黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第2話「その執事、警鐘」感想&考察|サリヴァンと坊ちゃんが可愛すぎる!毒と涙と紅茶と。仕掛けられた様々な伏線とは

こんにちは!餅月です。

本日はアニメ黒執事-緑の魔女編-第2話「その執事、警鐘」についての感想&解禁されたアニメ黒執事最新情報等をブログにまとめさせて頂きたいと思います!

今回の第2話。
一言で言えば「めちゃくちゃかわいい」でした。

順番に考察していきたいと思います!

アニメの感想は勿論の事、漫画との相違点やオリジナル要素、重要な伏線等にも言及させて頂きます!
考察に触れる為、こちらの記事内では緑の魔女編および本誌内容のネタバレを含みます。まだ未読の方はご注意ください。

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アニメ黒執事公式サイト

www.kuroshitsuji.tv

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

女王の命により、ドイツで起こる不可解な死亡事件の調査へ赴くセバスチャンとシエル。
足を踏み入れただけで呪い殺されるという”人狼(ヴェアヴォルフ)の森”について真相を探る二人に
おぞましい呪いが降り注ぐ――。

キャスト
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:岡田堅二朗
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン:清水祐実
音楽:川﨑 龍
制作:CloverWorks
引用:ABEMA

アニメ同時視聴YouTube Live配信

アニメ放送期間中は毎週土曜日23時20分~
YouTube Liveにてリアルタイム同時視聴ライブ配信を行っています!
ABEMAにて地上波同時配信で視聴可能です。
餅月のアニメ同時視聴YouTube Live配信はこちらです!
www.youtube.com

ライブ内に時計をセットしているので、アニメと一緒に合わせて見て頂ければ同時視聴が可能です。
「推しが尊すぎて耐えられないかも」と逆に不安なそこの貴方!仲間です!是非一緒にアニメ黒執事を見ましょう!

よろしければ高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります!

※アニメ本編の音声&映像が流れることはありません

考察できるという「贅沢」。

枢先生がOPとEDについて言及されていました。

そうなんですよね。今回のOP&EDは本当に美しくて素晴らしいのですが、ただ「綺麗」なだけじゃないんです。

考察をリアルタイムで楽しめるのは最高の「贅沢」だと感じています。
あまたなる供給に、命の恩人感謝永遠に。
緑の魔女編オープニング&エンディング考察は下記記事で詳しく言及しています!

www.under-taker.com

ちなみに、クマさん曰く今回のOP&EDはフルバージョンも素晴らしいとの事!
こちらも今後改めて考察をさせて頂きます!

WALTZのアニメ版ジャケットも公開されました。
よくよく見てみるとサリヴァンと坊っちゃんの手は触れあっていません。

サリヴァンはバルーンを付けて一人でしっかりと立っている事が分かります。

枢先生とクマさんがX上で考察合戦を繰り広げられていました笑


MAISIE · Cö shu Nie · HYDE

youtu.be

龍宮城「WALTZ」

youtu.be

第2話放送直前、龍宮城さんが「モノクロのキス」のカバーを投稿して下さっていました!これはヤヴァイ!


「緑の館」内部

いよいよサリヴァンの城「緑の館」内部が描かれました。
予想通りうっそうとした雰囲気…!
その中にぽつぽつと輝くランプが綺麗です。

このランタンの飾り、黒執事原画展を思い出しました。

食事をするダイニングも、落ち着いたブルーに近い緑色。
シックでとても素敵です。

待ち時間の演出

特別に夕食を振るまうというサリヴァン。
サリヴァンの命を受けヴォルフラムが料理をしに行きますが…。
いつになっても終わらない…!!

この長すぎる時間経過。
アニメ版では陽光と蝋燭の減り具合でその「時間の長さ」を表現する演出がなされました。


日が差す窓:アニメ黒執事 -緑の魔女編-第2話「その執事、警鐘」より引用
日が暮れる窓:アニメ黒執事 -緑の魔女編-第2話「その執事、警鐘」より引用

女性と話すのが得意なセバスチャン

待ち時間の気まずい沈黙に耐え切れずセバスチャンに対して「お前女と喋るの得意だろう」という坊ちゃん。

しかし子供相手に流石のセバスチャンも困惑顔。
どうやら大人の女性限定のようです。

流石にサリヴァンの年齢の女の子にその「手」を使ってしまったら流石のセバスチャンでも御用待ったなしですものね。

ミニ伏線:サリヴァンと纏足。人狼と緑の魔女の関係性

緑の魔女編内で回収されるミニ伏線です。

ヴェアヴォルフの森の領主であるはずの緑の魔女サリヴァン。
しかし彼女は中国の伝統である纏足の処置を受けていて足が不自由でした。

領主にも関わらず纏足をしているサリヴァン:黒執事第88話「その執事、助長」より引用

サリヴァンと二人きりにされ焦る坊ちゃん

ドイツ語があまり得意ではない中サリヴァンと二人きりになってしまった坊ちゃん。

セバスチャンが居なくなった途端、サリヴァンがドイツ語になるのもとても自然でした。

単語を繋げて何とか会話を試みようとする頑張る坊ちゃんの一面が描かれました。
こうして振り返ってみると、今回の第2話は全体的に坊ちゃんの感情が沢山現れていた回のように感じます。
いやー、どれも大変可愛かった。

黒執事らしい「料理シーン」

あまりに遅いヴォルフラムにしびれを切らし、様子を見に行くセバスチャン。

そこでは一品ずつ料理を完成させようとしているヴォルフラムがいました。
ちなみに、ドイツ人がきっちり料理を計る様子は、オマケ漫画「その執事、看病」で先代組ヴィンセント&ディーデリヒのワンシーンでも描かれています。

しかし美味しそうです…!
そしてそれを豪快に頬張るサリヴァンの可愛いこと…!
もうお行儀が悪いより可愛いが勝ちます。

ドイツ料理まで作れてしまうセバスチャンは流石ですね。
しかしこの料理たち…。コラボカフェで実装してくれないかなあ。
特にデザートのローテグリュッツが気になりすぎます。

ちなみにサリヴァンが「こんなに柔らかいパンは初めてだ!」といっていますが、これはドイツのパンはライ麦を使ったものが多く、比較的ずっしり固めの物が多いが故の発言だと思われます。
※全部のパンが固い訳ではないそうです。

セバスチャンはパン作りも手伝っていた為、英国風の柔らかいパンが出来たのかもしれませんね。

kinarino.jp

人狼の傷

「人狼が出た」というヒルデの報告によりサリヴァンと坊っちゃんは食事を止めます。

村人を襲ったことが無いという人狼。
しかしその残した傷はあまりにも痛々しいものでした。

人狼の傷跡:アニメ黒執事 -緑の魔女編-第2話「その執事、警鐘」より引用

しかしこれは侵入者である坊ちゃん達を威嚇し、サリヴァンを引き留める為の村人たちによる自作自演です。

そう考えるとサリヴァンの纏足しかり、これだけの傷を負わる「本気さ」を末恐ろしく感じます。

傷を負う村人はくじ引きで決めたのでしょうか…。
あまりにも損な役回りです。

ババ様の「キエェェェェイ」

人狼様がお怒りだと叫ぶババ様。
原作では「キエェェェェイ」と書いてあったのでこのシーン、地味に楽しみにしていました。

想像通りの迫力…!!
あまりにも完璧なババ様の「キエェェェェイ」でした笑

何と声優の勝生真沙子さんはドラマCD版のマダム・レッド役との事…!!
こちらも要チェックDEATH!!

www.neowing.co.jp

何故か聞き取りやすいサリヴァンのドイツ語

坊ちゃん曰く、訛りが少なく何故か聞き取りやすいサリヴァンのドイツ語。

これはサリヴァンが地元の人間と接点がない存在である事を示唆する伏線となっていました。

緑色の客室

今回、坊ちゃんが通された客間が初公開となりました。
こちらは完全なエメラルドグリーン…!

ベッドシーツまで緑だったんですね!

緑色の客室:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用"

ちなみに、当時部屋や衣類に使われていた緑の色は当時ヒ素が含まれており、中毒者が続出したことにより「緑は毒の色」という認識が定着したようです。
もしかしたらこの客間の壁紙にもヒ素が使われていたのかも…!?

緑色の考察は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

まるで実写!?紅茶のディティール

人狼の襲撃を受け、「濃いめの紅茶」を指示する坊ちゃん。
その際の紅茶のディティールがあまりにもリアルで衝撃を受けました…!!

ここだけ実写なのか!?

リアルな紅茶:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

写真だけでも十分リアルなのですが、動いているアニメだと更にリアルです。
特に注いでいる所の細い紅茶の筋が…。アニメとはとても信じられません。

小野D曰く岡田監督は紅茶のディティールに相当拘っているとの事。
このワンカットだけでも、素人ながら十分それを感じる美しさでした。お、美味しそう…。

夜這いサリヴァン

坊ちゃんの部屋を訪れたサリヴァン。
ここからの怒涛のギャグ展開が、胃を痛くしがちな原作ファンとしてはありがたい…ッ!

下ネタまみれなのに不快に感じないのは何故だろう。
多分それだけサリヴァンが可愛いんだと思います。ここは是非実際にアニメを見て見て下さい。

今回の坊ちゃんはツッコミ役が多いです。
いつにもなく余裕がない人間らしい坊ちゃん。普段からこうでいれたならなあ~…。

ちなみに坊ちゃんがセバスチャンに口に突っ込まれていたのはエクレアだったんですね。
原作通り、アニメでもちゃんと口にくわえていてくれました。

エクレアを口に突っ込まれた坊ちゃん:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

しかし釘宮理恵さんが演じるサリヴァン…。
台詞外の吐息まで可愛いッ…!

「ッ…!」「ふえっ…!」のような台詞にならない小さな言葉の一つ一つがもうめちゃくちゃかわいいんです。

セバスチャンに無理矢理横を向かされるシーンの唸り声が可愛すぎて死にました。私が。

サリヴァンが坊ちゃんの坊ちゃんを掴むシーン、音楽が止まるのは反則ですww
これがおしゃれなボケか…。

「サリヴァン様…www大丈夫ですかwww」と笑いをこらえながら言うセバスチャンは、もはや小野Dそのものwwここだけ逆転してるwww

女性しか存在しない村「狼の谷」

緑の魔女編内で回収される伏線です。
この村には、緑の魔女サリヴァンの執事であるヴォルフラム以外の男性が存在しません。

男性はどこで、何をしているのか。
これは人狼の正体に繋がる重要な伏線となっています。

男性が存在しない「狼の谷」:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

人狼>魔女

ババ様の発言で、クラウスからの事前情報と実際の情報が異なる事が判明します。

クラウスによる事前情報では緑の魔女が使い魔として人狼を放ったという伝説を聞いていた坊ちゃん。

しかし実際緑の魔女であるサリヴァンは人狼様への感謝を忘れてはならぬと教育を受けており、人狼と魔女の立場が逆転していました。

魔女であるサリヴァンは人狼に囚われている構図となっており、これは緑の魔女編の真実に繋がる重要な伏線となっています。

人狼と魔女の立場が逆転している伏線:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

しかし、サリヴァンが緑の魔女と人狼の歴史を語る際の背景の美しいこと…。
まるで本物のお伽話の挿絵のようでした。


護符

仲直りをしたサリヴァンと坊っちゃん。
その際、サリヴァンから人狼除けの護符を貰います。

この護符は一体何なのか。
これは緑の魔女編の核心に迫る重要なキーアイテムとなっています。

人狼除けの護符:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

ベッドに散らばるトランプ

「外の世界を知りたい」というサリヴァンの願いに付き合った坊ちゃん。
純粋な視線を向けるサリヴァンの可愛いこと…!!
この時ベッドにトランプが落ちている事が分かります。
これは、緑の魔女編のエンディングでも描かれている伏線となっています。

ベッドに散らばるトランプ:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

エンディング考察は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com

眠ったサリヴァンを抱き上げるヴォルフラムの仕草の優しいこと…!
後半の流れを知っている身としては、このアニメでしか見ることが出来ないワンシーンに思わずウルッときてしまいました。

坊ちゃんの涙

さあ…!サリヴァンが居なくなり、二人はこっそり人狼の森の調査に赴きます。

セバスチャン曰く、生物の気配が全くなく、今まで感じたことが無い重い空気に包まれているという人狼の森。
この発言は今後の展開に繋がる重要なヒントとなっています。

そんな中、坊ちゃんの目から突然の涙が…!

坊ちゃんの涙:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

なんて綺麗…
このシーン、めちゃくちゃ楽しみにしていました。
期待通り、そして期待以上の美しさ…。

アニメで初見の方は、「あの坊ちゃんが泣いた」と、きっと衝撃を受けたのではないでしょうか。

しかしうっかり坊ちゃんの涙だけに注意を取られないように。
次のカットでは、なんと画面上部を人狼の手が横切るというホラー演出がなされていました。

これはアニメオリジナル…!

初見では思わずゾクッとしてしまいました。
坊ちゃんの美しい涙からの落差が物凄いです。

人狼

遂に人狼が現れます。
こんな状態でも「追うぞ!セバスチャン!」と直ぐに反応する坊ちゃん。

正しく女王の番犬の鏡です。

セバスチャンの涙

「いやな予感がする」といい、坊ちゃんを一旦部屋に戻してから人狼を追うセバスチャン。
しかし次の瞬間、セバスチャンも坊ちゃん同様涙を流しました。

セバスチャンの涙:黒執事第89話「その執事、警鐘」より引用

この衝撃的なシーンで、第2話は幕を閉じました。

葬儀屋(アンダーテイカー)の「涙」

ちょっと先の話に言及します。

緑の魔女編内では、「その執事、警鐘」内で坊ちゃんとセバスチャンが、
そして原作第105話「その執事、尋訪」では葬儀屋(アンダーテイカー)が涙を流すシーンが描かれます。

「涙」を流す3強:黒執事第89話「その執事、警鐘」&黒執事第第105話「その執事、尋訪」より引用

結論に触れてしまいますが、
セバスチャンと坊っちゃんが涙を流した理由と、葬儀屋が涙を流した理由異なります。

ここが非常に重要です。

セバスチャンと坊っちゃんは、人狼の瘴気(マスタードガス)を浴びた副作用として生理的に涙が流れ、体に異常が出ました。
対し、葬儀屋(アンダーテイカー)は亡くなったヴィンセントを哀れみ、その気持ちから涙を流します。

泣く理由は異なれど、
黒執事の中で本来は涙と無縁のキャラに見えるこの三人が同じ章内で涙を流す演出があるのは意図的である可能性が高いです。

セバスチャンと坊っちゃんの涙描写が描かれたのは、
緑の魔女編内での人狼の正体を示唆するための伏線であると同時に、心から哀しみの涙を流す葬儀屋との対比も意識されて描かれた可能性があります。

セバスチャンと坊っちゃんの「涙」についてに伏線は緑の魔女編内で伏線回収がなされます。
しかしこの葬儀屋の涙についてはまだ未回収の伏線です。
これは彼の本心、そして後々青の教団編以降描かれる葬儀屋(アンダーテイカー)とファントムハイヴ家との重要伏線に繋がっている可能性があります。

葬儀屋(アンダーテイカー)の涙については下記記事&動画で詳しく言及しています。

www.under-taker.com


youtu.be

最新Xポストまとめ


イベント情報

8月31日に、DVD第1巻リリースを記念して、仙台でイベントが行われるとのことです!

しかも登壇者の中には岡田監督の名前が…!!

仙台&岡田監督、これはレアすぎる!
要チェックDEATH!

また、来年の1月17日にもイベントが開催されます。
今回はなんと2回開催なんですね!贅沢ーー!

こちらのイベントは前回の寄宿学校編イベント同様、幕張国際研修センターのシンポジウムホール。
世界観の作り込みが素晴らしいイベントだったので、また是非リアル参加したい所存です。

前回のイベントレポート記事はこちらです。

www.under-taker.com

しかし寄宿学校編同様、今回も来年の1月というかなり時期を置いてのイベント…。
この時期に青の教団編アニメ化情報が来て盛り上がっているのではないかと、期待してやみません。


まとめ

今回もあっという間の30分でした。
は、早すぎる…。

前回同様とても贅沢な時間でした。
前半でも言いましたが、今回の第2話を一言で表すならば「可愛い」。

数々の地獄展開を潜り抜けてきた同じ黒執事ファンの同志の皆様は、まだまだ心に余裕をもって純粋に楽しめているのではないでしょうか。

いよいよ来週からは坊ちゃんの混乱が始まると思われます。
そうなってくるといよいよ物語の核心が近くなってきますね。

来週の黒執事は一体どんな素晴らしい世界観で描かれるのでしょうか。
この一週間、気持ちも新たに楽しみに待ちたいと思います!

よければクリック↓で引き続き応援お願いします🦴!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月