黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【アニメ黒執事 -寄宿学校編-】WEBラジオ「ウェストン校の談話室」最終回!遂に降臨!我らが「校長」、葬儀屋(アンダーテイカー)役 諏訪部順一さん/「葬儀屋を演じる上で、『悪』と思って演じていない。」

こんにちは!餅月です。
今日はアニメ黒執事『-寄宿学校編-』WEBラジオ「ウェストン校の談話室」(最終回)についての感想記事を書かせて頂きたいと思います!

アニメ『黒執事-寄宿学校編-』WEBラジオ「ウェストン校の談話室」(最終回):アニプレックス公式YouTubeチャンネルより引用



最終回の第10回のパーソナリティは、
セバスチャン・ミカエリス役の小野大輔さん、葬儀屋役の諏訪部順一さん!
満を持して、ミカエリス先生と我らが校長、葬儀屋(アンダーテイカー)の夢の共演が実現となりました!!

アニメ黒執事『-寄宿学校編-』WEBラジオ「ウェストン校の談話室」

www.joqr.co.jp
WEBラジオ『ウェストン校の談話室』は毎週木曜 19:00~19:30にて配信中です。

youtu.be

特に、葬儀屋さんについてはキャラクターの特徴もあり中々公式では深く語られる機会がありません。
今回のラジオでは、そんな葬儀屋さんについて声優の諏訪部順一さんからとても貴重で深いお話がありました。

今回のブログではヲタクの叫び(感想)も交えて、
諏訪部さんの葬儀屋さんについての解釈についてを中心に出来る範囲で考察をしていきたいと思います!!
「葬儀屋さんは謎多きキャラ故に、深く話せない」からこそ、諏訪部さんが何を匂わせたかったのか、私なりに考えてみたいと思います。

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アニメ黒執事公式サイト

www.kuroshitsuji.tv

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

ある日、シエルの元に女王から、
英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校に通う親族・デリックほか
複数人の生徒が音信不通になっているという手紙が届く。
かくしてセバスチャンとシエルは、事件を調査するためにウェストン校に潜入する。
事件の真相とは…?

キャスト
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:岡田堅二朗
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン:清水祐実
音楽:川﨑 龍
制作:CloverWorks
引用元:ABEMA

WEBラジオスタート!

冒頭から致死量なので今から聴く方はどうぞご注意を。
セバスチャンの美しい声と、絶対にニタニタしてる葬儀屋さんの声。
最高です。




平成と昭和から舞い降りた悪魔と死神による対談ラジオ…。(※お二人自称)
ぴちぴちの若手P4のラジオとイイ感じに対比になっていて最高でした。

元気モリモリのP4のラジオも最高。
そして最強のお二人の落ち着きがありつつも確実にふざけてくれる対談もまた堪りませんでした…。
最強が故の余裕…?


OPにこっそりいるアンダーテイカー

諏訪部さんがOPにこっそりいる校長について言及してくださいました。
これはファンとしてはたまらないッ…!!

そうなんです、
実は坊ちゃんの一番近くに校長はいるんですよね。

OPは他にも伏線要素がめちゃんこ沢山隠されています!
詳しい考察は下記記事で言及しています!
www.under-taker.com

諏訪部さん「謎多きキャラ故に、深く話せない」

小野さんが諏訪部さんに「アンダーテイカーについてあまりお話した事が無いですよね」と話を振った際、諏訪部さんが「謎多きキャラ故に、深く話せない」と返されるシーンがありました。

これこそが葬儀屋さんの声優である諏訪部さんが
現在語る事が出来るアンダーテイカーの全てなのかもしれないと、私は感じました。

語りたくても語れない程、葬儀屋さんに隠された真実は今後の黒執事の展開に直接的に深く関わってくる可能性があるからです。

順番に考察をしていきたいと思います。

「 ファントムハイヴとの因縁はなんだろうね」

今はまだ公式サイドからは語る訳にはいかない葬儀屋さんの真実。
その中で特に重要になってくるのは、やはり葬儀屋さんとファントムハイヴ家との関係性でしょう。

今回のラジオでも、諏訪部さんは限られた時間の中で
「葬儀屋は今期もファントムハイヴとの因縁は何だろうねと匂わせながら去って行った」と言及されました。

そうなんです。葬儀屋さんは神出鬼没。
しかし豪華客船編で敵対して以降、ぱっ!と思い出したかのように登場した暁には、ほぼ必ずと言っていい程ファントムハイヴ家との関係性を匂わせて去っていきます。

まだ原作の中では描かれていない葬儀屋とファントムハイヴ家との関係性。
しかし今回のアニメ黒執事寄宿学校編でその関係性は坊ちゃんの祖母、クローディア・ファントムハイヴの代から始まっている事が明らかにされました。

まだ全ては描かれていませんが、それでも葬儀屋さんとファントムハイヴ家との関係性についての伏線は着実に原作の中に張り巡らされつつあります。

葬儀屋の正体と真実、ファントムハイヴ家との関係性についての考察は下記記事で詳しく言及しています!
なお、この考察内容は私が黒執事考察ブログを始めるきっかけになった初めての考察です。良ければ是非読んでみてください!
www.under-taker.com
※重要なネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。

動画での考察はこちら↓
youtu.be

アンダーテイカーが嫌いな小野さん、セバスチャンが嫌いじゃない諏訪部さん

セバスチャン役の小野大輔さん。
事あるごとにアンダーテイカーが嫌いと言及されており、それを諏訪部さんが突っ込まれるシーンがありました。

小野さん「アンダーテイカー大嫌い!」
諏訪部さん「なんでだよ!じゃあ俺もセバスチャン嫌いだよ!」

「じゃあ」ってことは、諏訪部さんはセバスチャンの事が嫌いじゃないみたいですねww
死神と悪魔のわちゃわちゃ喧嘩…ジツニヨイモノダーーー

しかし小野さん曰く、アンダーテイカーの事を嫌いなのはちゃんと理由があるとの事。
ざっくりまとめると以下の通りでした。

・シンプルに完全敗北して、メタメタに悔しかったから
・葬儀屋が生きている人の尊厳を弄ぶ、完全『悪』の利己的な快楽主義者だから

一つ目はマジでそれはそうだろうなと思います。
ただ葬儀屋さんというキャラを考察する上で重要なのは、二つ目の「完全悪の快楽主義者」という部分ではないかと感じています。

結論から申し上げますと、この部分こそが現段階では諏訪部さんが&そして原作側がまだ多くを語れないポイントである可能性があります。

葬儀屋さんがこのように一見快楽主義の完全悪と思われるように描かれている事は原作側が意図的に行っているミスリード、誤解であり、実際の葬儀屋さん像とは大きく異なっている可能性があります。
更に具体的に考察していきます。

クマさん「セバスチャン達は葬儀屋を「命を弄ぶ快楽主義者と思っているはず」

考察、といいましたが、実は今回のアニメ黒執事寄宿学校編を踏まえたあくまで雑談の中で、
黒執事担当編集者であるクマさんがこの件についてかなり直接的に発言して下さりました。
それがこちらです。

今まで、当ブログでは葬儀屋さんの真実を張り巡らされた様々な伏線を紐解く形で考察してきました。

その結果、葬儀屋さんの本当の姿は笑いフリークスの快楽主義者ではなく、むしろ逆、
笑いを求める理由は笑わせてもらわないとすぐに泣き出してしまうほどの悲しみを背負っているからではないかという可能性が浮上してきました。

黒執事22巻第105話「その執事、尋訪」より

葬儀屋さんが笑いを求める本当の理由についての考察は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

また、人を死者蘇生するのは命を弄んでいるからではなく、
葬儀屋は死神として長く生き続けている間愛する人を失い続けることにこれ以上我慢できなくなり、ひとえに「愛する人に生きていて欲しい」という人間らしい健気な想いから蘇生を行っていると言う可能性に行きつきました。

兄シエルを蘇生した理由として、「ただ 我慢ならなくなったんだよ これ以上ファントムハイヴを失うのは」と答える葬儀屋:黒執事28巻第141話「その執事、主張」より引用

※この考察を基に作ったファンアートはこちらになります。
youtu.be
www.under-taker.com

このように考察をして参りましたが、
今回のクマさんのポストにより、葬儀屋さんは命を弄ぶ快楽主義者ではなく、死者を蘇生したいという現在の葬儀屋の行動はファントムハイヴ家のサーガ(一族や国家の歴史を描いた物語や、神話や伝説を含む長篇の物語を指す)に関わる想いに繋がる可能性が示唆されました。

これこそが、現在はまだ黒執事の中で語る事が出来ない葬儀屋さんの本性に関わる重要な伏線となる可能性があります。

諏訪部順一さん/「葬儀屋を演じる上で、『悪』と思って演じていない。」


また、今回のWEBラジオ内で諏訪部さんは葬儀屋を演じる上で『悪』と思って演じていないと明言されました。
更に「葬儀屋にも葬儀屋なりのまだ語られていない行動理念や理由、価値観、正義、ジャスティスがあるからこそ動いている訳であり、「よお~し、悪くやってやるぞヒッヒ」と思って動いているわけではない」とも言及されました。



この事から葬儀屋はやはり坊ちゃんやファントムハイヴ家に対して危害を加えようとしたり陥れたりしようとしている訳ではなく、巡り巡って彼らの為に行動している可能性がより一層高くなったのではないかと強く感じました。

ここで思い出したのは青の教団編内でのエリザべス(リジー)の言葉です。

坊ちゃんの元を去り、兄シエルの元へ走ったエリザベス。
その際、エリザベスもまた悩んでいました。
シエルや葬儀屋が悪いことをしているのは分かっていた。でもそれをしなくてはまた兄シエルが死んでしまうかもしれない。私はもうどうしたらいいかわからないと。

悩み、葛藤していたエリザベス:黒執事28巻第144話「その執事、御用」より引用

そんな悲痛な思いを、彼女は自分の兄エドワードに打ち明けています。
私は、エリザベスの気持ちを葬儀屋さんなら100パーセント理解できるのではないかと感じました。
むしろ、葬儀屋さんが「必ずしもいいことではない」と知りつつも死者蘇生の実験を突き進む理由は、全てこのエリザベスの言葉で説明できるのではないかと思います。

葬儀屋もエリザベスと同様に、愛する人との理不尽な死別を過去に繰り返して苦しい葛藤を何度も何度も経験していたのではないでしょうか。その積み重ねから、覚悟を決めて今の一連の行動に乗り出している可能性があります。

それこそが葬儀屋さんにとっての死者蘇生の研究であり、
血液を集める行動にも繋がっているのではないでしょうか。

たとえそれが一時的には必要悪になってしまう事だったとしても、愛する人を救う為の道だと信じ、それを突き進むことで得られる未来を葬儀屋は信じて行動しているのかもしれません。

以前当ブログでも言及しましたが、黒執事の時代はまだ血液型の概念も見つけられていない時代。
当然輸血等の常識もなく、それらの研究は禁忌と思われてもおかしくない時代でした。

しかし現代では輸血はごく一般的な医療行為として定着しており、悪ではありません。

事実、葬儀屋側のスフィア・ミュージックホールも血液を抜くことで死者を増やしたいとは思っておらず、アテナ退役軍人療養所での輸血提供者の健康に配慮した研究を行っている姿勢からは、現代に近いような輸血提供者と輸血受給者とのバランスを保つ形を模索している事が分かります。

死者を出したいとは思っていないスフィア・ミュージックホール:黒執事25巻第122話「その執事、待望」より引用

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ガリレオ・ガリレイ等も分かりやすいですが、時に歴史上では新しい革新的な学問・知識は迫害されることがあります。
現在の黒執事の世界では悪と思われてしまう葬儀屋の研究。
それが本当に悪なのかどうかは、歴史が判断してくれる部分と言えるのかもしれません。(大成する前に潰されなければ、の話ですが…。)

小野大輔さんと諏訪部順一さんの葬儀屋の「悪」に対する価値観の相違点

さて、話をラジオに戻します。
上記の内容が、諏訪部さんが「まだ語るわけにはいかない」葬儀屋さんの本心である可能性があります。
ですが、これらはすべて現段階ではあくまで原作に張られた伏線を基に考えた考察段階であり、断定はされていません。

表向きは葬儀屋は笑いを求めるフリークスであり、快楽主義者。命を弄ぶ悪人です。
なので、小野大輔さんがその表向きの葬儀屋さん像を踏まえた上で「大嫌い!」という事も、また正解であると私は強く感じます。

むしろクマさんもおっしゃっていた通り、「セバスチャンは葬儀屋の事を命を弄ぶ快楽主義者と思っている筈」。と。
これをセバスチャンの声優さんである小野さんが地で進んでくれていることも原作どおりであり、むしろアツいと感じてしまうくらいです。

私の考察がどこまであっているかは分かりませんが、それでも葬儀屋さんには「悪」だけでは片づけられない「何か」は確実にあるはず。

黒執事が進み葬儀屋さんの真実を小野さんが知られた時、小野さんの中で葬儀屋さんの印象がどのように変わられるかが今からとても楽しみです!(少しは好きになってくれたら嬉しいなあ)

葬儀屋は、ハリーポッターでいうスネイプ先生ポジか


今回のWEBラジオを聞いて、私はもしかすると諏訪部さんはハリーポッターでいうセブルス・スネイプ役を演じたアラン・リックマンと似た立場でお芝居をされているのかもしれないと感じました。
※以下、ハリーポッターのネタバレに触れます。ご注意ください。

ハリーポッターの登場人物セブルス・スネイプ先生。
彼もまた物語の途中で、形上主人公であるハリー達と敵対する形になりました。

しかし物語のラストで、実はスネイプは彼なりの正義に基づいた行動をしており、結果ハリーを守ろうとしていた事が明らかになります。

特にお伝えしたいのが、当時原作がまだ未完だった中でスネイプ役のアラン・リックマンだけが原作者J・Kローリングからその真実を知らされたうえで演じていたという点です。
つまりアラン・リックマンは、周りのファンは勿論の事、演者にも「嫌われ者のスネイプ先生」と思われている中で、ただ一人スネイプの真実を理解した上でお芝居をしていたことになります。

※例えばアズカバンの囚人の中で、スネイプ先生が狼男と対峙した際、普段は憎んでいる筈のハリー達を咄嗟に自分の背後に隠し守ろうとするシーンなどが個人的にはとても印象的でした。

www.vogue.co.jp
www.businessinsider.jp

この、原作の結末を知っているが故のアランの芝居は、時に監督と対峙することもあったそうです。

そのような経緯から、「『意外な展開になるからそれを知った上で演技してほしい』との意向で、リックマンだけが唯一、ローリングから最終話のあらすじやスネイプの過去を知らされていた」「自分のせいでばれてしまわないかずっと不安がっていた」などと度々噂され、ローリングもそれを示唆する発言をしたことで半ば事実として話が広がった。しかし、リックマン本人はこれをほぼ否定しており、生前のインタビューでも、ローリングとスネイプに関する話をしたことは事実だが「結末について話されたことは全くなくて、(ローリングは)ごくわずかな情報を提供してくれたというだけだよ。私の助けになるようにと、彼がどのような人物であるかについての小さなヒントをもらったに過ぎない。彼の結末はこうなるとかいったことではなかったよ」[13]と話している。

ただ、複数の証言から、少なくともオファー当時(3巻までが出版されていた[13])より、まだ世間には未発表だったスネイプの何かしらの設定を先に知らされていた可能性は高い[11]。映画第1作などを監督したクリス・コロンバスによれば、撮影現場でリックマンに「(先ほどの演技は)何だったんだ?」と尋ねた際、「7冊目を読めば分かるよ」と返されていたという[11][12]。主演のダニエル・ラドクリフも、リックマンは撮影の最初の段階から、スネイプにこの先何が待ち受けているかを知っていた人物だと話している[11]。リックマン本人は、ローリングと事前にどのような話をしたかについては「一切口にしないと(ローリングと)約束をした」としていた[13]。リックマン没後の2022年9月に公開された日記から、ローリングから「スネイプがリリー・ポッター[ハリーの母]を愛していた」ことを事前に伝えられていたことが分かった[14]。

引用:アラン・リックマン - Wikipedia

諏訪部さん「葬儀屋さんの背後については、初期からある程度聞いていた」

また今回、諏訪部さんが葬儀屋というキャラクター像について、多少は情報を聞かされていたという事を明らかにされました。
いよいよ諏訪部さんがアラン・リックマンに見えてきた瞬間です。(※当社比)

ハリーの母であるリリーへの愛を貫いたスネイプ先生。
まだ原作の中では明らかにされてはいませんが、双子の祖母、クローディアと葬儀屋との関係性と似た形で描かれる日が、もしかすると本当に来るのかもしれません。

豪華客船編での葬儀屋の一面は「今見えた」だけ

今回のWEBラジオでは豪華客船編の時についても言及なさっていました。

小野さんから「正体を現した際の演技、気持ちよくなかったですか」と聞かれた諏訪部さん。
それに対し諏訪部さんは視聴者の方が見た時の反応を見る楽しさは勿論ある
けれど、あれもまた元々葬儀屋が持っていた一面が露呈しただけであり、故に演じている身としては「よーしやってやるぞ」というほどではなかったと仰られていました。

葬儀屋さんのファンとして、
この一言がどれほど嬉しかったか…

諏訪部さんは葬儀屋さんを作って演じているのではなく、真の部分を理解してその上で自然にキャラとして声を当ててくれているのではないかと感じました。

豪華客船編の葬儀屋さんがかっこいいのは間違いないのですが、
特段かっこつけているわけではなく、「そういう一面があった」という形で自然とキャラに織り込んでくれたのは本当に本当に理想的でたまらない解釈でした。

諏訪部さん「セバスチャンが人間に寄ってきているよね」

セバスチャンと葬儀屋の描き方。
私は原作で彼らは「人外」と「人間」という立場で下記の様に対比の形で描かれていると感じています。

悪魔(セバスチャン)=人外→人間の感情を理解できない
死神(葬儀屋)=元人間→人間の感情を理解できる

より「神」としての一種の非道な考え方を持ち、そしてぶれないのはセバスチャンの方である…そんな印象です。
小野さんではなくセバスチャン本人は、葬儀屋さんのこんな内面を知ったとしたら葬儀屋さんの事を「人外の死神」としてよりは「人間」として見るようになる気がしてなりません。
完全に人間とは別物の悪魔であるセバスチャンは原作内でもより人外の考え方をしており、元人間である死神の葬儀屋の方が人間らしい考えをしている事が多々あるからです。

今回のWEBラジオ内ではそんなセバスチャンを演じられている小野大輔さんご本人の人間らしいご意見が沢山あり、逆にそれをギャップに感じる節が多々ありとても面白く感じました。

例えば今まで抑揚をつけられなかったけれど寄宿学校編でようやく感情を出す演技が解放されたこと。そのきっかけは葬儀屋に負けた事と坊っちゃんに褒めて貰えたことにあるとの事。
またこれを受けて葬儀屋役ご本人である諏訪部さんが「セバスチャンが人間に寄ってきたよね」と指摘されてることがなんだか面白く、そしてとても微笑ましく感じました。

もしこの葬儀屋の一面が原作内で明かされた時、小野さんの葬儀屋さんへの捉え方、そしてセバスチャンへの感じ方もまた変わるのかも、しれません。
セバスチャンか、葬儀屋か。どちらが「悪」かという話では無いとは思うのですが、それでも「どちらの方が悪なんだろう」なんて、私もまた改めて考える日が来るのかもしれません。

遺髪入れに言及

小野さんによるアニメの振り返り。
その際、遺髪入れそして坊ちゃんの祖母に言及されるシーンがありました。

もうワードが出るだけでテンションぶち上げです。(※私が)
諏訪部さんは「原作の展開を楽しみにしていますよ。」との事。本当にそれDEATH…!
「全く今後(葬儀屋が)出てこなかったらびっくりしますけどね。嘘だろ…って」とも付け加えられていて個人的に爆笑しましたwwww

逆にその方がハッピーエンドになるのかもしれないwww

葬儀屋に勝ちたいセバス(小野さん)と、濁す葬儀屋(諏訪部さん)

将来的に絶対葬儀屋に勝ちたい!!と仰った小野さん。
この負けん気の強さ、セバス味を感じて最高です…!

ただ、これを受けての諏訪部さんの発言は「いや~・・・。そうとも限らないんじゃない?」と。
思わず「ン?」という小野さんに対し「令和だしw」とはぐらかし諏訪部さんですが、考察を楽しんでいる身としてはこの発言は深い…ッ!
まるで伏線にすら思えました。

と言いますのも、黒執事は葬儀屋に勝てる存在は死神派遣協会のみであるという形で描かれている可能性があるからです。

このように考察する根拠となる伏線は実際に存在しています。
まず、死神派遣協会の死神が持っている眼鏡です。
当時のイギリスでは眼鏡は実は悪魔の仕業という異名があります。
それを、悪魔の事を害獣と罵るはずの死神が大事に持っている事は非常に意味深です。

事実、眼鏡の力に頼っている死神であるグレルとロナルドは悪魔であるセバスチャンに勝つことが出来ず、眼鏡に頼っていない葬儀屋だけが、セバスチャンに勝つことが出来るのです。

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また葬儀屋が作中で「厄介な連中」と言っている相手は死神派遣協会の事のみです。
また伏線を紐解いてみると、強大な力を持つ葬儀屋ですが彼は過去に死神派遣協会と対峙し負けた可能性があり、全身バラバラの傷はその時に死神派遣協会に付けられたものである可能性があります。

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上記の伏線の可能性を踏まえると、「葬儀屋に勝ちたい!」とセバスが言った際、咄嗟に諏訪部さんが思わず「いや~‥」と濁してしまうのもなんだか逆に納得が出来てしまうような気がしてなりません。

諏訪部さんの今回の発言から、黒執事の中で葬儀屋に勝てる存在として描かれるのはいよいよ死神派遣協会しかないのではないかと、より強く感じました。
となると今後葬儀屋さん死亡説はいよいよ濃厚になる気が…。
いやだああああああ

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余談ですが、諏訪部さんがセバスチャンに対し「地獄に帰れぇ~って、封印されちゃったりするんじゃないの?悪魔だし」と言われていたのも個人的にツボでしたww
そりゃあ、大切な兄の魂を食べて、坊ちゃんの魂まで食べようとしているセバスチャンに対して、葬儀屋さんはそう言いたくもなるだろうなwwwと

諏訪部さん、寄宿学校編イベントへのゲリラ参加匂わせ

12月8日に開催予定の寄宿学校編イベント。
こちらのブログでも言及させて頂いたのですが、過去にパシフィコ横浜で行われたイベントでの諏訪部さんゲリラ参加について、なんと今回のWEBラジオでも触れられましたーー!!
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出演者は変更になる可能性がありますという一文が気になって仕方がなかった私。
小野さんが触れて下さったのですが、諏訪部さんが否定されなかったのでこれはめっちゃ期待したい所存…!!!


ちなみにこのイベントなのですが、ホールのキャパがとても狭いです。
めちゃくちゃ参加したい!という方はアニメ黒執事寄宿学校DVDの一巻と二巻についてくるチケット優先申し込み券をゲットすることを強くお勧めします。

寄宿学校編コラボカフェ「どんな肉を使っているんだろうねェ~↑」

先日解禁になった寄宿学校編コラボカフェについても諏訪部さんから告知がされました!


黒執事 -寄宿学校編-カフェ~midnight invitation~ - 黒執事 -寄宿学校編-カフェ~midnight invitation~

葬儀屋のメニューはビーフシチューとの事。
「どんな肉を使っているんだろうねェ~↑」という唐突な葬儀屋さんボイスでン“ッ!と変な声と共に棺が一つ増えましたありがとうございます。

その直後の「ビーフだよ!」というセルフ突っ込みもまた嬉しい…。
ここだけでも死人が出るレベルです。是非聞いてください。


しかしビーフシチューから肉料理の発想になり、そこから「どんな肉」に繋げるなんて、マジで脳内まで葬儀屋さんになれてないと思い浮かばない発想なのではないだろうか…。
私はコラボメニューを見た時肉よりも添えられた帽子が食えるのかどうかでキャッキャしていたので本当に恐れ入りました。
これがッ…葬儀屋さん…ッそして諏訪部さん…ッ“
もう解釈なんて言葉では表しきれないくらい最高DEATH


ちなみにこちらのコラボカフェでは缶バッチやアクリルキーホルダーなどのグッズも販売されます。
この中には超絶珍しい校長葬儀屋のグッズもある為、欲しい方は要チェックです!
割とどうでもいい情報かもですが、この校長、内股DEATH!

まとめ:セバスチャンと葬儀屋は「対極」

最後に今月号のGファンタジーの表紙についても触れて下さりました。
www.under-taker.com

「一番おいしい所を持ってく!」と悔しそうにしつつも楽しそうな小野さん。
でも確かに、黒執事休載発表の刊で最後の最後、こんな美麗な絵で単独表紙をかっさらっていく葬儀屋さんに対してはセバスチャンが思わず嫉妬してしまうのも全力で頷けます‥!

休載される黒執事ですが、原作の展開を楽しみにしていると言われた諏訪部さん。
小野さんの「あくまで、連載中ですから。」の後押しが心強かったです。

今後についても「絶対にまだ(緑の魔女編)続くでしょ!」と言及された諏訪部さん。

校長の言う事は絶対!!
そんな校長と嘘をつかないセバスチャンがこう言ってくれるんだから、もうファンとしては何も不安に思わずただただ楽しみに信じて待ちたい所存です。
最後の最後に葬儀屋さんとして諏訪部さんが笑われてヲタクの私は軽率に殺されました。

※葬儀屋ヲタクが死んだ音はこちら↓

今回のお二人の対談ではセバスチャンと葬儀屋の対比についてが何度も触れられました。

どちらが悪なのか。
2人の対比は「人間」と「人外」として描かれているのか。

まだまだ原作内で明らかになっていない点も多いですが、考察という面から見てもヒントを沢山いただけたと感じるような、そんな凄く楽しいWEBラジオでした!

アニメ黒執事が終わってしまいウェブラジオも終わってしまい暫くはロスが計り知れませんが、DVDを見たりコラボカフェを楽しんだりしながらまた続報を待ちたいと思います!
少しでもロスにならないように、考察の再まとめ&ブログアップも引き続きモリモリ頑張っていく所存DEATH!

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月