黒執事考察ブログ

黒執事は「腐女子向けの作品」ではない・・!それはあまりにも勿体ない!作品の「嘘」と「伏線」に貴方も騙されていませんか?葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたネタバレ有りの考察ブログ

【黒執事考察ブログ】ネタバレ第185話「その執事、同調」/看護師エイダの苦悩。それを聞いたバルドの決断はーー?/遂に新たな「離脱組」の死神登場!?

こんにちは!餅月です。
『黒執事』最新話第185話「その執事、同調」Gファンタジ―2022年3月号の考察をしていきたいと思います。

今回の黒執事は、控えめに言って考察的にめちゃくちゃ熱い回でした!!!

伏線回収あり!
新たな伏線あり!
ミスリード(多分)あり!

考察を楽しんでいる身としては嬉しすぎる、謎解き満載盛り沢山な回でした!!!

新たな伏線も勿論なのですが、過去に私が考察した内容に繋がってきそうな伏線も新たに張られまして…!
考察した内容の裏付けとしても使えそうな新たな伏線もあり、興奮冷めやりません…!

それでは順番に考察をしていきたいと思います!

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
www.under-taker.com


あらすじ:黒執事第185話「その執事、同調」Gファンタジー2022年3月号

※考察に必要最低限の大まかな話の流れのみです。
詳しく知りたい方はぜひ本誌を買ってください!(^^)
※伏線として重要な可能性がある点は線と太文字で強調してあります。

扉絵:腕時計と砂時計に囲まれて意味深にほほ笑むロナルド
※ちなみにと暖ですが、腕時計は担当のクマさんが大好きなものだそうで、特にロナルドの腕時計はかなりこだわって描かれているとのことです!


Tick...Tick...巻き戻せない生命の運針(デットビートに塗れて)
魂の予定を確認する死神(ロナルド)

・回想が終わり、現在軸に戻る
・エイダは戦地スーダンから帰国した後のことを語り始めた。
・ナイチンゲールの看護を実践しようと奮闘するものの、現場は遅れたままで煙たがられ、エイダは施設を転々とした。
・カルンスタイン病院を訪れた際、暁学会に所属する医師に「もっと健康な看護を実現しないか」と声を掛けられ、エイダは理想の看護が実現できると飛びついた。
アテナ退役軍人療養所設立の条件は患者の血液の収集だった。
・要求される血液量が跳ね上がり、そんな量を採血すれば患者の身の安全を保障できないと訴えたが、「ならば支援を打ち切る」の一点張りだった。
療養所の患者を傷つけることなどありえない、しかし支援がなければ患者を誰も救えないという板挟みにエイダは悩んでいた。
・バルドは「血液採取の事実があれば施設を殲滅しろと命を受けている。しかしもしアンタが血液採取を今すぐやめるなら俺はあんたの味方になる」と答える。
・エイダの夢や努力は間違っていないからだとバルドは言う。
・エイダは、これから先己の信条に背いた行いをしない事と、暁学会に血液を渡さないことをバルドに約束した。
・次の血液回収が明日だと知り、坊ちゃんの指示を仰ぐ前に一度エイダと別れて時間を稼ごうとするバルド。
・そんなバルドに劉は銃弾を放ち、「それが君の答え?残念だよ、料理人君」と声をかけた。

独断専行は許さない。
第185話終了ーー

前回のネタバレあらすじ&考察記事はこちらです
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枢先生の巻末コメント

買ったまま持て余していたipadminiの便利さに目覚め、どこに行くにも持ち歩くようになりました。サイズ感最高!

葬儀屋ヲタの叫び(感想)

いやーーーーーー
今回のお話は登場したキャラクターたちがもれなく全員超絶かっこよかったです!!!!

純粋故に利用されてしまい、どうしていいかわからず悩む心優しい看護師エイダ。
敵でありつつもそんな彼女の心の苦しさに寄り添い協力しようとする男気あるバルド。
そしてその温情を一切許すことが無い、裏社会の非情さを貫く青幇幹部の劉。

どのキャラクターも「個」が際立っており、と同時にすべてのキャラの気持ちに共感できる部分があり、非常に興奮しました。

そして冒頭でも少し触れたように伏線が本当に盛り沢山…!
順番に考察をしていこうと思います!

考察的中箇所

まず今回の第185話で当ブログで過去に考察した内容が的中〇しました\(^o^)/

重要なのは看護師ではなく医師→考察的中〇!

当ブログでは以前より、
アテナ退役軍人療養所において重要なのは「奇跡の癒し手」である看護師ではなく、暁学会の医師の方である可能性について考察してきました。
今回の話の中で、エイダは暁学会の医師から勧誘&半ば脅迫を受けて血液採取を行っていたことが明らかとなった為、この考察が的中〇!していたことが明らかになりました\(^o^)/
※ちなみにこの可能性について初めて考察したのは今から2年前でした…!2年越しの考察的中は嬉しすぎます\(^o^)/

この考察については
過去記事で詳しく考察済みですのでそちらを引用の形で紹介させて頂きます。

看護師はミスリード?怪しいのは「医師」か

まず、今回のアテナ退役軍人療養所編ですが、
現在奇跡の癒し手と呼ばれる看護師に非常に目が行く形になっています。

しかし今回の章で重要なのは看護師ではなく、あくまで医師である可能性が高いです。

そう考える理由は、
ウィルトシャーの退役軍人療養所が怪しまれた下記の理由の中に存在します。

3・ウィルトシャーの退役軍人療養所


潜入者:劉・バルド
暁学会:暁学会に所属していた医師が多数勤務


「奇跡の癒し手」と呼ばれる看護婦がいる
再起不能とされた兵士たちを数多く社会復帰に導いている

この中で特に重要なのは、
暁学会に所属していたのはあくまで医師であることと、奇跡の癒し手の正体は看護婦であるということです。
具体的に説明していきます。

退役軍人療養所と暁学会の繋がりは多数の医師

そもそも、坊ちゃんたちがこの施設を怪しいと睨んだ理由は暁学会と関係がある人物がいるからでした。
そして、このアテナ退役軍人療養所と暁学会の関りは暁学会に所属していた医師が多数勤務しているという点です。

暁学会と関りがあるのはあくまで医師であり、逆に言えば看護師の中には暁学会に所属していたものがいないことが分かります。

ヒースフィールド男爵邸編では、暁学会と繋がりがあったのが元ナースのメイドが複数人ということだったので少々混同しやすいですが、それもミスリードのうちの一つである可能性があります。

ヒースフィールド男爵邸編で登場したメイドジェーンはあまりにも印象的でした。
ヒースフィールド男爵邸に勤めていたメイドの中で、果たして誰がカルンスタイン病院の元ナースだったかは未だに明らかになっていません。
このことからもヒースフィールド男爵邸編は一段落はしたものの、まだまだ解決というわけではなさそうです。

ジェーンは一応雇われた用心棒を名乗っていましたが、今のところ登場人物の中でカルンスタイン病院の元ナースである可能性が高いのはやはりジェーンでしょう。

このようなことがあることから、
現在どうしても看護師を怪しく見てしまいがちです。

しかしそれはあくまでヒースフィールド男爵邸の中での話であり、今回のアテナ退役軍人療養所で怪しいのはあくまで医師であることが重要な可能性があります。

最悪の場合、看護師たちは奇跡の癒し手を含め全員ヒースフィールド男爵同様利用されている側である可能性も現段階では考えられます。

これは根拠のないただの予想兼感想なのですが、今回の第171話でバルド達を一生懸命除菌する防護服軍団‥なんだか妙に愛嬌があるんです。彼ら(もしかして彼女らだったらなおかわいいですよね)を指揮する婦長のエイダも、信念と熱意をもって正しい治療法をもって行っているように見えます。彼らが悪気を持って何かするとはどうも思えないような印象も受けたんです。(余談ですがマスクの隙間からダー〇ベイダーみたいな呼吸音漏れてましたwwwなんだか愛嬌があります)

一生懸命の彼らに指示を出しているのは、まだ姿を現していない「黒幕の医師たち」である可能性があります。

「暁学会の医師」黒幕は誰?ミスリードの可能性に注意

エイダが利用されていた側であったと分かった今、次に重要になってくるのはエイダを勧誘した暁学会の医師の存在です。

当ブログで考察していた通り、
エイダではなくこの暁学会の医師たち(もしくはその中の一部)こそが、葬儀屋たちと直接つながっているいわば黒幕と言える人物である可能性が非常に高いです。

ではこの超重要人物であろう
暁学会の医師とは、具体的には一体誰なのでしょうか。

今のところアテナ退役軍人療養所の中では暁学会の医師はまだ一人も登場しておりません。(ロナルドは医師として登場していますが暁学会所属ではないためカウントに入れていません。)

しかし我々読者はたった一人だけ、暁学会の医師を知っています。
豪華客船編で命を落とした暁学会の創立者であるリアン・ストーカーです。

では今回アテナ退役軍人療養所を手引きしていた黒幕の医者はリアンだったのでしょうか?
これについて、私はNOないかと考えています。

結論から申し上げますと、
リアン・ストーカーは今回ミスリードとして使用されたキャラクターである可能性があると私は考えています。

もう少し正確に言えば、原作側は「リアンだと思ってほしい」と思い、ミスリードの伏線を敢えて意図的に張っている可能性があると現段階では感じています。

アテナ退役軍人療養所編では何度もリアン・ストーカーを彷彿とさせる伏線が多々ありました。これは明らかに意図的です。
なので一見、この伏線通りアテナ退役軍人療養所の医師=リアンと思いたくなってしまいそうになってしまいます。
しかし最も重要なポイントは、そのように読み解いていくと明らかに不自然になってしまう伏線も同時に貼られているという点です。

この「不自然な点」が存在する事こそが、私が今回リアンはミスリードである可能性が高いと考える所以です。

本当に重要な存在である「暁学会の医師」は、このリアンと言う濃すぎるキャラクターの陰にこっそりと隠されている可能性があります。

それでは、まずはリアンだと思わせるミスリードの箇所について順番に説明していきたいと思います。

1・エイダを勧誘した医師

まず第一に、エイダを勧誘した暁学会の医師についてです。
この医師=リアン・ストーカーなのでしょうか?

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顔が分からない暁学会の医師:黒執事第185話「その執事、同調」より引用

これについては分からない、が現在の答えです。
このように顔が描かれておらず、意図的に隠されているからです。
しかし私は、顔を隠し、リアンかそれとも別の医者なのかの分別をつかない形で描いたという時点で、十分意味深で怪しく感じてしまいます。
仮にこの医師がリアンであった場合、そもそもこんな風に意味深に顔を切り取る必要がないのではと感じるからです。

ここで敢えて誰だかわからなくするという時点で、何かしらの意図があるのではないでしょうか。
この描き方は、この医師=リアンに見せかけるようなミスリードの内の1つではないかと感じいます。

2・フェニックスポーズと「健康」

次に、リアンを彷彿とさせる伏線として貼られているのは
フェニックスポーズと「健康」です。

第178話では、エイダが患者と共にフェニックスポーズを交えた「健康ハツラツ体操」にいそしむ姿が描かれました。

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リアン・ストーカーを彷彿とさせる「健康ハツラツ体操」をするエイダ:Gファンタジー2021年3月号黒執事第178話「その執事、療養」より引用

フェニックスポーズは、豪華客船編でリアンが連発していた暁学会の象徴的と言えるポーズです。
そして「健康」という文字…。
「健康」は、リアンが何度も使っていた言葉です。

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「健康」にこだわるリアン・ストーカー:黒執事11巻第52話「その執事、運航」より引用

このことから、どうしてもリアンの存在が頭をちらついてしまった人も多いのではないでしょうか。
ここまでがいわゆる暁学会の医師=リアンと思わせるミスリードとしての伏線箇所です。

次に、上記と同時に張られたもう一つの伏線について言及していきたいと思います。
この伏線箇所こそが、上記がミスリードの可能性があると思った理由となります。

眼鏡をしている暁学会の医師

今回の第185話では、暁学会の医師のシルエットが登場しました。
逆光の演出なのでほぼ影なのですが、そのような状態であるにも関わらず、この医師は眼鏡をしていることがはっきりと描かれています。

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眼鏡をしている暁学会の医師:黒執事第185話「その執事、同調」より引用

そしてリアン・ストーカーは眼鏡をかけていません。
このことから、真の黒幕としてエイダに命令をしていた暁学会の医師はリアンとは別人であった可能性が非常に高いです。

またそれだけではありません。
影であるにも関わらず眼鏡だけが強調されて描かれているのは非常に意味深です。

と言いますのも、黒執事における「眼鏡」はその人物が死神の可能性を示唆する非常に重要なアイテムだからです。
それだけではなく眼鏡には死神と悪魔との関係性を匂わせるような意味深な意味合いさえ含まれている可能性があるのですが、これについては過去記事を貼らせて頂きます。
その眼鏡を、黒執事の中でわざわざこれだけ強調するのは本当に本当に意味深と言えます…。
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これだけ意味深に張られた暁学会の医師の眼鏡。
単純に読み解くならば、
この暁学会の医師は、リアンでもなく、人間でもなく、死神である可能性が出てくることになります。

しかしこれについては「えっ?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

何故なら暁学会(葬儀屋側)は、今まさにその死神派遣協会に追われている状態だからです。
それなのに暁学会の中に死神…?と思われる方も多いのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、
私はこの暁学会の医師の正体は
葬儀屋が持ちえない医学的知識を持ちえた離脱組の死神(葬儀屋の協力者)である可能性があるのではないかと感じています。

具体的に説明をしていきたいと思います。

離脱「組」は複数人いる

現在黒執事の中で登場している死神派遣協会を離脱した死神は葬儀屋(アンダーテイカー)のみです。
しかし原作の中で離脱ではなく離脱と書かれていることから、死神派遣協会を辞めたものは葬儀屋のほかにも複数人存在することが確定しています。

オセロのセリフ

また、第119話で死神オセロが葬儀屋に他に協力する死神がいた可能性を示唆しています。
オセロのセリフを紐解くと、どうやら過去の葬儀屋には医学的知識がなかったことと、そのような知識を持ち合わせた他の死神がいた可能性があったことが分かります。

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葬儀屋(アイツ)に協力者がいる可能性を感じるオセロ:黒執事24巻第119話「その執事、示教」より引用

この「葬儀屋の協力者である医学的知識を持つ死神」が実在したと仮定します。
となると、葬儀屋のように裏で動くわけではなく、表で「医者」として活動していることもすべて辻褄は合う形となります。

協力者の死神の存在については、下記記事で詳しく考察をしています。
※余談ではありますがこの協力者は、離脱に一度失敗し全身をバラバラにされた葬儀屋を今の形につなぎ合わせ、死神派遣協会からの葬儀屋の離脱を成功させた人物である可能性もあります。まだ予想考察の段階であはありますが、もし仮にこれがあっていた場合、この死神と葬儀屋の関係性は相当深いものである可能性があります。
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スーツらしき服

またこの暁学会の医師ですが、
まだ確定させるにはちょっと弱い伏線箇所ではあるのですが、白衣の下にスーツらしき黒い服を着ているようにも見えます。
また扉絵のロナルドと比べてみても、シャツの白、スーツの黒、白衣の白の位置が非常に酷似しているように見えます。

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黒い服を着ているように見える暁学会の医師:黒執事第185話「その執事、同調」より引用
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スーツの上に白衣を着ている死神ロナルド・ノックス:黒執事第185話「その執事、同調」より引用

リアンは白いベストを着ているので全く印象が異なりますよね。
もしかするとこの暁学会の医師はスーツを着ているのかも、しれません。

疑問点:手袋をしていない医師

仮にこの医師が死神であった場合、疑問点があります。
それはエイダを勧誘した際、この医師が死神の象徴である黒手袋を着用していないという点です。

死神派遣協会の現役の死神たちは全員必ず手袋をしているのですが、離脱組である葬儀屋(アンダーテイカー)は手袋をしていません。
仮にこの医師が死神であった場合、手袋をしていないことは離脱組の死神であることを表しているのかも、しれません。

看護師エイダについて

次に、エイダについて考察をしていきたいと思います。

エイダの悩みは、エリザベスの悩みと一致

今回、エイダの苦しい胸中が明らかにされました。
エイダは療養所の患者を傷つけることなどありえないと思いつつも、必要以上に血を抜かなくては施設の維持が出来ず、患者を救えないという板挟みに苦しんでいました。
この悩みは、エリザベスの苦しみとかなり似ています。

エリザベス
「どうすればいいかわからなかったの。(略)シエル達が良くないことをしているのはなんとなくわかってた。でも、でもまたシエルが死んじゃったら」
黒執事28巻第144話「その執事、御用」より引用

エイダ
「この療養所の患者を傷つけることなんてありえない。だが支援がなければ患者を誰も救えない!私は、私はどうしたら……。」
黒執事第185話「その執事、同調」より引用

2人とも、互いによくないことをしているという自覚がありつつも、それを実行しなければより悪い結果が待っているという事実に苦しんでいます。
同じ境遇の女性が2人いることは恐らく意図的に描かれているものと思われます。
何と切ない…。

2人とも思いやりがあり優しいからこそ悩んでしまっているのだと感じます。もしこの二人が直接言葉を交わすような機会があれば、何か通じ合えるようなものを感じるかもしれませんね。
これは考察ではないただの感想ですが、何故これほどまでに二人が倫理観で悩まされてしまっているかと言うと、この死者蘇生の技術が時代にそぐわない進みすぎたものだからですよね。
時代が追い付かなければ、倫理観が追い付かないのも当然です。(事実現代では採血や献血は倫理的に何も問題がないですよね。※宗教的理由は除いて)

進みすぎた技術のおかげで、確かに本来ならば助からない患者が生き延び、死んだ兄シエルは生き返りました。
しかしそれが本来できない世界であるからこそ、「出来てしまった」ことによって倫理観が追い付かず、苦しめられてしまう…。物凄い皮肉です。

死神派遣協会のお上が、もし仮にこのようなことが起こらないようにするためにルールを決めているのだとしたら、初めてちょっと納得が出来るような気がしました…。

エイダorバルド死亡フラグか

そして最後にエイダとバルドの今後について考察です。
会話をしているバルドとエイダですが、それをロナルドが手帳を見ながらずっと盗み聴きをしています。

今回クマさんからの一文で「魂の予定を確認する死神」という一文が添えられたことから、ロナルドは2人、もしくはどちらかのリストを確認していることが明らかになりました。

…ということは、どちらかの死期が、近い、ということでしょうか…うわあああ怖いっ…
アテナ退役軍人療養所ではけが人の寿命が延びることがありロナルドが調査に入っていたはずですが、この二人は今健康なのでこれ以上寿命が延びる要素は今のところ見えませんよね。
となると死…わあああやめてえええええ

エイダは勿論ですがバルドも過去が明かされてしまったのであれが死亡フラグじゃないとは言い切れないのが怖いところ…あああしばらくはまた胃が痛くなりそうですっ

まとめ

今回は本当に盛りだくさんの回でした!
最近は過去回想が多かったため考察要素が少なめでしたが、久しぶりに黒執事らしい伏線たっぷりの話が読めて考察がすごく楽しかったです!(でも胃が痛い)
今回の話でバルド、劉、エイダそれぞれみんなを更に大好きになったので、今後のお話次第ではしばらくは胃がキリキリしてしまいそうな予感です…!覚悟してこれからも行く末を見守っていきたいと思います。

しかし今回のお話の中での一番のハイライトはやはり離脱組の死神の可能性がある暁学会の医師の存在ではないでしょうか。これは正直大興奮してしまいました。
黒執事では、重要なキャラほどあまり登場しない傾向があるような気がします。
そのキャラクター自体全く登場せず、文字で伏線としてだけ貼られある日突然登場!(例、兄シエル)というパターンもあれば、
登場回数は少ないものの、黒幕は実はこっちだったというパターン(例、豪華客船編での葬儀屋)などなど…

お星さま方や、それこそクローディアの描き方などにも共通するかもしれませんね。
本当に、重要なキャラクター程登場回数が少ないです。

中々姿を見せてくれない暁学会の医師も果たしてその立ち位置となりうるのでしょうか。この考察はもしかすると今後の黒執事の主軸に関わる重要な考察になる可能性があるので、後日また改めて別記事にまとめさせて頂きますね。

さて次回のお話は劉とバルドの激突から始まりそうな予感です。
エイダの思いを汲み取ってあげたいというバルドの人間味がある選択と、それを一切許さない裏社会の人間としての在り方を見せつけた劉。

この二人がどのように激突し、最後はどのような結果に行きつくのでしょうか。
この点は考察部分ではない為、私の頭では本当にまったくもって予想が出来ません…!!!

気を引き締めて来月の黒執事の更新を楽しみに待ちたいと思います!

餅月