黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】レイラとモドリ・ヴラディスは「人格を移植された存在」?2人に共通する“多重人格”の謎

こんにちは!餅月です。
今日はモドリ・ヴラディスとレイラに見えるとある共通点について考察していきます。

モドリ・ヴラディスとレイラ:黒執事第218話より引用

モドリ・ヴラディス=ポラリス様
レイラ=ベガ様

彼らにはその正体がスフィア・ミュージックホールのお星さまであるという共通点があります。

しかし、それだけではありません。
彼らには複数の人格を持っているという非常に意味深な共通功が存在しているのです。

今回は、人格と言う点からモドリ・ヴラディスとレイラの考察を深めていきたいと思います!

複数の人格を持つ存在

まずはレイラとモドリ・ヴラディスの人格について見ていきましょう。

レイラ

レイラ=ベガ様である事が既に本誌の中で明らかにされています。

レイラの人格を考察する上で、まずはベガ様のおさらいをしていきましょう。

ベガ様(☆☆☆)O型

星としてのベガ

こと座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つです。特に七夕のおりひめ星(織女星(しょくじょせい))としてよく知られていますが、この女性的な星の印象はベガ様の正体を紐解くうえでの大きな伏線である可能性があるので頭の片隅に入れておいてください。

ベガ(☆☆☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ベガ様のセリフ


「どうなさるの?
「どうなさるの?
「「この分岐点!」」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

ベガ様と同じセリフを言うレイラ:黒執事第191話「その執事、怠業」より引用

ちなみに冒頭で引用した黒執事33巻のポスターにも「進みなさい、戻りなさい。星と闇との分岐点」というワードが添えられています。ベガ様の台詞にある「分岐点」が、レイラにも添えられている形で強調されていますね。

看護師レイラ:黒執事33巻表紙より引用

注目すべき部屋のポイント

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

  • ぬいぐるみとドレッサーが二つずつある
  • 枕の数と身分
  • セリフが不自然に分かれている

2つずつ存在するぬいぐるみとドレッサー

部屋はシャンデリアまでつく大変豪華な造りとなっています。ベットに注目すると、ウサギとクマのぬいぐるみが2つ転がっていることが分かります。また枕も他のお星さまと違い二つ存在します。ドレッサーも全く同じものが仲良く二つ並んでいます。このことからベガ様は幼く、身分の高い家の女の子の姉妹である可能性が高いと感じています。

引用源:
【総まとめ】お星さまの正体について/お星さまを指す人数は、4人では無く全部で6人の可能性 - 黒執事考察ブログ

レイラの別人格「アル」

レイラが持つもう一つの人格。
それが「アル」という男の子です。

主人格の可能性がある男の子「アル」:黒執事33巻第191話「その執事、怠業」より引用

本誌の中では一見、レイラの中から発現した人格のようにも見えます。
しかし現在、レイラにはその性別が男の子である説が浮上しています。

その為、現段階ではレイラとアルどちらが主人格なのかがまだ判明していない状態なのです。

レイラ男の子説はこちら▼
www.under-taker.com

モドリ・ヴラディス

次にモドリ・ヴラディスについて考察していきます。

モドリ・ヴラディス=ポラリス様である事が既に本誌の中で明らかにされています。

モドリ・ヴラディスの人格を考察する上で、まずはレイラ同様ポラリス様のおさらいをしていきましょう。

ポラリス様(☆☆☆☆)A型

ポラリス(☆☆☆☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

ポラリス様のセリフ
「このままでは蒼き星が堕ちてしまう。そんなことがあれば私は執事として死んでも死にきれません。」
黒執事25巻第122話「その執事、待望」より

注目するべき部屋のポイント

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

部屋とその他の謎

・床と机に刺さった複数本のナイフ
「執事」というセリフ
・荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

床と机に刺さった複数本のナイフ

ポラリス様の部屋にはたくさんのナイフがあり、部屋の壁や床、物はすべてナイフで刻まれており精神的にかなり不安定なことが示唆されています。

荒れた部屋と似合わない丁寧な口調

ポラリス様の部屋は異常なほど荒れています。
それにも関わらずその口調はとても上品で丁寧な物腰です。ここがこのキャラクターの大変大きな矛盾点であると言えます。

引用源:
【総まとめ】お星さまの正体について/お星さまを指す人数は、4人では無く全部で6人の可能性 - 黒執事考察ブログ

ポラリス様とモドリ・ヴラディスは「死んでも執事ですから」というセリフが一致している事からイコールは確定的と思われます。

ポラリス様の正体:黒執事第169話・第218話より引用

さて、そんなモドリ・ヴラディスですが、第218話で彼もまた複数の人格を持つ可能性が示唆されました。

順番に考察していきます。

モドリ・ヴラディスの会話

まず、218話内のモドリ・ヴラディスの会話を見ていきましょう。

正体が明かされないモドリの会話:黒執事第218話より引用

「本当にあの執事で間違いないんだろうな?」
「醜悪で鼻が曲がりそうなあの匂い。ヤツに間違いありません。」
「あいつすました顔で人間のフリしてやがって。笑っちまうな。」
「一緒にいた子供が契約者?変わった趣味ね。」

黒執事第218話「その執事、換装」より引用

一見何でも無さそうなこれらの会話。
しかし、実はこの会話は空っぽの部屋のなかで行われているのです。

誰もいないモドリの部屋:黒執事第218話より引用

台詞が描かれる際も人は一切描かれていません。

つまりモドリ一人しかいない部屋で、この会話は行われているのです。
初めて見た時は思わずゾッとしてしまいました。

ここから以下の二つの可能性を考察します。

  • モドリ多重人格説
  • 見えない「何か」が居た説
モドリ多重人格説

現時点で一番可能性として高いと感じている説です。

部屋で話している人物が描かれていない為、現時点でこれらの発言は全てモドリの口から発せられたもののように見えます。

となると、もしかするとモドリの中には複数人の魂が入っているのでしょうか…?謎は深まるばかりです。

見えない「何か」が居た説

次に見えない「何か」が居た説です。

後ほど詳しく言及しますが、この台詞の主はセバスチャンの見た目に囚われず、その正体を見抜くことが出来ています。

これは人間業ではない為、この台詞の主はもしかすると人外の可能性すらあるのかもしれません。

それは死神なのか、神なのか、悪魔なのか
はたまたアニメで登場した天使の様な存在なのでしょうか?
謎は深まるばかりです。

モドリ・ヴラディスの会話考察

次に今回の最難関ポイント。
モドリ・ヴラディスの会話を考察していきます。

分かりやすくするために、
登場人物をA・B・C・Dと割り振り、それぞれの特徴をまとめていきたいと思います。

A「本当にあの執事で間違いないんだろうな?」

・セバスチャンが悪魔である事について確証を持てていない人物。
・Bより上の立場。
唯一モドリ・ヴラディスの口から発せられたことが確定している台詞

B「醜悪で鼻が曲がりそうなあの匂い。ヤツに間違いありません。」

・セバスチャンを見た目でなく匂いで悪魔と見ぬく人外的人物。
・Aに対して敬語を使う。
・もしかすると第215話でセバスチャンと会話した「モドリ・ヴラディス」がこのBかもしれない。
・セバスチャンの過去の契約者の可能性も…?

※ちなみに、今回ディナージャケットを着たセバスチャンが描かれましたが、Bはそんなセバスチャンを「醜悪で鼻が曲がりそうなあの匂い」と言います。
これは美しい見た目のセバスチャンと、本来の悪魔としてのセバスチャン対比する形で描いているものと思われます。

C「あいつすました顔で人間のフリしてやがって。笑っちまうな。」

・セバスチャンの正体を見ぬいた上で嘲笑う人外的人物。
・同類の悪魔の様な視点を持っている?セバスチャンの古い知り合いの可能性有り

D「一緒にいた子供が契約者?変わった趣味ね。」

・セバスチャンと坊っちゃんを初めて見た人物。悪魔と契約者の概念を受け入れている事から人外の可能性有り
・女性

このようにまとめてみると、登場人物はモドリを含め合計4人も登場します。
しかし彼らの姿は全く見えません。

しかもA以外の発言は、全て悪魔の存在を見ぬける人外の言葉のようにも聞こえます。

モドリは多重人格で一人で話していたのでしょうか?
それとも何か別の人外が存在したのでしょうか?

これは大きな疑問点です。
重要な伏線として、今後きっと回収される事でしょう。

「複数の人格」を持つモドリとレイラ

当ブログではこれまで、レイラが二重人格であることを彼女の個性・特徴のひとつとして考察してきました。

しかし今回、モドリ・ヴラディスにも複数の人格を有する可能性が示唆されたことで、私の見解に変化が生まれつつあります。

それは、レイラもモドリも、葬儀屋たちの手によって意図的に複数の人格を移植された存在なのではないか、という新たな可能性です。

二重人格者、四重人格者が偶然集まり、その人物がお星さまとなる事。
こんな偶然が果たしてあり得るのでしょうか?

お星さま方には共通する要素があります。
それは全員が蘇生されたビザールドールであるという点です。

黒執事の物語においては、蘇生に関わる重要な要素として“魂”の存在が度々言及されてきました。
しかし、魂が具体的にどのように蘇生と関係しているのか、その詳細は未だ明かされていません。

そのような中で登場する、複数の人格を有するレイラとモドリという存在。

彼らはもしかすると、誰かの“魂の器”であり、ビザールドールとして蘇生される際に複数の人格・魂を埋め込まれた存在なのかもしれません。

まとめ

今回はレイラとモドリが持つ複数の人格について考察してきました。

葬儀屋はかつて、「他人の魂を自分のものにできるはずがない」として、“魂”の移植を否定するような発言をしていました。

しかし作中では、「死者と似た魂」を探している描写がたびたび登場しています。

そしてそこに登場した複数の人格をもつモドリとレイラ。

もしこれらが繋がっていた場合、「魂」と「死者蘇生」の関係性の謎が解明される日も近いのかもしれません。

レイラとモドリ。
彼らは本当に「レイラ」と「モドリ」なのでしょうか?
今後とも注意して読み進めていきたいと思います。

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それではまた次の記事でお会いしましょう!
餅月