黒執事考察ブログ

葬儀屋(アンダーテイカー)についての考察を載せたいがためにはじめたブログです。『黒執事』に隠された「嘘」と「伏線」に、貴方も騙されていませんか?※本誌内容に言及します※

【考察】葬儀屋(アンダーテイカー)のデスサイズの骸骨の正体はクローディア・ファントムハイヴか!?

こんにちは!餅月です。
少し更新に間が出来てしまいました💦食中毒になりかけて体調を崩していました。皆さんもこの時期食中毒には気を付けてくださいね

さて、前回の記事で私は黒執事葬儀屋(アンダーテイカー)のデスサイズについている骸骨がクローディア・ファントムハイヴの人骨なのではないかと考察しました。
今回はその続き、追加の考察を行っていきたいと思います。


簡単におさらい

  • 葬儀屋はクローディアの死者蘇生に失敗し遺体をダメにした可能性がある
  • 葬儀屋はダメになった彼女の遺体から遺髪をとりクローディアを骨にし、自らのデスサイズに人骨をカスタマイズした可能性がある
  • 死神現役時代(クローディア存命時)葬儀屋のデスサイズには等身大の人骨は取り付けられていない
  • 葬儀屋のデスサイズに等身大の骸骨が付くのは豪華客船編での戦闘が初

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さて、この葬儀屋のデスサイズの骸骨実はクローディア説ですが、今回さらにもう一つ、その可能性の裏付けと取れそうな事実を見つけました。

扉絵で葬儀屋が一緒に骸骨と踊っている絵

それがこちらの扉絵です。

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この骸骨の正体こそクローディアか

私は、この葬儀屋と踊る骸骨の正体こそクローディア・ファントムハイヴその人であり、デスサイズの骸骨と同一のものではないかと予想しています。

葬儀屋が隣にいるのでわかりやすいですがこの骸骨は身長がかなり小さいです。

子供というには大きく、男性というには小さい骸骨。
またお花で飾られていること、背中部分に女性のコルセットを思わせるリボンがかかっていることから、この骸骨は女性であると考えることが自然です。逆にもし男だったらこの構図はちょっといろいろな意味で危ない

葬儀屋はこの扉絵から分かる通り、少し猫背になり骸骨に自ら顔を近づけています。

その様子はかなり親密であり、ただ骸骨と踊っているだけというよりはまるで恋人と踊っているかのようです。

またどこ情報か忘れてしまったので定かではないのですが、この時の葬儀屋の服装は婚礼衣装であるとどこかで見たことがありますがどなたか詳しくご存知の方はいらっしゃいませんか?

確かにこの扉絵の葬儀屋の服はいつものものと違います(袖に豪華な刺繍があり、葬儀屋はブレスレットをしています)
もしご存知の方がいましたらコメント欄で教えていただけますと助かります(*'▽')

デスサイズの骸骨に骨盤が無い

もしこのデスサイズの骸骨が本当にクローディア・ファントムハイヴの人骨であった場合。
彼女の下半身部分の骨が無いことがとても気になっていました。

はじめはデザインを重視したのかな・・・と思っていましたが←笑、大変興味深いご意見をコメント欄で頂きましたので紹介させていただきます!

にゃもさん
さて、クローディアと思しき骸骨ですが、私は骨盤の形に注目致しました。
女性と男性では妊娠出産という役割のために骨盤の形が明らかに違います。
具体的には腸骨(腰骨と俗に言われる、横腹に出っ張っている部分です)の幅の大きさと、骨盤の下の空洞の大きさです。
女性は腸骨の幅が男性より広く、骨盤の下の空洞も大きい構造になっています。
で、問題の葬儀屋と踊っている骸骨の性別ですが、正直描かれている角度や腸骨に葬儀屋の手が添えられて隠れている関係でハッキリと区別をつけるのは現時点では難しいです。
ですが、ギリギリわかる骨盤の空洞の大きさから察するに恐らくは女性の人骨だと思われます。
そして、葬儀屋のデスサイズに付属されている骸骨。
おわかりの通りその性別を判別する上で重要な骨盤がありません。
恐らく枢先生は敢えて骸骨の骨盤から下をデスサイズにデザインされていないのだと思われます。
性別がわかってしまいますからね。

・・・という点から、女性と思われる骸骨の正体は葬儀屋にとても大きく関わってくる人物だと思われます。

にゃもさん貴重なご意見をありがとうございます!

骨盤から性別が分かってしまうとのこと、葬儀屋は敢えて骨盤から下の下半身をデスサイズにカスタマイズしなかった可能性があります。

シエルのフィギュアのオマケ漫画の中で、「フィギュアの坊っちゃんの骨の形が本人にそっくりだ」というマニアックな興じ方をしていたという葬儀屋が描かれています。
このことから葬儀屋はかなり人体の骨の形やその仕組みについて詳しいと思われます。

そのため、あえてこの人骨がクローディア・ファントムハイヴであることを隠すために骨盤から下をデスサイズに使用しなかった可能性は非常に高いのではないかと考えています。

葬儀屋と踊る骸骨とデスサイズの骸骨の間にある共通点

いばらの王冠

葬儀屋と踊る骸骨とデスサイズの骸骨には決定的な共通点があります。
それが画像で丸を付けた「いばらの冠」です。

葬儀屋と踊る骸骨もデスサイズの骸骨も、同じいばらの冠をつけています。
またそれだけではなく、このいばらの冠は蔦が交差している箇所が骸骨の頭の左側面であるという部分まで一致しているのです。

追記:茨の冠についてコメント欄で考察を頂きましたので追記としてご紹介させて頂きます。
いずみ様ご助言頂きありがとうございます!(*^^)v

いずみ
はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます。
骸骨が被っている茨の冠に興味惹かれたので、検索してみました。
茨の冠は荊冠(けいかん)と言うそうです。イエス・キリストが磔にされる前に頭に乗せたものらしく、受難を表すそうです。
もし、そのままの意味ならば葬儀屋とクローディアの関係は受難ばかりだった、と言う意味にもとらえられるのではないかと思いました。

まとめ

以上のことから、
私は葬儀屋のデスサイズの骸骨=扉絵で共に踊っている骸骨=クローディア・ファントムハイヴ
であると考察します。

前回の記事にもまとめましたが、デスサイズは「なんでも切れる最強の武器」
またデスサイズはカスタマイズが出来ることも原作の中で明らかにされています。

これらを利用し、葬儀屋が愛するクローディアの遺体を最も安全に保存する方法として自分のデスサイズにその遺骨をカスタマイズすることを思いついていたとしたらとても恐ろしいことです。

まさかかなり初期のころから出ていたこの「カスタマイズ」という言葉が、こんな伏線の可能性を秘めていたとは・・・

葬儀屋、やはり狂っています。
もしこの考察が正しければ、葬儀屋の愛と狂気をより強調するようなよりキャラクターらしいエピソードになるのではと感じました。


この考察の際、私はずっと疑問に感じていたものとして「じゃあ葬儀屋は戦闘の時にクローディアをぶん回しているのか・・!?それでいいのか?」というものがありました。

しかしTwitterである方が「もしかしたら葬儀屋は戦闘の時、クローディアと踊っているつもりなのかもしれませんね」というコメントを下さりました。
私の中では目から鱗。めちゃくちゃ納得しました笑

クローディアからしてみればいい迷惑に変わりはないので怒って小言の一つや二つ言ってそうですが・・・笑
それはそれでいいカップルな気もします(#^^#)

今回本誌では遂に葬儀屋がファントムハイヴへの自身の気持ちに言及を始めました。
となると少しは遺髪入れとクローディアについても近いうちに言及があるかもしれません。

クローディアの公式ヴィジュアルが明かされるのは今回の青の教団編か、それとも葬儀屋の走馬燈劇場か・・・・
可能性は五分五分と言えます。

葬儀屋が愛する人なのだから、きっととんでもなく美人だったのだろうな・・・
でもあのヴィンセントとシエル坊ちゃんたちのおばあちゃんなので、性格はそれなりに悪そう笑
絶対に一筋縄のキャラクターではありませんね笑


ずっと昔当ブログで考察しましたが、
いつも何でも情報を見つけ出してくるセバスチャンが、クローディアと遺髪入れの関係性についてだけはまだ何もつかめていません。
この「セバスチャンが何もつかめていない」ということこそが最大の伏線であると言えます。

原作の中で、セバスチャンを巻くことが出来るキャラクターは今のところ葬儀屋ただ一人です。
つまり葬儀屋が、クローディアと葬儀屋自身との関係性を隠蔽していると考えることが最も辻褄が会います。

何故敢えて二人の関係を隠蔽するのか・・・やはり二人は男女の親密な関係であったからと考えることが一番しっくりくる気がします。
これについての過去記事引用はこちらです。

セバスチャンの遺髪入れの調査状況に違和感:2017年3月19日記事 

セバスチャンと遺髪入れの関係性についてです。
葬儀屋が持っていた遺髪入れ。
 これは、葬儀屋がファントムハイヴ家(特にクローディア個人)となんらかの深い関係があることを示唆しています。
 
なかなか大きなヒントを、葬儀屋は自ら「調べてくれ」とでも言わんばかりに盛大に匂わせています。
それにも関わらずこの謎は全く進展を見せていません。
 
ちょっと考えてみてください。
普段、光の速さで全ての問題を解決出来るセバスチャンがこれだけのヒントが与えられているにも関わらず何もつかめていないのです。
 
それこそ出来たことといえば図書館に行ってクローディア「P」が「Phantomhive」の「P」だと暴いたことくらいでしょうか…。めずらしく誰にでも出来そうなレベルで行き詰っている

寄宿学校編からもわかる通り、セバスチャンの裏をかけるほどの人物は
今の所、原作内では校長(アンダーテイカー)だけなのです。
 
セバスチャンが
「アンダーテイカーとクローディアとの共通点を未だに見つけられない」
ということは、
 
クローディアと葬儀屋との間にあったと思われる何らかの関係性は、葬儀屋によって意図的に隠蔽されている可能性が高いと私は感じました。
 
 

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オマケ( ..)φ:葬儀屋より強い力を持つ未来のラスボスは

ちなみに以前、当ブログでは
ファントムハイヴ家襲撃事件は、クローディアと葬儀屋によりファントムハイヴ家の家系に死神の血が入ったことを知り、恐れた女王が番犬のテストを兼ねて実施したものであると予想しました。

現在のところ葬儀屋は黒執事の中で最強キャラです。
しかし私は葬儀屋はラスボスではないと踏んでいます。

葬儀屋より上の存在として感じているのが「死神派遣協会」のお上、もしくはそれに近い存在です。

葬儀屋は二度「苦労させられた」というセリフを原作内で使っています。
それが両方とも死神派遣協会と対峙した際の出来事を指していることはすでに考察した通りです。

また寄宿学校編でも「厄介な奴らにかぎつけられると面倒だ」と言っています。これらはすべて死神派遣協会を指している可能性があります。

となると、もし本当に葬儀屋とクローディアに親密な関係性があり、葬儀屋が骸骨をデスサイズにカスタマイズしていた場合、この黒執事が今後進むであろう未来のラスボス(死神派遣協会+女王)への道もそこまで無理なくあてはめることが可能であると言えます。

私は葬儀屋は死神派遣協会によってフルボッコにされて死んでしまうのでは無いかと踏んでいますが・・・
その走馬燈で初めて葬儀屋とクローディアとの関係性が明らかとなり、坊ちゃんの悪魔との契約目的である「復讐相手」への道が開かれるのではないかと考えているのですが...

葬儀屋は最後は敵としてではなく、坊ちゃんもしくはシエルをかばって死ぬのではないかと感じています。

おっと少し脱線しました。
私は推しキャラが実際に本誌で死ぬタイミングというのを目の当たりにしたことが無いので戦々恐々としています。(好きになった作品は物語がすでに完結、推しも死亡済みというパターンばかりでした

葬儀屋が死んだあと私はこのブログを更新していけるのだろうか・・・頑張ります。
今から覚悟を決めておかないとヤバそうな気がします。

あああ絶対に最後は綺麗で満足そうに微笑みながら死ぬんだろうな葬儀屋・・・
あっ、いかん涙腺が

最悪の「死」を覚悟しながら、今後も推しと黒執事の続きを見守っていきたいと思います。

落ち着け、まだ葬儀屋は死んでいない。

餅月