黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【考察】死神オセロの余裕そうな笑顔は、他の死神と明らかに区別化されている

こんにちは!餅月です。
今日は黒執事に登場する死神オセロについて考察してみようと思います。

今回最新話である黒執事第141話で、葬儀屋(アンダーテイカー)を挑発するような顔で微笑むオセロが描かれました。

今までのかわいらしい印象とは全く異なるドSにさえ見えるあの不敵な笑顔にドキッとした読者の方は多いのではないでしょうか?私はドキッとしました

このシーンが気になる方は、是非今発売中のGファンタジー7月号をチェックしてみてください!
※第141話は次回のコミック最新刊には容量的に収録されない可能性があります。半年待てないよおおぁぁ!という同志様は是非今のうちに本誌を買っておくことをお勧めします!

さてさて。

今回はこの「オセロの笑顔」を中心に、オセロというキャラクターを紐解く考察をしてみたいと思います。

今回の考察は、本編の伏線考察というよりはキャラクター分析となります。

死神オセロとは

まず簡単に死神オセロの紹介をしてみたいと思います。

オセロ

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死神「オセロ」:黒執事23巻第114話「その執事、暴行」より
種別:死神
本名(フルネーム):不明
所属:死神派遣協会科学捜査課(あだ名ギーク集団)

特徴

・濃い緑色の髪に丸眼鏡をしている

・白衣に黒いネクタイをしている。足元は便所サンダル

・ボールペンを所持しており、ボードゲームのオセロのような黒と白の丸いバッチを四つほどつけている

・好物の「リコリス飴」を所持し、どこでも食べている
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・デスサイズ(死神の鎌)をカスタマイズしておらず初期状態のまま所持している

・戦闘能力は無い

・科学捜査課は回収課と異なり人間界へ来ることが少なく、何かの「研究」をしている

性格

・人のことを「○○チャン」と呼ぶ(ex.ウィルチャン、グレルチャン)

・人懐っこく、死神派遣協会の情報を良くしゃべる。

・坊ちゃんに対しても好意的だった

今まで黒執事の中で出てきた死神

今まで黒執事では多数の死神が登場してきました。

・管理課:(ウィリアム・T・スピアーズ)
・回収課:(グレル・サトクリフ、ロナルド・ノックス、ザーシャ、ルドガー、葬儀屋)
・科学捜査課:(オセロ)


「科学捜査課」の死神はオセロが初めての登場です。科捜課ではなにやら「研究」が行われているようですが、この「科捜課の研究」は、死神派遣協会の根源の力として後々黒執事の本編と密接に関わってくる可能性があります。

しかし現段階ではこの点について全く原作で語られていないため、オセロがもう少し詳しく説明してくれた後に具体的な考察記事としてまとめていきたいと思っています。

死神派遣協会の力:科捜課の研究とは

・未来を知れる力との関係性
・デスサイズなど、死神独自の能力の研究
・悪魔(死者蘇生の力に関する)との関係性
・神としてはあまりにも不完全な死神達

ちょっとごちゃごちゃしていますが、この辺りが関わってくるかな?と予想しています。

未来を知れる力

死神派遣協会の死神たちは、眼鏡の形やスーツの形など、当時の19世紀イギリスに存在しなかったものが多々あります。
最も際立つのがデスサイズのエンジンです。

当時はまだ馬車の時代。19世紀イギリスにはエンジンが存在しなかったことから、死神の持つデスサイズは「時代的に進みすぎている」ものであることが分かります。
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オセロの胸にさらっとささっている「ボールペン」も当然未来のものです。

このような未来の先見を、死神派遣協会はどのようにして行っているのか。科学捜査課の研究はこのような事柄を研究している可能性もあります。

悪魔との関係性

また、死神派遣協会のこれらの能力は元は悪魔から受け継いだものである可能性があります。

死神派遣協会と悪魔との関係性の可能性については後々詳しく記事にしていこうと思っていますが、簡単に記載しておきます。


・死神派遣協会は「死神」という形で人間を「死者蘇生」できる

・悪魔が「死者蘇生出来るか」は、まだ明言されていない

・死神が大事にする「眼鏡」には19世紀イギリスでは「悪魔の仕業」という異名があった

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死神派遣協会の死神たちは「神」と呼ぶにはあまりにも不完全です。

また、死神派遣協会という形も普通の人間が経営する会社形態と酷似しています。

さらに言えば死神たちが大事にしている眼鏡には「悪魔の仕業」という異名があります。

このことから、私は一つの仮説として、死神派遣協会のお上は、悪魔と契約し死者蘇生の力を得た元人間なのではないかと感じています。

死神たちは悪魔を「害獣」とさげすんでいますが、これもトリックの可能性があります。

これを説明し始めるととても長くなってしまいますので、近いうちに改めて記事にまとめなおしますね。

オセロは死神の中でも区別されている

葬儀屋をあざ笑った死神達

黒執事の中で、葬儀屋の戦闘能力について高をくくりあざ笑った死神がいました。

それがロナルド・ノックスグレル・サトクリフです。

彼らは回収課であり、戦闘能力が高い死神です。

彼らは葬儀屋と初対面だったようで、葬儀屋の戦闘能力を知らないまま「負ける気がしない」と余裕の笑顔(煽り)を見せました。
これがオセロと区別できる点です。

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葬儀屋を仕留められる前提で話すセバスチャンとグレル・サトクリフ:黒執事13巻第60話「その執事、動揺」より引用

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余裕だというロナルド・ノックス:黒執事13巻第60話「その執事、動揺」より引用

今回最新話で葬儀屋を見つめるオセロも余裕の笑みを見せました。
しかし、この笑みはグレルとロナルドのものとは区別されるものである可能性があります。

それは、オセロと葬儀屋の関係性の考察に由来します。

オセロと葬儀屋(アンダーテイカー)の関係性

以前から当ブログで言及してきましたが、オセロと葬儀屋は顔なじみである可能性が高いです。

また更にいうなれば、死神派遣協会の同期である可能性があります。

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オセロの葬儀屋に対する「笑顔」は差別化できる

以上から、私はオセロと葬儀屋は顔なじみである可能性が高いと考えています。

となると当然オセロは葬儀屋の戦闘力の強大さを知っている可能性が高いです。
今までの死神たちとオセロを区別することが出来るのはこの点においてと言えます。

グレルやロナルドは葬儀屋の力の強大さを知らずにあざ笑っていました。

しかしもしオセロが葬儀屋の力の強大さを知っているうえでこの皮肉気な笑みを浮かべているのだとしたら、戦闘能力とは他の形でオセロは葬儀屋に勝つ自信があるということになります。

また、今回登場したオセロを見る葬儀屋の顔にいつもの笑顔はありません。
どちらかというとぽかんとしているような表情です。

葬儀屋は、恐らくオセロが「どのようなキャラクターなのか」をすでに知っています。

葬儀屋は時折「厄介な奴ら」と死神派遣協会のことを表現していましたが、オセロはこの「厄介」の一端を少なからず担っている可能性が高いです。

死神派遣協会の科学捜査課の力・・・。

明後日発売のGファンタジーでは少なからずこのオセロの折檻(科学捜査課の力)が垣間見えるかもしれませんね。

今回の葬儀屋は少なからず苦戦を強いられそうな予感です。

追記:コメント欄考察

コメント欄にてとても面白い考察を頂きましたので紹介させていただきます。
今後オセロのキャラクター紹介の際に参考にし、再度まとめ直させていただきます。貴重なご助言をありがとうございます!

ゆうき様
オセロについての私の考察
いわゆるボードゲームのオセロがオセロと呼ばれるようになったのは、20世紀の後半のことです。つまり、オセロが白と黒の丸いバッジを意図的につけてるとしたら、時代的に進みすぎていることになります

あと、シェークスピアの4大悲劇の1つに『オセロ』という作品があります。主人公の名前がオセロなのですが、彼は作品の最後に『自殺』しています

名無し様
こんにちは

わたしもゆうきさんと同じようなことを(というか、ほぼ同じ)書き込もうとしていたところでした。
オセロは日本で考えられたボードゲームで、しかも20世紀のものです。
以前どなたか書き込まれていたような。
サンダルも日本の旅館などで見かけるものですし、タナカさん同様日本と関わりもあるのかもしれません

餅月