黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

葬儀屋の本名と正体/ファントムハイヴ家の関係性


こんにちは!餅月です。
映画がはじまりいよいよ葬儀屋さんがアニメでも本格的にクローズアップされはじめましたね!! 

アンダーテイカーといえば、黒執事の登場キャラクターの中でも特に謎が多い人物。


しかし最近原作の漫画を読んでいたところ、
「……あれ、もしかしてこの人って=葬儀屋さんなのでは…!?」
と感じる方のお名前
発見致しました!

可能性が1パーセントでもあるなら…

と、いてもたってもいられずブログを開設。こちらの記事を書かせて頂くことにしました。



ちなみにその方の名前でネットやTwitterで検索してみてもびっくりするくらい何もヒットしませんでした。
すべてのツイートで探して見ても、その方のお名前を含むツイートは5件くらい?しか投稿されておらず…少なすぎる何故だ…

 

葬儀屋を深掘りする為に

まずシエルの祖母、

クローディア・ファントムハイヴについて考えていきたいと思います。


子供であるヴィンセントが家の後を継いでることから、クローディア・ファントムハイヴはいうなれば先先代

女でありながらファントムハイヴ家の当主だったことがわかります。

 

ただのおばあちゃんではありませんね。

そのクローディアの配偶者として、ファントムハイヴ家の家系図の中に

 

「cedric K ros」

 

という人物の名が登場します。↓

写真家系図
 

 

 


強調すべき点は、
この「cedric K ros」という人は、
【誕生日と命日はきちんと記されているにもかかわらず、生没年が不明
ということです。

 

 

比較してみると、
ヴィンセントとクローディアは
生没年まできちんと記されています。

また家系図の上段部分のご先祖様たちにいたっては、全ての情報を読める位置に名前があるにも関わらず、ご丁寧に名前すら見えないようにぼかされてしまっています(恐らく今回彼らは関係ないということでしょう…)

 

 


この上段のご先祖様と明らかに区別化されている
「cedric K ros」という人物。


「cedric K ros」だけは

名前、誕生日、命日が

きちんと読める形で書いてある上で、セリフ欄によって生没年のみが隠されています。

(ちなみに「cedric K ros」の誕生日は3月25日、命日は1月28日です。)



名前、誕生日、命日はきちんとあがってるのに

生没年は不明…
怪しい…
怪しすぎる…


この生没年不明の「cedric K ros 」
ヴィンセントの父でありシエルの祖父であるこの人こそ、アンダーテイカーである可能性は無いでしょうか?
なんの根拠もなくいきなりそう言うのもなんなので、いくつかそう考える理由を挙げたいと思います。

 

 

 

緑の魔女編におけるヒント

まず‪ヒントとなるのが、緑の魔女編のラストです。シエルがドイツの死神ルドガーに

「死神が見える『そういう家系』なのかもな」

と言われたシーンです。
この台詞の直前、ルドガーの目線は

生没年不明である「cedric K ros」の名が書かれたファントムハイヴ家の家系図に向けられています。

ルドガーが「そういう家系」と言った理由がこの中にあるとすれば。

 

ヴィンセントの父である

「cedric K ros」の生没年が、

家系図の中で普通の人間とは明らかにズレて表示されていたからではないでしょうか

 

時系列に矛盾が生じないかみてみます。

 

時系列の矛盾確認

今話題の豪華客船編の中で、アンダーテイカーは

「死神と呼ばれるのは50年ぶりだ。」と語っています。

 

そこからクローディアとの二人の関係性を遡って計算してみると、豪華客船編が1889年の出来事なので、

アンダーテイカーが死神をやめた年にクローディアは9歳だったことがわかります。

 

そしてアンダーテイカーが死神をやめてから、クローディアがヴィンセントを生む21歳になるまでは空白の12年間があります。
このことから、時系列的な矛盾は生じません。

 

もし「cedric K ros」=葬儀屋(死神)だとするならば

ファントムハイヴ家は
死神の血が入った家系であり、その為シエルは人間でありながら死神を認識することができるという可能性があります。

 

この考察における問題点

この考察をする上で一つ問題点があります。

それは原作で

「葬儀屋より先にヴィンセントと会ったのはディーデリヒだ」

と書かれていることです。
一見これは今回の考察とは矛盾しているように感じます。


ですが、これがもし
「建前上は」だったとしたらどうでしょうか。
具体的に考えていきます。

 

クローディアと葬儀屋の関係性は秘密裏だった可能性がある

まず、私は
アンダーテイカーとクローディアの関係は

秘密裏だったため、子息であるヴィンセント本人でさえも自身の片親が葬儀屋であることを知らないまま亡くなった可能性があるのではないかと考えました。

ヴィンセントが自分の父親が葬儀屋だということを知っていて
隠すつもりはなかったものの真実をシエルに伝える前に亡くなってしまった、という可能性も無くはないかと思います。

しかし、これは個人的に思ったことなのですが、原作のヴィンセントからは葬儀屋に対してあまり「父親」と思ってる風を感じないなぁ…と私は思いました。


あくまでシエルと同じで利用価値のある仲間…といった認識でしょうか。
ヴィンセントが生きてる際の葬儀屋との絡みももっと具体的に明らかになってもらいたいものです。
ここは確証がもてないのですが、ひとまずヴィンセントがアンダーテイカーとの関係について知らなかったと仮定して考えていきたいと思います。

ヴィンセントはアンダーテイカーについて何も知らないまま、ディーデリヒと出会ったウェストン校を卒業します。

また、彼が15歳の時に先先代クローディアファントムハイヴが無くなった為おそらくその時期に彼女の跡を継ぎ伯爵となります。

そのタイミングで、
葬儀屋が「あくまで他人」として「闇の情報屋」という立場を使い、意図的に女王の番犬となったヴィンセントに近寄ってきていたとしたらどうでしょうか。

そうすれば建前上、

「葬儀屋より先にヴィンセントと会ったのはディーデリヒだ」

という原作のセリフは成り立ちます。

 


もし本当にそうだとしたら、葬儀屋ってものすごく孤高で、孤独で、けなげで、切ない人になりませんか?

ヴィンセントを想って「かわいそうに…」と、ハラハラと涙を落としていた姿。
あれがもし、葬儀屋が「家族」を思って流した涙だったとしたら…

そう考えると
なんとなく腑に落ちてしまうんです。

ずっとそばにいたのに、自分のことを親とも知られぬまま死んだヴィンセントを想い、自分が助けてあげることが出来なかったという悔いの感情を含みながら息子を想い葬儀屋があの時一人泣いていたとしたら…

 

シエルへの執着や、それでいて身を案ずるようなそぶりも、「家族」と考えると、私はなんだかしっくりきてしまうんです

 

クローディアの夫は「cedric K ros」なのか

ここで再び「cedric K ros」に焦点を戻します。

「cedric K ros」ですが、

彼はクローディアの正式な夫ではなかった可能性があります。


クローディアには「cedric K ros」の他に、

二人の間に子供を持たなかった「戸籍上の正式な夫」が存在した可能性があります。

 

この家系図の中にいるとしたら、恐らくこのクローディアの隣、見切れている左側部分でしょうか…↓↓

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黒執事21巻第103話より


そう考察する理由を説明します。


この考えにおいて重要なのは、
ヴィンセントの妹フランシス・ミッドフォードの存在です。
フランシス・ミッドフォードがこの
ファントムハイブ家の家系図の中に【存在していない】のです。

文字数が足りないので、(2)へ続きます!!!

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餅月