黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【ネタバレ考察】『黒執事』第166話「その執事、不承」/ 藍猫「助平(スケベ)、殴る。」

こんにちは、餅月です!
『黒執事』最新話第166話「その執事、不承」Gファンタジ―2020年8月号の考察をしていきたいと思います。

メイドVSメイド!
遂にメイリンとジェーン、二人のメイドが激突しました!

その渦中、意識のない藍猫に危機が迫ります。どうなってしまうのでしょうか…!?

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです。
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あらすじ:黒執事第166話「その執事、不承」Gファンタジー2020年8月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!(^^)
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:にらみ合うメイリンとジェーン。メイドのヘッドドレスとリボンのマークの下に交差する銃(メイリンの武器)と斧(ジェーンの武器)のエンブレム
家事使用人(メイド)の矜持(プライド)
兄を追い詰める作戦

・兄シエルはまだ死を完全に克服したわけではなく、死体の延長線上にある

・蘇生した死者を維持するにはいまだに大量の血液が必要であり、その供給システムこそがスフィア・ミュージックホールの正体だった。

・暁学会は葬儀屋(アンダーテイカー)が操っていた。

・カンパニア号の事件の後も、葬儀屋(アンダーテイカー)と関係を持つ会員が組織や名前を変え活動している可能性がある。

・特に怪しいのは下記の四つ

・ノースヨークシャーのヒースフィールド男爵邸

・ウィルトシャーの退役軍人療養所

・ノーフォークの新設児童養護院

・ブライトンの新リゾートホテル

・血液収集の事実があった場合、徹底的に組織を殲滅しろと言う坊ちゃんの命にしたがい、メイリンはヒースフィールド邸の殲滅に取り掛かり、屋敷メイドのジェーンとぶつかる


・ジェーンのヘッドハンティングになびかなかったメイリン

・「交渉決裂」といいジェーンはいまだに意識のないメイリンの顔に向かい斧を振り下ろす

・そのとたん藍猫が覚醒し、後ろからジェーンを羽交い絞めにする

「この女に眠らされた」という藍猫

以下、回想

・寝室で、ヒースフィールド男爵に「他のメイドはどうした、飽きたか」と聞く藍猫

・「飽きたわけではない、皆素晴らしい女性だった。でも死んだ妻の魂の形と違ったんだ。」と答える男爵

・「前のメイドは殺したか」と藍猫が聞くと「まさか!そんな恐ろしいことをするわけがない!みんな地元に戻っただけさ」と答える

・情事に及ぼうとする男爵に対しその顔を思いきり殴りつける藍猫

・歯が折れるほどの勢いで後ろに飛ばされる男爵に対し藍猫は「助平、殴る。メイド、出せ」と指を鳴らしながら詰め寄る

問答無用。
第166話終了ー

今回新たに回収された伏線箇所

今回新たに回収された重要そうな伏線の箇条書きです。
具体的な考察は、根拠とともにこの後詳しく書きます!

・兄シエルの蘇生はいまだ不完全
・葬儀屋と関係を持つ暁学会の会員が組織や名前を変えて死者蘇生の活動をしている可能性がある
藍猫を眠らせたのはジェーン
・ヒースフィールド男爵はメイドに対し「殺すわけがない。みんな地元に戻っただけ」と発言
・ヒースフィールド男爵の言う魂の形の意味とは

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

いやっっ、、ちょっと待って?
待って完全に油断していたので死にました。

今回葬儀屋(アンダーテイカー)が出てきてくれるなんて思ってなかったんですものおおおおお!!

しかも1ページ丸ごとぶち抜きだなんて…!!!ありがとうございます!!!(前半、葬儀屋と今回の事件の関係性の説明部分にて)

おかげさまで声が枯れました。

私以外にも首を180度傾けて見ようとした方、いますよね!?!?いると言ってくれ頼む(葬儀屋さんが上下さかさまに描かれていた為)

すっごくうれしい不意打ちでした…
最近供給が無かったので生き返りました( ;∀;)人✨

あとまさか第155話の藍猫の「助平(スケベ)殴る」が伏線だったとはwwwwwwww
まさかホントに殴るなんて思わないじゃないですか!?wwww
かんっっっっぜんに予想外だったので大爆笑してしまいましたwwwwwwwwww

枢やな先生巻末コメント

猫が換毛期で大変です!毎日こぶし大の毛が取れます。

枢先生猫飼っていらっしゃるんですか!!
猫好きなことは存じ上げていましたが飼っていらっしゃることは知りませんでした!

私も家に2匹猫がいます!同じく換毛期で大変です( ;∀;)

ちなみにうちの子の名前は
ラフィン(笑い)ちゃんコフィン(棺)ちゃんといいます。

二匹合わせて浮き出てくるのは…そう!葬儀屋さんDEATH☆☆(飼い主がバカすぎる)

葬儀屋さんが大好きすぎてにゃんこちゃん達にもあやかった名前を付けさせてもらっちゃいました
ちなみにコフィンちゃん、棺桶の意味だけだとあまりにも縁起が悪いので表向きはパイ生地ちゃんという意味で付けています(#^^#)(coffinには棺桶のほかにパイ生地という意味もあるらしいです)

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ラフィンとコフィン/葬儀屋コンビ

ちなみにコフィンちゃんの方は、
枢先生が絵や脚本を担当されている大人気スマホゲーム「ツイステッドワンダーランド」ガチャ単発でなんとSSRを引き当てたリアル招き猫ちゃんです
頭が上がりません。

それでは考察に移りたいと思います(#^^#)

考察

ジェーンはカルンスタイン病院の元ナースか?

今回の第166話のなかで、
最も重要ではないかと感じたシーンはジェーンの正体を匂わせる藍猫の「この女が眠らせた」という発言です。
この発言を紐解いてみると、
ジェーンの正体が分かるかもしれません。

これらの考察をする前に、
まずは元々坊ちゃんたちがこのヒースフィールド邸に目を付けた理由をおさらいしてみたいと思います。

・大量のメイドを募集し続けている
・カルンスタインの元ナースが数名メイドとして働いている

特に重要なのが、
カルンスタイン病院の元ナースの存在です。

当ブログでは以前より、
このナースのうちの一人がジェーンである可能性について考察してきました。

今回の藍猫の発言は、
この可能性をより高めるものである場合があります。

具体的に説明していきます。

「この女に眠らされた」

藍猫の発言を紐解いてみます。

藍猫は行方不明になったあの夜、文字通りヒースフィールド男爵を文字通り殴りつける勢いでメイドたちの行方を問い詰めていました。

しかし結果的に藍猫はそのまま行方不明となり、地下室に運び込まれることになります。

「この女に眠らされた」ということは、
恐らくヒースフィールド男爵に集中していた藍猫の隙をついてジェーンが眠らせたということでしょう。

この時重要になってくるのが、
ジェーンが藍猫をどのように眠らせたかです。

候補は二つあります。

1つは、武術で気絶させた
2つ目は医療的な方法で気絶させた

です。

まだ確定はできない程度の根拠の弱さではあるのですが、
私はこの中でジェーンが医療的な方法で藍猫を眠らせた可能性があるのではないかと感じました。
更に具体的に説明していきます。

無傷の藍猫

今回間一髪でジェーンの攻撃を逃れた藍猫ですが、
その際藍猫はどうやら下着に近い姿だったようです。

ぱっと見外傷が見えないことから、ジェーンは藍猫に暴力はふるっていないのではないかと感じました。

ジェーンを認識していた藍猫

また、仮に攻撃により眠らされていた場合、藍猫がジェーンをきちんと認識する暇があったのかという疑問が生じます。

ただし、これは根拠としては浅いです。

といいますのも、
ジェーンが藍猫を正面から攻撃した場合はたとえ一瞬だったとしても相手がきちんと認識できるからです。

また他に理由を挙げるとすれば、
攻撃により意識を奪われていたとしたら「眠らされた」という表現より「気絶させられた」の表現の方がしっくりくるようなきがするのも理由の一つです。

眠らされた、と聞くと、
やはり睡眠薬のイメージの方が強いような気がしました。

藍猫に付けられた医療器具

これは藍猫だけの話ではないのですが、
行方不明になった後藍猫はその体に医療機器を付けられていました。

これがカルンスタイン病院の元ナースたちによってつけられているのはほぼ間違いありません。

もし仮にジェーンが薬などで藍猫を眠らせていた場合、そのまま回収しこの装置を付けたと考えればカルンスタインの元ナースが誰かという伏線も同時に回収でき、スムーズかなとも感じました。

ただここで重要なのは、
カルンスタインの元ナースは複数人いるという点です。

もし仮にジェーンが元ナースであったとしても、他にもまだ元ナースが潜んでいることもとても大切です。

現在一番怪しい人物は
メイドのトップであるミセス・アビーです。

これについてはただ何となく怪しい、と言うだけでありそれ以外にまだ根拠がありません。

強いて言えば、ミセス・アビーはメイリンたちをメイドとして雇う際「人手はいくらあっても足りない」と意味深な発言をしています。

このことからも何らかの現状は知っている可能性は十分に考えらるとも思います。

ヒースフィールド男爵は噛ませ犬か?

次に重要なのが、
ヒースフィールド男爵は噛ませ犬なのかという問題についてです。

今まで当ブログではヒースフィールド男爵は噛ませ犬の可能性があると言及してきました。

その根拠の最も大きな理由としては、
ヒースフィールド男爵自身は暁学会の会員ではないという点です。

坊ちゃんたちがヒースフィールド男爵邸に目を付けた理由は、
あくまでメイドの中にカルンスタイン病院の元ナースが数人いるからでした。

つまりヒースフィールド男爵自身にはスポットが当たっていないことが分かります。

これはメイドを拘束するように仕向けている親玉がヒースフィールド男爵であると思わせるミスリードであり、実際手引きをしているのはジェーン達カルンスタイン病院の元ナースである可能性があります。

ただし、それを踏まえたうえでも一つ触れておきたい点があります。
それが男爵自身も事故で妻と娘を失っているという点です。

現在妻の代わりを探している男爵。
死者蘇生の暁学会の力を求める可能性がある人物とも十分考えられます。

もしかすると男爵は、
カルンスタイン病院の元ナースを通じて暁学会(元をたどれば葬儀屋)に、妻を亡くした悲しみに漬け込まれ死者蘇生を餌に利用されている側の存在なのかもしれません。

このように考えると、
利用されているという意味では、メイド達と男爵はもしかするとイコールなのかもしれません。

男爵の自然な表情

藍猫に消えたメイドたちについて問われた男爵は、「殺人なんて恐ろしいことするわけがない。みんな地元に戻っただけさ」と答えました。

この時気になったのは男爵の表情です。
殺人を疑われた男爵の表情は本当に焦っていました。
また、
地元に戻っただけだという時の表情は嘘偽りのない笑顔のように見えます。

もしかすると殺人を心配した藍猫を安心させようとしたのかも?しれません

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本気で焦っているように見えるヒースフィールド男爵:黒執事第166 話「その執事、不承」より引用
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笑顔で地元へ帰ったという男爵:黒執事第166 話「その執事、不承」より引用

嘘をついている怪しい様子や含みは今のところ感じませんでした。

となると、男爵は本当にメイドたちは地元へ帰ったと思っているのかもしれません。

メイドたちが地元へ帰ったことにして、その体を勝手に地下で拘束しているのはカルンスタイン病院の元ナースたちの独断である可能性があります。

藍猫の質問に、自分が知りうる範囲でちゃんと誠意をもって答えた(※仮)男爵。
しかしこの直後、男爵は藍猫に強烈なパンチをくらわされてしまいます。

この時男爵は心底驚いたような顔をしていました。
まるで本当のことを応えたのに何故殴られたのかさっぱりわからないというような表情にもみえます。

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藍猫に何故殴られたのか理解できていなさそうな男爵:黒執事第166 話「その執事、不承」より引用

藍猫に「助平(スケベ)」呼ばわりされていますが、
思えば男爵は夜のお供をメイドたちに強制はしていません。

YES,NO形式のメモで相手に伺いをたてています。
藍猫がそれを踏まえてこの寝室に来たということはその時点でYESをもらっていることになります。

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YES or NOで伺いをたてる男爵:黒執事29巻第154話「その執事、遠方」より引用

これからベッドを共にする藍猫の不安を拭う為に自分の応えうる範囲で紳士的に質問に答え、YESをもらったから手を出そうとしたのにスケベ呼ばわりされ殴られてしまった男爵。

…あれ?
なんだかちょっとかわいそうになってきた気がしますwwwwwwww

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殴られて歯が抜けるヒースフィールド男爵:黒執事第166 話「その執事、不承」より引用

まだ確証は持てませんが、
今回の反応からも男爵がただ利用されているだけのかませ犬である可能性は更に高まったような気がします。

後これは全く根拠にならないのですが、
プレイボーイ具合といい、
顔の綺麗さといい、
胡散臭さといい、
ちょっとおバカっぽさが隠しきれていないところといい‥‥

似てるんですよね‥‥
ドルイットこしゃくにwwwwwww

心象そっくりですwwwwwww

ドルイットも黒執事のミスター噛ませ犬ですよね。
かませ犬にされることその数なんと2回!!
切り裂きジャック編豪華客船編のかませ犬がドルイットでした。

4回しか登場していないにもかかわらず、半数の2回もかませ犬にされているプロっぷりですwwww

このそっくりな二人‥果たしてかませ犬という共通点はあるのでしょうかww

魂のかたちとは

さて、最後に最も謎深き話題。
魂のかたちとは何だ?という点です。

これにつきましては過去記事で詳しく言及しているため引用させて頂きます。

簡単に先に説明させて頂きますと、
魂のかたちというワードは重要なものである可能性があります。

しかしそれが

死者蘇生の根幹に関わる重要な物なのか
それとも
ヒースフィールド男爵をだますために重要なものなのか

は、まだ現在判断がつかない状態となっています。

個人的な現在の心象としては、
魂のかたちとはヒースフィールド男爵を騙すためのみに重要なことであり、実際魂のかたちは死者蘇生にあまり関係は無いのではないかなあと感じています。

ただしもし仮に魂に本当にかたちがあった場合、
黒執事における魂とは何かが、より具体的になるきっかけとなる可能性も十分にあると考えられます!
(例:悪魔が食べる魂。死神派遣協会が回収する魂。葬儀屋が引きずる「弱くて脆い」魂。など)

意外と魂の実態が何なのかは明らかになってきませんでした。
これらが明らかになるきっかけだとしたらそれも非常に面白いなと感じます!

葬儀屋が遺髪入れの人物たちの魂をどのように引きずっているのか、のヒントにもなりそうですよね。

具体的な考察は下記引用をご確認ください。

ヒースフィールド男爵の情事は、魂のかたちを審査する場か?

今回の話の中で
ヒースフィールド男爵がメイドを抱く理由として亡くなった妻の代わりを探していることが明らかになりました。

中でもジェーンが発した
「魂のかたち」というワードは今回の第155話の中で新たに引かれた最も重要な伏線である可能性があると私は考えています。

先ほども軽く言及した通り、ジェーンの主張は時折二転三転する為すべてを信じられるというわけでもありません。(※後で具体的に説明します。)

ですが、この魂のかたちというワードには信憑性があると私が感じる理由があります。
それは前回の第154話の中で、情事中のヒースフィールド男爵が似たようなことを発言しているからです。

ヒースフィールド男爵
「もっと裸のままの君の魂が見たい」

黒執事第154話「その執事、遠方」より引用

ジェーン
「旦那様はずっと探してらっしゃるの。奥様の代わりをね。(中略)見た目だけじゃない。声や性格。身体の相性。......それから魂のかたちーーーとかね。」

黒執事第155話「その執事、欠場」より引用

ここで二人から別々の場所で「魂」というワードが出ているため、この情事がただの情事ではなく、「メイドの魂を見る場であるという意味を持つ」ことは恐らく間違いが無いのではと感じています。

そしてこの魂のかたちを見ることこそがメイドが失踪している今回の事件の根本と密接につながっており、最終的にそれは葬儀屋(アンダーテイカー)と真シエルの死者蘇生の実験にも大きくつながってくるものである可能性が非常に高いと感じています。

ちなみに、前回の第154話のネタバレ考察内で既に
ヒースフィールド男爵の情事がただの情事ではない可能性と、「魂」を審査する場なのではないかとは実は言及していました。

当時は「魂」発言に深い意味があるのか、はたまた男爵のちょっと不思議な口説き文句にすぎないのかが前回は確信には至らなかった為メモ程度のつぶやきとして記すのみでした。

ですが、案外この考察が的中◎している可能性が出てきました!

ちょっとうれしかったので
その部分を引用させて頂きます(*'ω'*)

裸のままの君の魂が見たいという発言

考えすぎかもしれませんが、
情事中のヒースフィールド男爵の発言にはほんのちょっとだけ引っかかる言い回しがありました。

ヒースフィールド男爵「もっと裸のままの君の魂が見たい」
黒執事第154話「その執事、遠方」より引用

黒執事の中で「魂」というワードが出るとどうしても反応してしまいます。

これがただの口説き文句なのか何かもっと深い意味があるのかは、まだ即答が出来ません。

ですがヒースフィールド男爵本人が暁学会と関係がない可能性が高い状態では、ただの口説き文句ととらえたほうがいいのかもしれません。

ただ、ヒースフィールド男爵が黒である可能性も当然まだ十分考えられ、その場合この発言は何か意味があるものになる可能性があるため念のためピックアップしておきたいと思います。(その場合、この行為は情事ではなく文字通り魂を審査する何か、である可能性もあるかもしれませんね。)

引用源:
【ネタバレ考察】『黒執事』第154話「その執事、遠方」/女中たちと夜な夜な情事に溺れるヒースフィールド男爵/重要なのは男爵ではなく、元暁学会所属のナース達(メイド)か? - 黒執事考察ブログ

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以上のことから、
この魂のかたちというワードは、ヒースフィールド男爵邸で起こっているメイド失踪事件の真実に近づくための重要な手掛かりである可能性が高いのではと感じています。

葬儀屋「他人の魂なんて自分のもの出来るワケないんだけどね」

ジェーン曰く、
ヒースフィールド男爵は妻と似た魂のかたちを探しているとのことでした。

これは恐らく最終的には葬儀屋の死者蘇生の実験につながってくるキーワードである可能性があります。

単純に考えれば、妻を復活させるために、妻により似た魂を探しているのではないでしょうか。

しかしこれには大きな疑問が残ります。
それは仮にヒースフィールド男爵が妻によく似た魂のかたちを見つけることが出来たとして、それを基に妻を完全救済(死者蘇生)することが出来るのか?という疑問にぶつかるからです。

私は答えはNOなのではないかと感じています。

そう考える理由は、
死者蘇生の技術を持つ葬儀屋自身が過去にこのように言及しているからです。

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「他人の魂なんて自分のモノにできるワケない」と語る葬儀屋:黒執事13巻60話「その執事、動揺」より引用

このセリフは非常に意味深です。
恐らく、他人の魂を自分のものにして死者蘇生を完成出来るのならとっくに葬儀屋はやっているのでしょう。

この葬儀屋の発言が意味していることは、
どんなに故人に似た魂を見つけたとしても、結局自分のものにすることなど出来ないこと。そして相変わらずそれは亡くなった方の完全な死者蘇生ではなく、傀儡であることを指しているのではないかと感じています。

となると、この「魂のかたち」のセリフの重要性は、あくまでヒースフィールド男爵の動機として、カルンスタイン病院が提示しただけのものであるという意味でのみ有効なのかもしれません。
真の死者蘇生の意味では、多少関係はあるもののあまり関係がない可能性さえあります。

情事の中で何か特殊な方法で魂の形を男爵が本当に審査している可能性もなくはないですが、私はそれよりもカルンスタイン病院と葬儀屋にとって重要なのは男爵とメイドに関係を持たせ、血液供給のための人間を作るという部分に目的があるのではないか?と現在はどうしても感じてしまいます。
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やはり魂のかたちを探し求めているヒースフィールド男爵は、カルンスタイン病院と葬儀屋、真シエルたちにうまく利用されてしまっている側なのかもしれません。

引用源:
【ネタバレ考察】『黒執事』第155話「その執事、欠場」/ヒースフィールド男爵がメイドたちを抱いて確かめているものは「魂のかたち」 - 黒執事考察ブログ

まとめ

メイリンの過去編が終わり、いよいよ今度は藍猫に何があったのかの過去回想になりました。

ジェーンが藍猫をどのように眠らせたのか。
これが明らかになればいよいよジェーンの正体がわかるきっかけになりそうな気がします。

もし後ろから注射器でぶすっと睡眠薬を‥とかだとしたら、いよいよナースの可能性が高くなりますよね!

しかし仮にジェーンがナースだったとして、
メイリンにも負けない身体能力と軍人としての知識は一体どこから得たのか疑問に残ります。

仮にジェーンがお星さまのうちの一人(可能性があるとすればカノープス様)だったとしたら、葬儀屋の死者蘇生の力で強くなった人間である可能性もなきにしもあらずです。しかしこれは完全に妄想の域で根拠がありません。

・ジェーンの正体は何か
・ヒースフィールド男爵は噛ませ犬なのか否か。
・ヒースフィールド男爵邸の本当の目的は血液採取のほかに血液採取用の人間の製造か

ヒースフィールド男爵邸編の黒執事の中では、
この上記3つが今後重要になってくることは間違いなさそうです!

餅月