黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】F.O.L児童養護院で『巣立ちの日』を迎えた子供には、2つの未来が用意されている可能性について。

こんにちは!餅月です。
今日は青の復讐編に登場したF.O.L児童養護院について考察をしていきたいと思います。

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現在このブログを書いている時点で、
黒執事原作は第203話「その執事、盗聴」まで公開されています。

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この第203話で、F.O.L児童養護院では『巣立ちの日』を迎えた子供たちに対し明確な殺人が行われていることが明らかになりました。

今までの黒執事では、現在坊ちゃん達が追っている事件の首謀者である葬儀屋(アンダーテイカ―)と兄シエルの目的は死者蘇生を達成するための血液搾取であり、その上で失血死をなるべく起こさないように努めている様子が度々描かれてきました。
その上で、今回彼らが裏で血液搾取のみならず、何らかの理由で罪なき子供たちを殺害していたという事実は非常に衝撃的であり、同時に大きな転換期であると感じています。

今回の記事では、その中でも、
F.O.L児童養護院で『巣立ちの日』を迎えた子供は全員殺されているのか否かについて、具体的に考察をしてきたいと思います。

『巣立ちの日』を迎えた子供たちは全員殺されているのか?

今回黒執事第203話では、『巣立ちの日』を迎えた子供ジニーがショッキングな姿で悲しい再登場を果たしました。
ジニーの生死について明確に触れられてはいませんが、ジニーの瞳孔が開ききっていることから恐らくジニーの生存は絶望的かと思われます。

では、このF.O.L児童養護院で巣立ちの日を迎えた子供たちは全員このように殺される運命なのでしょうか?
結論から申し上げますと、私はNOであると感じています。

勿論、要件を満たさない場合はジニーの様に殺される運命にはなってしまうのですが、
ある条件を満たせば、この施設を生きたまま「巣立つ」ことが出来る可能性があると私は感じています。
具体的に説明していきます。

F.O.L児童養護院の目的とは

考察を進めていく上でまず初めに、
このF.O.L児童養護院の目的を考察していきたいと思います。

結論から申し上げますと、このF.O.L児童養護院は将来兄シエルの使用人となり、かついざという時に兄シエルに輸血提供が可能になるシリウス型の子供達を育てる施設である可能性があります。
この考察の詳細は下記記事にまとめてあります。

上記記事でもまとめている通り、
兄シエル側は最低でも30人ほどの使用人を必要としている事が既に本誌内で伏線として貼られています。

ここで重要な点は、
F.O.L児童養護院の子供たち全員が必ず兄シエルの使用人になれるとは限らないという点です。
ドールの発言の中に、このように考える理由となる伏線が隠されています。

「候補生」

フィニアンとスネークがF.O.L児童養護院を訪ねた際、
二人には血液型に適性が無いことが分かり門前払いをくらいそうになりました。

その二人を庇った際、ドールが施設職員の話した中でこのような発言がありました。

ドール「候補生としては適性がなかったかもしれないけど、雑用として置いてくれないか?」
黒執事33巻第194話「その執事、入校」より引用

施設の子供たちを「候補生」というドール:黒執事33巻第194話「その執事、入校」より引用

サーカス編では坊ちゃんに対して心を開きすぎたが故に死を迎えることになったドール。
現在のドールは以前に比べればずっと警戒心が強くなったようですが、それでもやはりこのようにうっかりと重要な事について口を滑らしてしまう様子は変わっていないようです。なんだか切ないですね。

このドールの発言を踏まえると、
F.O.L児童養護院の子供たちは兄シエルと血液型が同じな使用人候補生たちであり、確定している訳ではないと捉えることが出来ます。

つまり、この施設で重要視されている適性をクリアし、施設側にとって都合がよく優秀な子供が選別され、使用人となる可能性があります。
ここが、このF.O.L児童養護院での子供たちの生死の分かれ目に大きく影響している可能性があります。

優秀であり適性がある子供は兄シエルの元で働く使用人兼血液提供者として生かされ、成績か芳しくない場合はジニーの様に何らかの目的の為に殺されるという二つの道が存在している可能性があります。
それかこれは憶測ですが、たとえ殺されなかったとしても、ヒースフィールド男爵邸の様に生きたまま血液を抜かれ続ける、そんな未来が待っているのかもしれません。

少なくとも、F.O.L児童養護院で適性が乏しいと判断されたジニーに対して行われた今回の対応はあまりにも非人道的です。
少なくとも人間としての尊厳を保った対応は…恐らく期待はできないのではないでしょうか。

さて、適性が少なかったとはいえ手塩にかけて育てた子供達。
そんな子供たちを血液搾取要員にするわけでもなく殺害する事には当然何らかの意味合いがあるはずです。

F.O.L児童養護院では何故殺されている子供がいるのか。
これについては次に記事で考察を進めていきたいと思います。

↓次の記事はこちら
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餅月