黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【アニメ黒執事 -緑の魔女編-】第1話「その執事、探訪」感想|ついに始まった新たな『黒執事』見どころ&伏線を徹底考察!美しすぎるOP&EDを見逃すな!

こんにちは!餅月です。
緑の魔女編 放送開始おめでとうございます!!

黒執事-緑の魔女編-

遂に始まりましたねーーー!
去年の今頃は寄宿学校編が放送されていましたね。

まさか来年の今頃には緑の魔女編がアニメ化されているなんて、あまりにも贅沢すぎて当時の私は考えもしていませんでした。

本日は満を持してアニメ黒執事-緑の魔女編-第1話「その執事、探訪」についての感想&解禁されたアニメ黒執事最新情報等をブログにまとめさせて頂きたいと思います!

アニメの感想は勿論の事、漫画との相違点やオリジナル要素、重要な伏線等にも言及させて頂きます!
考察に触れる為、こちらの記事内では緑の魔女編および本誌内容のネタバレを含みます。まだ未読の方はご注意ください。

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アニメ黒執事公式サイト

www.kuroshitsuji.tv

19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは
13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに
“女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負っていた。

女王の命により、ドイツで起こる不可解な死亡事件の調査へ赴くセバスチャンとシエル。
足を踏み入れただけで呪い殺されるという”人狼(ヴェアヴォルフ)の森”について真相を探る二人に
おぞましい呪いが降り注ぐ――。

キャスト
原作:枢やな(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:岡田堅二朗
シリーズ構成:吉野弘幸
キャラクターデザイン:清水祐実
音楽:川﨑 龍
制作:CloverWorks
引用元:ABEMA

アニメ同時視聴YouTube Live配信

アニメ放送期間中は毎週土曜日23時20分~
YouTube Liveにてリアルタイム同時視聴ライブ配信を行っています!
ABEMAにて地上波同時配信で視聴可能です。
餅月のアニメ同時視聴YouTube Live配信はこちらです!

www.youtube.com

ライブ内に時計をセットしているので、アニメと一緒に合わせて見て頂ければ同時視聴が可能です。
「推しが尊すぎて耐えられないかも」と逆に不安なそこの貴方!仲間です!是非一緒にアニメ黒執事を見ましょう!

よろしければ高評価とチャンネル登録で応援頂けると大変励みになります!

※アニメ本編の音声&映像が流れることはありません

放送開始前に、枢先生から美麗なセバスチャンの絵が投下されました!
わ“あ“!!致死量!!

緑色のライティングの中で怪しく輝くセバスチャンの真っ赤な悪魔の瞳が印象的です( ;∀;)
最っッ高……

オープニングCö shu Nie feat. HYDE「MAISIE」

youtu.be

個別記事はこちら
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凄かった。
正しく鬱くしさの暴力。

「新しい黒執事」を見た感覚になりました。

あまりにも美しくて、これだけで今日は満足と、本気で思ったほどです。

寄宿学校編ではOPED共に黒執事全体の伏線が網羅された印象を受けましたが、今回のOP内の伏線は緑の魔女編内に限定され、ぎゅっと詰め込まれているように感じました。

その分濃密…!!!

PVは全体を通じて緑の瘴気に満ちた空気。
曲は暗く、切なく、激しいはずがどこか落ち着いてシックな様子。

「黒執事」のタイトルが出る瞬間なんて、まるで森の中に本当に迷い込んだかのよう。
あまりにも「緑の魔女」でした。

ガラスのチェス

特に初見で印象に残ったのはガラスのチェスのCGグラフィックス…!!
坊ちゃんの涙から生まれたガラスのチェスたちは透明なため黒にも白にも見えます。

緑の魔女編では兄シエル(白)坊ちゃん(黒)として描かれているので、敢えて透明にすることでどちらにも見える演出には衝撃を受けました。

坊ちゃんが映し出されるチェスがクイーンの駒なのも印象的でした。

黒執事においてチェス駒は最重要といっても過言ではない伏線です。
チェスについての考察は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com
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数式の様なテーベ文字

サリヴァンを取り巻くテーベ文字。
双子の象徴である星の照明と混ざり、まるでマトリックスの様に描かれているのが印象的でした。

まるで数式の様なテーベ文字。
緑の魔女編において、テーベ文字は最終的にサリンを始めとした毒ガスの化学式を示すものです。
サリヴァンをお伽話の様な雰囲気で包みつつ、頭脳派である事も示唆しているように感じました。

悪魔セバスチャン

そしてサビ前!!悪魔セバスチャンの恐ろしくそして美しいこと…!!
こちらはPVのサムネにもなっていました。
直前の坊ちゃんのシーンとあいまって、こちらも緑の魔女編を象徴しているシーンになっています。

坊ちゃんの後ろに見えるタンク

サビで走る坊ちゃん。
よく見るとその背後には沢山のタンクがあります。
毒ガスの工場を走る坊ちゃん。

こちらは緑の魔女編の後半の展開を描いた伏線となっています。

戦闘中の使用人ズ

そして使用人ズ!!
彼らは今回緑の魔女編で大活躍します。

毒蛇を放つスネーク。
マーマレードのジャム缶で作った特製の爆弾を投げるバルド。
走るフィニ。
獲物に照準を合わせるメイリン。

走ってる途中、ほんの少しフィニが笑ったのが印象的でした。

そしてタナカさんんんんんん!!
タナカさんだけは戦闘シーンの描写がありませんでした!

他の使用人ズはサーカス編の時点で戦闘シーンが描かれていましたが、タナカさんが戦うのは今回が初です。

一体どのような緊迫感と共に描かれるのでしょうか…!!
楽しみでなりません!

涙を流すサリヴァン

坊ちゃんに向かって手を伸ばすサリヴァン。
ほんの一瞬ですが、よく見るとサリヴァンは泣いている事が分かります。

序盤で杖に手を伸ばすサリヴァンは使命感に満ちた顔をしていますが、後半では涙を流している事が分かります。
サリヴァンが坊ちゃんの手を取ったことにより知ることになる真実を暗示しているように感じました。

星の照明と鹿の骨CG描写

一瞬だけ映る星の照明と鹿の骨が印象的なCG描写も素晴らしかったです。
CGである事から生じる異質さがうまく曲とマッチしていてキリッと引き締まった印象を受けました。

しかし何度も言いますが世界観が美しい…。
退廃的で、触ったら壊れてしまいそうな、そんな印象を受けるCG描写でした。

真実へ繋がるエレベーター

最後に描かれた緑の館内のエレベーター。
よくよく見てみるとこのシーンではエレベーターが到着し、その後下降を始めている事が分かります。

どんどん下がっていくインジケーター。
その直後に描かれるシーンはタンクと工場。

物語の真実に繋がっている事がインジケーターによって暗喩された演出に思わずゾクゾクしました。

緑の魔女編の伏線が惜しみなく散りばめられた瘴気に満ちたOP、本当に素晴らしかったです!

さて、それではいよいよ本編の感想に移っていきたいと思います!

クマさん「あくまで、雑談」

寄宿学校編に引き続き、今回もクマさんがXでポストして下さる「あくまで、雑談」をご紹介させて頂きつつ、考察と感想を書いていきたいと思います!

これが本当に毎回面白い&為になる…!
クマさんありがとうございます!そして緑の魔女編もよろしくお願い致します!

今回も絶好調なクマさん。
こうしてみるとセバスチャンが悪魔って、まるで特大のネタバレの様にも見えて面白いです笑

冒頭:ドイツ語から日本語へ

ドイツでハンティングを楽しんでいる貴族。
寄宿学校編で描かれた同シーンは全編ドイツ語でしたが、今回同じシーンが日本語で吹き替えられました。
※ちなみにこのシーン、海外では英語の字幕が無く、英語圏の方々は突然のドイツ語に何を言っているかわからないという視聴者が出たようです笑

私もドイツ語が来ると思っていたのでこれにはびっくり!
小野D曰く、岡田監督は当初緑の魔女編全編のほとんどをドイツ語にしようかと思っていたとの事…!

今後アニメの中で日本語とドイツ語がどのように織り交ぜられて描かれていくのか、この時点でさらに楽しみになりました。

一度見たシーンですが、ババ様役の勝生真沙子さんの迫力が凄いです。
もう、イメージしたまんまのババ様の声でした。

執事の正装

ハンティングを楽しんでいる中人狼と出くわし、命からがら帰還した貴族。
この時屋敷で彼らを出迎えた執事について、クマさんから言及がありました。

セバスチャンの服装とは異なる執事の服。
しかし執事の正装としてはこちらが正しいとの事。
実際の執事服は白色が多い印象です。

執事の正装:アニメ黒執事 -緑の魔女編-第1話「その執事、探訪」 より引用

セバスチャンの装いは枢先生のアレンジとのことですが、服のカラーも含めて「黒執事」なんだろうなと思いました。

ドイツ語を練習する坊ちゃん

ドイツに向かう途中ドイツの後の発音を練習する坊ちゃん。
ドイツ語の「はじめまして」に挑戦しますがセバス曰く「全然ダメ」。

「もう一度」といわれ、「イッヒフロイネ!ミッヒジーケネン!つれるねん!」と叫ぶアニメオリジナルシーンがありました。

まだ子供な坊ちゃんを感じられて大変かわいかったです。

アニメオリジナル:女王からの手紙の黒い縁取り

毎回恒例女王陛下からの手紙。
寄宿学校編同様、今回もこの手紙の縁取りが黒いというアニメオリジナル演出がありました。

ヨーロッパの祖母といわれるヴィクトリア女王。
黒執事の中ではかなり疑惑が多い彼女ですが、まるで喪中手紙の様なこのデザインは、ヴィクトリア女王の存在をより不気味なものにしています。

原作:女王の手紙:黒執事18巻第86話「その執事、車上」より引用
女王の手紙の黒い縁取り:アニメ黒執事 -緑の魔女編-第1話「その執事、探訪」 より引用

またクマさん曰く、「女王陛下は命令していない、ただ憂いているだけ」と…!た、確かに。

緑の魔女編もクマさんの手にかかってしまえば「スーパー忖度タイム!」の一言で説明が終わってしまうのが流石ですww


アニメオリジナル:ドイツ皇帝を「ウィル」と呼ぶヴィクトリア女王

女王からの手紙の中で、ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世の事を「ウィリアム」「ウィリー」と呼ぶ描写がありました。
※ウィリアムはヴィルヘルムの英語名です。

「私のが統べる国」というセリフは、原作にはないアニメオリジナルの演出です。
より当時の王家の家族情報が分かりやすく、またヴィクトリア女王からの親しみを感じられるような演出となっていました。

「私の母の故郷でもある」というヴィクトリア女王。
これらの様子からは、一見本当に心配しているだけの仲睦まじい様子さえ伺えます。

少し原作の後半に言及しますが、ヴィクトリア女王はこう言いつつもバタフライエフェクトとして「何か」を察し、孫が統治する国に秘密警察、つまり女王の番犬を向かわせ、ドイツの目論見を阻止しているわけです。
こう考えてみると末恐ろしいおばあちゃんですよね。

孫のヴィルヘルム二世も手紙でその事実を濁しているわけですから、王族って大変なんだなあ…としみじみ感じてしまいました。

ヴィクトリア女王が女王の番犬を派遣した理由

女王からの手紙を受け、坊ちゃんは「何故国外に僕を派遣するかわからない」といいました。
これは本編の後半、ドイツとの戦闘シーンの中で明らかとなります。

生身の人間だったら死亡してしまう、ドイツが開発したマスタードガス。そして戦車。

普通の人間が送り込まれていたとしたらまず間違いなく命は無かったでしょう。
坊ちゃんが悪魔であるセバスチャンを従えていたからこそ事件は解決できたと言えます。

まるで女王がセバスチャンの正体を知っていたかのようなこの采配。
果たしてこれは本当に偶然なのでしょうか。

クラウス

ドイツの情報を得る為クラウスを呼んだ坊ちゃん。
ジューシーな桃、イチゴ、サクランボ、ブルーベリーが卓上に並ぶアニメオリジナル演出がありました。

沢山積み上げられた桃が非常に印象に残った・・・。

さてさて、細かいシーンですがクラウスがフィンランドでサウナを楽しんでいた際もアニメオリジナル演出がありました。
下半身に巻いたタオルが葉っぱに変更。
これはヴィヒタ(ウィスキング)というそうです。

ヴィヒタ(ウィスキング)
ヴィヒタとは、フィンランド式サウナで使用する白樺の枝葉を束ねたアイテムです。

白樺は爽やかな香りが特徴で、水に浸したヴィヒタで全身を叩くようにして使用することで、血行促進や発汗といった健康増進効果を促すことができます。この施術のことをウィスキングと呼び、アウフグース同様にウィスキングが用意されている施設は、本格的な施術を体験できるとして人気を集めています。

引用:
onesauna.jp

クラウスの股間を隠すヴィヒタ:アニメ黒執事-緑の魔女編-第一話「その執事、探訪」より引用

ちなみにクラウスが訪れていたフィンランドはサウナ発祥の地だそうです!
坊ちゃんと会話をする際にクラウスが食していた、セバスチャンが作ったスープが美味しそうで美味しそうで、、この記事を書いているのは深夜なのでお腹が空いてきてしまいました。



一瞬だけ登場!我らが葬儀屋(アンダーテイカー)

きたあああああああ!!!
描いてくれると信じていましたが、原作にある葬儀屋シーンがカットせず描かれました!
やったああああ!!!

誰かキャラクターがその名を思い出してくれたら回想としてどこでも姿を現してくれる神出鬼没な男。それが葬儀屋です。異論は認めます。

かっちょ良かったーーーー!
一気にバカな感想になっちゃってすみません。

やっぱり最推しの登場は嬉しいものですね。配信では叫びました。
背後で鐘の音がなっているのがまた堪りませんでした。

クラウスの発言に隠された重要すぎる「ミスリード」

ここでとても重要な伏線があります。

クラウスが「葬儀屋より前にヴィンセントに出会っているのはあいつだけだろう」と発言しますが、これは黒執事全体に関わる重要なミスリードの可能性がとても高い箇所となっているのです。。

少しだけ簡単に触れてしまうと、クラウスはそう思う根拠として「なんせ学生時代からの付き合いだ」と言っています。
しかし葬儀屋が先々代クローディア・ファントムハイヴの遺髪入れを持っていた時点で、この論理は破綻してしまうことになりますね。

故に、この発言は原作側によって意図的に仕掛けられたミスリードの可能性が出てくるのです。

クラウスの発言考察、そして葬儀屋とファントムハイヴの関係性は下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com


ドイツ語監修:駒田航さん

さあいよいよドイツについた坊ちゃん!
ドイツ語のシーンが始まります!

このドイツ語の監修をされたのが何と駒田航さん!!
枢先生がキャラクターデザインをされたツイステッド・ワンダーランドのジェイド・リーチとしてイメージがある方も多いのではないでしょうか。

駒田さんは監修だけでなく、ドイツの訛りまくったおっちゃんの声と、人狼と出会い重傷を負ったドイツの貴族ブリーゲルの声を演じられたそうです。

私も駒田さんのお声は聞いたことがあったのですが、あまりにも違い過ぎでびっくり…!!
初見では全く気付きませんでした。(本当のドイツ人の方が喋ってるのかと思いました。)

しかしジェイドは巷ではセバスチャンと似ているとよく言われているキャラクター。
その声を演じられている駒田さんと、セバスチャン役の小野Dさんがこうして黒執事でご一緒なさったなんてなんだかとてもほっこりします。

駒田さんの監修の元スラスラとドイツ語を喋る小野D。
あまりにも自然…っ!

そしてドイツ語を翻訳する際に訛るセバスチャン。
坊ちゃん。突っ込んでくれ。
※原作ではツッコミあり

ドイツ語を話すフィニアン

ドイツについた坊ちゃん御一行。
懐かしい使用人ズ銘々、そしてタナカさあああああん(;_:)
思わず涙が溢れそうになりました。

さてそんな中、現地でフィニアンがドイツ語を話すシーンがありました。

普段はどちらかというとアホポジなフィニが流暢にドイツ語を話すシーンに、思わずハッとした方も多いのでしょうか。
ドイツ語を話すと知っていた私さえも、思わずびっくりしてしまうほど梶さんのドイツ語でした。

スネークに「ドイツ語が話せるの?」と聞かれた際に「あー、うん。ちょっとね。」と少し困り顔で答えるフィニ。
このシーンは本PVにも取り上げられており、実はとても重要なシーンである事が分かります。

フィニがドイツ語を話せる理由。
それはフィニの出身がドイツだったからでした。

ドイツの謎の施設で人体実験を受けていた過去を持つフィニ。

この施設は、人外の力が加わった施設である可能性が出ており、黒執事の中でとても重要な伏線となっています。

フィニの過去と施設の疑惑については下記記事で詳しく言及しています。
www.under-taker.com
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セバスチャン「私と貴方を繋ぐものだって一種の『呪い』ですよ」

PVのラストを飾っていたセバスチャンの言葉です!
この台詞をPVにピックアップしてもらえたのは黒執事ファンとして嬉し過ぎました。

そして葬儀屋!!!!(安定のワンカット)

セバスチャン&坊ちゃん!
葬儀屋を思い出してくれてありがとう!!
スタッフの方!!カットしないでくれてありがとう!!信じてたよーーーッッ!

よくよく見ると原作通り、坊ちゃんはちゃんと遺髪入れを持っていました。ありがとう。
先程のシーン同様、このシーンも美麗…!!
現在絶賛葬儀屋さんに飢えていたのでとても助かりました。

「呪い」「悪魔」について会話をするセバスチャンと坊っちゃん。

「己の願いの為に魂を差し出す位の覚悟が無いと悪魔は召喚できない」
「気まぐれに現れる悪魔もいるにはいる」

セバスチャンは果たしてどちらだったのでしょうか。
セバスチャンの召喚には兄シエルの魂も関わっている為、この問いかけの真意はとても複雑なものとなっています。


サリヴァン登場

森の中の村にたどり着いた坊ちゃん達。
しかし村の女性たちに囲まれてしまいます。

「密告者に死を!」と叫ぶ女性たち。
護符もしっかり身に着けていますね。

ちなみに村の女性であるヒルデの髪色がピンクだったのが意外で驚きました。
ライブ配信の際、来てくださった方々も意外だったようで、「プラチナ系かと思っていた」なんて感想も頂きました。
ピンク髪だと予想されていた方はいらっしゃいましたか?

ピンク色の髪だったヒルデ:アニメ黒執事-緑の魔女編-第一話「その執事、探訪」より引用

さて、いよいよサリヴァンが登場です!
ヴォルフラムのカットインから始まるこちらのシーン。
クマさんが仰ると通り、確かに初見では領主がウォルフラムに見える演出となっています!
※このミスリードのカット割りは、原作漫画でも同様の形となっています。

クオリティが高すぎるGファンタジーCM

ここでCMとなったのですが…。
とんでもなくクオリティの高い黒執事CMが飛び込んできました。

「僕はジークリンデ・サリヴァン。この森の領主だ!」
といった直後に始まったので、てっきりアニメ本編か続いていると思って見てしまったほどです。
セバスチャンが「黒執事34巻発売中です」といったところで、ようやくCMだと認識しました。(誇張なくマジです。)
※同時視聴中、他にも「あ、これCMだったのか」とコメントがあったのでそうなったのは私だけではないらしい…。

セバスチャンの「5月号より連載再開」という言葉に思わずグッときてしまったのもきっと私だけではない筈…。

アニメ本編と見間違うほどのハイクオリティなCM!
登場人物が幕の下で操り人形の様な糸で操作されながら描かれる様子は、CMでありながらもめちゃくちゃ美しい!
ちょっと劇場版豪華客船編のEDを思い起こしました。
必見です!!
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ドイツ語から日本語へ

そして今回個人的に感動したのがこの演出…!

最初ドイツ語を話していたサリヴァン達でしたが、CM後からは日本語を話す演出になっていました。
日本語とドイツ語をどのように混ぜるのかとても気になっていたのですが、この形は違和感なくスッと入り込めたので、とてもうまい演出だと感じました。

セバスチャンにガンを飛ばすヴォルフラムも原作そのまま‥!!
初めての「ヤー」も聞けて大満足です。

ヒルデがここでヴォルフラムの事を「ヴォルフラムと呼んでいる事もミスリードの伏線となっています。

サリヴァンの一存で村を追われること無く一晩泊めてもらえることとなった坊ちゃん御一行。
サリヴァンの家である「緑の館」に入ったところで第一話は終了となりました。

エンディング龍宮城「WALTZ」

まだ終わりではありません。
これからエンディングが待ち受けています。

個別記事はこちら
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いやもう、言葉に上手くできないくらい感動しました。
切なくて、美しくて、温かくて、それでいて不穏で…。
最高でした。

順番に感想を述べていきたいと思います。

本を開くサリヴァン

緑の魔女と人狼が描かれた書物。
サリヴァンがこの本を開き、緑の館が飛び出してくるシーンからエンディングは始まります。
よく見ると周りにはトランプや護符が。

緑の魔女と人狼の伝説を書した本だとしたら、これはサリヴァンを緑の魔女だと思い込ませるための道具の一つだった可能性があります。
傍にトランプがある事から、サリヴァンがカードゲームをして遊んでいた事も分かります。

原作の中で坊ちゃんがサリヴァンとカードゲームをしていたと思われるシーンがある事から、この時サリヴァンが緑の魔女についての本を坊ちゃんに見せてあげてたのかもしれません。

本を開くサリヴァン:アニメ黒執事-緑の魔女編-第一話「その執事、探訪」より引用
トランプをしてた坊ちゃんとサリヴァン:黒執事19巻第89話「その執事、警鐘」より引用

ワルツを踊るセバスチャンと坊っちゃん

ワルツを踊るセバスチャンと坊っちゃん。
檻の中の様に見えますが、これは恐らく緑の館内の真実へ繋がるエレベーターの中だと思われます。

セバスチャンに身をゆだねながらも左腕をだらんと垂らす坊ちゃんの様子が何とも退廃的で美しいです。

ちなみにですが、過去に社交ダンス界のスター大西兄妹さんとコラボし、葬儀屋と兄シエルでワルツを踊る踊ってみた動画をファンアートとして製作しています。

日本チャンピオンによる素晴らしいヴェニーズワルツが楽しめますので、良ければ是非この機会に合わせて見て下さい!

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下がっていくインジケーター

エレベーターのインジケーターが徐々に下がっている事が分かります。
これは徐々に地下に、つまり真実へ近づいている事を表していると思われます。

インジケーターが下がり、次にエレベーターの中で踊るのはサリヴァンとヴォルフラム。
よくみるとサリヴァンは足の先まで踊っていてとてもかわいいです。
しかし美しい…。
優しい夕焼けの様な光に柔らかく照らされている二人は本当に儚く綺麗です。

次にエレベーターの中にいるのはヒルデ、グレーテ、アンネ。
歌詞の「秘密」が「普通」に変わり果ててもというところが全ての登場人物に当てはまるような気がしてグッときてしまいました。

そして最下層へたどり着くインジケーター。
双子を象徴する青の緞帳と星飾りが下り、それがボロボロの様子へ変わります。
これはのちに坊ちゃんが対峙することになる兄との葛藤シーンを示唆する伏線となっています。

ボロボロの緞帳:アニメ黒執事-緑の魔女編-第一話「その執事、探訪」より引用

幻と踊る坊ちゃん

サビの美しさといったら…ッ“!!
もう、私なんかではうまく言葉にできません。
坊ちゃんが今まで関わってきた人たちとかわるがわる踊り、そして消えていきます。

これは、坊ちゃんが夢の中で自身の葛藤に打ち勝ち、現実へ戻ってくるシーンを意識した演出かと思われます。

過去に打ち勝つ坊ちゃん:黒執事20巻第95話「その執事、失望」より引用


セバスチャンと出会ったシーンの服を着た坊ちゃんがまず踊るのは、坊ちゃんの父であるヴィンセントの蒼い影と、母であるレイチェルの赤い影と遊んでもらうように踊る坊ちゃん。
契約してない時期なので、右目が髪で隠され一度も映らないのが憎い演出です。

次に会わられるのはマダムレッドの影。こちらもバラの花びらのように踊り、そして散っていきます。
ここから坊ちゃんの右目は契約印の紫色になっています。

次はジョーカーを始めサーカス団員。
ジョーカーに誘われ踊る坊ちゃんですが、悪魔召喚儀式の再現で過去と対峙することになる坊ちゃんは最後思わずうずくまってしまいます。

しかし立ち上がり、駆け出し、
青いバラの花びらの中でセバスチャンの手を取り共に踊ります。

そして伯爵となり、使用人ズとのダンス!!
バルドに子ども扱いされ、肩車をしてもらっている坊ちゃんが微笑ましいです。

最後に坊ちゃんが手に取るのは1つの星…。
これは青の教団編で登場する一等星のシリウスを示唆していると思われます。

坊ちゃんとサリヴァン

最後の一枚絵は坊ちゃんとサリヴァン。
坊ちゃんはよく見ると治療を受ける際の服を着ている事が分かります。

坊ちゃんとサリヴァン:アニメ黒執事-緑の魔女編-第一話「その執事、探訪」より引用

この絵は、黒執事20巻第94話「その執事、激昂」の扉絵を意識したものと思われます。

坊ちゃんとサリヴァン:黒執事20巻第94話「その執事、激昂」より引用

ちなみにこの後に映る天秤ばかりの描写。
並行が保てているように見えて、よくよく見てみるとはかりがゆらゆらと揺れている事が分かります。
こ、細かいッ…!

ミュージカル黒執事~緑の魔女と人狼の森~上演決定!!

エンディングが終わりようやく一息つけると思った束の間!!
なんと特報がありました!!
ミュージカル黒執事~緑の魔女と人狼の森~上演決定です!!

うわーーーッ!うわーーーッ!!?

マジで息つく暇がない!!
そして遂に来た!!これは嬉しい!!

アニメ終了直後に発表されたこの情報。
同時視聴ライブ配信中、コメント欄も大いに盛り上がっていました!

瘴気に満ちた人狼の森がどのように表現されるのかとても楽しみです!!
特に戦車とか…あの激しいバトルシーンは一体どのように演出されるのでしょうか。

絶対にチケットをゲットしたい所存です!
namashitsuji.jp

最新Xポストまとめ

「ご視聴ありがとうございました」にこのシーンを選ぶ公式のチョイスが私大好きですww


まとめ

最期に感想を一言で述べるとすればやはり「ありがとうございます」の一言に尽きます。
これが毎週楽しめるなんて…マジで信じられません!!!

特にOPもEDも初見だった今回の第一話は、マジでOPとEDだけでもう今週の黒執事は全部見た感の達成感がありました。

AnimeJapan特別ステージでは、セバスチャンの声優である小野大輔さんが「ここで止まるつもりはありません。」と力強く発言をされていたのを思い出しました。

これは根拠がない勝手に思った事なのですが、緑の魔女編第一話を見て、何故か青の教団編が近いうちにアニメ化されることを確信しました。

来年の今頃、もし、もし、もし青の教団編がアニメ化されていたとしたら…皆さんどうしますか!?ヤヴァイ。

本気でそう思ってしまうくらいの意気込みと熱意を感じた第一話でした。伝われ。

完全に捕らぬ狸の皮算用ですが、私は純粋にアニメ化を楽しく見れるのは緑の魔女編までのような気がしているのです。

もし青の教団編がアニメ化したとしたら…。
いよいよ黒執事が本格的に終わりが近づいてきているような気がしてしまい、楽しみと同時に「終わってくれるな」という切なさも感じてしまうような気がするんです。

勿論アニメ化はして欲しいですよ!?
只、いまよりはもっともっと胃にくる感じでドキドキキリキリしてしまうような気がします。

しかし寄宿学校編に始まり、これだけ美しく描いて下さっている緑の魔女編。

もし青の教団編がアニメ化されたら…。きっと想像もできないくらい美しく描いて下さるのでしょうね。

これから数カ月は胃をキリキリさせることなく、
全力で黒執事を楽しんでいけたらと思っています!

よければクリック↓で引き続き応援お願いします🦴!

それではまた次の記事でお会いしましょう!

餅月