こんにちは!餅月です。
今日は質が高いビザールドール達に存在する共通点について考察していきたいと思います。
質が高いビザールドールには、
ファントムハイヴ家の使用人と対比する形である共通点が描かれている事を、皆様ご存知でしょうか?
今回の記事は、下記考察記事からの抜粋となります。
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ビザールドールに見られるある共通点とは?
恐ろしいスピードで進化を遂げているビザールドール。
その蘇生クオリティはもはや見た目では生者との違いが判別できない程高くなりつつあります。
そんな質が高いビザールドールが作中で描かれる際に見受けられるとある共通点。
それが、ファントムハイヴ家の使用人の背後を取れるという点です。
「気配がない=ビザールドール」の伏線
気配を感じられない相手というのは、人間ではない、あるいは既に生命活動を停止した存在(ビザールドール)である可能性が高いと考えられます。
これは何度も作中で描かれる形で強調されています。
順番に見ていきましょう。
アグニ VS ポラリス様
まずはアグニ VS ポラリス様戦を見てみましょう。
アグニは人間の身でありながら悪魔であるセバスチャンと互角に戦えるほどの実力者です。
対し、ポラリス様の正体はビザールドールである事が確定しています。
そんな二人の戦いですが、
アグニはポラリス様に刺されて痛みを感じるまで、その存在に気付くことが出来ませんでした。

これはこれから順番に提示する高度なビザールドールの特徴に一致するものとなります。
バルド VS レイラの場合
次にバルド VS レイラの場合を見てみましょう。
バルドの通称は不死身の傭兵。対しレイラの正体はビザールドールである事が確定しています。
第187話「その執事、独行」にて、バルドはアグニ同様、背後から刺されるその瞬間まで。レイラの存在に全く気付きませんでした。

高度なビザールドールであるレイラは、熟練の戦闘経験を持つバルドが全く感知できないほど「気配がない」ことが強調されています。
ビザールドールの奇襲に気付いた劉
ちなみに、黒執事の中で唯一劉だけは高度なビザールドールであるレイラの奇襲に気付くことが出来ました。
この時点で劉がファントムハイヴ家使用人たちよりも一枚上手である事が分かります。流石、青幇幹部です。

「最初から妙な気配の子だと思った」と言っている事からその鋭さが伺えます。
少し脱線しますが、元はといえば暁学会の話を坊ちゃんの元へ持ち込んだのも劉でした。
中国では古くから死者蘇生や不死にまつわる話が語り継がれてきており、その技術への興味深さが伺えます。
アテナ退役軍人療養所編では、葬儀屋達の技術が本格的に中国に渡りました。
中国、そして劉。
こちらもますます目が離せません。
スネークの蛇 VS? ドール
さて話を戻します。
次に、スネークの蛇とドールのワンシーンを見てみましょう。
F.O.L児童養護院で衝撃の再登場を果たしたドール。
ドールがビザールドールである事も、本誌の中で既に明らかとなりました。
実はここでも、ドールとスネークの蛇との間で「気配に気が付けない」というビザールドールの特性が描かれています。
それがこちらです。

F.O.L児童養護院を探索していたスネークの蛇。
つまり警戒状態だったはずの蛇に対し、ドールは気配を悟られること無く掴みあげることが出来ました。
これは下手をすれば人間である使用人たちに気付かれない事よりも難しいかもしれません。
蛇であるワーズワスが、他の使用人たちと同じような驚いた表情をしているのが印象的ですね。
このシーンも、ドールが高度なビザールドールである事を示した伏線と思われます。
メイリン VS ジェーンの場合
最後にメイリンVSジェーンの場合を見てみましょう。
メイリンは元青幇の凄腕狙撃手、通称「梟」。
彼女はどんな獲物も決して逃がさない敏腕の殺し屋でした。
対し、ヒースフィールド男爵邸編で登場したメイドジェーンはそんなメイリンの背後を取る事が出来るというビザールドールとの共通点が描かれました。


銃を扱い、鋭敏な感覚を持つはずのメイリンが「ジェーンの気配をまるで感じなかった」と発言しているのはとても意味深です。
未回収の伏線:ジェーンはビザールドールなのか?
しかしここで大きな疑問が浮上します。
メイリンが気配を感じ取れなかったジェーン。
これは高度なビザールドールの特徴にあてはまります。
ではジェーンの正体はビザールドールなのでしょうか?
ビザールドールであるポラリス様、レイラに加え、ジェーンにも共通する「背後の気配に気づけない」という描写は、ジェーンがビザールドールである可能性を強く暗示しています。
しかし、ジェーンがビザールドールかは未だ確定していません。
特に、当ブログでは当初、ジェーンがカノープス様ではないかと考察してきました。
しかし、カノープス様の正体がドールであること、さらに「お星さま」全員の正体が判明したことで、ジェーンという存在だけが宙ぶらりんのまま残されているのです。
黒執事の中にはアグニの様に、人間でありながらも悪魔であるセバスチャンと互角に戦える人物も存在している事から、これらがジェーンをビザールドールだと思わせるためのミスリードである可能性も否定できません。
アグニの他にも、F.O.L児童養護院ではお星さまへの適性が高められた人間の子供たちがフィニアンの背後を取れるという点も描かれています。

これは死者蘇生の技術の発展に伴い、生者と死者の境目が曖昧になっている事も同時に示唆しているのかもしれません。
兄シエル側は、お星さまのみならずその下の子供たちまで、適性が高ければファントムハイヴ家使用人の背後を取れることが分かるシーンです。
現時点でただ一つ確かなのは、ジェーンには「気配なく背後を取れる」という高度なビザールドールと共通する特徴が描かれている事から常人離れした実力者である事。
さらに「魂」についても言及していることから、何らかの重要人物である可能性が非常に高いということです。
一旦本誌の流れからは離脱したジェーン。
しかしグレルでさえまだ成し得ていない黒執事単行本の表紙を飾った彼女が再び本誌に登場する日は必ずやってくるでしょう。
まとめ
繰り返し描かれてきた「気配がない」描写。
ファントムハイヴ家使用人は新章で全員が兄シエル側の人物によりその背後を取られるシーンが存在しました。
これは意図的である可能性が非常に高いです。
特に、兄シエルのビザールドールVSファントムハイヴ家使用人の構図は常に対比状態で描かれており、彼らが強敵である事を示唆しています。
兄シエルの使用人とファントムハイヴ家使用人。どちらかが滅ぶまで本気で戦った場合、勝つのは一体どちらなのでしょうか?
この対比関係については下記記事で詳しく言及しています。
今後の物語において、この伏線がどのように回収されるのでしょうか。
個人的には特にジェーンの正体が気になって仕方がありません。
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それでは次の記事でまたお会いしましょう。
餅月