こんにちは!餅月です。
今日はF.O.L児童養護院4つのクラスに添えられた「花」の意味合いを考察していきたいと思います。
今回の記事は、第204話考察記事からの抜粋となります。
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4つのクラスに添えられた花の意味
黒執事では度々絵に花が添えられることがありますが、その際花言葉や花そのものに考察的意味合いを含まれることがあります。
今回F.O.L児童養護院の4つのクラスにも花が添えられましたが、このお花にも何やら意味深なにおいがする為、詳しく考察をしていきたいと思います。

シリウス「白百合」:高貴、自尊心
シリウスであるポメラニアンクラスに添えられた花は白百合です。
白百合の花言葉は高貴、自尊心、威厳など。
またその他には1本の白百合には「死者に捧げる花」という意味合いもあります。
更に黒執事においては白百合は葬儀屋(アンダーテイカー)を象徴する花と言っても過言ではありません。
そんな白百合がまとわりつく様子は、まるで葬儀屋のファントムハイヴ家への執着を表しているように見えます。
ベガ「白薔薇」:純潔を失い、死を望む。ドールの象徴花
ベガであるコーギークラスに添えられた花は白薔薇です。
白薔薇には様々な花言葉があります。
純粋、私は貴方にふさわしい、約束を守る、無邪気、等、優しい花言葉も存在します。
今回の絵には当てはまらないかもしれないのですが、折れた白薔薇には「純潔を失い、死を望む」といういかにもドールを体現しているような花言葉も存在します。
しかし最も強調して申し上げたいのは、
白薔薇はドールがサーカス団で綱渡りをしていた際に顔のやけどの跡を隠すためにつけていた飾り花であるという事です。
正しくドールを体現している花と言えるのではないでしょうか。
カノープス「カンパニュラ」:別名命の花、葬儀屋の象徴花
カノープスであるコリークラスに添えられた花はカンパニュラです。
カンパニュラの花言葉は感謝、誠実な愛、共感などがあります。
しかし今回重要と思われるのはこれらではなく、ギリシャ神話に基づく別名「命の花」の方に意味合いがあると思われます。
カンパニュラ
カンパニュラは別名、「命の花」といわれますが、それはギリシャ神話に出てくる逸話に基づいています。美しい精霊、カンパニュールは、オリンポスの果樹園の番人をしていました。ある日、神々に背いた兵士が果樹園に侵入し、カンパニュールは銀の鈴を鳴らして助けを呼びます。
でも、カンパニュールは兵士に命を奪われてしまいました。その死を悲しんだ花の女神フローラは、彼女を鐘の形をしたカンパニュラの花に変えたといわれます。
そんな悲しい神話があるので、守ってやれなかった命の花、カンパニュラと呼ばれるようになったのですね。
守れなかった命の花‥‥。
レイラの過去を示唆しているのでしょうか。
守れなかったことに対する「後悔」の意味もあるそうです。
他にも「恋人の不変の愛」の意味もあり、ベガとアル(アルタイル?)を内に秘めるレイラにはピッタリのように感じます。
ついでに、アルペンブルーのカンパニュラには「うるさい」という意味合いもあるとか。
普段レイラをうるさく感じているアルと一致するように感じます。
悲しい印象のつよい花言葉ですが、それでも花言葉の本質は「仲直り」であるそうです。
レイラを疎ましく思いながらもいざという時はきちんと「痛いの全部ひきうけてやる」と言う、アルとレイラの関係性にぴったりのように感じました。
ポラリス「水仙」:うぬぼれ、自己愛、私の元へ帰って、報われぬ愛
ポラリスであるマスティフクラスに添えられた花は水仙です。
水仙の花言葉はうぬぼれ、自己愛、愛にこたえて、私の元へ帰って、報われぬ愛など。
これを見た時が一番ぞっとしたかもしれません。
花言葉を見れば見るほど、ケルヴィン男爵とジョーカーだと思いませんか?
うぬぼれ、自己愛は、正しくファントムハイヴに陶酔したケルヴィン男爵を彷彿とさせます。
このナルシストな意味合いはナルキッソスの神話に基づくものであり、自分の美しさに見とれたナルキッソスが女神ネメシスにより変えられてしまった姿こそこの水仙と言われています。
ファントムハイヴに酔いしれ、「彼にふさわしい僕に」なりたかったケルヴィン男爵を彷彿とさせるように感じます。
また、「私の元へ帰って」という花言葉はケルヴィン男爵の死を悔やむジョーカーを彷彿とさせます。
この花言葉もギリシャ神話が由来で、冥王ハデスに嫁いだペルセポネを思い、母デメテルの気持ちから付けられたとされています。
報われぬ愛、と言う花言葉は、ジョーカーからケルヴィン男爵に対して、ケルヴィン男爵からはファントムハイヴに対して、どちらに対しても共通しているように感じます。
まとめ
花言葉と黒執事。如何でしたでしょうか。
まだまだ謎深きF.O.L児童養護院。花言葉から紐解いてみると、各クラスの役割やそのクラスが誰を示唆したものなのかが理解出来たのではないでしょうか。
ポメラニアンクラスの白百合は、葬儀屋を彷彿としますが、血液の供給が薄いことから最も死に近いクラスという意味合いが込められているのかもしれませんね。
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それでは次の記事でまたお会いしましょう。
餅月