黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【考察】ヒースフィールド男爵は、ドルイット子爵的な立場の咬ませ犬か?/物語で重要なのはメイドのジェーンとミセス・アビーの可能性

こんにちは!餅月です。
今日はヒースフィールド男爵について考察をしていきたいと思います!

新たに登場したヒースフィールド男爵。
彼の屋敷ではメイドが行方不明になっており非常に胡散臭い香りが漂っていますが、ヒースフィールド男爵本人はもしかするとドルイット子爵のような咬ませ犬かもしれない可能性が出てきているため、今回はそちらを考察していきたいと思います!

今回の記事はこちらの記事からのピックアップ内容となっています。
www.under-taker.com

ヒースフィールド男爵は咬ませ犬か?

ヒースフィールド男爵は暁学会の会員では無い

黒執事に新しいキャラクターが登場しました!
クリス・ヒースフィールド男爵です。

f:id:mochimochimoon:20190725101909p:plain
メイリン達が潜入調査している屋敷の主、クリス・ヒースフィールド男爵/2019年月刊GF8月号黒執事第154話「その執事、遠方」より引用

彼は、登場話でいきなり生々しいベットシーンを披露するという衝撃的なキャラクターでした。

しかもメイドたちが大量にいなくなっている屋敷の主…
毎晩のようにメイドをとっかえひっかえ抱いているとしたら胡散臭さやヴィランズ感は計り知れません。

ですが、これは枢先生による真犯人へ目がいかないようにという目くらましでありミスリードなのではないか?と感じる点がいくつかありました。

と言いますのも、
ヒースフィールド男爵自身は暁学会の会員ではないからです。

結論から申し上げますとヒースフィールド男爵は
カルンスタイン病院の元ナースであるメイドたちに隠れ蓑、濡れ衣として利用されている可能性さえあるのではないか?と感じました。

具体的に説明していきます。

ヒースフィールド男爵は暁学会とは無関係?ミスリードの咬ませ犬か

ここで、ヒースフィールド男爵邸への疑惑についてを再度見直してみたいと思います。

1・ノースヨークシャーのヒースフィールド男爵邸

潜入者:メイリン・藍猫チーム
暁学会:カルンスタイン病院の元ナースが数名メイドとして勤務

・好待遇の雇用条件でメイドを募集
雇用されたメイドの数は100人を超える
・しかし未だに募集を続けている

他に疑惑の目が向いた場所では、例えばホテルが「暁学会の会員だった貴族が支配人」など、その施設で誰が暁学会とかかわりがある人物か、そこまで調査が進んでいます。

つまりもしヒースフィールド男爵本人に暁学会と関与があった場合、もしくは会員だった場合はそのような形で事前にセバスチャン側にマークされるのではないかと感じました。

ですがこの調査内容では
ヒースフィールド男爵が暁学会に関与した事や、会員であった事実は見受けられません。

となると、
ヒースフィールド男爵が暁学会のために法を犯してまで何か暁学会に意図的に手を貸すようなことは考えにくいのでは?と感じました。

あくまでメイリンたちが男爵邸に赴いた理由は

・この屋敷にカルンスタイン病院の元ナースが数名要るから
・その屋敷でメイドが大量に行方不明になっているから

この二つの事実だけです。

となると、
ヒースフィールド男爵はもしかするとドルイットのような咬ませ犬であるのかもしれません

重要なのは男爵ではなく、メイドに紛れた元ナース数名か?

もし仮に上記が正しかった場合、
ヒースフィールド男爵はただの色好きの男であり、メイド失踪事件の真の首謀者では無い可能性があります。

また、先ほど挙げたこの屋敷のルールについても説明がつきます。

このルールは、元ナースが設定した血液採取のためのルールと、それをバレないようにする為の男爵を隠れ蓑にするためのルールである可能性があるかもしれないと感じました。

具体的に説明していきます。

男爵向けのルールと、カルンスタイン病院向けのルール

ヒースフィールド男爵邸にはいくつも珍しい独自のルールが存在します。

そしてそれらは何となく似通っているものの、なぜそのルールを設定したのかという理由にいまいちまとまり性を見出すことが出来ません。
これらのルールは、
大きく分けて二つの目的を達成するためにそれぞれ作られたものである可能性があります。

それは、

・男爵の趣味のためのルール
・男爵の趣味を隠れ蓑に、カルンスタイン側が動くために必要なルール

この二つである可能性があります。
順番に説明していきたいと思います。

男爵の趣味のためのルール

目的:男爵にメイドと体の関係を持たせやすくするためか?
・使用人のメイクや身だしなみを重視する
・お風呂は二日に一度という贅沢をさせる

男爵の趣味を隠れ蓑に、カルンスタイン側が動くために必要なルール

目的:血液採取のために作ったか?(ナースたちが必要とする本当の目的のためのルール?)
・消灯は22時(その後の屋敷で何が行われているか。また健康管理の為か?)
・食事は一日三食(健康状態を良くし血液を採るためか)


このような可能性があります。

普通であれば、
メイドが何人も短期間で入れ替わることは男爵も違和感に感じるはずです。

ただもし男爵がドルイット子爵のようにちょっとおバカな人であった場合、色欲に走らせてしまえばカルンスタイン病院の元ナースたちが裏で屋敷の主導権を握ることもまた比較的たやすい気がします。

※ここから下は上記の考察を成り立たせる可能性がある予想であり、根拠がありません。
可能性がある説の一つ程度にお考え下さい。

ヒースフィールド男爵が利用されている側の場合(予想)

・血液供給源(メイド)を集める旗頭という形でナースたちに利用されている
・男爵は色欲が強く、いろんなメイドに手を出す。
・手を出すだけでそれ以上の危害は加えない

ナースたちの動き?(予想)

・ナースたちは裏でメイドたちの血を抜いている、殺していることを男爵に伝えていない
・働き手よりも血を求めているため男爵の目が無いところであらゆる人種のメイドを雇用することが可能
・22時消灯や、メイドたちへの健康管理等の厚遇は全て建前上は男爵へより良い体のメイドを提供するという理由で行っているか
・情事に飽きたメイドを「解雇する、新しいのといれかえる」等の理由で男爵から引き受けるが実際はそこで血液採取を行う
・日常から何らかの方法でそれ以外のメイドからも血を抜いている可能性はあり

というのも、ミセス・アビーがカフスを確認させメイドに男爵からの誘いに気づかせることを促す様子が見えたからです。

つまり、女中と男爵が情事を行うことが暁学会の何らかのメリットになるか、もしくはそれ以降の行為(ここで言うのは飽きる、解雇など)を狙い、その後血液を採っている可能性があるかもしれないと感じました。

・・・それか、あまり考えたくはありませんがこれ以外にも例えばメイドに妊娠させて、その子供さえも血液搾取の対象などになっていたら恐ろしいですよね。そうではありませんように・・・。

元々メイド業は回転が速い職場であること、そしてたくさんの女性と関係を持ちたいと男爵が感じていた場合、女中を味わい迅速に解雇することは男爵にメリットがあるように感じます。

解雇したと偽りの報告をし、実際はその後メイドたちからたくさんの血を抜いて殺していたとしたら、一応双方のメリットとして辻褄は合うように感じました。


ただそれでも上記はまだ根拠のない仮説でありまだ根拠は非常に浅いです。
また一応納得は何とか出来るものの、それでもメイドという立場であるはずの元ナースたちがそこまで主人を手玉にとれるのか、という違和感に近い疑問も残ります。

ヒースフィールド男爵がこの事件の黒幕としては関わっていないものの、ドルイット子爵の様に法律としては全く別の位置でアウトなことをし、この事件に良くない形で十分かかわっているという可能性もおおいにありえると感じました。

今後の原作で与えられる伏線を見つけて煮詰めていくのがとても楽しみです!

夜22時以降の屋敷/情事とメイド行方不明の関係性は

これが現在の最大の疑問です。
ヒースフィールド邸の消灯時間が22時であることは明らかに早すぎるという点で違和感が残るものです。

22時以降にこの屋敷で何が行われているのか。
血液の搾取かと思いましたが、実際に行われていたのは情事でした。

これ以外にもあるのかもしれませんし、恐らくなにかしらあるとは思いますが現在はまだヒントを提示されていない為考察は不可能です。

もし仮に男爵が事件の真実を知らない人間であり、「メイドたちを健康的な形で抱きたいから」等の理由でこの22時消灯という制度に納得している可能性も無きにしも非ずですが、やはり雇い主としてそれを許すのか?と違和感を感じます。

22時までに寝かせなくてはという何かやましい理由が、男爵とナース側とが共通しているのかはまだ分かりません。

それでも、使用人たちに平均よりもはるかに早い時間から休息を与えることを容認せざるを得ない程度の罪を、ヒースフィールド男爵自身も何か隠しているのかもしれません。

ドルイット子爵も、切り裂きジャック事件に直接かかわってはいなかったものの十分罪を犯していましたよね。あのような何か別の事実があるのかもしれません。いまのところそれは情事と深く関係がありそうですが‥‥

また、メイドが旦那様は毎晩メイドを寝室に呼ぶといっていることから、少なくともヒースフィールド男爵がこの屋敷にいる間は毎晩この行為は行われているようです。

そしてしばらくすると手を付けられたメイドはいなくなってしまう‥‥。

単純に考えれば、この情事が原因で女中たちが行方不明にさせられていると考えられます。

一番シンプルに考えれば、情事に飽きたメイドは男爵にメイドを入れ替える説明の理由付けとして利用されているのかもしれません。

そしてメイドを解雇するといっておきながら、裏でカルンスタイン病院の元ナースたちが血液を抜くなど、本来の目的を遂行している可能性があります。

これはまだまだあくまで予想であり考察ではありませんが、一説として挙げておこうと思います。

まとめ

しかしヒースフィールド男爵が登場シーンでまさかこんなハードなことをするとは思いませんでした‥‥すごかった!

イケ叔父でしたがよくよく絵を見てみると彼の後ろにはいかにもな薔薇のトーンが貼ってありますね。薔薇を背負うナルシストキャラと言ったらドルイットこしゃく( ^ω^)・・・

やっぱりヒースフィールド男爵自身はこしゃくポジなんじゃないかなああああああああ

餅月