黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【妄想考察】真シエルが言葉を発せられるよう覚醒したタイミングは、クリケット大会で坊ちゃんの負傷を見たショックが原因だった可能性

こんにちは!餅月です。

今回は
真シエルがどのタイミングで言葉を発することが出来るようになったのかを考察していきたいと思います。

また今回の考察は、普段の考察よりまだ不確定な要素があるため【妄想考察】とさせて頂きます。

妄想考察とは?

今回の記事は
考察と呼ぶにはまだ不確定要素が多いものとなります。

一応根拠ある考察とはなっておりますが、
それでもまだまだ根拠が少なく、
あくまで一説の域を出ないものとなるレベルのいうなれば妄想考察です。

しかし可能性として無きにしも非ずの一説であることも事実の為、
いつもの考察より根拠がワンランク下の妄想考察としてお読みいただけますと幸いですm(__)m。

真シエルで見る、ビザールドール進化の歴史

第141話で、真シエルの今までの軌跡が明らかとなりました。

一見このシーンは、今まで坊ちゃんのそばにずっと真シエルがいたというホラー的ものに見えますが、よく見ると真シエルが少しずつ進化していることが分かります。

切り裂きジャック編

切り裂きジャック編の際、
真シエルは裸で薬液につかり、身体を動かすことが出来ませんでした。

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薬液に浸かる真シエル:黒執事第141話「その執事、推量」より引用

サーカス編

サーカス編の際、
真シエルは服を着れるようになり、薬液を必要としなくなりました。
頭には縫合の跡があります

しかし表情はうつろで、葬儀屋(アンダーテイカ―)の助けが無いと身体を起こすこともできません。

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薬液を必要としなくなった真シエル:黒執事第141話「その執事、推量」より引用

豪華客船編

豪華客船編の際、
真シエルは自立して自発的に動けるようになりました。
しかしその行動はコントロールがまだ出来ません。

自分に欠けた魂を埋めようと葬儀屋の魂に反応し噛みついています。

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先生いわく「ムツゴロウ葬儀屋」:黒執事第141話「その執事、推量」より引用

今まで真シエルは何の反応も示しませんでした。

それが真シエルが自発的に動き始め、ましてや生きようとし、自分の魂を求め葬儀屋自身に噛みついてきたとしたら、それはもう嬉しくてたまらずこの表情になるのもうなずける気がします(;_:)

寄宿学校編

寄宿学校編の際、
真シエルは行動をコントロールできるようになり、むやみに魂を求め暴れることが無くなりました。
しかしまだ表情を作ることは出来ません。

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表情はまだ作れない真シエル:黒執事第141話「その執事、推量」より引用

緑の魔女編

緑の魔女編の際、
真シエルはついに会話が出来るようになりました。
また表情や動作もとても自然です。

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言葉を話せるようになった真シエル:黒執事22巻第108話「その執事、潜航」より引用

ここまでは、
前回の記事と同じ内容となっております↓
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特筆すべき真シエルの変化

この中で注意すべきは
寄宿学校編と緑の魔女編です。

寄宿学校編で真シエルは歩くことが出来るようになりました。
しかし表情はまだなく、目線もおぼろげです。

この時真シエルは
まだ話したり、表情を変化させることが出来なかった可能性があります。

真シエルはどのタイミングで言葉を話せるようになったのか?

真シエルが言葉を離せる初めての描写が描かれたのは緑の魔女編のラストです。

この時の真シエルは
坊ちゃんに見間違うほどの自然な表情、そして会話を葬儀屋(アンダーテイカ―)とかわします。

この間にあるのは寄宿学校編です。
このことから私は、真シエルが言葉を話せるようになったのはクリケット大会で坊ちゃんが負傷した際のショックを受けての可能性があると考えています。

坊ちゃんの負傷を見ていた真シエル

真シエルは
寄宿学校編のクリケット大会をアガレス副校長のマントの中から見ていました。

クリケット大会が始まる前は
真シエルはまだ表情も言葉も話せていないだろうと予想される描写が描かれています。

もしこの後
緑の魔女編までの間に真シエルが言葉や表情、感情を表すことが出来るようになる大きなきっかけがあるとすれば、

それは最愛の弟である坊ちゃんの負傷が挙げられるのではと考えました。

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グリーンヒルによって負傷した坊ちゃん:黒執事17巻第80話「その執事、好投」より引用

真シエルはこの現場を見ていました。

自分の最愛の弟が頭に大けがをさせられてしまった様子を黙ってみていられるのか私は疑問に感じました。

ビザールドールは未来への願望とそのレコードの多さによって質が上下します。

真シエルは「葬儀屋の最高傑作」となれるほどの未来への願望を秘めています。

もしそれが、主に坊ちゃんに対する異常なまでの愛情からくるものだとしたら、このショッキングな出来事は真シエルを覚醒させるに十分足りるものだと感じています。

真シエルについての疑惑は、下記記事にまとめてあります!
www.under-taker.com

バイオレットを素通りするデリック・アーデン

また、この根拠の可能性としてはもう一つデリック・アーデンの不可解な挙動を理由に挙げてもいいかもしれません。

デリック・アーデンは葬儀屋が蘇生したビザールドールです。

アーデンは真夜中のお茶会の際、近くにいたバイオレットを素通りしてグリーンヒルを襲いました。

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魂を持つバイオレットを素通りする肉人形デリック・アーデン:黒執事17巻第82話「その執事、朗笑」より引用

さらっと描かれていますが、
実はこれはとても不可解な出来事です。

肉人形とは、
今までは本能的に欠けた魂を食らおうとする存在でした。

その為「誰の魂なのか」を選ぶことはなく、
最も近いものの魂にのみ惹きつけられる習性がありました。(豪華客船編ではこの習性を坊ちゃんは利用し、ビザールドールから沈没船の客たちを守りました)

それが、
今回アーデンは近くにいるバイオレットには目もくれず意図的にグリーンヒルの元へ向かいます。

これは今までは見ることが無かったかなりイレギュラーな動きであることが分かります。
この理由としては二つ考えられます。

・グリーンヒルが、デリック・アーデンを殺した主犯だったため、その怨念から
・真シエルから「坊ちゃんの仇」として指示されており、それに従っていた

両方の可能性もありますね。

話すことが出来るようになったものの、怒りを抑えきれない真シエルをなだめるために葬儀屋がデリック・アーデンを使いグリーンヒルを意図的に襲うよう仕向けた可能性もあるかなと私は感じました。

勿論アーデンはかなり出世欲も高かったようなので、怨念の意味も強かったとは思いますが…苦笑

まとめ

以上のことから、
私は真シエルが話せるように覚醒したタイミングは、坊ちゃんが負傷したクリケット大会が原因だったのではないかと考えています。

この考察を基に、実は寄宿学校編を時系列順に葬儀屋目線から描いた同人誌を書かせて頂きました。
よろしければそちらもご覧いただけますととてもとても嬉しいです!(^^)!
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餅月