黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【本日】12月14日はファントムハイヴ家襲撃事件当日&リトルファントムハイヴの誕生日

こんにちは!餅月です。

本日12月14日は
坊ちゃんとシエル双子の誕生日ですーーー!
生きていれば二人は148歳!!
おめでとうございます!!


ファントムハイヴ家襲撃事件当日

さて、ここからは毎年恒例。
いつもこの日に触れているちょっと真面目な話です。
12月14日は、黒執事を語る上では決して楽しいだけの日にちではありません。

ツイートでも触れていますが、私だけでなく黒執事ファンにとってこの坊ちゃん誕生日というのは恐らく純粋にお祝いするだけでは済まない日ではないでしょうか。

と言いますのも、この12月14日は双子の誕生日であると同時にファントムハイヴ家襲撃事件が決行された日であるからです。

この12月14日は間違いなく、
黒執事の中で最も謎に包まれた最重要日であると言えます。

坊ちゃんとシエルが生まれた日であり、
ヴィンセントとレイチェルが死んだ日であり、
葬儀屋が毎年思い起こし死ぬほど泣いているであろう日。

それが12月14日です。

黒執事を考察をする上でファントムハイヴ家襲撃事件は非常に重要であり、まさしく物語の「核」と言っても過言ではありません。

これ以降の考察は、ここ数年張られた伏線に変化がないため内容が重複してしまっています。
過去記事を読んでくださっている方には申し訳ないのですが、ファントムハイヴ家襲撃事件の謎について改めて書き記しておきます。

何故襲撃は双子の誕生日に行われた?

私はずっと気になっていることがあります。
それは、襲撃事件は何故敢えて双子の誕生日に行われたのかという点です。

以前より当ブログでは、
ファントムハイヴ家襲撃事件の黒幕は死神派遣協会と女王のタッグ、そして手引きをしたのが兄シエルなのではないかと考察してきました。

www.under-taker.com
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仮に事件を手引きしたのが兄シエルだとして、何故敢えて自分自身の誕生日に行うなどという悪趣味なことを行ったのでしょうか?

兄シエルは坊ちゃんを溺愛するあまりに常軌を逸した行動をとることもいとわないサイコパスな思考の持ち主である可能性があります。

これについてはまだヒントが無い為あくまで想像ですが、彼の中では何かしら合理的に考えた上でこの日に事件を起こすことがベストだと考えたのかもしれません。(屋敷内が手薄になる、など)

しかし、この12月14日にファントムハイヴ家襲撃事件が行われた理由として、もう一つ考えられるものが存在します。

それは12月14日とは歴史的史実上、黒執事に登場するヴィクトリア女王の夫アルバート公の命日であるという点です。
果たしてこれは偶然なのでしょうか?

襲撃事件当日がアルバート公の命日であることに関係性はあるのか

12月14日は双子の誕生日ですが、
その事実に隠れがちになっているもう一つの重要な出来事こそが、女王の最愛の夫アルバート公の命日です。

原作でも何度も触れられているように、女王はアルバート公を失っても尚非常に深く彼を愛し続けています。

歴史的史実でも、ヴィクトリア女王は最愛の夫を亡くしてから生涯喪に服したことでとても有名です。

また女王のその献身的な在り方から、当時のイギリスではそれらを踏まえ個人をしのぶ遺髪入れ(モーニングジュエリー)が流行するなど、アルバート公の死は女王を通じカルチャーにまで影響を及ぼす絶大なものとなりました。

「死」が大変重要な意味合いを持つ黒執事にとって、
謎多きファントムハイヴ家襲撃事件の日がアルバート公の命日と同じ日に行われたということは、決して見過ごすことが出来ないポイントと言えるのではないでしょうか。

まだ詳しい関係性は伏線が張られていないため具体的な考察は現段階では出来ませんが、これは非常に重要な伏線である可能性があります。

またアルバート公の死因ですが、
史実としては腸チフスによる病死の為、その死因はファントムハイヴ家とは関係はなさそうです。

もしアルバート公の命日が何らかの理由でファントムハイヴ家を襲うことと繋がっていたとしたら、なかなか複雑な内容になりそうです。

この辺りは女王と死神派遣協会との癒着の有り無し等、具体的な根幹部分が明らかにならないと更なる考察は難しいように感じます。

ですがファントムハイヴ家襲撃事件がアルバート公の命日に行われたという事実だけは、今後の伏線である可能性を踏まえ頭に入れておいた方がいいのかもしれません。

葬儀屋(アンダーテイカー)と襲撃事件の謎

襲撃事件はだいたい本日の夜18時ごろから行われたようです。

12月14日の今日、葬儀屋は一体どこで何をしていたというのでしょう。

ファントムハイヴ家を溺愛するのにこの日襲撃を許してしまった葬儀屋さん。
これもまた大きな謎の一つです。

葬儀屋はこの時「邪魔が入って苦労した」と言っているので、予想では恐らく死神派遣協会に邪魔をされて屋敷にたどり着けなかったのではないかと考察をしています。
いったいどこで、どんな理由で、どんなふうに足止めをされてしまっていたのでしょうか。

双子を助けようとした葬儀屋は何者かに邪魔されていた:黒執事第140話「その執事、主張」より

今こそ助けが必要なのに…きっとそれを分かっていて助けられなかったであろう葬儀屋さんは、一体どんな気持ちだったのでしょうか。

上記シーンの葬儀屋さんは、後ろ姿で表情が見えません。

文字通り全てに間に合わなかった葬儀屋さん。
しかし葬儀屋さんが抱いている兄シエルは、ファントムハイヴ家襲撃事件に加担した可能性がある人物です。
もし本当に兄が加担していた場合、兄シエルはヴィンセントの仇であるかも、しれないのです。

この時の葬儀屋さんは果たして泣いていたのか、悔しがっていたのか、怒っていたのか、それともその全てだったのか…。
いつか、この時の表情も明らかになるのでしょうか。
あまりにも苦しいシーンなので、直視できる自信がありません。

ファントムハイヴ家襲撃事件の当日、葬儀屋さんが死神派遣協会に邪魔をされていた可能性については下記記事で詳しく考察をしています。
www.under-taker.com

まとめ

12月14日の謎が解き明かされることが無いまま、毎年この日がやってきています。
勿論真実も知りたいのです。しかしそれを知ることは同時に推しの命や黒執事のエンディングにも直結してしまっているような気がして逆に知るのを躊躇ってしまう自分もいます。
謎が謎のまま残されている事をホッとしてしまう自分もいるのです。

現在長期連載中の黒執事。
恐らく来年のこの日を迎えるころ、これらの謎はまだ明らかにされない可能性がとても高いです。
今はリトルファントムハイヴに想いを馳せたいと思います。

毎年ご紹介していますが、坊ちゃん誕生日に公開した「不協和音踊ってみた」も是非観てみて下さい!

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それでは次の記事でまたお会いしましょう。

餅月