりません。

ただ、フランシスは寄宿学校編で青の奇跡について説明されるシーンで、ヴィンセントが何か不正を働いたことを知っているような意味深な表情を浮かべていました。
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これは根拠のない妄想ですが、
坊ちゃんがセバスチャンを使ったように、この時ヴィンセントが葬儀屋に何らかの協力を打診していて、その一部始終をフランシスが知っていたのだとしたら面白いですね。

なにせ葬儀屋はウェストン校の校長なのですから。

臨時講師が一回目とは、寄宿学校編では語られてはいませんでした。

もし葬儀屋がウェストン校で校長をするのが二回目だったとしたら…とても面白いなと感じます

フランシスと葬儀屋に血縁関係はあるのか

ヴィンセントと葬儀屋がもし親子だった場合、フランシスとも血縁関係がある可能性があります。

この可能性は、まだ五分五分です。

この考察については下記記事ですでに考察済みですので良ければ見てみてください!

以下、2018年5月19日記事より引用

フランシス・ミッドフォードは葬儀屋の子供なのか

これは非常に難しい問題です。

葬儀屋の子供ではないと思う理由
  • 寄宿学校編の際、葬儀屋は坊ちゃんに夢中でエドワードには無関心だった
  • 豪華客船編でも、葬儀屋がミッドフォード家を顧みる様子が全くなかった
  • cedric K rosが愛人であった場合、二回も子供を作るか・・?という素朴な疑問
葬儀屋の子供だと思う理由
  • フランシスの髪の色が葬儀屋に似たプラチナのストレート
  • フランシスの「人とは思えぬ強さ」は葬儀屋の強力さを彷彿とさせる
  • エリザベスの目が緑
  • エリザベスはグレルを認識した
  • エドワードは努力の天才である


当ブログははじめ、フランシスの名前がこの家系図(クローディアと葬儀屋の間)に含まれていないことから、
フランシスは正式な夫の連れ子もしくは正式な夫とクローディアの間の子ではないかと予想していました。

しかし、枢先生によってフランシスとヴィンセントは血のつながった兄弟であることがTwitterで明らかにされました。
この死神の家系図は複数パターンあるらしく、結婚で家を出たりすると名前が除名されることがあるそうです。

しかし私はまだこれに関しても少し疑問を感じています。
ヴィンセントとフランシスの間に血縁関係が無くとも、片親(クローディア)さえ共通していれば二人を戸籍上「腹ちがいの兄妹」として誤魔化すことも可能であるからです。


フランシスとリジーの人とは思えぬほどの強さは、葬儀屋を彷彿とさせます。
リジーの瞳の色も気になりますが、死神の黄緑の燐光は、死後遺体を焼く際に燐が付着したものなので、遺伝するかは正直疑問が残ります。

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人とは思えない強さのフランシス:黒執事3巻第14話「その執事、狩猟」より引用
枢先生により、「黒執事のキャラクターは女の子が父親似で、男の子が母親似という設定がある」と明らかにされています。


これにのっとるとcedric K rosに似ているキャラは、娘のフランシスと、孫のエドワードとなります。
フランシス叔母さまはともかく、エドワードって似てるの?という意見があるかもしれません。

しかし実はエドワードは「努力の天才」として描かれています。

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エドワードは努力の天才:黒執事16巻第77話「その執事、演奏」より引用

葬儀屋も実は努力の天才です。
現役時代の「淡々と、坦々と。」というセリフからはストイックな真面目さを感じますし、何より死者蘇生の研究や豪華客船の乗客と同数の遺体を蘇生させるなど、その姿勢と実績は努力の天才としか言いようがありません。

このように、葬儀屋とミッドフォード家に血縁関係があるのかは今はまだ判断が難しい状況です。

cedric K rosが本当の夫であり、クローディアが未亡人として女伯爵となっていたとしたら、
ヴィンセントフランシス共に葬儀屋と血が繋がっている可能性もあります。しかしそうなると寄宿学校編でのエドワードへの無関心さが気になります。

私はフランシスたちとはやはり血が繋がっていないのではと感じてしまいます。
愛人の立場でありながら二人も子供を作るか・・・?という素朴な疑問も大きいです。

引用源:
【考察】『黒執事』葬儀屋(アンダーテイカ―)の本名と正体/ヴィンセント・ファントムハイブは葬儀屋の息子か? - 黒執事考察ブログ

www.under-taker.com

しかし余談ですが、
今回の第151話で描かれた二人の並び正面からの姿ですが、
顎の形や顔の形、鼻、口の形、そして髪色など、どうしてもやはり似ているなあと感じる点は多々ありました。

ただ葬儀屋は結構感情を隠して演技することが苦手なキャラクターな気が個人的にしています。

ヴィンセントを思ってすぐ泣いてしまうくらいなので、
もしフランシスが久々に会った葬儀屋の実の娘だったとしたらもうちょっときょどりそうというか・・・・笑

逆に今回の対応が演技だとしたら葬儀屋大したものです

なので何となくフランシスはやはり葬儀屋とクローディアの子ではなく、クローディアと本当の貴族の夫との間の子だったりしないかな、という方に現在のヒント段階ではまだ流れています。

・・・・ですがエドワード、フランシス、エリザベスそれぞれの内面的特徴に現役死神時代(生前の葬儀屋に近いか?)の特徴が見えることも事実です。

血縁関係もまだ否定しきれないのが正直なところです。

本当に、真実は葬儀屋が青髪フェチだから、とかいうオチだったらどうしようなんて最近おふざけですが思っちゃったりします笑

何故坊ちゃんは継承権があるにもかかわらずシエルを偽ったのか

こちらが最も重要な伏線です。

何故坊ちゃんは敢えてシエルを名乗る必要があったのか。

初め、坊ちゃんは契約時に「シエルが続けられなかった人生を、僕がシエルになることで続けさせる」という自己犠牲とも取れる献身的な気持ちからシエルを名乗ることを覚悟したことが描かれていました。

しかし、この主張は緑の魔女編で完全に逆転しており、坊ちゃんの中でシエルという名前は悪しき名となります。

この理由に、私は真シエルの歪んだ愛情と、その愛情故にファントムハイヴ家襲撃事件の手引きを真シエルがしていたという事実を坊ちゃんがセバスチャンに聞かされたことにあるのではないかと考えています。

セバスチャンがそれを敢えて坊ちゃんに伝える理由としては、坊ちゃんを絶望させてより魂を美味しくするためかなと感じました。

坊ちゃんはシエルのためにシエルを継ぐと決めた建前上、この悪魔の想いのままになることを避けるために途中でシエルを名乗る理由を変えた可能性があります。

そしてこれを知っているということは坊ちゃんはファントムハイヴ家襲撃事件の犯人に葬儀屋、タナカ、真シエル同様ある程度分かっている可能性さえあります。だからこそ、もう死んでいる真シエルが犯人の一角を担っていると分かったことから坊ちゃんは悪魔に達成できない目標として「復讐」を与えたのかもしれません。だから真シエルが現れたことで恐れが出たという節もあるかもしれませんね。

まとめ

最近推しの葬儀屋さんの登場シーンが多いのはすごく嬉しいのですが、こうして元気な姿を見れるのはいったいいつまでなんだろうと戦々恐々しています

一コマ一コマをかみしめていきたい‥‥

いよいよ葬儀屋が明るみに出始めたことで、以前の葬儀屋レベルのミステリアスキャラポジションにタナカさんが割り当て始められてきたような気がします。

このタナカさんが何者なのか、
ファントムハイブ家とどのような関りが過去にあるのかは、恐らく葬儀屋さんの今回の一件、(最悪葬儀屋さんが死んだあと)にならないと明らかにならない問題であるような気もしなくもなくもありません。

あああ…推しにはずっと笑っていて欲しいです‥‥

葬儀屋さんが役目を終えたら死にたがっていることは何となく察してしまいます。(間違いだったら土下座します)

もし推しにとっての救いが推し自身の死だった場合、ファンはどうやって覚悟を決めたらいいんですか‥‥

推しをリアルタイムで看取ったことがある方どうか教えてください‥‥

餅月