黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【ネタバレ考察】『黒執事』第154話「その執事、遠方」/女中たちと夜な夜な情事に溺れるヒースフィールド男爵/重要なのは男爵ではなく、元暁学会所属のナース達(メイド)か?

こんにちは、餅月です!

『黒執事』最新話第154話「その執事、遠方」Gファンタジ―2019年8月号の考察をしていきたいと思います。

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです。
www.under-taker.com


いやはや・・・
今回の黒執事はR18!!!
目が飛び出るほどめッっっっちゃんこびっくりしました!!

しかも相当生々しい‥‥
詳しいシーンの解説は、おそらく考察とは直接関係ないためここでは書きません

是非Gファン本誌でご確認ください!

サーカス編のビースト&セバスチャンのお色気シーンをはるかに上回るものでした…!
でも色気ってよりは生々しい、の方がしっくりくるかも…(私はそう感じました

ただこのヒースフィールド男爵、本当に黒なのかな…?と疑問に感じました。

私は今回の話を見て、もしかするとヒースフィールド男爵はドルイット子爵のような咬ませ犬キャラクターなのかもしれないと感じました

それでは今回の考察をはじめていきたいと思います!



あらすじ:黒執事第154話「その執事、遠方」Gファンタジー2019年8月号

※大まかな話の流れ
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。
扉絵:コルセットを互いに締め合う藍猫とメイリン

気絶するほど、貞淑に‥‥

姦しいメイドたち

・ヒースフィールド男爵が議会から戻ったことを受け、化粧をしてめかしこむメイドたち
・普段顔もあげてはいけないはずのメイドが化粧をしたら旦那様の気分を害するのではと心配するメイリンだが、むしろ新入りは上級使用人よりも前に出て主人に挨拶をするという決まりを知り驚く
・初登場ヒースフィールド男爵。イケ叔父風で、ダンディーないでたち。新人使用人四人のメイ、ラン、ミランダ、アニーに「顔を良く見せてくれ」と言い、それぞれの顔をじっくりと見ながらねぎらいの言葉をかける
ヒースフィールド男爵は独り身であることが明らかになる
・男爵に色めき立つメイドたち。メイドが貴族に見初められるなんてロマンス小説でもあるまいし、とジェーンだけがあざ笑う様子
・一人のメイドが、男爵が毎晩メイドを寝室に呼ぶことを知っているという
・しかし寝室に呼ばれたメイドはその後何故か突然やめてしまったと証言
・新人メイドたちに家政婦は旦那様の前で見苦しい姿を見せないよう、カフスや付け襟の汚れのチェックを毎日しろと指摘
・チェックしたメイドの中で、新人メイドアニーが自分のカフスの中に男爵から夜の逢引きへの誘いのメモが入っていることに気づく
・メモを盗み見たメイリンはそこに書かれていた部屋へ消灯後に偵察に行く。そこではメイドと男爵の生々しい情事が繰り広げられていた
・盗み見るメイリンを、後ろから誰かの手が羽交い絞めにする

家女中(メイド)は見た!その代償は…!?

第154話終了ー

今回考察する重要な伏線箇条書き

・ヒースフィールド男爵は咬ませ犬である可能性について

葬儀屋ヲタの叫び(※今回はちょっとキタナイ感想)

エロシーンが突然きて死ぬほどびっくりしました!!

黒執事って、こういうエロい描写を書かないイメージだったので、はじめ見たときは

「ははん、これはあれだろ?駒鳥坊ちゃんのコルセットをセバスチャンが締めるシーンを意味深に描いていた様な、いわゆる匂わせであって実際の行為なんかじゃないんだろ、そう思った方が負けで変態がばれるっていう恥ずかしい系のトリック的なああああああああああああああああああああああああ!?(五度見」

ってなりました

これは、、、シてる、よな?
私の目が穢れているだけ?

いやでも何とは言わないけどパァンッって…

しかしまさかここまで生々しい描写が描かれるとは…
ヒースフィールド男爵は恐らく悪役サイドの人間だと思うので、お耽美お色気というよりはこういうわざと動物的な描写にされたのかな?と感じたりしました

ここからは本当に読まなくてもいいただの葬儀屋ファンとしての戯言なんですが、
ここまでエロいシーンがあるということは、もし本当に葬儀屋とクローディアに男女の関係があった時、そういうシーン(精いっぱいの濁し)が美しく(※重要)描かれる可能性は期待しちゃってもいいのだろうか…!?とか割と真剣に考えてしまいました。男爵の乳〇よりはやっぱり私は葬儀屋の〇首の方が見(なお文書はここで途切れている

考察

的中した考察

ヒースフィールド男爵邸での情事

前々回の第153話の中で、
ヒースフィールド男爵邸ではメイドに手を出す執事が出てくる可能性があることについて指摘しました。

まだ執事は登場していませんが、
ヒースフィールド男爵がメイドに対しそのような行為に及んだことから、この考察は半分的中したかな?と感じています。

ヒースフィールド邸でのメイドの性的搾取疑惑の考察は、
藍猫が洗濯メイド(ランジェリーメイド)にわざわざ任命されたことから考察をしました。

2019-05-17
【ネタバレ考察】『黒執事』第152話「その執事、別動」/ファントムハイヴ家を出たメイリン。ヒースフィールド邸での新たな使用人生活/ヨークシャーはグレル・サトクリフと関係がある土地か

より引用

ヒースフィールド男爵邸の執事は人徳的でない人物の可能性?

これはまだ確証はないあくまでも予想考察です。

19世紀の執事とメイド、使用人の歴史を調べていくと面白いことが分かってきました。

それは、執事は必ずしも紳士的な人物だったわけではないということです。

これだけの使用人を抱えているヒースフィールド男爵邸。恐らくこのお屋敷にも執事は存在し、近いうちに登場するのではないでしょうか。

ヒースフィールド男爵邸の執事が何故人道的な人物ではないのではないかと考える根拠についてはもう少し下で説明します。

今までの黒執事に登場した様々な執事

今まで黒執事にはセバスチャンの他にも様々な執事たちが登場しました。

その執事はそれぞれ個性的です。

完全無欠ないかにも執事は意外と少ないことが分かりますね。セバスチャン、タナカさん、ディーデリヒの執事くらいでしょうか?

今回のヒースフィールド邸の執事がもし登場したとしたら、どんな人物なのかがとても楽しみです。

私は、もしヒースフィールド男爵の執事が本当に登場し、仮に人徳的な人物でなかった場合、女中に陰で手を出すタイプの執事な可能性があるのではないかと考えています。

具体的には次で説明します。

何故藍猫が洗濯女中なのか

次に考察したいのは、何故藍猫が洗濯女中なのかという点についてです。

実はこれがヒースフィールド男爵の執事像の考察につながってきます。
とはいってもあくまで歴史的史実だけを例に基づいている考察なので、黒執事の世界観でどうなるかはまだ定かではありません。

ではまずこれらを紐解くために、洗濯女中をはじめ女中の役割や種類分担を見ていきたいと思います。

女性使用人のおもな職種を紹介

家政婦(女中頭)
 ……女性使用人のトップ。女主人の代理として屋敷の家政を管理する。

・料理人
 ……その名のとおり、料理をする。家政婦のない家では、兼任した。

・侍女(小間使い)
 ……女主人の身の回りの世話をする。

・乳母(ナニー)
 ……女主人の代わりに子守をする。当時、奥様は子育てをしないのが一種のステイタスだった。

家女中(ハウスメイド)
 ……屋敷の掃除をする。

・台所女中(キッチンメイド)
 ……料理人を補佐する。料理の下ごしらえや皿洗い。

洗濯女中(ランドリーメイド)
 ……ひたすら洗濯をする。当時、洗濯は重労働だったが、経費のかからない洗濯屋へ出すようになると、洗濯女中は姿を消した。

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ランドリーメイド

・客間女中(パーラーメイド)
 ……従僕の代わりとして、接客や給仕をした。背が高く容姿の良さを重視された。

・女家庭教師(ガヴァネス)
 ……屋敷の子女を教育する。困窮した良家の子女が多く、使用人と客人の中間の扱いを受けていた。

雑役女中(メイド・オブ・オールワークス)
 ……すべての家事をこなすメイド。メイドをひとりしか雇えない中流階級の家に多くいた。
引用源:メイドの歴史と女性使用人の職種 – 英国執事とメイドの素顔

線で引いたものが黒執事の中で実際に登場した単語です。

この中で、メイリンと藍猫が割り当てられたのがハウスメイドランドリーメイドでした。

ハウスメイドは何となくわかります。
メイリンは洗濯をしているシーンも以前ありましたが、どちらかというと今までと同じ仕事をするイメージではないでしょうか。

ですが、私が疑問に思ったのは
何故藍猫が敢えてランドリーメイドなのかという点です。

藍猫は劉の妹として溺愛されており、その藍猫が洗濯をこなせるとは思えません。(ハウスメイドも無理そうですが…)

藍猫が何故あえてランドリーメイドなのか。これはメイリンと藍猫の今後の潜入調査の方向性に関係してくる可能性があります。

洗濯室は性犯罪の現場になりやすかった史実

考えすぎかもしれませんが、
メイドと執事の歴史を調べてみた所、メイドは執事や主人から性暴力を受ける対象になることもあったようです。

またそのような犯行が行われた現場は密室であり、執事が犯人の場合は主人が顔を出さない洗濯室や食料貯蔵庫などの場所が多かったそうです。

セクハラ執事の存在

とくにひどくなると、執事としての権限をふるって、メイドたちと片っ端から関係を持つ者もいました。
主人が顔を出すことのない食料貯蔵庫や洗濯室が秘密の場所です。恋愛か無理やりだったのかは定かではありませんが、主人に発覚しても執事だけは解雇されませんでした。泣きを見るのは、妊娠し、解雇させられたメイドたちです。
お屋敷に初めて奉公する少女へ、大人たちが「執事と若様には充分注意しなさい」と、諭されるのも納得のエピソードばかりです。当時、それだけセクハラ執事や従僕が多かったということですね……。

執事まで出世すると、雇い主もいくらか自由を認め、世帯を持つことを許されました。女料理人や家政婦と世帯を持ちながら、同じ屋敷で奉公するのです。ただ、夫婦になるとふたりで一組の使用人として扱われるため、給金も減ってしまいます。
どちらにしても、世帯を持つことは執事にとって悩みの種になります。

引用源:執事の恋愛と結婚 – 英国執事とメイドの素顔

藍猫はお色気担当

劉に鍛えられた(?)藍猫は、黒執事登場キャラの中でもかなり強いお色気担当キャラとして印象的です。

そんな藍猫が洗濯室担当・・・・・

うーーーーーーーーーーーーーーんあやしい

考えすぎか?

直接的な行為を行うかは分かりませんが、色仕掛けで情報や証拠を抜き取ろうとする可能性は大いにあるように感じました。

この歴史的史実と、お色気担当藍猫が敢えて洗濯室という密室の担当メイドになったことが、ヒースフィールド男爵の執事像を予想した理由です。

ただウブな男性で引き込まれちゃうって可能性もある気はしますが笑

でも個人的には此処でそんなセクハラ最低執事というキャラクターが登場しても面白いなあと感じました!

引用源:
【ネタバレ考察】『黒執事』第152話「その執事、別動」/ファントムハイヴ家を出たメイリン。ヒースフィールド邸での新たな使用人生活/ヨークシャーはグレル・サトクリフと関係がある土地か - 黒執事考察ブログ

詳しくは下記記事をご覧ください
www.under-taker.com

新たに張られた小さな注意すべき伏線

メイリンをとらえた手は男のもの?

男爵の情事をのぞき見してしまったメイリンですが、ラストに何者かに囚われてしまいました。

私が気になったのはそのです。

女性のものにしては随分とごついような‥‥

私はこの手の持ち主が男性なのではないかと感じました。
男性だとしたら、ヒースフィールド邸の男性使用人としてのピックアップは初めてになりますね。

もしかするとこれはヒースフィールド家の使用人の男か、もしくは初登場の執事なのかもしれません。

この人物がメイリンを守ろうとして口をふさいだのか、それとも敵として口をふさいだのか、そのどちらなのかがとても興味深いです!

家政婦がカフスを確認しろといった意味

家政婦のミセス・アビーがカフスなどの汚れを毎日チェックしろと指摘しました。

そしてその直後に、
メイドのアニーが自分のカフスの中に男爵からの夜のお誘いの紙を見つけました。

これは果たして偶然なのでしょうか?

まだ確証は持てませんが、
ミセス・アビ―のこの指摘は女中としての身だしなみだけではなく、この男爵からのお誘いに気づかせることを促す目的があったのではないかと感じてしまいます。

疑問点

メイドに体の清潔さ、身だしなみを求める理由

ヒースフィールド邸ではメイドが厚遇で迎えられており、様々な条件があります。

その中には、
血液を採るために指定しているのでは?と感じるルールと、未だに理由が分からないルールが存在します。

※この理由不明のルールについては後で解説します

血液採取のために作った可能性のあるルール

・消灯は22時(その後の屋敷で何が行われているか。また健康管理の為か?)
・食事は一日三食(健康状態を良くし血液を採るためか)

理由不明のルール

・使用人のメイクや身だしなみを重視する
・お風呂は二日に一度という贅沢をさせる

なお、この他にもメイドが休日に街へ出る際は大型馬車を出すというものがありますが、これは屋敷から逃げられないようにするためではと感じています。

最も疑問なのはメイドに身だしなみと清潔さを心がけさせていることです。

特に入浴は当時のメイドの平均は一週間に一回。
相当多い回数で行わせていることが見受けられます。

先に結論から言ってしまいますと、
これはいつ男爵に誰が呼ばれてもいつでも体で答えられるようにするため。そしてそこで体で答えることが後に血液搾取につながるため、と考えると一番しっくりくる気がします。(さらに後で詳しく説明します。)

カフスチェックは逢引き確認か

カフスの汚れのチェックは、この上記の特別ルールと喧嘩をしない違和感のないものであるため、身だしなみチェックを形どっただけの実際は男爵からのあいびき誘いの確認なのかもしれないと感じました。

メイドたちを清潔にしておくことは、男爵との肉体関係を結ぶための目的である可能性があります。今後これがどのように暁学会と関わってくるかが大きなポイントになってくる可能性があります。

男爵の情事はミスリードである可能性

ヒースフィールド男爵は暁学会の会員では無い

今回ヒースフィールド男爵の生々しいシーンで大騒ぎをしましたが、
これは枢先生によるミスリードである可能性も考えられるのでは?と感じました。

と言いますのも、
ヒースフィールド男爵自身は暁学会の会員ではなかったからです。

どちらかと言うと、
ヒースフィールド男爵はカルンスタイン病院の元ナースであるメイドたちに隠れ蓑、濡れ衣として利用されている可能性さえあるのではないか?と感じました。

具体的に説明していきます。

ヒースフィールド男爵は暁学会とは無関係?ミスリードの咬ませ犬か

ここで、ヒースフィールド男爵邸への疑惑についてを再度見直してみたいと思います。

1・ノースヨークシャーのヒースフィールド男爵邸

潜入者:メイリン・藍猫チーム
暁学会:カルンスタイン病院の元ナースが数名メイドとして勤務

・好待遇の雇用条件でメイドを募集
雇用されたメイドの数は100人を超える
・しかし未だに募集を続けている

他に疑惑の目が向いた場所では、例えばホテルが「暁学会の会員だった貴族が支配人」など、その施設で誰が暁学会とかかわりがある人物か、そこまで調査が進んでいます。

つまりもしヒースフィールド男爵本人に暁学会と関与があった場合、もしくは会員だった場合はそのような形で事前にセバスチャン側にマークされるのではないかと感じました。

ですがこの調査内容では
ヒースフィールド男爵が暁学会に関与した事や、会員であった事実は見受けられません。

となると、
ヒースフィールド男爵が暁学会のために法を犯してまで何か暁学会に意図的に手を貸すようなことは考えにくいのでは?と感じました。

あくまでメイリンたちが男爵邸に赴いた理由は

・この屋敷にカルンスタイン病院の元ナースが数名要るから
・その屋敷でメイドが大量に行方不明になっているから

この二つの事実だけです。

となると、
ヒースフィールド男爵はもしかするとドルイットのような咬ませ犬であるのかもしれません

重要なのは男爵ではなく、メイドに紛れた元ナース数名か?

もし仮に上記が正しかった場合、
ヒースフィールド男爵はただの色好きの男であり、メイド失踪事件の真の首謀者では無い可能性があります。

また、先ほど挙げたこの屋敷のルールについても説明がつきます。

このルールは、元ナースが設定した血液採取のためのルールと、それをバレないようにする為の男爵を隠れ蓑にするためのルールである可能性があるかもしれないと感じました。

具体的に説明していきます。

男爵向けのルールと、カルンスタイン病院向けのルール

ヒースフィールド男爵邸にはいくつも珍しい独自のルールが存在します。

そしてそれらは何となく似通っているものの、なぜそのルールを設定したのかという理由にいまいちまとまり性を見出すことが出来ません。
これらのルールは、
大きく分けて二つの目的を達成するためにそれぞれ作られたものである可能性があります。

それは、

・男爵の趣味のためのルール
・男爵の趣味を隠れ蓑に、カルンスタイン側が動くために必要なルール

この二つである可能性があります。
順番に説明していきたいと思います。

男爵の趣味のためのルール

目的:男爵にメイドと体の関係を持たせやすくするためか?
・使用人のメイクや身だしなみを重視する
・お風呂は二日に一度という贅沢をさせる

男爵の趣味を隠れ蓑に、カルンスタイン側が動くために必要なルール

目的:血液採取のために作ったか?(ナースたちが必要とする本当の目的のためのルール?)
・消灯は22時(その後の屋敷で何が行われているか。また健康管理の為か?)
・食事は一日三食(健康状態を良くし血液を採るためか)

このような可能性があります。

普通であれば、メイドが何人も短期間で入れ替わることは男爵も違和感に感じるはずです。

ただもし男爵がドルイットのようにちょっとおバカな人であった場合、この色欲に走らせてしまえばカルンスタイン病院の元ナースたちが裏で屋敷の主導権を握ることもまた比較的たやすい気がします。

※ここから下は上記の考察を成り立たせる可能性がある予想であり、根拠がありません。
可能性がある説の一つ程度にお考え下さい。

ヒースフィールド男爵が利用されている側の場合(予想)

・血液供給源(メイド)を集める旗頭という形でナースたちに利用されている
・男爵は色欲が強く、いろんなメイドに手を出す。
・手を出すだけでそれ以上の危害は加えない

ナースたちの動き?(予想)

・ナースたちは裏でメイドたちの血を抜いている、殺していることを男爵に伝えていない
・働き手よりも血を求めているため男爵の目が無いところであらゆる人種のメイドを雇用することが可能
・22時消灯や、メイドたちへの健康管理等の厚遇は全て建前上は男爵へより良い体のメイドを提供するという理由で行っているか
・情事に飽きたメイドを「解雇する、新しいのといれかえる」等の理由で男爵から引き受けるが実際はそこで血液採取を行う
・日常から何らかの方法でそれ以外のメイドからも血を抜いている可能性はあり

というのも、ミセス・アビーがカフスを確認させメイドに男爵からの誘いに気づかせることを促す様子が見えたからです。

つまり、女中と男爵が情事を行うことが暁学会の何らかのメリットになるか、もしくはそれ以降の行為(ここで言うのは飽きる、解雇など)を狙い、その後血液を採っている可能性があるかもしれないと感じました。

・・・それか、あまり考えたくはありませんがこれ以外にも例えばメイドに妊娠させて、その子供さえも血液搾取の対象などになっていたら恐ろしいですよね。そうではありませんように・・・。

元々メイド業は回転が速い職場であること、そしてたくさんの女性と関係を持ちたいと男爵が感じていた場合、女中を味わい迅速に解雇することは男爵にメリットがあるように感じます。

解雇したと偽りの報告をし、実際はその後メイドたちからたくさんの血を抜いて殺していたとしたら、一応双方のメリットとして辻褄は合うように感じました。


ただそれでも上記はまだ根拠のない仮説でありまだ根拠は非常に浅いです。
また一応納得は何とか出来るものの、それでもメイドという立場であるはずの元ナースたちがそこまで主人を手玉にとれるのか、という違和感に近い疑問も残ります。

ヒースフィールド男爵がこの事件の黒幕としては関わっていないものの、ドルイット子爵の様に法律としては全く別の位置でアウトなことをし、この事件に良くない形で十分かかわっているという可能性もおおいにありえると感じました。

今後の原作で与えられる伏線を見つけて煮詰めていくのがとても楽しみです!

夜22時以降の屋敷/情事とメイド行方不明の関係性は

これが最大の疑問です。
ヒースフィールド邸の消灯時間が22時であることは明らかに早すぎるという点で違和感が残るものです。

22時以降にこの屋敷で何が行われているのか。
血液の搾取かと思いましたが、実際に行われていたのは情事でした。
(これ以外にもあるのかもしれませんが)

もし仮に男爵が事件の真実を知らない人間であり、「メイドたちを健康的な形で抱きたいから」等の理由で納得している可能性も無きにしも非ずですが、やはりここはそれでも違和感が残るなと感じます。

22時までに寝かせなくてはという何かやましい理由が、男爵とナース側とが共通しているのかはまだ分かりません。

それでも、使用人たちに平均よりもはるかに早い時間から休息を与えることを容認せざるを得ない程度の罪を、ヒースフィールド男爵自身も何か隠しているのかもしれません。

また、メイドが旦那様は毎晩メイドを寝室に呼ぶといっていることから、少なくともヒースフィールド男爵がこの屋敷にいる間は毎晩この行為は行われているようです。

そしてしばらくすると手を付けられたメイドはいなくなってしまう‥‥。

単純に考えれば、この情事のような行為が原因で女中たちが行方不明にさせられていると考えられます。

裸のままの君の魂が見たいという発言

考えすぎかもしれませんが、情事中のヒースフィールド男爵の発言にはほんのちょっとだけ引っかかる言い回しがありました。

ヒースフィールド男爵「もっと裸のままの君の魂が見たい」

黒執事の中で「魂」というワードが出るとどうしても反応してしまいます。

これがただの口説き文句なのか何かもっと深い意味があるのかは、まだ即答が出来ません。

ですがヒースフィールド男爵本人が暁学会と関係がない可能性が高い状態では、ただの口説き文句ととらえたほうがいいのかもしれません。

ただ、ヒースフィールド男爵が黒である可能性も当然まだ十分考えられ、その場合この発言は何か意味があるものになる可能性があるため念のためピックアップしておきたいと思います。(その場合、この行為は情事ではなく文字通り魂を審査する何か、である可能性もあるかもしれませんね。)

余談:「姦しい」というワード

今回冒頭に「姦しいメイドたち」というワードが添えられました。
姦しいという言葉は 一度豪華客船編中で葬儀屋(アンダーテイカー)がビザールドールを説明する際に使ったことで印象に残っています。

まとめ

アニーとメイリンが今後どうなってしまうのかが気になります。

わざわざ藍猫が洗濯メイドとして潜入しているので、ヒースフィールド邸では今後もこのようなお色気方向での捜査が続いていくのかな?と感じました。

そしてヒースフィールド邸で気になるのはやはりミセス・アビーメイドジェーンの存在です。

私は彼女たち二人こそがセバスチャンたちが突き止めた元カルンスタイン病院の元ナース達であり、メイド失踪事件と真シエルたちに関係している真の黒星なのではないかと感じているのですが実際はどうなんでしょうか‥‥

案外ヒースフィールド男爵もサクッと黒なのかもしれませんがこればかりはまだまだヒントが少ないので考察が出来ません。

今後の原作でヒントが散りばめられていることを楽しみに待ちたいと思います!

他のメンバーたちの動きも早く知りたいですね!

餅月