黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【考察】黒執事15周年記念メインヴィジュアルには、2つの超重要な伏線が隠されている可能性について/黒執事におけるチェスの重要性/葬儀屋(アンダーテイカー)死亡説と、女王黒幕説について

こんにちは!餅月です。
今日は黒執事15周年記念メインヴィジュアルに隠された伏線について考察していきたいと思います。

ブログランキング
沢山の応援ありがとうございます!
よければクリック↓で引き続き応援お願いします🦴!


黒執事15周年記念メインヴィジュアル

15周年という節目を飾ったこの美しいメインヴィジュアルですが、
この絵の中には今後の黒執事の根幹に関わるとんでもなく重要な2つの伏線が隠されている可能性があります。

黒執事15周年メインヴィジュアル

今年15周年を迎えた黒執事。

重要なのはキャラクターではなく、背景のチェス駒である可能性

さてこの美麗すぎるメインヴィジュアル。
坊ちゃんの足元のレースさえオリジナルデザインという拘り様から、つい服と中央のキャラクターに目がいきがちですが
伏線として重要なのはむしろ背後のチェス駒の方である可能性があります。

そしてこの伏線を紐解いてみると、
このメインヴィジュアルには下記2つの超重要な伏線が隠されている可能性があります。

葬儀屋(アンダーテイカー)が将来、死亡する事を示唆する伏線
ヴィクトリア女王が坊ちゃんの敵であり、黒執事における黒幕であることを示唆する伏線

どちらの伏線も、この文字を見ただけでグラリときてしまいそうなほどショッキングな内容ではないでしょうか。
今回はこちらの二点について考察を深めていきたいと思います。

余談:ショックすぎてこの考察を私は一度記憶から消していたらしい

ちなみにですが、この考察についてツイートをしたのは2022年5月17日です。
「推しが死ぬかもしれない」と5年位前から言い続けてきたものの、いざ「推しの死亡伏線が本格的に張られたかもしれない」という事実に耐え切れず、気づいてすぐ同じ葬儀屋ファンである友達にラインしたのですが…。なんとこんな答えが返ってきました。

「その考察、原画展見に行った時もちさん私に言ってたよ?」


マジか??
私、ショックすぎて今の今まで記憶から消していたみたいです

※ちなみに女王の方の伏線については覚えていて、今回はその記事を描こうとして絵を見直したときに再びこの推しの伏線に気付いて叫ぶという流れを1人で繰り返していました。
こんな重要なことなのに、この事実に気付いたことすら本気で忘れていました。

「人間大きなショックを受けると記憶から意図的に消すことがある」とは聞いたことはありますが…。正直「そんなこと出来るわけないだろー」と信じてなかったのですがどうやら本当みたいです‥わあびっくり。

さてそんな訳で記憶から消してしまっていた為今更の更新となってしまいましたが、
15周年記念メインヴィジュアルの絵の考察をしていきたいと思います!

緑の魔女編のチェス駒

今回の伏線を考察していく上で重要なのはチェス駒です。
今回のメインヴィジュアルにもチェス駒が描かれていますが、同じチェス駒が緑の魔女編にも登場しています。

緑の魔女編では身体にサリンを浴びたショックから坊ちゃんが一時的に幼児帰りしてしまい妄想の世界に引きこもってしまう描写がありました。
その時見た夢の中で、坊ちゃんはチェス盤の上で兄シエルと会話をします。

以前当ブログでも考察をさせて頂きましたが、
このシーンでは双子以外のキャラクターもチェス盤の上に駒として登場します。
そしてその駒それぞれに意味合い、立ち位置には今後の黒執事の物語に関わる重要な伏線的意味合いが含まれている可能性があります。

今回のメインヴィジュアルを考察していく上でも、ここが最も重要なポイントとなってきます。
緑の魔女編でのチェス駒についての考察は下記記事で詳しく言及していますが、今回はこの記事から重要な部分を一部抜粋しながら更に考察を掘り進めていきたいと思います。
www.under-taker.com

黒執事におけるチェス駒の役割

まず初めに、緑の魔女編内で描かれたチェス駒がそれぞれどのキャラクターを表していたかを再確認していきたいと思います。
また、今回のメインヴィジュアルで描かれているチェス駒はこの時登場したチェス駒とデザインが完全に一致していることから、今回のメインヴィジュアルで描かれているチェス駒も、緑の魔女編で描かれたキャラと同じ意味合いとして描かれていると仮定した上で考察を進めていきたいと思います。

チェスの駒があらわす登場人物たち:黒執事20巻第93話「その執事、下降」より引用

兄シエル側(白い駒)

騎士:ナイト(葬儀屋アンダーテイカー)
駒の役目:トリッキーな動きをすることが特徴

歩兵:ポーン(ドール)
駒の役目:弱い駒だが大きな力を秘める。

聖職者:ビショップ(ジョーカー)
駒の役目:複雑な密集地帯でも動ける。

女王:クイーン(ヴィクトリア女王)
駒の役目:最強の駒

坊っちゃん側(黒い駒)

騎士:ナイト(セバスチャン)
駒の役目:トリッキーな動きをすることが特徴

歩兵:ポーン(マダム・レッド)
駒の役目:弱い駒だが大きな力を秘める。

戦車:ルーク(ヴィンセント・ファントムハイヴ)
駒の役目:クィーンの次に強力

歩兵:ポーン(レイチェル・ファントムハイヴ)
駒の役目:弱い駒だが大きな力を秘める。

※余談ですが兄シエル側に、直接兄と関りを持ったことが無いはずのジョーカーとドールがいることに疑問を感じる方もいるかと思います。これは死んだあとのジョーカーとドールがビザールドールとなり、ポラリス様として兄シエル側についていることを指す超重要な伏線になっている可能性があります。この考察については下記記事に詳しくまとめてあります。
www.under-taker.com

メインヴィジュアルのチェス駒本当の意味

それでは、これらのチェス駒の役割を当てはめて、改めてメインヴィジュアルを見てみたいと思います。
メインヴィジュアルの背景に描かれているチェス駒に、それぞれが指していると思われるキャラクターとその意味合いを書き込んでみました。
それがこちらです。

黒執事15周年記念メインヴィジュアル

いかがでしょうか?
一見この絵はセバスチャンと坊ちゃんの二人だけの絵のように見えますが、チェス駒に注目してみると絵の意味合いが全く異なることが分かります。
この絵に登場している人物は実は二人だけではなく、この絵の中でセバスチャンと坊ちゃんは敵対している兄側に囲まれている状況であることが分かります。

絵の印象と意味合いがまるで180度変わってしまう、ゾッとさせられるような伏線であると感じます。
今回はこの中で、特に白のクイーン(ヴィクトリア女王)と白の騎士(アンダーテイカー)が示唆する意味合いについて、さらに詳しく考察していきたいと思います。

葬儀屋(アンダーテイカー)の死を示唆する伏線/首が折れた白の騎士(ナイト)

まず初めに、葬儀屋(アンダーテイカー)について考察していきたいと思います。

葬儀屋(アンダーテイカー)を示唆する白の騎士(ナイト)の駒

緑の魔女編の中で黒の騎士(ナイト)の駒はセバスチャンを指していました。
兄側の方にも白の騎士の駒があります。
坊ちゃんセバスチャンに対となるように、兄の傍でキングを守る屈強な傭兵として描かれているキャラクター言えば勿論葬儀屋(アンダーテイカー)のことを指していると思われます。

今回、このメインヴィジュアルには葬儀屋(アンダーテイカー)が死亡する可能性があることが暗喩されている可能性があると述べました。
その理由はこの白の騎士の駒には、他の駒とは明らかに異なるポイントが存在するからです。

それは白の騎士(ナイト)だけ首から上が折れ、大きく破損しているからです。
他のチェス駒に大きな痛みが無い中で、首から上が完全になくなっているこの白の騎士(ナイト)の駒は明らかに不吉です。
またチェスの首をなくすことによりこの壊れた駒が一見どのキャラを指す駒か分からなく、また視界に入りにくく気づきにくくしている点も非常に巧妙な伏線の貼り方であると私は感じています。

この壊れた駒には胴体部分に綱のような特徴的な飾りが見えますが、
このような飾りがあるのは騎士(ナイト)のみであり、その見える範囲の飾りが緑の魔女編で描かれた駒と完全に一致していることから、これは白の騎士(ナイト)の駒で間違いがありません。

色々な駒がある中で、あえて葬儀屋(アンダーテイカー)を指す駒をこのように大きく破損させることには、彼の将来を不吉に暗喩する意味合いが込められている可能性があります。

元々葬儀屋は過去に死神派遣協会によってバラバラにされたことがある可能性があるキャラクターです。
※バラバラ説については下記記事で詳しく考察をしています
www.under-taker.com

その首は過去に一度飛ばされた可能性があり、皆様もご存知のように大きな傷跡が残っています。
そんな彼の首がまたしても飛ばされてしまうというのでしょうか…。(※勿論死ぬということの暗喩であった場合、必ずしも首が飛ぶと決まったわけではありませんが💦)
もし万が一その描写が本誌で描かれる時、果たして私は生きていられるのでしょうか。

坊ちゃんと敵対する白のクイーン

続きまして、白のクイーンについて言及していきたいと思います。
黒執事の中で白の女王と言えば勿論白執事たちの主人であるヴィクトリア女王です。

このメインヴィジュアルでも、坊ちゃんの後ろには白のクイーンが堂々と背後に鎮座しており、一見坊ちゃんが女王の番犬であることを象徴している絵のように見えるかと思います。
しかしそれは大きなミスリードである可能性があります。
絵的には「女王」と「番犬」の図となるので違和感が全くなく見えるので見落としやすいのですが、重要なのはその「色」です。

この絵の本当の意味合いは、坊ちゃんと女王の敵対関係を暗喩している可能性があります。
具体的に説明していきたいと思います。

坊ちゃんサイドは黒、兄シエルサイドは白

単純な話が色(陣営)です。
坊ちゃんが黒なのに対し、兄シエル側の陣営の色は白として描かれています。

そして重要なのは、この坊ちゃんの後ろにいるクイーンは白(兄側)の駒であるということです。
つまりこの絵では白のクイーン(ヴィクトリア女王)と黒のキング(坊ちゃん)として、敵対している形になっていることが分かります。
また緑の魔女編のチェス盤の時点で、
女王の番犬は坊ちゃんであるにも関わらず、女王を指すクイーンの駒は坊ちゃんサイドには存在せず、それどころか兄シエル側にいることがすでに明らかとなっています。
これは何とも切ない描写です…。

当ブログでは以前より、ファントムハイヴ家襲撃事件の真犯人はヴィクトリア女王がであり、兄シエルは女王側にそそのかされてファントムハイヴ家襲撃事件に一部加担してしまった可能性があることについて言及してきました。
※詳しくは下記記事で考察しています。

www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com

少なくとも色の描写から見ても、この白のクイーンが坊ちゃんの味方としては描かれていないという点だけは明らかです。
そう考えると、このそびえたつ白のクイーンは女王の番犬としての坊ちゃんの象徴どころか、むしろ坊ちゃんが最後に倒すラスボス的絵面の様にさえ見えてくるような気がしてなりません。

余談:「黒執事」という題名も伏線だった可能性

ここから先は考察よりは少し根拠が浅い雑談的考察です。
今回、チェス駒について考察をしてきましたが、そのうちに一つふと思い当たることがありました。
それは「黒執事」という題名さえも、もしかしたら伏線だったのではないか?ということです。

原作の中で、黒執事の「黒」の意味合いは「セバスチャンが真っ黒な執事だったから」と説明されています。
私たちは今までこの意味合いで題名を受け取ってきました。

しかしこの「黒執事」という名前には、もう一つ重要な意味合いが隠されている可能性を感じました。
それはセバスチャンはチェスの「黒」駒であるという意味合いです。

黒執事という物語で描かれる事件は「チェスのゲーム」として描かれてきていた可能性があります。
もし仮にそうであった場合、重要なのは「黒執事」と言う名前が既に、物語内における敵の正体を暗喩する伏線であった可能性があるという点です。
簡単にまとめると以下の通りです。

・セバスチャンはチェスの黒(駒)執事である
・黒執事の物語はチェスのゲームとして描かれていた
・となると、「白」は敵対する相手であることを意味する

最も重要なのは3つ目のポイントです。
黒執事の「黒」がチェスの黒駒を意味するダブルミーニングが含まれていた場合、黒執事という物語そのものがチェスとして描かれてきていた可能性が出てきます。
事実、緑の魔女編ではキャラクターたちがチェスの駒として描かれました。
坊ちゃんは女王の番犬としての仕事をよく「ゲーム」に例えます。
あの緑の魔女編で出てきたあのチェス盤こそが、坊ちゃんがずっとプレイしてきた「黒執事という物語」のゲームの形の象徴だったのかもしれません。

そして黒執事の物語で、黒執事の主人である坊ちゃんの敵は「白」側となります。
もし仮に「黒執事」という名前がチェスで黒側であることを意味していた場合、チェスで「白」側である女王は、ハナから坊ちゃんから敵対していたということを意味する伏線である可能性があります。

となると、女王側が何故「白執事」を作ってまで「白」が強調されていたのかも納得がいくような気がします。
原作の中では、15周年記念メインヴィジュアルもあいまってチェスに意味合いが非常に深くなってきています。
もしかすると原作の中での「白執事(女王側)」の意味合いは、チェス盤の上で「黒執事」と対峙するものというのが真の意味合いなのかも、しれません。

「白」側の兄シエルは敵なのか?

余談ですが、このチェス理論に則ると白のキングである兄シエルが白側のボス(物語の黒幕)のようにも見えてしまいます。
しかしこれは現在兄弟喧嘩中の為このような形になっているだけであり、兄シエルは本当の意味では坊ちゃんの敵ではないと私は感じています。

先程上に乗せた記事で詳しく考察しているので詳細は割愛しますが、兄シエルは女王にそそのかされてファントムハイヴ家襲撃事件に加担し、利用されてしまった存在である可能性があります。
また兄シエルと葬儀屋はやり方は絶対に間違っているのですが、彼らの目標は坊ちゃんを苦しめる事ではなく、坊ちゃんを悪魔であるセバスチャンから引きはがし自分たちの元へ置き、幸せに暮らすことを望んでいると私は感じています。(独りよがりなので間違っているとは思いますが。)

このことから、兄シエルが白側のキングとして描かれているのはミスリードであり、真の黒幕は15周年記念メインヴィジュアルで坊ちゃんの後ろにそびえたつ、あの白のクイーンこそがそれなのではないかと私は考えています。

元々黒執事という題名が付くまでは紆余曲折があったようです(蟲ケラ執事、とか執事に堕ちぶれて、とか恥さら執事、とかww)
なので、物語の初めからあった設定というよりは、もしかすると後々物語を描いていくにつれて新たに追加されたダブルミーニング的意味合いの可能性も十分あると感じます。(黒執事はもともと長期連載する予定ではなかった作品の為、長期連載が決まってからこの設定を追加された可能性があるかなと私は感じています。)

「黒執事」という題名を考えられたのは担当のクマさんだったとのことなので、もしかするとWチャールズが登場したあたりからこのような意味合いが込められていたのかも、しれませんね!

まとめ

今回はチェス駒に注目して黒執事メインヴィジュアルを元に考察を進めてみました。
一見二人だけの絵に見えるメインヴィジュアル。
しかし紐解いてみると沢山の敵にまるで見下ろされ取り囲まれているかのような二人の構図が浮き上がってきました。

また今回のメインヴィジュアルで、いよいよ黒執事の中におけるチェスの重要性も際立ったと感じます。
しかし…。いざ推しの死亡フラグ(っぽい)伏線がこうして貼られてしまうとなんかこう、クるものがありますね。

5年前くらいから私は私生活とブログを含め「葬儀屋さんが死んだらどうしよう」と言い続けて恐れ慄いてきましたが、それと同時に、何となくではありますがいざその時の為に今から少しずつ覚悟をしていっているつもりでいました。
全然覚悟できてなかったのが今回よく分かりました。

いやーー、、、パ二くりました。
そりゃそうですよね。この考察を記憶からまるごと消していた時点でお察しです。

あとついでですが、深夜だからどうせ伸びないだろうと思ってこのショックのままに呟いたこの「葬儀屋死亡フラグ説」がTwitterでそれなりに回ってしまってなんだかもうほんと申し訳ないです…。まさかあんなに伸びるとは思わなかったんです…。まだあくまで一説です…。

というか今回ばかりはこの葬儀屋死亡説外れてほしいと私が一番願っています。
葬儀屋さん幸せになってくれ…。

でもなーーー葬儀屋さん自身が、なんだかもうすでに自分の命の期限について線引きをしちゃっているような気がするんですよね。
以前も言及した通り、葬儀屋さんはオセロに対して「『まだ』君のラボで解体されるわけにはいかない」と言っていることから、いつかその時が来たら死んでもいいという覚悟を持って動いているような気がしてならないんです…
それに今の黒執事の中では葬儀屋さんが生きていては今後物語が進まないような気がする‥‥!いやだああああ良くて幽閉悪くて死亡…。なんだこれ辛すぎる幸せになってください

考察も楽しいんですが、葬儀屋さんは登場するたびにとんでもなく重要な伏線を落として去っていくので最近は正直胃が痛くて痛くて…。
推しが登場するたびに推しの死が近づいてきているような気がして怖くてたまらないんです―――――

もし願いが叶うのだとすれば、あれです。
単行本の裏表紙的くらいのテンションの葬儀屋さんの供給をください…。
悪魔6じゃあもう駄目なんです、あれはもう伏線の嵐なので胃痛と涙がやばいんです…。

ああ…。気づけば明け方の5時になってしまっていました。
頭脳がIQ1 になってしまっているのとこれから仕事があるので、うまくまとまらなくて申し訳ないのですが今日はここまでで失礼します!

よければクリック↓で引き続き応援お願いします🦴!

餅月