【祝!黒執事コミックス最新27巻発売!】
こんにちは!餅月です。
さて・・・!いよいよ本日7月27日は「黒執事最新刊27巻」の販売日です!
黒執事も27巻。集めて下さっている皆様の本棚を黒く圧迫し、整理整頓の際に背表紙のローマ数字が皆様を苦しめていることでしょう。しかし。せっかくスペースを割いて保存してくださってるのなら、読み返した時に楽しい発見のある漫画にしたいな、と思って描きました。よろしくお願いします。【枢】
— 枢やな_Staff (@toboso_official) 2018年7月26日
背表紙のローマ数字のことを考える時「28巻が山場だな」と真顔になります。
— 枢やな_Staff (@toboso_official) 2018年7月26日
「XXⅤⅢ」っていう背表紙の巻数表記、どう考えても(幅が)やばい。
だんだんネタになってきた気がするので、もうXXXⅧ巻を目指したくなってきました(デザイナーの中川さんが泣いてしまう)【枢】
↓RT アニメイトさんより #黒執事 は長期連載ながら「今」が一番盛り上がっている!
— クマ🍴🎩🦊🦉🦁🐺 (@takekumax) 2018年7月19日
これを機に単行本揃えたり、雑誌連載に追いつく為のフェアをやりましょう!との熱いオファーをいただきました!ありがとうございます🍽
7月27日。27巻にして最高の新刊発売です。よろしくお願いいたします!
枢先生くまさんも仰っている通り、今回の黒執事はまさに山場です。
大きな分岐点であり、同時に最大の盛り上がりを迎えています。
特に枢先生の読み返した時に楽しい発見のある漫画にしたいという一言には強くうなずかざるを得ません。
セバスチャンとシエルの契約シーンは今まで何度もコミックで描かれています。
しかし、同じシーンであるにも関わらず一つとして同じ内容のものはありません。
その理由は、毎回回想のたびにこの契約シーンを全て描ききることを枢先生はしなかったからです。
この語られて来なかった「空白の時間」を伏線として少しずつ拾い上げる形で、いままでの回想シーンはバラエティ豊かなものとして成り立ってきました。
そして今回の第27巻。
今回のコミックスにて、残された「空白の時間」の伏線はその大部分がほぼ回収されることとなりました。
たった一つの謎を残してーーーー
この謎は、気づいていない読者の方も多いかもしれません。
しかしこのただ一つ回収されなかった伏線は敢えて意図的に残されたものであり、恐らく今後の黒執事に大きな影響を及ぼしてきます。
引用:2018年4月17日の予想考察記事より
未だ語られたことのない、悪魔との契約回想内に存在する「空白の時間」
契約後の過去回想は豪華客船編で明らかとなっています。
しかし実はその中でまだ明らかになっていない空白の時間が存在します。私はおそらく今月号はこの空白の時間が具体的に明かされると予想しています。←的中!
豪華客船編で明かされた二人の契約後の行動を時系列に並べてみました。
契約後の行動時系列
- 契約するならばお互いの体に契約印を。
- 目立つ場所に刻む程より大きな力を発揮することが出来るようになる
- 坊ちゃん、瞳に契約印を入れる
- 悪魔「では私も、主にお仕えするのにふさわしい姿にならなくては」←ドゥルドゥルから固形に。悪魔からセバスチャン誕生!(なお名前はまだ無い)
- 空白の時間←重要なポイント
- サバトに火を放ち、外から燃える教会を見つめる坊ちゃんとセバスチャン。坊ちゃんの手にはシエルによって飲み込まれたはずの当主の指輪が。
この空白の時間の前後で、大きく変化している事柄がいくつか存在しています。
空白の時間前後で変化したもの
- 契約の具体的な3つの願いをセバスチャンに伝えている(どのような経緯でそれを願ったかが不明)
- 坊ちゃんの中でシエルが「悪しき名」となっている
- 坊ちゃんが真シエルが飲み込んだはずのファントムハイヴ家当主の指輪を持っている
大きく分けてこの3つの出来事が、未だ真実が語られていない伏線としてこの空白の時間内に存在しています。
おそらく今月号はおもにこの3つの伏線を回収し、事の真相を明らかにするのではないでしょうか?←大的中!
詳しく考察していきたいと思います。
空白の時間1:坊ちゃんがセバスチャンに願った3つの願い
坊ちゃんがセバスチャンに願ったことは3つです
- 復讐を遂げるまで裏切らず守り抜くこと
- 命令に絶対服従であること
- 絶対に嘘を吐かないこと
この中で重要だと感じるのは3つ目の願い。
「絶対に嘘をつかないこと」です。
これはセバスチャンの悪魔としての正体を探るヒントであるかもしれないことと同時に、坊ちゃんがセバスチャンを大嫌いになるような出来事があったことの表れの可能性があると感じています。
セバスチャンの悪魔としての正体考察はこちらをご覧ください
www.under-taker.com空白の時間2:シエルが悪しき名となった理由
契約前の時の坊ちゃんは、自分という存在を殺してまで「死んだシエルを生かしたい」と思っていました。
しかし空白の時間直後から、坊ちゃんの中でシエルは「悪しき名」となっています。
おそらくこの空白の時間内でセバスチャンによってもたらされた情報により、坊ちゃんの中でシエルという名が「悪しき名」に変化したと思われます。
真シエルは「将来坊ちゃんと一緒にずっといたい」という歪んだ願望を基に、ファントムハイヴ襲撃事件に関与した可能性があります。
これらの事実をセバスチャンから聞かされたのではないでしょうか?
※ちなみに唯一残された「語られていない空白の時間」としての伏線はこれのことです。坊っちゃんの中で真シエルが何故悪しき名となったのか。何故坊ちゃんが怯えるようになったのかは未だ説明がされていません。
空白の時間3:坊ちゃんがファントムハイヴ家の指輪を持っている
ファントムハイヴ当主の指輪は第135話で双子が捕らわれた際、真シエルによって飲み込まれていました。
真シエルの体の中にあったはずの指輪をここで坊ちゃんが手にしていることになります。
また切り裂きジャック編でグレルによってセバスチャンの走馬燈が再生された際、「・・輪は私が取り出しましょうか」というセリフを見ることが出来ます。
これは恐らく「指輪は私が取り出しましょうか」だと思われます。
さらに、豪華客船編の回想シーンと扉絵で、坊ちゃんの指輪を持つ手が血まみれであることが分かります。
ちなみに坊ちゃんはミサの際檻の中にいたため危害は加えられていないため空白の時間前の坊ちゃんの手に血はついていません。
空白の時間前の坊ちゃんの手
空白の時間後の坊ちゃんの手
またこちらのコマが収録されている第62話の扉絵もこの坊ちゃんの手の血と指輪を強調するものとなっています。
つまり、空間の時間後に指輪は坊ちゃんの手の中にあり、特に濡れていなかったその手が血で濡れていたことになります。
指輪は私が取り出しましょうか、というセバスチャンの問いかけに対しそれを断り、坊ちゃん自ら真シエルのお腹の中から指輪を取り出した可能性が高いと私はい考えています。
当主の指輪をめぐる下り時系列予想考察まとめ
真シエル「いいや、これは長男(ぼく)の役目だ」というセリフは伏線か?
まずはこちらをご覧ください
これは坊ちゃんではなく真シエルです。
ファントムハイヴ襲撃事件が始まった際、一人で家の様子を見に行くといって坊ちゃんに残していったセリフです。
これは完全な根拠のない予想ですが、もしかしたら、万に一つ、坊ちゃんが今回本誌でこのセリフを言う可能性があると感じました。←大的中!
時系列的にはこうです。
- セバスチャンが「指輪は私が取り出しましょうか」と坊ちゃんに尋ねる。
- 坊ちゃんは「いいや、これは長男(ぼく)の役目だ(真シエルが襲撃事件の際に坊ちゃんに言ったセリフ)」といい、坊ちゃん自らが真シエルの腹から指輪を取り出す。
- セバスチャンの手は血で汚れず、坊ちゃんの手のみが血まみれになり、指輪を手に入れる。
以上のことから、ファントムハイヴ当主の指輪は坊ちゃんの手によって真シエルのお腹の中から取り出された可能性が高いと感じています。
ずっと指輪を取り出したのはセバスチャンだと思っていましたが、どうも坊ちゃんが怪しいような気がします。
「指輪は私が取り出しましょうか」というセバスチャンのセリフもカマかけの可能性があります。
しっかしこれは偶然気付いたのですが、もし坊ちゃんが本当に「いいや、これは長男(ボク)の役目だ」といって真シエルの腹を裂いたとしたら・・本当に恐ろしい限りです。
真シエルから名を奪いシエルとなる決意をした坊ちゃん。
シエルとしての初めての仕事が「真シエルのお腹からファントムハイヴ家当主の指輪を取り出すこと」。そしてそれは自分がシエルになるために・・・だとしたら。
もし本当にそうだとしたら何て残酷なんでしょうか。
何度でも言いますが考えすぎであってほしいです
引用源:【予想考察】黒執事第139話Gファンタジー5月号 - 黒執事考察ブログ
契約期間の「空白の時間」についての詳しい考察は下記記事にまとめてあります!
www.under-taker.com
また、今回の黒執事27巻の表紙間違い探し考察はこちらの記事にまとめてあります。
www.under-taker.com
いよいよ十年分の黒執事の伏線が一気に明らかにされます。
「さあ今こそ語ろう、シエル・ファントムハイヴの真実を」
餅月