黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!枢先生の「嘘という名の伏線」に騙されないように頑張ってる人が管理人。葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログです

【考察】坊っちゃんと真シエルの関係性/チェスの駒の役回りから見える二人の本当の関係性とは

こんにちは!餅月です。
今回はTwitterのフォロワー様の六花さんからとても面白い考察をお教えいただいたので紹介記事を書かせていただこうと思います!(^^)!
※掲載許可済みです

今回の考察は
緑の魔女編での回想シーンです。

回想シーンの中で坊ちゃんは真シエルとチェス盤の上で会話をしている様子が描かれます。

非常に幻想的なシーンですが、
実はこのシーンの双子それぞれのチェス盤の上でのコマの役割を見ると非常に面白いものが見えてきます。

まず双子のそれぞれの陣営を見てみましょう。

「白のキング・真シエルVS黒のキング・坊ちゃん」の戦い

双子の陣営

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対峙する真シエルと坊ちゃん:黒執事20巻第93話「その執事、下降」より引用

まず双子の陣営を見てみると
真シエルが白い駒、坊ちゃんが黒い駒を操っていることが分かります。

「黒のキング」坊ちゃん

坊っちゃんは黒のキングであることが分かります。

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黒のキングである坊ちゃん:黒執事20巻第93話「その執事、下降」より引用
チェスは相手のキングを追い詰める(チェックメイトする)ゲームです。

キングはいわばプレイヤーの分身。
チェスの中で最も大切な駒であると言えます。

「白のキング」真シエル

絵の記載はありませんが、
白のキングは真シエルであると考えることが自然のように感じます。

それでは真シエルと坊ちゃんのゲームの構成を見ていきましょう。

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黒執事20巻第93話「その執事、下降」より引用

「キング」の動きをする真シエル

チェスにおいてキングは斜めに一コマずつ動くことができるというルールがあります。

上記の写真の一コマ目のポンポンと跳ねるような真シエルの動きは、キング特有の動きをしている事が分かります。

「黒(坊っちゃん)のナイト=セバスチャン」の前に立つ真シエル

真シエル(キング)は黒のナイトの前に立ちます。

これは非常に限定的な状態であることが分かります。

一般的なチェスとしては、
キングが敵の駒と近いことはピンチであることが多いのです。しかしこの時真シエルは、自ら坊っちゃんのナイト(セバスチャン)に近寄っていることが分かります。

ゲームとしてはあまりない状態ですが、これは真シエルの自信と坊っちゃんへの煽りを表している可能性があります。

その他の駒の登場人物

その他にもチェス盤の上には駒が登場します。
それぞれの人物が表されている意味を見てみましょう。

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チェスの駒があらわす登場人物たち:黒執事20巻第93話「その執事、下降」より引用

真シエル側(白い駒)

騎士:ナイト(葬儀屋アンダーテイカー)
駒の役目:トリッキーな動きをすることが特徴

歩兵:ポーン(ドール)
駒の役目:弱い駒だが大きな力を秘める。

聖職者:ビショップ(ジョーカー)
駒の役目:複雑な密集地帯でも動ける。

女王:クイーン(ヴィクトリア女王)
駒の役目:最強の駒

坊っちゃん側(黒い駒)

騎士:ナイト(セバスチャン)
駒の役目:トリッキーな動きをすることが特徴

歩兵:ポーン(マダム・レッド)
駒の役目:弱い駒だが大きな力を秘める。

戦車:ルーク(ヴィンセント・ファントムハイヴ)
駒の役目:クィーンの次に強力

真シエルの側に控える「女王」の駒

特に駒の中で最も注目すべきはクイーンの存在です。
「クィーン」は恐らくヴィクトリア女王のことを指しています。

チェスでのクイーンはいわば最強の駒です。

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真シエルの方に見えるクイーンの存在:黒執事20巻第93話「その執事、下降」より引用


ここで重要な点は、クイーンの駒が真シエル側にしか見えないという点です。

坊っちゃんサイドには見える範囲にはクイーンが描かれていません。
チェス的に考えれば、坊ちゃんは真シエルによってクイーンを取られてしまったのかもしれません。

見えていない箇所に控えている可能性も否めませんが、敢えて真シエル側のみにクイーンを配置していることは大きな伏線である可能性があります。

女王と真シエル

当ブログでは、
ファントムハイヴ家襲撃事件は女王と死神派遣協会、そして真シエルによって起こされたものなのではないかと考察していました。

襲撃事件には人外の力が働いていたことはほぼ確定しています。
(双子を助けようとしていた葬儀屋を邪魔できるほどの力が働いていたことも同じ人外(死神派遣協会)による妨害の可能性があります。)

特に女王は、死神派遣協会によって死の審査を免れた世界に有益とみなされた人物である可能性が高く、死神を通じ悪魔や人外の存在をすでに知っている可能性が高いです。

坊ちゃんがセバスチャンと初めて会ったサバトのシーンでも、一人冷静に悪魔を見つめる明らかに怪しい人影がいました。

この人影の存在は女王の馬蹄ジョン・ブラウン(死神)である可能性が高いです。

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ただ一人冷静な謎のフードの男:黒執事27巻第137話「その執事、折衝」より引用

詳しくは下記記事にまとめてあります!
www.under-taker.com
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www.under-taker.com
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二人の衣装

少し余談ですが、ここでの二人の衣装も伏線でした。
黒執事27巻第135話「その執事、献上」にて、悪意ある大人たちに着せられた「仔羊(悪魔へのいけにえという名前の、単なる大人たちの戯れ快楽道具)」としての衣装でした。

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悪魔の生贄の際の衣装:黒執事27巻第135話「その執事、献上」より引用
実の家族である真シエルと対話する夢であるにもかかわらず、坊ちゃんはこんなトラウマの衣装を思い起こしてしまったようです。
何か違和感が残りますね。

真シエルは坊っちゃんにとってトラウマと関連付けてしまうような存在なのでしょうか?

特に今回のチェスのシーンで、真シエルは坊ちゃんのことを時に擁護し、時に攻め立てるような不可解な発言をしています。

双子の本当の関係性は、もしかすると双子が演じるチェス盤上での役割に表されているのかもしれません。

まとめ

今回は、真シエルと坊ちゃんのチェスの上での役割を考察してみました。

一見坊っちゃんを思いやるようなそぶりさえ見せていた真シエルですが、やはり双子のチェス盤上の関係性を見るとどちらかというと敵対関係の方をより強く感じました。

特に真シエルの方にジョーカードールがいることが意味深ですね。

サーカス編は死神による審査がすべて描かれていないので、キャラクターの生死についても謎が多く残る章です。

あの日ファントムハイヴ邸を襲ったサーカス団員は間違いなく死んだでしょうが、ケルヴィン邸にいたケルヴィン、ジョーカー、ドールは死んだ確証がありません。

ケルヴィン邸にはウィルとロナルド・ノックスが魂の回収に来ていましたが、あの日外には葬儀屋(アンダーテイカー)がいました。

特にドールは屋敷の外で死んだため恐らく遺体が燃えていません。

葬儀屋が本気を出せば、もしかすると炎の中からケルヴィンとジョーカーの遺体さえ回収してしまっているかもしれません。

何故真シエルの駒としてジョーカーとドールがいるのか。

これは非常に興味深いです。彼らはもしかすると葬儀屋に蘇生され、真シエルの元にいるのかもしれません。

特にドールは

・ファントムハイヴ社を通じたキャンディーという共通点
・武器がナイフ
・戦闘方法が不明
・最初男だと思わせて実は女だった

当、アグニを殺したナイフ使いと一致する点が数多くあります。

www.under-taker.com
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もしビザールドール化したドールだとしたら、アグニと渡り合える能力を持っていたのも納得がいきます。

しかし、アグニに比べ身長がかなり大きかったため、もしかするとナイフ使いの正体はドールではなくジョーカーの可能性もあるかもしれません。

ジョーカーはよく京都弁を話していましたが、ケルヴィンと話す際は丁寧な言葉遣いをしていたため「あとは私が」というナイフ使いのセリフも違和感が残りません。

またジョーカーもドール同様武器がナイフであったことも挙げられます。

非常に興味深いです。


なかでも女王が真シエル側にしかいない事実に私は少し興奮しました。

実際、女王は坊ちゃんのことを「シエル」と呼んだことが一度もありません。

女王は坊ちゃんがシエルでないことを知っていた可能性が高いと私は考えています。

もしかすると黒執事はずっと女王と死神派遣協会の手のひらの上で踊らされている話なのかもしれません。

少し長くなりましたが今日はここまで・・・!

ナイフ使いとジョーカー、ドールの考察はまた近いうちに別記事で上げようと思います(#^^#)

餅月