黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【黒執事考察ブログ】ネタバレ第199話「その執事、陳答」/明かされたF.O.L児童養護院の子供たちの真の目的とは。「脱走者」を逃がさないように管理する「離脱者」の存在。

こんにちは!餅月です。
『黒執事』最新話第199話「その執事、陳答」Gファンタジ―2023年5月号の考察をしていきたいと思います。

今回、叫びました。
ライブ配信は一部音量注意です!

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F.O.L児童養護院に潜入しているフィニアンとスネーク。
今回の話では、4人の子供たちが個別にフィニアンに接触をしてきました。
彼らがフィニアンに接触した理由、そして彼らが目指す目的は何なのでしょうか?

今回も順番に考察を進めていきたいと思います。
前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
www.under-taker.com

Gファン初見読みライブ配信

第199話の初見読みライブ配信はこちらです。
毎月18日Gファンタジー発売日に、
YouTubeLiveにて初見読み&考察のリアルタイムライブ配信を行わせて頂いています!!
よろしければ高評価とチャンネル登録お願いします!(^^)!
www.youtube.com
※今回音量注意です

「読みたいけど超展開が怖い!」という親愛なる同士の皆様!
同じファン仲間同士で叫びながら同時読みしてみませんか。
黒執事、みんなで読めば怖くない!!(…多分!)
もし葬儀屋さん(※私の推し)が突然出た暁には、管理人が突然叫ぶ可能性がありますが、生暖かく見守って頂けると嬉しいです。



あらすじ:黒執事第199話「その執事、陳答」Gファンタジー2023年5月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:ヤドリギに囲まれているテオ。空を飛ぶ鳥を見つめている
※この時テオが乗っている脚立は第151話で兄シエルが使っている脚立と同じものと思われる

飛翔(と)べない巣立ちーーー
シエルに電報を打つため、養護院を抜け出そうとしたフィニだが…

・フィニを捕まえ縛り上げていたコーギークラスのメイベルはフィニの体重を支え切れず落下してしまう
「そろそろ見回りがきてしまう」という言葉に、アーティは舌打ちをする
・テオは3つ質問をした。

・「F.O.L児童養護院の職員に生徒を見張れと言われたか?」
「ドールが何者か知っているか?」
「『巣立ち』を迎えた子供がどこへ行くか知っているか?」

・フィニは全てにノーと答える
・何も知らないと答えるフィニを前に子供たちは会話を始める。
・メイベル「やっぱり協力者なんかいらないよ!あたし達大人より強いじゃん!だからあたし達だけでここを逃げよう!みんなも連れてさ!
・口を滑らせてしまったメイベルに対しテオは、いつかお前が職員の前で口を滑らせそうではらはらするという
・テオは年長者である自分達には残り時間が少なく、子供だけじゃここから抜け出せないという。
・オリバーは脱走した子はみんな…。まだ死にたくないと泣く。
・フィニは「君たちの力になれるかもしれない。」という。
主人の命令で人の血を集めている組織の調査をしているというフィニ。
・それを聞いた子供たちは一気に表情が変わった

第199話終了ーー

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
www.under-taker.com

第199話伏線回収箇所

・子供たちは施設からの脱走と自分たち以外の協力者を探していた 的中◎

第199話:重要伏線箇所

今回の第199話で特に重要な箇所について箇条書きでまとめます。
過去の考察記事も踏まえ、
こちらの的中箇所を中心に、順番に考察を進めていきたいと思います!

・力が無い子供と、怪力をもつフィニの対比関係
・F.O.L児童養護院では複数人の脱走者がいる
・4人の年長者はドールについてどこまで知っているのか
・4人の年長者は子供たちがどこに行くか知っているのか
・「死にたくない」というワードの真意

枢先生の巻末コメント

ジムに通うのが億劫すぎて、ついにエアロバイクを購入。2週間毎日続いてるので、このまま頑張りたい…!

枢先生お身体に気を付けて頂きたいです…!
今回の黒執事には「枢先生に励ましのお便りを出そう!」のポップがありました。
同じ葬儀屋さんファンの方では今回のお話で発狂した方も多いかと思うのですが、その熱量をそのまま一筆いかがでしょうか…!

あて先
〒160-8430
スクウェア・エニックス 月刊「Gファンタジー」編集部 枢やな先生係

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

いやーーーーーー叫びました!!
本当に油断していたタイミングでした。
まさかページをめくったら最後のシーンにいらっしゃるなんて…!!

あまりにも予想外過ぎて、最初ページをめくってから3秒くらい推しがいることに全っったく気づきませんでした…!!!
最初は効果線かとおもったんです。
そうしたら効果線ではなく推しの髪の毛でした。

あまりにも繊細で美しいタッチに一瞬全く気付けませんでした。心臓止まるかと思った。
ページをめくってから3秒後くらいに推しの存在に気付いて叫ぶ限界の様子はライブ配信にばっちり記録されてしまっているので、興味のある物好きな方だけみて見て下さい。

髪の毛と言えば、今回の葬儀屋さんは珍しいアホ毛がありました。
それこそ約ネバのエマちゃんのような触覚のようなアンテナアホ毛です。


葬儀屋さんのアホ毛。うーーーーん可愛すぎる。
構図的に風や無重力感を感じる絵だったからだと思うのですが、あの形のアホ毛は実は結構レアな気がします。
突如とした美しすぎる推しの供給。そしてアホ毛。
寿命が延びました。ありがとうございます。

例え本誌の時間軸で推しのリアルタイムが描かれることが無いであろう場合でも、ひとたび血液収集施設の話が噂されるような状況になればその象徴として今回の様に唐突に葬儀屋さんの供給があるかもしれないという事を学びました。
今後も肝に銘じて、全力で楽しみにします。

後個人的にはアーティ君の言葉遣いの変わりようが面白かったです!言葉遣いと態度が悪い…!
お昼はいかにもミニ・セバスチャン!な様子の所作言動でしたが、本来の彼はあんな荒々しい言葉遣いなのですね。
いくら最適であっても、お育ちが垣間見えました。
・・・いや、もしかするとこの二面性も踏まえて最適解なのかもしれません。
セバスチャンも二面性がありますものね。凛とした執事と禍々しい悪魔。
執事としての面はアーティもセバスチャンも共通ですが、アーティ君の二面性はセバスチャンに比べると禍々しさよりはチンピラ感を感じましたww
このギャップもまたたまりませんねーーー。
台詞だけが描かれているシーンでは一瞬、この台詞が誰の口から出てるのかわからないくらいでした。

テオも、扉絵を始め所々の所作がいよいよ兄シエルとそっくりでゾッとする部分が多々ありました。
これらがどのように兄シエルの蘇生向上につながるのかが興味深いです。
それでは元気モリモリで考察に移っていきたいと思います!

考察

年長組は施設から逃れる事を求めていた

こちらは伏線回収箇所です。
今回の第199話の中で最も重要な内容の内の一つであると思われます。

以前より黒執事本誌の中では、4人の年長者達が例外的に『巣立ちの日』を喜ばない事や、ヤドリギの寄生樹として捉え方などから実はF.O.L児童養護院施設の血液収集との関係性に気付いている姿勢が多々描かれました。
当ブログでは、これらはF.O.L児童養護院で将来的に自分たちが何らかの形で血液を搾取される事実を嫌がっている事を示唆する伏線なのではないかと考察してきました。

今回4人の子供たちが言い争っている中で、やはり子供たちはこの施設から逃れたがっていることが明らかになりました。

オリバー「そろそろ見回りがきちゃいます!」
テオ「F.O.Lの職員に生徒を見張れと言われた?」
黒執事第199話「その執事、陳答」より引用

これらの台詞は言わずもがな、現在の4人が行っていることは施設職員の意向ではなく、むしろ大人達に隠れて独断で行っている行為であることが分かります。
また施設側は「適性」を重視し「適性」に合う行動をする子供を重んじていることからも、これらの逸脱行為が年長組の彼らにとってどれだけリスクがある事かも見て取れます。

「焦り」がある年長組

今回テオの言葉からも「自分たちは年長でもう残り時間が少ない」という言葉がありました。
その言葉を皮切りに、敵か味方かもわからないフィニの目の前でつい言い争いを始めてしまうほど彼らには余裕がなく焦りが見える状況である事が分かります。

「協力者」を求めている年長組

当ブログでは、フィニと年長組が協力関係になる可能性があることについて考察してきました。
今回の第199話でその可能性は更に濃厚になったと感じています。

コーギークラスのメイベルの発言を見てみましょう。

メイベル「やっぱり協力者なんかいらないよ!あたし達大人より強いじゃん!だからあたし達だけでここを逃げよう。みんなも連れてさ!」

このメイベルの台詞は、テオからの質問に対して全てNOと答えたフィニを見て出た言葉でした。
つまり彼らはフィニがこの施設の裏側について何らかを知る人物であった場合、協力を仰ぎたくて今回の行動に出たと思われます。
しかしフィニが実際は何も知らないただの日雇いだったのかもしれないと思い、その失望からこの発言が出たと思われます。

以上のことから、元々彼らが協力者を求めていた場合、フィニと年長組達の協力関係が築かれる可能性は更に濃厚になったと感じます。

ちなみに余談ではありますが、フィニがいる場でつい上記の台詞を言ってしまい子供たちの目的を漏らしてしまったメイベル。
そんなメイベルに対しテオは職員の前で口を滑らせそうでハラハラすると言いました。
これが伏線にならないことを祈るばかりです‥‥‥。

F.O.L児童養護院では複数人の脱走者がいる

次に重要なポイントは、F.O.L児童養護院では複数人脱走を計画したものがいるという新事実です。

オリバー「でも脱走した子はみんな…やっぱりもう諦めるしか…。」
黒執事第199話「その執事、陳答」より引用

みんなと言っていることから、施設では過去に複数人脱走者が出ていることが分かります。
しかし彼らの発言からよると、脱走を企てた者の中で成功した子供は残念ながらいないようです。

今回テオは「子供だけじゃここから抜け出せない」「(脱走失敗について)だから別の方法を考えているんだろ?」と言っています。
上記の考えの根拠は、過去に子供たちだけで計画した脱走が失敗に終わったからであると考えられます。

つまり、少々ややこしいのですが年長組の中で特にテオは、最終的には施設から逃れる事を求めつつも、脱走は希望していない(現実味がない)と言っていることが分かります。
更に要約すれば脱走以外の施設からの解放を求めており、そしてそれは自分達だけでなくF.O.L児童養護院の子供たちみんなの解放も求めていることが分かります。

以上のことから、彼らの目的は「血液収集の事実があった場合は施設を破壊せよ」と命令を受けているフィニアンの目的と完全に一致することになります。

4人の年長組の子供たちは、自分たちとその他の何も知らない子供たちを含めた施設からの解放を求めるために、施設破壊のフィニに協力する形になる可能性がいよいよ見えてきたように感じます。

力が無い子供と、怪力をもつフィニの対比関係

また、仮にフィニと子供たちが本当に協力関係となる場合、彼らは互いに弱点を補える良きパートナーとなれることが分かります。

フィニ
・頭脳派ではない
怪力がある

4人の子供たち
・頭脳派がいる
身体能力が高いものの、まだ腕力が乏しい

今回の第199話でフィニの捕獲に完璧に成功したように見えたメイベルが、その重さに耐えきれず途中でフィニを落としてしまうシーンがありました。
これは、フィニが腕力という点で子供たちを補えることを表す伏線である可能性があります。

また、前回の第198話では逆にフィニは指示を求めるために坊ちゃんに電報を打とうとしていました。
つまり4人の子供たちと仮にタッグを組めた場合、恐らく頭脳がより優れているアーティとテオが坊ちゃんの代わりにフィニに知恵を貸す参謀になる可能性があります。

そのように見れば、彼らは大変頼もしく見えますよね!
フィニと子供たちの相性はピッタリだと感じるので、是非このままタッグを組んでもらえないだろうか…!と期待してしまいます。

また、うまく説明することが苦手なフィニアンですが、自分の調べている組織について「人の血を集めている」という根幹部分をきちんと子供たちに伝えることが出来ました。
今まで施設の中ではヤドリギだったり、養分を吸われるだったり比喩ばかりで直接それらが「人の血液」を指していることについては一度も触れられることがありませんでした。

幸いフィニは今回それをズバリいう事が出来たので、恐らくフィニは子供たちに信じてもらえるのではないかな?と思います。

疑問点

以下は今回の第199話で触れられた中での疑問点です。
これらは今後のF.O.L児童養護院編の中で重要なポイントになってくる可能性があります。

4人の年長者は子供たちがどこに行くか知っているのか

テオからフィニに投げられた質問です。
上記の問題は子供たちの血液搾取にも恐らく密接に関わってくるポイントかと思われます。
現段階で予想できる範囲で考えればファントムハイヴ邸もしくは兄シエルが滞在する可能性がある施設ではないかと思われますが、現段階では未定です。

子供たちはこの点についてどのような情報を得ているのか。そしてその情報がどこまで正しいものなのかを含め注意深く見守っていきたいと思います。

「死にたくない」の真意

オリバーから「死にたくない」というワードが出ました。
このワードから浮かぶ疑問点は一つ。施設を巣立った子供は殺されるのか否かという点です。

結論から申し上げますと、私は現段階では子供たちは巣立った後殺される可能性は低いのではないかと考えています。
理由は以前にも言及した通り大きく分けて3つあります。

・輸血提供者を殺してしまう事にはメリットが存在しない点
・F.O.L児童養護院は兄シエルへの輸血に特化した子供たちを育てている可能性
・F.O.L児童養護院では、子供たちは使用人としての技術を学んでいる点

前回の第198話でも考察しましたが、
兄シエル側は使用人を欲しているという伏線が既に原作内で貼られています。
F.O.L児童養護院では子供たちは使用人としての技術を学ばされていることから、仮に巣立ちの日の後血液を搾取される側に回ったとしても、ただ血を抜かれるだけでなく恐らく使用人としての労働の必要が出てくるものであると考えられます。

そこのF.O.L児童養護院では子供たちに血液型が必要条件とされており、特別な子供たちとされており、また、クラスの中には服装まで兄シエルと全く同じ格好をした子供たちがいることから、この施設が兄シエルへの輸血を特に意識した施設であることは恐らく間違いがないと思われます。

そしてスフィア・ミュージックホール時代から、兄シエル側は失血死をなるべく出したくなかったという事がセバスチャンの口から明らかとなっていました。
確かに、死者蘇生の為に血液が永続的に必要な現段階では、輸血提供者の死は兄シエル側にとって特にメリットが無いことが分かります。

以上のことから、今回のF.O.L児童養護院施設の子供たちもまた殺される可能性は低いのではないか、、、と現段階では感じています。

となると、このオリバーの「死にたくない」という発言は一体何を意味しているのでしょうか?

現段階で考えられる可能性は3つあると感じています。

・本当に殺される可能性
・本当に殺されると思っており、子供たちが間違った解釈をしている可能性(実際は殺されない)
・血液を抜かれることを殺されることと同じくらい恐れている可能性

この真実がどれかによっては、子供達の立ち位置や発言の信ぴょう性が大きく変わることになります。

4人の子供たちはとても頭がいいですが、それでも搾取され、管理され事実を隠蔽されている側なので立場的には施設側に比べて圧倒的に不利な状態です。
そんな中で必死につかんだと思われる真実の糸口。
それに気付けただけでも勿論十分凄いのですが、彼らはどこまで正確に真実を知ることが出来ているのでしょうか?

次回以降彼らの口からどのように現状説明があるかを注意深く見守りたいと思います。

4人の年長者はドールについてどこまで知っているのか

ひとつ前の内容とほぼほぼ同じものです。
フィニを尋問するタイミングでドールの名前が出たという事から、ドールがこの施設においては女性職員達よりもはるかに重要なキーパーソンであることはもう間違いがありません。
しかし彼らがどこまで正確に真実を知っているかはまだ分かりかねます。

ただ、ドールは子供たちと直接接している事、そしてその中でも突然倒れてしまうことがあったことから子供たち相手でもボロは出やすいキャラであると感じます。
現在ドールにはビザールドールとしての一面の他にポラリス様疑惑も浮かんでいます。
もし仮にそうであった場合、ポラリス様であるという事まで子供たちがつかめているかは分かりかねますが、少なくともドールの体調異常(ビザールドールの血液不足)と自分たちの巣立ち(輸血)に密接なかかわりがあることに気付く糸口には十分なりそうな気もします。

スネークと、スネークの蛇について

前回から4人の子供たちと接触しているのはフィニアンのみです。
子供たちの口からドールというワードが出たことから、ドールの直接的知り合いのようであるスネークとの対話は今回は控えたという事でしょうか。

しかしまだ油断はできません。
前回の考察でも述べましたが、スネーク本人が寝ていることも現段階でフィニは確証を持てていません。
また、スネークはF.O.L児童養護院に到着した際に無数に蛇をはなっていました。

恐ろしいのは、この放った蛇たちをスネークが回収したかが不明だという点です。
時間軸としては現在二人は施設に到着した最初の夜です。むしろまだまだ調査中の段階で、何もつかめていない状態で蛇を回収するともなかなか考えにくいような…そんな気がします。

もしそうであった場合、スネークがたとえ起きていなくても、蛇を通じてスネークがドールに対する重要な話を聞いてしまう可能性があります。
もしそこでドールの生死に関わるような根本的なことが聞かされてしまったとしたら…ゾッとしますね。
今現在フィニが尋問されている部屋は調理場か食糧庫なのか、蛇が隠れられそうなところが沢山あります。こっそり潜んでいるような気がしてなりません…。

また余談ですが、ドールに捕まれた蛇本人からのスネークへの報告も気になりますね。
直接ドールに触れられた蛇が、なにも違和感を感じてないとはなかなか思えません…。

現在フィニとスネークは別行動となってしまっていますが、この別行動の間にスネークが蛇と会話をし、これらに気付いてしまうことが無いかが心配でたまりません…。
最悪部屋に戻ったらスネークがいない!なんてことが無いといいのですが‥‥。

離脱組の葬儀屋と、脱走を阻止する葬儀屋

さて、最後にちょっと気になったことをメモとして残しておきたいと思います。
今回F.O.L児童養護院の年長組はこの施設から逃れる事を目的としていることが明らかになりました。
「脱走したみんな」というワードがオリバーの口から出たとき、ふと似ているなと思ったのは死神派遣協会の離脱組の存在でした。

F.O.L児童養護院では、施設の真実に気づいた子供たちから脱走を図っている可能性があります。裏の目的を知らなければ、この施設の環境は元泥雲雀である子供たちにとって決して悪い待遇ではないからです。
死神派遣協会もまた、自殺者に自殺概念を思い出させること無く生き生きと楽しそうに死神として働かせるために死神達を一種洗脳状態にしている可能性があります。
このことから、F.O.L児童養護院にとどまる何も知らない子供たち=疑問を抱かず使役される現役死神の縮図にどことなく似ているように感じました。

となると、F.O.L児童養護院からの脱走者=死神派遣協会の離脱組と似ていると言えるのかもしれません。
何か施設に不満が無ければわざわざ脱走することはないでしょう。
それは死神派遣協会でも同じである可能性があります。

形上は「許される日」があるとされている死神派遣協会。
自殺した元人間である死神達にとってそれは本来喉から手が出るほど欲しいものな筈ですが、それを蹴ってまで離脱を敢行するのは、いったいどんな思いだったのでしょうか。(許される日が存在しない可能性も十分考えられるとは思いますが…。)

そして上記を踏まえてちょっと私が感じてしまった事は、
このF.O.L児童養護院においては、本来離脱組側であった葬儀屋さんが、今度は施設から子供たちを逃がさないように統制する側に役割が変わっているという点です。
もしこれが対比もしくは今後死神派遣強化について触れられる際に派遣協会の在り方についてを暗喩した伏線であったとしたらなんとも皮肉です。

以前オセロの口から、葬儀屋さんがやっていることはお上が定めた魂の定義を根本から変える行為だと言及がありました。
葬儀屋さんがやっていることが実際お上(神?※仮)に成り代わる事だった場合、奇しくもF.O.L児童養護院で既に葬儀屋さんは、死神派遣協会でお上がやっている仕事と同じ内容を担っていることになります。

考えすぎであってほしいです‥‥。

死神派遣協会による死神洗脳説は下記記事で詳しく考察をしています。
www.under-taker.com
www.under-taker.com
www.under-taker.com

まとめ

今日は完全に油断していたタイミングで葬儀屋さんの登場にもう大歓喜でした。
来月号で黒執事は記念すべき第200話を迎えます!
もしかしたら来月号でも扉絵に登場してくれたりしないかなーーーなんて期待してしまう自分もいながら、あんなに美しい絵を一枚頂けたのだから2カ月連続の供給があったとしたら耐えられないかもしれない&贅沢すぎると思ってしまう自分もいます笑
まあまだ狸の皮算用ではあるのですがww

後気になる点としてはドールとコーギークラスの関係性でしょうか。
コーギークラスの制服とドールの服に共通点がある事と、ジニーの巣立ちとドールの体調不良が関係しているように思えてなりません。
また最近気づいたのですが、まだ確証は持てないのですがどうもコーギークラスの子供たちだけに女の子がいるように見える気がします。
輸血提供者と併せていた場合、ドールは女の子ですから一致しますよね。またボーイッシュな格好をさせるという点も生前のドールと一致します。

こんな重要な施設で1クラスを使ってまでドールの血液を生成していた場合、いよいよドールの立ち位置は特別なものになります。
一体何がそこまで重要なのでしょうか?サーカス団で殺されたことや坊ちゃんの因縁だけにしては待遇が良すぎるように感じます。
このあたりも徐々に明らかになっていくのではないでしょうか。

ドールとコーギークラスについては近いうちに記事をまとめさせて頂きますね。
取り急ぎ今日は、久しぶりの葬儀屋さんの供給を噛みしめながら生きたいと思います…!

餅月