黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】クローディア・ファントムハイヴはClaudia?Cloudia?一文字に隠された“雲と空”の伏線

こんにちは!餅月です。
今日はクローディア・ファントムハイヴの
たった一文字の違い
について考察していきます。

遂にアニメ内でもその名前が描かれたクローディア。
しかしそんな彼女のスペルに“ブレ”があることに、皆様お気づきでしょうか?

今回はそんな彼女の名前について考察を深めていきたいと思います!

「Claudia」か「Cloudia」か?

私は長年クローディア・ファントムハイヴをClaudia.Phantomhiveと表記してきました。

しかし、アニメや原作の中では、
Cloudia.Phantomhiveと書いてあるシーンがあるのです。

はたして彼女は「Claudia」なのでしょうか?
それとも「Cloudia」なのでしょうか?

このスペルの違いに初めて気づいたとき、私は思わず冷や汗をかきました。
「もしかして、私は長年ずっと読み間違えていたのでは……?」と思ったからです。

ですが調べてみると、どうやら黒執事の作中ではこの 2パターンが実際に描かれている ようなのです。

具体的な例と共に考察していきたいと思います。

原作「死神の家系図」

まず初めに原作の緑の魔女編で登場する「死神の家系図」から見ていきましょう。

ここでクローディアの表記は「Claudia」になっている事が分かります。

Claudia.Phantomhive:黒執事21巻第103話「その執事、不詳」より引用

私の中で長年クローディアをClaudiaと思うキッカケとなったコマです。

みんな大好きCedricさんと隣り合わせである場面ですね。
Cedric考察をすることが多かった私はこのコマで彼女の名前を見ることが最も多く、結果としてこのコマの「Claudia」という印象が、強く刷り込まれていたのです。

少し分かりづらいのですが、「O」の表記と見比べてみると、問題の文字は「a」に近い形をしていることが分かります。

アニメ「死神の家系図」

続いてアニメ黒執事緑の魔女編で描かれた同シーン「死神の家系図」を見てみましょう。

ここでクローディアは「Cloudia」と描かれている事が分かります。

死神の家系図:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第11話「その執事、不詳」より引用

ここで私は初めて「おや?」となりました。

更に他のシーンも見ていきましょう。

「クローディアの死亡届」

次に言及するのは寄宿学校編の終盤に描かれたクローディアの死亡届です。

こちらでは、原作&アニメ共に「Cloudia」と描かれている事が分かります。
※アニメの方は筆記体で、ちょっとaに見えない気もしなくもありません。

原作「クローディアの死亡届」

クローディア・ファントムハイヴの死亡届:黒執事第85話「その執事、滑走」より引用

アニメ「クローディアの死亡届」

クローディア・ファントムハイヴの死亡届:アニメ黒執事寄宿学校編第11話「その執事、滑走」より引用

原作「葬儀屋の遺髪入れ」

次に原作の葬儀屋の遺髪入れを見ていきたいと思います。
筆記体で少々分かりにくいですが、ここでも明確に「Cloudia」と描かれている事が分かります。

クローディア・ファントムハイヴの遺髪入れ:黒執事第85話「その執事、滑走」より引用

アニメの同シーンは少々分かりにくいですが、こちらも「Cloudia」のように見えます。

遺髪入れ:アニメ黒執事寄宿学校編第11話「その執事、滑走」より引用

またここでは同じアイテムなので割愛しますが、サーカス編内や豪華客船編内で描かれたクローディア・ファントムハイヴの遺髪入れも「Cloudia」表記となっていました。

ここまで来たら「Cloudia」なんじゃね?

ここまで整理してみると、クローディア・ファントムハイヴの表記は原作・アニメ・そして遺髪入れの刻印に至るまで、基本的に 「Cloudia」 で統一されていることがわかります。

むしろ、私がこれまで基準にしてきた、
原作版・死神の家系図のみが「Claudia」表記だったことが明らかになりました。

これはショック…!!
これに気付けないなんて私もまだまだにわかですね。

しかしちょっと待ってください!
もう少しだけ語らせて頂きたいのです。
続いては一般的な英語圏から見たクローディアという名前について言及したいと思います。

ここまで作中表記を整理してきましたが、
そもそも英語圏では「Claudia」と「Cloudia」、どちらが自然なのでしょうか?

名前の語源や一般的な綴りを踏まえながら、
改めてこのスペル問題を考えてみたいと思います。

人名としてはヒットしない「Cloudia」

結論から申し上げますと、
「Claudia」は人名として数多くヒットします。
一方で「Cloudia」は、一般的な人名としてはほとんど確認できませんでした。

「Claudia」はラテン語由来の歴史ある女性名で、英語圏・ヨーロッパ圏ではごく一般的な名前です。

実在の人物、著名人、キャラクター名など、検索すれば無数に例が出てきます。

それに対して「Cloudia」はどうでしょうか?

「Cloudia」で検索しても出てくるのは、会社名などばかりで、人名としての用例は確認できませんでした。

更に具体的に言えば、
「Claudia」はWikipediaや人名漢字辞典で名前としてヒットしますが、「Cloudia」はどちらのページにも存在しない単語なのです。
よければ是非、実際に検索して見て下さい。

ja.wikipedia.org
kanji.reader.bz
springsnow.sakura.ne.jp
www.ministryvoice.com

海外勢のタグ

また、参考までに海外の方のクローディアファンアートのタグを検索してみました。

結果は「Claudia」が9.5割、「Cloudia」が0.5割ほどでした。

つまり、一般的な英語名として自然なのは、圧倒的に「Claudia」なのです。

ではなぜ『黒執事』では
あえて「Cloudia」と多くのシーンで描かれているのでしょうか?

名前に意味を込める事で定評がある黒執事。
きっとここにも枢先生は何か意味合いを含んでいる筈です。

「足の不自由な」を意味する「Claudia」

「Claudia」という名前は一般的ですが、その語源はラテン語で『足が不自由な』を意味するClaudiusに由来する女性形の名前です。

もしかすると枢先生はこの意味合いを避けるために敢えて「Cloudia」という名前にしたのかもしれません。

海外の方の会話

人名としての「Cloudia」の例を見つけることは出来なかったのですが、代わりに「Claudia」か「Cloudia」を議論しているサイトをいくつか見つけることが出来ました。

とても興味深かったのでいくつか引用させて頂きます。調べるのを手伝ってくれたS音ちゃん、ありがとう!!

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クラウディア?それともクラウディア?
こんにちは、キャラクターの名前を選ぼうとしています。クラウディアかクラウディアのどちらにするか迷っていて、どちらのスペルが良いか意見を求めています。

個人的には、彼女の名前をクローディアではなく、クラウド-ディアと発音してほしいと思っています。クラウディアの方がクラシックでよく知られているにもかかわらず、クラウディアのスペルを検討しているのはそのためです。

キャラクターについて:この名前は、ウサギの悪魔のキャラクター用です。内省的で、創造的で、心優しい性格を持っています。

あなたの考えは何ですか?以下に書いてください。

Claudiaは絶対に特定の読み方があるし、Cloudじゃないよね。これはフィクションのキャラクターだから、Cloudiaって読ませたいなら、Cloudiaって名前にするのは全然問題ないと思うよ。

キャラクターが「ファンタジー」っぽいから、Cloudiaがいいと思う!もしキャラクターがすごく現実的な物語に出てくるおばあさんだったら、Claudiaって言っただろうけど。でも、Cloudiaは、もしふわふわの雲みたいだったら、ウサギのイメージにすごく可愛い!

ファンタジー系のキャラクターなら、いいんじゃないかなって思う。

Cloudiaをフランス語のclou(「さっぱり分からない」という意味)で読んだんだ。「I have no clue」みたいな。Claudiaの方がいいと思う。

https://www.reddit.com/r/namenerds/comments/10jy714/cloudia_or_claudia/?tl=ja
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こちらのサイトでは、
「ファンタジーならアリ」という意見が多くありました。

黒執事の世界ではセバスチャン、シエル、ヴィンセント、レイチェルなど、実在する由来を持つ“現実的な人名”が多く登場します。
この場合どうなるんでしょうね?

また、「Cloud(雲)」に近いことから
“ふわふわした可愛いイメージがある”という意見もありました。

これは海外の方ならではの非常に面白い視点だと感じました!

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クロード vs クラウディア
好奇心から「クラウディア」という名前の意味を調べてみたんだ。そしたら、びっくりすることに「不自由な」とか「体の不自由な」って意味が出てきたんだよね。でも、クラウデは「意志の強い」って意味らしい。一体全体、どういうことなんだろう?今まで会ったクラウディアさんたちに、急に申し訳ない気持ちになってきたよ。

どこで調べてるの?
クロードは単にクラウディウス/クラウディアのフランス語版だよ。意味は同じ(そしてダサい)。
もしウェブサイトが違うことを言ってるなら、情報が悪いね。

Claudeと同じルーツを持ってるから、私の考えでは「意志が強い」って意味もあるんだよね。

https://www.reddit.com/r/namenerds/comments/1k0y07z/claude_versus_claudia/?tl=ja

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「ダサい」という意見もあれば、「意志が強い」という意見もあるようです。
名前って面白いですね。

※ちなみにこれらのサイトは日本でいうにちゃんねるの様な掲示板だそうです。

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続きましてこちらは日本のサイトです。

英語圏で「クラウディア」という名前は割と耳にする名前です。
「雲」「曇り」みたいな意味合いですが、日本ではあまり名前に使われることのない意味の言葉だと思います。
英語圏では、雲や曇りは悪い意味というより良い意味で使われることが多いのでしょうか?
ふとした疑問です・・・

英語でも
clouded judgmentとか、cloud of suspicionなど、あまり意味で出てこなかった気もします。

良い意味もあるのでしょうか?

クラウディアは cloud(雲) とは関係ないですよ。

欧米人・・キリスト教信者の名前って大半が聖書由来です。
(洗礼名として聖書登場人物や聖人から付けるのが習慣なことから)

クラウディア名は、
ラテン語由来では語源はラテン語の Claudius(クラウディウス)から来ており、
古代ローマのクラウディウス一族に由来

また聖書(新約聖書のローマ人への手紙)にも登場する名前

両方の由来の可能性があり雲のクラウドは全く関係ないです。

Cloud(雲)のイメージから、Cloudia(クラウディア)さん、Cloudioさん、などがいます。ラテン語のClaudiusから派生したClaudio、Claudiaさんもいますが、Claudiusはもともと「足が不自由」とか「閉じる」等というあまりいい意味がありません。Cloud(雲)もあまりいい意味ではないかもしれませんが、神秘的や自然の偉大さなどそこまで悪い意味とも限りません。
日本でも「醜」という字が名前に使われたりしていますが、悪い意味だけではなく良い意味も含まれています。
そもそも最近話題の名づけで「空」という文字を使う名前は多いですが「空っぽ」「空虚」みたいな意味ですが、偉大な、包み込む空を想像すると思います。
日本で「雲」を使った名前が「雲雀さん」がいます。

Claudiaさんも一般的ですが、Cloudiaのスペルの方もいます。
これは雲を連想していて、
「cloud(雲)」+「-ia(女性名語尾)」という構成から、柔らかく幻想的な印象を与える名前として使われています。
芸名・ハンドルネーム等でも良く見かけます。
雲が全て悪い意味ではなく、詩的だったり、神秘的なイメージがあります。

例えば日本では「月」や「夜」等も名前に使われる事は良くあります。
美月、小夜子、等です。

www.toku-chi.com

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「語源は雲とは関係ない」「でも雲っぽく感じる」
これらの意見は両立すると感じました。

私は実際に見つけることは出来なかったのですが、ここではCloudiaのスペルの方もいると書いてありましたね。

「雲」と「空」クローディア(雲)とシエル(空)

これらのサイトを見ていて感じたことがあります。

もし枢先生が意図的にクローディアをCloudiaとしていたとすれば。
それは「雲」を示唆したかったのかもしれません。

雲と言えば空。
空と言えばシエルです。

シエルの両親は伝統に則ることなく、双子の名前をフランス語からとったと言っています。

もしかすると祖母Cloudiaの名前に雲を連想したことから、双子も空にあやかった名前にしたのかも、しれませんね。

まとめ

今回はクローディア・ファントムハイヴのスペルについて考察してみました。

これは誤植を指摘したいわけではなく、
この一文字の違いにどんな意味があるのかを考えてみたくなった、という純粋な興味から始まった考察です。

正直に言うと、ここに踏み込むのはとても勇気がいりました。
自分が長年信じてきた表記を疑うことは、どこか怖さもあったからです。

ですが、思い切って調べてみた結果、
想像以上に興味深い議論や視点に出会うことができました。

今回の結論としましては、
一般的な人名として自然なのは「Claudia」。

ラテン語由来の歴史ある名前であり、英語圏・ヨーロッパ圏では広く使われている、極めてスタンダードな女性名です。

一方で「Cloudia」 は、伝統的な人名としての用例はほとんど見られません。

しかし、創作・ファンタジーの世界では「Cloud(雲)」を連想させる柔らかく幻想的な名前として“アリ”だという意見が多くありました。

つまり、

  • 現実基準で見るなら「Claudia」
  • 創作的ニュアンスを含めるなら「Cloudia」


この二つの視点は、どちらも間違いではないと言える結果となりました。

さらに興味深く感じたのは、「語源としては雲とは無関係」でありながら、海外の多くの人が「Cloudia」に雲のイメージを重ねていることです。

先程も言及しましたが、

雲と言えば空
空と言えばシエルです。

もし祖母の名に“雲”が込められていたとしたら。
その孫が“空”の名を持つのは、偶然ではないのかもしれません。

たった一文字の違い。
しかし黒執事において名前はとても重要です。

その一文字に、黒執事らしい“意味”が潜んでいるとしたら――
あなたは、どちらだと思いますか?

今後も公式表記を注意深く見守っていきたいと思います。

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月