黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【アニメ黒執事 -寄宿学校編-】第9話「その執事、郎笑」感想 & 考察 /約7年ぶり!アニメ黒執事に葬儀屋(アンダーテイカー)遂に降臨!! P4が犯した「罪」とは

こんにちは!餅月です。
本日はアニメ黒執事第9話「その執事、郎笑」についてのガチ感想&解禁されたアニメ黒執事最新情報等をブログにまとめさせて頂きたいと思います!

アニメの感想は勿論の事、漫画との相違点やオリジナル要素、重要な伏線等にも言及させて頂きます!
考察に触れる為、こちらの記事内では寄宿学校編および本誌内容のネタバレを含みます。まだ未読の方はご注意ください。

もう!!言葉に出来ません!!
ワァァァ!!

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アニメ黒執事公式サイト

www.kuroshitsuji.tv

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

ある日、シエルの元に女王から、
英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校に通う親族・デリックほか
複数人の生徒が音信不通になっているという手紙が届く。
かくしてセバスチャンとシエルは、事件を調査するためにウェストン校に潜入する。
事件の真相とは…?

キャスト
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:岡田堅二朗
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン:清水祐実
音楽:川﨑 龍
制作:CloverWorks
引用元:ABEMA

アニメ黒執事『-寄宿学校編-』WEBラジオ「ウェストン校の談話室」

www.joqr.co.jp
WEBラジオ『ウェストン校の談話室』は毎週木曜 19:00~19:30にて配信中です。
第8回のパーソナリティは、P4の榎木淳弥(ロレンス・ブルーアー役)さん、武内駿輔(ハーマン・グリーンヒル役)渡部俊樹さん、(エドガー・レドモンド 役)さん、橘 龍丸(グレゴリー・バイオレット 役)さんの四人です。贅沢!

youtu.be

アニメ同時視聴YouTube Live配信

アニメ放送期間中は毎週土曜日23時20分~
YouTube Liveにてリアルタイム同時視聴ライブ配信を行っています!
ABEMAにて地上波同時配信で視聴可能です。
餅月のアニメ同時視聴YouTube Live配信はこちらです!
www.youtube.com


ライブ内に時計をセットしているので、アニメと一緒に合わせて見て頂ければ同時視聴が可能です。
「推しが尊すぎて耐えられないかも」と逆に不安なそこの貴方!仲間です!是非一緒にアニメ黒執事を見ましょう!

よろしければ高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります!

※アニメ本編の音声&映像が流れることはありません
※こちらの配信はネタバレになるべく配慮した内容となっております!

前回のあらすじ


寮対抗クリケット大会で無事「碧の奇跡」を達成し、『真夜中のお茶会』への招待を受ける事に成功した坊ちゃん。

遂に対面を果たしたウェストン校の絶対権力者「校長」を前にして
行方不明となっている生徒たちについての言及をはじめるものの、
そこに姿を現したのは正しく探していた生徒、デリック・アーデン本人でした。

前回の第8話では登場まで描かれていたデリック・アーデン。
今回のあらすじでは扉が開くところまでで切られてOPに移行しました。

敢えて姿が描かれない演出がまた不気味…!
異なる表現方法で2回、デリックの不気味さを感じることが出来て非常においしい演出でした!

クマさんが言及して下さっている月下美人については
私の自宅で咲かせた本物の月下美人の写真&動画と共に前回の考察記事で詳しく言及しています。
良ければ是非この機会に併せて読んでみてください!
www.under-taker.com
www.under-taker.com

デリック・アーデンの正体

ようやく姿を現したデリック・アーデン。
しかしその様子はこの先行カットからも見える通りどこか様子がおかしいです。


すたすたと歩きだしたと思ったら、おもむろにグリーンヒルに嚙みついたデリック・アーデン。
その様子はもはや生きた人間ではありませんでした。

アニメ開始からここまでわずか4分間の出来事。
この中で描かれたデリックの姿を通じて貼られた重要な伏線&伏線回収要素が既に2か所存在します。

・肉をかじるグリーンヒル
・ヴァイオレットを素通りするデリック・アーデン

伏線回収:肉をかじるグリーンヒル

アニメ黒執事寄宿学校編第5話で貼られたオリジナルシーン。
クリケット大会の前夜祭で肉をかじるグリーンヒルの描写についてです。
今回、ビザールドール化したデリック・アーデンにより自分自身の腕の肉を食われてしまった事で伏線回収が行われました。

重要箇所:肉をかじるグリーンヒル

今回、アニメオリジナルシーンとして
前夜祭内で肉をかじるグリーンヒルの口元のアップ画が描かれました。

これは、寄宿学校編の後半でグリーンヒルがデリック・アーデンに自身の腕の肉をかじられることの伏線である可能性があります。
漫画の中ではかじった骨付き肉を持っているグリーンヒルが描かれていますが、かじる瞬間の描写はありません。
アニメでこの動作が細かく描かれることで「もしかして伏線…?」と、思わずドキッとしてしまうシーンになっていました。

肉をかじるグリーンヒル:アニメ黒執事寄宿学校編第5話「その執事、入場」より引用
肉をかじられるグリーンヒル:黒執事17巻第82話「その執事、郎笑」より引用


引用www.under-taker.com

齧られる直前のグリーンヒル:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

↑このデリックが口を開く部分のアップ画はアニメオリジナルシーンとなります。

「ため息」を漏らす不気味なビザールドール

展開を知っていたにも関わらず、ビザールドールデリックの想像以上の気持ち悪さ(褒めてます)にずっと鳥肌が立っていました。

何というんでしょうか、
原作を読んだ際はデリックに対し多少違う者の基本は豪華客船編のビザールドールと似た印象をより強く持っていたのですが、アニメ化されたことによりデリックからは豪華客船編でのビザールドールとはまた異なった異質さを新たに感じました。

生者と死者のはざま、といいますか…。
特に顕著に感じたのは、縛れらたデリックがうめくシーンで「はあ…」という人らしい吐息の様な、ため息の様な声が漏れていた点です。
原作ではここはう“う“…。という唸り声が描かれているので、声優の小林裕介さんによるある意味アニメオリジナル演出と言えるのかもしれません。

アニメでは唸り声の他にここでため息を吐いたデリック・アーデン:黒執事17巻第82話「その執事、郎笑」より引用

豪華客船編でのビザールドールは
「ザ!ゾンビ!」でしたが、
時折意識がある様なそぶりを見せるデリック・アーデンは、むしろただのゾンビよりずっと不気味な存在にすら感じました。

ちょっと黒執事の先の話に言及してしまいますが、蘇生された兄シエルもこんな歪な時期があったはず。

明確な進化であるとはいえ、
その工程はあまりにもグロテスク‥。
もし愛する人が死んでしまい、
蘇生の道中にこんな様子を見てしまったとしたら普通の人であれば耐え難いような苦痛を感じるかもしれないと思いました。

それを乗り越えて大喜びでムツゴロウが出来る葬儀屋さんは本当に凄いですし、狂ってるとしか言いようがありません。(※誉めてます)

枢先生いわく「ムツゴロウ葬儀屋」:黒執事第141話「その執事、推量」より引用


重要伏線:ヴァイオレットを素通りしたデリック・アーデン

もはや生きている人間ではない状態のデリック・アーデン。
坊ちゃんの口により「カンパニア号でみたやつらと同じ(ビザールドール)」と言及がなされました。

しかし、今回のシーンでは
デリック・アーデンとカンパニア号のビザールドールたちとの間では明確な相違点が存在します。

それはカンパニア号のビザールドールたちは
最も近くにいる人間を無差別に襲うのに対し、デリックはグリーンヒルより自分の傍にいたヴァイオレットを始め生徒たちを素通りし、自分を殺害したグリーンヒルを意図的に攻撃した
という点です。

さりげなく描かれているこのシーンですが、
これは死者であるデリック・アーデンが自分の意志を持ち、今までのビザールドールに比べ多少の取捨選択が可能になっている事、即ち死者蘇生技術が進化している事を示す重要な伏線となっています。

イレギュラーな行動をとるデリック・アーデンから紐解く
ビザールドールの進化については、下記記事で詳しく言及しています!
www.under-taker.com

より詳細なビザールドールの進化の歴史は下記記事で詳しく言及しています!
www.under-taker.com

セバスチャンのビジュが良すぎる

ビザールドールが発生するという異常事態にセバスチャンを召喚する坊ちゃん。
ここからセバスチャンがデリックを捕らえるまでの間
セバスチャンのビジュが特に良すぎる…!
同時視聴中ずっと「ビジュビジュビジュ…。」と発狂していました。あの殺傷力はヤヴァイDEATH

「イエス、マイロード」の時の唇の動きなんて、30fpsくらいヌルヌル動いてるように見えました。

デリック・アーデンを捕らえる際の結び方の緩急の付け方で命が助かったファンの仲間の方も多いのではないでしょうか。
同時視聴中私は思わず「ありがとう。そのくらいが本当に丁度いい」と叫んでいました。

思わず「ありがとう」と叫んだデリックのワイン巻き:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

デリックと「酒」の伏線

今回枢先生により、この時のデリックの縛り方は
ワインボトルのラッピングをイメージされたという裏話がありました。

私は舞妓さんの帯の様なイメージを持っていたのでこのポストを拝見した時思わず「あはは」と思ったのですが、よくよく考えるとこれも意味深です。

恐らく次回のアニメ黒執事内で描かれることになるのですが、
デリック・アーデンと「酒」には重要な繋がりがあります。

デリックは裏で副校長アガレス先生に酒を渡すことで癒着をしていました。

「酒」を渡していたデリック・アーデン:黒執事18巻第83話「その執事、賛同」より引用

そんなデリック・アーデン自身が死後、無様にワインラッピングされてしまうとは…。
何とも皮肉です。

デリック・アーデンを殺害していたP4

「デリック・アーデンを殺した」と自白したP4 。
殺害の動機について、グリーンヒルはじめP4は学園のシンボルである聖・ジョージの伝説について触れました。

国の平和を脅かす竜を倒した彼に従ったまでだと言う彼ら。

アニメ黒執事寄宿学校編第4話の際、
クマさんがこの「聖・ジョージ」について言及されてました。

事件を暴く坊ちゃん(聖・ジョージポジション)を囲むように「竜」としてジャバウォックを描いていたバイオレット。
クマさんのポストによれば、
これは必ずしも坊ちゃんを「敵対する悪」として描いた訳ではなさそうです。

先の章の話になってしまいますが、青の教団編では事件を解決して欲しくて意図的に坊ちゃんを招き入れていたと語ったバイオレット。
寄宿学校編でも青の教団編でも、バイオレットだけは秘密と現実のはざまで一人苦しみ、坊ちゃんに事件を解決し助けてもらうことを望んでいました。

ビザールドールが隠されていたのはバイオレットが所属していた紫寮。
バイオレット以外のP4は、『真夜中のお茶会』で初めてアガレス副校長以外のビザールドールを見たようでした。
しかしバイオレットだけは他の個体の蘇生の不自然さ、邪悪さをいち早く目の当たりにしていた可能性があります。

実際、デリックが現れた際のバイオレットも一人だけ様子がおかしいことが分かります。

一人だけ様子がおかしいバイオレット:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

P4の中で一番の変わり者として描かれている筈のバイオレット。
しかし実は彼が一番優しく、一番学園からの洗脳度が低く、一番まとも寄りな神経を持った人物である可能性があります。

アニメオリジナル演出:リアン・ストーカーからの手紙

レドモンドを通じて暁学会に蘇生依頼のコンタクトを取ったP4。
暁学会からの返事の手紙は、カルンスタイン病院の院長リアン・ストーカーから来ていた事が今回明らかにされました。

ウェストン校のレドモンド宛に描かれたリアンからの手紙:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

原作内ではこの手紙の文字はバーコード化されてしまい読めない為、これはアニメ初出の情報となります。
こういう作り込み、凄く嬉しいですね!!


重要伏線:葬儀屋(アンダーテイカー)の暗喩「ユリの花」

P4が暁学会とコンタクトを取った際、学校の廊下に白百合の花が見えます。
白百合は葬儀で使われる花として有名であり、黒執事の中では葬儀屋を象徴する花としてキャラクターに添えられ度々描かれます。

このシーンは、暁学会を呼び出した事により
学園に葬儀屋の影が近づいてきている事を表す伏線として白百合の花が意図的に描かれたシーンです。
※この百合の描写は、原作内でも影絵として存在します。

葬儀屋を暗喩する花「白百合」:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

アニメオリジナルカット:葬儀屋の横顔

ウェストン校へ馬車に乗ってやってきたリアン・ストーカーと葬儀屋。
葬儀屋さん、本来は馬車なんて乗らなくてもシュッ!と瞬間移動できちゃう筈ですが、死神としての正体をバラさないためにちゃんと馬車に乗っている所が可愛いですよね!

すっごく細かいポイントなのですが、ウェストン校に到着して葬儀屋がレドモンドに紹介される際、原作では足元だけしか描かれませんがアニメでは上半身&横顔まで描かれるという小さなオリジナル演出があり無事不意打ち死しました。

葬儀屋(アンダーテイカー)の横顔:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

全く予想出来てなかったので、初見時私は多分この直後の坊ちゃんと同じ表情をしていました。
※「思ってたのと…違う‥!?」という意味で

黒幕は「葬儀屋」?いいえ元凶は「ドルイット」!!

いよいよ暁学会と繋がってしまったウェストン校

これらを踏まえた上で言及したいのは、
寄宿学校編の「元凶」は誰なのかという点です。

セバスチャンはこのように発言しました。

セバスチャン
「本を正せば取るに足らない小さな出来事。それをこれほど複雑怪奇にしたのは全て、貴方(葬儀屋)ですね?」
黒執事17巻第82話「その執事、郎笑」より引用

そうかも、確かにそうかもしれないけど、、、ッ
ここは敢えて言わせてください!!

葬儀屋さんがそんな複雑怪奇に介入する原因を作った
超超大本の元凶はドルイットこしゃくだという事を…!!

ドルイットが居なければ寄宿学校編は「起こらなかった」

ドルイット子爵がレドモンドに暁学会の存在を知らせておらず、かつ紹介してさえいなければそもそもこの寄宿学校編は起こらなかったんです!!!!

ここで大声で言わせて頂きたい!!
葬儀屋さんから蘇生を持ちかけた訳じゃないんです!
呼ばれたから行ったんです!!
どっちかというと元凶はドルイットだ!!


正体を現したアンダーテイカー!

遂に校長、基葬儀屋(アンダーテイカー)がその姿を現しました!!
多分多くの人が思ったはず。

あのロン毛、帽子の中に入るの!?と。

ミジンコながら葬儀屋さんのコスプレを楽しませて頂いている身である私、校長のコスプレもしたことがある経験から言いますと、
案外入ります。

ミュージカル黒執事~寄宿学校の秘密~でも、
上田勘大さん扮する校長が葬儀屋として姿を現す時。

よくよく見ると原作通り、こちらもちゃんと帽子に中に収納されていたロン毛が帽子を取るのと同時にはらりと落ちてきているのが分かります。
本当に案外入るんです。

良ければ是非
生執事もチェックして見て下さい!

アニメオリジナル:葬儀屋(アンダーテイカー)まとめ


そして嘘だろおおおお!
まさかの葬儀屋さん説明アニメオリジナルシーンがあああーーー!!

もう想像してなさ過ぎてライブ配信で叫びまくってました。

とりあえず、文字を打てるようになってからの私の第一声はこれでした↑
葬儀屋さん推しとして是非!入れてくれ!と思う箇所を
余すところなく網羅してくれていた回想は本当に豪華で、何回死んだかわかりません。

※特に切り裂きジャック編で坊ちゃんの首根っこ掴むところ。
みて。みて。

しかも全部絵・音声共に新規とのこと!
ぶええええええーーー!

この水彩画風特殊アニメーションシーンをご担当されたのは発智和宏さん
「回想なので思い出しては霞むようなはっきりしない朧げな様を表現」されたとのこと…。

もう本当、
本当にありがとうございます…!!!


何と言いますか、これ、
少なくとも悪役の回想シーンとしての演出ではないですよね。
それが一番うれしかった…。

現在の葬儀屋さんは敵対している立場の為、
悪役として描くことも簡単にできるんではないかと思うんです。
ですが今回の滲むような霞むような、儚さのある絵からはどうしても優しさを感じてしまって、それがもう本当に嬉しくて気づいたら涙が出ていました。

悪役というよりはどちらかというと家族間の、他愛もない、それでも幸せだった想い出を描く色鮮やかな走馬灯の様な…おっと誰か来たようだ。

葬儀屋さんに浸って泣いていた所に容赦なくぶち込んできた突然のドルイットこしゃくも含めて、もうマジで最高でした。
ありがとうございますッ…

初見時思わず「ぶっとばすぞ」と言ってしまった突然の空気クラッシャードルイット子爵:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

美しい推しの想い出に触れていたら突然現れたクラッシャードルイットに対し、思わず
「わ“あ“ドルイットお前ふざけんなぶっ飛ばすぞ大好き!!」と暴言を叫び散らかした私の証拠魚拓はこちらです。
(前後含め超絶音量注意DEATH)
www.youtube.com

この突然のドルイット登場攻撃を受け、
ふと頭をよぎったのは枢先生のこのポスト。

確かにここも大事なシーンだけど…。

推しの儚い思い出風(大事な)回想シーンにもドルイットが登場する伏線とは思いませんやん!?!?

「あれえ~?」の言い方もかわいかったなあー。
ああもう情緒不安定。

ドルイットをいれてくれて!!!
ありがとうございます!!!

突然の予想していなかった豪華客船編や、遺髪入れや、クローディアや、葬儀屋さんの優しい笑顔や、もう本当に突っ込みたいことは山の様にあるのですがそれだけでとんでもない文字数逝ってしまいそうなので、後は先程載せたうるさすぎる同時視聴ライブの様子で察してください。

ここのアフレコはセバスチャン役小野さん、シエル役真綾さん、葬儀屋役諏訪部さん、そしてクラッシャードルイット()の並びで録音されたとのこと…!

坊ちゃんをセバスチャンと葬儀屋の間で挟んでの録音…っ
そこに飛び込むドルイット…っ!“最高すぎでは

ミュージカル「黒執事~寄宿学校の秘密~」も伏線だった‥?

ちなみになのですが今回描かれた
アニメオリジナル過去回想葬儀屋説明演出。
この唐突不意打ちの予想だにしない供給攻撃で致命傷を負ったのは、実は今回が初めてではありません。

この衝撃、
私は確かに身に覚えがある。

それがどこかというとミュージカル黒執事寄宿学校編。
いわば生執事でのオリジナル演出です。

コロナ禍中、ギリギリの状態で上演された奇跡の生執事舞台。

私は確かに寄宿学校編を観に行っていたはずなのですが、
何故か切り裂きジャック編が始まり、その後サーカス編が巻き起こり、直後推しが月をバックにまるでセーラームーンのように登場し華麗にデスドリル(※餅月造語)を繰り広げ、豪華客船編が始まるという衝撃を私は目の当たりにしました。(そして死にました。)

まさかあの過去回想編も含め、
「アニメでもまた唐突リプライズあるで★」という伏線だったと、いうので‥っしょうか…っ“
それはッ…よめなかッたッ…“不覚ッ“

この突然の供給過多による放心臨死体験。
本当に久しぶりでした。
気になる方は是非ミュージカル生執事~寄宿学校の秘密~もチェックして見て下さい!

舞台のセンターでセクシーに腰を回して踊り
、美しい高音シャウトをする超激レア葬儀屋さんも観れるヨ!

重要:葬儀屋初登場時に既に貼られていた「校長」の伏線

さて、ちょっと真面目な考察です。
今回満を持して明らかになった校長の正体。

実はこの正体を示唆する伏線が、
なんと葬儀屋さんが黒執事に初登場したお話である切り裂きジャック編第6話の中で既に登場していたのを皆様御存じでしょうか?

皆様、校長と言えばどんなポーズを思い浮かべますか?
多くの方が顔の前で両手を組んだポーズを思い浮かべるのではないでしょうか。

実はこのポーズ。
葬儀屋さんは寄宿学校編だけでなく初登場の時点で既に行っているんです。

それがこちらです。

「校長ポーズ」の伏線:黒執事2巻第6話「その執事、始動」黒執事17巻第81話「その執事、施錠」より引用

偶然、と思われる方もいるかもしれませんが、
今回アニメオリジナル演出として描かれた葬儀屋のキャラクター説明過去回想シーンでは正しくこのシーンから始まりました。

葬儀屋が初登場時に1度だけ見せた「校長ポーズ」:アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

鳥肌が凄くないですか!?
つまりこれは偶然ではなく、意図的に張られた伏線である可能性が極めて高いです。

葬儀屋さん=校長である事の伏線は、
葬儀屋さんが初登場した第6話の時点から緻密に準備されていたことになります。

これが黒執事の凄い所ですよね…!!!

時系列:葬儀屋はいつから校長だった?

これは同時視聴ライブ内で質問頂いた内容です。
葬儀屋さんは一体いつからウェストン校の校長だったのでしょうか?

それを紐解くためには、
葬儀屋&リアンがいつウェストン校と初めて接触したかを紐解く必要があります。

これは
デリックが帰省しなくなった時期=殺害された時期=遺体が腐る前に迅速に接触した
と考えると、大体いつ頃の出来事だったのかあぶり出すことが出来ます。

過去にまとめさせて頂いた、こちらの黒執事時系列表を基準に考察させて頂きます。
www.under-taker.com

デリックが帰宅しなくなったのは1888年夏頃。
恐らくこの時期にデリックは殺害され、ウェストン校のP4と葬儀屋が接触しました。

これが黒執事本編の中ではいつ頃の話かと言いますと
切り裂きジャック編が発生した直後です。
時間軸で言えばたった1年前なのですが、
黒執事のストーリーで考えてみると相当昔からに感じないでしょうか…!!

豪華客船編で命を落とすリアン・ストーカーが生きている事からもわかる通り、
P4と葬儀屋達の出会いは古く、これは豪華客船編が起こるより前の話なのです。

切り裂きジャック事件が発生し、坊ちゃんが伝説の駒鳥衣装を身にまといドルイット子爵のパーティーに潜入調査していた日。
これが1889年9月8日の出来事と分かっています。

つまり葬儀屋は、この時期にはもう既にウェストン校で死者蘇生の実験をしていた事が分かります。

またこの時点でP4によりウェストン校の本物の校長先生は世界一周旅行に出かけていて戻るのは来年の秋になると発言があります。

伝統を重んじている監督生たちに対し当の校長本人はずいぶんと自由気ままですよね。
彼らが殺人を犯してまで守ろうとしていた伝統も、当の校長本人にとってはいわば「この程度」…。

なんとも皮肉です。
これに気付けていたら、もしかしたら最悪寄宿学校編の事件は起こらずに済んでいたかもしれません。

では葬儀屋は、この初期の頃から校長業をやっていたのでしょうか?
結論から言ってしまえば、答えは正確には分かりません。

しかしこれはあくまで予想ですが、葬儀屋は普段から校長業をやっていたという訳ではないように感じます。

そう考える理由は以下の2つの通りです。

・豪華客船編について知らなかったレドモンド
・監督生しか会えない存在「校長」

豪華客船編について知らなかったレドモンド

まず、坊ちゃんがウェストン校に転入してきた際のシーンについて言及します。
初めて坊ちゃんが白鳥宮に呼ばれた理由は
「あの豪華客船沈没事故の詳細を聞きたいから」でした。

この発言をしている時のP4達の雰囲気は軽く、深刻な内容を話しているというよりはゴシップで盛り上がっているようなそんな様子。
つまり、レドモンド達は葬儀屋から自分がこの豪華客船沈没事故に関係しているという事実を知らされていなかった可能性が高いと感じています。

船の中で「動く死体」が目撃されていた事はニュースになっていた事から、もし勘が鋭ければ、葬儀屋が関与している可能性に気づいたかもしれません。

が、彼らがデリックと豪華客船事件の関連性を紐づけて事件の発覚を恐れるような様子は見られませんでした。

このことから、葬儀屋はP4とそこまで深い仲ではなく
あくまで蘇生を依頼された人物として付き合っていた可能性
を考えることが出来ます。

監督生しか会えない存在「校長」

次に重要なのは、校長は監督生しか会えない存在であるという点です。

校長本人の不在。そして監督生の不始末を隠す上で、この学園の伝統は大いに役に立ちました。
校長が一般の目に触れることがめったにない以上、隠ぺいすることは簡単だからです。

P4達は校長本人の不在を隠し、表向きは絶対権力者として校長が学園に在校している形を振る舞いました。
副校長も亡き今、実際は校長ではなくP4の4人が絶対権力者として学園の実権を完全に掌握できていた事が分かります。

校長には監督生しか会えないという伝統が存在する以上、人目に触れることもないことからわざわざ葬儀屋が常時校長役をする必要はなかったのではないかと私は考えています。

しかしそんな「校長」が唯一、
監督生以外の人物の前に姿を現さなくてはいけないイレギュラーな行事がありました。

それこそが今回描かれた寮対抗クリケット大会真夜中のお茶会です。

この時期だけはどうしても「校長」が必要になります。
確定は出来ませんが、葬儀屋が「自分は臨時講師」と言っている事から、
葬儀屋はこの時期だけの限定の形で校長役をP4から依頼されていた可能性があります。

となると、何が最も恐ろしいかと言いますとヴィクトリア女王の采配です。

ヴィクトリア女王が坊ちゃんにウェストン校の調査を依頼したタイミングは正しくP4のイレギュラーを唯一突くことが出来る完璧なタイミングであったと言えます。

これがヴィクトリア女王が「何故が」観ることが出来るというバタフライエフェクト…。
恐ろしすぎます。
このタイミングの良さ。
果たして本当に偶然なのでしょうか?

ヴィクトリア女王のバタフライエフェクト、
そして黒執事の中で貼られている女王の黒い疑惑伏線については下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com
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ちなみにこれは余談ですが、
坊ちゃんが入学してきた時期は恐らく葬儀屋が既に校長業を代理で行っていた頃です。

校長が絶対権力を振るうポイントとしては生徒の寮決めも当てはまると言及がされています。

坊ちゃんは青寮に寮分けされましたが、
これが葬儀屋がヴィンセントを回顧し、校長として初めて絶対的采配を振るった結果だったとしたら…。
なんだか猛烈にエモいですよね。(根拠は無いのでこれはヲタクの妄想です)

重要伏線:アニメオリジナル葬儀屋台詞「冬の海に投げ出されて心配してたけど…。」

回想が終わり呆然としてる中、
ホワイトアウトした画面の中でくるくる動いていたのは葬儀屋さん御自らが回している帽子。

「あー・・・帽子だァ~・・・。」
と呆然見たのは恐らく私だけじでは無かったはず。

が!
まだまだ油断できません!

ここでまさかのアニメオリジナル台詞!!

葬儀屋
「やあ伯爵。冬の海に投げ出されてからどうなったかと心配してたけど…。元気そうで何よりだよ。久しぶり。」
アニメ黒執事寄宿学校編第9話「その執事、郎笑」より引用

ちなみに原作だと葬儀屋さんは同じシーンでこのように発言しています。

葬儀屋
「やあ~伯爵。相変わらず小さいねェ。元気そうで何より。初めての集団生活は楽しかったかい?」
黒執事18巻第83話「その執事、賛同」より引用

ァァァァァ!優しさがッ…!
優しさがプラスされてるっ…!!

と、心の中はまるで鬼滅の刃で出てくる手鬼状態になりました。(元号が!元号が変わっている!の奴です。伝われ)

真面目に考察すれば、この台詞には以下3点において重要な伏線的意味合いが込められている可能性があります。

・サーカス編:坊ちゃんの喘息を踏まえた伏線
・葬儀屋とファントムハイヴ家の関係を示唆する伏線
・坊ちゃんを海にぶん投げるセバスチャンとの対比

順番に考察していきます。

サーカス編:坊ちゃんの喘息を踏まえた伏線

豪華客船編では葬儀屋は船を割ってその場から逃走します。
バイバイした時点ではまだ坊ちゃんは海に落ちてはいませんでしたが、この台詞を見る限り坊ちゃんがセバスチャンによって冬の海に投げ飛ばされたところまではちゃんと見ていたようですね。
坊ちゃんが海にぼっちゃんした様子は見ていたようです。

これは妄想ですが、葬儀屋さんの事なので例え姿をくらませたとしても坊ちゃんに万が一の事があった場合は助けに行こうとしていたはず。
セバスチャンが坊ちゃんをボートに引き上げ救出した時点で無事を確認し、離脱したものだと私は解釈しました。

つまり、このオリジナル台詞の真意は
冬の海に入り、ゾンビと戦い、屋敷に戻った後坊ちゃんが身体を壊さなかったかどうかを葬儀屋は心配していたのではないでしょうか。

何故葬儀屋が坊ちゃんの体を心配するのか。
これは決して過保護だからではありません。

その伏線はサーカス編内に存在します。

女王の命令でノアの方舟サーカス団に潜入調査をしていた坊ちゃん。
サーカス団員と生活を共にする上で行水をし、風邪をこじらせてしまうシーンがありました。
時系列を見ればサーカスに潜入していた時期は2月。
非常に寒い中、屋外で冷水を浴びるという状況は豪華客船編で冷たい海に落とされた時と状況は酷似していると言えます。

そしてこの際、セバスチャンは坊ちゃんを診察したサーカス団の専属医から
「坊ちゃんは過去に酷い小児喘息だった可能性がある」と診断を受けました。
そしてそれを受けセバスチャンは「その事実は初耳だ」と発言します。

坊ちゃんの小児喘息の原因はまだ本誌の中で明らかにされていません。
しかしこの坊ちゃんが過去に小児喘息を患っていた事を知っていた葬儀屋と知らなかったセバスチャン。
そしてセバスチャンもその過去を知った上でとった冷たい海に坊ちゃんを投げ飛ばすという行動は、

セバスチャン、坊ちゃん、そして葬儀屋の関係性を紐解く上で非常に重要な伏線となる可能性があります。

葬儀屋とファントムハイヴ家の関係を示唆する伏線

結論から申し上げますと、
過去の坊ちゃんはただ体が弱いだけでなく、兄シエルやファントムハイヴ家との関係性からくる無自覚の精神的ストレスから小児喘息を患っていた可能性が出ているのです。
※この考察について詳しくは下記記事にまとめています
www.under-taker.com
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そして兄シエルとセバスチャンは
坊ちゃんの次男としての精神的苦しみを理解できていない(兄は理解できておらず、セバスチャンは理解し寄り添おうとは思っていない)キャラとして描かれています。

唯一異なるのは葬儀屋(アンダーテイカー)です。
幸せそうな兄シエルに対し、葬儀屋は「坊ちゃんは君の様に幸せな幼少期ではなかった」と暗に発言しています。

坊ちゃんが幼少期にストレスを受けている事を知っていたキャラとして描かれているのこそ、葬儀屋(アンダーテイカー)その人なのです。

幼い頃から坊ちゃんと兄シエルの事を知っていた葬儀屋。
今回のアニメオリジナル台詞は、冬の海に投げ出された後風邪をひかなかったかという点ばかりはどうしても気になってしまっていたというなんとも優しい()親心の様な気持ちで発言したのではないでしょうか。

ちなみにアニメでは葬儀屋さんのこの心配する台詞に対し、
坊ちゃんはオリジナル台詞として「どの口が!元はと言えば全て貴様のせいだろうが!」と返しています。

うん、
それはそう。

坊ちゃんを海にぶん投げるセバスチャンとの対比

先程も言及した通り、
葬儀屋さんは坊ちゃんが冷たい海に放り投げられた後の事を心配しているように感じます。

これは、一見かなり似た主従関係に見える

・セバスチャンから坊ちゃんに対する対応
・葬儀屋から坊ちゃんに対する対応

この二名の明確な相違点としても印象的に描かれているように感じます。

分かりやすい言葉で言えば、
「契約上最悪命さえ助かればいい」という理由から、「お許しください!」といいつつも容赦なく冷たい海に放り込むのが悪魔セバスチャンで、
「…とはいえ冷たい海に投げ出しては坊ちゃんが身体を壊してしまうのではないか」と心配し、多分最後まで投げることはしないのが葬儀屋

であるように感じます。

今回のアニメ第9話でも描かれた通り、
とはいえ葬儀屋さん本人も坊ちゃんの首根っこを掴んだり豪華客船編の中で坊ちゃんを放り投げたりと、一見結構雑に扱うことも多いのです。
しかし私が声を大にして言いたいのは、
これらは全部坊ちゃん体に負担がかかったり大事には至らないことを分かった上での行動範囲にとどまっているのです。
※実際豪華客船編で葬儀屋が坊ちゃんを空中に放り投げた後、セバスチャンが捨て身で坊ちゃんを守ったのを見届け葬儀屋は「君なら伯爵を守ってくれると思っていたよ」としっかり発言しています。「たとえ落ちても死にゃしないだろう」ではなく、「怪我をするわけがない」と分かった上で投げている事が分かります。

こうして見てみると、一見似て見えるセバスチャンと葬儀屋の坊ちゃんの守り方にはかなり差が見えてきます。

セバスチャンはあくまで
契約上の最低ラインは守りつつも決してそれ以上のことはしません。
故に坊ちゃんが少しでもセバスチャンへの指示を間違えれば、坊ちゃん自身の身はあっという間に危険が及びます。

対し葬儀屋は、極端に甘やかすことはないものの、それでも坊ちゃんの体に負担をかけるようなことをすることは基本無く、坊ちゃんを一個人として労りちゃんと大切にしようとしているように見えるシーンが多々存在します。

あの豪華客船沈没の瞬間も。
もし仮に葬儀屋さんがセバスチャンの立場であった場合、葬儀屋さんはどんな状況であったとしても坊ちゃんをとりあえず一度海に投げ飛ばすなんてことはもしかするとしなかったのかも、しれません。(いわゆる「それは葬儀屋にとっての地雷行動」みたいな。

とはいえいくら悪魔セバスチャンが傍にいるとはいえど豪華客船が沈没する時は超危険。
坊ちゃんが死んでしまう可能性も当然ゼロではありません。だからきっと葬儀屋は姿をくらましつつも、その瞬間はきちんと見届けていた、と私は信じたいです。

これはただの妄想ですが、いざという時の為にどこからか見守っていた葬儀屋が
沈没する船の先端から浮き輪に押し込まれ海に投げ込まれた坊ちゃんを見た時はもしかすると「えええええーーーー」とかなり衝撃を受けたかも、しれませんね。いわゆるドン引き状態

※その後ボートに引き上げられたのをみて、「まあ…いいか…。よくないけど…。でも伯爵体弱いしまだゾンビ沸いてるし、風邪ひかないかなあ…」と後ろ髪惹かれながら撤退していったとしたらちょっと面白いですww

↓同時視聴ライブのリスナー様が絵に起こして下さいました!
よく見ると葬儀屋さんの視線の先には投げ飛ばされている坊ちゃんがいます。こんな感じでちょっと引いて見てたら面白いですよねwww
掲載許可ありがとうございました!


結局、坊ちゃんは風邪を引いたの?

葬儀屋さんが気にしていた
「で、結局坊ちゃんは体を壊さなかったか」という疑問について。

この答えは、劇場版黒執事BooK of the Atrantic完全限定生産盤に封入されている描き下ろしコミックス内で明らかにされています。

結論から申し上げますと
坊ちゃん、大丈夫でした

サーカス編では体を壊してしまっていた坊ちゃんですが、あれからずいぶん強くなったようです。

豪華客船編ではセバスチャンをねぎらい、屋敷に帰ったらよく休めと言った坊ちゃん。
このオマケ漫画では実際にセバスチャンが坊ちゃんから1日休みをもらった日の事が描かれています。

坊ちゃんは寝込む様子が全くなく超元気‥!
本当に良かった!

休みをもらったセバスチャンの戸惑い様や、パジャマが無かったセバスチャンがとある代用品を身にまとい衝撃的な姿で寝る様子などが描かれているので、まだ未読の方は是非こちらもチェックして見て下さい!

基本坊ちゃんの事はかなり詳細に知っている葬儀屋さん。
ただ今回の様に、たまに葬儀屋さんも知りえない坊ちゃんとセバスチャンの関係性があったりするんですよね。

そしてその分からない部分を、
葬儀屋さんは原作内で物理的に暴こうとしてくることが結構多いです。

※豪華客船編でセバスチャンの走馬灯を覗いたのも、「2人がどのように契約したか」「セバスチャンから坊ちゃんに対する忠誠は、葬儀屋が許すに値する本物の忠誠かどうか」を審査する為だったと思われます。
走馬灯を暴いて物理的にこれらを知ってしまうのは流石伝説の死神…。激しすぎるごり押しです。
こちらの考察については下記記事で詳しく言及しています。
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葬儀屋さんが坊ちゃんについて知っている事、そして知らない事。
この小さな差がいつかどこかで食い違い、入れ違いとなって近い未来に大きな不幸とならないことを願ってやみません。…多分不可避だけど。

現時点で感じている一番不穏なすれ違い伏線はこちら↓

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P4の過去

さて、アニメは葬儀屋からP4に視点が戻ります。

P4が何故デリック・アーデンを殺害したのでしょうか。
その理由が少しずつ描かれました。

ブルーアー先輩は結構涙もろいんですね。
ボートパレードの時もそうでしたが、P4になった感動で泣いてしまう様子には心打たれるものがありました。
枢先生もそうだったご様子です。
「なのになんでこんなことに…。」という特大ブーメランが凄すぎます。

一方のクマさん。
勝手にルールを決め、それの為に努力し、達成して感動。人間だけにできることですね。というポストは対照的にあまりにも冷ややか…!!!(ちょっとゾクゾクしました)

クマさんこの時だけセバスチャンか葬儀屋さんが乗り移られてませんか‥?
これが黒執事担当編集者…と何故かキラキラした目で見てしまったポストでした。最高DEATH

実在するウィスキー「MACALLAN」

レドモンドが生徒から没収し、後にデリックが賄賂として副校長に渡していた事が発覚するウィスキー。
こちらは18世紀から続く老舗で造られた実在するお酒とのことです!

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頑張るレドモンド

P4として職務を全うするレドモンド。
監督生の仕事に責任を持ち努力している姿勢や生徒を叱咤する姿勢からは本当にあのドルイット子爵の甥っ子か?と感じてしまう程真面目で素敵な青年に見えました。

匿名の詩の意味にもいち早く気づいたレドモンド。クマさんのポスト曰く彼の「才能」とのこと。(無限に脳裏をチラつくドルイット。納得。)
ドルイットだったら気づけたのかなあ…。
でもあの人一応医者だし美的センスは間違いないみたいだしなあ…。うーん割と猛烈に気になります。


いじめの温床:闇のクリケット

レドモンドが解き明かした詩に指定された内容。
「木曜の消灯後、音楽室に来て欲しい。」という秘密のメッセージ。

この場で行われていた内容は、デリック・アーデンたちによって行われていた人間闇クリケットでした。
よくよく見ると、上半身を裸にされている生徒にはクリケットのマークが描かれている事が分かります。

先週までの華やかなクリケット大会とは一転。一気に闇は深くなります。

こちらの記事↓でも言及させて頂きましたが、
寄宿学校編全般で描かれたモーリス・コールによる搾取といじめ。これが殺人にまで発展してしまった事件こそがデリック・アーデンの事件でした。

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モーリス・コール編は
丸ごと寄宿学校編の伏線となっていた事が分かります。

寮対抗クリケット大会も、華やかなボートパレードはこの闇のいじめクリケットを描くための残酷な伏線であったともいえます。

どうしてこんなことに…。

枢先生もおっしゃられていましたが、
どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。

P4は年齢相応に若く、愚かではありましたがそれでも曲がった青年ではありませんでした。
むしろ全員が学園を愛し、責任に燃え、自分の職務を全うし学園を正そうとしました。

実在する名門寄宿学校でも、実際このような陰湿ないじめは結構あるそうです。
私は、いつか起こるべくして起こってしまった事件なのではないかと感じています。

もしレドモンドが詩を解けなければ、デリックが寮弟になっていなければ。グリーンヒルがあの日バットを持っていなければ。何か一つ欠けていればこの事件はもしかすると起こらなかったのかもしれません。
しかし事件は起こってしまいました。

学園全体にある種の洗脳がされてしまっている以上、これらの偶然が重なってしまえば、例え今回のP4の時でなかったとしても似たことは起こりえると感じます。
実際、坊ちゃんのいとこであるエドワードさえも寄宿学校の中ではこの洗脳にかかってしまっていました。

同情してしまいかねないこの状況。
来週はきっとそんなシーンで坊ちゃんが「人を殺しておいて一体何を言っているんだ?」と一括してくれることでしょう。
葬儀屋さんが笑う訳です…。

まとめ

いよいよ物語は終盤に差し迫り、ついに推しが登場しました。
来週も出番は盛り沢山!あと2回で寄宿学校編が終わってしまうなんて信じられません…!

ここからはノンストップで葬儀屋さんが出てきます。
覚悟を決めましょう。

来週は「最ッ高に面白い!」の台詞も聞けるのかなあ~…!
あのシーン、原作で葬儀屋さんは口元は笑いつつも目が睨んでいるような気がしてなりません。
個人的にはちょっと侮蔑するようにキレた雰囲気を入れてほしいなあなんて思っているのですが、果たしてどうなるのでしょうか。

楽しみなんて言葉では表現できないくらい楽しみに待ちたいと思います!

あーーー!
見たいけど終わってほしくないなああああーーーー!

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月