黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【考察】アグニの背中に刺さるナイフの本数がサーカス編の犠牲者数と一致

こんにちは!餅月です。
今日はコメント欄にて大変面白い考察を頂きましたのでご紹介したいと思います。
Noel.R様ご助言ありがとうございます(#^^#)

※追記2020年6月14日
こちらの考察では触れていませんが、アグニを殺したナイフ使いの正体として、新たにジョーカー説が出てきました!
現在はジョーカーの可能性が高いのではと感じています。
詳しくはこちらの記事で纏めています!
www.under-taker.com

アグニの背中に刺さった7本のナイフ

アグニは謎のナイフ使いによって背中にナイフをめった刺しにされて死亡しました。
このアグニの背中に刺さっているナイフのが伏線である可能性があります。

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黒執事26巻第127話「その執事、讃称」より
ああ・・・この画像はいつまでたっても慣れません・・・・
是非原作の中で読んでいただきたいと思う衝撃的なコマは考察で必要としない限りなるべく上げないようにしているのですが・・・。

ここでアグニの背中に刺さっているナイフは全部で7本です。
これはサーカス編の主要な犠牲者の数と一致しています。
Noel.R様から、これはアグニを殺した謎のナイフ使いの正体がドールであることの裏付けではないかとご意見を頂きました。
サーカス編の主要メンバ―を確認してみましょう。

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黒執事7巻第29話「その執事、醜行」より

・ビースト
・ジャンボ
・ピーター
・ウェンディ
・ダガー
・ドール
※ジョーカー(外出中)

先生とケルヴィン男爵は除外し、特に団結の強かった一軍メンバーで計算しています。

以上からサーカス編の主要メンバーの中で亡くなったのはドールを含め7人となります。
しかしこの中に、実はスネークが存在していません。

その理由としてスネークがまだ存命している事をあげられます。また彼はファントムハイヴのフットマンとして豪華客船編でも社交界の中で目立っていました。もしこのナイフ使いが本当にドールであった場合、おそらくスネークが生きていることを知るのはそう難しくない気がします。

ナイフ使いの正体候補

アグニを襲ったナイフ使いの正体は未だに確定に至っていません。今上がっている候補人物をまとめてみます

  • ドール(ビザールドール化済み)
  • ポラリス様(シリウス様(真シエル)の執事)
  • タナカ説
  • エリザベス
  • ジョン・ブラウン

以上が今出ているナイフ使いの正体候補です。
順に考察していきます

ドール説

ナイフ使いの正体だと感じる点

  • ドールのみ死んだとき屋外にいた(遺体が燃えていない)
  • サーカス編のラストでケルヴィン邸の傍に葬儀屋(アンダーテイカー)が来ていた(遺体の回収、死者蘇生が可能)
  • 坊っちゃんとのやり取りで「ファントムハイヴ社のキャンディ」が何度もキーワードとして登場
  • ナイフ使いが残した「おなかの中のキャンディ盗ったのだあれ?」は真シエルとドール、それぞれが異なる意味を込めたダブルミーニングだった可能性
  • ドールのみサーカス団員の中で戦闘方法が不明
  • 坊っちゃんにラストで襲い掛かった際、使った凶器がナイフである
  • ドールはもともとそんなに戦闘能力が高くなかった

→寄宿学校編でビザールドール化されたアガレス先生はセバスチャンを食い止めるほどの力を持っていたため、もしドールがビザールドール化されていた場合、セバスチャンと同等の力を持つアグニに負けなかったことはつじつまが通る。

疑問が残る点

  • アグニとナイフ使いはそこまで身長差が無い。→ドールが犯人だとしたら背が大きすぎると感じる

ポラリス様説、タナカ説

※この二人は同一人物である可能性があるため、まとめて考察します。またポラリス様=ドールである可能性もあると思います。

ナイフ使いの正体だと感じる点

  • ポラリス様の部屋の壁の傷がナイフ使いが坊ちゃんの部屋に残した傷と酷似している
  • ポラリス様の部屋にナイフが複数存在している
  • 部屋の荒れ具合にもかかわらず話し言葉は穏やかで真シエルの執事を自称している
  • あの日タウンハウスを訪れた真シエルをポラリス様がサポートしてアグニを襲撃した可能性
  • タナカが、真シエルが登場するまで青の教団編では一度も登場していない→ミュージックホールでポラリス様として延命治療を受けていた・・?

エリザベス説

ナイフ使いの正体だと感じる点

  • 天才的な強さ(アグニに勝てる可能性がある)
  • 現在真シエル(シリウス様)の側にいるため近くでサポートが可能

疑問が残る点

  • ドール同様、アグニとナイフ使いはそこまで身長差が無い為、リジーが犯人だとしたら背が大きすぎると感じる

ジョン・ブラウン説

ナイフ使いの正体だと感じる点

  • 身長的にぴったり合う
  • おそらく人外であるため、アグニに勝てるほど強くてもおかしく無い
  • 「あとは私が」という口調が、ジョンの口調ととらえても違和感が無い

疑問が残る点

  • 何故真シエルを補佐するのか
  • 葬儀屋は女王を嫌っているため、女王の馬蹄が真シエルの側で力を貸す構図には今の時点では違和感が残る

まとめ

以上が私の考えているナイフ使いの正体候補です
やはりこのように上げてみると、今の段階ではドールの可能性が一番高いかな?と感じています

寄宿学校編でビザールドール化されたアガレス先生がセバスチャンと同等の力を持っていたので、アグニの「なんという力・・・!」というセリフは納得がいきます。
セバスチャンは「アグニさんは普通の人間が束になってかかったところで負けると思いません」と言っていることから、そのアグニが相手の力に驚いたということはナイフ使いは人外レベルの力を持っていたとみてほぼ間違いがないでしょう。

となると黒執事の中に出てくる人外は「死神」「悪魔」そして「ビザールドール」です。
んーーー、やはり私はナイフ使いの正体はビザールドール化したドールな気がします。もしドール=ナイフ使いであったとしたら、「男と思わせておいて実は女だった」という登場の仕方も一致することになります。身長問題さえなければほぼ 確実だと思うのですが・・・ドールって坊ちゃんと同じくらいの大きさでしたよね?

おまけメモ( ..)φ:いろいろな謎の人物正体考察まとめ

ナイフ使いの正体→ドール
サバトにいたフードの男の正体→ジョン・ブラウン
ポラリス様→タナカ
シリウス様→真シエル
ベガ様→ブルーアーの双子の妹
カノープス様→謎(パトリック・フェルペス←密室殺人事件編で死んだカンパニア号の造船会社ブルースターライン社の御曹司。ブルースターライン社がアウローラ学会に蘇生を頼み、金銭的援助をしていたとするとVIPとしてお星さまになっていた可能性もある、か?)


ナイフ使いとポラリス様は同じ人ではとはじめ思っていましたが、もしかするとここはドールとタナカさん、とそれぞれ別人であると考えたほうが正しいのかもしれません。
その方がこんがらがらず筋が通るような気がします。

さて、今回の考察で私の中ではナイフ使いの正体がドールである可能性をさらに強く感じました。もしドールであったとしたら、今ファントムハイヴ邸では坊ちゃんの目の前にスネークがいます。
つまりここでドールが登場すれば、スネークに本当は坊ちゃんがサーカス団員を皆殺しにしていたという真実がバレることになるのです。
かわいそうですがこっちの方が伏線回収的にはスマートかな・・・?と感じます。坊ちゃん一体どこまで追い詰められてしまうのオオ・・・;O;

あまりにも多くの人に坊ちゃんの嘘が暴かれるのは間違いありません。隠蔽するにしてもちょっと目撃者が多すぎますよね。
一体坊っちゃんは青の教団編後どうなってしまうのでしょうか・・・伯爵としてこの屋敷に居続けることはできるのでしょうか?

これからも見守っていきたいと思います。

餅月