こんにちは!餅月です。
今日はアニメ黒執事緑の魔女編第10話!
いよいよドイツの秘密兵器、戦車(パンツァー)が登場します!
そんな本日、私の夫である戦車大好きRNさんからの戦車についての寄稿文を頂きましたので掲載させて頂きたいと思います!
ドイツの戦車には、黒執事本編では描かれることが無かった秘密が隠されているのかもしれません。
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黒執事第101話『その執事、遭逢』および102話『その執事、掃討』には、ドイツの新兵器として戦車が出てきました。
今日はこの戦車について、史実と比較して兵装の謎と真相について考察したいと思います。

戦車のモデル
101話で初めて登場した作中の戦車は、実在した戦車がモデルになっていると考えられます。
突撃戦車 A7V(独:Sturmpanzerwagen A7V)です。
ja.wikipedia.org
worldoftanks.asia
この戦車はドイツで最初の戦車です。
1916年のイギリス軍が戦車を投入した1916年から遅れること2年、1918年に投入されました。
この時代はまさに戦車の黎明期と言えます。
ちなみに、ドイツの軍人アンネが使っていたマスクも実在したものです。


史実との差異と兵装の違和感
緑の魔女編に登場した”戦車”。
ここには史実のA7Vと大きく異なる点が1つあります。
それは車体前面に取り付けられた主砲の大きさです
今回モデルとなったA7Vの主砲はマキシム・ノルデンフェルト 57 mm砲。
口径(主砲の直径)は5.7cmです。握り拳くらいの大きさです。
意外と細い…!


一方で102話でのセバスと戦車の戦闘シーンを見ると、主砲はセバスチャンの顔よりもはるかに大きいです。
セバスチャンが平均的な人間の頭の大きさと変わらないとすれば、145㎜程度でしょうか。
(「青年群男性」の「頬弓幅」の平均値を参考にしました)
主砲の大きさは史実と異なると考えて良さそうです。

この史実とは異なる太さは、
戦車と毒ガスに関する伏線的意味合いが込められていたのかもしれません。
仮説:毒ガス弾を撃つための巨大な砲?
さて、史実より大きすぎる主砲。
普通なら「迫力を持たせるため」といった理由も考えられます。
しかし、毒がテーマである「緑の魔女編」のことを考えると、ある1つの可能性が浮上してきます。
それこそが、毒ガスとの関係性です。
この大きな主砲は、毒ガス弾を打てる戦車だった可能性があるのです。
毒ガスを散布するための弾頭である毒ガス弾を調べた所、結構な大きさがあるものが多いようです。
例として、第一次世界大戦の西部戦線でドイツ軍が使った化学弾投射器を見るとかなり太く、人の頭ほどのサイズがあるように見えます。

これは作中に登場した戦車の主砲の太さにだいぶ近い大きさですね!
作中では毒ガスを使うような描写はありませんでした。
しかしもしかしたらあの戦車は、秘密裏に狼の谷で開発した毒ガスの砲弾も想定していたと考えることも出来るかもしれません。
毒ガスを撃ってくる陸上の戦艦…。
馬車が主要な交通手段である当時の時代背景からすると、その不気味さ・恐ろしさは大変なものだと考えられます。
これもまた、「狼の谷の不気味さ」を演出する要因の1つになりそうですね。
まとめ
以上より、戦車の主砲の史実と異なる大きさから作中の戦車は毒ガス弾の使用が想定されていたと考察することが出来ました。
第102話で無事戦車を破壊したセバスは、英国にとって非常に大きな活躍と言えるでしょう。
「女王の番犬」は、敵国にも容赦ないですね。
以上、RNさんからの寄稿でした!!
現在夜10時。
今夜11時30分~のアニメではいよいよこのシーンが描かれます!
主砲の太さにも注目してみたいと思います。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
餅月