黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【ネタバレ考察】『黒執事』第159話「その執事、配送」/メイリンが所属していたマフィアは、劉の所属する「青幇(チンパン)」だった

こんにちは、餅月です!
『黒執事』最新話第159話「その執事、配送」Gファンタジ―2020年1月号の考察をしていきたいと思います。

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです。
www.under-taker.com



メイリン過去編は、伏線回収よりも伏線張りの回か?

今回のメイリンの過去回想の物語ですが、いつもの黒執事とほんの少し違うような気がします。

それは、この回想は
伏線回収ではなく、新しい伏線(情報)を張る回である可能性があるという点です。

今までの物語では、今回のメイリン編に対して伏線が張られていません。
(例えば、メイリンと眼鏡に何か重要な伏線があるのではと考えることは、過去の伏線から考察することは可能ですが、メイリンの具体的な生い立ちや、「男を名乗っていた」「リンという名前だった」などは単純に新たに開示された内容です。)

今までの物語ではどこかに何かしら関連するヒント・伏線がいくつかあり、それに対して考察する、というものが多かったため、このような状況は新鮮でとてもワクワクします!

普段、私は考察をさせて頂くにあたり、根拠のない「予想」はしないようなるべく避けています。
ですが今回もそのように予想無しでブログを書いてしまうと、考察ブログとしての本誌内容の引用との主従関係が成り立たなくなってしまう可能性があります。
その為、今回はほんの少しだけ私の根拠ない予想も含まれています。
予想部分はあくまで参考程度に読んでいただけますと嬉しいです(*'ω'*)

今後も、恐らくこのように考察不可能な章初めが描かれることがあると思います
(例えば葬儀屋の過去編とか描かれる暁には同じ状態になりそう。何となく方向性は考察できたとしても、今回のメイリンの様にヒントが全くないまま過去回想になると、そのキャラクターの具体的な過去を考察することはほぼ不可能です)

その際は、予想はするもののあくまで考察ではなく予想という形に区別したいと思います。

またその時は予想をメインにするのではなく、「この新たな物語の中で、どこが今後の黒執事に関わる重要な伏線になってくるのだろう」という点を、過去に張られた伏線と照らし合わせることで考察していくことをメインに出来たらと思いますm(__)m!

なので今回はどうしても予想が多いことをお許しくださいーーー
よろしくお願いします!!



あらすじ:黒執事第159話「その執事、配送」Gファンタジー2020年1月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!(^^)
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:路地裏で、暗い表情のままマスケット銃を抱える幼き日のリン(メイリン)

碧落(千里)を射貫く梟の眼ーーー

中華系マフィアの一員になったリン

中華系マフィアの男たちは青幇(チンパン)のメンバーだった

リンは、脅されながら強引にスナイパーとして暗殺の仕事をさせられていた。

10年後、その腕前からリンは青幇(チンパン)の中でという異名で呼ばれることになる。

しかし、リンに笑顔はなくその表情は暗い。

リンをスカウトした青幇(チンパン)幹部の白(ハク)は荒れていた。
阿片と娼婦の規制が厳しくなり、売り上げが10年前の半分になっていたからだ。

白は女王の番犬から「アヘンの流通量を減らせ」という手紙を受け取り激昂した。

同時に白は中国本国から、英国に幹部である劉を派遣するという手紙を受け取る。

白は英国は俺一人で十分だと言い、梟に女王の番犬の首を獲るように命じる。

そのころ、坊ちゃんは屋敷でセバスチャンから「想い人」から手紙を受け取っていた

そして運命が交差するーー

黒執事第159話終了ーー

今回新たに張られた伏線箇所

今回新たに張られた重要そうな伏線の箇条書きです。
具体的な考察は、根拠とともにこの後詳しく書きます!

・青幇(チンパン)と哥老会(かろうかい)は実在する中国の秘密結社
・メイリンは青幇(チンパン)に脅されて暗殺をさせられていたため、居心地のいい場所では無かった
・劉は規制を受けて売り上げが下がる英国青幇の助っ人として本国から送られてきた
・劉は若くして手段を選ばずに幹部までのし上がった

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

過去劉がロン毛だああああああ!!!
まだ後ろ姿しか出ていませんがロン毛でびっくり!!!!
しかも後ろで三つ編みとか可愛すぎますーーーー!!
早く若いころの劉の顔が見たいです!(*'▽')

またメイリンの過去も更に明らかになってきました。
メイリンが所属していたところがまさか青幇(チンパン)だったとは・・・!劉との意外な接点です。

メイリンはこの青幇(チンパン)に救われたというよりは暗殺を失敗したら殺す、と脅されて仕事をしていたようです。
また、手柄を立てているにもかかわらず組の中で差別も受けているようで、食事もあまりしっかりとありつけていないようでした。

メイリンにとって、青幇(チンパン)での生活は、いままでの泥棒生活とは比べ物にならない程過酷なものだったのかもしれません。
確かにメイリンは泥棒時代耳飾りを撃ち落としてはいたものの、人を殺したことはありませんでした。

人なんか殺したことが無いメイリンが、その眼を人殺しに利用されるストレスは相当だったのではないでしょうか。

そんな中で、そろそろ近いうちにメイリンとセバスチャンたちが接触しそうです。
一体メイリンには坊ちゃん達がどのように映るのでしょうか。

過去のメイリンには笑顔もなく、また女性であるということも隠しているようでした。
少なくとも、現在のメイリンはかわいらしい女性として生きており、顔も生気に満ち笑顔もあります。

セバスチャン坊ちゃん達との出会いが、メイリンにとってどのような救いだったのかがとても興味深いです。

それでは考察に移っていきたいと思います

考察

実在する中国の秘密結社

今回、青幇(ちんぱん)と、哥老会(かろうかい)という中国マフィアが登場しました。

この上記の2つは実在した中国の秘密結社です。

また青幇(ちんぱん)と哥老会(かろうかい)は、同時期に存在した秘密結社です。今回の黒執事の中では哥老会(かろうかい)の幹部を青幇(ちんぱん)幹部が暗殺したため、ライバル同士でもあったようです。ですが調べた所によると1904年にはこの2つの秘密結社が同時に華興会に入り、民国革命の主戦的役割として共闘した史実もあるようです。

青幇(ちんぱん)

中国の秘密結社。青幇(ちんぱん)または「清幇」略して「安清」「安慶」当初は「漕幇」と呼んでいた。元々は中国に広がる大運河の水運業ギルドだったが、時代が変わるに連れ一部が革命(辛亥革命)前の中国の暗黒面を代表する秘密結社になった。その一部は、上海を支配しアヘン、賭博、売春を主な資金源とした。その中でもアヘンを最大の資金源とし一時は中国全土の取引を支配した。後の文献もこれが主となってしまったため一様に暗黒面とされた。
しかし、もとは相互救済、民族主義、漢民族再興、打倒清朝(満人)が最大の不変の目的である。

引用源:
青幇 - Wikipedia

哥老会(かろうかい)

中国近代の反体制秘密結社。哥弟会などともいう。その起源はアヘン戦争以前にさかのぼるようだが,太平天国(1851‐64)滅亡後の湘軍解散にともない,長江(揚子江)流域一帯に広く勢力を分布するにいたった。もともと〈反清復明〉の伝統をもつ下層民衆の相互扶助的組織だったが,列強の侵略がいやます時代にあって,排外暴動の組織者として著名である。1891年(光緒17)の長江流域での一連の暴動はその最大のものだが,のち辛亥革命のさいにも重要な役割をはたした。
引用源:株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について

1904年には三合会,青幇(チンパン)とともに華興会に入り,民国革命の主戦的役割を果たした。→会党
引用源:株式会社平凡社百科事典マイペディアについて

(ピンイン:Gēlǎohuì)は、中国の反体制秘密結社の一つである[1]。
白蓮教や天地会などの影響を受けながら、清代18世紀に四川省で生まれた。農民の互助自衛組織として発展、湖南省・湖北省を中心に長江流域に広がり、反清復明(はんしんふくみん)を掲げて活動した。主に農村を基盤として、流民や無産者を組織し、地主など地方有力者や知識人を指導者とした。清代末期には孫文ら革命派と結び、1911年に始まる辛亥革命に重要な役割を果たしたが、中華民国成立後は反革命的な性格を強めていった[1]。

同時代の秘密結社青幇(チンパン) に対し紅幇(ホンパン)ともよばれた。

引用源:哥老会 - Wikipedia

人を殺したことが無かったメイリン

メイリンは青幇(チンパン)に入る前も確かに泥棒という悪事を働いていましたが、パチンコで耳飾りを撃ち落としていただけであり人を殺したことはありませんでした。

なのでメイリンがズシ、と重たい銃を持たされるシーンがとても印象深く残りました。

ガタガタと震えながら銃を構えたメイリンですが、それは「撃ち損じたら殺される」という恐怖からだけでなく、「これで当てたら人が死んでしまう」という恐怖も含んでいたのではないかと思います。

メイリンの名前の由来

メイリンの元の名前はリンでした。
現在青幇(チンパン)では梟と呼ばれており、もはや名前でさえ呼ばれていません。

しかし、坊ちゃんの下で働く彼女の現在の名前はメイリンです。
リンではなく、どのようにしてメイリンとなったのでしょうか。

以下は根拠がないあくまで私個人の予想です。

フィニ同様坊ちゃんから新たに名前をもらったからである可能性もありますし、実は孤児になり男の子を演じる前に両親から貰った本当の名前がメイリンだったのかもしれません。ここはまだ考察が不可能です。個人的には後者の、女の子として両親から貰っていた本当の名前がメイリンであり、リンは男の子を演じる上で名乗っていた名前だと面白いかなあと感じました

そう予想するうっすらとした根拠として挙げるとすれば、メイリンにあえて「メイ」を付ける理由があまり浮かばなかったという点です。
(※メイリンは英語で書くとMayleneです。これは固有名詞としての意味がある単語です。また単語一つ一つを割って考えるとMay(多分)lene(リン)という意味にも取れ、一応辻褄はます。ちょっと苦しくなりますが、初めに名前として「梟」を名乗ったリンに対し、「本当の名前は」ときかれ「多分、リン」と答えた可能性も無きにしも非ずではありますが、さすがにこれはちょっとこじつけすぎ?名前の理由としてはダジャレが過ぎるかな?と感じています('ω')なので根拠はありませんが本名がメイリンだったのかな?と今は感じています)

眼鏡を与えられず、スナイパーとして以外は用無しだったメイリン

坊ちゃんに仕えるようになってから生き生きと笑うようになったメイリンですが、青幇(チンパン)とファントムハイヴ家とのメイリンの扱いの違いで最も重要な点が眼鏡の有り無しであると私は考えています。

眼鏡は、メイリンにとってただの道具以上に重要な意味を持つものである可能性があります。

と言いますのも、メイリンは青幇(チンパン)で人道的な扱いを受けていませんでした。

暗殺者として加担させられたことも、加担しなければ殺すと脅されたせいであり、青幇(チンパン)のなかでメイリンはいじめにもあっていました。

何故有能だったはずのメイリンは青幇(チンパン)から眼鏡を与えられなかったのでしょうか。

そして当時のメイリンは、
スナイパーとしてしか存在理由がなかったからであると考えられます。

青幇(チンパン)が必要としていたのはあくまで遠視のスナイパーとしてのメイリンだけでした。
逆に言えば、それ以外の遠視で困っているメイリンはどうでもよかったのです。
なので当然メイリンは眼鏡を支給されることはなく、日常生活は困難を極めていました。

しかしファントムハイヴ家では、
メイリンはスナイパーとしてだけではなくメイドとして雇われました。

遠視のスナイパーとして以外も必要とされる、これが青幇(チンパン)とファントムハイヴ家との最も決定的に大きな違いだったのではないでしょうか。

結果、ファントムハイヴ家ではメイリンは日常生活も目が見えないと困る状況になりました。

例え仕事に必要だからという理由だったとはいえ、眼鏡を得たことで恐らくメイリンの生活は大きく変化したはずです。

それはすなわち人道的な生活と言っても間違いはなかったのかもしれません。

この眼鏡を得て生活が変わったことも、メイリンが今笑顔で働けていることに大きく影響を及ぼした可能性があると私は考えています。

また、眼鏡についてですが、
視力問題以外にも、今後の黒執事の黒幕に関わる非常に重要な伏線である可能性が非常に高いです。
詳しくは過去の記事をご確認ください
www.under-taker.com
www.under-taker.com
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メイリンを女性と見抜き、女性扱いした初めの人物は誰か?→セバスチャンか?

子供時代のメイリンですが、ずっと男の子を演じていました。
いままでの描写の中では、メイリンが実は女の子だったことが青幇(チンパン)の仲間に知られている様子は見えません。

ですが、現在のメイリンはメイドの女の子として生活をしています。

この、メイリンが男の子から女の子になった瞬間が今後どのように描かれるかがとても興味深いです!

メイリンのセバスチャンへの恋は伏線か?

以下はまだ根拠が薄いため、考察ではなくあくまで根拠のない予想として読んでください。

孤児となってしまったメイリンが男の子を名乗ったのは、恐らく身を守るためではないでしょうか。

やはり女の子である方がよからぬ犯罪に巻き込まれる可能性は格段に高いはずです。

メイリンはそれを避けるために男の子を名乗ったのかもしれません。

またこれもまだ妄想段階ですが、メイリンがセバスチャンに恋をしている理由が、この自身の性別に関係していたとしたらとても面白いなと感じています。

今まで誰も自分のことを女の子だと気づかなかったにもかかわらず、セバスチャンがサラリと当たり前のようにメイリンを女の子として扱ったような過去があったら、、、、それでもしかしてイチコロになってしまったのかな、、、?なんて妄想してしまいました//まるでサーカス編のジョーカーとドールみたいに・・・だとしたら納得してしまう気がします

劉の過去

次に劉についてです。

劉とメイリンが青幇(チンパン)出身であるという意外な共通点が明らかになりました。

劉とメイリンに直接接点があったかはまだ謎です。
が、メイリンはこの後どうやらすぐファントムハイヴ家に向かいそうな様子なので、となると劉とメイリンはちょうど入れ違いになっていたのかもしれません。

また、劉は手段を選ばずに幹部までのし上がったということが明らかになりました。
普段はへらへらしている劉なので、どのような方法でのし上がったかがとても興味深いです。いつかその片鱗が明らかになる時が来るのかなあ・・そういえば以前針を持ち歩いていましたね。サラッとえげつないことをする描写が今後描かれたりしないか楽しみです!(゚∀゚)

青幇(チンパン)と番犬の衝突/青幇(チンパン)は解体はされていない!

青幇(チンパン)の幹部である白がメイリンに坊ちゃんの暗殺を命令しました。

これは白が坊ちゃんから阿片の流通を減らせという指示に不満を持ったからです。

白が暗殺を命じたことから青幇(チンパン)と女王の番犬との間で衝突が起こったことは間違いがありません。

ですが重要な点は、
青幇(チンパン)はまだイギリスに存在するという点です。

恐らく、この対立を乗り越えなお青幇(チンパン)の阿片窟と娼館が存在するために一役買った人物こそが劉なのではないでしょうか。

現に、劉は青幇(チンパン)としての活動をロンドンでするにあたり、東洋人街の管理・この町を出入りする人数の把握をこの国の裏社会で商売させてもらうためのショバ代として、坊ちゃんの指示に従い監視していると証言しています。(黒執事4巻第15話「その執事、居候」より)

白が管理していた時から、
すでにファントムハイヴ家と青幇(チンパン)との繋がりはあったようです。(手紙で番犬が指示をする)

これはまだ憶測(予想)ですが、劉は今までの取引に加え、裏社会の東洋人を管理するという新たな任務を請け負う代わりに、阿片や娼館での規制を緩めてもらったのかもしれません。

青幇(チンパン)の売上危機問題、前幹部の白はファントムハイヴ伯爵を殺すことで規制を緩和しようと試みましたが、それに対し劉がどのように策を練ったのかがとても興味深いです。

もしかするとこの締結を新たに結ぶ際に、メイリンをメイドとしてファントムハイヴ家に雇うことを青幇(チンパン)側が了承することもこのショバ代に含まれていたのかもしれません。このゴーサインをもし劉が出していたとしたらとても面白いですよね!

坊ちゃんが受け取った手紙

坊ちゃんが最後に手紙を受け取りました。
セバスチャンは「想い人」とロマンチックな言い回しをしましたが、リジーではなさそうな‥?どちらかと言うと青幇(ちんぱん)に関わりがありそうですよね。これも来月明かされるのでしょうか・・・!楽しみです(#^^#)

坊ちゃんの眼帯が医療用の理由

ラストで坊ちゃんの眼帯が普段の黒いものではなく医療用でした。坊ちゃんが医療用の眼帯をしていたのは寄宿学校編以来です。

この眼帯の理由ですが、
おそらくセバスチャンと契約した時の傷がまだ治っていない時期だからという可能性が高いです。

メイリンの過去回想編が始まる年が1877年。
この医療用の眼帯をしている坊ちゃんはそれから10年後の坊ちゃんなので、時系列を計算するとこの年は1887年であることが分かります。

坊ちゃんがセバスチャンと契約した時期が1886年1月の為、これが原因であると考えられます。

恐らくこの手紙を受け取った時の坊ちゃんはまだ目の傷が治っておらず、メイリンが襲撃してくる頃にようやく傷が癒え、いつもの黒眼帯が付けられるようになったものと思われます。

そう考えると、この当たり前のように手紙を受け取る坊ちゃんはまだまだ黒ミサでのショックを受けたばかりの坊ちゃんであることが分かります・・・

そう考えると、なんだかこの時の坊ちゃんの見え方も変わってきますね

まとめ

メイリンの過去がかなり掘り下げられてきました。

劉との共通点も見えて非常に面白かったです!!!

来月号ではいよいよ坊ちゃん達とメイリンが直接出会うのかもしれません。メイリンが現在のメイリンになるまでの過程が更に楽しみです!!!


とはいえ、今回考察していてやはりまだまだ謎が深いなと感じた人物は何といっても劉です。

というのも、劉の裏社会としての顔について言及された描写は原作の中でまだたった数コマしか存在しないんです!少ない!!!

崑崙の英国支店長、青幇(チンパン)の幹部、本当にその程度しかまだ情報がでていないため考察の根拠が不足している状態です。

彼が今後どのようにファントムハイヴ家と交渉していくのか。そして劉の過去にはどんな一面が見えるのか。このあたりがまだまだ謎に包まれています。

なので劉の考察についてはまだ根拠が薄く、考察がいつもよりは出来ない状態です。

劉だけでなくメイリンもです。
メイリン編は眼鏡の考察以外、まだ黒執事本編の今後に直接かかわるような深い伏線はあまり見えないかな、と感じています。(私個人の意見です)

メイリンの過去についても今まで張られた伏線が少ないため、手近な今後を予想するための考察が、こちらも根拠が足りずどうしても甘くなってしまっています。


先程も言及した通り、
今のところ、このメイリンの過去編の中で今後の黒執事に関わる最も重要な伏線は眼鏡と視力なのではないでしょうか。

そしてこのメイリンを通じ、誰かから眼鏡には当時のイギリスでは「悪魔の仕業」という異名があることにいつか触れられるのかもしれません。

もし上記に触れられた場合は、間違いなく死神派遣協会と悪魔との関係性を示唆する非常に重要な伏線が作られたと言って間違いはないと感じています。


なので、メイリン編はどちらかと言うと
伏線を回収する回よりも、今後の黒執事に向けて「眼鏡と視力」という重要な伏線を張っていく回なのかもしれません。

その伏線の張り方はわくわくします(#^^#)

なのでしばらくは、
「今後こうなるのではないか」という考察よりも、「ここが新たな伏線なのではないか(眼鏡のような)」という楽しみ方になりそうな予感です。

今読んでいる中でもどれが今後に大きく左右する伏線なのか考えながら読んでいくことは本当に楽しいです。


今年の黒執事は双子説が確定するなど文字通り激熱な最高の1年でした!!
来年の黒執事も、物語の展開をますます楽しみに待ちたいと思います!

今年も1年、素敵な作品を読ませて頂き本当にありがとうございました!(#^^#)

餅月