黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】第214話「その執事、上昇」|祝🎉黒執事連載再開!新章開幕、“悪魔を知る男”セバスチャンに迫る謎のフード男の正体とは?

こんにちは!餅月です。
今回より黒執事、9か月振りの連載再開!

やったああああ!
おめでとうございます!
胃が痛い!!
この感覚、久しぶりです!!

本日は『黒執事』最新話第214話「その執事、上昇」Gファンタジ―2025年5月号の考察をしていきたいと思います。
考察の都合上、本誌最新話までのネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

今月号Gファンタジ―の付録は葬儀屋さんの美麗すぎるポスターです!このポスター、マジでさいっッッこうですよね…!
初めて見た日の衝撃は今でも忘れられません。
※よく見ると上部中央位に月下美人のようなものが描かれていますね。

しかも枢先生曰く新章も葬儀屋さんの影がチラチラ見えるとの事…!
やったああああああーーー!!
やったああああああーーー!!


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前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
www.under-taker.com

第214話初見読みライブ配信

初見読みライブ配信はこちらです。
www.youtube.com
毎月18日Gファンタジー発売日に、
YouTube Liveにて初見読み&考察のリアルタイムライブ配信を行っています!
※18日が土日の場合、日付が前倒しで発売となります。
最近はこちらのブログ記事と並行して聞いて下さっている方もいらっしゃると伺っています。

よろしければ是非、
高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります!

あらすじ:黒執事第214話「その執事、南行」Gファンタジー2024南6月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:WANTEDポスターの坊ちゃんとセバスチャン
疑惑のホテルへ潜入調査をした矢先に…!?

・ザ・ネクタルスプリングスホテルに歓迎される二人。
・フェアチャイルド3世は独自の情報網を使い身元の確認をしたこと、宿泊費さえ払えばどんなゲストも歓迎すると説明する。
・客室係のロドニー・ホールによって部屋に案内される二人。
・途中、エレベーター(昇降室)、水道システム、内線等の最新技術の説明を受ける。
・この設備により使用人が主人の世話をする必要が無いと言われセバスチャンは困惑する。
・セバスチャンにもセミスイートルームが用意され驚くセバスチャン。
「身分を問わずに全てのゲストに「不自由」から解放され「自由」になれるひと時を提供することがプロのおもてなしだ」とロドニーは続ける。
・最後に「メリーオーシャン・ピア」という海上遊園地のチケットをもらうセバスチャンと坊っちゃん。
・「本当の自由」をご満喫くださいといいロドニーは去る。
葬儀屋の息がかかった施設が何故自分たちを迎え入れ、「知っている事」を堂々と提示してきたのか疑問に思う坊ちゃん。
・坊ちゃんは支配人について、フェアチャイルド財閥という商人一族の人物である事を思い出した。
・英国中央銀行の株を大量に保有し、政府への融資までも行う大豪商。
・それほどの財があるならばこの程度の施設は何度でも再建が可能なため、物理的な手段での壊滅は意味がないことに気付く。
・一般客を巻き込むわけにもいかず、2人はまずはこのホテルを調べることにする。
・ホテル内の探索を始めた坊ちゃんは、フードを被り点滴台を持った人物とすれ違う。
・その人物はセバスチャンに対し「ようやく見つけた。私を忘れたとは言わせないぞ、悪魔!」と叫んだ。

執事の正体を知るこの男は?「青の復讐編南(ブライトン)の章」本格始動!!
黒執事第214話終了ー

考察的中箇所

・葬儀屋(アンダーテイカー)の裏には国家レベルのパトロンがいる→的中〇!

第214話:新たに張られた重要伏線

今回新たに張られた重要な伏線はこちらです

  • 大豪商フェアチャイルド3世の目的
  • 物理的破壊はもはや意味がない
  • 「プロ」のおもてなしとは
  • ロドニー・ホールの視線
  • 最新設備とセバスチャン
  • メリーオーシャン・ピア
  • 何故二人を受け入れたのか
  • 最後に現れた男の正体とは

枢先生の巻末コメント

ただいま戻りました。読者の皆様に楽しんでいただける漫画をお届けできるよう頑張ります!

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

枢先生お帰りなさい!
待っていました!

想像よりずっと早い連載再開でビックリしました。先生ちゃんと休めたかな…。

そして突如として登場した葬儀屋さん…!(※坊ちゃんの回想内)
坊ちゃん、葬儀屋さんを思い出してくれてありがとうッ…!

誰かが思い出してくれれば回想として現れる、それが葬儀屋さん。

神出鬼没は相変わらずで、今回も無事死亡しました。いやー、幸先がいいです。かっッッこよかったなあ…。

新情報たっぷりの第214話、ワクワクの連続でした。

考察

新しい情報盛り沢山。
今回も順番に考察していこうと思います。

大豪商フェアチャイルド3世

前回登場したザ・ネクタルスプリングスホテルの支配人バーナバス・フェアチャイルド3世。
彼が何者なのか、坊ちゃんにより説明がありました。

「フェアチャイルド財閥」

14世紀から続く商人一族。
産業革命の波に乗り植民地への投資と鉄道事業で莫大な富を得て金で男爵位さえ手に入れた新興貴族でもある。さらには英国中央銀行の株を大量に保有し、政府への融資までをも行う大商。

黒執事第214話「その執事、上昇」より引用

前回フェアチャイルドという名前を調べてみたのですが、今回黒執事に登場したフェアチャイルド3世のモデルと思われる実在の人物は存在しませんでした。
※一応アメリカ人で実業家としてシャーマン・フェアチャイルドとチャールズ・フェアチャイルドという方が存在しますが、今のところ直接的な関わり合いはなさそうです。

代わりに、似た名前・経歴を持つ家だとロスチャイルド家が実在します。

所々異なる点がありますが、
もしかするとフェアチャイルド家のモデルはこのロスチャイルド家なのかもしれません。

ロスチャイルド家(ロスチャイルドけ、Rothschild、「ロスチャイルド」は英語読み。ドイツ語読みは「ロートシルト」。フランス語読みは「ロチルド」)

フランクフルト出身のユダヤ人富豪で、神聖ローマ帝国フランクフルト自由都市のヘッセン=カッセル方伯領の宮廷ユダヤ人であったマイアー・アムシェル・ロートシルト(1744-1812)が1760年代に銀行業を確立したことで隆盛を極めた。それまでの宮廷関係者とは異なり、ロスチャイルドは富を遺すことに成功し、ロンドン、パリ、フランクフルト、ウィーン、ナポリに事業を設立した5人の息子を通じて国際的な銀行家を確立した。一族は神聖ローマ帝国やイギリスの貴族階級にまで昇格した。ロスチャイルド家の歴史は16世紀のフランクフルトに始まり、その名は1567年にイサク・エルチャナン・バカラックがフランクフルトに建てた家「ロスチャイルド」に由来している。19世紀にはイギリス女王の夫アルバート公となるが伯位は与えられていない。

19世紀のロスチャイルド家は、近代世界史においても世界最大の私有財産を有していた[6][7][8]。20世紀に入ると、一族の資産は減少し、多くの子孫に分割された[9]。現在、彼らの権益は、金融、不動産、鉱業、エネルギー、農業、ワイン醸造、非営利団体など、多岐にわたっている[10][11]。

ロスチャイルド家 - Wikipedia

ここで重要なのは、これほどの大豪商がいる以上施設の破壊程度ではもはや意味が無いという点です。

「物理的破壊」はもはや意味がない

以前から当ブログでは、
葬儀屋(アンダーテイカー)の裏には国家レベルのパトロンがいる可能性を考察してきました。

今回、政府への融資までもを行う大豪商フェアチャイルド3世が遂に現れたことで、この考察は的中となりました。

こちらの考察については下記記事で詳しく言及しています!
この考察をしたのは2019年なのでなんと6年前…!

6年前からこの展開が予想できる伏線を用意していた黒執事…本当に凄いです!
引用で一部紹介させて頂きます。

www.under-taker.com
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緑の魔女編:研究には資金が必要

緑の魔女編では
ドイツが化学兵器と戦車の研究を、密かに国家で進めていたという内容でした。

緑の魔女編ではこのような発言が存在します。

研究には国家レベルの資金が必要:黒執事22巻第108話「その執事、潜航」より引用

この発言が伏線である可能性があります。

国家レベルの資金

実験をするには資金が必要。

黒執事の中で、
このドイツでの化学兵器と戦車以外に大きな実験を大々的に行っているのは、葬儀屋の死者蘇生と輸血の研究だけです。

つまり、葬儀屋がいくらそれを実現する力を持っていたとしても、
現実のものにするには研究の資金は必須であるということを暗示している可能性があります。

現に、サリヴァンも元はドイツ国家の支援を得て研究をしていましたが、
現在はヴィクトリア女王直々のサポートを受けて研究をしていますね。

しかもご丁寧に、
葬儀屋は葬儀屋業でお金を稼がないことが明記されています

つまり、緑の魔女編の流れを汲むと、
葬儀屋にもサリヴァンと同じような、国家的なパトロン、バックアップが付いている可能性が高いです。

葬儀屋は葬儀屋業ではお金を稼がない

葬儀屋は
女王のコインにはこれっぽっちも興味がないといい、検死や埋葬の仕事でお金を取ろうとしません。

葬儀屋が女王を嫌う理由は、
葬儀屋とファントムハイヴ家との関りに大きく関係する伏線である可能性が高いのですが、それについては今言及すると脱線しすぎてしまうので興味がある方は下記記事を読んでみてください。

ちなみにこのブログを開設しようと思ったきっかけである、個人的にとても思い入れの深い考察記事です↓
www.under-taker.com

葬儀屋のセリフの中で重要なのは
女王のコインと限定している点です。

葬儀屋が嫌いなお金は『女王』のコインだけ

葬儀屋は女王との個人的因縁から
イギリスのお金に限定した意味で、使うことを嫌がっている可能性があります。

単刀直入に言うと、
女王は死神の審査を免れた世界に有益とされた人物であり、その審査に葬儀屋が何らかの形でかかわっていた可能性があります。
また、女王が生き永らえたことでクローディアをはじめ葬儀屋にとって大切だった人間が複数人命を落とした可能性があり、そのことから葬儀屋は女王のことを「気に入らない」と発言した可能性があります。

何故葬儀屋が女王を嫌うかはこちらに記載してあります

www.under-taker.com


これが一つ目の伏線である可能性があるものです。

サーカス編でも金銭的パトロンの重要さには言及があった

ちなみに金銭的パトロンがいかに大事かは、
サーカス編でケルヴィン男爵についてを語る先生の発言の中でも言及されました

パトロンの重要性を語る先生:黒執事8巻第34話「その執事、従容」より引用

黒執事の中で、
実験にかかる金銭問題というのは非常にリアルを意識して描かれている可能性が高いです。

もしかすると、
このケルヴィン男爵のパトロンについても伏線なのかもしれません。

葬儀屋のバックにいるかもしれない外国の存在

さて、葬儀屋の国家レベルのパトロンについて話を戻します。

もし本当に
葬儀屋に国家レベルのパトロンが存在する場合
イギリス以外の外国である可能性が高いかな?と私は感じています。

イギリスのヴィクトリア女王は
少なくとも葬儀屋の死者蘇生の実験についてを知りません。

イギリスからの援助が無いとなると残りで考えられるのは
諸外国による金銭的なバックアップです。

葬儀屋をバックアップしている可能性がある国

  • 第一候補:フランス
  • 第二候補:アメリカ
  • 第三候補:ドイツ

ちなみに余談ですが、
上記の候補は黒執事を読んでいた知識の中で自然と出てきた候補です。(これから順に説明していきますね)

しかし実は上記の3カ国は、
何と19世紀西洋医学の歴史の中で名前が上がりやすい三カ国のようです

西洋医学の歴史について調べていたところ、この三カ国がばっちり名前が挙がっていてちょっとぞっとしました

19世紀西洋医学での三カ国の在り方

  • フランス・・・医学の方向性を左右する先駆者としての特徴を持っていた
  • ドイツ・・・・基礎医学における多大な貢献
  • アメリカ・・・ドイツ医学は基礎医学という理論に固執しすぎて、実践的な臨床医学を軽視したため、やがてアメリカ医学にとって代わられる

引用源:19世紀の、ドイツ医学とフランス医学の特徴ってなんでしょうか。 - 1... - Yahoo!知恵袋

さて、話を今回の第214話に戻します。

ここで強調したいのは、
フェアチャイルド3世の存在は、葬儀屋が持つパトロンとしてはまだまだ氷山の一角である可能性が高いという点です。

原作内では上記引用記事でも言及している通り、分かっているだけでも葬儀屋は現在フランス、そしてアメリカとも関係を持っている事が既に伏線として貼られています。

フェアチャイルド3世の財力だけでも十分驚異的であるにも関わらず、
葬儀屋のバックを匂わす伏線は他にも数多く張られており、彼にはまだまだ大勢のパトロンが存在している可能性が高いのです。

もしかするとその果てにはフランス国家やアメリカ国家までもが関わっているのかも、しれません。

もし本当にそうだった場合、いよいよどうすれば葬儀屋達を止めることが出来るのでしょうか?

疑問点:フェアチャイルド3世の目的

更にフェアチャイルド3世を深堀してみましょう。

彼は何故、大豪商にも関わらずザ・ネクタルスプリングスホテルで支配人をしているのでしょうか?

これは大きな疑問点です。
大富豪の彼がわざわざホテルで働いているのは何故でしょうか。

しかも彼はホテルマンとして接客のプロを自称しており、これが強調点を使って原作内でも強調されています。

これは現段階では考察というより予想ですが、
彼は葬儀屋(アンダーテイカー)の死者蘇生技術に経済的価値を見出し投資をしているのかもしれません。

そしてその中で彼がホテルマンとして働く理由があるのかもしれません。
今後の展開に注目したいところです。

フェアチャイルド3世はザ・ネクタルスプリングスホテルの経営者?

フェアチャイルド3世に関する最後の疑問点です。

ザ・ネクタルスプリングスホテルが捜査対象となった理由。
それはこのホテルの経営者が元暁学会所属の貴族だからでした。

現在登場したバーナバス・フェアチャイルド3世は支配人。
彼が経営者かはまだ分かりません。

彼ほどの財力があれば経営者である事も十分考えられますが、現段階ではイコールであるとは確定できない状態です。

もし経営者が他の人物であった場合、その人物がどんな人なのかも非常に興味深いです。

ワンチャンドルイットこしゃくとかだったら面白いですよねwww

豪華なところにこしゃくあり。
経営者であろうとなかろうと、今回のホテル編でドルイット子爵が登場してくれないかなと願ってやみません!

新キャラ!ロドニー・ホール

物凄い美形新キャラが出てきました!!
ホテルマンのロドニー・ホール君!!
これは沼る人多いんじゃないでしょうか!?

眉目秀麗、どこか憂いのある表情。
同時視聴中、私は彼を「垂れ目セバス」と呼んでいました。

是非本誌で彼のご尊顔を拝んでみてください。ゾッとしたのが坊ちゃんの身なりを盗み見るロドニーの目…!

彼は只のホテルマンなんでしょうか?
それとも…。

坊ちゃんを盗み見るロドニー・ホール:黒執事第214話「その執事、上昇」より引用

「プロ」のおもてなしとは

こちらは疑問点です。

今回ザ・ネクタルスプリングスホテルでは「接客のプロ」「プロのおもてなし」という言葉が度々強調して使用されました。

ザ・ネクタルスプリングスホテルはリーズナブルな金額に対しての素晴らしいホスピタリティが人々を魅了しています。

この魅力で人々を引き寄せて血を集めていると思われるこの施設。
「プロのおもてなし」は、ネクタルスプリングスホテルの根幹に関わる重要なポイントの可能性があります。

「使用人」を必要としない最新設備

今回の第214話では、ザ・ネクタルスプリングスホテルの最新設備が明らかにされました。

現代では当たり前であるエレベーターや水道、内線電話。
これらは当時は最先端だったことが語られました。

調べたところ、どの技術も丁度当時が最先端だったようで、「進みすぎた技術」ではなさそうです。今回のお話が歴史的背景に忠実である事が分かる文が見つかりましたので引用させて頂きます。

18世紀後半になると、ポンプで上階まで水を届ける「ハイ・サービス(high service)」が可能になりましたが、ほとんどの人には値段的に手が届かなかったので、「ロー・サービス」(low service)で地下や一階部分にのみ給水され、上階には手で運びました。
通常お金のない下宿人は屋根裏部屋にいましたから、わざわざ上まで水を運ばないといけませんでした。ですから、現在の日本のタワマンと違い、上階に行けば行くほど社会的地位が低いということを思い知らされたのです。
また、裕福な家庭では水を運ぶのは召使の仕事なので、高いお金を払う必要性を感じなかったようです。また、雨水を同時に活用していたようです。1810−11年にイギリスを訪れたフランス人のルイ・シモンド(Louis Simond、1767-1831)は、日記の中に、裕福な家庭では、water closet(トイレ)といわれるものがあり、上階にある雨水をためた水槽からパイプで水を引き流していると書いています。

引用:アンティークな家との対話: Q:普通の家に水が引かれるようになったのはいつ?上水道の歴史その2

これらの技術を受け、一番ダメージを受けたのはセバスチャンでしょう。

使用人を必要としない程の最新技術は、古き良き執事であるセバスチャンのメンツをつぶすほどのものといえます。

まるで自分の古いおもてなし方法は「プロではない」といわれているかのような…。
施設の説明を受けているセバスチャンの表情は終始硬いです。

「プロのおもてなし」を受けて表情をこわばらせるセバスチャン:黒執事第214話「その執事、上昇」より引用


メリーオーシャン・ピア

ホテル宿泊者の特典として、海上遊園地メリーオーシャン・ピアのチケットが手渡されました!

これは今後この遊園地もまた黒執事の舞台になっていくという事でしょうか!?
世界観が最高すぎますね!!

高級ホテルに遊園地…!
ここで繰り広げられる物語が楽しみでなりません!

ちなみにこの遊園地は、恐らく同じく桟橋の上にあるという実在する遊園地「ブライトン・ピア」がモデルになっていると思われます。

https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g186273-d214854-r228373043-Brighton_Palace_Pier-Brighton_East_Sussex_England.html

何故、2人を受け入れたのか?

本誌内でも坊ちゃんによって言及されました。

坊ちゃん
「僕達がお尋ね者であり、葬儀屋の敵であると知りながら支配人は招き入れた。必ず意図があるはずだ。」
黒執事第214話「その執事、上昇」より引用

坊ちゃんの「葬儀屋の敵」という言葉にチクッとくる私。
葬儀屋さんこれ聞いたら泣いちゃわないかな。

豪華ホテルに遊園地。
そして現在本誌内の季節は12月。

もしかして葬儀屋さんは坊ちゃんの誕生日を一緒に祝いたいんじゃないでしょうか?www

半分冗談、半分ガチの妄想考察です。

最後に現れた男の正体とは

ここが今回の話の中で最大の謎、そして伏線といえます!

ホテル内の調査に出発したセバスチャンと坊っちゃん。
そこで二人は点滴をしている謎のフードの男と接触します。

何故ホテル内に点滴をした人物が歩いているのでしょうか。やはりこの施設には確実に兄シエル&葬儀屋との接点がある事が分かります。

見た目はポラリス様にそっくりのフードを被った男。

フードには他のフードの人物たちと異なり模様が入っており、点滴台は十字架の様な作り。さながら宣教師の様な出で立ちです。

彼はセバスチャンに対してこう言います。

謎の男
「ようやく……見つけた。私を忘れたとは言わせないぞ……。悪魔!!」
黒執事第214話「その執事、上昇」より引用

フードの男:黒執事第214話「その執事、上昇」より引用

…誰………!?

皆様、このキャラ誰だと思いますか!?
是非コメントでご意見を聞きたいです。

ちなみに私の最初の感想はこちら↓

このキャラの正体は、以下の可能性が考えられます。

  • ポラリス様
  • ジョーカー
  • 完全な新キャラ

共通点・相違点に注目しながら順番に考察していきます。

ポラリス様との共通点

まず、このフードの男とポラリス様の共通点を見ていきましょう。

・フードで顔を隠している
・手袋をしている
・点滴(輸血?)を必要としている
・「私」という一人称

フードで顔を隠している

フードで貌を隠しての登場。
これはポラリス様を描く際の特徴と一致しています。

手袋をしている

手袋をしている事も共通しています。
小さな共通点ですが、これはポラリス様=ジョーカーだった場合、彼の義手を隠す意味合いを持つ可能性があります。

点滴(輸血?)を必要としている

また、これは確定ではありませんが、点滴の中身が輸血だった場合、輸血をしている事も一致しています。
※点滴の色が黒っぽいので輸血の可能性は十分高いと思います。

もし今回この男がしていた点滴が輸血だった場合、可動式の輸血は初めての描写となります。

ちなみに今回この人物に対しセバスチャンは「顔が青い」といいましたが、これもポラリス様と一致します。

顔が青いと言われるフードの男:黒執事第214話「その執事、上昇」より引用
ポラリスに対し「顔が青い」という兄シエル:黒執事31巻第169話「その執事、絶叫」より引用

何故ホテルの中に点滴をしている人物がいるのか。
どのようにホテルとの両立が描かれるのか、今後の展開がとても楽しみです。

「私」という一人称

ポラリス様とフードの男は、一人称が私である事が一致しています。

ポラリス様との相違点:フードの柄

今回のフードの男は、フードに柄があります。
今までスフィア・ミュージックホール側の人間として何度もフードの男は描かれましたが、柄がある人物は初めてです。

これがポラリス様と異なる人物を指しているのか否かは現段階ではまだ判断がつきません。

この男性はジョーカー?

次にこの男性がジョーカーなのか見ていきましょう。
大前提として、当ブログでは今までポラリス様の正体はジョーカー説を考察してきました。

www.under-taker.com

もしこのフードの男がポラリス様だった場合、同時に彼はジョーカーの可能性が出てくるのです。

今回のフードの男は、顔が出たにも関わらず彼が誰かなのか確証が持てない描かれ方をしています。

私も現段階では彼がジョーカーなのか、それとも別の人物なのか確証が持てません。

といいますのも、実はサーカスのメイク&ヘアセットをしていないジョーカーの顔は、限られた数しか描かれていないからです。

坊ちゃんとセバスチャンもメイクをしたジョーカーしか見たことが無く、すっぴん姿は知らないことが分かります。

実はあまり描かれていないジョーカーのすっぴん:黒執事7巻第30話「その執事、撫養」より引用

このフードの男性とジョーカーの共通点と、異なる点も順番に見ていきましょう。

ジョーカーとフードの男の共通点

・髪色
・犬歯

この男性の髪色のトーンとジョーカーの髪色のトーンはとても似ています。
また特徴として尖る犬歯が描かれている事も共通点といえます。

ジョーカーの特徴的な犬歯:黒執事6巻扉絵より引用
ジョーカーとフードの男の相違点

・一人称「私」
・ピアスホールが無い
・セバスチャンの呼び方

やはり気になるのがポラリス様同様一人称です。
ジョーカーは道化師の時は「ウチ」、プライベートでは「俺」を使っていました。

更に、ジョーカーはセバスチャンの事を「ブラック」と呼んでいた為、今回のキャラがセバスチャンを「悪魔」と呼んだことも違和感が残ります。

また小さな相違点ですが、ジョーカーはピアスを複数していた為、今回登場した男にピアスホールが無いことも相違点といえます。 

新キャラ説:セバスチャンの過去に言及か!?

すっぴんジョーカーの可能性も否定できませんが、新キャラの可能性も十分考えられると思います。

同時視聴配信では、「セバスチャンが前に契約していた契約者を葬儀屋が蘇生したのでは?」なんてご意見も頂きました。

彼がセバスチャンを悪魔と知っていて、何か因縁があるキャラである事は間違いありません。

先程も少し言及しましたが、彼のフードを被り、十字架を掲げて歩く姿はまるで修道士のようでした。
フードの柄も、まるで修道院のステンドグラスの柄のようです。

謎のフードの男:黒執事第214話「その執事、上昇」より引用

またよく見ると彼は司祭のストラを付けている事も分かります。
これは明らかに異質であり、悪魔であるセバスチャンと神を示唆する存在として対比する形となっています。

ja.wikipedia.org

青の復讐編では、使用人たちの過去が描かれてきました。

もし今回登場した彼が過去のセバスチャンと関りがあった場合、セバスチャンの過去が描かれるきっかけとなる可能性もあるのかもしれませんね。
セバスチャンの天敵の様な人物だとしたら面白いです。

ないとは思いますが、エクソシストとして実在する本物のセバスチャン・ミカエリスだったりしても面白そうですよね。
(※ビザールドールとして蘇生するには遺体が無いと思うので恐らく違うと思いますが…。)
ja.wikipedia.org

結局、彼は誰??

結論ですが、今回登場したフードの男が誰なのか。
分かりません!!

既出キャラではジョーカー。
そうでない場合は完全な新キャラが一番しっくりくるような気がします。

現時点で感覚的には
新キャラ8:ジョーカー2くらいかなあ…。

はじめはジョーカーかな?と思っていたのですが、ここまで考察してきて今は何となくこの人物は、ポラリス様ともジョーカーとも別人で、セバスチャンの過去と因縁がある新キャラのような気がしてきています。

ポラリス様にしてはやはりフードの豪華な柄の相違点が気になります。
他のフードの男と異なり、この人物だけ明らかに「神」を示唆している点も印象的です。

彼は一体何者なんでしょうか。
来月号では明らかになってくれると思うので、もう心臓が飛び出しそうです!

まとめ

黒執事連載再開を喜ぶ以上に、怒涛の伏線!伏線!
そして新キャラ…!!

この脳と心をぎゅうううッと絞らされる感じ、久しぶり過ぎて大はしゃぎです。

枢先生がイギリスへ取材に行かれたその臨場感あふれる世界観に溺れつつ、
やはり特に気になるのは最後に登場したフードの男の存在でしょう。

彼は一体誰なのでしょうか?

もし仮にセバスチャンの過去に関わる新キャラだったとして。
もし葬儀屋達が「対セバス用」として蘇生をした人物だとしたら衝撃的です。

今回、「悪魔」「死神」以外に、初めて「神」を示唆するようなキャラが登場したことにドキドキが止まりません。

そして何より…。
あの点滴台、カッコイイ!!
欲しい!!

来月の黒執事で、きっとさらに色々明らかになる事でしょう。
アニメを見ながら楽しみに待ちたいと思います!!

よければクリック↓で引き続き応援お願いします🦴!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月