黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【黒執事考察ブログ】ネタバレ第167話「その執事、強剛」/裸で飛びかかった藍猫!男爵の寝室で起こった事件の真相とは

こんにちは、餅月です!
『黒執事』最新話第167話「その執事、強剛」Gファンタジ―2020年9月号の考察をしていきたいと思います。

ジェーンに捕らえられ眠らされていた藍猫。
しかし隙をついて、ジェーンを羽交い絞めすることに成功しました。

あの夜、藍猫に何があったのか。
その真実が新たに明らかにされました。

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです。
www.under-taker.com

あらすじ:黒執事第167話「その執事、強剛」Gファンタジー2020年9月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!(^^)
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:裸の藍猫。シーツが舞うように体を包む
最終暗器肉体(さいしゅうあんきボディー)
ロマンティック男爵(色ボケジジイ)を成敗!

過去回想

・メイドを出せと男爵に迫る藍猫
・「みんな地元に帰ったんだ。それ以上は知らない」と答える男爵。容赦なくリンチは続く
・「言うからもうやめてくれ!あの子たちはーーー」そのとたん、藍猫の首筋に背後から吹矢が撃ち込まれる
・吹矢を打ち込んだのはジェーンだった
「この中国人姉妹には気をつけろと言いましたよね?」とたしなめるジェーン
・藍猫は力が抜け、意識を失う
・「女はみんな猛獣ですよ。この女はこちらで処理します。貴方は顔の腫れが引くまで部屋を出ないでください。主がみっともない。」と言い、隠し階段から下へ降りるジェーン

回想終了

・裸の藍猫に後ろから羽交い絞めにされているジェーン
・「起きないように鎮静剤を点滴し続けてたはず‥!
・これに対し藍猫は「知らないか?阿片、もっと『キク』」と悪い笑顔でほほ笑んだ

劉の右腕たる強靭さ
第167話、終了ーー

今回新たに回収された伏線箇所

今回新たに回収された重要そうな伏線の箇条書きです。
具体的な考察は、根拠とともにこの後詳しく書きます!

・メイド達を地下に監禁していることを知っていたヒースフィールド男爵
・メイリンと藍猫には気を付けろと忠告していたジェーン
・捕らえられた藍猫は裸にされていた
・ジェーンの男爵に対する態度
・点滴をしていたのはジェーンか?

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

とにかく藍猫がかわいかったです!!!!(大声)

男爵の顔を蹴り上げるときの藍猫の表情がまるで猫のような可愛さで、個人的にとっても心臓に刺さりました(゚∀゚)
あのような表情は初めて見た気がします(#^^#)

セバスチャン、坊ちゃん、葬儀屋、オセロなど…今まで様々なキャラたちが今までゲス顔を見せてくれましたが、黒執事のすごいところってみんなゲス顔の表情がそれぞれまったく違うんですよね!!!
本当に全然違うんです。
攻撃的だったり、あざ笑っていたり、楽しんでいたり、ただ見下していたり…

今回の藍猫のゲス顔は、女性らしいセクシーな奥ゆかしささえ感じてしまうようなそんな新たな魅力の詰まった美しいゲス顔でした…はあ…たまらん…人

ワガママですが!!黒執事キャラたちのゲス顔がもっと見たいDEATH!!!
葬儀屋さんのゲス顔も是非顔面フルでいつか見たい…!!!
今のところお目目と口元しか見れてないので‥‥( ;∀;)人!!
ゲス顔オンリー画集とか出たら余裕で買います

枢やな先生巻末コメント

職場にいすぎるせいか、猛烈に模様替えをしたくなって困っています

枢先生、お仕事がかなりお忙しそうです💦
ツイステ(枢先生が絵とシナリオを担当されているスマホゲーム)がリリースされて以降、イベントや新規絵の供給がとっても多くて…!ファンとして嬉しい限りです。

コロナで娯楽が少ない中で、
ツイステや黒執事の新しい内容を楽しめる事が、私にとっては今まで以上にありがたい心の支えとなっています。恐らく同じ思いのファンの方も多いのではないでしょうか…?

大変な中で、いつも素敵な作品を本当にありがとうございます!!!
先生と関係者の皆様方が、心身共にご無理だけはなさることがありませんように・・・(;O;)!

それでは考察に移りたいと思います(#^^#)人!

考察

ジェーンはカルンスタイン病院の元ナースか?

恐らく、ヒースフィールド男爵邸編の中で最も重要な点は、
メイドジェーンが果たして何者なのかという点ではないでしょうか。

考察するにあたり、
まずは元々坊ちゃんたちがこのヒースフィールド邸に目を付けた理由をおさらいしてみたいと思います。

・大量のメイドを募集し続けている
・カルンスタインの元ナースが数名メイドとして働いている

特に重要なのが、
カルンスタイン病院の元ナースの存在です。

当ブログでは以前より、
このナースのうちの一人がジェーンである可能性について考察してきました。

今回、新たにジェーンから興味深い発言がありました。
それがこちらです。

ジェーン
「この女はこちらで処理します。」
黒執事第167話「その執事、強剛」より引用

ジェーン
「起きないように鎮静剤を点滴し続けていたはず…っ!」
黒執事第167話「その執事、強剛」より引用

襲撃者である藍猫をジェーンが捕らえ、こちらで処理しますと言いました。

そしてこちらで処理が示すものが、鎮静剤で点滴をし、眠らせる事含まれていることは間違いないことが分かります。

「指している」ではなくあえて「含まれている」という言い方をした理由は、ジェーンが言うこちら側で処理が示すものは、点滴で眠らせる以外にも他に何かある可能性が高いからです。

眠らせることが目的なのではなく、何かをするために眠らせる必要があると考えるほうが自然なように感じます。

「こちら側」とは

ジェーンの言うこちら側が何を指すのか。

これこそがカルンスタイン病院の元ナース側である可能性があります。

囚われていてメイド達に点滴という医療器具が使われていたことから、これらにナースが関わっていることはほぼほぼ確実です。

そしてそれを「あちら側」ではなく自分を含む「こちら側」という言葉を使ったジェーンは、自らもカルンスタイン側の元ナースである可能性が極めて高いです。

ジェーンがカルンスタイン病院の元ナースである可能性が、いよいよ高くなったのではないかと感じました。
しかし、ジェーン以外にもカルンスタイン病院の元ナースは存在します。
ミス・アビーも恐らくそうだと思いますが、まだまだ注意深く観察する必要がありそうです。

ジェーンと男爵の関係性

ジェーンと男爵の関係性は、ただのメイドと雇い主ではなさそうです。

それは、ジェーンと男爵の会話、そしてジェーンの態度を見れば感じることが出来ます。

ジェーン
「貴方は顔の腫れが引くまで部屋から出てこないでください。主がみっともない。
黒執事第167話「その執事、強剛」より引用

このセリフから、
ジェーンはメイドであるにも関わらず、主であるヒースフィールド男爵に指示ができる立場であることが分かります。

またみっともない。とまで言っていることから、その立場はかなり強いことが分かります。

低く見積もっても男爵と同等、もしくはそれ以上といったところではないでしょうか。

ジェーン
まったく‥‥。この中国人姉妹には気を付けろと忠告しましたよね?
黒執事第167話「その執事、強剛」より引用

このセリフからも、男爵に対し呆れを隠さない様子がうかがえます。
また忠告という言葉が出ていることから、ジェーンは男爵に忠告が出来る立場であることが分かります。

まだこれは根拠がありませんが、
ジェーンはアウローラ学会の何かしらの医療技術を元に、男爵と対等な立場(取引相手?または取引相手を装って男爵を都合よく利用?)にいるのかもしれません。

ジェーンの正体

以上のことから、
ジェーンがカルンスタイン病院の元ナースである可能性はいよいよ高くなったと私は感じています。

またこれに加え、新たに分かったことがあります。
それはジェーンがナースのほかに軍事経験がある可能性についてです。

今回第167話でジェーンが男爵に藍猫とメイリンの存在に気を付けろと忠告していたことが分かりました。

ジェーンがそのような忠告をした理由は以下の通りです。

・メイリンの体に無数の戦闘の傷があったから
・男物のブーツを履いていたから

また、実践的な戦闘能力については以下のことが分かっています

・メイリンに気づかれること無く後ろから口をふさげる
・メイリンと接近戦でなら戦える
・藍猫の背後をとれる

メイリンの背後をとれるだけで、ただの戦闘員でないことが分かります。

疑問点:ナースで戦闘員?

疑問点としては、ナースでありながら戦闘員であるという違和感です。
この二つの職は普通相いれないはずなので、何故この両方の力をジェーンが持てているかは疑問が残ります。

それか、ジェーン自身はカルンスタイン病院の元ナースではなく、元ナースと関係があるカルンスタイン側が用意した護衛の戦闘員のような人物である可能性も考えられます。
現にあのメイド達に付けられた点滴も、ジェーン本人が付けたというような描写はまだありません。別のナースが付けた可能性もあるため、ナースの可能性が高くなったとはいえ、まだまだ疑問点はのこります。

退役軍人療養所のナース

・ナース
・軍人

この二つのワードから単純に思い起こすのは
坊ちゃんがバルドと劉を派遣しているウィルトシャーの退役軍人療養所です。

ここには奇跡の癒し手と呼ばれる看護婦がいることが分かっています。

しかし退役軍人療養所にいるはずのこの看護婦がヒースフィールド男爵邸にいると考えるのは普通に考えるとちょっと違和感を感じます。

ただナースと軍人というワードでは共通点がみられるため、念のため触れておきたいと思います。

3・ウィルトシャーの退役軍人療養所

潜入者:劉・バルド
暁学会:暁学会に所属していた医師が多数勤務


「奇跡の癒し手」と呼ばれる看護婦がいる
再起不能とされた兵士たちを数多く社会復帰に導いている

「再起不能」な兵士を「復活」させることが出来る療養所

上記の中見出しを見て頂けるとよく分かると思うのですが、ここが本来の暁学会に最も似た形を保った施設なのではないでしょうか

暁学会はカルンスタイン病院で死者を完全救済(蘇生)させることを目的に研究を重ねていました。

今回の退役軍人療養所はその「死者」が「再起不能とされたまだ生きている者」に変わっただけで行っていることはかなり近いと感じています。

暁学会は、葬儀屋(アンダーテイカー)の力で死者をかなり生者に近しい形で復活できるまでになっていましたが、生者の回復も出来るようになったようです。

この施設でも血液採取は行われている可能性はありますが、どちらかと言うとカルンスタイン病院がたたまれてしまったため、死者蘇生の実験の拠点を新たにここに移したという場所なのかもしれないなと感じました。

血液の採取としては、ヒースフィールド男爵邸の方がより強く分かりやすい形で表れているなと感じました。

もしかするとここでも、劉やバルドの過去や意外な一面が今後見えてくるかもしれませんね

「奇跡の癒し手」を持つ看護婦は暁学会の人間なのか?

これは疑問点です。

どうやらこの療養所には象徴的な人物である看護婦がいるようです。

この看護婦が暁学会の一端を担わされていることは間違いありませんが、それでもこの看護婦本人に悪意があるのか、そもそもこの看護婦が暁学会の人間なのかはまだ確証が持てないと感じました。

というのもセバスチャンたちの報告によるとこの退役軍人療養所には暁学会に所属していた医師が多数勤務しているとあったからです。

医師が、看護婦として勤務しているだけかもしれませんが、まだ断定はできないかなと感じました。

ヒースフィールド男爵邸の時もわざわざ元ナースが数名勤務、とではなく元ナースが数名メイドとして勤務、と書かれてあったので、この看護婦がただの看護婦であり暁学会の隠れ蓑である可能性は一応あるかなと感じました。(考えすぎかもしれませんが)

ですがセバスチャンたちの報告文を素直に受け取ると、この看護婦は暁学会の人間ではなく、暁学会に利用されているただの善人である可能性はあると感じます。

引用源:
【ネタバレ考察】『黒執事』第153話「その執事、会同」/浮かび上がってきた真シエル側の血液供給機関は4箇所/潜入を通じ使用人たちの過去も徐々に見えてくるか? - 黒執事考察ブログ

ジェーンはカノープス様か?

最後にジェーンの正体として
ジェーンはお星さまなのではないかという疑問も存在します。

現在の黒執事の章では、坊ちゃんサイドは現在4箇所に散らばって捜査に臨んでいます。
この四か所それぞれのラスボスがお星さまである可能性があるのではないかと私は考えています。(※次回改めて記事にしますね!)

この考察もまだ根拠は浅いのですが、
もし仮に正しかった場合、ジェーンの正体として考えられるお星さまとしてカノープス様を挙げることが出来ます。

今回の黒執事ではジェーンから新たに点滴というワードがでてきました。

実は、カノープス様のベッドわきには点滴を吊り下げるためのフックが存在しています。

ただベッドのわきにあるため、仮にジェーンがカノープス様だった場合、カノープス様自身に点滴が必要なのか?という疑問が生じます。

これが関係あるかはまだ定かではありませんが、念のため共通項として記しておきたいと思います。

カノープス様(☆☆)B型

カノープス(☆☆)の部屋

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

カノープス様のセリフ
「ブラバット、もう迷ってる場合じゃないんじゃない?」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目すべき部屋のポイント

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黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

部屋の謎
  • 点滴を吊るす突起が天井にある
  • ベルトのようなものが多々、箱の中に見える(拘束具か?)
  • 部屋はいたって質素であり、殺風景

カノープスはポラリスに次いで謎多き人物であると感じています。
セリフからも男性か女性か、その判断がつきません。また性別に関係なく、ブラバットへの口の利き方は上からな印象を受ける話し方です。

「もう迷ってる場合じゃないんじゃない?」

カノープス様によるとブラバットは「何か」を悩んでいるようです。それが「何」なのかは主語が省かれているため現段階では分かりません。物語的に素直に受け取ればファントムファイヴへの観客の流出によりシリウスの血が減り、シリウス様の命が危なくなったため観客の命の危険のある量の血液採取にもっと着手することといえます。しかし、これはあくまでお星さま全員の目的が青き星(シリウス)の救済であった場合です。この後も述べますが、このセリフの中でシリウスに主語で言及しているのはポラリス様のみです。カノープス様とベガ様は、青き星について何も供述していない為、まだここは確定が出来ない状態となっています。

点滴を吊るす突起の存在

ベットサイドに、点滴を吊るすための突起があります。これは他のお星さまの部屋にはなく、カノープス様の部屋にしか存在しません。
カノープス様はどうやら病弱なようです。これはあくまで根拠のない推測ですが、カノープス様も真シエル(シリウス様)と同じく死後復活された人間である可能性があります。シリウス様ほど弱っていない理由は、シリウスよりもカノープスは輸血できる血液が豊富であるからかと感じました。

複数のベルト

ベッドサイドに複数のベルトがあります。複数本存在すること、長さがそれなりに長いこと。これは体を縛る為の拘束ベルトかな?と感じました。
拘束ベルトといえば拘束ブーツをはいた葬儀屋を思い出しますが、話し方からみてそれは無いと思っています。(葬儀屋だったら「占い師君、もう迷ってる場合じゃないんじゃないかあーい?」というかなと笑。ブラバットを名前で呼ぶ可能性も無いと感じています。)

  • 綺麗な部屋であること
  • 部屋の乱れにに使わない拘束具

これらが違和感として残っています。

また殺風景な部屋としては、セバスチャンの執事部屋に似ていることも違和感として残ります。

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黒執事10巻第44話「その執事、哀号」より
セバスチャンの部屋と似ていることは偶然かもしれませんが念のため載せておきます。お星さまの中に「青き星(=真シエル)の執事」を名乗っているものがいることから、何か関係性があるかもしれません。しかしシリウスの執事を名乗っているのはカノープス様ではなくポラリス様(☆☆☆☆)なのでその点混同しやすいのでご注意ください。

カノープス様まとめ
  • 男性か女性か不明
  • 青き星の復活を目指しているのかが現在ではまだ断定できない
  • 点滴用の突起があることから病人、もしくは真シエルと同様死者蘇生された人物である可能性がある。
  • 殺風景でこじんまりとした部屋とは似つかわしくない拘束ベルト存在
  • 部屋の雰囲気がセバスチャンの執事部屋に似ている

引用源はこちらです!
www.under-taker.com

藍猫が裸の理由

裸でジェーンを羽交い絞めにする藍猫の絵は、なかなかに衝撃的でした。

藍猫は服を着ていたにも関わらず、
捕らえられた際服を脱がされわざわざ裸にされていました。

そしてそれはどうやら藍猫だけでなく、
囚われたメイド達全員共通のようです。

これもカルンスタイン病院の元ナースたち「こちら側」の仕業です。

なぜメイド達は裸にされたのでしょうか?

これについては、
まだ考察が出来ない為問題提起の段階です。

しかし、

・カルンスタイン病院の元ナースたちの仕業
・メイド達を眠らせる理由と関係がある

この二つは、まず間違いないのではないでしょうか。

ナースたちが関り、点滴を打たれている以上、
メイド達は何らかの医療措置を受けている可能性があります。

それは血を抜かれることをはじめ、
もしかすると男爵との情事の結果妊娠し、新たに血液供給源となる人間を生み出すことにあるのかもしれません。

しかしもし仮にそうであれば、
おなかが大きくなる妊婦たちに洋服を着せないということもまた納得がいくように感じます。

妊娠説については、過去記事で考察済みですので引用させて頂きます!

ヒースフィールド男爵邸は人間の血液収集工場

ヒースフィールド男爵邸が、血液収集工場の意をなしていることが今回メイリンの調査により明らかになりました。

シリウス型だけと限定せず、様々な型の血液を収集していることから、ヒースフィールド男爵邸はスフィア・ミュージックホールとほぼ全く同じ意味であると考えられます。

第二のスフィア・ミュージックホールと言っても過言ではないのかもしれません。

スフィアと一つ違う点を挙げるとするならば、血液を搾取されている被害者が全員女性に限定されているという点です。

・全員女性である意味
・シリウス以外の血液を集め続ける理由

現在大きな疑問として浮かび上がるのは上記の内容です。

順番に更に深く考察していきたいと思います。

全員女の意味は?

ヒースフィールド男爵の屋敷の地下でメイドたちが血液を抜かれていました。

そんなメイドたちを見たときにメイリンが一言呟きます。

メイリン
「全員、女?」

黒執事第156話「その執事、提唱」より引用

確かに、坊ちゃん達がはじめヒースフィールド邸に目を付けた理由はメイドを大量雇用し続けていることが理由でした。

しかしヒースフィールド男爵の屋敷では男性もいました。

それにも関わらず、女性のみから血液を搾取する理由は何なのでしょうか?

これは非常に重要な伏線である可能性があります。

妊娠させ、将来血液を搾取する子供を養殖しているか

何故女性なのか。
それは女性にしかできない何か、をヒースフィールド邸側が期待しているからと考えると自然な気がします。

男性には出来なくて女性にだけできること。

それは妊娠と出産です。

しかも、この女性のメイドたちは全員ヒースフィールド男爵と肉体関係を持っています。

前回のスフィアでは、
ファントムファイヴの登場によりスフィアへ入り浸る客(血液を搾取する人間)が減ってしまったことから、結果的に失血死を誘発させてしまいました。

スフィアサイド(ヒースフィールド男爵側)は、今回その失敗を生かそうとしたのかもしれません。

いくらメイドを供給したところで、スフィアほどの人気を誇っていたにも関わらず血液が足りなくなっていたことから、今後も血液の採取が難しくなり失血死を出してしまう可能性は十分に考えられます。

なので今回はターゲットを女性にし、その女性たちと関係を持ち妊娠を期待することで、将来生まれる子供からも血液を搾取しようとしている可能性があるのではないかと感じました。

このように考えると、ヒースフィールド男爵邸は
血液収集工場であるのと同時に、将来血液搾取をするための子供を養殖する施設でもあるのかもしれません。

お腹が膨れている女性

また、ヒースフィールド男爵邸が人間の養殖場なのではないかと考える理由としては今回の代156話にもその根拠があります。

それはメイリンが地下を訪れベッドに眠らされたメイドたちを発見したシーンです。

ここではたくさんの女性たちが描かれていますが、その中の数人がお腹が膨れているように見える描写がありました。

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数人の女性は腹部が膨れているように見える/黒執事第156話「その執事、提唱」より引用

特に手前側の女性が分かりやすいかなと感じます。

顔は横を向いているため一見横向きで骨盤が盛り上がっているようにも見えますが、腕の位置と肩の開き方から見るとこの女性は体は完全に仰向けで顔だけを横にしているようです。

となると、ここでお腹がこれだけ膨れていることは非常に違和感を感じます。

ただふくよかな女性なだけ、という可能性ももちろんゼロではありませんが、現在の状況を踏まえるとこの女性がヒースフィールド男爵の子供を妊娠している可能性は十分に考えられるのではないかと感じています。

詳しい元記事はこちらにまとめてあります!
www.under-taker.com

ヒースフィールド男爵への疑惑

ヒースフィールド男爵が、カルンスタイン病院に利用されているだけのかませ犬である可能性については以前より言及しています。

今回の第167話で、
男爵はメイド達を地下に監禁していることを知っていたことが新たに明らかになりました。

言葉としては「言うからもうやめてくれ!あの子たちはーー」で終わっていますが、男爵は確実に「彼女たちは故郷に帰った」以外の「何か」を話そうとしました。

また、その後男爵は自分の部屋の隠し通路から藍猫を地下へと引きずりおろすジェーンの姿を見ています。

驚いている様子もないことから、地下でメイド達を監禁していること自体はどうやら男爵も知っていたようです。

その点については、男爵も黒幕の一員でした。

今まで私は当ブログで、
男爵が涼しい顔で「メイド達は実家へ帰った」と言っている為、地下で監禁されていることさえしらないのではないかと考察していました。

しかしあの涼しい笑顔は男爵の演技であることがわかりました。

.....思ったよりやるな!!?ヒースフィールド男爵!

今回も、藍猫に殴られる際一体何本歯が折られたんでしょうか‥‥( ;∀;)

歯が飛ぶ勢いで何度も殴られているにもかかわらず、なかなかヒースフィールド男爵は根をあげず頑なに嘘を吐き続けていました。

最初は完全に何も知らないただの変態かませ犬ではと思っていたので、純粋に殴られる男爵をかわいそう( ;∀;)とか思っていたのですが、真実を吐きそうになった時「おっとおおおお!?なかなかやるな!?」となりましたwwwうっかり騙されかけましたww

しかし、男爵がどこまでカルンスタイン病院の、繋がれば兄シエル達に加担する意思があるかはまだ全くの不明です。

カルンスタイン病院の元ナースたちの本当の目的が、
男爵の妻を生き返らせることではないことはほぼ間違いないのではないでしょうか。

魂のかたち、というワードは今後重要になる可能性はありますが、それでも彼女たちの最終目標は兄シエルの完璧な蘇生に向いていることは明らかです。

ヒースフィールド男爵はどこまでカルンスタイン病院に利用されている存在なのか。
どこまでかませ犬なのか。

今回の第167話で、この点が新たに疑惑が生じ、なおさら楽しみになりました!!

この男爵は色ボケジジイなロマンチストなので、どこかドルイットこしゃくを思い起こしますよね笑

ドルイットに似たような、とても鬱陶しく(※誉め言葉)それでいて一周回ってもはや憎み切れないヒール寄りキャラクターになるのでしょうか?

今後の活躍()に期待です!\(^o^)/

まとめ

少しずつ、ジェーンと男爵のキャラクター性が明らかになってきました!

特に二人の会話から見える関係性が非常に興味深かったです。

黒執事の中にも登場しましたが、当時メイドは雇い主の前で顔を上げることさえも失礼に値したようです。

それにもかかわらずこのジェーンの態度…。かなり異質であることが分かります。

まだ全くつかめない内容としては「魂のかたち」でしょうか?

ワードが頻発していますが、いまだにそれ以上の具体性が一切明らかにされていません。

葬儀屋の今までの発言を見れば魂は一人一つ、他人の魂なんて自分のものにできるわけない、なのであまり完全な死者蘇生の技術を追求するうえでは関係ないように感じますが、もしかすると似た魂を入れることで肉体を胡麻化すことができる、なーんてこともあるのかも、しれませんね。まだ全く分かりません。

個人的には今のところは、カルンスタイン病院が男爵を協力者に加えるために言っただけの何の意味もないミスリードなんじゃないかなあとは思っていますが、それにしては何度かワードがピックアップされているのが気になるんですよね…。本当に何か意味があるのかもしれません。

まだ測りかねますが、今後の展開を注意深く見守りたいと思います!(#^^#)

餅月