黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか？※本誌内容に言及します※

【アニメ黒執事 -寄宿学校編-】第10話「その執事、賛同」感想 & 考察 /寄宿学校編、終焉！！闇夜に暴かれた学園の真実。秘密結社暁学会による死者蘇生人体実験の先に巻き起こるものとは

アニメ黒執事 ストーリー-寄宿学校編 キャラクター-シエル（弟：坊っちゃん） キャラクター-シエル（兄：真シエル） キャラクター-葬儀屋(アンダーテイカー) キャラクター-クローディア・ファントムハイブ キャラクター-エドワード・ミッドフォード キャラクター-死神派遣協会 キャラクター-ヴィクトリア女王

こんにちは！餅月です。
本日はアニメ黒執事第10話「その執事、賛同」についてのガチ感想＆解禁されたアニメ黒執事最新情報等をブログにまとめさせて頂きたいと思います！


葬儀屋さん(諏訪部順一さん)のぜひッヒ発言は可愛すぎてこの時点で無事1キルです。
たまに真似したいと心に誓いました。

アニメの感想は勿論の事、漫画との相違点やオリジナル要素、重要な伏線等にも言及させて頂きます！
考察に触れる為、こちらの記事内では寄宿学校編および本誌内容のネタバレを含みます。まだ未読の方はご注意ください。


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アニメ黒執事公式サイト

www.kuroshitsuji.tv

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

ある日、シエルの元に女王から、
英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校に通う親族・デリックほか
複数人の生徒が音信不通になっているという手紙が届く。
かくしてセバスチャンとシエルは、事件を調査するためにウェストン校に潜入する。
事件の真相とは…？

キャスト
原作：枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督：岡田堅二朗
シリーズ構成：吉野弘幸
キャラクターデザイン：清水祐実
音楽：川﨑 龍
制作：CloverWorks
引用元：ABEMA

アニメ黒執事『-寄宿学校編-』WEBラジオ「ウェストン校の談話室」

www.joqr.co.jp
WEBラジオ『ウェストン校の談話室』は毎週木曜 19:00～19:30にて配信中です。
第9回のパーソナリティは、P4の榎木淳弥（ロレンス・ブルーアー役）さん、武内駿輔（ハーマン・グリーンヒル役）渡部俊樹さん、（エドガー・レドモンド 役）さん、橘 龍丸（グレゴリー・バイオレット 役）さんの四人です。

Coming Soon...

アニメ同時視聴YouTube Live配信

アニメ放送期間中は毎週土曜日23時20分～
YouTube Liveにてリアルタイム同時視聴ライブ配信を行っています！
ABEMAにて地上波同時配信で視聴可能です。
餅月のアニメ同時視聴YouTube Live配信はこちらです！


www.youtube.com

ライブ内に時計をセットしているので、アニメと一緒に合わせて見て頂ければ同時視聴が可能です。
「推しが尊すぎて耐えられないかも」と逆に不安なそこの貴方！仲間です！是非一緒にアニメ黒執事を見ましょう！

よろしければ高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります！

※アニメ本編の音声＆映像が流れることはありません
※こちらの配信はネタバレになるべく配慮した内容となっております！

前回のあらすじ(OPが遠い)

前回のあらすじだけでなく、OP前に本編が一部始まるという演出がありました。
この時点で今回激やば回確定ですね！！

前回の第9話で伏線として残されていた詩の意味がレドモンド先輩によって明らかにされました。
その内容はデリック・アーデンが他の生徒の才能を搾取し自分の手柄にしていたという被害者生徒からの密告。

レドモンドの詩の才能は本物で、デリックの詩の才能は偽物だった為レドモンドだけがこの詩の真の意味に気付き、デリックの悪行を暴いたのでした。
しかしこれでめでたしで終わらないのが黒執事です。

デリックの悪行を描くシーンはアニメオリジナルカット＆演出が複数描かれました。
他の生徒たちが作ったレポートや刺繍がごぼごぼとまるで底なし沼に沈んでいくオリジナル演出は、まるで輝かしい才能が人の淀み切った欲深さにあっという間に飲み込まれ見えなくなっていってしまうようでとても印象的でした。

デリックがいじめを行っているシーンは原作にはない複数カットが追加され、より彼の陰湿さを感じる形となっています。

赤寮の「陰湿」さとレドモンドの「ピュア」さ

坊ちゃんがモーリス・コールの不正を暴いた際、坊ちゃんは服を切り裂かれ裸にされかけました。
そしてデリック・アーデンは過去に実際才能を奪った生徒をいじめる際生徒たちを裸にしていました。

また碧の奇跡を起こし、表向きは輝かしいクリケット大会を魅せた坊ちゃんですが、
その裏で学園では過去にデリック・アーデンにより裸にした生徒をウィケットに見立てて行われる闇の人間クリケットのいじめが行われていました。


寄宿学校編内で描かれたモーリス・コール編、そしてクリケット大会はどちらも丸ごとデリック・アーデンが行っていた悪事に繋がる大きな伏線となってました。

学園の均衡を脅かすきっかけとなる悪事を働いたのは全員赤寮の生徒です。
自分の人の見る目の無さを恥じつつも、それでも監督生として何とか対応しようとするピュアなレドモンドがいじらしくて何とも切ないです。


レドモンド役渡部俊樹さん、もしかして相当の葬儀屋好き…？？

余談ですが、レドモンド役の渡部俊樹さんは葬儀屋さん推しと見ました。
ソースは以下の通りDEATH

↓これ多分…葬儀屋さんの燐光イメージDEATHよね！？
流石赤寮寮長…！！目を付けるところに圧倒的にこしゃく味を感じる…！
あまりにもハイレベルかつ衝撃的な推し活…！“ッ！

圧倒的な同族のにおいを感じます。
葬儀屋さん推しの。多分気のせいでは、ないっ…はずっ…！

OP考察

クマさんがOPの伏線について解説して下さっていました。


やはり黒執事の物語の世界が夜になった途端、OPの真の意味が一気に暴かれましたね。
今回クマさんがポストして下さった内容の中でまだ未回収の伏線部分は葬儀屋の遺髪入れについて。
遺髪入れの伏線は、次回の第11話で回収されると思われます。

アニメ黒執事寄宿学校編OP考察は
下記記事で詳しく言及しています！
www.under-taker.com

想像の500倍ムカつくデリック

遂にその本性を表したデリック・アーデン。
にやぁと笑うシーンから、いったいどんな風にその邪悪さが描かれるのかとずっと楽しみにしていました。

結論から申し上げますと、
想像していた500倍ムカつくデリックに仕上がっていました(※凄く褒めてます)
これは〇したくなるのもわかる。許したい。そう思わされる説得力がありました。

本性を明らかにした途端瞳からハイライトが消えるのが怖い…！！
デリックの名台詞()と言えば「紅“茶“の“い“い“香“り“だ」ですが、ビザールドール時代に垣間見えた不気味なえくぼはなんと生前の性悪デリックにも健在…！！
ちなみにこの生前デリックに垣間見えるビザールドールデリックと同じえくぼはアニメオリジナル演出です。
原作だとこのこのような歪な笑顔ではなく、ふっくらとかわいらしい口元をしています。

アニメではビザールドールのデリックだけでなく、生前のデリックからこの歪な笑顔を取り入れることにより、
彼が死者蘇生によって不気味な存在になった訳ではなく、生きていた頃からこの歪さは存在していた、という事を表されているのかもと感じました。

アニメではこの歪さは葬儀屋の技術力の問題ではなく、
デリック本人の問題だったのですね。

アニメオリジナル演出：生前から歪な笑顔だったデリック・アーデン：アニメ黒執事寄宿学校編第10話「その執事、賛同」より引用

どの台詞も総じて煽り力が高めですが、
私が個人的に一番好きだった台詞は「パーパが↑」でした。くっっっそ…っ！！
原作内では「何ならY(罰)も受けますんで」というデリックですが、アニメではそのセリフさえもばっさりカット。より邪悪になっていました。

デリックの台詞を製作されていた際の裏話について
クマさんと枢先生が詳細をポストして下さっていました。

「僕の知る枢やなは、もっと簡単で何気ないセリフで最悪な気分にさせてくれるはずだ」というクマさんのお言葉にめちゃくちゃシビれました。
これが黒執事の制作現場…！！本質を突くセリフを探されていたんですね。
「誰かをダークサイドに落とすキッカケは最悪かつ何気ない一言」。
これは黒執事に限らずあまりにも本質過ぎて、思わず自分の胸に手を当てて自分自身を振り返ってしまうほどでした。

P4が大切にしていたものを一瞬で貶し、それをすべてかすめ取っていくという意味合いが込められたとても短いセリフ。「あ～あ。気が重え。来年はオレが監督生かあ」
学園を愛していただけのはずの監督生たちが4人一気に豹変してしまうに値する、説得力に溢れたセリフだと感じました。

生前の副校長アガレス先生

段差で躓くことでドジっ子疑惑の定評のあったアガレス先生。
今回生前のアガレス先生が描かれました。

落ち着いた優しい声色は生前死後であまり大きく変化がありませんが、
アガレス先生の蘇生については葬儀屋(アンダーテイカー)の技術不足が垣間見える印象的な演出があると感じています。

それはアガレスの台詞とつまずきです。

「今のトコ」は最高傑作と言われる出来栄えのアガレス先生。
しかし、アガレス先生は段差で転び大量の出血をすることがありました。これは生前とは明らかに異なる点です。

更に死後のビザールドール状態であるアガレス先生は、躓いた際例え相手が生徒のP4であったとしても「すいませんすいませんすいません」とぼそぼそ謝る描写がありました。
これも蘇生技術が追い付かない故のポイントです。

生前のアガレス先生はこのように謝る様子は一切見受けられません。
それどころかいじめを指摘したP4に対し「今年の監督生は無礼ですね」と発言するなどかなり横暴です。
生前のアガレス先生を知っている人が見た場合、この謝り続けるアガレス先生の姿は文字通り歪に見え、生前の故人とは明らかに異なる印象を感じる点になっていた事と思われます。

唯一、一緒に詠唱できなかった「伝統は絶対」

遂にデリックと仲間たちを手にかけてしまったグリーンヒル。
他の3人はそんなグリーンヒルを責めず、共に遺体を潰すことで共犯となる道を選びます。
毎週ドタバタのアニメ黒執事WEBラジオを聞いていて
4人の中の人の和気藹々さを知っているからこそ余計に感情移入なおしてしまって辛い…！(;_:)ッ

絶対に同じ気持ちの方いらっしゃると確信しています。

↓どのくらいドタバタかはこの冒頭のお名前紹介を聞くだけでも十分わかるはず。
本当にどうしてこうなってしまったんだ(;_:)
youtu.be


学園に洗脳状態とはいえ、この状況での彼の「伝統は絶対」という悲痛な言葉。
いつもは一緒に叫ぶのですが、今回ばかりは私は声を合わせることはとても出来ませんでした。

ここの「伝統は絶対」の台詞はP4だけのものだと感じました。
デリック・アーデンたちを殺害したことにより、モーリス・コール編で「もう暴力は振るわんときめた」といっていたグリーンヒルの発言が自分の殺人の罪を示唆する伏線であったことについて、クマさんがポストで解説をして下さっていました。


間違った方に頑張ってしまう哀れな人間

上記ポスト内で、クマさんが大変意味深な内容の言及をされました。
「ある環境下で間違った方に頑張ってしまう哀れな人間を描くのが黒執事。本章の裏メイン的シーン。」

これを嘲笑う人外のセバスチャンと葬儀屋とのことですが…。
このテーマは非常に深いです。

結論から言うとこのテーマは、
今まだ本誌の中で登場しているキャラの中で言えばP4のみならず坊ちゃん、兄シエル、そして葬儀屋もこの「人間」に当てはまってしまうのではないかと感じました。
ただこの「人間」にはセバスチャンだけは含まれていないように私は感じます。

黒執事の世界において死神は自殺した元人間であることが緑の魔女編で明らかにされます。
対し、悪魔とは何なのかはまだ明らかにされていません。

現在の寄宿学校編程度の小さな事件(あえてこう言いますすみません)に対しては、葬儀屋も人外としての立場からセバスチャンと肩を並べて「人間=P4」をあざわらうことが出来ているのは確かです。
しかし今後黒執事が進むにつれ、
葬儀屋が何故死者蘇生をするのか、そしてファントムハイヴ家との関係性を紐解かれた暁には「元人間」である葬儀屋もこの枠に絡めとられ、間違った方に頑張ってしまった哀れな元人間として描かれてしまう日が来るような気がしてなりません。

伝統を重んじない本物の「校長」

何故P4がこの殺人事件を隠し通せたのか。
それは警察の介入さえ許さない独立組織の中で、本来いるはずの絶対君主である本物のウェストン校校長が世界一周旅行に行っており不在だったからでした。
副校長も殺害された今P4は文字通り学園の絶対君主だったことが分かります。

原作内ではバイオレットが校長不在に対し「自治をさぼって僕らに‥」とぼやくシーンがあります。
こちらはアニメではより学園に洗脳されている事を表す為かカットされました。
同じくカットされた台詞として、「校長は僕らを信用して下さっているんだ！」というP4のセリフがあります。

そもそもクリケット大会はこの日だけは校長も観戦に来ることが伝統とされていました。
真夜中のお茶会への出席も同様です。

P4達が殺人を犯してでも守りたかった学校の伝統ですが、当の校長先生にとっては世界一周旅行の方がよっぽど価値があったものであった事が分かるあまりにも皮肉すぎるシーンです。

またこの直後にレドモンドが
「人体蘇生も順調らしいし心配いらないさ」と発言します。
その際、原作ではバイオレットは意味深な無言を貫くのですが、アニメでは「…だといいけど」という言葉を残しました。
バイオレットだけは、やはり校長と死者蘇生技術への不信感を常に持っていた事が分かります。

「俺達はこの学園を守れる」というレドモンドの言葉と共にクローズアップされる校章もアニメオリジナル演出です。
※原作では聖ジョージの像が描かれています。

坊ちゃん「人を殺しておいて何を言っているんだ」

回想が終わり、場所はお茶会シーンに戻ります。
ちなみに物凄く小さいポイントですが、
この時葬儀屋さんは原作では椅子にもたれかかって足を組んでいますがアニメでは前のめりで机に両肘をつくポーズをしていました。かわういーー(ﾟ∀ﾟ)！

P4がデリックたちを殺害せざるを得なかった理由を説明し、坊ちゃんに同調を求めるブルーアー。
それに対する坊ちゃんの返事は
「人を殺しておいて何を言っているんだ」でした。

この時の坂本真綾さんの言い方が凄かった…！！！
P4をけなすわけでも責めるわけでもなく、ただただ本気で相手を理解できないといった様子。

女王の番犬としてあまたの人間の死に関わってきた坊ちゃん。
しかし坊ちゃんはそれらを正当化することはないのですね。あの葬儀屋を笑わせるだけあります。

この台詞がある事で、この後ある坊ちゃんの「情状を鑑みた処置をお願いしよう」のいわば大人な対応台詞の説得力をものすごく強く感じました。
この感情のコントロールが出来るのが女王の番犬…。美しい…。

とはいえ坊ちゃんも完璧ではなく、サーカス編の際は女王陛下からの「子供達救出」の命令を無視して廃人となっていた子供たちを大量に殺害してしまいました。
坊ちゃんが追い詰められることになると恐らく知っていた葬儀屋は、サーカス編の際坊ちゃんに「魂は一人一つ。だいじにおしよ」と助言をしています。

それでもセバスチャンの力を駆使し子供たちを殺してしまった坊ちゃんの事も見守っていた葬儀屋。
その重さに耐えられなくなってしまう時が来ることを恐らく心配していたと思われますが、この時坊ちゃんが自分の罪を理解し自分自身への同情をも見せずに立つ姿には、笑う以上にいろいろ思う節があったのかもしれません。

人を殺すことを正義と勘違いする人間になる事を恐ろしいとは思えない坊ちゃん

ちなみに前後しますが、真夜中のお茶会事件が一段落した後、エドワードはシエルに対しこのように言います。

エドワード
「シエル、俺は恐ろしい。このままでは俺も監督生たちの様になっていたかもしれない。人を殺した罪を正義と勘違いするような人間に。」
黒執事18巻第84話「その執事、想像」より引用

これに対し坊ちゃんはこのように返します。

坊ちゃん
「大丈夫。それが恐ろしいと思えるならお前はまだ正常だよ。僕と違ってな。」
黒執事18巻第84話「その執事、想像」より引用

人を殺すことを正義とは思わない坊ちゃん。
しかしそれでもそう感じることを恐ろしいとはもう思えない程、坊ちゃんは自分が異常である事もまた自覚していることが分かります。

死亡注意：葬儀屋「最ッ高に面白い」

葬儀屋
「ほんっと人間ってのは…最ッ高に悲劇的で最ッ高に滑稽で…最っ高に面白い！」

恐らく同じ葬儀屋さんファンたちが死ぬほど待っていた原作内でも屈指の名台詞！！！！

ヤバかった。とにかくヤバかった。
これをずっとずっと待っていたと言っても過言ではありませんでした。

特に最っ高に面白い！の言い方・・・！
個人的には笑いながらというよりは、怒るような、バカにするような、侮蔑するような、そんな見下し風なニュアンスが込められていたら嬉しいな‥と勝手に思っていたのですが、諏訪部さん葬儀屋の言い方はこれに+色気までついている極上の‥極上の形でした。

これはもはや葬儀屋ではない…！
神に宣戦布告する冥籍番号136649だ…！！

セバスチャンが珍しく同調することで、「その執事、賛同」のタイトルも回収されました。
人間たちをげらげら笑う人外…
ジツニヨイモノダーーーーー

重要伏線：「寿命」を定めているのは誰か

クマさんが黒執事の世界での人外の役割を分かりやすくまとめて下さっていました。


死神☠️……人間の寿命の終わりを確認する。
悪魔👿……人間を寿命と違う終わらせ方をする。
元死神⚰️（葬儀屋）……人間の寿命の終わりを否定する。

この中で1つだけ、役割が描かれていないものがあります。
それは人間の寿命を定めている存在は誰かという点です。

一見死神に見えますが、
死神派定められた寿命の終わりを確認するのみであり、定められた時を決める存在ではありません。
また死神という存在は
自殺した元人間であることが緑の魔女編の中で明らかにされています。

その為死神達は時に人間に同情したり選択を誤る事もあります。
彼らは人外というにはあまりにも人間らしく、神というにはあまりにも不完全な存在だと感じます。

死神を使役している存在。
定められた人間の寿命を決める存在。
これが「何」なのかは黒執事の中でまだ一切明らかにされていません。
この存在は今後黒執事において非常に重要になってくる可能性が高いです。

葬儀屋が死者蘇生を行うことは、この「何」かを否定する事とイコールになります。
もし仮にこれが本物の「神」のようものであった場合、葬儀屋は文字通り「神」に宣戦布告をする存在である可能性があります。

伏線：甘党葬儀屋：イチゴのカップケーキ(兄シエルとの共通点)

いよいよ寄宿学校編内で最も重要な伏線について語り始めた葬儀屋。
この時、さりげなくお茶会の中で用意されていた食べ物の中からイチゴのカップケーキを取っています。

イチゴのカップケーキを選ぶ甘党の葬儀屋：アニメ黒執事寄宿学校編第10話「その執事、賛同」より引用

・甘いものが好き
・イチゴをチョイス

小さな伏線ですが、これは坊ちゃんとの嗜好の共通点と言えます。
現在葬儀屋とファントムハイヴ家の双子は血縁関係がある伏線が張られていますが、双子はそれぞれこのような特徴があると描かれています。

・坊ちゃん：チョコ派
・兄シエル：イチゴ派

坊ちゃん達の好きなケーキと言われ、互いの好物を連想し合う双子：黒執事26巻第133話「その執事、没了」より引用
双子の好物が含まれるF.O.L児童養護施設適正テスト：黒執事33巻第193話「その執事、試行」より引用

青の復讐編の話になりますが、
死者蘇生技術の向上には輸血措置、そして輸血を与えるものと受けるものの趣味嗜好等の一致が強いとより効果的である事が明らかになっています。

青の復讐編ではそれを踏まえ、輸血提供者を取捨選択する際に輸血対象者である兄シエルと趣味嗜好が近しい子供を見つけるために上記適正テストの設問があります。
その為、葬儀屋が甘党である事、そしてイチゴが好きなことは血縁関係による共通点を示唆する伏線である可能性があります。
もしかするとクローディア・ファントムハイヴはチョコ派だったのかも、しれませんね。
※追記：当初チョコとイチゴを逆転して書いてしまっていたので訂正させて頂きました！ご助言ありがとうございます！

葬儀屋の正体とファントムハイヴ家との血縁関係については下記記事で詳しく言及しています！
www.under-taker.com

重要伏線：「未来への願望」素材(エピソード)とは

寄宿学校編の核ともいえる重要伏線です。

葬儀屋
「未来への願望。それが走馬灯。(略)歩むはずだった未来を渇望する。その欠片(フラグメント)こそ素材(エピソード)」
黒執事18巻第84話「その執事、想像」より引用

私はこれを受けてこうなりました。

推しの言っている事が難解すぎて困り果てる考察中の私(※例)

黒執事考察の中でも割と難易度の高い伏線ポイントだったのですが、
今回クマさんが死ぬほど分かりやすく解説をして下さいました( ;∀;)！

命が尽きる瞬間において、
走馬灯🎞️（シネマティック・レコード）…「私はこういう人生だったなぁ～遠い目」
素材📺（エピソード）……「私はああいう人生を送る予定だったのに！血涙」
この2つを葬儀屋は合体させています。
業が深い人ほど後者が強そうですね……

わかる…わかるぞ…！！推しが言っている事が分かる…！！
ありがてええええーーー！！

葬儀屋の「本当の最高傑作」とは

特にこのツイートはそれだけでなく、おまけで
業が深い人ほど後者が強そうですね……というとても大きな伏線ヒントを残して下さっています。

今回のアニメ黒執事寄宿学校編第10話の中でアガレス先生を最高傑作だと言った葬儀屋。
アガレス先生は蘇生された人の中で最も未来への願望が深く、欲深かった人間であることが分かります。

しかしこの直後、葬儀屋は「今のトコね」と付け加えています。
つまり、今後の黒執事においてはアガレス先生よりも欲深く、そして蘇生クオリティの高いビザールドールが登場することを示唆する伏線となっています。

この伏線は、後に青の教団編で葬儀屋の真の最高傑作、兄シエルが登場することで回収される重要伏線箇所となっています。

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重要伏線：葬儀屋「定められた終わりの先を見たい」

葬儀屋に対し、「何故死者を蘇生するのか」と問いかける坊ちゃん。
それに対し葬儀屋は「小生は定められた終わりの先を見たいだけさ」と答えます。
※お目目開眼ありがとうございます。女の子みたいに可愛かった。

先程も言及した通り、終わりを定めた存在に対する宣戦布告とも取れる内容です。
ではなぜ葬儀屋はそんなことをするのでしょうか。

葬儀屋→ファントムハイヴ家への「生きて欲しい」ラブコール？

それは、例え神の様なものに宣戦布告をすることになったとしても、それでも生きてほしいとひたすらに願ってしまう程大切な人が葬儀屋にはいるからである可能性があります。
こちらのポストで、クマさんが本当に重要な未回収の伏線について言及してくださいました。

セバスチャンたちは彼を、命を弄ぶ快楽主義者と思っているはず。
でも葬儀屋のこの動きは、黒執事の最新～今後のファントムハイヴ家サーガに関わる縦軸となっていきます。
是非アニメ最終話視聴後、原作で続章を読んでみて下さい

葬儀屋は現在、
ファントムハイヴ家に対し異常なまでの執着を見せています。

また青の教団編では葬儀屋は「これ以上ファントムハイヴを失うのは我慢ならない」と発言しており、それに対し枢先生は「ついに言っちゃった」とポストされていました。
この発言は正しく葬儀屋の行動の核心を突いた言葉である可能性があります。

兄シエルを蘇生した理由として、「ただ　我慢ならなくなったんだよ　これ以上ファントムハイヴを失うのは」と答える葬儀屋：黒執事28巻第141話「その執事、主張」より引用

先ほど引用させて頂いた記事の通り、葬儀屋はファントムハイヴ家と血縁関係がある可能性があります。
その「生きてほしい大切な人」こそが葬儀屋にとってはファントムハイヴ家の人々である可能性があります。

葬儀屋の目的：坊ちゃんの保護か

ついでに先に言及してしまいますが、
今回の寄宿学校編第10話の中でも葬儀屋は隙があればセバスチャンから坊ちゃんを攫おうとしていました。
その際も「何が目的(ゴール)かの違いさ」と発言しています。
※開眼ありがとうございます。

セバスチャンの想像内で葬儀屋は坊ちゃんを攫いますが、
初見の方は葬儀屋が坊ちゃんを殺害したり、ビザールドールにしたりすることが目的で攫ったのではないかと思うかもしれません。
しかし葬儀屋は、坊ちゃんの魂を食べるつもり満々のセバスチャンから大切な坊ちゃんを引き離し、自分の元で守ろうとする目的から攫おうとしていた可能性が非常に高いです。

実際、セバスチャンが葬儀屋のその思考を見抜き坊ちゃんを守る事を優先した際、葬儀屋は最後にこう発言して姿を消します。

葬儀屋
「さすが執事くん。これからもその忠実さで伯爵を守っておあげ」
黒執事18巻第84話「その執事、想像」より引用

豪華客船編内でセバスチャンの走馬灯劇場を暴いた事により、
葬儀屋はセバスチャンの真の目的が坊ちゃんの魂を食べることだと既に知っています。

ファントムハイヴ家を愛する葬儀屋がそれを許す筈がありません。
実際、この真実を知った後青の教団編でいよいよ葬儀屋と兄シエルは坊ちゃんとセバスチャンを引きずり落し、本格的に引き離しにかかってきています。

ただ、寄宿学校編時点では
葬儀屋もまた現段階ではセバスチャンが坊ちゃんを手にかける気が無い事を見抜き、その忠実さがぶれない事を確認した上で意図的に坊ちゃんを預けたものと思われます。

実際、坊ちゃんが自分の保護を優先し葬儀屋を取り逃がしたセバスチャンを責めた際、セバスチャンは悪魔としてこういいました。

セバスチャン
「せっかく育ててきたんです。掠め取られてはたまらない。」
黒執事18巻第84話「その執事、想像」より引用

この二人の台詞だけでも、
最終的に坊ちゃんを殺害しようとしているセバスチャンと
坊ちゃんを守ろうとしている葬儀屋が対比している事が分かります。

エンドロールの先を生きる「死神」

定められた終わりの先を見たいという葬儀屋。
エンドロールの先にもっともっと面白い展開が待ってるかもしれないと嬉しそうに語りますが、実は葬儀屋が死者蘇生をする以前にそれを体現している人が既に存在します。

それは他でもない葬儀屋自身です。

先程も言及した通り、
葬儀屋は元死神。つまり元を辿れば彼は自殺した元人間です。

つまり葬儀屋本人の走馬灯劇場は既に終わり、エンドロールを迎えています。
しかし葬儀屋は「何」かにより死神とされ、今も(元)死神として生き続けエンドロールの先を元気にホップステップジャンプしている訳です。

皮肉ですよね。
つまり葬儀屋達を死神として蘇生している「何」かは、既に「死神」という形での死者蘇生に成功していることになります。

この存在VS葬儀屋。

今後の黒執事はこの二つの間の戦いが争点になる可能性があります。

死神と異なり、完全な人外であると思われる存在悪魔であるセバスチャンはこの葬儀屋の価値観を否定します。

終わりが無ければ面白いという葬儀屋。
終わりがあるから美しいというセバスチャン。

対照的に描かれています。

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余談：生執事

ちなみに余談なのですが、この悪魔セバスチャンと元死神葬儀屋の死生観のぶつかり合いはミュージカル黒執事(生執事)内で歌として描かれています。
愛を込めて勝手に「千葉滋賀佐賀」と呼んでいるのですが、個人的に凄く好きなシーンなので気になる方は是非こちらのシーンもチェックして見て下さい！

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youtu.be

おもらしハーコートきゅん

遂に真夜中のお茶会で登場したデリックの仲間ビザールドール。
元来の蘇生クオリティに近いゾンビの様なその様子に思わず腰を抜かしてしまうハーコートきゅん。
何とこのときのハーコート君、お漏らしをしてしまっていました。

こちらのアニメ第6話の中ではクリケット大会の観客の目の前で大の方を漏らしてしまっていたかわいそうなハーコート君。
真夜中のお茶会で小の方も漏らしてしまい無事大小共に無事トロフィーゲット。
間違いなく黒執事一汚い伏線回収ですwww

※大の方の伏線はこちら↓
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ちなみに私は実はこの時のハーコート君のお漏らしに全く気付いておらず、
クマさんのポストで初めて知りましたwwww

ちなみに私の旦那は知っていました。
逆に「えッ、これだけ黒執事の考察してて知らなかったの！？」と言われたんですが、「逆にそんな男の子の股間なんてじっくり見なくない！？」と言ったところ
「…校長が脱いだ服数えてたのに？」と返されぐうの音も出ませんでした。ごめん。

気になりすぎてアンケートを取ってみたんですが6割くらいの方は気づいていたみたいですねwwwww
皆www皆よwwww
人の事言えないけどwwww

校長はもしかして上裸で逃げた！？

個人的に超重要なので大見出しにしちゃいました。
校長の巻くような足取りにしびれを切らし、悪魔としての動きで校長につかみかかったセバスチャン。
しかし、校長は服だけを残しその場から忽然と姿を消してしまいました。

葬儀屋さん推しとして声を大にして言いたいのは、
この時に校長が残した衣服を見て頂きたいという点です。

漫画の方が分かりやすいのですが、
この時校長が脱いでセバスチャンの残した服は以下の通りです。

・帽子
・手袋(※引用コマのひとつ前のコマで脱いだ手袋が描かれています。)
・インナー
・ネクタイ
・コート

これが何を表すかというと、

校長はズボンは脱いでいない！！
校長はズボンは脱いでいないという事です！！

最初このシーンを読んだ際、もしかして校長は全裸で逃げたのだろうかと思って残された服を数えてみたんです()
そしたらなんとズボンと靴が無い…！！

という事は校長もとい葬儀屋さんは
全裸ではなく上裸で逃げた可能性があります！！！！！

セバスチャンを弄び、意図的にヒントを残してからかうのは楽しいけれど全裸になるのは流石に葬儀屋さんの美学に反したのかな…！？と思わず目と心がキラキラしてしまいまして。
このシーンの葬儀屋さんの心境を想像し描いてみたいという欲だけで、5年前の私は校長目線の寄宿学校編小説を書きました。
もし興味を持って下さる酔狂な方がいらっしゃいましたら良ければ是非読んでみてください。
※なるべく原作に忠実な流れになるよう努力しています。

www.pixiv.net

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葬儀屋「同じファントムハイヴでも先代たちとは違う」

ハーコート君を見捨てなかった坊ちゃんを見て、葬儀屋がボソッと
「同じファントムハイヴでも先代たちとは違うね」と言いました。

「達」と言っている事から、これはヴィンセント、そしてクローディアの双方を指していると思われます。
2人は坊ちゃんと異なり、容赦なく人を切り捨てるより非情な人だったのかもしれません。
葬儀屋が一瞬思い起こしたこの二人の存在。

言葉はいらない。
考えるな。感じてくれ。

アニメ開始12分「小生はそろそろ行くよ」

いよいよ物語も大詰め。
来た来た来た―――(ﾟ∀ﾟ)！となるかと思っていたのですが、
葬儀屋さんが「厄介な連中に嗅ぎ付けられると面倒だ。小生はそろそろ行くよ」と退場について言及したのはまさかのアニメ開始後12分！！

この後くる見せ場を期待するよりもあまりの逃げ足の速さに
「うわあああああセバスチャン捕まえてくれええええ！」となったのは自分でも意外過ぎました。
多分私だけではないはず。

↓同時視聴中の切り抜きはこちら

流石離脱組！とか
誰がうまいこと言えと言ったんだ！！！(血涙)

葬儀屋 VS セバスチャン回想シーンではデスサイズもお目見え！
回想の中で坊ちゃんを攫った葬儀屋ですが、その時周りを散っていた花は深紅のバラの花びらだったんですね。
坊ちゃんが胸に挿した月下美人と葬儀屋の白銀の髪、そしてセバスチャンを象徴する真っ赤な花が散る絵はとても綺麗でした。

ですが原作通りセバスチャンの先見の目によりこの事態は無事回避。
この時のアニメのセバスチャンの表情は原作よりもさらに悔しそうに見えました。

サザエさん葬儀屋

権利的にやってくれるのかなーーーと気になっていた
月を持ち上げてサザエさんをする葬儀屋さん。

がっつりやってくれました！！
しかもラストガニ股で去っていきやがった！！(※アニメオリジナル演出)

今週の葬儀屋さん民は１週間でこの供給を受けたんです。
これ同一人物だって信じられます？？？

物凄いポーズで去って行った葬儀屋：アニメ黒執事寄宿学校編第10話「その執事、賛同」より引用
Gファンタジー2024年7月号表紙より引用

温度差で風邪ひくファンが出ると思います。
※Gファンタジー表紙については下記記事で考察しています！
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7年待ちに待った葬儀屋さん。
極上の葬儀屋さんはまるでリニアモーターカーの如くマジで本当にあっという間に去っていきました。
今回の供給を糧に、またいくらでも待ちます。
ドM上等！！！

事件の終焉

事件が遂に終焉を迎えました。
王室血縁者のスキャンダルを隠蔽するため事件は内密に処理。
関係者には箝口令がしかれ、P4は放校処分となりました。

描かれた新しいP4は真実を知る元寮弟達ですが、赤寮の監督生だけが新顔です。
※モーリス・コールに変わり寮弟になったハーコートはまだ低学年だったためです。

原作では新顔で唯一何も知らない存在である赤寮寮長の嬉しそうな顔が出ていますが、アニメの中では彼の顔が細かく描かれることはありませんでした。
原作では真実を知る残りのP4の浮かない表情との対比が印象的なシーンとなっています。

新しいP4：アニメ黒執事寄宿学校編第10話「その執事、賛同」より引用
唯一事件を知らない赤寮新監督生：黒執事18巻第84話「その執事、想像」より引用

芝生を踏むP4と羊

前P4の時は学園内の権力の象徴として輝かしいものとして描かれていた芝生。
アニメOPでも、手に持ったガラス片がきらりと光る際に芝生が移るという細かい伏線演出があります。
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初めて芝生を踏めた時、元P4ブルーアーは涙を流して喜びました。
新P4であり真実を知る3人の元寮弟たちは対照的に暗い顔で踏む様子が印象的です。

全てが終わり屋敷に帰った坊ちゃんが目にしたのは、
屋敷の芝生を当たり前に踏みつける使用人たちと家畜の「羊」。
羊に乗って芝生を横切るタナカさんはアニメオリジナル演出です。

「芝生はただの芝生だな。」と思わず笑う坊ちゃんからは、まさしく先程クマさんがポストされていた「間違った人間の悲しい努力」を感じました。

黒執事本誌勢としてはここで登場した使用人ズ、そしてスネークの姿は胸に来るものがあります…。
気になる方は是非本誌を読んでみてください。

アニメオリジナル演出：通り過ぎるモーリス・コール

代わりに、マクミラン君の後ろを通り過ぎるモーリス・コールが描かれました。
もし坊ちゃんに喧嘩を売っていなければ、あそこに立っていたはずのモーリスが印象的に描かれています。

アニメオリジナル演出「通り過ぎるモーリス・コール」：アニメ黒執事寄宿学校編第10話「その執事、賛同」より引用

レドモンド先輩がちゃんと気づいてくれていました。
良かったね‥！？

重要伏線：燃える坊ちゃんの写真

今回の第10話では、ボーㇳパレードの際の坊ちゃんの写真をセバスチャンが燃やすシーンがありました。
何気ないシーンですが、これは
後に青の教団編で回収される坊ちゃん双子説の重要な伏線となっています。

坊ちゃんの写真を燃やすセバスチャン：アニメ黒執事寄宿学校編第10話「その執事、賛同」より引用

青の教団編の中では、坊ちゃんが過去の自分の写真を見せられそうになり、それを怒り燃やしてしまうシーンが存在します。
実はこの写真には坊ちゃん以外に双子の兄、本物のシエルが映っており、その為坊ちゃんは写真を隠滅したのでした。
この写真をアグニが見つけてしまい、坊ちゃんの真実を知るシーンが後に描かれています。

燃やされた坊ちゃんの写真から真実を知るアグニ：黒執事25巻第125話「その執事、帰投」より引用

重要伏線：ヴィクトリア女王とジョン・ブラウン

寄宿学校編ラストシーン
ヴィクトリア女王と女王の馬丁ジョン・ブラウンの会話です。

アニメではジョン・ブラウンは初登場！！
ラストシーンであるにもかかわらず、むしろこのワンシーンは先程葬儀屋が残した重要伏線箇所に匹敵するほどの恐ろしい伏線が込められています。
最期まで要注意…！

ジョン・ブラウンへの疑惑

ジョン・ブラウンは実際に存在した人物です。
満を持して登場したジョン・ブラウン。
結論から申し上げますと、彼は黒執事の中で超超重要なキャラクターになる可能性があります。
当ブログでは6年前にこちらの記事でジョン・ブラウンの正体について考察をしています。
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今までは疑惑でしたが、今回アニメで初登場を果たしたジョン・ブラウンの声優はなんと神谷さん…！！
たった一言なのに神谷さん！？
それがもう意味深すぎます！
これはいよいよ考察した内容の可能性が高まってきたと感じずにはいられません。

寄宿学校編ではたった一言しか出番が無かったジョン・ブラウン。
しかし次章の緑の魔女編内でジョン・ブラウンは非常に意味深な活躍を見せます。

今回神谷さんがご担当されることになったのは、
ジョン・ブラウンが重要キャラであること以外に、黒執事緑の魔女編のメディアミックス化の予定がある事を示唆している伏線であるのかも、しれません！
大いに期待したいです！！

ちなみになのですが、2日前に突然のGファンタジー表紙葬儀屋爆弾を受けて無事死んだ際勢いのまま完全身内用進撃の巨人MADを作ったのですが、2日後に神谷さんがジョン・ブラウン役になったことにより超奇跡的に伏線回収の様な図になってしまいました。
しかも葬儀屋(離脱組)VSジョン・ブラウン(死神派遣協会)の構図もばっちり…。
なんだこれどうしてこうなった。

奇跡の一致「葬儀屋(離脱組)VS神谷さん(ジョン・ブラウン※死神派遣協会？)の図

進撃の巨人MADをちょっとだけ引用画像で紹介している葬儀屋表紙考察記事はこちら↓
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ヴィクトリア女王：バタフライエフェクトと死神派遣協会との癒着


いよいよ終焉です。
黒執事は最後の一言まで本当に気が抜けません。

「もしその怪物が味方になれば、そっちの方が素敵。」

これは、依然ブログでも言及した女王のバタフライエフェクトの伏線である可能性があります。
葬儀屋の死者蘇生の技術。
一見恐ろしく見えるそれですが、兵器としての利用価値をいち早く見抜いている様子は何とも恐ろしいです。

詳しくは下記記事を読んでみて下さい。

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最終回は後日談！！

今回の第10話で、黒執事寄宿学校編本編は終結しました。
じゃあ次回何やるの！？と思う方も多いと思うですが、原作に収録されている寄宿学校編後日談
黒執事原作第85話「その執事、滑走」が描かれるものと思われます。

実は、この後日談が最終回に収録されることはアニメ黒執事寄宿学校編第2話が放送された直後に投稿された岡田監督YouTubeインタビューの中で既に絵コンテから明らかにされていました。
詳しくはこちらの記事で考察しています。
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youtu.be

この後日談はホンワカ日常ストーリーと並行して今後の黒執事、特に我らが葬儀屋(アンダーテイカー)に関わる重要伏線回となる可能性があります。
絵コンテの中には、原作内では描かれていないはずの葬儀屋さんのデスサイズもチラ見えしています。出るのは確定だ…。
アニメオリジナル演出で描かれた水彩画豪華客船編の際のカットでしょうか。それともまた新たなオリジナルカットなのか…。

他にももしかすると様々なアニメオリジナル演出があるかもしれませんね！
かなりたっぷり時間があるはずなので何が入れられてもおかしくない…！そこも含めて楽しみにしたいと思います！

原作内第85話で描かれている重要伏線は以下の通りです。

・葬儀屋(アンダーテイカー)の遺髪入れの深堀り
・クローディア・ファントムハイヴの名前が初登場
・予想：緑の魔女編メディア化の告知あり！？

皆様お気づきでしょうか。
アニメ黒執事寄宿学校OPで毎回毎回飛んで行っていた葬儀屋の遺髪入れ。
寄宿学校編本編ではまだ一度も出てきていないのです。

OP中で2度も登場している遺髪入れですが、
全てはこの最終回第11話の為だけに飛び続けていた事になります。
それだけ、今後の黒執事に関わる重要伏線アイテムであるという事ですね。

最終回のたった一度の為だけに毎回飛び続ける遺髪入れ：アニメ黒執事寄宿学校編OPより引用

葬儀屋さんに直結する超重要伏線とはいえ後日談の中に含まれてしまっている本内容。
これをカットせずに描き切ってくれるのはファンとして本当に嬉しい限りです！！

遂にクローディアの名前が！
坊ちゃんの口から語られるんですね！！

緑の魔女編について

またこれは予想なのですが、
ラストに緑の魔女編の冒頭に触れる形で終わってくれたら激アツだと感じています。

・今回寄宿学校編で伏線がかなり重要視して描かれたこと
・ファントムハイヴ家と葬儀屋の関係性を示唆する遺髪入れ後日談がカットされなかったこと
・緑の魔女編で活躍するジョン・ブラウンの声優さんに神谷さんが決定した事
・「その執事、滑走」の原作ラストだとアイリーン・ディアスで話が終わってしまう事

これらをざっくり考えたところ、
原作内の第85話「その執事、滑走」の他、緑の魔女編メディアミックス化の続報に繋がる形で終わるような気がしてなりません…！！！！
アニメ化なのか、OVAなのか、劇場版なのか…。
もし実現してくれるとしたらOVA版の可能性があるんじゃないかな？と何となく感じています。
頼む！！！！来てくれ！！！

まとめ






いよいよ寄宿学校編本編が終了ッ…してしまいましたッ…

しかしまだまだ黒執事は終わりません。
次回のWEBラジオは我らが葬儀屋(アンダーテイカー)役諏訪部順一さんとセバスチャン役小野大輔さんがパーソナリティーに決定！！


うわああああああーーー！
待ってましたあああああ！！

死神と悪魔！！
バチバチなのかおふざけまくりなのかどっちだろう！！

私も葬儀屋さんが上裸で逃げたのか、校長手袋をつける際爪はつけ爪なのか切っていたのかが気になって昼夜逆転しそうなのでダメもとで質問メールを送ってみようと思います！

まだまだ楽しみは続く…！
ありがたいっ…！テンションぶち上げです！！

黒執事考察ブログ、動画化します！！

次回はいよいよ最終回！
同時視聴ライブ配信でも少し言及させて頂きましたが、
実は現在アニメ最終回までに公開を目指して当ブログの記事の考察動画を製作しています！
※まだ動画は出していません！

動画公開場所はこちらの
餅月のYouTubeチャンネル＆ TikTokとなります。

www.youtube.com
www.tiktok.com

今まではブログ記事のみでの言及でしたが、
微力ではありますが8年以上私なりに精一杯拾ってきたまとめてきたこちらの内容を、より分かりやすく＆より見やすく。そしてより多くの方が黒執事原作が用意してくれた伏線に気付くきっかけになりより楽しんで頂けたらと‥！
少しずつではありますが、将来的には全記事を動画化できたらと思っています！

めちゃくちゃ大変過ぎて気が遠くなりそうですが…っ！新たなフェーズの推し活突入として頑張りたいと思います！
よければチャンネル登録をして待って居て頂けると嬉しいです！応援してくださいっ( ;∀;)！

また動画編集の経験がある方で動画制作を手伝って頂ける方は、餅月のXにDMして頂けるととても嬉しいです！
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それではまた次の記事でお会いしましょう！

餅月