黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【黒執事考察ブログ】【祝】黒執事32巻&枢やな画集黒執事4発売!最新巻までの全考察を総まとめ これを読めば重要な箇所が一目でわかる!

【祝!黒執事コミックス最新32巻発売!】



こんにちは!餅月です。
本日7月27日は「黒執事最新刊32巻」と「枢やな画集黒執事4」の発売日です!
おめでとうございます!!!/🎉🎉!!

また今回は黒執事発売プロモーション用ポスターが池袋駅に掲載されているとのことでしたので早速見に行ってきました!
今回のポスターは32巻内の印象的なコマをちりばめた様なデザインでした。
黒い背景で「漆黒の美学」を唄う単行本と、白い背景で「色彩の美学」を唄う画集が対照的でとてもかっこよかったです。

29巻販売の際話題になった一週間限定で掲載された伏線モリモリポスターが貼られていた場所と同じJR池袋駅北改札付近に掲載されていました。
※いけふくろう像の背中の方です。
もうあれから2年半もたつんですね。
そして当時の広告よりも場所が2倍?に長くなっているような気がします!

今回のポスター掲示がいつまでかははっきりとは分かりませんが、もし近いうちに池袋を通られる方がいらっしゃいましたら是非観に行ってみてください!



※当時話題になった同じ場所に張られた伏線モリモリのポスター考察についての記事も張らせて頂きます。
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単行本と画集はこちらのリンクから購入できます!!


今回の単行本帯のキャッチフレーズは
執事、仕込むでした

32巻の考察箇所総まとめ

黒執事32巻の全話考察まとめです!
32巻には第176話から第185話までの全10話が収録されています。

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ファントムハイヴ家でのバルドの生活が始まります。
今まで経験のない料理人として雇用されたバルドですがーーー
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セバスチャンと衝突を繰り返すバルド。
そんな慣れない日々の中で、バルドは度々思い出すある「子供」の姿がありました。
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バルドの壮絶な過去が徐々に明かされはじめます。
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我らがサムじいさんが登場します。
最近登場回数だけで言えばドルイットより多い気がします。
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ファントムハイヴ邸に侵入者が。
ファントムハイヴ家の武器庫が明らかとなりました。
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セバスチャンによって、ファントムハイヴ家の使用人としてスカウトされる「条件」が明らかになりました。
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豊かな畑に囲まれたバルドの平和な過去が明かされました。しかしその幸せは突如奪われることにーー
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バルドに人生の転機が訪れます。
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我らがサムじいさんが再び登場します。
最近登場回数だけで言えば葬儀屋より多い気がします。
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考察的観点で言えば、今回の第32巻の中での最重要話です!
新たな「離脱組」の死神らしき人物が伏線として描かれました。

裏表紙

今回の黒執事の裏表紙は黒レスラーでしたww
気になりすぎて買ってからすぐに道端で見てみたのですが、めくった瞬間思わず「わあwwwww」となりましたww

エイダがまさかの悪役レスラーに!!
ですが、確かにピッタリだなあと感じました。
あの厳しい表情の裏に隠された患者に対する慈愛の精神は、確かに悪役レスラーを彷彿とさせるような気がします。
しかも首を絞められているバルドまでついていましたwwww
裏表紙が2名なのは恐らく初めてだったはず…!新鮮でびっくりしました。

ちなみにエイダは手元にマスクではなくフォークを持っていました。
背表紙の方でフォークを見つめながらセバスチャンが「悪役レスラーさんも使うんですね…。」としみじみ言っていたので何か元ネタがあるのかなと思い調べてみたところ、恐らくアブドーラ・ザ・ブッチャーの事を指しているのではないかと思われます。

ja.wikipedia.org

凶器攻撃
凶器としてはフォークが有名だが、ほかにも五寸釘、ビール瓶、ハンガーなど様々な物を使用している。テリー・ファンクの胸を割れたビール瓶で突き刺して絶叫させたこともある。
引用源:
アブドーラ・ザ・ブッチャー - Wikipedia

しかし悪役レスラーのマスクに堂々と飾られるナイチンゲールの鳥…。
こんな表現のナイチンゲールは今後どんな作品でもないのではないかと感じますwww

特典色紙

今回も、全国のアニメイトで32巻と画集を購入すると、
特典で色紙を貰うことが出来ます!

単行本の特典はドクター姿の死神ロナルド・ノックスの色紙で、
画集の特典は帽子を被りミモザの中でほほ笑む坊ちゃんの色紙です!

どちらもなくなり次第終了の数量限定とのことなので、まだ購入していない方は是非是非お急ぎください!

枢やな黒執事画集4:感想

Twitterでも叫んでいた通り、
素晴らしい絵はさることながら今回もまた枢先生の巻末説明欄にていくつか伏線的意味合いを感じるものがありました。
また「謎」だった部分についても、いくつか説明をして下さっていました。
今回はそれを中心に、いくつか気になったものを考察をしていきたいと思います。

Gファンタジー2017年2月号表紙

恐らく葬儀屋ファンなら誰しもが「え、遂に表紙‥!?」と発狂したであろうシエルと葬儀屋の絵です。
この絵については皆様がきっと思ったであろう大きな「謎」がありました。

枢先生コメント
この絵に描かれているシエルは「本物の」シエルです。

これが、知りたかったっ‥‥!!!!人人
ありがとうございます!!!

やはり兄だったのですね~!
兄シエルは笑っている印象が強かったのでどちらか確定しきれていなかったのですが、ようやくスッキリしました。

コミックス25巻アニメイト購入特典ミニ色紙

エドワードの色紙に対する枢先生のコメントです。
※この考察には葬儀屋の本名かもしれない名前について触れています。ネタバレ注意

枢先生コメント
ワタシはエドワードをかなり美形のつもりで描いています。なぜかというと母のフランシスにすごく似てるという設定だからです。(略)

こちらのコメントですが、
結論から申し上げますとこれは葬儀屋の正体に関わってくる伏線である可能性があります。

以前当ブログでも言及したのですが、
黒執事の中では女の子は父親に、そして男の子は母親に似るという設定があることが既に枢先生によって明らかにされています。

そしてこれを最も象徴的に描かれている人物こそミッドフォード侯爵家です。
具体的には、エリザベスは父親のミッドフォード侯爵似であり、エドワードは母親のフランシス似であるということになります。

え?それのどこが葬儀屋に関わってくるの?と思われるかもしれませんが、
重要なのはこの設定に則ると、フランシスは父親似になるということです。

そしてフランシスの父親は誰かというと我らがCedlic.K.Ros。葬儀屋ではないかと当ブログで考察している人物に繋がってくるのです。
これこそが重要な伏線である可能性があります。

つまり黒執事の遺伝の設定に基づくと、エドワードとフランシスが美形なのは、祖父であるCedric.K.Rosが物凄い美形の人物であったからと考えることが出来ます。
ついでにフランシスが銀髪なので、銀髪の美形である可能性も高いですね。そうぎやああああああああああaaaa

なので私はこの枢先生のコメントを見て、まだ仮ではありますが、
間接的に「葬儀屋が物凄い美形だ」と褒められたような気がして嬉しかったです。

ちなみにエドワードを見て「え?性格とか変人の葬儀屋とは全然似てないじゃん」と思われる方もいると思うのですが、これについても実はミスリードの可能性がありまして、他にも様々な伏線が張られているんです。
ここですべてを説明するとあまりにも膨大な量になってしまいますので、興味を持ってくださった方は是非過去記事を読んでみてください!
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余談:画集2の伏線

余談ですが、画集2の方にも葬儀屋の小さな伏線のような内容がありますので、そちらも触れておきます。
眠っているシエルの体に葬儀屋の髪が巻き付いている絵なのですが、シエルの小指に葬儀屋の髪が絡みついています。

枢先生が解説で強調した事からこれには何かしらの意味が込められていると思うのですが、「約束」もしくは「運命の赤い糸」の意味合いが込められているのかもしれません。

まとめ

今回の32巻は、伏線というよりはバルドの過去が明らかになる衝撃的な巻でした。
まさかバルドが子持ちだったとは…
子供を持っていたが故の坊ちゃんやフィニに対する気持ちが非常に印象的でした。

セバスチャンはバルドに対し「貴方は誰よりも普通ですよ」と言いましたが、だからこそ作中所々でバルドの人間らしい優しさが光っていたんだなあと納得しました。

今回のアテナ退役軍人療養所編でもその優しさをエイダ達に発揮したバルド。

本来潰す予定だった彼女たちを生かしたことは、吉と出るのか凶と出るのか…。
今後どんな展開を巻き起こすのでしょうか。

是非良い方向に進んで欲しいですが、黒執事の作風を考えるとなんだかキリキリ胃が痛みます‥!
今後の展開を、ドキドキしながら見守りたいと思います。

餅月