こんにちは、餅月です。
先日の記事「グレルのモデルとなった人物」の追記です。未読の方はこちらを先にどうぞ↓
ヨークシャー・リッパーとジャック・ザ・リッパーの夢の(?)共演
さてさて。もしピーター・サトクリフ=グレル・サトクリフだとしたら。
なかなか面白いことになります。
私は今までグレルとマダムレッドは二人セットでジャック・ザ・リッパーなのだと思っていました。
実は歴史的に見てみると
ジャック・ザ・リッパーとヨークシャー・リッパー(ピーター・サトクリフ)は同じイギリスで殺人を行なっていました。
しかし史実としては、自称ジャック・ザ・リッパーがヨークシャーリッパーであるピーター・サトクリフを手紙で煽り、このことがきっかけでサトクリフの犯行が大胆化し、結果ピーター・サトクリフは逮捕に至るというのです。
(ジャック・ザ・リッパ―の活動時期とヨークシャー・リッパ―の活動時期は約60年ずれているため、この手紙がジャック・ザ・リッパー本人からのものだったかは不明です。)
しかしひとつわかることはこの時期、イギリスでは少なくとも二人の恐ろしい殺人鬼が存在していたというわけです。
枢先生はこの二人の殺人鬼を、
マダムレッドとグレル・サトクリフという形でタッグを組ませ共闘させたのです。
ある意味「最悪の二人を組ませた、最強のタッグ」ということになります。
なんと恐ろしい!
二人が象徴するもの
マダムレッドの正体
・ジャック・ザ・リッパー
グレル・サトクリフの正体
・ピーター・サトクリフ(ヨークシャー・リッパー)
黒執事の原作の中では、実際に娼婦を殺していたのはグレルだったのにマダム=ジャック・ザ・リッパー(真犯人)だった、という印象が比較的強かったのが実は少し疑問だったのですがようやく納得がいきました。
実際に殺しているのはピーターで、ジャックは指示をするだけ…
この立場の上下関係も、現実世界の二人の様子とリンクしていて非常に面白いなと感じました!
また余談ですがピーター・サトクリフは実際にこんなセリフを言ったそうです。
「商売女を殺せという神の声を聞いた。」
https://twitter.com/mochimochimoon3/status/895514862012440576
このグレルの登場シーンも
「真っ赤な死神が、私に話しかけていた」
非常に、この歴史上の史実が意識されているような気がします。
生き残った殺人鬼、グレルもといヨークシャー・リッパーのピーターサトクリフの黒執事内での今後の活躍が気になりますね
餅月