黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」感想&考察|遂に明かされるフィニアンの過去。数々の重要伏線を見逃すな!

こんにちは!餅月です。
本日はアニメ黒執事-緑の魔女編-第4話「その執事、奉公」感想&解禁されたアニメ黒執事最新情報等をブログにまとめさせて頂きます。

アニメの感想は勿論の事、漫画との相違点やオリジナル要素、重要な伏線等にも言及させて頂きます!
考察に触れる為、こちらの記事内では緑の魔女編および本誌内容のネタバレを含みます。まだ未読の方はご注意ください。

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アニメ黒執事公式サイト

www.kuroshitsuji.tv

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

女王の命により、ドイツで起こる不可解な死亡事件の調査へ赴くセバスチャンとシエル。
足を踏み入れただけで呪い殺されるという”人狼(ヴェアヴォルフ)の森”について真相を探る二人に
おぞましい呪いが降り注ぐ――。

キャスト
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:岡田堅二朗
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン:清水祐実
音楽:川﨑 龍
制作:CloverWorks
引用:ABEMA

アニメ同時視聴YouTube Live配信

アニメ放送期間中は毎週土曜日23時20分~
YouTube Liveにてリアルタイム同時視聴ライブ配信を行っています!
ABEMAにて地上波同時配信で視聴可能です。
餅月のアニメ同時視聴YouTube Live配信はこちらです!
www.youtube.com

ライブ内に時計をセットしているので、アニメと一緒に合わせて見て頂ければ同時視聴が可能です。
「推しが尊すぎて耐えられないかも」と逆に不安なそこの貴方!仲間です!是非一緒にアニメ黒執事を見ましょう!

よろしければ高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります!

それでは順番に考察していきましょう!

おさらい


1~3話のおさらいからスタートした第4話。
今回もクマさんが的確にまとめて下さいました。

セバスチャンと会話しているおじさんの声は駒田航さん(ツイステッドワンダーランドのジェイド・リーチ役)です。

人狼の瘴気を浴びた坊ちゃんの表情、そして声色は何度見ても痛々しい…。

そして枢先生曰く「呪文以外は役に立つ」というサリヴァンの詠唱シーンは何回見ても綺麗ですね。

サリヴァンの詠唱シーンについての考察は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

坊ちゃんを治療してもらう代わりに一時的にサリヴァンの執事をすることになったセバスチャン。

ヴォルフラムの表情、私大好きですwww

サリヴァンの服を作るセバスチャン

目覚めの紅茶と共にサリヴァンを起こすセバスチャン。
サリヴァンの部屋の小物が細かく描かれていて、鉱石の中に星が描かれているのがとても繊細です。

サリヴァンの執事となったセバスチャンは、サリヴァンの事を「サリヴァン様」ではなく「お嬢様」と呼びます。

「外の服が着たい」というサリヴァンの希望にこたえて服を作るセバスチャン。

ベットカバーを引き抜く際、原作1話のセルフオマージュとなるアニメオリジナルシーンがありました。

原作第1話のセルフオマージュ:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用
テーブルクロス引き:黒執事1巻第1話「その執事、有能」より引用

クマさん曰く、原作の記念すべき第1話最大の見せ場であるこのシーンは、ネーム初稿では無かったとの事…!これはびっくりです!

引き抜いたベッドカバーを使い一瞬でドレスを創り上げたセバスチャン。

アニメの色付きの絵で見てみると、セバスチャンが作ったドレスはまるでホーンテッドマンションの係のお姉さんが着てる服のようでとてもかわいい…!

ファントムハイヴ家お抱えの仕立て屋であるニナ曰く「古臭い」らしいですが、とてもに合っていると思いました笑

魔法的な力は使わず超急いで作り上げたというセバスチャン。

寄宿学校編のゴミ漁りもそうですが、黒執事ではセバスチャンが泥臭く物理的に頑張る描写が度々描かれます。

服を着替えサリヴァンを抱き上げ、朝食に向かうセバスチャン。

本来はヴォルフラムの役目。
ヴォルフラムの悔しそうな表情がまた可愛らしいです。

役に立つテーブルマナー

朝食の席で、セバスチャンがサリヴァンにテーブルマナーを教える場面。
なお、このシーンで紹介されているマナーは、実際に正しい作法に基づいています。

ためになる…!

テーブルマナーを教えるセバスチャン:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用

テーブルマナーを教える際、セバスチャンの顔はこの通り近め。
原作で見てた印象よりアニメでは更にずっと近く感じました笑

それにしてもセバスチャンが作った朝食が美味しそうで、深夜の時間に見ると何ともお腹が空きます。

「知識」に貪欲なサリヴァン

テーブルマナーを学ぶサリヴァン。

知識はいくらあっても邪魔になる事はございませんから」というセバスチャンに、サリヴァンは嬉しそうに同調します。

これはサリヴァンが知識に貪欲な事、そして果てには彼女が科学者であり、学ぶ事が好きであることを示唆する伏線となっています。

また、これはもう少し後半のシーンですが、サリヴァンが英国の民間療法に興味を持つシーンも同じ意味合いの伏線となっています。興奮のあまり「ヴォルフヴォルフ!」とヴォルフラムを二回呼ぶのはアニメオリジナル演出です。

さて食事を終えたサリヴァン。
セバスチャンが「完璧でございます」と声をかける演出と、それにサリヴァンが微笑みかける描写がありました。
こちらもアニメオリジナル演出となります!

サリヴァンの笑顔の可愛いこと…!口周りの食べこぼしまで可愛く見えます。

セバスチャンに褒められたサリヴァン:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用

セバスチャンに今日の予定を聞かれて「セバスチャンにいろんなことを聞きたい」というサリヴァン。

思わず「お嬢!」と止めるヴォルフラムに対し、「緑の魔女の務めはちゃんとする」というサリヴァンですが、その言い方が子供そのもの…!ちょっと駄々をこねているようでこれまたかわいい…!

タナカさんの執事道

サリヴァンに仕えるセバスチャンに対して愚痴を言うバルド。

小さな点ですが、アニメではこの時タナカさんが初めからリアルタナカさんとして描かれていました。

リアルタナカさん:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用
三頭身タナカさん:黒執事19巻第91話「その執事、変更」より引用

バルドに同調するスネーク。
スネークの蛇についてクマさんから言及がありました。

スネークの蛇については下記記事で詳しく考察しています!
www.under-taker.com

セバスチャンの行動に対し「こんな時こそ傍にいるのが執事なのでは」とぼやく使用人ズ。

これに対し、タナカさんは「心配する事だけが執事の仕事ではない。執事たるもの、主人の帰還は万全の状態でお迎えしなくては」自身の執事道を唱えます。

タナカさんの「執事道」:黒執事第91話「その執事、変更」より引用

これは、現在青の教団編で兄シエル側についているタナカさんの行動とも一致します。

今はまだ何故タナカさんが兄シエル側についたのか、その説明が明確にはなされていません。

しかし、タナカさんは決して坊ちゃんを裏切った訳ではなく、タナカさんなりに双子の「万全の帰還」の為に動いている可能性があります。

タナカさんの執事道を踏まえた考察は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

ヒルデの口調

サリヴァンを制御できないヴォルフラムに苦言を言う村の女性ヒルデ。

普段「ヴォルフラムと呼んでいるヒルデですが、ここでは「ヴォルフラム。ちょっと顔貸しな。」と呼び捨てしている事が分かります。

これは後々二人の本当の立場を示す伏線となっていました。

またクマさん曰く、グレーテ役の杉山里穂さんは寄宿学校編でブルーアーの姉役で参加されていたとの事!


坊ちゃんの苦しみ

緑の魔女編内でのメインの一つと言っても過言ではない超重要伏線です。

人狼の瘴気を浴びたショックですっかり弱ってしまった坊ちゃん。

契約印が刻まれた目をサリヴァンに晒してしまうことからも、どれだけ坊ちゃんが普段と異なり余裕が無かったかが見て取れます。

混乱している坊ちゃんの発言、そして思想の節々には、坊ちゃんが双子である事を示唆する重要な伏線が数々隠されています。

坊ちゃん
「僕だけが、僕なんかよりもっと…。」

坊ちゃん
「セバスチャン、あいつは嫌だ!あいつがシエルを…。」

これらの発言は、坊ちゃんが兄シエルの事を回顧し、強烈な自己否定に陥っている事、そしてセバスチャンに対して怯えるのは契約時渡り賃として兄シエルの魂を食べた事を示すとても重要な伏線となっています。

自分を卑下し、苦しむ坊ちゃん:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用

フィニアンが近くで看病し、ようやくミルクだけ飲むことが出来た坊ちゃん。

ミルクを冷ます際にフィニアンは坊ちゃんの顔までミルクを飛ばしてしまいます。

慌てて「すみませんすみません」と二回謝る様子は、小さい点ですがアニメオリジナル演出でした。

フィニアン役の梶さんもフィニについて言及なさっていました。
坊ちゃんへの想い…痛い程伝わってきました!


フィニアンの過去

遂にフィニアンの過去がアニメで描かれました。

S-012。
それがフィニアンでした。

被検体:S-012:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用

「進みすぎた」技術の実験施設

ドイツで人体実験を受ける被検体だったフィニアン。

この人体実験によりフィニアンは怪力という特殊能力を得ます。

現代でも不可能進みすぎた技術による人体実験が行われていたと思われる本施設。

この施設は、人外の力が加わった施設の可能性があり、この存在は今後の黒執事に大きく影響を及ぼす可能性があるとても重要な伏線となっています。

「進みすぎた技術」と「人外」の癒着の可能性については、下記記事で詳しく考察しています。
www.under-taker.com
www.under-taker.com
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アニメで描かれたフィニアンがいた実験施設を具体的に見ていきましょう。

彩度が低く、不気味な色合いが印象的でした。
色が無い世界ってこういう事を言うんだろうな…。

飛び散るどす黒い色の赤い血。
生気がない被検体たち。

次々と処分される中、フィニだけが反撃します。

感情が無いように見えたフィニでしたが、このままでは殺されることを察したのでしょう。

ただ「生きたい」と思い、その衝動から動いたのではないかと感じました。

フィニの念能力?:暴発した鉄砲

こちらは可能性は低いですが、あくまで可能性の一つとして考えたものになります。

このシーンで1つ疑問点があります。
フィニに銃の照準を合わせる「先生」と呼ばれる白衣の人物。

フィニの目が「覚醒」し、銃声が鳴ると何故か先生が死んでいるのです。

先生とフィニとの間には高さと距離がありました。
また先生の銃はまるで暴発したように折れている事が分かります。

暴発したかのような銃:2:【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第4話「その執事、奉公」より引用

このことから、先生はフィニに物理的に殺害されたのではなく、銃の暴発によって死亡した可能性も考えることが出来るかもしれません。

もしこの暴発フィニの特殊能力によるものだった場合、フィニは怪力以外に念能力を使うことが出来るのかもしれません。

クマさん曰く、黒執事において「違和感はヒント」。
このフィニに対する違和感は、フィニの本当の能力を示唆する伏線なのかもしれません。


麦わら帽子を被せる坊ちゃん

個人的に印象に残ったシーンです。

回想の中で描かれた、フィニに麦わら帽子を被せてあげる坊ちゃん。

その時の坊ちゃんの笑顔がとても印象的でした。

坊ちゃんが口をあけて自然に笑う事はかなり珍しい気がします。

もしかするとフィニにとってこの時の坊ちゃんの笑顔がとても印象に残ったのかもしれませんね。

フィニアンは救われた?

フィニアンがいた人体実験施設。

坊ちゃんが緑の魔女編冒頭で「事件を追って国外まで足を延ばしたことは一度だけある」と言っていたのは、このフィニと出会ったドイツでの出来事を指しています。

坊ちゃん達は何故このとき、今回同様はるばるドイツまで足を伸ばしたのでしょうか?

そしてその施設では進みすぎた人体実験が行われていました。
この回想はとても重要な伏線になっています。

そしてクマさんのポストを見てハッとしました。
確かに、坊ちゃんとセバスチャンは一見フィニを助けたようにも見えますが、彼らが現れたからフィニは殺されかけたとも捉えることも出来ますね。

何と恐ろしい…。
ただ感動させるだけではないのが黒執事の恐ろしさです。

でも、それでも私は、坊ちゃんにはフィニアンに対して「情」があったと、信じています。

セバスチャンが悪魔だと気づかない「魔女」

サリヴァンが坊ちゃんの治療の為部屋にやってきました。

セバスチャンと坊っちゃんを治療する際、それぞれに存在する悪魔の契約印を見たサリヴァン。

彼女はセバスチャンと坊っちゃんが悪魔崇拝と関係がある事は見抜きましたが、
セバスチャンが悪魔であることに全く気付きませんでした。

魔女であるはずのサリヴァンが悪魔であるセバスチャンに気付かず、「ド素人」となじる様は、彼女が実際は魔女ではなかったことを示唆する伏線となっています。

悪魔に対し「素人」というサリヴァン:黒執事第92話「その執事、奉公」より引用

生贄にされかけた坊ちゃん

原作との小さな相違点がありました。

セバスチャンがサリヴァンに坊ちゃんとの出会いを説明する際、
「坊ちゃんは以前、悪魔を信仰する組織にさらわれ、生贄にされかけたことがあるのです。」と説明しました。

原作では「生贄にされた」と断言しています。

これは、実際に生贄に捧げられたのは兄シエルだった為変更されたものと思われます。

サリヴァンの心遣い

アニメ全体を通じて感じるのがサリヴァンの心遣い…!
そして頭がいい…!

悪魔の契約印も直ぐには言及せず、悪魔召喚儀式の事も「辛いことだろう」と無理には聞かないこの配慮…!惚れる!!

下ネタを言いまくっている姿とのギャップがたまりません。

サリヴァンの坊ちゃん、そしてセバスチャンへの配慮を感じます。

全体的にとても重いテーマである緑の魔女編。

しかし間違いなくサリヴァンのこの優しさや愛らしさに一視聴者として救われていると感じています。


タナカさんの台詞追加

本当に小さな原作との相違点です。

坊ちゃんに栄養を取らせようと張り切る使用人ズ。
その様子を見て、タナカさんが「ほっほっほ、豪勢ですな。」と言うオリジナル台詞がありました。

普段結構笑う事だけが多いタナじいの貴重な台詞…!
小さいポイントですが、タナカさんが喋ってくれて個人的にとても嬉しかったです笑

謎の階段を見つけるセバスチャン

食事の用意をするセバスチャン。

ヴォルフラムは相変わらず秤を使ってきっちり材料を計っています笑。

ワインが切れた事をヴォルフラムに伝えるセバスチャン。

原作では「酒蔵は階段下って右奥だ」と言うのですが、アニメでは「右の奥ッ」と言っていたのが可愛かったです。(計るのに集中してるんだろうな~w)

スネークを連れ、何故か反対の左に向かうセバスチャン。

「ワインが切れているとは言いましたが、取りに行くとは一言も言っていませんよ」という時のセバスチャンの顔…!!めっちゃ綺麗…!!

悪魔スマイルに心臓を打ち抜かれました。

そしてセバスチャンが向かった左側の壁には真っ暗な隠し階段が。
ここで第4話は終了となりました。

最新Xポストまとめ


まとめ:伏線の足音

今週は緑の魔女編内に関わる伏線は勿論の事、フィニの過去や、タナカさんの執事道など、今後の黒執事に関わる重要な伏線が数多く張られました。

いよいよ黒執事の本格的な伏線がアニメでも足音を立てて近づいてきたと感じます。

坊ちゃんの葛藤など、重たく苦しいシーンが続いても見終わった後そこまで胸がキツくないのはひとえにサリヴァンの可愛さに救われているのだと思います。

あの悪意無き素直な性格が、どれほど黒執事の中で「光」になっている事か…。

元々大好きでしたが、更にサリヴァン、そしてヴォルフラムの事が好きになっているのを感じます。

今週もヤバかったですが来週もヤバいです!

ヴィクトリア女王!
ジョン・ブラウン!!
チェス!!
双子!!
人狼!
そしてセバスチャンのあのシーンが来るか…!?

ヤバい。
文字に起こしたら超やばいですね。
来週生きてられるか自信がありません。

怒涛の伏線、伏線、伏線…!!
ドキドキしながら来週を楽しみに待ちたいと思います。

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それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月