黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】第215話「その執事、廃忘」|悪魔に地獄を見せられた男、モドリ・ヴラディスとは

こんにちは!餅月です。

本日は『黒執事』最新話第215話「その執事、廃忘」Gファンタジ―2025年6月号の考察をしていきたいと思います。
考察の都合上、本誌最新話までのネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

今回は沢山の新しい伏線が張られた回でした!


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前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
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第215話初見読みライブ配信

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第215話:重要伏線箇所

今回の第215話で特に重要な箇所について箇条書きでまとめます。
過去の考察記事も踏まえ、こちらのを中心に順番に考察を進めていきたいと思います!

  • モドリ・ヴラディス
  • モドリの言う悪魔はセバスチャン?
  • モドリ・ヴラディスはポラリス様?
  • ミス・ホフマン
  • 衝撃の「ペロおじ」こと、バーナバス・フェアチャイルド3世
  • 魅惑の喫煙室

枢先生の巻末コメント

昨年取材に行った英国の写真が膨大すぎて、いまだにデータ整理が終わりません。

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

いやーー今回は、

新しい伏線あり!
新キャラあり!!
ギャグあり!
ホラーあり!

の、盛りだくさん回でした!

まさかたった1話でここまで情緒不安定になるとは…。

前回ラストに衝撃の登場を果たした人物はモドリ・ヴラディス君というそう。
やはりジョーカーとは別人でしたね。

分かったような分からないような不思議な彼。
まだまだ謎が深そうです。

セバスチャン、さも知ってそうな顔で「あなたは…」と言っておきながらページをめくったら「誰」と書いてあって笑ってしまいましたww。
小野Dの声が勝手に頭の中で流れてきた…。

血みどろ池かもしれないザ・ネクタルスプリングスホテル。
第2話にして早速盛大な流血事件がありました。

今後物語はどうなっていくのでしょうか?

考察

それでは今回も順番に考察していきましょう!

モドリ・ヴラディス

前回衝撃の登場を果たした男性。
神父を彷彿とさせるような彼の名はモドリ・ヴラディスである事が明らかになりました。

二回目の登場にも関わらず扉絵を飾った彼。大きな役目を持ったキャラクターなのかもしれません。

此の身のすべて 彼の者に捧ぐ―――という添えられた言葉も意味深ですね。

さて、名前が現実とリンクしている事が度々ある黒執事。
そんな中でモドリ・ヴラディスはそれらしい名前が何もヒットしませんでした。
彼の存在をいよいよ謎深くしています。

セバスチャンの「誰」と言う発言は、恐らく多くの読者の反応と一致したのではないでしょうか。

「貴様にとってはただの戯れ――記憶にも留めぬ一夜だったのだろう。だが私はあの夜貴様に全てを奪われた!この身を地獄に引きずり込んだのだ」
黒執事第215話「その執事、廃忘」より引用

セバスチャンは覚えていないようですが、モドリ・ヴラディスはこのように言及しています。

神父の様な身なりをした彼が「地獄に引きずり込まれた」とは、いったい何があったのでしょうか?

この点は今後の展開における新しい伏線と言えるでしょう。

モドリの言う悪魔はセバスチャン?

モドリ・ヴラディスが本当にセバスチャンと関係があるのか。これは現時点では五分五分と言えます。

と言いますのも、モドリ・ヴラディスは、セバスチャンの事を「悪魔」とは呼びましたが「セバスチャン・ミカエリス」とは呼ばなかったからです。

セバスチャンの事を本当に悪魔だと知っていて「悪魔」と呼んだのか、それとも悪魔のような人間と言う意味で「悪魔」と呼んだのか。どちらにもとれる状態なのです。

これについては今後喫煙室で明らかになると思われます。

モドリ・ヴラディスとセバスチャン、果たしてどんな因縁があるのでしょうか?

モドリの言う悪魔はヴィンセント?

これはメモ程度に残しておくのですが、
もし仮にモドリ・ヴラディスがセバスチャンを誰かと間違えて「悪魔」と呼んでいた場合、それはヴィンセント・ファントムハイヴの事を指してる可能性もあるかもしれません。

何故ならヴィンセント・ファントムハイヴとセバスチャンは顔がとてもよく似ているからです。

以前、これは意図的であると枢先生が言及されていました。

もしモドリ・ヴラディスがヴィンセント・ファントムハイヴとセバスチャンを間違えていて、「悪魔」と呼んでいたとしたら、面白いですよね。

可能性はまだ低い妄想考察ですが、書き記しておきます。

使用人ズの過去、セバスチャンの過去

青の復讐編ではそれぞれの地で使用人たちの過去が掘り下げられました。
今回のザ・ネクタルスプリングスホテルに同行している使用人はセバスチャン。

そしてセバスチャンの契約以前の過去は未だ明らかにされていません。

もしモドリ・ヴラディスを通じてセバスチャンの過去が回想されることがあるとしたら、それもとても面白いと感じます。

モドリ・ヴラディスと血液

モドリ・ヴラディスは、セバスチャンに自分を思い出させる為に自分の手首を切り出血させました。

これには何か大きな意味があるはずです。

「身体に思い出させてやる」と言ってナイフを持ったら、普通は相手を刺すような気がしますが、モドリ・ヴラディスは自分を切りつけました。

もしかすると過去、モドリ・ヴラディスの血液が出ることでセバスチャン(※仮)は何か特別な反応を見せたのかもしれません。

ここもまだ詳細は不明ですが、新たな重要な伏線と言えるでしょう。

モドリ・ヴラディスはポラリス様?

次に、モドリ・ヴラディスとポラリス様について考察してきたいと思います。

結論から申し上げますと、私はモドリ・ヴラディスとポラリス様は別人なのではないかと感じています。

それぞれの共通点と相違点を比べてみましょう。

共通点1:ナイフ

まずナイフを見ていきましょう。

今回自分の手首を切る為に使われたナイフ。
形がポラリス様の使っていたナイフと酷似しています。

モドリ・ヴラディスのナイフ:黒執事第215話「その執事、廃忘」より引用
ポラリス様のナイフ:黒執事26巻大事127話「その執事、讃称」より引用

しかし同時にどちらも特徴が無いごく一般的なナイフとも言えそうです。
事実、ポラリス様はこのナイフの他複数種類使っている事が分かります。

ポラリス(☆☆☆☆)の部屋

黒執事24巻第117話「その執事、丁々」より

共通点2:慟哭

次に、ポラリス様とモドリ・ヴラディスはどちらも興奮状態である事が共通しています。
また、一人称が「私」である事も一致しています。

丁寧な言葉遣いをしつつも、その行動、言葉には怒りに溢れているのです。

共通点3:フード

次にフードを被っている点が共通点と言えるでしょう。
しかし同時に、モドリ・ヴラディスはフードに柄があるのに対し、ポラリス様には柄が無いことを相違点としても上げることが出来ます。

フードを被ること自体はスフィア・ミュージックホール時代からよくある形です。
しかしフードに柄がある人物は今のところモドリ・ヴラディスしか存在しません。

彼はフード男の中でも特異なものとして描かれている可能性があります。

次に相違点を見ていきましょう。

相違点1:八重歯

モドリ・ヴラディスの特徴。
それがヴァンパイアの様な八重歯です。

これはかなり特徴的に描かれているように感じます。

これに対し、ポラリス様の口では八重歯が強調されたことはありません。

この点が2人の相違点と言えるでしょう。

相違点2:首のタトゥー

次に重要なのが首のタトゥーです。
モドリ・ヴラディスには首元にとても特徴的なタトゥーがあります。

モドリ・ヴラディスのタトゥー:黒執事第215話「その執事、廃忘」より引用

しかしポラリス様の首にはそのようなタトゥーが見受けられません。

タトゥーが無いポラリス様:黒執事31巻第169話「その執事、絶叫」より引用
相違点3:服装

次の相違点は服装です。
モドリ・ヴラディスは神父のような格好をしているのに対し、ポラリス様は黒いコートを着ている事が分かります。

特にモドリ・ヴラディスはかなり個性的な服の描き方として差別化されているように感じる為、ここも相違点として挙げることが出来るでしょう。

相違点4:坊ちゃんへの執着

最後の相違点は坊ちゃんに対する執着です。

ポラリス様はシリウス様である兄シエルに対して異常な執着を見せていました。

しかしモドリ・ヴラディスは坊ちゃんそっちのけでセバスチャンに構いっぱなしです。

ここは大きな相違点と言えるでしょう。

モドリ・ヴラディスに関する謎は深まる一方です。

セバスチャンの記憶

モドリ・ヴラディスをめぐる坊ちゃんとの会話の中で興味深い一面がありました。

それはモドリ・ヴラディスがセバスチャンの前の契約者ではないかと言う坊ちゃんの発言です。

それに対しセバスチャンは「まさか」と答えます。

前の契約者説を否定するセバスチャン:黒執事第215話「その執事、廃忘」より引用

そして、坊ちゃんはこのように続けます。

坊ちゃん
「僕以前の契約者はすでに全員お前の腹の中にいる…と」

セバスチャン
「私は嘘は付きません。本当に覚えていないのです。」
黒執事第215話「その執事、廃忘」より引用

これに対して、ちょっと答えがかみ合ってないような気がするのは私だけでしょうか?

セバスチャンは坊ちゃん以前の契約者を食べたことを肯定も否定もしていないのです。

覚えていない事だけが確かなようですが、逆に言えば思い出せればそのような事実があるかもしれない、と言える状況でもあるように感じます。

兄シエルというイレギュラー

そしてこのシーンでもう一つ言えることがあります。

それが兄シエルのイレギュラーです。

セバスチャンは兄シエルの魂を渡り賃として現世に召喚されました。

「この犠牲が無ければ私はこの場に存在しない」と明確に発言しています。

しかし、兄シエルは復活を果たしました。

セバスチャンも貴方の様な方にお会いするのは私も初めてですと発言しています。

魂を食べられてしまったはずの兄シエルが復活していること自体が、セバスチャンが既に食したと思われる人物でも復活が可能かもしれない事を示している可能性があります。

しかし仮に過去の契約者だったとして、
遺体が綺麗に残っているとも限らないので、この辺りがどうなるかは今後の展開を見守りたいと思います。

セバスチャンを「悪魔」と罵る「神父」のような彼、モドリ・ヴラディス…。
「う“ーーーッ!」と言いながら引きずられていくモドリ・ヴラディスにはどことない愛らしささえありました。
彼はいったい何者なのでしょうか?

ミス・ホフマン

ホテルマンのミス・ホフマンが初登場を果たしました。

ホフマンとはドイツ系もしくはユダヤ系の姓とのことです。彼女の国籍が気になりますね。

キリっとした目つきに冷たい様子の美人さん。
あっという間に血で汚れた床を掃除する様子はバーナバス・フェアチャイルド3世も褒めるほどの手際の良さです。

何よりロドニー・ホール君と一緒にセバスチャンとモドリ・ヴラディスの間に入るとは…。なかなかの手腕です。

もしかすると彼女も今後重要なキャラクターになるかもしれませんね。

衝撃の「ペロおじ」

さてさて。リストカットもビックリしましたが、今回のお話でもしかすると一番衝撃的だったかもしれません。

早速血だらけになったザ・ネクタルスプリングスホテル。
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ミス・ホフマンが掃除した床を物凄い表情で舐めるバーナバス・フェアチャイルド3世…!!

待って待って
怖い怖い怖い怖い怖い

このシーンは是非本誌で直接見て下さい。
あまりに突然のホラーに思わずライブ配信でもギャーギャー言ってしまいました。

ライブ視聴者さんからの案で、これからはバーナバス・フェアチャイルド3世を長いので「ペロおじ」と呼ぶことにします。

床を舐めるなんて…。
本当にあなたは大豪商なんですか!?

直接血を舐めた訳ではない分まだまし(?)なのかもしれませんが…。

このシーンを見て、出血したバルドに齧りついたレイラを思い出しました。

いやーーーあのシーンに匹敵するめちゃくちゃホラーでした…。

魅惑の喫煙室

喫煙室でモドリ・ヴラディスから話を聞くことにしたセバスチャンと坊っちゃん。

他にもここでキャラクターが出てくれたら嬉しいですね!

そろそろドルイットとか…!!
来てくれないかなああああああ!!

まとめ

今回の第215話は新たな伏線が沢山貼られた回でした!

美しさと共に不気味さも張り巡らされており、流石黒執事と言わざるを得ません。

クライマックスへ向けて動き出している黒執事。
しかしそう言いながらこれだけ沢山の新しい伏線、新しいキャラクターが出てきてくれるのが嬉しい限りです。

今まで貼られた伏線を回収するだけでも3, 4年はかかると踏んでいるので、新しい伏線も含めればどんなに短く見積もってもまだ5年くらいは連載してくれるのではないでしょうか…!

来月も全く展開が読めません!
楽しみに待ちたいと思います✨

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月