黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【ファンアート】黒執事『不協和音』踊ってみた/12月14日はリトルファントムハイヴの誕生日&ファントムハイヴ家襲撃事件当日

こんにちは!餅月です!

本日12月14日は
リトルファントムハイヴの誕生日&ファントムハイヴ家襲撃事件当日です。

今日は、Youtubeにファンアートとして投稿させて頂いた黒執事『不協和音』踊ってみた動画について記事を書かせて頂きます。

黒執事FanArt「不協和音」踊ってみた

ファンアートを製作する上でみんなで込めた想いや、個人的見どころなどを書けたらと思っています。

※こちらの動画は、去年の同日に投稿した動画です。まとめ記事製作が遅れてしまってすみません。記事を待っていて下さった方、コメントくださった方ありがとうございました!

黒執事が大好きなメンバーで作った大型踊ってみた併せ。
残酷な世界の中で孤高に戦い続ける坊ちゃんへのエールを込めて製作させて頂きました。

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予告版

Youtubeで限定公開させて頂いた特別予告動画です。
本編では使われていない映像も含まれているので、是非まずはこちらから見て下さい!

www.youtube.com


全編はこちらからご覧いただけます↓↓
YouTube版
www.youtube.com

ニコニコ動画版
www.nicovideo.jp

是非動画のコメント欄で感想を頂けましたら嬉しいです(#^^#)!
※コスプレ動画の為、苦手な方は恐れ入りますがブラウザバックをお願いいたしますm(__)m💦



「不協和音」

今回踊らせて頂いた曲は欅坂46様の「不協和音」です。

www.youtube.com

私がこの曲を知ったきっかけは、欅坂46さんのセンター平手さんが紅白でこの曲をパフォーマンス中に倒れそうになったというニュースからでした。
気になり実際のパフォーマンスを見たところ、ふらふらになりながらもセンターで踊る平手さんからはまるで何かに憑り付かれた様な様子で、異様な迫力があり衝撃を受けずにはいられませんでした。
他の番組では別のメンバーの方が実際に踊り終わり後に倒れてしまった事もあるようです。

勿論そこまで倒れそうになるほどお身体を酷使することは決して必ずしもいい事ではないとは重々承知なのですが、
それでも御本家様、平手さんの気迫、想いがあまりにも曲にマッチしておりその様子に強く強く影響を受けました。

特に印象的な歌詞で「支配したいなら僕を倒してからいけ」という歌詞があります。

フラフラに倒れそうになりながらも舞台に立ち続ける、刹那の暴力的なまでの美しさが逆境に立ち向かう坊ちゃんと、死神派遣協会に立ち向かう葬儀屋にぴったりに感じ、どうしてもこの曲で黒執事のファンアートを作ってみたいと思ったのが制作に至るきっかけでした。

1作品目:「不協和音」一人で踊ってみた

実は私は「不協和音」踊ってみた動画を2本製作しています。
一本目の「不協和音」は、私(※アンダーテイカー)だけで踊らせて頂いた作品でした。

私の踊ってみた動画で初めて製作した作品になります。
ストリート系ダンスは完全未経験だったので私のダンス技術面は本当にお恥ずかしいのですが、カメラマン様のおかげで何とか作品にして頂くことが出来ました。

前述した通り、「支配したいなら(小生)を倒してからいけ!」という気持ちを込めて踊ったバージョンとなります。
周りから理解されなくても己の信念を貫き一人で戦い続ける葬儀屋さんの内面…そんなものをイメージして製作させて頂きました。

youtu.be

今度はみんなで「不協和音」

前作ではたった一人で踊った不協和音。
この3年後、ご縁を頂きなんと今度は総勢16人で再度踊ることが出来るなんて、この時の私は夢にも思っていませんでした。
大人数の今回の作品では、センターは坊ちゃんです。

坊ちゃんの覚悟と、坊ちゃんを取り巻く環境、世界。
これらをいかにして表現するか、みんなで相談しながら制作を開始しました。

本番撮影中裏話

貸し切りバスの団体名、どうしようか問題

今回の踊ってみたロケ地は電車で行くことが不可能な場所にありました。
その為、大型観光バスを一台レンタルし、始発で東京発→撮影後は宿泊せず即直帰というトンデモ弾丸スケジュールで撮影を決行しました。
今思えばこれが一番体力的にキツかったかもしれない。参加メンバーの皆様全員、文句も言わず遅刻もせずに朝5時台集合というむちゃスケジュールに応じてくれたことには本当に感謝しかありません。

ご想像の通り、撮影当日は時間との勝負だったのですがその話はまた後程。

さて、人生初貸し切りバスをレンタルする上で私は主催として一つ大きな課題に直面しました。
それはバスの団体名、どうしようか問題。

実際かなり長距離移動だった為、当日は何度かパーキングエリアに寄る必要がありました。
その時に黒執事らしく、でも恥ずかしくなく、日本に溶け込める団体名って…???
黒執事踊ってみた企画?BlackButlerFan?ファントムハイヴ家御一行様?(でも今回死神もいるしそれはダメか、等)

どうせならテンションが上がるカッコいい名前がいいと考えあぐねた結果、思いついたのがこれでした。

暁学会御一行
我ながらちょっと天才だと思いました。
これならうまくいけば学会に見えて頭が良さそうにさせ見えるのではないだろうか…!?と‥!

で、実際にこうなりました。

暁学会御一行様バス、爆誕
正直これだけで主催としてはかなりやり切った感がありました。

パーキングエリアでのトイレ休憩も、むしろ堂々とバスを降りれたような気がします。
メンバーにも爆笑してもらい個人的に超大満足でした。

バスの中で「生執事」上演会

さてそんな暁学会バス内では、「生執事」豪華客船編の上演会をしました。
バスの中でテーマが流れた時はテンションがブチ上がりました。

これから踊ってみたを作る上で、実際にプロの方が演じられた生執事を直前で見れたことで純粋に士気とモチベーションがマックスになり、最高のハイテンションで本番に突入することが出来ました。

※余談ですが、帰り道では「地に燃えるリコリス(生執事切り裂きジャック編)」を再生しました。しかしこちらは途中ドルイット子爵が猛烈に喘ぎまくるという事を餅月が完全に忘れていた上でのチョイスでありその結果、踊ってみたメンバーほぼ全員が疲労で気絶寝落ちする中車内にはこしゃくの喘ぎ声が響きまくるという異常な状況になりました。ほんとごめん。

当日の「寒さ」

撮影当日は3月。
ロケ地が山岳地帯であったこと、そして吹きさらしの廃墟であったことからその寒さは相当でした。
予期せぬ寒さの中全力で踊ってくれた仲間たちには感謝してもしきれません。

踊ってみた本編で坊ちゃんが「僕を倒してから行け」というシーン、よく見ると口元に白い息が見えることが分かると思います。
これはスモークではなく、寒さ故に偶然取れた本物の白い吐息になります。
もしよければ是非こちらも着目して見て下さい!

葬儀屋、壁に激突。

動画の冒頭でメンバーが坊ちゃんの元に走り寄るシーンがあるのですが、そのシーンで実は葬儀屋(※私)が正面の壁に激突するというNGがありました。
前髪で前が見えなかったんです()。
「「ズダァン!!」」と物凄い音が入っているNG動画が存在するのですが、もしいつか機会があれば&許可が下りればここででも公開するかも、しれません。

ラスサビ撮影は一発撮り真剣勝負

さてここからは少し真面目な話を。
今回の踊ってみたで「最も印象的なシーンは?」と言えば、間違いなく逆光夜撮影シーンです。
具体的に言えばダンスソロ、ラスサビ等、オレンジっぽく人が影になっているシーンです。

この記事の前半で書いた通り、日帰り撮影だったこともあり撮影時間が相当シビアでした。
これらの逆光シーンは日が落ちてからでないと撮影が出来なかった為、テイク数に限りがあったのです。

特筆すべきはラスサビシーン。
もうこれ以上は終電に間に合わなくギリギリだった為、実はこのシーンはなんと1回しか撮影が出来ませんでした。

「泣いても笑っても絶対に一回しか撮影できないから最後気合い入れて頑張ろう!!」

そんなギリギリの状態でカメラマンのいっちぃさんとたつろーさんは「今までの撮影経験のすべてを注ぎます」と言って下さいました。

現場の全員が本気で、あの時の雰囲気は今でも忘れられません。
ダンスも最も激しく暴力的でなくてはいけないシーン。そんな中でたった一回撮影された映像は、一本撮りでも全く問題ないほど、この日一番の映像を取ることが出来ました。
あの感動と達成感をメンバー全員で共有できたことは本当に忘れられない大切な思い出です。

良ければ是非、そんな背景があったんだなと思いながら動画を改めてみてもらえると嬉しいです。

「不協和音」演出内容

サムネイルポーズに込めた想い

今回の動画構成は、ファントムハイヴ家 VS 死神派遣協会の形を意識して製作しました。
オープニング、全員が坊ちゃんを囲む様子は「黒執事」としてのメンバー全員の一体感を意識しています。
サムネにもなっているこちらのシーンですが、ポーズは欅坂46御本家様の形を基盤とし、部分的にキャラクターを意識した配置&ポーズにしています。

・宣戦布告をする坊ちゃん
・坊ちゃんを守るように囲む使用人たち、リジー
・坊ちゃんの背後に怪しく立つ女王の執事Wチャールズ
・坊ちゃんの外面を囲む「強い敵」死神派遣協会
・一番外側にいるドルイットが悪影響なため、坊ちゃんに見えないようにマントで隠す葬儀屋(通称葬儀屋ガード)

細かく見てみるとメンバー全員がキャラクターらしいポーズをしているので、そこも是非注目して頂けると嬉しいです。

皆でフェニックス!!

コメントで気づいてくれた方もいらっしゃったようなのですが、後半全員でジャンプをするシーンはフェニックスを意識しています。
前回葬儀屋一人で踊った時も実は一人フェニックスしていたのですが今度は皆でフェニックス…!!

実は欅坂46様公式でもこのシーンは両手を広げて全員でジャンプをしています。
ただヲタク目線ではこれをどうしてもフェニックスにしたいと思ってしまい、こうなりました笑
全体的にシリアスな中で黒執事色をブチ込めることが出来たお気に入りのワンシーンです。

余談:薔薇ドルイット

ちなみに、実は今回の動画の中でフェニックスシーンは全部で2回あります。
それがラスサビ、ドルイット率いる五人のメンバーで一瞬なのですが新生版フェニックスを披露しています‥!
しかもこの時のドルイットは薔薇を散らしています。周りのメンバーが一生懸命薔薇を投げてくれたのですが、これをカメラに上手く納めるのがなかなか大変で、何度も挑戦してもらったいい思い出です。

後ほど後述しますが、動画の中では他にも何回かドルイットがこっそり薔薇を散らしているシーンがあるので良ければ是非探してみてください。

構成:ファントムハイヴ家 VS 死神派遣協会

今回の「不協和音」では、原作内での坊ちゃんの戦いをイメージして製作しました。
坊ちゃんは一体何と戦っているのかを描くうえで、ざっくりとまずはファントムハイヴ家 VS 死神派遣協会をイメージしてみました。

そう考えた理由は、ファントムハイヴ家襲撃事件に死神派遣協会が関わっている可能性があるからです。
この考察については下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

しかしファントムハイヴ家 VS 死神派遣協会を軸として意識しつつも、後半になるにつれて、坊ちゃんにとって誰が敵か味方かが分からなくなるような形になるようにも意識しました。

曲の前半Aメロは坊ちゃんをメインとし、坊ちゃんの背後には「味方」であるファントムハイヴ家メンバーと女王の執事Wチャールズがいます。
※女王の執事については後程追記します。

そしてBメロは死神派遣協会のターンとなります。
死神派遣協会の中で現段階で最強キャラである葬儀屋がセンターを率いていますが、イメージ的にはこの時点で葬儀屋は内心死神派遣協会を裏切る気満々です。

曲のサビではカメラから見て左側に「敵」である死神派遣協会、右側に「味方」であるファントムハイヴ家メンバーを固めました。
しかし女王の執事であるWチャールズは女王が死神派遣協会と繋がっている可能性があることから限りなく「味方」かどうか怪しいため、極力左側に近いセンター寄りの配置にしています。※ドルイットは「白」の基準でWチャールズ達と纏めちゃいましたw

サビが終わった間奏部分では、名前のあるメインキャラクターたちが全員座る中、実は最後列でスーツ死神さんたちだけが立ち、壁となっています。
まだ明かされていない死神派遣協会の「強さ」そして気付けば周りを取り囲まれているという恐ろしさ、そんな様子を表現したくこの形にしてみました。

デスサイズをふるう葬儀屋

次に葬儀屋がデスサイズで「敵」「味方」関係なく、坊ちゃん以外を全員なぎ倒します。
葬儀屋の目的は坊ちゃんをセバスチャンから引き離すこと。そんなイメージで鎌を振り回しました。
このシーンの撮影直前に鎌がぽっきり曲がってしまい、その辺に転がっていた木や割り箸で固定してガムテープでぐるぐる巻きにして何とか撮影したのは良い思い出です。

ここ倒れる際も、キャラクターたちはそれぞれキャラらしい動きをしているので是非見てみて下さい。
セバスチャンはしゃがむ形で耐え、グレルは美しく倒れ、オセロは背中から思い切りくらいうつ伏せに倒れ、ドルイットは薔薇を散らしながら倒れる等々…。

ちなみになのですが、ここで是非見て頂きたいのがスネークとリジーです。
実はこの時、スネークならどう倒れるかを考えた際「スネークなら身を呈してリジーを庇いながら倒れるのんじゃないか?」と話し合い、この形になりました。

…本誌を読んで下さっている方はお判りいただけると思うのですが、
まさかこれが3年後、本誌の中で悲しい現実の形になるなんて…。

今ブログを書いていてこの共通点に気付き、鳥肌が立ちました。
スネークのキャラクター解釈が間違っていなかったことが嬉しい反面、切なさで胸が張り裂けそうです。
詳細は下記記事で言及しています。
www.under-taker.com

拒絶する坊ちゃん

葬儀屋は坊ちゃんを助けにきますが、セバスチャンも当然取り返そうとします。
そんな二人をどちらも跳ねのける坊ちゃん。

坊ちゃんの本心ではどちらも、そして誰も味方ではない。
そんな思いは死神や悪魔をも跳ねのける、そんなイメージのワンシーンです。

ここからダンスソロに入りますが、全員を跳ねのけた坊ちゃんは自分の味方が誰なのか分からなくなってしまいます。
フォーメーションは1番のサビと変わりませんが、ダンスソロでは敵味方問わず全員が坊ちゃんを攻撃するような動きを見せます。

敵に中に味方がいるかもしれない、味方の中に敵がいるかもしれない、そんな葛藤を表現しています。

跪きつつも垣間見える「忠誠」と「反逆」

ボロボロの中で負けそうになりつつも、坊ちゃんは戦い続け自分の足で物語を進んでいきます。
「シエル・ファントムハイヴ」という偽りの自分のまま孤高として立ち続け、最後は全員が坊ちゃんに対しひざまずき、服従します。

しかし、実は左側の死神達と右側のファントムハイヴ家たちでは、跪く足と背中に回した手が真逆となっています。
これは、ファントムハイヴ側は文字通り坊ちゃんに忠誠を誓っているのに対し、死神派遣協会側は跪いているように見えながら実は反逆に意思があることを込めてみました。
(跪く際、利き手である右手を背にすることが忠誠の証であり、左手を背中に回すことが反逆を意味するという説があるとメンバーからお話を伺ったのでこの形にさせて頂きました。)

まとめ

「不協和音」についてようやく記事をまとめることが出来ました。
初めて一人で「不協和音」を踊った時は、のちにまさかこんな大人数で踊ることが出来るなんて思ってもいませんでした。
本当に贅沢な空間で、何より黒執事が大好きなメンバーで1つの作品を作れたことが私にとって文字通り宝物となっています。
全員のキャラクター愛が詰まった作品となっていますので、この記事を踏まえてまた動画を見て楽しんでもらえたらこんなに嬉しいことはありません。
一緒に踊ってくれたメンバーの皆様、撮影して下さったカメラマン様、アシスタントのボランティアでお力添えいただきました皆様、関わって下さった全ての方に心から感謝申し上げます。

またいつかこんな踊ってみたを撮影出来たらなあ‥と言いたいところなのですが、実はもう新作を去年撮影しています!!

悪魔召喚儀式をテーマにした踊ってみたなので、本来は今年の坊ちゃん誕生日(つまり今日)にアップしたかったのですが、残りの撮影ロケ地が改修工事中で撮影が出来ませんでした。
その為こちらの動画の公開は来年2024年に完成は持ち越しとなっています。
是非こちらも楽しみにして頂けると嬉しいです!!

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餅月