こんにちは!餅月です。
今回はF.O.L児童養護院で描かれた蛇のワーズワスとスネークの意味深なワンシーンをミニ考察として紐解いてみたいと思います。
第195話でドールと感動の再開を果たしたスネーク。
しかしこのシーンには、普段の彼らのやり取りでは見られない“異変”が隠されていたのです。
今回の記事は、下記記事からの抜粋となります。
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🐍蛇のワーズワスがスネークの口をふさいだ理由
第195話で同じサーカス団員だったドールと再会を果たしたスネーク。
ドールから「今までどうしていたんだ」という質問を受け、素直に答えようとしてスネークに対してワーズワスがその口を塞ぎました。
このシーンでは今まで黒執事の中では一度も描かれたことがない超イレギュラーな言葉遣いが描かれているのです。
普段は「ーーって〇〇が言ってる。」と、必ず断定の形で発言していたスネーク。
しかしこのシーンでは初めて「ーーって〇〇が言ってる気がする…。」と、非断定的な言い方をしているのです。

これは一体何を意味しているのでしょうか?
スネークが初めて「気がする」といった理由
考察として有力なのは、この発言が“蛇の意見”ではなく、スネーク自身の予測が混ざってしまったことを示している点です。
つまりこの場面は、スネークが初めて“蛇の通訳”に失敗した瞬間であると思われます。
そしてここで注目すべきは、その相手が唯一ドールと接触したワーズワスであるという点です。
ここでスネークが物語の中で蛇の本意を汲み取れなかったことは、この時点で今後の物語に影響を及ぼす可能性があったのです。
具体的に考察していきましょう。
ワーズワスと他の蛇たちの違い
今回、ワーズワスと他の蛇たちには明確な違いが存在します。
それはワーズワスは唯一、児童養護院でドールと直接接した蛇であるという点です。
そんなワーズワスが、真実をドールに話そうとするスネークを問答無用で制止する事。
これはドールと接触したワーズワスが、その際ドールの正体(ビザールドール)に関わるような重要な事実に気付いた事を表していた可能性があるのです。
蛇は匂いや体温、振動を感知することが出来ます。
それ故ドールに捕まれた際、ワーズワスはドールに対し何か違和感を感じたのかもしれません。
どの蛇よりも間近でドールに触れた蛇であるワーズワスが、真実を話そうとするスネークの口を塞ぎ、まるで「ドールを信用するな」とでも言いたそうな表情をしているのはとても意味深です。
結局ワーズワスがそれ以上何かスネークに伝える前にドールの正体は明らかとなった為、実際この時ワーズワスが何を思っていたかは明らかにされていません。
もし原作の中でもう少し時間が空いていれば、この時点でスネークがワーズワスから何かドールに関する情報を得られていた可能性もあったかもしれませんね。
まとめ
今回はスネークと蛇のワーズワスについて、ミニ考察をしてみました。
蛇の言葉が分かるスネーク。
そのスネークが、そのスネークが、“唯一ドールと接触したワーズワス”の言葉だけ「ってワーズワスが言ってる気がする…。」と断定出来なかったことはとても意味深です。
直後に他の蛇たちの言葉を聞く描写があるのですが、そこでは全てが断定されており、明確に差別化されている事が分かります。

黒執事の伏線描写は常に緻密で、本筋に大きな影響を及ぼす種がさりげなく撒かれています。
小さなポイントではありますが、これは黒執事の物語が隅々まで伏線が張り巡らされてる故の細やかな演出であると言えるでしょう。
本誌では亡くなってしまったスネーク。
しかし彼と蛇たちに再びスポットライトが当たる日は必ず来ると確信しています。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
餅月