こんにちは、餅月です!
『黒執事』第147話「その執事、唐様」Gファンタジ―2019年1月号の考察をしていきたいと思います。
前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです。
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いやーーー!!
今回の黒執事は
凄かった!!!
素晴らしすぎる内容でした!!
流石坊ちゃん…!!
こういう所が大好きなんです(;O;)!!!
だからやめられない止まらない……
改めて坊ちゃんにも作品にも惚れ直させてしまうような、そんな痛快な回でした!
方向性が見えてきて、
これからの黒執事がますます楽しみになりました!
あらすじ:黒執事第147話「その執事、唐様」Gファンタジー2019年1月号
※大まかな話の流れ
扉絵:陶酔の煙と戯れて…
阿片窟の片隅で、藍猫を膝にのせてキセルを吸う劉
・劉は一度は藍猫を使い坊ちゃん達と対戦するも彼らを自身の阿片窟に招く
・阿片中毒患者と阿片の匂いが立ち込める中、坊ちゃん一行は中国服に身を包み劉の元で豪華な中国料理のふるまいを受ける
・これは無償の厚意などではなくあくまで「借り」だと言う劉(今後の伏線の可能性大)・食事をしながら、今後の亡命先などを話し合う一行
・終始黙り続け食事にも口をつけていなかった坊ちゃんだが、突然中央にあった鳥の丸焼きを素手でつかみ肉を骨からむしり取るように噛みつく
・全員があっけにとられる中、それを発端に、汚らしくスープや点心、春巻きを素手でバクバクむしゃむしゃと食べ、「あ″~~~~ッ!!うるっせ~~~~~!」と叫び今までの不満を爆発させる
・僕は本物のシエルではないが、シエル・ファントムハイヴ伯爵はこの僕だ!と叫ぶ
・誰が逃げ出すものか、真シエルの亡霊と戦い、領地と屋敷、そして「シエル・ファントムハイヴ伯爵」の名を奪還すると宣言する。
・使用人たちは即座に「イエス・マイロード!」と答える
・セバスチャンに最後、頬をつかまれ顔を向けられ、「お行儀が悪いですよ、坊ちゃん」と言われ微笑まれる
自らの有様を再確認したシエル、というト書きとともに、147話終了
葬儀屋ヲタの叫び(感想)
やはり上司の采配次第で物事は大きく変わるんだなあと再確認しました!
今まで黙っていた坊ちゃんでしたが、ついに方針を示しましたね
まさかそれだけで今まで重苦しかった空気がここまで変わるとは…!!
やはり坊ちゃんはリーダーとしての器がすさまじいです!!
緑の魔女編でも過去編でも、
坊ちゃんは真シエルに対して常に尋常じゃない劣等感がありました。
僕でなくシエルが生き残っていたらよかったのにと思ってしまうほど…。
ですが坊ちゃんがついに真シエルとの真っ向からの対立を覚悟しました。
これはある意味、
自分の過去と、今までぬぐえなかった自分の弱点を克服するために戦う覚悟を決めたのだと私は感じました。
頑張れ…!!坊ちゃん…!!
めちゃくちゃ応援しています!!!
亡命のくだりは
枢先生によるミスリードでしたね!!
この回収の仕方はすごい...!
胸糞展開にこじつけられちゃったとしたらメンタルがもげそうになってしまうかもしれませんが、まさか坊ちゃんの反旗に使用されるとは…!
ス〇ッとジャパン並みにすっきりしました!
多分私に限らず、
読者の皆様がずっと思っていたことを坊ちゃんに言わせてくれたようなそんな気がしました。
フランスの伏線が回収されるのはまだ先となりそうですね(#^^#)
あと本心を曝け出した坊っちゃんに対して劉が珍しくいいことを言いましたね!!
劉「いいね、そうこなくっちゃ。我が手を組もうと思った伯爵はこの伯爵だよ。逃亡戦の用意は必要なさそうだ。」
黒執事第147話「その執事、唐様」より引用
そう…そうなんです..,!!
私が応援したいのはこの伯爵なんです!!
葬儀屋は好きだけど!!
真シエルはなんだかヤバそうなので!!
私は坊っちゃんサイドを応援しますぞ!!
予想考察半分当たって半分外したーー!でもこれ熱い展開だわーー!やばいいー!!( ゚∀゚)o彡°
— 餅月 (@mochimochimoon3) 2018年12月17日
後半すごくびっくりして「エエエエェェェエエエ(゚д゚)」しか言えなかったけど
珍しく劉がいいこと言った‥!!
そう!!私達が応援するのは『この』伯爵だよ!!!!!!!
頑張れ坊っちゃん!!
ずっと大切に作り上げてきたキャラクターの既成概念を壊すほどの力強い人間らしい内面を、あえて汚らしく見せる描写ってすごく勇気がいるんじゃないかなって何となく思った
— 餅月 (@mochimochimoon3) 2018年12月17日
葬儀屋さんもいつかこんな一面が描かれる日が来そうな気がしてならない。もうやめてと思うほどボロボロになる様子が‥あ、泣く
現場からは以上です
考察に続きます!
考察
予想考察答え合わせ
第147話予想考察
・劉は坊ちゃんの味方である可能性が高い
→的中〇!
・劉は貿易会社の英国支店長をしている為、坊ちゃんたちを海外に逃がすためのパイプを持っている
・劉は坊ちゃんの亡命を助ける可能性がある
→ミスリードでした!👏
・劉は坊ちゃんを自身の阿片窟に招き、身支度をさせる可能性がある(これは裏社会の話であるため警察が介入できない可能性が高い)
→大的中〇!
回収された伏線
ミスリードだった「亡命」というキーワード
海外へ亡命というワードはミスリードでした
まだまだフランスとの関係性が明らかになるのは先の話のようですね。
確かにここで亡命して海外から何か策を練ってイギリスに戻るよりも、逆境の中自分の過去と戦う決断をするというのは非常に坊ちゃんらしく、また同時に黒執事らしい展開だなと感じました
実際、この坊ちゃんの決断を聞くセバスチャンの顔は驚きと意外性にあふれています。
緑の魔女編で坊ちゃんが自分を取り戻した時や、爵位を継いだ直後にその幸福に背中を向けて歩き出した坊ちゃんを見たときと似たような感覚があったのかもしれません。
セバスチャンが坊ちゃんの魂に惹かれるのはこのような部分も大きく影響があるのかもしれませんね。
思えば、警察からの逃亡を決めたのは使用人たちの襲撃を受けてのセバスチャンの独断でした。
最終決定は主である坊っちゃんです。
坊ちゃんの悪魔を従えるリーダーとしての器が垣間見えた非常にかっこいいシーンだなと感じました!
「シエル・ファントムハイヴはこの僕だ」というセリフ
このセリフが伏線でした!
今回、坊ちゃんは自分の有り様を取り戻す際に、真シエルが言ったこのセリフを使用しました。
真シエルが「ファントムハイヴ伯爵」を名乗らなかったのを逆手に取った演出でした。
伯爵(坊ちゃん)と当主(真シエル)
黒執事の中で、
真シエルは自分のことを当主
坊ちゃんは自分のことを伯爵
と主張しています。
これからの双子によるファントムハイヴ家をめぐる戦いは、
当主 VS 伯爵
という形になりそうです。
軍配が上がるのは果たしてどちらでしょうか...
特に深い根拠はありませんが、坊ちゃんに一票入れさせていただきます
新たに明らかにされた今後の方向
真シエルと戦うことを決めた坊ちゃん
坊ちゃんが真シエルとの真っ向対決を決めました。
それと同時に、今後どのような行動をするかが具体的に明らかにされました。
・真シエルと戦う事
・領地と屋敷の奪還
・シエル・ファントムハイヴ伯爵の名前を取り戻す
特に三つ目の名前を取り戻すという決断は非常に大きいものなのではないでしょうか。
元々シエルの名を偽って語ったのは坊ちゃんの方です。
それがどのようにしてこの汚名を晴らし、自身の立場を取り戻すのか…
私にはまだまだ見当もつきませんが、坊ちゃんの素晴らしいゲームを期待したいです(;O;)がんばれえええええ
真シエルとの対峙方法
少し考えてみたのですが、
やはり真シエルの悪事を暴くには
・真シエルが本当のシリウス様であること
・真シエルは輸血実験の結果死者蘇生に成功した死人であること
この二つを突くことが最も無難かなと感じました。
スフィア・ミュージックホールを引き続き洗わなくてはいけないかもしれません。
真シエルの体はまだ不安定である可能性が高い
シリウス様の際、
真シエルの手は時折ゾンビの様にしわしわになっていました。
このシーン以前に、手が正常な状態が存在します。
つまり、真シエルは輸血が無いと現在の生身の人間と似た形を維持することは出来ず、ゾンビの様になってしまった際は輸血に頼らざるを得ないタイミングが来る、不確かな存在である可能性があります。
実際バイオレットがシリウス様への輸血を頼まれた際、シリウス様(真シエル)脳ではしわしわでした。
あの時の真シエルの顔がどうなっていたのか‥‥
想像するだけで怖いです
つまり、真シエルが生きている限り、
輸血はまだ必要である可能性が高いです。
そこを突き、ついでに真シエルの体の変化が公の場で起これば坊ちゃんは真シエルを引きずり下ろすことが可能かなと感じました。
思えば、お化けのような状態だったシリウス様のお顔は未だに公表されていません。
それが公開されるときが双子の戦いの決着時だったとしたら、とても残酷ですが非常に面白いなと感じました。
新たに張られた注意すべき伏線
劉が助けた動機は「厚意」ではない
今回新たに張られた伏線として重要そうなのはこの点ではと感じています。
これを受けセバスチャンも意味深な間をおいています。
いつか劉に何か事件の解決等を頼まれ、海外に行く機会があったりするのでしょうか?
もしかすると、フランスなどの伏線はこの時に回収されるのかもしれませんね。
アニメ版では坊ちゃんたちを裏切り死亡する劉ですが、原作での今後の活躍も楽しみです。
未回収の重要な伏線
青の教団編では回収され無さそうですが、
いくつか重要な伏線が残ってますので箇条書きとしてまとめておきます。
・クローディアと葬儀屋の関係性
・葬儀屋とファントムハイヴ家との本当の関係性
考察はこちらにまとめてあります。
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・真シエルが「悪しき名」となった理由
特に、坊ちゃんの中で何故「シエル」を継いだのかという理由が、契約時と緑の魔女編で主張が真逆になっていることが非常に重要な伏線である可能性があります。
真シエルのキャラクター性の真実(非常に悪いキャラクターであること)の伏線である可能性が高いです。
下記記事は非常に面白いものがかけたと思っているので是非見て頂けると嬉しいです!
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疑問点
・真シエルは葬儀屋とファントムハイヴ家の関係性をどこまで知っているのか
・死神の魂とは
・真シエルの魂を葬儀屋はどうやって手に入れたのか
・血液と死者蘇生の関係性
・オセロの「折檻」の具体的内容
死神にも魂はある
真シエルが葬儀屋に噛みついたことで、
死神には魂があることが確定となりました。
ですが何とも不思議ですよね。
自殺したはずの人間である死神が持つ魂とは一体何を表すのでしょうか?
どのようなシステムで持ち主の元に戻って来たのか。
その点が死神派遣協会に対する疑問として残ります。
真シエルの魂を葬儀屋はどうやって手に入れたのか
2018年11月追記:これは、真シエルの魂を得ないまま完璧なビザールドール(肉人形)として復活したものこそが真シエルであると考えるのが現在は最も可能性が高いと感じています。その過程として、輸血が非常に重要な役割を担った可能性があります。
これが最大の疑問点であると言えます。
豪華客船編で葬儀屋は「他人の魂を自分のものにできるわけないんだけどねえ」と発言しています。
ましてや真シエルの魂は悪魔であるセバスチャンによって「渡り賃」として奪われてしまっていたはずなのに、どのようにしてここまで復活させたのでしょうか?
今の真シエルには他人の魂が入っているとも思えません。
もしかするとこのあたりに今回葬儀屋が新たに行ってた「輸血実験」が関わってくるのかもしれません。
まとめ
今回は、読んでいて特に楽しく素晴らしい回でした。
亡命を拒否して戦う姿勢を見せた坊ちゃんの選択は非常に坊ちゃんらしく、当主としての貫禄も感じさせられました。
坊ちゃんがこのような決断をしたことで、
使用人たちが声高らかにイエスと答えたことも非常にすがすがしくワクワクしてしまいました。
しばらく苦しい状態が続いており
消沈する間も無かった坊ちゃんですが、全てはこの坊ちゃんの決意に向かいはしりづつけていたんだなあと一読者として感じました。
しかし枢先生が仰る通り、
坊ちゃんもまた、完全にいい子というキャラではありません。
目には目を、の精神で
真シエルに本当に取って代わるくらいのあくどさが見えたとしたら、それも非常に面白いかもしれませんね(゚∀゚)
あと個人的には劉のお株が上がりました笑
我が組もうと思ったのはこの伯爵、というセリフには心の中で全力で拍手しました( ;∀;)
さあ坊ちゃん!
そろそろ反撃のお時間DEATH!?
餅月