黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【考察】ファントムハイヴ家襲撃事件は、女王からファントムハイヴ家への番犬としての適性テストだった可能性

こんにちは!餅月です。
本日はファントムハイヴ家襲撃事件と女王の関係性の疑惑について考察していきます。

ファントムハイヴ家襲撃事件はなぜ起きたのか。
ファントムハイヴ家襲撃事件は実は女王からファントムハイヴに対する、番犬としてのテストだったのではないかという可能性が出てきています。

密室殺人事件編とファントムハイヴ襲撃事件の共通点

ファントムハイヴ家襲撃事件を考察するにあたり、まずは密室殺人事件編とファントムハイヴ家襲撃事件にある共通点について考察していきたいと思います。

一見何も関わりがなさそうですが、この二つの章には重要な共通点があります。
それは、ゲームというワードです。

まずはファントムハイヴ家襲撃事件から見ていきたいと思います。
ファントムハイヴ家襲撃事件を振り返った坊ちゃんのこのようなセリフが登場します。

坊ちゃん「先代はゲームに負けた」

そして密室殺人事件編においてこのようなセリフが登場します。

坊ちゃん
「すべては女王陛下のお望みなのですから。お恥ずかしながらちょっとしたおいたがバレてしまったようでね。バレたな何かしらお仕置きがあるとは思っていましたがまさか殺人犯にされるとは・・・。陛下もなかなかユーモアのあるお方です。今回の件は陛下が僕に番犬としての資質があるかどうかを再確認するちょっとしたゲームにすぎません。

 

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黒執事11巻第49話「その執事、奇矯」より
 

番犬としての資質を女王が試すゲーム、それが「密室殺人事件編」

密室殺人事件編とファントムハイヴ家襲撃事件で共通するワード。ゲーム。
このゲームとは何を指しているのでしょうか。

結論から申し上げますと、このゲームとは女王が番犬の資質を試すテストのことを指している可能性が高いです。

密室殺人事件編の真実を説いた坊ちゃんのセリフの中でも「番犬としての資質があるかどうかを再確認するちょっとしたゲーム」と説明されています。

このセリフを素直に受け取れば、
坊ちゃんは、ヴィンセントから番犬としての仕事を受け継ぐにも女王から何らかのテストを受けさせられている可能性があるのではないでしょうか。

私は、そのテストこそファントムハイヴ家襲撃事件なのではないかと考えています。
現に密室殺人事件編では実際にゲームを通じ死者が出ており、もしこのゲームに坊ちゃんが撒けた場合、坊ちゃんは殺人犯の汚名を着せられ家は没落、下手をしたら殺されかねない状態でした。

このことからも、女王のゲームは番犬の立場のみならず、本人&周りの人間の生死も関わってくるような形であることが分かります。

連続殺人事件編が
女王から坊ちゃんへの番犬としての適正テストであったことに対し、

ファントムハイヴ家襲撃事件は
女王が「ヴィンセント」と未来の番犬である「兄シエル」そして「坊ちゃん」に対する番犬適性テストであった可能性があります。

そして結論は、
坊ちゃんのみがこのゲームに勝ちました。

 
女王は才能があれば子供でも差別はしません。
サリンを開発した緑の魔女サリヴァンを重宝していることからもそれがわかります。

また彼女は「今後世界に影響を及ぼす人がどうやら事前にわかってしまうようだ」と、連続殺人事件編で言われています。

もし「ファントムハイヴ家襲撃事件」が「兄シエル」を駒として使った、「女王」から「ヴィンセント、そして双子自身」に対する「適性テスト」だったとしたら。
彼女はこのテストを唯一生きて乗り越えた、伯爵家を継げない立場である坊ちゃんの番犬としての才能に気づいたのかもしれません。
 

死神の血を引いたファントムハイヴ家の処分

また加えて、この番犬としてのテストは表向きの理由である可能性も併せて存在します。

テストとは名ばかりで、女王はただ単純にファントムハイヴ家を本気で滅ぼそうとした可能性があります。

その理由は、葬儀屋(アンダーテイカー)が関わってきます。
ファントムハイヴ家には死神の血が含まれた家系である可能性があり、女王はその血筋を脅威とみなし始末しようとした可能性があります。
事実、ファントムハイヴ家襲撃事件には、実行犯に人外が存在したことがほぼ確定しています。

詳しくは下記記事にまとめてあります!
www.under-taker.com
www.under-taker.com

まとめ

女王には数々の黒い疑惑が浮上しています。
女王が黒幕だとしたら、その下で番犬として働いている坊ちゃんの立場は非常に皮肉めいたものとなりますよね。

現在、坊ちゃんは兄シエルによって伯爵と番犬の座を脅かされています。

ですがもしこのまま、本誌が兄シエルとの喧嘩を通じてこの女王の疑惑についても明かされる方向性になっていった場合、もしかすると坊ちゃんの番犬としての仕事を追う、という今までの黒執事の話の流れは、もう行われることがないのかもしれません。
餅月