黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【考察】葬儀屋(アンダーテイカー)とウィリアムは師弟関係の死神である可能性/「淡々と、坦々と」というセリフが共通しているのは伏線か

こんにちは!餅月です。
今日はずっと昔に考察しました、
葬儀屋(アンダーテイカー)とウィリアム・T・スピアーズの関係性について考察していきたいと思います!

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葬儀屋とウィルに存在する共通点

一見何の関係もないように見えますが、
原作漫画内でこの二人にはある共通点を見ることができます。

それは葬儀屋(アンダーテイカー)とウィルが互いに死神の仕事の在り方について語る際、二人のセリフが一致していることです。

葬儀屋「坦々と、淡々と」

 
まずこちらのシーンをご覧ください。

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「坦々と、淡々と」と、死神としての在り方を説明する葬儀屋:黒執事13巻第60話「その執事、動揺」より引用

このシーンで葬儀屋は、
死神の仕事について「淡々と、坦々と」という表現をしています。

ウィル「淡々と、坦々と」

次にこちらのシーンをご覧ください。

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「淡々と、坦々と」と、死神としての在り方を説明するウィル:黒執事8巻第35話「その執事、遂行」より引用

このように、
ウィルと葬儀屋の死神を説明する描写の中で表現方法が一致しているのです。

また、ウィルと葬儀屋の他にこの「坦々と、淡々と」という表現を使った死神は黒執事内で他に存在しません。

この発言は、二人の関係性を示唆する伏線である可能性があります。

この二人が同じ言葉で死神を語ったことは
偶然ではなく意図的な描写である可能性が高いのではないでしょうか。

葬儀屋とウィルの関係性は?

では具体的な葬儀屋とウィルの関係性は何でしょうか?

私は葬儀屋とウィルは面識がある、もしくは師弟関係のようなものがあったのではないかと考察しました。


ここまで発言が被るのが単なる偶然である可能性は低いと考えていることから、私は葬儀屋とウィルは最低限の面識や会話をしたことがある過去はあるのではないかと感じています。

また、さらに二人の死神としての立場や年齢を踏まえて考えてみます。

二人が顔を合わせたときに何かが起こる

ウィルと葬儀屋ですが、
アニメでは顔を合わせたことがあるものの
彼らは原作漫画内で顔を合わせたことがまだ一度もありません。

10年間連載をやってきて、
死神同士で二人がまだ顔を合わせていない事実は非常に興味深いです。

原作内で葬儀屋と顔を合わせた事がある死神はグレルとロナルドだけでしたが、
彼らは葬儀屋の事を知らないようでした。

少し脱線しますが、
現在のウィルと葬儀屋の状況は、
オセロと葬儀屋の状況と似ている気がします。

以前当ブログで、
オセロと葬儀屋が死神としての同期である可能性と、オセロと葬儀屋が顔を合わせたときに何かが起こる可能性について考察しました。

そして最近オセロと葬儀屋は原作内で初めて顔を合わせましたが、
やはり二人は互いに顔見知りであり、普通の関係性で無いことが明らかになりました。(まだ具体的な関係性は明らかになっていません。)

具体的にオセロと葬儀屋が顔を合わせたときに起こった出来事としては、
葬儀屋(アンダーテイカー)が、オセロを名前で呼びました。

葬儀屋は黒執事の中でキャラクターを名前で呼んだことが無く、
葬儀屋が誰かを名前で呼ぶことは非常に特異的なことであり、同時に重要なポイントであることは間違いありません。

黒執事を読むうえでの名前の重要性
葬儀屋は意図的に登場キャラクターの名前を呼ばないでいる事実
オセロと葬儀屋は死神派遣協会時代の同期の死神である可能性

これらにつきましては下記記事に詳しく考察をまとめてあります。

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さてそれを踏まえてウィルに話を戻します。

アニメ版だと「死神ウィルの物語」でウィルとグレルは同期でした。

あの時代が葬儀屋が死神を辞めた50年前よりもまえのものだったのかが重要になってきますが、
グレルとウィルが死神になったのは本編から遡って約100年程前、1780年代とのことです。

ですので、その頃はまだ葬儀屋は協会にいることになります。

このことから、
黒執事に登場した死神の中で葬儀屋と事前に面識のある死神はオセロとウィルではないかな?と私は感じています。

 
補足としてちょいと脱線しますが、
アニメ版の中では葬儀屋はどうやら相当レベルの高い死神だったようです。
葬儀屋はかのロビン・フットの魂を審査し、マリーアントワネットを地獄送りにした凄腕、伝説の死神なんだとか。

しかもなんと死神図書館の中に葬儀屋のどでかい像があります。(以前フォロワー様に教えて頂き爆笑しました。)

このシーンでも葬儀屋の像の前に立っているのはウィルですね。うーーん意味深。

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死神派遣協会にある葬儀屋の銅像とウィル:アニメ黒執事より引用

ちょっとシュールな絵です

アニメ版で葬儀屋をさえないおっさん呼ばわりするグレルに対するウィルの発言は

ウィル「言葉を慎みなさい!」

でした。

その発言からは葬儀屋への敬意を感じます。

この死神としての立ち位置の差からも、私は

「淡々と、坦々と。」という死神の美学と姿勢をウィルに教えたのは葬儀屋(アンダーテイカー)その人なのではないかなと感じました。


ウィルと葬儀屋が顔を合わせているアニメ版と、
顔を合わせていない原作漫画・・。

どこまでリンクするかは正直まだわかりません。

そもそも原作では
死神派遣協会と葬儀屋は対立状態である可能性が高いと考えているので、この像は原作ではない可能性が高いかな?とも感じています。

ただこのウィルから葬儀屋へのリスペクトだけは、原作にも通じる伏線だったらとても面白いですね

またほんの少し気になっているのは、
もし仮にウィルが葬儀屋と師弟関係であったとして、現在の葬儀屋をウィルがどう思っているかということです。

ウィルは規律に厳しいキャラクターなので、離脱という道を選んだ過去の師匠に対し幻滅しているのではと私ははじめ思っていました。
ですが、冷静に考えてみると、幻滅した相手から受けた教えを今も反復するか?という疑問が残ります。

オセロは葬儀屋に協力者がいる可能性があることを匂わせていますし、
真シエルとともにアグニを襲撃した、アグニと対等な力を持つ謎のナイフ使いの正体もいまだに明らかにされていません。

もしウィルと葬儀屋の師弟関係がまだ切れていなかったとして、
死神派遣協会への内通者がまさかのウィルだったとしたらとっても面白いですよね…!

こちらはまだ根拠が浅い考察ではありますが、
近いうちに記事に起こさせて頂こうと思っています(#^^#)

オセロとウィルと葬儀屋が出会った時

これらの考察から、私は
オセロもしくはウィルと葬儀屋(アンダーテイカー)が顔を合わせた際、
葬儀屋の過去について何か大きな謎が解明される可能性があると私は考えています。

オセロが葬儀屋の同期として過去について語るのも面白いですし、ウィルが葬儀屋を「落ちぶれた伝説の師」としてそれこそ淡々と、語りだしても萌えます(※妄想

 
いずれにせよウィルもオセロも、
それどころか死神派遣協会全体がいまや葬儀屋を追っています。

オセロを死神派遣協会の「お上」の「代理人」とらえるならば、
死神派遣協会はもうすでに葬儀屋が作り上げた死者蘇生技術の核心部まで入り込んでいることになります。

彼らが顔を合わせるのも時間の問題ではないでしょうか←オセロ的中〇!

青の教団編のラストでは、
死神派遣協会と悪魔、そして葬儀屋という三つ巴が見れるかもしれませんね

 

餅月